JPH05125817A - 直貼り床敷きの際根太工法 - Google Patents

直貼り床敷きの際根太工法

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JPH05125817A
JPH05125817A JP28956791A JP28956791A JPH05125817A JP H05125817 A JPH05125817 A JP H05125817A JP 28956791 A JP28956791 A JP 28956791A JP 28956791 A JP28956791 A JP 28956791A JP H05125817 A JPH05125817 A JP H05125817A
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JP
Japan
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bead
state
viscous
cushioning material
direct
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Withdrawn
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JP28956791A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Watanabe
公浩 渡邊
Harutaka Tomokuni
治隆 友國
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹凸を有する支持性緩衝材を下面に持つ直貼
り床敷きを施工する部屋の周縁部において、床敷き下面
の凹部と適度の弾性を有する硬化性樹脂との複合弾性固
定により、周縁部と内側部との良好な均等な支持性能と
好適な歩行感を発現する。 【構成】 靭性指数の大なる適度の弾性を有する硬化性
樹脂の高粘度の粘性体の状態時に、コンクリートスラブ
2の周縁部上にビード状に設定し、直貼り床敷きの下面
の支持性緩衝材8の凹部にビード状の高粘性の粘性体7
を充填固定状態とし、硬化によって、硬化性樹脂と支持
性緩衝体との複合弾性固定を周縁部に設定する際根太工
法を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、集合住宅のコン
クリートスラブの床上に構成される木質系床材と支持性
緩衝材とを有する直貼り床敷きの有効な均等支持性の得
られる周辺の際根太工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、際根太(きわねだ)の設定は、床
の端に渡す横木で、敷居、上がり框(かまち)、ドア枠
などに床材が接するところの沈み防止のために用いるも
のであるが、従来、下面に各種形状のクッションゴムを
有する直貼り床材においては、下面のゴムの所要の端部
をカッターナイフ等で除き、次に、取り除いたゴムの幅
と厚みに対応する板材を、際根太として接着剤及びコン
クリート用釘でコンクリートスラブに固定され、その上
部に周縁部のゴムを取り除いた床材を接着する工法が行
なわれている。この従来の工法は、煩雑で直貼り床材の
施工能率を著しく低下する要因となるばかりでなく、直
貼り床敷きの各種の性能を低減するものである。
【0003】次に、上記の従来の際根太工法を図面に基
づいて説明する。図6は、各種形状のゴムと同厚みの剛
性な木質の板材からなる際根太1を、コンクリートスラ
ブ2の床上に、コンクリート用釘3にて固定した一例を
斜視図で示したものである。図7は、木質系床材5と、
従来の各種形状のクッションゴム6とからなる直貼り床
敷き4と際根太1との組合わせ前のそれぞれの状態を示
した断面図であり、各種形状のゴム6の端部をカッター
ナイフ等で取り除いた状態を示したものである。図8
は、直貼り床敷き4と際根太1とを組合わせ固定した断
面図である。なお、各種形状のクッションゴム6は図面
には便宜的に平面状に図示してあるが、従来の各種のク
ッション性ゴムを指称するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の際根太の設定
は、好適な直貼り床敷きの均等な支持性効果を低下し且
つ設定効率を低下するものである。すなわち、木質系床
材は、一定の幅のユニット床材間を雄実と雌実等によっ
て連結し、部屋の全面に一枚の床敷きを形成しているも
のであり、本発明は、この木質系床材の下面に凹凸を有
する支持性緩衝材を固定して、直貼り床敷きを構成する
ものであるが、この支持性緩衝材の周縁部を取り除い
て、その端部を剛性な木質の板材にて支持すると、その
剛性支持部と一連の下面の支持性緩衝材を有する直貼り
床敷きとの支持性能に不調和の大きな段差が形成され、
一枚の連結体において、端部に形成される物性の異なる
段差によって、端部と中央間に漸減傾斜の違和感が発現
され、均等な好適な歩行感が得られない。
【0005】また、従来の技術の項に言及したとおり、
従来の際根太工法をそのまま施工すると、直貼り床敷き
においては、支持性緩衝材の取り除き作業、根太材の加
工、取り付け作業等の煩雑な作業が設定能率を著しく低
下する。従って、上記これらの課題の解決を目指すもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、剛性体を排し物性の異なる段差を解消し、コンク
リートスラブの床上に構成される直貼り床敷き室の周辺
の全長に渡り、靭性指数の大なる範囲の弾性を有する硬
化性樹脂の硬化前の高粘性の粘性体の状態を押出し装置
によって、設定条件に対応して押出し量を調整し、1条
または複数条をビード(Bead)状に設定し、その粘
性体上に、床敷きに固定された下面の凹凸を有する支持
性緩衝材を圧接すると、ビード状の高粘性の粘性体は、
支持性緩衝材の凹部を充填し、経時的に硬化され、ゴム
との複合弾性の得られる好適な固定状態が得られる。な
お、硬化性樹脂の硬化後の性状は、靭性指数の大なる範
囲の弾性を有する硬化性樹脂が好ましいものとして選定
される。また、固定状態の物性の硬さの度合は、設定さ
れるビードの大きさ(量)、硬化性樹脂の種類、又は混
合等により色々な物性の複合弾性固定状態が得られる。
特に、ポリウレタン樹脂などは、相当かたい硬度のもの
で、高い強度と高い伸びとを有する靭性指数の大なる弾
性物性のものが得られる。
【0007】従って、硬化樹脂の高粘性の粘性体のビー
ド状設定によって、支持性緩衝材と靭性指数の大なる範
囲の弾性を有する硬化樹脂との複合弾性による固定によ
って、部屋の床敷きの中央付近と周縁部との均等な支持
機能が得られ、支持性緩衝材のみの場合の時の状態のよ
うな周縁部の自由端が、複合弾性により、固定され、好
適な歩行感が出現される。
【0008】なお、本発明は、際根太工法の設定の変改
と歩行感の向上を目的とするものであり、本発明の際根
太工法の設定は、従来の技術において言及したような煩
雑な作業が全部削除され、硬化性樹脂をコンクリートス
ラブ上の部屋の周縁部にビード状に設定して、木質系床
材を圧接するだけで設定される。因って、6畳の間の4
周を施工するのに従来法では約1時間を費消したが、本
発明では、約10分程度で完了することができ、施工時
間を1/5に短縮できた。
【0009】上記の本発明に使用される支持性緩衝材
は、突起をリブにて連結した形体で、多くは、発泡体ま
たは軟質ゴムから形成され、充実発泡体または軟質ゴム
の突起の高さをリブ状突起の高さより高く形成した支持
性の緩衝体が使用される。従って、使用される発泡体と
軟質ゴムとの関係およびリブと突起の高さとの関係によ
って、要望に対応して色々な支持機能が発現される。な
お、上記支持性緩衝材は、ゴム系に限定するものでな
く、綿状繊維材、不織布等の緩衝材に、ゴムと同様の成
形性を与えるため、ゴム系、樹脂系のバインダーにて連
係して任意な凹凸形状として支持性緩衝材として使用す
る等緩衝性を有する材料で同様形状のものであれば使用
されうるものである。
【0010】
【実施例】この発明の際根太工法の一例を図示の図面に
よって説明する。図1は、部屋のコンクリートスラブ2
上の周縁部に設定する硬化性樹脂のビード状の高粘性の
粘性体7を2本設定する場合の一例として、一部分を斜
視図として開示したものである。このビード状の高粘性
の粘性体7は、凹凸を有する支持性緩衝材の凹部に充填
され硬化によって好適な複合弾性固定を形成するもので
ある。本実施例使用の硬化性樹脂は、ペースト状で、粘
度が約120万cps/25℃(BS型粘度計)、表面
タックフリー時間は3.5時間(20℃、65%R
H)、硬化後の性状は、引張り強さ約16kgf/cm
2 、伸び約210%の性状を有する比較的靭性指数の大
なる範囲の適度の弾性を有する弾性エポキシ樹脂であ
る。なお、部屋の周辺に設定する硬化性樹脂のビード状
の高粘性の粘性体7の本数は使用条件に対応して1本あ
るいは複数本が適宜に設定される。
【0011】図2は、木質系床材5(低騒音木質板、剛
性な合板、防振層等各種の素材の組合せから構成されう
る)と凹凸を有する支持性緩衝材8を下部全面に有する
直貼り床敷き4の一例の部分断面図と硬化性樹脂(本実
施例は、弾性エポキシ樹脂使用)のビード状の高粘性の
粘性体7の二本設定の場合の断面図を示した両者の組合
せ前の状態を開示したものである。図3は、図2の両者
を圧接固定した状態を部分断面図で示したものである。
なお、本発明において、高粘性の粘性体をビード状とし
て使用する理由は、単なる接着とは異なり凹凸を有する
支持性緩衝材8の凹に圧接によって凹部を充填し、必要
以上に流動することなく、その充填状態で固定状に支持
され、その安定状態で、経時的に硬化させ、硬化性樹脂
と支持性緩衝材との複合弾性固定を得るためである。
【0012】図4は、硬化性樹脂のビード状の高粘性の
粘性体7を、凹凸を有する支持性緩衝材8の凹凸模様の
状態に対応して、凹凸を有する支持性緩衝材8の周縁部
を複合弾性固定するため、壁面より適宜な位置に離して
全周縁部に一本のビード状の高粘性の粘性体7を設定す
る例のビード状の高粘性の粘性体の断面を示したもので
ある。
【0013】図5は、図4と同様支持性緩衝材8の凹凸
模様の状態に対応して、硬化性樹脂のビード状の高粘性
の粘性体7を、壁面に接近して全周縁に一本のビード状
の高粘性の粘性体7を設定する例の場合のビード状の高
粘性の粘性体の断面を示したものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直貼り床
敷きの際根太工法は、直貼り床敷きの周縁の自由端を靭
性指数の大なる適度の弾性を有する硬化性樹脂と支持性
緩衝材との複合弾性固定によって、周縁部と内側部との
支持性能間に生起される不調和の段差が解消し、良好な
融和的均等性が得られ、好適な歩行感が得られる。ま
た、直貼りの周縁部の自由端が、複合弾性固定によっ
て、内側部の振動の伝播が周辺に波及するのが抑制さ
れ、壁部と床面振動による接触音の発生を解消すること
ができる。また、この発明の際根太工法の設定は、従来
の煩雑な作業は一切必要がなく、ビード状の高粘性の粘
性体に圧接するだけで設定されるため施工時間も1/5
に短縮される。以上のとおり、本発明は、すぐれた効果
を発現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬化性樹脂に、弾性エポキシ樹脂のビード状の
高粘性の粘性体を2本設定した例示である。
【図2】直貼り床敷きの下面の凹凸を有する支持性緩衝
材と図1のビード状の高粘性の粘性体2本との組合せ前
の両者の形状を断面にて開示したものである。
【図3】図2の両者の圧接固定を示したものである。
【図4】1本のビード状の高粘性の粘性体の設定位置の
説明図である。
【図5】1本のビード状の高粘性の粘性体を壁面下部に
設定する説明図である。
【図6】従来の剛性な木質の板材の際根太の固定の例示
である。
【図7】従来の剛性な際根太1と各種形状のゴムの周縁
部を切除した直貼り床敷きとの組合せ前の両者の形状を
示したものである。
【図8】従来の剛性な際根太と各種形状のゴムの周縁部
を切除した直貼り床敷きとの固定を示したものである。
【符号の説明】
2…コンクリートスラブ 4…直貼り床敷き 5…木質系床材 7…ビード状の高粘性の粘性体 8…支持性緩衝材(凹凸を有する)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の素材の組合わせから構成されうる
    木質系床材の下面全面に、凹凸を有する支持性緩衝材を
    固定した直貼り床敷きにおいて、部屋のコンクリートス
    ラブ上の周縁部に、靭性指数の大なる範囲の弾性を有す
    る硬化性樹脂の硬化前の高粘性の粘性体の状態時に、粘
    性体の1条または複数条をビード状に設定し、直貼り床
    敷きの支持性緩衝材の凹部を、上記のビード状の高粘性
    の粘性体にて充填固定し、硬化によって、硬化性樹脂と
    支持性緩衝材との複合弾性固定を得ることを特徴とする
    直貼り床敷きの際根太工法。
JP28956791A 1991-11-06 1991-11-06 直貼り床敷きの際根太工法 Withdrawn JPH05125817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121111A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Eidai Co Ltd 床構造における木質床材と見切り材との配置構造

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Legal Events

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Effective date: 19990204