JPH05122713A - 投写型液晶画像表示装置 - Google Patents
投写型液晶画像表示装置Info
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- JPH05122713A JPH05122713A JP3282659A JP28265991A JPH05122713A JP H05122713 A JPH05122713 A JP H05122713A JP 3282659 A JP3282659 A JP 3282659A JP 28265991 A JP28265991 A JP 28265991A JP H05122713 A JPH05122713 A JP H05122713A
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- liquid crystal
- vertical
- crystal panel
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- Projection Apparatus (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数個の液晶パネルを有する投写型液晶画像
表示装置において、液晶パネルの水平表示線数を増加す
ることなく垂直解像度を向上することにより、安価な液
晶パネルで高精細な画像表示性能を提供することを目的
とする。 【構成】 緑光を透過する液晶パネル４に対して赤，青
光用の液晶パネル５，６を垂直方向に垂直画素間隔の２
分の１だけオフセット配置し、これらの位置オフセット
に応じて奇数，偶数フィールドの一方で緑に対して赤，
青用の液晶パネルの垂直スタートパルスを１水平表示期
間ずらすことにより緑とマゼンタの水平表示線で疑似的
にインタレース表示をおこない、映像の輝度成分に対し
て垂直解像度の向上を実現する。
表示装置において、液晶パネルの水平表示線数を増加す
ることなく垂直解像度を向上することにより、安価な液
晶パネルで高精細な画像表示性能を提供することを目的
とする。 【構成】 緑光を透過する液晶パネル４に対して赤，青
光用の液晶パネル５，６を垂直方向に垂直画素間隔の２
分の１だけオフセット配置し、これらの位置オフセット
に応じて奇数，偶数フィールドの一方で緑に対して赤，
青用の液晶パネルの垂直スタートパルスを１水平表示期
間ずらすことにより緑とマゼンタの水平表示線で疑似的
にインタレース表示をおこない、映像の輝度成分に対し
て垂直解像度の向上を実現する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶パネルをライトバル
ブとして用いた投写型液晶画像表示装置に関する。
ブとして用いた投写型液晶画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、小型テレビ，ラップトップ型ＯＡ
機器など液晶パネルを表示デバイスとした機器の商品化
が著しい。このような動きのなかで注目されるものの一
つに液晶ビデオプロジェクタ（投写型液晶画像表示装
置）がある。液晶ビデオプロジェクタは従来のＣＲＴ型
プロジェクタに対して大幅に小型，軽量化が可能であ
り、表示性能の点でも幾何学歪みが少なく、ＣＲＴの高
圧安定性に伴う動的な変動や地磁気による影響が原理的
になく、コンバーゼンス精度が表示全面で均一に確保で
きる等の長所を持っている。
機器など液晶パネルを表示デバイスとした機器の商品化
が著しい。このような動きのなかで注目されるものの一
つに液晶ビデオプロジェクタ（投写型液晶画像表示装
置）がある。液晶ビデオプロジェクタは従来のＣＲＴ型
プロジェクタに対して大幅に小型，軽量化が可能であ
り、表示性能の点でも幾何学歪みが少なく、ＣＲＴの高
圧安定性に伴う動的な変動や地磁気による影響が原理的
になく、コンバーゼンス精度が表示全面で均一に確保で
きる等の長所を持っている。
【０００３】以下に従来の液晶ビデオプロジェクタの構
成と液晶パネルの駆動について説明する。図４は液晶ビ
デオプロジェクタの光学系の基本構成の一例を示すもの
である。図４において、１は光源である。２，３は光源
の白色光を緑，赤，青の三原色光に色分解するダイクロ
イックフィルタで、２は青光を透過し、緑光，赤光を反
射する青透過ダイクロイックフィルタで、３は緑光を透
過し赤光を反射する緑透過ダイクロイックフィルタであ
る。４，５，６はそれぞれ緑光，赤光，青光の透過率を
映像信号で制御する液晶パネルブロックで、２枚の偏光
板とこれらではさんだ液晶パネルで構成する。７，８は
三原色光を再び白色光に色合成するダイクロイックフィ
ルタで、７は青光を透過し緑光，赤光を反射する青透過
ダイクロイックフィルタで、８は緑光を透過し青光，赤
光を反射する緑透過ダイクロイックフィルタである。
９，１０は全反射ミラーである。１１は投写レンズであ
る。
成と液晶パネルの駆動について説明する。図４は液晶ビ
デオプロジェクタの光学系の基本構成の一例を示すもの
である。図４において、１は光源である。２，３は光源
の白色光を緑，赤，青の三原色光に色分解するダイクロ
イックフィルタで、２は青光を透過し、緑光，赤光を反
射する青透過ダイクロイックフィルタで、３は緑光を透
過し赤光を反射する緑透過ダイクロイックフィルタであ
る。４，５，６はそれぞれ緑光，赤光，青光の透過率を
映像信号で制御する液晶パネルブロックで、２枚の偏光
板とこれらではさんだ液晶パネルで構成する。７，８は
三原色光を再び白色光に色合成するダイクロイックフィ
ルタで、７は青光を透過し緑光，赤光を反射する青透過
ダイクロイックフィルタで、８は緑光を透過し青光，赤
光を反射する緑透過ダイクロイックフィルタである。
９，１０は全反射ミラーである。１１は投写レンズであ
る。
【０００４】以上の各構成要素よりなる液晶ビデオプロ
ジェクタについて、以下前記各構成要素の関係と動作に
ついて説明する。図４の構成により光源１の白色光をダ
イクロイックフィルタ２，３により緑光，赤光，青光の
三原色に色分解し、それぞれ液晶パネルブロック４，
５，６に入射した後、再びダイクロイックフィルタ７，
８で白色光に色合成するので、液晶パネルブロック４，
５，６をそれぞれ緑，赤，青の三原色の映像信号で光透
過率変調すればカラー映像表示ができる。
ジェクタについて、以下前記各構成要素の関係と動作に
ついて説明する。図４の構成により光源１の白色光をダ
イクロイックフィルタ２，３により緑光，赤光，青光の
三原色に色分解し、それぞれ液晶パネルブロック４，
５，６に入射した後、再びダイクロイックフィルタ７，
８で白色光に色合成するので、液晶パネルブロック４，
５，６をそれぞれ緑，赤，青の三原色の映像信号で光透
過率変調すればカラー映像表示ができる。
【０００５】図５は液晶パネルブロック４，５，６を透
過した緑光，赤光，青光を色合成してスクリーンに投写
した従来の一例を示す。液晶パネルブロック４，５，６
は画素の位置が完全に一致するように機構的位置調整に
よりコンバーゼンス調整がなされている。
過した緑光，赤光，青光を色合成してスクリーンに投写
した従来の一例を示す。液晶パネルブロック４，５，６
は画素の位置が完全に一致するように機構的位置調整に
よりコンバーゼンス調整がなされている。
【０００６】図６（ａ）は液晶パネルの従来の駆動回
路、（ｂ）はタイミング図を示す。図６（ａ）の駆動回
路は液晶パネルのソースドライバ１２，ゲートドライバ
１３で構成される。ソースドライバ１２には映像信号，
水平サンプリングスタートパルスＳＨ，映像信号サンプ
リングクロックＣＫが供給され、ゲートドライバ１３に
は垂直スタートパルスＳＶ，ゲートクロックＧＫが供給
される。ここで映像信号を除く他の制御信号は赤，緑，
青の各液晶パネルに対して共通であり、基本的に同時タ
イミングで供給される。（ｂ）のタイミング図は垂直周
期で見た映像信号と垂直スタートパルスＳＶ，ゲートク
ロックＧＫの関係を示す。垂直スタートパルスＳＶの立
ち下がり後、ゲートクロックＧＫの立ち上がり毎に第１
番目の表示ラインから順に映像を表示する。ここで、た
とえばＮＴＳＣ信号のインタレースした４８０本の有効
水平走査線に対して液晶パネルの水平表示ライン数が２
４０本の場合は、奇数，偶数フィールドのいずれにおい
ても各フィールドの先頭の水平走査線から表示する。し
たがって図５に示すように奇数フィールドの奇数番走査
線の映像（１，３，５・・・）と偶数フィールドの偶数
番走査線の映像（２，４，６・・・）は液晶パネルの水
平表示線上で重ね書きされる。
路、（ｂ）はタイミング図を示す。図６（ａ）の駆動回
路は液晶パネルのソースドライバ１２，ゲートドライバ
１３で構成される。ソースドライバ１２には映像信号，
水平サンプリングスタートパルスＳＨ，映像信号サンプ
リングクロックＣＫが供給され、ゲートドライバ１３に
は垂直スタートパルスＳＶ，ゲートクロックＧＫが供給
される。ここで映像信号を除く他の制御信号は赤，緑，
青の各液晶パネルに対して共通であり、基本的に同時タ
イミングで供給される。（ｂ）のタイミング図は垂直周
期で見た映像信号と垂直スタートパルスＳＶ，ゲートク
ロックＧＫの関係を示す。垂直スタートパルスＳＶの立
ち下がり後、ゲートクロックＧＫの立ち上がり毎に第１
番目の表示ラインから順に映像を表示する。ここで、た
とえばＮＴＳＣ信号のインタレースした４８０本の有効
水平走査線に対して液晶パネルの水平表示ライン数が２
４０本の場合は、奇数，偶数フィールドのいずれにおい
ても各フィールドの先頭の水平走査線から表示する。し
たがって図５に示すように奇数フィールドの奇数番走査
線の映像（１，３，５・・・）と偶数フィールドの偶数
番走査線の映像（２，４，６・・・）は液晶パネルの水
平表示線上で重ね書きされる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、すでに述べたように映像信号のインタレースし
た有効水平走査線に対して水平表示線数が半分の液晶パ
ネルを使用する場合、奇数，偶数フィールドの走査線が
同一表示線上で重ね書きされるため、垂直方向の解像度
は約２分の１に劣化するという問題点を有する。以上は
前記のＮＴＳＣ信号の場合と同様にハイビジョン信号に
ついても言え、有効水平走査線数１０００本に対して水
平表示ライン数が５００本の液晶パネルを使用する場合
に同様の問題が生じる。
成では、すでに述べたように映像信号のインタレースし
た有効水平走査線に対して水平表示線数が半分の液晶パ
ネルを使用する場合、奇数，偶数フィールドの走査線が
同一表示線上で重ね書きされるため、垂直方向の解像度
は約２分の１に劣化するという問題点を有する。以上は
前記のＮＴＳＣ信号の場合と同様にハイビジョン信号に
ついても言え、有効水平走査線数１０００本に対して水
平表示ライン数が５００本の液晶パネルを使用する場合
に同様の問題が生じる。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、液晶パネルの水平表示線数を増加することなく、垂
直解像度を向上し画素数の少ないより安価な液晶パネル
で高精細な画像表示性能を提供することを目的とする。
で、液晶パネルの水平表示線数を増加することなく、垂
直解像度を向上し画素数の少ないより安価な液晶パネル
で高精細な画像表示性能を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の投写型液晶画像表示装置は以下の構成を有し
ている。
に本発明の投写型液晶画像表示装置は以下の構成を有し
ている。
【００１０】（１） 複数個の液晶パネルを用いて、液
晶パネルの透過光または反射光を位置合成した画面にお
いて、第１の液晶パネルによる画面に対して第２の液晶
パネルによる画面が垂直画素間隔の２分の１だけ画面の
垂直方向にオフセットするように配置した第１，第２の
液晶パネルと、前記、第１，第２の液晶パネルに垂直方
向の映像サンプリングスタートのタイミングを決定する
垂直スタートパルスを供給し、奇数，偶数フィールドの
一方では前記の第１，第２の液晶パネルに対して同時に
垂直スタートパルスを発生し、他方のフィールドでは第
１の液晶パネルに対して、第２の液晶パネルの垂直スタ
ートパルスを映像信号の１水平表示期間だけずらして発
生する垂直スタートパルス発生回路を備えた液晶表示装
置の構成。
晶パネルの透過光または反射光を位置合成した画面にお
いて、第１の液晶パネルによる画面に対して第２の液晶
パネルによる画面が垂直画素間隔の２分の１だけ画面の
垂直方向にオフセットするように配置した第１，第２の
液晶パネルと、前記、第１，第２の液晶パネルに垂直方
向の映像サンプリングスタートのタイミングを決定する
垂直スタートパルスを供給し、奇数，偶数フィールドの
一方では前記の第１，第２の液晶パネルに対して同時に
垂直スタートパルスを発生し、他方のフィールドでは第
１の液晶パネルに対して、第２の液晶パネルの垂直スタ
ートパルスを映像信号の１水平表示期間だけずらして発
生する垂直スタートパルス発生回路を備えた液晶表示装
置の構成。
【００１１】（２） 赤，緑，青の三原色単色光をそれ
ぞれ透過または反射する３枚の液晶パネルを用いて、こ
れらの透過光または反射光を位置合成した画面におい
て、第１の液晶パネルによる緑単色画面に対して第２お
よび第３の液晶パネルによる赤および青単色画面が垂直
画素間隔の２分の１だけ画面の垂直方向にオフセットす
るように配置した第１，第２，第３の液晶パネルと、前
記、第１，第２，第３の液晶パネルに垂直方向の映像サ
ンプリングスタートのタイミングを決定する垂直スター
トパルスを供給し、奇数，偶数フィールドの一方では前
記の第１，第２，第３の液晶パネルに対して同時に垂直
スタートパルスを発生し、他方のフィールドでは第１の
液晶パネルに対して、第２および第３の液晶パネルの垂
直スタートパルスを映像信号の１水平表示期間だけずら
して発生する垂直スタートパルス発生回路を備えた液晶
表示装置の構成。
ぞれ透過または反射する３枚の液晶パネルを用いて、こ
れらの透過光または反射光を位置合成した画面におい
て、第１の液晶パネルによる緑単色画面に対して第２お
よび第３の液晶パネルによる赤および青単色画面が垂直
画素間隔の２分の１だけ画面の垂直方向にオフセットす
るように配置した第１，第２，第３の液晶パネルと、前
記、第１，第２，第３の液晶パネルに垂直方向の映像サ
ンプリングスタートのタイミングを決定する垂直スター
トパルスを供給し、奇数，偶数フィールドの一方では前
記の第１，第２，第３の液晶パネルに対して同時に垂直
スタートパルスを発生し、他方のフィールドでは第１の
液晶パネルに対して、第２および第３の液晶パネルの垂
直スタートパルスを映像信号の１水平表示期間だけずら
して発生する垂直スタートパルス発生回路を備えた液晶
表示装置の構成。
【００１２】
【作用】この構成によって複数個の液晶パネルを垂直方
向にオフセットして配置し、フィールドごとに一方の液
晶パネルの映像の垂直表示位置を１水平表示線分ずらす
ことにより前記の２枚の液晶パネルで疑似的にインタレ
ース表示をおこない、垂直解像度の向上を図る。また
赤，緑，青の単色画面の合成においては緑用の液晶パネ
ルに対して赤，青用の液晶パネルの映像を疑似的にイン
タレース表示することにより赤，緑，青の映像信号に含
まれる輝度成分について垂直解像度の向上を図ることが
できる。
向にオフセットして配置し、フィールドごとに一方の液
晶パネルの映像の垂直表示位置を１水平表示線分ずらす
ことにより前記の２枚の液晶パネルで疑似的にインタレ
ース表示をおこない、垂直解像度の向上を図る。また
赤，緑，青の単色画面の合成においては緑用の液晶パネ
ルに対して赤，青用の液晶パネルの映像を疑似的にイン
タレース表示することにより赤，緑，青の映像信号に含
まれる輝度成分について垂直解像度の向上を図ることが
できる。
【００１３】
【実施例】以下本発明の第１の実施例について、図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１４】図１（ａ）において、１４は垂直スタート
パルス発生回路、４，５，６はそれぞれ緑光，赤光，青
光の透過率を制御する液晶パネルブロックを示す。
パルス発生回路、４，５，６はそれぞれ緑光，赤光，青
光の透過率を制御する液晶パネルブロックを示す。
【００１５】以上の各構成要素よりなる投写型液晶画像
表示装置について、その各構成要素の関係と動作を説明
する。まず、図１（ｂ）に示したタイミング図において
ＳＶ１，ＳＶ２は垂直スタートパルス発生回路１４の出
力を示し、ＳＶ１は緑表示液晶パネルブロック４に、Ｓ
Ｖ２は赤表示液晶パネルブロック５と青表示液晶パネル
ブロック６に供給される。ＳＶ１は奇数フィールドでは
第３走査線、偶数フィールドでは第４走査線の映像から
それぞれ表示を開始するように発生する。すなわちＳＶ
１により緑表示液晶パネルブロック４は常に各フィール
ドの第２番目に送られる水平表示線の映像から表示を開
始する。一方、ＳＶ２は奇数フィールドでは第３走査
線、偶数フィールドでは第２走査線の映像からそれぞれ
表示を開始するように発生する。すなわちＳＶ２により
赤表示液晶パネルブロック５と青表示液晶パネルブロッ
ク６は奇数フィールドでは第２番目に送られる水平表示
線（第３走査線）から表示を開始し、偶数フィールドで
は第１番目に送られる水平表示線（第２走査線）から表
示を開始する。
表示装置について、その各構成要素の関係と動作を説明
する。まず、図１（ｂ）に示したタイミング図において
ＳＶ１，ＳＶ２は垂直スタートパルス発生回路１４の出
力を示し、ＳＶ１は緑表示液晶パネルブロック４に、Ｓ
Ｖ２は赤表示液晶パネルブロック５と青表示液晶パネル
ブロック６に供給される。ＳＶ１は奇数フィールドでは
第３走査線、偶数フィールドでは第４走査線の映像から
それぞれ表示を開始するように発生する。すなわちＳＶ
１により緑表示液晶パネルブロック４は常に各フィール
ドの第２番目に送られる水平表示線の映像から表示を開
始する。一方、ＳＶ２は奇数フィールドでは第３走査
線、偶数フィールドでは第２走査線の映像からそれぞれ
表示を開始するように発生する。すなわちＳＶ２により
赤表示液晶パネルブロック５と青表示液晶パネルブロッ
ク６は奇数フィールドでは第２番目に送られる水平表示
線（第３走査線）から表示を開始し、偶数フィールドで
は第１番目に送られる水平表示線（第２走査線）から表
示を開始する。
【００１６】図２に液晶パネルブロック４，５，６を透
過した緑光，赤光，青光を色合成してスクリーンに投写
した画面の例を示す。実線の緑単色画面に対して破線の
赤，青の画面は上方向に垂直画素間隔の２分の１だけオ
フセットして配置する。以上のオフセットした画面に対
して図１に示す垂直スタートパルスＳＶ１，ＳＶ２を用
いれば、図２に示したように奇数フィールドでは奇数番
水平走査線（３，５，７・・・）が表示され、偶数フィ
ールドでは偶数番水平走査線（２，４，６・・・）が表
示される。本実施例では赤，青の画面を緑に対して上方
向にオフセットし、これに応じて垂直スタートパルスＳ
Ｖ２を用いて奇数フィールドに対して偶数フィールドの
赤，青の映像の垂直表示位置を１水平表示線だけずらし
てインタレース表示をおこなう。すなわち、緑とマゼン
タ（赤，青の合成）の各２４０本の水平表示線を用いて
４８０本を表示する。したがって画面上の各水平表示線
は色がつき、緑とマゼンタが交互に表示されるが、視覚
的に微小面積は輝度成分の感度が高く、色成分が抑圧さ
れるため前記の色付きは認識されにくく、輝度成分によ
る垂直解像度の向上が期待できる。また緑とマゼンタの
関係でインタレース表示をおこなうがこれはホワイトバ
ランスするときの緑，マゼンタの輝度比が１に近いため
である。ホワイトバランスを無視できる場合は赤，緑，
青のいずれか一色に対して他の二色の合成輝度の比が１
に近い組み合わせでインタレース表示をおこなえば良い
ことは明らかである。また図１，図２の実施例ではマゼ
ンタを緑に対して上方向にオフセット配置したが、逆に
緑をマゼンタに対して上方向にオフセット配置しても良
い。この場合はＳＶ２を緑用の液晶に供給し、ＳＶ１を
赤，青用の液晶パネルに供給する。
過した緑光，赤光，青光を色合成してスクリーンに投写
した画面の例を示す。実線の緑単色画面に対して破線の
赤，青の画面は上方向に垂直画素間隔の２分の１だけオ
フセットして配置する。以上のオフセットした画面に対
して図１に示す垂直スタートパルスＳＶ１，ＳＶ２を用
いれば、図２に示したように奇数フィールドでは奇数番
水平走査線（３，５，７・・・）が表示され、偶数フィ
ールドでは偶数番水平走査線（２，４，６・・・）が表
示される。本実施例では赤，青の画面を緑に対して上方
向にオフセットし、これに応じて垂直スタートパルスＳ
Ｖ２を用いて奇数フィールドに対して偶数フィールドの
赤，青の映像の垂直表示位置を１水平表示線だけずらし
てインタレース表示をおこなう。すなわち、緑とマゼン
タ（赤，青の合成）の各２４０本の水平表示線を用いて
４８０本を表示する。したがって画面上の各水平表示線
は色がつき、緑とマゼンタが交互に表示されるが、視覚
的に微小面積は輝度成分の感度が高く、色成分が抑圧さ
れるため前記の色付きは認識されにくく、輝度成分によ
る垂直解像度の向上が期待できる。また緑とマゼンタの
関係でインタレース表示をおこなうがこれはホワイトバ
ランスするときの緑，マゼンタの輝度比が１に近いため
である。ホワイトバランスを無視できる場合は赤，緑，
青のいずれか一色に対して他の二色の合成輝度の比が１
に近い組み合わせでインタレース表示をおこなえば良い
ことは明らかである。また図１，図２の実施例ではマゼ
ンタを緑に対して上方向にオフセット配置したが、逆に
緑をマゼンタに対して上方向にオフセット配置しても良
い。この場合はＳＶ２を緑用の液晶に供給し、ＳＶ１を
赤，青用の液晶パネルに供給する。
【００１７】第２の実施例として偶数フィールドの映像
表示位置を固定し、奇数フィールドの映像表示位置をず
らした場合を図３に示す。
表示位置を固定し、奇数フィールドの映像表示位置をず
らした場合を図３に示す。
【００１８】さらに同様の方法で有効走査線数１０００
本のハイビジョン映像信号を５００本の水平表示線を有
する少なくとも２枚の液晶パネルを用いて表示すること
ができる。
本のハイビジョン映像信号を５００本の水平表示線を有
する少なくとも２枚の液晶パネルを用いて表示すること
ができる。
【００１９】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明は少なくとも２枚の液晶パネルを垂直方向に
オフセットして配置し、フィールドごとに一方の液晶パ
ネルの映像の垂直表示位置を１水平表示線分ずらすこと
により前記の２枚の液晶パネルで疑似的にインタレース
表示をおこない、垂直解像度の向上を図る。また赤，
緑，青の単色画面の合成においては緑用の液晶パネルに
対して赤，青用の液晶パネルの映像を疑似的にインタレ
ース表示することにより赤，緑，青の映像信号に含まれ
る輝度成分について垂直解像度の向上を図る。このよう
にして、画素数の少ないより安価な液晶パネルを用い
て、高精細な投写型液晶画像表示装置を実現することが
できるものである。
に、本発明は少なくとも２枚の液晶パネルを垂直方向に
オフセットして配置し、フィールドごとに一方の液晶パ
ネルの映像の垂直表示位置を１水平表示線分ずらすこと
により前記の２枚の液晶パネルで疑似的にインタレース
表示をおこない、垂直解像度の向上を図る。また赤，
緑，青の単色画面の合成においては緑用の液晶パネルに
対して赤，青用の液晶パネルの映像を疑似的にインタレ
ース表示することにより赤，緑，青の映像信号に含まれ
る輝度成分について垂直解像度の向上を図る。このよう
にして、画素数の少ないより安価な液晶パネルを用い
て、高精細な投写型液晶画像表示装置を実現することが
できるものである。
【図１】（ａ）本発明の第１の実施例における液晶駆動
制御回路のブロック図 （ｂ）同第１の実施例における液晶駆動制御波形のタイ
ミング図
制御回路のブロック図 （ｂ）同第１の実施例における液晶駆動制御波形のタイ
ミング図
【図２】同第１の実施例における投写型液晶画像表示装
置の緑，赤，青の合成画面の一例
置の緑，赤，青の合成画面の一例
【図３】同第２の実施例における投写型液晶画像表示装
置の緑，赤，青の合成画面の一例
置の緑，赤，青の合成画面の一例
【図４】投写型液晶画像表示装置の光学系の基本構成図
【図５】従来の投写型液晶画像表示装置の緑，赤，青の
合成画面の説明図
合成画面の説明図
【図６】（ａ）従来の液晶駆動制御回路のブロック図 （ｂ）従来の液晶駆動制御波形のタイミング図
４ 緑用液晶パネルブロック（第１の液晶パネルブロ
ック） ５ 赤用液晶パネルブロック（第２の液晶パネルブロ
ック） ６ 青用液晶パネルブロック（第２の液晶パネルブロ
ック） １４ 垂直スタートパルス発生回路 ＳＶ１，ＳＶ２ 垂直スタートパルス
ック） ５ 赤用液晶パネルブロック（第２の液晶パネルブロ
ック） ６ 青用液晶パネルブロック（第２の液晶パネルブロ
ック） １４ 垂直スタートパルス発生回路 ＳＶ１，ＳＶ２ 垂直スタートパルス
Claims (2)
- 【請求項１】 複数個の液晶パネルを用いて液晶パネル
の透過光または反射光を位置合成した画面において、第
１の液晶パネルによる画面に対して第２の液晶パネルに
よる画面が垂直画素間隔の２分の１だけ画面の垂直方向
にオフセットするように配置した第１，第２の液晶パネ
ルと、前記、第１，第２の液晶パネルに垂直方向の映像
サンプリングスタートのタイミングを決定する垂直スタ
ートパルスを供給し、奇数，偶数フィールドの一方では
前記の第１，第２の液晶パネルに対して同時に垂直スタ
ートパルスを発生し、他方のフィールドでは第１の液晶
パネルに対して、第２の液晶パネルの垂直スタートパル
スを映像信号の１水平表示期間だけずらして発生する垂
直スタートパルス発生回路を備えた投写型液晶画像表示
装置。 - 【請求項２】 赤，緑，青の三原色単色光をそれぞれ透
過または反射する３枚の液晶パネルを用いて、これらの
透過光または反射光を位置合成した画面において、第１
の液晶パネルによる緑単色画面に対して第２および第３
の液晶パネルによる赤および青単色画面が垂直画素間隔
の２分の１だけ画面の垂直方向にオフセットするように
配置した第１，第２，第３の液晶パネルと、前記、第
１，第２，第３の液晶パネルに垂直方向の映像サンプリ
ングスタートのタイミングを決定する垂直スタートパル
スを供給し、奇数，偶数フィールドの一方では前記の第
１，第２，第３の液晶パネルに対して同時に垂直スター
トパルスを発生し、他方のフィールドでは第１の液晶パ
ネルに対して、第２および第３の液晶パネルの垂直スタ
ートパルスを映像信号の１水平表示期間だけずらして発
生する垂直スタートパルス発生回路を備えた投写型液晶
画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282659A JPH05122713A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 投写型液晶画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282659A JPH05122713A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 投写型液晶画像表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05122713A true JPH05122713A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17655389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3282659A Pending JPH05122713A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 投写型液晶画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05122713A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100730270B1 (ko) * | 2004-12-02 | 2007-06-20 | 도시바 마쯔시따 디스플레이 테크놀로지 컴퍼니, 리미티드 | 액정 표시 장치 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3282659A patent/JPH05122713A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100730270B1 (ko) * | 2004-12-02 | 2007-06-20 | 도시바 마쯔시따 디스플레이 테크놀로지 컴퍼니, 리미티드 | 액정 표시 장치 |
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