JPH0511839A - 移動ロボツト - Google Patents

移動ロボツト

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JPH0511839A
JPH0511839A JP3161780A JP16178091A JPH0511839A JP H0511839 A JPH0511839 A JP H0511839A JP 3161780 A JP3161780 A JP 3161780A JP 16178091 A JP16178091 A JP 16178091A JP H0511839 A JPH0511839 A JP H0511839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
track
heat
wall surface
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP3161780A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Yamagami
嘉也 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3161780A priority Critical patent/JPH0511839A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は従来技術にみられる移動ロボットの
軌跡の重なりを最小限に抑える簡単且つ誤差の少ない移
動軌跡の検出手段を提供することにある。 【構成】 底部に動輪を有する移動ロボットであって、
前記動輪に前記移動経路に熱軌跡を描くための発熱物質
を充填するとともに、前記胴体部に前記熱軌跡を検出す
るセンサを具備せしめるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掃除ロボット等の広範囲
のエリアを移動する移動ロボットに係り、移動エリア内
を最短時間で隈なく移動するための移動軌跡の検出手段
を有する移動ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動ロボット、特に掃除ロボット
のような部屋の隅々まで隈なく移動する必要のあるもの
については、エンコ−ダやジャイロ等の内界センサによ
る内部デ−タを用いてロボットの走行軌跡を算出し、こ
れを保存して軌跡の重なりを最小限に抑えるという制御
が行われていた。
【0003】しかしながら車輪のスリップや、センサ誤
差によって前記内部デ−タによる走行軌跡に誤差が生
じ、軌跡の重なり及び作業のやりの越しが大きくなると
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は上記従来技術にみられる移動ロボットの軌跡
の重なり及び作業のやり残しを最小限に抑える簡単且つ
誤差の少ない移動軌跡の検出手段を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部に動輪を
有する移動ロボットであって、前記動輪に前記移動経路
に熱軌跡を描くための発熱物質を充填するとともに、前
記胴体部に前記熱軌跡を検出するセンサを具備せしめる
ものである。
【0006】
【作用】移動ロボットが進行すると、動輪の発熱物質の
発する熱によって移動経路に他の部分よりも温度の高い
領域ができる。この領域が熱を帯びた移動軌跡となって
胴体部のセンサに検出され、移動ロボットはこのセンサ
によって前に通った経路とオ−バ−ラップしないよう
に、または作業のやり残しが発生しないように経路を修
正しながら移動する。
【0007】
【実施例】以下本発明の移動ロボットの一実施例を図面
に即して詳細に説明する。
【0008】図1は移動ロボットの一実施例としての掃
除ロボット1の外観斜視図を示し、図2は同じくその底
面図を示したものである。まず図1において2は移動ロ
ボットの胴体部、3はこの胴体部2を載置すると共に内
部にヒ−タや使い捨てカイロ等に使われているような発
熱物質を充填された動輪41、42を回転可能に配した台座
部、5は一つの部屋から別の部屋へ掃除ロボット1をマ
ニュアル操作で移動させるための取手、6、7は前記胴
体部2の上面に配置された移動ロボット1のスタ−ト操
作用のスイッチとストップ操作用のスイッチ、8は同じ
く前記胴体部2の上面に配置された掃除する部屋のレイ
アウト等を記憶したメモリカ−ド、9は該メモリカ−ド
の出入口、10は前記胴体部2の側面に複数個配置された
前方向障害物検出用の超音波センサ、11は同じく前記胴
体部2の側面に複数個配置された横方向障害物検出用の
超音波センサ、12は前記台座部3底面の動輪41、42の近
傍に設けられ該動輪41、42が辿った経路の赤外線を検出
する赤外線カメラ、13は前記移動ロボット1に電源を供
給するACコ−ド、14は前記胴体部2と台座部3との間
に形成されたくびれ部に収容された前記ACコ−ド13の
巻取機構部である。
【0009】また図2において15は前記胴体部2底面の
前後に一つずつ設けられたキャスタ、16は前記動輪41、
42に夫々設けられ該動輪41、42に駆動力を付与するモ−
タである。そして17は制御部であり左右動輪41、42の回
転速度を調節して進行方向を変える働きをする。
【0010】前記発熱物質は例えば酸化鉄(発熱温度4
0〜50℃)や電熱線を用いるとよい。図3は動輪41、
42の断面図であり、一番外側にウレタンゴム製のタイヤ
43を巻いたアルミニウム等の材料からなるホイ−ル44の
タイヤ43側に前記酸化鉄の収納部45を設けている。前記
酸化鉄は前記収納部45内に移動可能に且つ動輪41、42の
バランスを崩さない程度に密に充填され、動輪41、42の
回転による酸化鉄の粒子同士の衝突によって発熱反応が
起こる仕組みになっている。
【0011】前記赤外線カメラ12は0.02〜0.15
℃の最小検出温度を有し、−50〜1000℃の測定温
度範囲を有するものを用いる。また視野角は10〜30
°のものを用いる。
【0012】掃除される床面は、カーペットやPタイ
ル、リノリュ−ムが敷かれている。一般にこれらの材料
の熱伝導式は数1で表される。
【0013】
【数1】
【0014】但しTは現在の床面温度、T0は動輪41、4
2が通過したときの床面の初期温度、Taは周囲の空気温
度、tは経過時間、ρは床面の材質密度、Cpは床面の
材質比熱、Dは材質の厚みの半分である。これをグラフ
化したものが図4であり、動輪41、42によって温められ
た床の温度が周囲温度に戻るまでに指数関数的なカーブ
を描き、時間が経つほど温度変化が緩慢になり、完全に
周囲温度に戻るには数時間かかる。
【0015】これに対し、掃除ロボットは30cm/s
ecの速度で移動するので、どんなに大きなフロア−で
も1往復に1時間もかかるわけがなく、前記赤外線カメ
ラ12は前に通過した軌跡の周囲との温度の差を検出する
ことが可能である。
【0016】図5は掃除ロボット1の掃除経路の一つを
示す図である。この場合は部屋の壁面に近接するとその
地点で180°方向転換して来た方向と反対方向に進む
ものとしている。
【0017】図6は前記図5の位置にある掃除ロボット
の前記赤外線カメラ12による移動経路の検出状態を示す
概略図である。図中すでに通過した動輪42の軌跡を破線
Aで示し、赤外線カメラ12の視野を一点鎖線Bで示す。
赤外線カメラ12の視野内に周囲温度より高い温度を示す
床面の軌跡Aが捉えられていることが分かる。掃除ロボ
ットはこのように絶えず軌跡Aを赤外線カメラ12の視野
内に捉えながら移動する。
【0018】以上の構成を有する移動ロボットにおいて
次にその動作を説明する。
【0019】前記図5の部屋18のスタ−ト地点Stにお
かれた掃除ロボット1にメモリカ−ド8より部屋の大ま
かなレイアウトを初期情報として与え、スタ−トスイッ
チ6をプッシュしてスタ−ト地点より移動を開始させ
る。移動の途中は、その都度超音波センサ10、11により
障害物を検出し、制御部17により動輪41、42の回転数を
制御してこの障害物を避けながら、最短経路(この場合
縦方向の壁面P)に沿って進行を始める。
【0020】前記動輪41、42はその内部の発熱物質によ
って温められ、通過した経路に熱による目印を付けて行
く。そしてスタ−ト地点Stより赤外線カメラ12は起動
しており、動輪41、42のつけた熱による目印を視野の範
囲で検出しているが、最初の壁面Pに沿った移動ではま
だ前の軌跡が形成されておらず、該赤外線カメラ12の検
出による移動方向の制御はなされない。
【0021】前記壁面Pに沿って進行を続けていくとや
がて壁面Sに接近する。この壁面Sを前記超音波センサ
10、11によって検出し、動輪41を停止し、動輪42のみを
回転させることによって掃除ロボット1の進行方向を1
80°転回し、壁面Qに向かって進行させる。このとき
壁面Pに沿ったロボット1の進行によって走行経路の熱
による軌跡が形成されている。赤外線カメラ12はこの軌
跡を検出し、現在の掃除ロボット1の走行経路がこの軌
跡とオ−バ−ラップしない様に適宜方向を変えながら進
行する。こうして掃除ロボット1はすでに通過した経路
とオ−バ−ラップしないように進行し、壁面Q、Sで折
り返し運転しながら部屋18全体を隈なく掃除していく。
【0022】図7は図5の例とは違って部屋18の掃除を
端から中央に向かって旋回しながら行っていく場合の実
施例を示したものである。この場合も赤外線カメラ12は
先に動輪41、42が通った軌跡を検出し、これとオ−バ−
ラップしないように掃除ロボット1の進行方向を制御し
て掃除を行っていく。
【0023】図8は前記掃除ロボット1をフロア上のゴ
ミ、チリを吸引する吸引ロボット1aと、水や洗剤を供
給してフロアを磨く仕上げロボット1bとに分け、両ロ
ボット1a、1bで協調分担して作業を行う場合の実施
例を示している。先行する吸引ロボット1aはその動輪
に発熱物質を持ち、この発熱物質の熱によって通過した
経路に目印を付けて行く。随行する仕上げロボット1b
はその赤外線カメラによって前記吸引ロボット1aの熱
的軌跡を検出し、これに一致するように進行方向を制御
しながら吸引ロボット1aの後を追随する。勿論前記吸
引ロボット1a自身はその赤外線カメラによって自ら付
けた経路の軌跡とオ−バ−ラップしないように進行す
る。この場合軌跡は吸引ロボット1aによって描くこと
ができるので、これに随行する仕上げロボット1bは動
輪に発熱物質を持つことが必ずしも必要ではない。
【0024】
【発明の効果】本発明は、底部に動輪を有する移動ロボ
ットであって、前記動輪に前記移動経路に熱軌跡を描く
ための発熱物質を充填するとともに、前記胴体部に前記
熱軌跡を検出するセンサを具備せしめるものであるか
ら、移動ロボットが直線、円弧等の軌道を組み合わせた
複雑な走行を行っても走行する必要のあるエリアを隈な
く且つ最短時間で走行を行うことが可能となり、ロボッ
トの作業時間を短縮するとともに、未作業のエリアをほ
とんど残すことなく作業を行うことができる効果が生ま
れる。
【0025】また複数個のロボットを協調分担して作業
を行う場合には、先行するロボットの軌跡を後方のロボ
ットが追随する形となり、後方のロボットに対して先行
するロボットと全く同じ軌跡を通過させることが可能と
なり、作業効率は極めて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動ロボットの一実施例としての掃除
ロボットの外観斜視図である。
【図2】同じく掃除ロボットの底面図である。
【図3】動輪の断面図である。
【図4】床面の温度特性図である。
【図5】掃除ロボットの作業パタ−ンの一つを示す平面
図である。
【図6】通過した動輪の軌跡と走行中の掃除ロボットの
動輪及び赤外線カメラとの一関係を示す平面図である。
【図7】掃除ロボットの他の作業パタ−ンを示す平面図
である。
【図8】2つの移動ロボットによる作業の協調分担を行
う場合の作業パタ−ンを示す平面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に動輪を有する移動ロボットであっ
    て、前記動輪に前記移動経路に熱軌跡を描くための発熱
    物質を充填するとともに、前記胴体部に前記熱軌跡を検
    出するセンサを具備せしめることを特徴とする移動ロボ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記の移動ロボットを複数台設け、前方
    の移動ロボットによる熱軌跡を後方の移動ロボットがな
    ぞりながら随行することを特徴とする請求項1記載の移
    動ロボット。
JP3161780A 1991-07-02 1991-07-02 移動ロボツト Pending JPH0511839A (ja)

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JP3161780A JPH0511839A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 移動ロボツト

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JP3161780A JPH0511839A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 移動ロボツト

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ID=15741768

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JP3161780A Pending JPH0511839A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 移動ロボツト

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