JPH051199Y2 - - Google Patents

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JPH051199Y2
JPH051199Y2 JP1985078649U JP7864985U JPH051199Y2 JP H051199 Y2 JPH051199 Y2 JP H051199Y2 JP 1985078649 U JP1985078649 U JP 1985078649U JP 7864985 U JP7864985 U JP 7864985U JP H051199 Y2 JPH051199 Y2 JP H051199Y2
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piezoelectric
mounting base
spring
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insulating cover
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電話用送受話器などに使用される圧
電音響変換装置に関する。
<従来の技術> 一般に、この種の電話用圧電音響変換装置は、
圧電振動子の前後両側にそれぞれ空気室を設けて
なる3自由度の振動系にする必要があり、しかも
保守、交換の必要性からコネクタ形式の端子が多
く採用されている。
このような形式の装置には、例えば第8図の縦
断面図に示されるようなものが知られている。同
図において、符号4は圧電振動子であつて、この
圧電振動子4は大径の金属振動板5に小径のセラ
ミツク圧電素子6を貼合わせたユニモルフ構造を
有し、金属製のケース1内に収容される。このケ
ース1内には段部3が形成されており、この段部
3に支承されて前記圧電振動子4がその両側に空
気室8,22を設けた状態で位置決め保持され
る。前記ケース1内にはリング状の絶縁介挿部材
9が挿入され、更に、この絶縁介挿部材9上に前
記ケース1の開口部を閉塞する絶縁カバー11が
取り付けられると共に、該ケース1の開口端部が
絶縁カバー11の外側面にかしめ固定される。こ
れによつて圧電振動子4がその外周部でケース1
と絶縁介挿部材9との間に挟持固定される。
前記絶縁カバー11には1対の外部端子18,
19が挿入固定され、前記ケース1内において、
圧電振動子4の振動板5に半田接続されている絶
縁被覆リード線33が一方の端子に半田接続さ
れ、圧電素子6の電極面7に半田接続されている
他方のリード線32が他方の端子に半田接続され
ている。更に、前記絶縁カバー11には制動孔2
0が形成されており、この制動孔20をケース1
の内側から覆うように制動膜21が絶縁カバー1
1に接着されている。
このように構成された従来例の圧電音響変換装
置は、外部端子18,19に音声信号が印加され
ると、圧電振動子4が屈曲振動し、ケース1の放
音孔2から音声が発生し、受話器が構成される。
逆に、放音孔2を通して音声が圧電振動子4に加
わると、圧電振動子4が屈曲振動し、外部端子1
8,19に電器信号が取り出され、送話器が構成
される。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、上述した圧電音響変換装置を組み立
てるにあたつて、内部配線は半田付けにより結線
しなければならず、しかも、信頼性向上のため外
部端子18,19にリード線32,33を巻き付
けなければならないので、作業性が悪いうえ、コ
スト高の要因にもなつていた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み、絶縁被覆
リード線が不要で、組立作業が容易な圧電音響変
換装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案ではこのような目的を達成するために、
絶縁カバーをプリント配線基板で構成すると共
に、これの導電パターンと前記圧電素子の電極面
とをスプリング端子を介して導通接続し、かつ、
該スプリング端子を平坦な取付基部と、この取付
基部に対してほぼ垂直に立上がる立上部を介して
該取付基部から傾斜状に立ち上がる複数本のスプ
リング部とで一体に構成し、前記取付基部を前記
導電パターン上に半田接続した構成に特徴を有す
るものである。
<実施例> 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図はこの実施例の中央縦断面図であり、第
2図はその分解斜視図である。これらの図におい
て、符号1は金属製の円形ケースであつて、この
ケース1は一端側が開放されたキヤツプ状に形成
され、中央に放音孔2が形成されると共に、その
内部にリング状の段部3が形成されており、この
段部3上に圧電振動子4が収容配置される。この
圧電振動子4は薄肉円板状の金属振動板5にこの
振動板5より小径の円板からなるセラミツク圧電
素子6を接着したユニモルフ振動子で構成されて
おり、この圧電素子6の電極面7が前記ケース1
の開口側に向くと共に、金属振動板5の外周部が
前記段部3に接触するように配置されている。そ
して、この段部3によつて、前記放音孔2側のケ
ース1内に圧電振動子4とケース1との間に第1
空気室は構成される。
前記金属振動板5のケース開口側面上にはリン
グ状の金属製介挿部材40が嵌着されている。こ
の介挿部材40のケース開口側面上には円板状の
絶縁カバー11が挿入固定される。この絶縁カバ
ー11はプリント配線基板で構成されている。す
なわち、該絶縁カバー11の上面には、これの外
周部に沿つてリング状の電極12と、このリング
状電極12の一部から内方に引き出された一方の
引出電極13およびリング状電極12から離れた
位置に形成された他方の引出電極14とからなる
銅箔製導電パターン15が形成されている。両引
出電極13,14のターミナル部には前記絶縁カ
バー11の厚み方向に透孔16,17が穿設され
ており、各透孔16,17にそれぞれ外部端子1
8,19が各引出電極と導通する状態で取付固定
されている。更に、該絶縁カバー11には制動孔
20が形成されており、この制動孔20をケース
1の内側から覆うように制動膜21が該絶縁カバ
ー11に接着されている。
この絶縁カバー11が嵌着されたケース1はそ
の開口端部が該絶縁カバー11の外側面にかしめ
固定され、これによつて、前記圧電振動子4の外
周部が前記段部3と前記介挿部材40との間に挟
持固定されると共に、該介挿部材40の介在によ
り、前記圧電素子6と絶縁カバー11との間に第
2空気室22が構成される。更に、介挿部材40
の導電性により金属振動板5と絶縁カバー11の
リング状電極12が電気的に接続される。
第3図は他方の引出電極14と、これに接続さ
れるスプリング端子23Aとを示す要部の拡大分
解斜視図、第4図はその側面図であり、これらの
図におけるスプリング端子23Aは、平坦な取付
基部24と、該取付基部24の両側から傾斜状も
立ち上がる1対のスプリング部25,25とから
構成され、取付基部24と各スプリング部25と
の間には前記取付基部24に対してほぼ垂直に立
上がる立上部27が形成されている。そして、前
記取付基部24は、他方の引出電極14に半田接
続されるようになつている。この半田付けの手法
としては、例えば前記他方の引出電極14上に半
田ペースト26を塗布して、この半田ペースト2
6上にスプリング端子23Aを載置したのち、平
坦な取付基部24に半田ごてを当てて、両者1
4,24間を固着することにより行なわれる。こ
の取付状態において、該スプリング端子23Aは
各スプリング部25,25の遊端接触部が前記圧
電素子6の電極面7に圧接し、これによつて、圧
電振動子4と一方の外部端子18とが、該スプリ
ング端子23Aおよび他方の引出電極14を介し
て導通接続される。一方、該圧電振動子4と他方
の外部端子19とは、前記金属振動板5、介挿部
材40、リング状電極12および一方の引出電極
13を経由して導通接続される。
この実施例によれば、圧電振動子4と外部端子
18とを接続するに際して、予め、絶縁カバー1
1の導電パターン15上にスプリング端子23A
を半田付けしておけばよいので、複雑なリード線
の配線作業並びに接続作業が不要になる。
ところで、スプリング端子23Aを構成する取
付基部24と各スプリング部25との間に立上部
27を形成したのは、この立上部27を設けるこ
とによつて半田ブリツジに起因するスプリング部
25,25のばね圧が変化するのを防止するため
である。すなわち、このような立上部27,27
を設けなければ、第4図の想像線で示すように、
はみ出した半田ペースト26aが取付基部24の
両側から斜め上方に折り曲げ形成された両スプリ
ング部25,25の折り曲げ部分にも及ぶことに
なり、該スプリング部25,25のばね圧値を変
化させ、ひいては、圧電振動子4の振動特性にも
影響を及ぼすおそれがあるのに対し、立上部2
7,27を設けておくと、はみ出した半田ペース
ト26aが立上部27,27で阻止されることに
なつてスプリング部25,25にまで及ばなくな
り、圧電振動子4の所期の振動特性が妨げられな
いことになるのである。
しかしながら、この実施例においても、依然と
して、次のような不具合の発生が考えられる。す
なわち、第5図に示すように、前記各スプリング
部25,25がひとつの傾斜平面で構成されてい
るため、薄く形成された前記第2空気室22に組
み込まれると、その中間部分が湾曲して、この湾
曲部28,28と圧電素子6の電極面7とが接触
し、スプリング部25,25全体としての接触圧
力が大きくなり過ぎて、音圧周波数特性が変化す
る。
そこで、第1の変形例であるスプリング端子2
3Bでは、第6図に示すように、前記スプリング
端子23のスプリング部25,25の中間部分
を、これにより遊端側の部分25a,25aが基
端側の部分25b,25bより傾斜勾配が大きく
なるように屈曲させてある。このようにすると、
スプリング端子23は屈曲部29,29で凸状に
湾曲するのを妨げられ、両遊端接触部が正しく圧
電素子6の電極面7に圧接することになる。
さらに、第7図はスプリング端子の第2の変形
例を示す要部拡大断面図である。このスプリング
端子23Cでは、取付基部24の裏面側に嵌合突
部30を突出形成する一方、前記絶縁カバー11
に該嵌合突部30が位置決め嵌合される透孔31
を形成してある。このようにすれば、形状が小さ
いスプリング端子23Cを絶縁カバー11上で容
易に位置決めすることができる。
<考案の効果> 以上のように本考案によれば、絶縁カバーをプ
リント配線基板で構成すると共に、これの導電パ
ターンと圧電素子の電極面とをスプリング端子を
介して導通接続し、かつ、このスプリング端子を
平坦な取付基部と、この取付基部に対してほぼ垂
直に立上がる立上部を介して該取付基部から傾斜
状に立ち上がる複数本のスプリング部とで構成
し、前記取付基部を前記導電パターン上に半田付
けするものとしたので、従来の絶縁被覆リード線
が不要になる。したがつて、その組立作業も容易
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本実施例にかかる圧電音
響変換装置を示しており、第1図はこの実施例の
中央縦断面図、第2図はその分解斜視図、第3図
は要部の拡大断面図、第4図はその側面図、第5
図はスプリング端子の不具合な組込状態を示す断
面図であり、第6図はスプリング端子の第1の変
形例を示す側面図、第7図はスプリング端子の第
2の変形例を示す要部拡大断面図である。また、
第8図は従来例にかかる圧電音響変換装置を示す
縦断面図である。 1……ケース、3……ケースの段部、4……圧
電振動子、5……金属振動板、6……圧電素子、
7……圧電素子の電極面、8,22……空気室、
40……介挿部材、11……絶縁カバー、15…
…導電パターン、23A〜23C……スプリング
端子、24……取付基部、25……スプリング
部、27……立上部、29……中間部分(屈曲
部)、25a……遊端側部分、25b……基端側
部分、30……嵌合突部、31……透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属振動板と、これよりも小径に形成された
    圧電素子とを重ね合わせて圧電振動子を構成
    し、この圧電振動子を前記圧電素子の電極面が
    金属ケースの開口側に向かう状態で該ケース内
    に形成された段部上に配置すると共に、前記ケ
    ース内にリング状の介挿部材を挿入し、かつ、
    前記ケースの開口部を絶縁カバーで閉塞して、
    前記段部と前記介挿部材とで前記圧電振動子の
    外周部を挟持固定すると共に、該圧電振動子の
    両側に空気室を形成してなる圧電音響変換装置
    であつて、 前記絶縁カバーをプリント配線基板で構成す
    ると共に、これの導電パターンと前記圧電素子
    の電極面とをスプリング端子を介して導通接続
    し、かつ、該スプリング端子を平坦な取付基部
    と、この取付基部に対してほぼ垂直に立上がる
    立上部を介して該取付基部から傾斜状に立ち上
    がる複数本のスプリング部とで一体に構成し、
    前記取付基部を前記導電パターン上に半田接続
    したことを特徴とする圧電音響変換装置。 (2) 前記スプリング端子を構成するスプリング部
    それぞれの中間部分を、これより遊端側の部分
    が基端側の部分より傾斜勾配が大きくなるよう
    に屈曲している前記実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の圧電音響変換装置。 (3) 前記スプリング端子の取付基部にはその裏面
    側に突出する嵌合突部が形成され、前記絶縁カ
    バーには該嵌合突部が位置決め嵌合される透孔
    が形成されてなる前記実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項に記載の圧電音響変換装
    置。
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JPS61195695U JPS61195695U (ja) 1986-12-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55123997U (ja) * 1979-02-23 1980-09-03
JPS57104383U (ja) * 1980-12-18 1982-06-26

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