JPH05125984A - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射量制御装置

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JPH05125984A
JPH05125984A JP30968591A JP30968591A JPH05125984A JP H05125984 A JPH05125984 A JP H05125984A JP 30968591 A JP30968591 A JP 30968591A JP 30968591 A JP30968591 A JP 30968591A JP H05125984 A JPH05125984 A JP H05125984A
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JP
Japan
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pressure
fuel injection
fuel
injection amount
detecting
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JP30968591A
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Shinichi Kitajima
真一 北島
Shunichi Tsuzuki
俊一 都築
Yoshihiko Kobayashi
吉彦 小林
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関、特にガソリンとアルコールの混合
燃料を用いる内燃機関の高温始動時における内燃機関へ
の燃料供給量を適確に制御すること。 【構成】 内燃機関1の運転状態を検出するNEセンサ
5と、運転状態に応じて燃料噴射弁12により噴射され
る燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段3cと、燃
料中のアルコール濃度を検出するALCセンサ23と、
冷却水の温度を検出するTWセンサ2と、冷却水温が所
定値より高いとき燃料の噴射圧力を一定に制御する調圧
弁17と、前記噴射圧力を高くする電磁弁21と、吸気
管6内の圧力を検出するPBAセンサ10と、大気圧を
検出するPAセンサ26と、吸気管6内圧と大気圧との
差圧を演算する差圧演算手段3bと、噴射圧力増大時に
PBAセンサ10により検出された圧力に応じて燃料噴
射量演算手段3bにより演算された燃料噴射量を減算補
正する燃料噴射量補正手段3bとから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関、特にガソリ
ンとアルコールを混合した燃料を使用する内燃機関の始
動時における燃料噴射量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては調圧弁(プ
レッシャ・レギュレータ)によって燃料噴射弁により供
給する燃料の燃圧を一定に保つようにし、且つ高温時に
あっては燃料噴射弁内のパーコレーションを防止すべく
燃圧を通常よりも高く制御する技術が、特開平2−95
747号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、燃圧を通常より高く制御している時には、燃
料噴射弁内の圧力と吸気管内圧力との差圧が吸気管内の
負圧分だけ上昇するため、燃料噴射量が運転状態によっ
て要求される燃料量よりも多くなり排気エミッションが
悪化するおそれがある。また、ガソリンとアルコールを
混合した混合燃料を用いる場合は、混合燃料中のアルコ
ール濃度が所定の範囲内では蒸気圧が上昇しパーコレー
ションが起き易くなり、燃料噴射量を正確に制御できな
くなる。
【0004】そこで本発明は、従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、内燃機
関、特にガソリンとアルコールの混合燃料を用いる内燃
機関の高温始動時における内燃機関への燃料供給量を適
確に制御することができる内燃機関の燃料噴射量制御装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手
段と、この運転状態検出手段により検出された運転状態
に応じて内燃機関の吸気管に取付けられた燃料噴射弁に
より噴射される燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手
段と、前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射圧力を
一定に制御する圧力制御手段と、内燃機関の冷却水の温
度を検出する冷却水温検出手段と、この冷却水温検出手
段により検出された冷却水温が所定値より高いとき、前
記噴射圧力を高くする噴射圧力増大手段とを有する内燃
機関の燃料噴射量制御装置において、内燃機関のスロッ
トル弁下流の吸気管内の圧力を検出する吸気管内圧検出
手段と、前記噴射圧力増大時に前記吸気管内圧検出手段
により検出された吸気管内圧に応じて前記燃料噴射量演
算手段により演算された燃料噴射量を減算補正する燃料
噴射量補正手段とを有するものである。
【0006】また、大気圧を検出する大気圧検出手段
と、前記吸気管内圧検出手段により検出された吸気管内
圧と前記大気圧検出手段により検出された大気圧との差
圧を演算する差圧演算手段とを備え、前記燃料噴射量補
正手段は前記差圧演算手段により演算される差圧が大き
いほど燃料噴射弁より噴射される燃料噴射量が少なくな
るように補正するとよい。また、ガソリンとアルコール
を混合した混合燃料中のアルコール濃度を検出するアル
コール濃度検出手段を備え、前記噴射圧力増大手段は前
記アルコール濃度検出手段により検出されたアルコール
濃度が混合燃料の蒸気圧が増加する所定範囲内のとき、
前記噴射圧力を増大することもできる。
【0007】
【作用】高温始動時で差圧演算手段により演算される差
圧が大きいほど燃料噴射弁の開弁時間が短くなるように
制御される。また、高温始動時でアルコール濃度が所定
範囲内で且つ差圧演算手段により演算される差圧が大き
いほど燃料噴射弁の開弁時間が短くなるように制御され
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る内燃機関の燃料噴射量制
御装置の全体構成図、図2は本発明に係る内燃機関の燃
料噴射量制御装置の動作手順を示すフローチャート、図
3は補正係数KREGを算出するための補正係数テーブ
ルの一例を示した図である。
【0009】内燃機関(エンジン)1には、エンジン1
のシリンダブロックの冷却水が充満した気筒周壁にサー
ミスタ等からなる冷却水温検出手段たるエンジン冷却水
温(TW)センサ2が挿着され、このTWセンサ2によ
って検出されたエンジン冷却水温TWに応じた電気信号
が電子コントロールユニット(ECU)3に入力され
る。
【0010】また、エンジン1の図示しないカム軸周囲
又はクランク軸周囲には、運転状態検出手段たるエンジ
ン回転数(NE)センサ5が取付けられている。NEセ
ンサ5はエンジン1のクランク軸の180度回転毎に所
定のクランク角度位置でパルス信号(TDCパルス信
号)を出力し、ECU3に入力される。
【0011】エンジン1の吸気管6の途中にはスロット
ルボディ7が配置され、その内部にはスロットル弁7a
が設けられている。スロットル弁7aにはスロットル弁
開度(θTH)センサ8が連結されており、スロットル
弁7aの開度θTHに応じた電気信号がECU3に入力
される。
【0012】また、吸気管6のスロットル弁7aの下流
側には分岐管9を介して吸気管内圧検出手段たる吸気管
内圧(PBA)センサ10が装着され、このPBAセン
サ10により検出された吸気管6内の圧力PBに応じた
電気信号がECU3に入力される。
【0013】また、分岐管9の下流側の吸気管6の管壁
には吸気温(TA)センサ11が装着され、このTAセ
ンサ11により検出された吸気温TAに応じた電気信号
がECU3に入力される。
【0014】燃料噴射弁12は、エンジン1とスロット
ル弁7aとの間で吸気管6の図示しない吸気弁の上流側
であって各気筒毎に設けられている。燃料噴射弁12
は、第1の燃料供給管13を介して燃料ポンプ14に接
続され、ECU3からの駆動信号によりその開弁時間が
制御される。また、燃料ポンプ14は第2の燃料供給管
15を介して燃料タンク16に接続されている。
【0015】符号17は圧力制御手段たる調圧弁であ
り、この調圧弁17のケーシング内部は図示しないダイ
ヤフラムにより負圧室と燃料室とに画成され、負圧室は
負圧通路18を介して吸気管6内のスロットル弁7a下
流側に接続されていると共に燃料室は管路19を介して
燃料供給管13に、戻し管路20を介して燃料タンク1
6に夫々接続されている。
【0016】負圧通路18の途中には、TWセンサ2に
よって検出されたエンジン冷却水温TWが所定値より高
いとき、燃料噴射弁12から噴射される燃料の噴射圧力
を高くする噴射圧力増大手段たる電磁弁(プレッシャ・
レギュレータコントロールソレノイドバルブ)21が設
けられている。電磁弁21は常閉型の電磁弁であって、
図示しないソレノイドとソレノイドによって駆動される
弁体とで構成されている。ソレノイドはECU3に電気
的に接続されていると共に図示しないイグニッションス
イッチに接続されている。
【0017】電磁弁21は、ソレノイドの付勢時に調圧
弁17の負圧室をエアクリーナ22を介して大気と連通
させ、消勢状態においてはスロットル弁7a下流側の負
圧を負圧室に導入する。通常はソレノイドを消勢させた
状態において使用し、調圧弁17は燃料圧に応じて弁体
を開閉して燃料タンク16へ還流する燃料量を調節する
ことにより、燃料供給管13内の燃料圧と吸気管6内の
絶対圧との差を一定値に維持するようにしている。ま
た、電磁弁21のソレノイドが付勢状態の時は、調圧弁
17の負圧室がエアクリーナ22を介して大気開放さ
れ、燃料供給管13内の燃料圧が一定になるように制御
される。
【0018】また、燃料ポンプ14の下流側の第1の燃
料供給管13の管壁にはアルコール濃度検出手段たるア
ルコール濃度(ALC)センサ23が取付けられ、AL
Cセンサ23により検出されたアルコール濃度ALCに
応じた電気信号がECU3に入力される。
【0019】更に、エンジン1の排気管24の途中には
排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段たる
2センサ25が装着され、O2センサ25により検出さ
れた排気ガス中の酸素濃度に応じた電気信号がECU3
に入力される。また、26は大気圧を検出する大気圧検
出手段たる大気圧(PA)センサである。
【0020】ECU3は、上記の各種センサからの入力
信号の波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正
し、アナログ信号をデジタル信号に変換する等の機能を
有する入力回路3aと、中央演算処理装置(CPU)3
bと、CPU3bで実行される各種演算プログラムや所
定のテーブル等を記憶するROM及び演算結果等を記憶
するRAMから成る記憶手段3cと、燃料噴射弁12や
電磁弁21に駆動信号を出力する出力回路3dとから構
成されている。
【0021】CPU3bは、エンジンパラメータである
各種のセンサ出力信号に基づいて、種々のエンジン運転
状態を判別すると共に判別したエンジン運転状態に応
じ、且つTDCパルス信号に同期して燃料噴射弁12を
開弁すべき燃料噴射時間Toutを算出する。
【0022】先ず、エンジン1の始動中は始動モードに
より下記数式1に基づいて燃料噴射時間Toutを算出す
る。
【0023】
【数1】 Tout=TiCR×KNE×KALCCR×K1+K2 ここで、TiCRは始動モードにおける燃料噴射弁12
の噴射時間での基準値であり、TiCRマップによりエ
ンジン冷却水温TWに応じて決定される。また、KNE
はKNEテーブルによりエンジン回転数NEに応じて決
定される。
【0024】KALCCRは始動モードにおけるアルコ
ール濃度補正係数であり、KALCCRテーブルにより
ALCセンサ23により検出されるアルコール濃度に応
じて決定され、更に後述するようにその平均値が実際の
アルコール濃度補正係数KALC値として上記数式1に
適用される。K1及びK2は他の補正係数及び補正変数で
あって、バッテリ電圧等に応じて決定される。
【0025】次に、エンジン1の始動が完了した後は基
本モードに入り、下記数式2により燃料噴射時間Tout
を算出する。
【0026】
【数2】Tout=Ti×KALC×K3+K4 ここで、Tiは基本モードにおける燃料噴射弁12の噴
射時間での基準値であり、Tiマップによりエンジン回
転数NEと吸気管6内絶対圧PBに応じて決定される。
【0027】KALCは基本モードにおけるアルコール
濃度補正係数であり、基本モードにおいてエンジン1の
定常状態の時はKALCテーブルにより、エンジン1の
加速度状態の時はKALCTテーブルによりALCセン
サ23により検出されるアルコール濃度に応じて夫々K
ALC,KALCTとして決定される。基本モードにお
いても上記数式2はKALC値としてその平均値が適用
される。
【0028】K3及びK4はスロットル弁7aの開度θT
H、その他のエンジン運転状態を表すパラメータ値によ
って設定される補正係数及び補正変数であって、始動特
性、加速特性等が最適となるように設定される。
【0029】このように燃料噴射時間Toutを決定する
主要な係数であるアルコール濃度補正係数KALCは、
空燃比制御に大きな影響を与えることになるので始動時
及び始動後において適確に算出しなければならない。
【0030】ここで、高温始動時及び始動後所定時間
(例えば、約30秒間位)においては数式1及び数式2
に基づいて算出した燃料噴射時間Toutでは、電磁弁2
1のソレノイドが付勢状態(オン状態)で調圧弁17の
負圧室がエアクリーナ22を介して大気開放されること
によって、燃料噴射弁12内の圧力と吸気管6内の圧力
との差圧が吸気管6内の負圧分だけ上昇する(燃料噴射
弁12の内外の圧力差が大きくなる)ので吸気管6への
燃料供給量が多くなり排ガス特性が悪化してしまう。特
に、アルコール濃度が所定範囲(例えば、約10%〜4
0%)内では蒸気圧が上昇し、燃料噴射弁12内でパー
コレーションが起き易くなるため電磁弁21をオン状態
にして燃料供給管13内の燃料圧を上げる必要がある。
【0031】そこで、数式1及び数式2に基づいて算出
した燃料噴射時間Toutに所定の補正係数KREG(K
REG<1.0)を乗じて減算補正した燃料噴射時間T
outを使用して高温始動時及び始動後所定時間の燃料噴
射量制御を行う。
【0032】こうして、CPU3bは、NEセンサ5に
より検出された運転状態に応じて内燃機関1の吸気管6
に取付けられた燃料噴射弁12により噴射される燃料噴
射量を演算する燃料噴射量演算手段と、予め記憶手段3
cに記憶された上記補正係数テーブル(KALCCRテ
ーブル、KALCテーブル)に基づきALCセンサ23
により検出されたアルコール濃度ALCに応じてアルコ
ール濃度補正係数KALCCR,KALC(以下、単に
KALCという)を算出する補正係数算出手段と、この
補正係数算出手段により算出した補正係数から補正係数
の平均値を算出する平均値算出手段と、大気圧(PA)
センサ26により検出された大気圧PAとPBAセンサ
10により検出された吸気管6内の圧力PBとの差圧
(相対圧PBREL)を演算する差圧演算手段と、この
差圧演算手段により演算された相対圧PBRELに応じ
て燃料噴射弁12より噴射される燃料噴射量を補正する
燃料噴射量補正手段とを備えている。
【0033】燃料噴射量補正手段は、燃料噴射時間Tou
tを調整する補正係数KREGを図3に示す補正係数テ
ーブルから相対圧PBRELの値に基づいて算出する補
正係数算出手段と、数式1及び数式2に基づいて算出し
た燃料噴射時間Toutに補正係数KREGを乗算する乗
算手段から構成されている。
【0034】以上のような構成において本発明に係る内
燃機関の燃料噴射量制御装置の動作手順は、図2に示す
フローチャート(燃料噴射量補正サブルーチン)に従っ
て行われる。
【0035】先ず、ALCセンサ23からのアルコール
濃度ALC検出値を入力回路3aを介して読み込んで記
憶手段3c(ROM)に記憶してあるアルコール低濃度
値ALCL(例えば、アルコール濃度10%)以上か否
か判断し(S1)、以上であると判断すれば、更にアル
コール濃度ALC検出値が記憶手段3c(ROM)に記
憶してあるアルコール高濃度値ALCH(例えば、アル
コール濃度40%)以下か否か判断する(S2)。
【0036】そして、アルコール濃度ALC検出値が、
アルコール高濃度値ALCH以下と判断すればエンジン
冷却水温TWが高温(例えば、95℃以上)か否かを判
断し(S3)、高温であると判断すればステップS4で
電磁弁21のソレノイドを付勢状態(オン状態)にす
る。
【0037】次に、大気圧(PA)センサ26により検
出された大気圧PAとPBAセンサ10により検出され
た吸気管6内の圧力PBとの差圧(相対圧PBREL)
を演算する(S5)。このように相対圧PBRELを求
めるのは、電磁弁21のソレノイドが付勢状態(オン状
態)の時は調圧弁17の負圧室がエアクリーナ22を介
して大気開放され、燃料噴射弁12内の圧力と吸気管6
内圧力PBとの差圧が吸気管6内の負圧分だけ上昇する
ので燃料噴射量が運転状態によって要求される燃料量よ
りも多くなり排気エミッションが悪化するおそれがあ
る。そこで、相対圧PBRELを求めて燃料噴射量を補
正するのである。
【0038】そして、相対圧PBRELの値に対応する
補正係数KREG値を予め記憶手段3c(ROM)に記
憶されている図3に示す補正係数テーブルに基づいて算
出する(S6)。
【0039】図3に示す補正係数テーブルは、高温始動
時における補正係数テーブルを示したものであり、横軸
は相対圧PBREL値を、縦軸は補正係数KREG値を
示している。補正係数テーブルは、複数の所定相対圧P
BREL1,PBREL2,……PBREL8に対し夫
々所定補正係数値KREG1,KREG2……KREG
8が設けられている。そして、各所定相対圧値間にある
ときは直線補間により補正係数値が算出される。
【0040】更に、ステップS6で求めた補正係数値K
REGを数式1及び数式2に基づいて算出した燃料噴射
時間Toutに乗じて高温始動時及び始動後の所定時間に
おける燃料噴射時間Toutとして(S7)、燃料噴射量
補正サブルーチンプログラムは終了する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
温始動時における燃料噴射弁内のパーコレーションを防
止すると共に燃料噴射弁の開弁時間を通常よりも短くな
るように調整することによって内燃機関への燃料供給量
を適確に制御して排気エミッションの悪化を防止するこ
とができる。また、空燃比制御を排気ガス中の酸素濃度
のフィードバックだけに頼らず内燃機関への燃料供給量
を適確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の燃料噴射量制御装置の
全体構成図
【図2】本発明に係る内燃機関の燃料噴射量制御装置の
動作手順を示すフローチャート
【図3】補正係数KREGを算出するための補正係数テ
ーブルの一例を示した図
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、2…エンジン冷却水温(T
W)センサ(冷却水温検出手段)、3b…CPU(燃料
噴射量演算手段、差圧演算手段、燃料噴射量補正手
段)、5…エンジン回転数(NE)センサ(運転状態検
出手段)、10…PBAセンサ(吸気管内圧検出手
段)、12…燃料噴射弁、17…調圧弁(圧力制御手
段)、21…電磁弁(噴射圧力増大手段)、23…アル
コール濃度(ALC)センサ(アルコール濃度検出手
段)、26…大気圧(PA)センサ(大気圧検出手
段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、この運転状態検出手段により検出された運
    転状態に応じて内燃機関の吸気管に取付けられた燃料噴
    射弁により噴射される燃料噴射量を演算する燃料噴射量
    演算手段と、前記燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射
    圧力を一定に制御する圧力制御手段と、内燃機関の冷却
    水の温度を検出する冷却水温検出手段と、この冷却水温
    検出手段により検出された冷却水温が所定値より高いと
    き、前記噴射圧力を高くする噴射圧力増大手段とを有す
    る内燃機関の燃料噴射量制御装置において、内燃機関の
    スロットル弁下流の吸気管内の圧力を検出する吸気管内
    圧検出手段と、前記噴射圧力増大時に前記吸気管内圧検
    出手段により検出された吸気管内圧に応じて前記燃料噴
    射量演算手段により演算された燃料噴射量を減算補正す
    る燃料噴射量補正手段とを有することを特徴とする内燃
    機関の燃料噴射量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の燃料噴射量制御装置におい
    て、大気圧を検出する大気圧検出手段と、前記吸気管内
    圧検出手段により検出された吸気管内圧と前記大気圧検
    出手段により検出された大気圧との差圧を演算する差圧
    演算手段とを備え、前記燃料噴射量補正手段は前記差圧
    演算手段により演算される差圧が大きいほど燃料噴射弁
    より噴射される燃料噴射量が少なくなるように補正する
    ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の燃料噴射量制
    御装置において、ガソリンとアルコールを混合した混合
    燃料中のアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出
    手段を備え、前記噴射圧力増大手段は前記アルコール濃
    度検出手段により検出されたアルコール濃度が混合燃料
    の蒸気圧が増加する所定範囲内のとき、前記噴射圧力を
    増大することを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装
    置。
JP30968591A 1991-10-29 1991-10-29 内燃機関の燃料噴射量制御装置 Withdrawn JPH05125984A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2037105A2 (en) 2007-09-14 2009-03-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Fuel injection control device for internal combustion engine and straddle type vehicle provided with the same

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