JPH05112278A - 自転車用多段スプロケツト装置 - Google Patents
自転車用多段スプロケツト装置Info
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- JPH05112278A JPH05112278A JP3272170A JP27217091A JPH05112278A JP H05112278 A JPH05112278 A JP H05112278A JP 3272170 A JP3272170 A JP 3272170A JP 27217091 A JP27217091 A JP 27217091A JP H05112278 A JPH05112278 A JP H05112278A
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- chain
- sprocket
- large diameter
- diameter sprocket
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M9/00—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
- B62M9/04—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
- B62M9/06—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
- B62M9/10—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
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- B62M9/105—Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like involving front sprocket chain-wheels engaged by the chain, belt or the like
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車用多段スプロケット装置において、小
径スプロケットから大径スプロケットへのチェン掛換え
が、走行負荷にかかわらずチェン切れを回避しながら、
確実かつ操作容易にできるようにする。 【構成】 チェン４が小径スプロケットＳ２から大径ス
プロケットＳ１の方に寄せ操作されると、大径スプロケ
ット側面７のチェン支持段部９又は１０又は１１がチェ
ン４に接当し、チェン支持段部９又は１０又は１１のチ
ェン受止めと、側面７における配置と、大径スプロケッ
トＳ１との共回りとのために、大径スプロケットＳ１が
チェン支持段部９又は１０又は１１をしてチェン４をチ
ェン掛け対象歯１５又は１６又は１７に噛合うように持
ち上げる。チェン４の大径スプロケットＳ１側への押し
力が比較的弱くても、かつ、チェン４の張力が増大して
も、大径スプロケットＳ１がチェン持ち上げを確実にす
るように、チェン４の張力増大が大になると、チェン４
がチェン支持段部９又は１０又は１１から外れるよう
に、チェン支持段部９又は１０又は１１がチェン４を非
噛合い状態で受け止め支持する。
径スプロケットから大径スプロケットへのチェン掛換え
が、走行負荷にかかわらずチェン切れを回避しながら、
確実かつ操作容易にできるようにする。 【構成】 チェン４が小径スプロケットＳ２から大径ス
プロケットＳ１の方に寄せ操作されると、大径スプロケ
ット側面７のチェン支持段部９又は１０又は１１がチェ
ン４に接当し、チェン支持段部９又は１０又は１１のチ
ェン受止めと、側面７における配置と、大径スプロケッ
トＳ１との共回りとのために、大径スプロケットＳ１が
チェン支持段部９又は１０又は１１をしてチェン４をチ
ェン掛け対象歯１５又は１６又は１７に噛合うように持
ち上げる。チェン４の大径スプロケットＳ１側への押し
力が比較的弱くても、かつ、チェン４の張力が増大して
も、大径スプロケットＳ１がチェン持ち上げを確実にす
るように、チェン４の張力増大が大になると、チェン４
がチェン支持段部９又は１０又は１１から外れるよう
に、チェン支持段部９又は１０又は１１がチェン４を非
噛合い状態で受け止め支持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大径側スプロケットと
小径側スプロケットを同芯状に並列する状態で備える自
転車用多段スプロケット装置に関する。
小径側スプロケットを同芯状に並列する状態で備える自
転車用多段スプロケット装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記自転車用多段スプロケット装置にお
いて、ディレーラ操作によって小径側スプロケットから
大径側スプロケットに寄せられたチェンを、引き続くデ
ィレーラ操作により、回動する大径側スプロケットの側
面に押し当て操作することによって、小径側スプロケッ
トから大径側スプロケットに寄ったチェンの大径側スプ
ロケットにおけるチェン掛け対象部としてのチェン掛換
歯やチェン駆動歯等への持上げをするようになってい
た。すなわち、小径側スプロケットから大径側スプロケ
ットに掛け換えるべきチェンを、回動する大径側スプロ
ケットの側面に摩擦によって支持させ、大径側スプロケ
ットによってチェン掛け対象部に向けて持ち上げ操作す
るようになっていた。
いて、ディレーラ操作によって小径側スプロケットから
大径側スプロケットに寄せられたチェンを、引き続くデ
ィレーラ操作により、回動する大径側スプロケットの側
面に押し当て操作することによって、小径側スプロケッ
トから大径側スプロケットに寄ったチェンの大径側スプ
ロケットにおけるチェン掛け対象部としてのチェン掛換
歯やチェン駆動歯等への持上げをするようになってい
た。すなわち、小径側スプロケットから大径側スプロケ
ットに掛け換えるべきチェンを、回動する大径側スプロ
ケットの側面に摩擦によって支持させ、大径側スプロケ
ットによってチェン掛け対象部に向けて持ち上げ操作す
るようになっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、チェンを小径側
スプロケットから大径側スプロケットに掛け換える変速
を行うに際し、小径側スプロケットから大径側スプロケ
ットに寄ったチェンと大径側スプロケットの摩擦が充分
に現出できて大径側スプロケットによるチェン持ち上げ
が確実に行われるように、チェンのスプロケットへの押
し当てを強固にする必要があることから、ディレーラ操
作に必要な操作力が大になっていた。また、変速操作時
に走行負荷が増大した場合、スプロケットへの押し当て
状態にあるチェンが走行負荷のためにスリップして、大
径側スプロケットによるチェン持ち上げが不能になり、
チェンの掛換わりが遅れる等、チェンの掛換不良が発生
することがあった。本発明の目的は、小径側スプロケッ
トから大径側スプロケットにチェン掛け換えする変速が
比較的軽くできると共に、走行負荷の増大に起因するチ
ェン掛換不良がチェン切れ防止を図りながら回避できる
自転車用多段スプロケット装置を提供することにある。
スプロケットから大径側スプロケットに掛け換える変速
を行うに際し、小径側スプロケットから大径側スプロケ
ットに寄ったチェンと大径側スプロケットの摩擦が充分
に現出できて大径側スプロケットによるチェン持ち上げ
が確実に行われるように、チェンのスプロケットへの押
し当てを強固にする必要があることから、ディレーラ操
作に必要な操作力が大になっていた。また、変速操作時
に走行負荷が増大した場合、スプロケットへの押し当て
状態にあるチェンが走行負荷のためにスリップして、大
径側スプロケットによるチェン持ち上げが不能になり、
チェンの掛換わりが遅れる等、チェンの掛換不良が発生
することがあった。本発明の目的は、小径側スプロケッ
トから大径側スプロケットにチェン掛け換えする変速が
比較的軽くできると共に、走行負荷の増大に起因するチ
ェン掛換不良がチェン切れ防止を図りながら回避できる
自転車用多段スプロケット装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用多
段スプロケット装置にあっては、目的達成のために、大
径側スプロケットと同芯状に並列する小径側スプロケッ
トから前記大径側スプロケットに掛け換えるべく前記小
径側スプロケットから前記大径側スプロケットの方に寄
せられたチェンに非噛合い状態で受止め作用するチェン
支持段部を、前記大径側スプロッケットの前記小径側ス
プロケット側の側面に備え、前記大径側スプロケットの
回動に伴い、前記チェン支持段部が前記受止めチェンを
前記大径側スプロケットのチェン掛け対象部に向けて持
上げ操作し、前記受止めチェンが前記チェン掛け対象部
に持上がるところの側面箇所に、前記チェン支持段部を
配置してあることを特徴とする。その作用、効果はつぎ
のとおりである。
段スプロケット装置にあっては、目的達成のために、大
径側スプロケットと同芯状に並列する小径側スプロケッ
トから前記大径側スプロケットに掛け換えるべく前記小
径側スプロケットから前記大径側スプロケットの方に寄
せられたチェンに非噛合い状態で受止め作用するチェン
支持段部を、前記大径側スプロッケットの前記小径側ス
プロケット側の側面に備え、前記大径側スプロケットの
回動に伴い、前記チェン支持段部が前記受止めチェンを
前記大径側スプロケットのチェン掛け対象部に向けて持
上げ操作し、前記受止めチェンが前記チェン掛け対象部
に持上がるところの側面箇所に、前記チェン支持段部を
配置してあることを特徴とする。その作用、効果はつぎ
のとおりである。
【０００５】
【作用】ディレーラ操作をしながらスプロケットの回動
操作をすると、チェン支持段部が大径側スプロケットと
共に回動し、小径側スプロケットから大径側スプロケッ
トに寄ったチェンの下側に回り込んで受止め作用する。
大径側スプロケットがさらに回動するに伴い、チェン支
持段部がチェンを受止めた状態で更に回動することと、
チェン支持段部が前記側面箇所に位置することとによ
り、大径側スプロケットがチェン支持段部をしてチェン
の持ち上げ操作をする。この時、チェンの大径側スプロ
ケット側への押圧が従来に比して弱くても、チェン支持
段部によるチェン受止めのために、大径側スプロケット
がチェン持ち上げを確実に行う。そして、チェンがチェ
ン掛け対象部に向いて持ち上がるに伴い、ディレーラに
よるチェン操作と大径側スプロケットの回動とのため
に、チェンがチェン掛け対象部に持上がる。チェン支持
段部がチェンに非噛合い状態で受止め作用するものであ
ることから、チェン支持段部によるチェン受止め具合の
設定次第により、大径側スプロケットがチェンの持ち上
げをする時に走行負荷が増大しても、大径側スプロケッ
トのチェン支持段部によるチェン支持が従来の摩擦支持
に比して強固に行われて、大径側スプロケットのチェン
支持段部によるチェン持ち上げが確実に得られるように
なり、その割には、走行負荷の増加が極めて大である場
合には、大径側スプロケットのチェン支持段部によるチ
ェン支持が走行負荷のために外れて、チェン張力が緩和
するようにできる。
操作をすると、チェン支持段部が大径側スプロケットと
共に回動し、小径側スプロケットから大径側スプロケッ
トに寄ったチェンの下側に回り込んで受止め作用する。
大径側スプロケットがさらに回動するに伴い、チェン支
持段部がチェンを受止めた状態で更に回動することと、
チェン支持段部が前記側面箇所に位置することとによ
り、大径側スプロケットがチェン支持段部をしてチェン
の持ち上げ操作をする。この時、チェンの大径側スプロ
ケット側への押圧が従来に比して弱くても、チェン支持
段部によるチェン受止めのために、大径側スプロケット
がチェン持ち上げを確実に行う。そして、チェンがチェ
ン掛け対象部に向いて持ち上がるに伴い、ディレーラに
よるチェン操作と大径側スプロケットの回動とのため
に、チェンがチェン掛け対象部に持上がる。チェン支持
段部がチェンに非噛合い状態で受止め作用するものであ
ることから、チェン支持段部によるチェン受止め具合の
設定次第により、大径側スプロケットがチェンの持ち上
げをする時に走行負荷が増大しても、大径側スプロケッ
トのチェン支持段部によるチェン支持が従来の摩擦支持
に比して強固に行われて、大径側スプロケットのチェン
支持段部によるチェン持ち上げが確実に得られるように
なり、その割には、走行負荷の増加が極めて大である場
合には、大径側スプロケットのチェン支持段部によるチ
ェン支持が走行負荷のために外れて、チェン張力が緩和
するようにできる。
【０００６】
【発明の効果】チェン支持段部の作用により、チェンを
小径側スプロケットから大径側スプロケットに掛け換え
るべく押圧操作するための操作力軽減ができ、変速が軽
快にできるようにできた。さらに、走行負荷の増大変化
にかかわらずチェンが比較的確実に掛換わるように、し
かも、チェン切れが回避できるように信頼性の高いもの
が得られるようになった。
小径側スプロケットから大径側スプロケットに掛け換え
るべく押圧操作するための操作力軽減ができ、変速が軽
快にできるようにできた。さらに、走行負荷の増大変化
にかかわらずチェンが比較的確実に掛換わるように、し
かも、チェン切れが回避できるように信頼性の高いもの
が得られるようになった。
【０００７】
【実施例】図３に示すように、アルミ合金製の大径スプ
ロケットＳ１と小径スプロケットＳ２を、同芯状に並列
する配置状態で、クランク１のスプロケット支持アーム
部２にネジ連結し、図６に示す如くクランク１のペダル
３による回動操作によってスプロケットＳ１，Ｓ２を回
動駆動し、スプロケットＳ１，Ｓ２の回動力をチェン４
によって後輪駆動ギヤ５に伝達するように、かつ、ディ
レーラ６によるチェン操作により、スプロケットＳ１，
Ｓ２にチェン掛換えして２段変速をするように、自転車
用２段スプロケット装置を構成してある。
ロケットＳ１と小径スプロケットＳ２を、同芯状に並列
する配置状態で、クランク１のスプロケット支持アーム
部２にネジ連結し、図６に示す如くクランク１のペダル
３による回動操作によってスプロケットＳ１，Ｓ２を回
動駆動し、スプロケットＳ１，Ｓ２の回動力をチェン４
によって後輪駆動ギヤ５に伝達するように、かつ、ディ
レーラ６によるチェン操作により、スプロケットＳ１，
Ｓ２にチェン掛換えして２段変速をするように、自転車
用２段スプロケット装置を構成してある。
【０００８】図１および図３に示すように、大径スプロ
ケットＳ１の小径スプロケットＳ２側に位置する側面７
の複数箇所において、その側面７にチェン支持段部９ま
たは１０または１１を形成する鉄製リングをリベット８
により取付け、チェン４の小径スプロケットＳ２から大
径スプロケットＳ１への掛換えをチェン支持段部９，１
０，１１の作用によって確実かつ操作容易にできるよう
にしてある。すなわち、チェン支持段部９，１０，１１
は、図１、図２、図４、図５および図７に示すように、
小径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ１の方に
変位したチェン４のアウターリンクプレート４ａに接当
するように、チェン駆動歯１２または１３または１４の
基部よりスプロケットＳ２の横外側に突出していること
により、小径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ
１に掛け換えるべく大径スプロケットＳ１の方に寄せ操
作されたチェン４に対して非噛合い状態で受止め作用す
るように構成してある。さらに、チェン支持段部９，１
０，１１は、大径スプロケットＳ１の周部に周設されて
いるチェン駆動歯のうち、小径スプロケットＳ２から大
径スプロケットＳ１に寄ったチェン４が掛かり始めるチ
ェン掛け対象部として設定したチェン駆動歯１５または
１６または１７に対して、大径スプロケットＳ１の走行
用駆動回動方向Ｆ前側および大径スプロケットＳ１回転
軸芯側にチェン４のサイズやチェン駆動歯１５，１６，
１７の形状等によって決まる所定距離を離れて位置する
スプロケット側面箇所に位置することにより、受止めた
チェン４を大径スプロケットＳ１の回動に伴って前記チ
ェン駆動歯１５または１６または１７に向けて持ち上げ
操作するように構成してある。つまり、ディレーラ６を
操作をしながらスプロケットＳ１，Ｓ２の回動操作をす
ると、図８（イ）に示すように、チェン支持段部９，１
０，１１が大径スプロケットＳ１との共回りによる回動
のために、小径スプロケットＳ２から大径スプロケット
Ｓ１の方に寄ったチェン４の下側に回り込み、チェン支
持段部９，１０，１１のうち、チェン４のアウターリン
クプレート４ａに合致したものがチェン４に接当して受
止め作用する。大径スプロケットＳ１がさらに回動する
に伴い、図８（ロ）に示すように、チェン支持段部９ま
たは１０または１１がチェン４を受止めた状態で更に回
動し、大径スプロケットＳ１がチェン４の持ち上げ操作
をする。この時、チェン４を大径スプロケットＳ１側に
押し寄せるためにディレーラ６に付与する操作力が比較
的弱くても、かつ、走行負荷が増大してチェン張力が若
干増大しても、チェン支持段部９または１０または１１
によるチェン受止めのために、大径スプロケットＳ１が
チェン持ち上げを確実に行う。走行負荷の増大度合いが
大でチェン張力が大幅に増大した場合には、チェン張力
のためにアウターリンクプレート４ａがチェン支持段部
９または１０または１１から外れ落ち、チェン切れが生
じにくいようにチェン張力が緩和する。そして、チェン
４がチェン駆動歯１５または１６または１７に向いて持
ち上がるに伴い、ディレーラ６によるチェン押圧操作と
大径スプロケットＳ１の回動とのために、チェン４とチ
ェン駆動歯１５または１６または１７とが噛合うのであ
る。大径スプロケットＳ１が更に回動するに伴い、図８
（ハ）に示すようにチェン４がチェン支持段部９または
１０または１１から外れると共に、チェン４の大径スプ
ロケットＳ１への掛換えが完了するのである。
ケットＳ１の小径スプロケットＳ２側に位置する側面７
の複数箇所において、その側面７にチェン支持段部９ま
たは１０または１１を形成する鉄製リングをリベット８
により取付け、チェン４の小径スプロケットＳ２から大
径スプロケットＳ１への掛換えをチェン支持段部９，１
０，１１の作用によって確実かつ操作容易にできるよう
にしてある。すなわち、チェン支持段部９，１０，１１
は、図１、図２、図４、図５および図７に示すように、
小径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ１の方に
変位したチェン４のアウターリンクプレート４ａに接当
するように、チェン駆動歯１２または１３または１４の
基部よりスプロケットＳ２の横外側に突出していること
により、小径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ
１に掛け換えるべく大径スプロケットＳ１の方に寄せ操
作されたチェン４に対して非噛合い状態で受止め作用す
るように構成してある。さらに、チェン支持段部９，１
０，１１は、大径スプロケットＳ１の周部に周設されて
いるチェン駆動歯のうち、小径スプロケットＳ２から大
径スプロケットＳ１に寄ったチェン４が掛かり始めるチ
ェン掛け対象部として設定したチェン駆動歯１５または
１６または１７に対して、大径スプロケットＳ１の走行
用駆動回動方向Ｆ前側および大径スプロケットＳ１回転
軸芯側にチェン４のサイズやチェン駆動歯１５，１６，
１７の形状等によって決まる所定距離を離れて位置する
スプロケット側面箇所に位置することにより、受止めた
チェン４を大径スプロケットＳ１の回動に伴って前記チ
ェン駆動歯１５または１６または１７に向けて持ち上げ
操作するように構成してある。つまり、ディレーラ６を
操作をしながらスプロケットＳ１，Ｓ２の回動操作をす
ると、図８（イ）に示すように、チェン支持段部９，１
０，１１が大径スプロケットＳ１との共回りによる回動
のために、小径スプロケットＳ２から大径スプロケット
Ｓ１の方に寄ったチェン４の下側に回り込み、チェン支
持段部９，１０，１１のうち、チェン４のアウターリン
クプレート４ａに合致したものがチェン４に接当して受
止め作用する。大径スプロケットＳ１がさらに回動する
に伴い、図８（ロ）に示すように、チェン支持段部９ま
たは１０または１１がチェン４を受止めた状態で更に回
動し、大径スプロケットＳ１がチェン４の持ち上げ操作
をする。この時、チェン４を大径スプロケットＳ１側に
押し寄せるためにディレーラ６に付与する操作力が比較
的弱くても、かつ、走行負荷が増大してチェン張力が若
干増大しても、チェン支持段部９または１０または１１
によるチェン受止めのために、大径スプロケットＳ１が
チェン持ち上げを確実に行う。走行負荷の増大度合いが
大でチェン張力が大幅に増大した場合には、チェン張力
のためにアウターリンクプレート４ａがチェン支持段部
９または１０または１１から外れ落ち、チェン切れが生
じにくいようにチェン張力が緩和する。そして、チェン
４がチェン駆動歯１５または１６または１７に向いて持
ち上がるに伴い、ディレーラ６によるチェン押圧操作と
大径スプロケットＳ１の回動とのために、チェン４とチ
ェン駆動歯１５または１６または１７とが噛合うのであ
る。大径スプロケットＳ１が更に回動するに伴い、図８
（ハ）に示すようにチェン４がチェン支持段部９または
１０または１１から外れると共に、チェン４の大径スプ
ロケットＳ１への掛換えが完了するのである。
【０００９】図４および図５に明示するように、チェン
支持段部９，１０，１１を形成する鉄製リングを付設し
てあるスプロケット側面箇所に座ぐり１８を形成し、チ
ェン支持段部９，１０，１１を鉄製リングで形成する割
には、大径スプロケットＳ１と小径スプロケットＳ２の
間隔を小間隔に抑制できるように配慮してある。すなわ
ち、座ぐり１８によってスプロケットＳ１にできる凹入
部が鉄製リングの収納スペースになり、鉄製リングに製
作上等の都合から備えるスプロケット回転軸芯方向長さ
の割りは、鉄製リングが大径スプロケットＳ１から小径
スプロケットＳ２側に突出する長さが短くなるようにし
てある。チェン支持段部９，１０，１１を形成する鉄製
リングは、チェン４との摩擦に対する耐久性を備えるよ
うに焼入れ処理をしてある。チェン支持段部９，１０，
１１を形成するに、上記実施例の如くスプロケットＳ１
とは別部品に形成の部材を付設する形成手段の他、スプ
ロケットＳ１の成型との同時成型によってスプロケット
側面に備えた突出部によって形成する手段を採用した
り、スプロケット側面に切削加工を施すことによって形
成する手段を採用して実施してもよい。スプロケットＳ
１として鉄製スプロケットを採用する場合には、スプロ
ケットのプレス加工により、チェン支持段部形成用の突
出部を打出し形成するとと共に、この突出部に焼入れ処
理を施すことにより、耐磨耗性をそなえるチェン支持段
部を形成できるのである。スプロケットを作成する素材
の耐磨耗性や硬度等の性質によっては、突出部に対する
焼入れ処理を省略してもよいのである。
支持段部９，１０，１１を形成する鉄製リングを付設し
てあるスプロケット側面箇所に座ぐり１８を形成し、チ
ェン支持段部９，１０，１１を鉄製リングで形成する割
には、大径スプロケットＳ１と小径スプロケットＳ２の
間隔を小間隔に抑制できるように配慮してある。すなわ
ち、座ぐり１８によってスプロケットＳ１にできる凹入
部が鉄製リングの収納スペースになり、鉄製リングに製
作上等の都合から備えるスプロケット回転軸芯方向長さ
の割りは、鉄製リングが大径スプロケットＳ１から小径
スプロケットＳ２側に突出する長さが短くなるようにし
てある。チェン支持段部９，１０，１１を形成する鉄製
リングは、チェン４との摩擦に対する耐久性を備えるよ
うに焼入れ処理をしてある。チェン支持段部９，１０，
１１を形成するに、上記実施例の如くスプロケットＳ１
とは別部品に形成の部材を付設する形成手段の他、スプ
ロケットＳ１の成型との同時成型によってスプロケット
側面に備えた突出部によって形成する手段を採用した
り、スプロケット側面に切削加工を施すことによって形
成する手段を採用して実施してもよい。スプロケットＳ
１として鉄製スプロケットを採用する場合には、スプロ
ケットのプレス加工により、チェン支持段部形成用の突
出部を打出し形成するとと共に、この突出部に焼入れ処
理を施すことにより、耐磨耗性をそなえるチェン支持段
部を形成できるのである。スプロケットを作成する素材
の耐磨耗性や硬度等の性質によっては、突出部に対する
焼入れ処理を省略してもよいのである。
【００１０】〔別実施例〕図１１は別実施スプロケット
装置を示し、このスプロケット装置は、大、中、小径３
種のスプロケットＳ１，Ｓ２，Ｓ３を同芯状に並列する
状態で、クランク１にネジ連結してあり、クランク１の
回動操作によるスプロケットＳ１，Ｓ２，Ｓ３の回動力
をチェン４によって後輪駆動ギヤ５に伝達するように、
かつ、ディレーラ６によるチェン操作により、スプロケ
ットＳ１，Ｓ２，Ｓ３にチェン掛換えして３段変速をす
るように３段スプロケット装置に構成してある。大径ス
プロケットＳ１の中径スプロケットＳ２側に位置する側
面７の複数箇所において、図９および図１０に示すよう
に、側面７にチェン掛換歯１９およびチェン支持段部２
０を備え、チェン４の中径スプロケットＳ２から大径ス
プロケットＳ１への掛換えをチェン掛換歯１９およびチ
ェン支持段部２０の作用によって確実かつ操作容易にで
きるようにしてある。
装置を示し、このスプロケット装置は、大、中、小径３
種のスプロケットＳ１，Ｓ２，Ｓ３を同芯状に並列する
状態で、クランク１にネジ連結してあり、クランク１の
回動操作によるスプロケットＳ１，Ｓ２，Ｓ３の回動力
をチェン４によって後輪駆動ギヤ５に伝達するように、
かつ、ディレーラ６によるチェン操作により、スプロケ
ットＳ１，Ｓ２，Ｓ３にチェン掛換えして３段変速をす
るように３段スプロケット装置に構成してある。大径ス
プロケットＳ１の中径スプロケットＳ２側に位置する側
面７の複数箇所において、図９および図１０に示すよう
に、側面７にチェン掛換歯１９およびチェン支持段部２
０を備え、チェン４の中径スプロケットＳ２から大径ス
プロケットＳ１への掛換えをチェン掛換歯１９およびチ
ェン支持段部２０の作用によって確実かつ操作容易にで
きるようにしてある。
【００１１】すなわち、チェン支持段部２０は、大径ス
プロケットＳ１に貫設した鉄製ピンの大径スプロケット
側面７より中径スプロケットＳ２側に突出するピン端部
で成ることにより、かつ、チェン掛換歯１９に対して大
径スプロケットＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および
大径スプロケットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや
チェン掛換歯１９の形状等によって決まる所定距離を離
れて位置するスプロケット側面箇所に位置することによ
り、大径スプロケットＳ１の回動に伴い、図１２（イ）
に示すように、チェン支持段部２０が、中径スプロケッ
トＳ２から大径スプロケットＳ１の方に寄せ操作された
チェン４の下側に回り込んでそのチェン４に非噛合い状
態で受止め作用するように構成してある。大径スプロケ
ットＳ１が更に回動するに伴い、図１２（ロ）に示すよ
うに、チェン支持段部２０が受止めチェン４をチェン掛
け対象部としての前記チェン掛換歯１９に向けて持ち上
げ操作するように構成してある。この時、チェン４を大
径スプロケットＳ１側に押し寄せるためにディレーラ６
に付与する操作力が比較的弱くても、かつ、走行負荷が
増大してチェン張力が若干増大しても、チェン支持段部
２０によるチェン受止めのために、大径スプロケットＳ
１がチェン４の持ち上げを比較的確実に行うのである。
チェン４がチェン掛換歯１９に持ち上がるに伴い、図１
２（ハ）に示すように、ディレーラ６がチェン４を大径
スプロケットＳ１側に押圧していることと、チェン掛換
歯１９が大径スプロケットＳ１の回動のためにチェン４
の下側に回り込むと共に回動移動することによって、チ
ェン４がチェン掛換歯１９に噛合うように構成してあ
る。チェン４がチェン掛換歯１９に噛合うと、チェン掛
換歯１９がこれの形状に起因するカム作用と案内作用と
により、チェン４を大径スプロケットＳ１側に引き寄せ
ると共に大径スプロケットＳ１の掛かり始め歯として設
定してあるチェン駆動歯に案内しチェン４の大径スプロ
ケットＳ１への噛合いを容易にするように構成してあ
る。 チェン４が大径スプロケットＳ１のチェン駆動歯
に掛かり始めてから更に大径スプロケットＳ１が回動す
るに伴い、図１２（ニ）に示すように、チェン４がチェ
ン支持段部２０およびチェン掛換歯１９から外れると共
に、チェン４の大径スプロケットＳ１への掛換わりが完
了するのである。
プロケットＳ１に貫設した鉄製ピンの大径スプロケット
側面７より中径スプロケットＳ２側に突出するピン端部
で成ることにより、かつ、チェン掛換歯１９に対して大
径スプロケットＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および
大径スプロケットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや
チェン掛換歯１９の形状等によって決まる所定距離を離
れて位置するスプロケット側面箇所に位置することによ
り、大径スプロケットＳ１の回動に伴い、図１２（イ）
に示すように、チェン支持段部２０が、中径スプロケッ
トＳ２から大径スプロケットＳ１の方に寄せ操作された
チェン４の下側に回り込んでそのチェン４に非噛合い状
態で受止め作用するように構成してある。大径スプロケ
ットＳ１が更に回動するに伴い、図１２（ロ）に示すよ
うに、チェン支持段部２０が受止めチェン４をチェン掛
け対象部としての前記チェン掛換歯１９に向けて持ち上
げ操作するように構成してある。この時、チェン４を大
径スプロケットＳ１側に押し寄せるためにディレーラ６
に付与する操作力が比較的弱くても、かつ、走行負荷が
増大してチェン張力が若干増大しても、チェン支持段部
２０によるチェン受止めのために、大径スプロケットＳ
１がチェン４の持ち上げを比較的確実に行うのである。
チェン４がチェン掛換歯１９に持ち上がるに伴い、図１
２（ハ）に示すように、ディレーラ６がチェン４を大径
スプロケットＳ１側に押圧していることと、チェン掛換
歯１９が大径スプロケットＳ１の回動のためにチェン４
の下側に回り込むと共に回動移動することによって、チ
ェン４がチェン掛換歯１９に噛合うように構成してあ
る。チェン４がチェン掛換歯１９に噛合うと、チェン掛
換歯１９がこれの形状に起因するカム作用と案内作用と
により、チェン４を大径スプロケットＳ１側に引き寄せ
ると共に大径スプロケットＳ１の掛かり始め歯として設
定してあるチェン駆動歯に案内しチェン４の大径スプロ
ケットＳ１への噛合いを容易にするように構成してあ
る。 チェン４が大径スプロケットＳ１のチェン駆動歯
に掛かり始めてから更に大径スプロケットＳ１が回動す
るに伴い、図１２（ニ）に示すように、チェン４がチェ
ン支持段部２０およびチェン掛換歯１９から外れると共
に、チェン４の大径スプロケットＳ１への掛換わりが完
了するのである。
【００１２】図１３、図１４はさらに別実施の３段スプ
ロケット装置を示すものであり、大径スプロケットＳ１
の中径スプロケットＳ２側に位置する側面７に、第１チ
ェン支持段部３０と第２チェン支持段部３１を備え、チ
ェン４の中径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ
１への掛換えをチェン支持段部３０，３１の作用によっ
て確実かつ操作容易にできるようにしてある。すなわ
ち、チェン支持段部３０および３１は、大径スプロケッ
トＳ１に立設した鉄製ピンで成る。そして、第１チェン
支持段部３０は、第１チェン支持段部３１に対して大径
スプロケットＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および大
径スプロケットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや形
状等によって決まる所定距離を離れて位置するスプロケ
ット側面箇所に位置し、大径スプロケットＳ１の回動に
伴い、第１チェン支持段部３０が、中径スプロケットＳ
２から大径スプロケットＳ１の方に寄せ操作されたチェ
ン４の下側に回り込んでそのチェン４に非噛合い状態で
受止め作用し、大径スプロケットＳ１が更に回動するに
伴い、第１チェン支持段部３０が受止めチェン４を持ち
上げ操作すると共に、第１チェン支持段部３０が持上げ
操作するチェン４の下側に第２チェン支持段部３１が回
り込んでそのチェン４に非噛合い状態で受止め作用する
ことにより、第１チェン支持段部３０が、中径スプロケ
ットＳ２から大径スプロケットＳ１に寄せ操作されたチ
ェン４をチェン掛け対象部としての第２チェン支持段部
３１に向けて持上げ操作すると共に掛け渡しするように
構成してある。第２チェン支持段部３１は、大径スプロ
ケットＳ１のチェン駆動歯１５に対して大径スプロケッ
トＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および大径スプロケ
ットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや形状等によっ
て決まる所定距離を離れて位置するスプロケット側面箇
所に位置していることにより、大径スプロケットＳ１の
回動に伴い、第２チェン支持段部３１が第１チェン支持
段部３０からのチェン４を非噛み合い状態で受け止め支
持して、大径スプロケットＳ１のチェン掛け対象部とし
てのチェン駆動歯１５に向けて持上げ操作し、チェン４
がチェン駆動歯１５に掛かって大径スプロケットＳ１に
掛換わることを可能にするのである。
ロケット装置を示すものであり、大径スプロケットＳ１
の中径スプロケットＳ２側に位置する側面７に、第１チ
ェン支持段部３０と第２チェン支持段部３１を備え、チ
ェン４の中径スプロケットＳ２から大径スプロケットＳ
１への掛換えをチェン支持段部３０，３１の作用によっ
て確実かつ操作容易にできるようにしてある。すなわ
ち、チェン支持段部３０および３１は、大径スプロケッ
トＳ１に立設した鉄製ピンで成る。そして、第１チェン
支持段部３０は、第１チェン支持段部３１に対して大径
スプロケットＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および大
径スプロケットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや形
状等によって決まる所定距離を離れて位置するスプロケ
ット側面箇所に位置し、大径スプロケットＳ１の回動に
伴い、第１チェン支持段部３０が、中径スプロケットＳ
２から大径スプロケットＳ１の方に寄せ操作されたチェ
ン４の下側に回り込んでそのチェン４に非噛合い状態で
受止め作用し、大径スプロケットＳ１が更に回動するに
伴い、第１チェン支持段部３０が受止めチェン４を持ち
上げ操作すると共に、第１チェン支持段部３０が持上げ
操作するチェン４の下側に第２チェン支持段部３１が回
り込んでそのチェン４に非噛合い状態で受止め作用する
ことにより、第１チェン支持段部３０が、中径スプロケ
ットＳ２から大径スプロケットＳ１に寄せ操作されたチ
ェン４をチェン掛け対象部としての第２チェン支持段部
３１に向けて持上げ操作すると共に掛け渡しするように
構成してある。第２チェン支持段部３１は、大径スプロ
ケットＳ１のチェン駆動歯１５に対して大径スプロケッ
トＳ１の走行用駆動回動方向Ｆ前側および大径スプロケ
ットＳ１回転軸芯側にチェン４のサイズや形状等によっ
て決まる所定距離を離れて位置するスプロケット側面箇
所に位置していることにより、大径スプロケットＳ１の
回動に伴い、第２チェン支持段部３１が第１チェン支持
段部３０からのチェン４を非噛み合い状態で受け止め支
持して、大径スプロケットＳ１のチェン掛け対象部とし
てのチェン駆動歯１５に向けて持上げ操作し、チェン４
がチェン駆動歯１５に掛かって大径スプロケットＳ１に
掛換わることを可能にするのである。
【００１３】上記各実施例のスプロケット装置におい
て、図１５に示す如くチェン支持段部９，１０，１１，
２０，３０，３１のチェン４に対する受止め作用面が、
スプロケット側面７からスプロケット横外側に離れるほ
どスプロケット回動軸芯Ｙに接近する傾斜面になるよう
にする等、受止め作用面のスプロケット回動軸芯Ｙに対
する角度Ｘを変更して設定することにより、チェン４が
チェン支持段部から落ち外れる場合のチェン張力を必要
に応じた値に設定できる。
て、図１５に示す如くチェン支持段部９，１０，１１，
２０，３０，３１のチェン４に対する受止め作用面が、
スプロケット側面７からスプロケット横外側に離れるほ
どスプロケット回動軸芯Ｙに接近する傾斜面になるよう
にする等、受止め作用面のスプロケット回動軸芯Ｙに対
する角度Ｘを変更して設定することにより、チェン４が
チェン支持段部から落ち外れる場合のチェン張力を必要
に応じた値に設定できる。
【００１４】チェン支持段部やチェン掛換歯のスプロケ
ット周方向での配設数を上記実施例の如く複数にする
と、変速操作時にスプロケットが１回転する間にチェン
支持段部やチェン掛換歯が作用するチャンスが多くな
り、変速が迅速に行えて有利になるが、単数にして実施
してもよい。チェン支持段部を中径スプロケットにも備
えるとか、中径スプロケットのみに備えて、３段スプロ
ケット装置を構成する場合にも本発明は適用できる。し
たがって、大径スプロケットＳ１を大径側スプロケット
Ｓ１と呼称し、中径スプロケットＳ２および小径スプロ
ケットＳ２を小径側スプロケットＳ２と呼称する。
ット周方向での配設数を上記実施例の如く複数にする
と、変速操作時にスプロケットが１回転する間にチェン
支持段部やチェン掛換歯が作用するチャンスが多くな
り、変速が迅速に行えて有利になるが、単数にして実施
してもよい。チェン支持段部を中径スプロケットにも備
えるとか、中径スプロケットのみに備えて、３段スプロ
ケット装置を構成する場合にも本発明は適用できる。し
たがって、大径スプロケットＳ１を大径側スプロケット
Ｓ１と呼称し、中径スプロケットＳ２および小径スプロ
ケットＳ２を小径側スプロケットＳ２と呼称する。
【００１５】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】チェン支持段部配設箇所の側面図
【図２】チェン支持段部配設箇所の平面図
【図３】２段スプロケット装置の側面図
【図４】図１のＡ−Ａ線断面矢視図
【図５】図１のＢ−Ｂ線断面矢視面図
【図６】２段スプロケット装置使用状態の側面図
【図７】チェン支持段部の作用状態を示す側面図
【図８】チェン支持段部の作用状態の概略側面図
【図９】３段スプロケット装置のチェン支持段部配設箇
所の側面図
所の側面図
【図１０】３段スプロケット装置のチェン支持段部配設
箇所の平面図
箇所の平面図
【図１１】３段スプロケット装置使用状態の側面図
【図１２】チェン支持段部およびチェン掛換歯の作用状
態の概略側面図
態の概略側面図
【図１３】別実施３段スプロケット装置の部分側面図
【図１４】別実施３段スプロケット装置のチェン支持段
部作用状態を示す平面図
部作用状態を示す平面図
【図１５】チェン支持段部のチェン受止め調節手段を示
す正面図
す正面図
４ チェン ７ 側面 ９，１０，１１，２０，３０，３１ チェン支持段部 １５，１６，１７，１９，３１ チェン掛け対象部 Ｓ１ 大径側スプロケッ
ト Ｓ２ 小径側スプロケッ
ト
ト Ｓ２ 小径側スプロケッ
ト
Claims (1)
- 【請求項１】 大径側スプロケット（Ｓ１）と同芯状に
並列する小径側スプロケット（Ｓ２）から前記大径側ス
プロケット（Ｓ１）に掛け換えるべく前記小径側スプロ
ケット（Ｓ２）から前記大径側スプロケット（Ｓ１）の
方に寄せられたチェン（４）に非噛合い状態で受止め作
用するチェン支持段部（９），（１０），（１１），
（２０），（３０），（３１）を、前記大径側スプロッ
ケット（Ｓ１）の前記小径側スプロケット（Ｓ２）側の
側面（７）に備え、 前記大径側スプロケット（Ｓ１）の回動に伴い、前記チ
ェン支持段部（９），（１０），（１１），（２０）が
前記受止めチェン（４）を前記大径側スプロケット（Ｓ
１）のチェン掛け対象部（１５），（１６），（１
７），（１９），（３１）に向けて持上げ操作し、前記
受止めチェン（４）が前記チェン掛け対象部（１５），
（１６），（１７），（１９），（３１）に持上がると
ころの側面箇所に、前記チェン支持段部（９），（１
０），（１１），（２０），（３０），（３１）を配置
してある自転車用多段スプロケット装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272170A JPH05112278A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 自転車用多段スプロケツト装置 |
| DE69226840T DE69226840T2 (de) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Tragelement für eine Fahrradkettenschaltung |
| EP92117900A EP0538780B1 (en) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Chain shift aiding structure for a bicycle sprocket assembly |
| AT92117900T ATE170476T1 (de) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Tragelement für eine fahrradkettenschaltung |
| CN92113092A CN1032414C (zh) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | 用于自行车链轮组件上的链条移位辅助结构 |
| US08/165,537 US5413534A (en) | 1991-10-21 | 1993-12-13 | Chain shift aiding structure for bicycle sprocket |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272170A JPH05112278A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 自転車用多段スプロケツト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05112278A true JPH05112278A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17510050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3272170A Pending JPH05112278A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 自転車用多段スプロケツト装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5413534A (ja) |
| EP (1) | EP0538780B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05112278A (ja) |
| CN (1) | CN1032414C (ja) |
| AT (1) | ATE170476T1 (ja) |
| DE (1) | DE69226840T2 (ja) |
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| JP2020104639A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社スギノエンジニアリング | 自転車用ギアクランク、およびチェーンリング |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE19703930A1 (de) * | 1997-02-04 | 1998-08-06 | Sram De Gmbh | Kettenschaltung, insbesondere für Fahrräder |
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