JPH05111822A - ワイヤ放電加工における初期加工方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工における初期加工方法

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JPH05111822A
JPH05111822A JP4094765A JP9476592A JPH05111822A JP H05111822 A JPH05111822 A JP H05111822A JP 4094765 A JP4094765 A JP 4094765A JP 9476592 A JP9476592 A JP 9476592A JP H05111822 A JPH05111822 A JP H05111822A
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JP
Japan
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machining
wire electrode
wire
initial
processing
Prior art date
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JP4094765A
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Roland Masicovetere
マシコヴエテーレ ローランド
Ivano Paganetti
パガネツテイ イヴアーノ
Mauro Erba
エルバ マウロ
Livio Mazzolini
マツツオリーニ リヴイオ
Amario Rino D
ダマリオ リノ
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Agie Charmilles SA
Original Assignee
Agie Charmilles SA
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Publication date
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/06Control of the travel curve of the relative movement between electrode and workpiece
    • B23H7/065Electric circuits specially adapted therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/14Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply
    • B23H7/20Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply for programme-control, e.g. adaptive

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤ放電加工による被加工物の初期加工方
法。 【構成】 被加工物へのワイヤ電極導入経路の少なくと
もその一部分において、特定の加工パラメータの値を実
際の形状加工のそれに比較して低減し、それら加工パラ
メータの少なくともいくつかを連続して変化させ、実際
の形状加工における加工パラメータ値に到達させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物の導入路に沿
う特定の加工パラメータ値が実際の形状加工のためのパ
ラメータ値に比較して、その一部に於いて低減されるよ
うにしたワイヤ放電加工による被加工物の初期加工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ電極による被加工物の初期加工時
には、最適加工条件は最初の内は行きわたっていない。
【0003】その理由は、加工される溝の始点に於いて
はワイヤ電極、特にそれが加工槽内で作動されていない
ときには充分な安定条件を見いだすに至っていない。更
に、ワイヤ電極の周囲の加工溝は、ワイヤ電極がフル加
工状態で充分なパワーを得ている場合のように対称には
なっていない。このことはその他の現象、特に被加工物
の初期加工時に於ける諸現象と共に周知のことであり、
それらはワイヤ電極断線の確率を極めて高める結果とな
っている。
【0004】既に初期加工状態にあるワイヤ電極の断線
を防止するために、この問題解決のための先行技術とし
てこれまでに二つの方法が提案されてきた。両方法と
も、被加工物の初期加工の後ワイヤ電極は所謂導入路に
沿って最初低減されたパワー値で案内されると言う事実
から出発する。この導入路の後には実際の加工形状が続
いている。この地点からワイヤ電極はフルパワーで移動
される。
【0005】上述の二つの方法の場合、ワイヤ電極が導
入路に沿って移動する間に、加工パラメータ値は以下の
ようにして制御される。 1.ワイヤ電極が導入路にある間、加工液噴流と電源の
パラメータは40%に低減される。確かにこれはワイヤ
電極に対するストレスをより少なくすると言う点から見
ればワイヤ電極断線の確率を減少させる利点がある。し
かし同時に、フル加工状態よりも実質的に低い一定パワ
ーのもとに行なわれる導入路に沿ったこの種のワイヤ電
極の移動は極めて時間の掛かるものである。即ち、低減
された噴流およびパワーのパラメータはより低いワイヤ
電極の前進速度を結果することになる。なぜなら小さい
パワーによる被加工物の物質除去は、より大きいパワー
によるものよりも小さくなるからである。この低速前進
は、たとえワイヤ電極のための条件が既に実質的に安定
し、噴流及びパワーのパラメータ値をより高くできる状
態にあっても導入路にある間は許容されてしまう。導入
路の終端に於て、噴流及びパワーのパラメータ値はフル
加工を行なうために約50%だけ最終的に増加される。
このパラメータ値の急激な上昇はワイヤ電極に対し強力
かつ急速な負荷を与えることになり、同時にワイヤ電極
断線の確率を実質的に高めることになる。 2.第二の方法では導入路は個々の部分に分割される。
これに関連して前述の加工パラメータの値は個々の部分
について段階的に増加される。パワーの上げ幅は前述の
第一の方法に於けるよりも勿論小さくされているが、そ
れでも段階的に負荷を上げる時に過剰に強い力がワイヤ
電極に作用する。さらに、この第二の方法はプログラム
作成費用の増加が必要であると言う不利な立場にある。
同時に、この方法は一般応用が効かず、導入路の長さ及
び関連技術によっては加工パラメータを決め直さなけれ
ばならなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は初期加工段階に於けるワイヤ電極断線の危険性を低減
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は低減された加
工パラメータの内の少なくとも幾つかを、実際の形状加
工のための所期のパラメータ値に到達するまで連続的に
変化させて行くようにしてやる方法によって解決するこ
とができる。この方法によって、加工パラメータ値の急
激な変化は避けられる。導入路に沿ってワイヤ電極が不
規則に負荷を与えられたり、短時間の間に過剰に強く負
荷を掛けられることもなくなる。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明による方法の特に好ましい
一実施例では、実際の形状加工のための加工パラメータ
値は連続変化の終点として定められ、この変化の経路は
初期加工の開始時に於いて決められている(請求項
2)。この終点に達した後、形状加工は最良かつ可能な
パワー条件、噴流条件の下で実施される。加工パラメー
タ値を急激に変化させることなくその連続変化を達成す
るために、加工パラメータ値は最終的に形状加工パラメ
ータ値への連続遷移が生ずるような方法で連続的に変化
される。この円滑な加工パラメータ値の遷移によって、
ワイヤ電極断線の確率は最小になる。
【0009】同時に、導入過程に必要な経路の長さは初
期加工の開始時に固定される。この長さは幾つかの条件
依存している。例えば、厚い被加工物の場合、噴流は薄
い被加工物の場合よりも安定するのが遅いので、被加工
物の厚さはその長さに影響を及ぼす。さらに、厚い被加
工物の場合、ワイヤ電極の供給装置は薄い被加工物の場
合よりも互いに遠くに離れている。従って、厚い被加工
物の場合には、ワイヤ電極はよけいに振動し、それが安
定するまでには薄い被加工物の場合に比べて、より長い
時間を要する。また、導入路の長さを決めるに当たって
は、電蝕が加工液槽中で行なわれるのか、それとも加工
液槽なしで行なわれるか、噴流圧力をどのくらいの高さ
にするか、そして被加工物の加工奇跡はどうであるか、
即ち後続の加工幾何形状を早い段階で切る必要があるの
か、或は時間を置いてからでも良いのか等を考慮する必
要がある。また、異なる技術条件を考慮に入れなければ
ならない。ユーザーの仕事を楽にするためには実際の形
状加工のための所期の加工パラメータ値並びに導入路決
定のための加工パラメータ値は記憶される(請求項1
1)。従ってユーザーは厄介で、しかも時間の掛かる仕
方で最適値を決める必要が無い。むしろ、ユーザーは彼
の特定の被加工物のために既に実際に確認されている値
を頼れば良いことになる。自動化に即した特に重要なス
テップは達成されている。
【0010】本発明の特に有利な点は、加工開始時に於
て終点として決められた加工パラメータの値を、導入路
に沿ってワイヤ電極が移動する間に変化させることが出
来る点にある(請求項3)。自動化条件の実質的改善と
同時に、ユーザーによる手動介入の可能性も残されてい
る。例えば加工溝中の条件が、ワイヤ電極が導入路を移
動しきる以前に安定した場合には、ユーザーは手動介入
によって実際の形状加工のためのパラメータ値に基づい
て操作することが可能となり、従ってそれらの値をより
早く得ることが出来る。これによって全体の加工時間は
減縮される。
【0011】加工パラメータの値を所望する通りに変化
させることはさらに次のような利点につながる。即ち、
導入路中でワイヤ電極が断線した場合、先ず被加工物か
らワイヤ電極を移動し、次いで残りの導入路上を断線発
生時の加工パラメータ値に比べて低減されたパラメータ
値で移動するためにワイヤ電極をその断線発生地点まで
戻すことが必要である(請求項10)。断線発生地点に
於てワイヤ電極に掛けられる負荷はしばしば大きすぎ
る。断線発生地点に於けるユーザーの手動介入によりパ
ラメータ値を変化させることによって、ワイヤ電極が再
び全導入路を渡て歩くと言うことが回避される。残りの
導入路に対する初期パラメータ値は、最初の断線発生の
決定的因子であったワイヤ電極に掛けられた負荷を減少
するたために断線発生地点から減少される。最初の断線
発生地点からワイヤ電極が再出発した後、低減された加
工パラメータ値は断線発生以前に最初に予定されたと同
じ量で連続的に変化させることが出来る。これによっ
て、もはやワイヤ電極の断線は起きないと言う確率はか
なり大きくなる。もちろん、加工パラメータ値をユーザ
ーの手動介入によることなく自動的に減少させることは
可能である。
【0012】本発明による方法の特に有利な一実施例で
は、加工パラメータの値の変化が加工溝になんら変化を
及ぼさない(請求項4)。例えば、そうしたパラメータ
の一つに、電源の周波数がある。他の加工パラメータと
は対称的に、周波数の増減は例えば、被加工物の加工溝
幅に最小の変化を与える。本発明の特に好ましい展開の
一つに、加工パラメータは電源の諸値、特に周波数、電
流の強さ、電圧、パルス時間、および/または加工液噴
流の諸値、特に噴流の圧力、および/またはワイヤ電極
の特定の諸値、特にワイヤの特性およびワイヤ速度によ
って定められると言うことがある(請求項5)。これら
加工パラメータは簡単な仕方で手動によって、或は自動
的に変化させることが出来る。さらに、それらの変化は
直ちにチェックすることが出来るので、エラーの発生が
避けられる。
【0013】ワイヤ電極は被加工物の初期加工以前に定
められた始動路上を通過することが好ましい(請求項
6)。とりわけ、加工開始以前に被加工物に対してワイ
ヤ電極を整合させることが可能である。ワイヤ電極はそ
れが被加工物に達した場所を認識し、その場所から低減
された加工パラメータ値が実際の形状加工のための所期
の加工パラメータ値に向かって連続的な変化を開始する
ことが好ましい(請求項7)。ワイヤ電極による被加工
物の加工開始場所の認識は、特に電圧、電流、噴流の諸
条件を介して行なわうか、または目視的に実施すること
が好ましい(請求項8)。ワイヤ電極を介して、導入路
に沿った加工パラメータ値の連続変化が何時開始したか
が示される。
【0014】本発明の特に好ましい一実施例では、もし
実際の形状加工のための所期の加工パラメータ値に到達
していない場合には、低減された加工パラメータ値の連
続変化は形状加工路に達した時点に於いても続行される
(請求項9)。導入路を加工形状内に延長することによ
って、たとい導入路自身よりも長い導入路が要求される
ような場合でも導入が可能になる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を添付の図に示し、以下にこ
れを詳述する。
【0016】図に示す本発明の構成および可能な動作に
基づいて本発明を説明する。これに関連して、図では同
一部分には同一参照番号を使用してある。
【0017】図1は、放電加工におけるワイヤ電極(図
示せず)の移動開始点1を示している。ワイヤ電極は先
ず初めに被加工物3に対して始動路2に沿って移動す
る。図示はしないが周知の手段によって、放電加工機は
ワイヤ電極が被加工物の加工開始点4に到達したときを
認識する。
【0018】この地点4においては、ワイヤ電極による
加工はまだフルパワーを用いて行なうことはできない。
このことは、既に述べたように、電蝕開始時における加
工溝の幾何形状が非対称であること、並びにワイヤ電極
が安定過程にあると言う理由からである。もしワイヤ電
極がフルパワーで作動されると、その時ワイヤ電極は加
工開始点4で断線を起こすことになる。従って、特定の
加工パラメータ値、特に加工電源および加工液噴流に関
するパラメータ値は加工開始点4において実質的に低減
されなければならない。
【0019】加工開始点4に接して、導入路5が設けら
れている。ワイヤ電極は低減されたパワーによって加工
溝に沿ってこの導入路5を前進する。これに関連して、
被加工物を加工するための特定の加工パラメータ値は連
続的に増加される。被加工物の厚さおよび既に述べたそ
の他の制限条件によって幾分短め或いは長めにはなる
が、望ましくはワイヤ電極が8ミリの距離を前進した
後、ワイヤ電極は被加工物3をフルパワーによって加工
する際のパラメータ値にほぼ対応した加工パラメータ値
によって作動される。ワイヤ電極は導入路5の終点6に
おいて実際の加工形状7の始点に到達する。加工パラメ
ータ値をこの加工形状7を加工する際の所定の最終値に
連続的に接近させることによって、ワイヤ電極の断線は
避けられる。電源および/または加工液噴流のパワーP
Lの連続変化は図1のグラフに導入路長さLの関数とし
て示されている。このグラフではパワー値の変化を示す
カーブがほぼランプ(傾斜面)を形成し、その長さLは
図1の実施例における導入路5の長さに正確に一致して
いることがわかる。もし導入路が前記ランプより長い、
即ち加工開始点4と導入路の終点6との間の距離がラン
プの長さより短い場合には、ワイヤ電極は加工形状7の
開始点に到るまで、導入路の残りの部分に沿って一定の
パワーPLで移動することができる。この地点からは、
フルパワーによる加工において最大可能パワーPLが供
給される。この一定パワーPLによる加工軌跡はランプ
の始点または終点に接続する。
【0020】他方、図2は導入のための経路が加工開始
点4と導入路5の終点6との間の距離より短い場合を示
している。従って、導入路5はランプよりも短くなる。
図2の平面図の上方に示されているグラフからもわかる
とおり、導入路の終点6におけるパワーPLは加工形状
7のフルパワー加工における最適パワーにはまだ到達し
ていない。それにも拘らず、この最大最終パワーに到達
するために、前述のランプ上のパワーは加工形状の中に
入ってもさらに連続的に変化させられる。それ故、導入
過程は所定の導入路の後方にある導入の終点10におい
て完了する。この終点10に続いて、フルパワーによる
加工が最適パワー条件のもとに行なわれる。
【0021】特に、所謂ジグザグ加工の場合には、加工
形状に入ってからもパワーを連続的に増加することが必
要となる。周知の通り、直角加工形状が関係している場
合には、短時間の後にワイヤ電極をフルパワーで作動す
ることができる。特別な加工形状によっては、加工溝に
関する好ましい条件として、ほんの短い経路の後でジグ
ザグカットを期待することができる。
【0022】最後に、図3は被加工物3内の導入路5上
の点11においてワイヤ電極に断線が生じた際の本発明
による導入過程を示している。ワイヤ電極が点11にお
いて断線した場合には、ワイヤ電極はその時までに加工
された加工溝から後退させられる。その時点までに到達
し、かつそれに基づいて断線発生時までに元のランプ上
でワイヤ電極が作動された加工パラメータの値は記憶さ
れる。ワイヤ電極の交換の後、ワイヤ電極はその断線発
生点11まで復帰される。この地点11では、ワイヤ電
極に負荷を掛けた途端に再度断線が生じることを防止す
るために記憶されているパワーの値を幾分低減する。ワ
イヤ電極断線発生点11から導入路の終点6に向かう元
のランプの連続曲線は、加工パラメータの値が残りの導
入路に沿って同様な仕方で変化されるかぎり、ワイヤ電
極によってさらに利用される。しかし、ワイヤ電極の断
線発生以前の導入過程とは対照的に、パワーグラフの残
りのランプの始点は、ワイヤ電極断線発生時の点11に
おける元の値に比べて、低減された加工パラメータ値と
なっている。これによって、ワイヤ電極の再断線の可能
性はかなり低減される。
【0023】被加工物へのこの導入方法は、被加工物に
穿設された加工開始孔からスタートし、加工する場合に
も利用できることは勿論である。しかも加工溝内におけ
る条件は加工開始孔がある場合にはより安定しているの
で、ランプの長さを短縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】被加工物における加工形状の平面図と共に、導
入路における加工パラメータ値の変化を示す図。
【図2】被加工物における加工形状の平面図と共に、加
工形状内にまで及ぶ加工パラメータ値の変化を示す図。
【図3】ワイヤ電極の断線発生時の被加工物における加
工形状の平面図と共に、通常の加工パラメータ値の変化
と比較したワイヤ電極断線発生時における加工パラメー
タ値の変化を示す図。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極の移動開始点 2 始動路 3 被加工物 4 加工開始点 5 導入路 6、10 導入路の終点 7 加工形状 11 ワイヤ電極断線の発生点
フロントページの続き (72)発明者 マウロ エルバ スイス国 CH−6600 ロカルノ ヴイア ヴイジツツイ 20 (72)発明者 リヴイオ マツツオリーニ スイス国 CH−6946 ポンテ カプリア ースカ ヴイア マルジアスコ(無番地) (72)発明者 リノ ダマリオ イタリア I−6807 タヴエルネ ヴイア レイネド(無番地)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物への導入経路に沿った特定の加
    工パラメータの値が実際の形状加工のための加工パラメ
    ータの値に比較して、少なくともその一部に於て低減さ
    れるにしたワイヤ放電加工における初期加工方法であっ
    て、低減された加工パラメータ値のうちの少なくとも幾
    つかが実際の形状加工のための加工パラメータ値に到達
    するまで常時変化されるようにしたワイヤ放電加工にお
    ける初期加工方法。
  2. 【請求項2】 初期加工の開始時に於いて実際の形状加
    工のための加工パラメータの値は連続変化の終点として
    定められ、かつこの変化の経路が決められている請求項
    1に記載のワイヤ放電加工における初期加工方法。
  3. 【請求項3】 初期加工開始時に終点として決められた
    加工パラメータの値は導入路に沿ってワイヤ電極が移動
    する間に所望の値に変更が可能である請求項2に記載の
    ワイヤ放電加工における初期加工方法。
  4. 【請求項4】 加工パラメータ値の変化による加工溝の
    変化が最小になるようにした上記請求項の何れかに記載
    のワイヤ放電加工における初期加工方法。
  5. 【請求項5】 加工パラメータは電源の諸値、特に周波
    数、電流の強さ、電圧、パルス幅、および/または加工
    液噴流の諸値、特に噴流の圧力、および/またはワイヤ
    電極の特定の諸値、特にワイヤの特性およびワイヤ速度
    によって決められる請求項1乃至3に記載のワイヤ放電
    加工における初期加工方法。
  6. 【請求項6】 ワイヤ電極が被加工物の初期加工以前に
    決められた始動路上を通過するようにした上記請求項の
    何れかに記載のワイヤ放電加工における初期加工方法。
  7. 【請求項7】 ワイヤ電極はそれが被加工物に達した場
    所を認識し、その場所から低減された加工パラメータ値
    が実際の形状加工のための所期の加工パラメータ値に向
    かって連続的な変化を開始する請求項6に記載のワイヤ
    放電加工における初期加工方法。
  8. 【請求項8】 ワイヤ電極が被加工物を最初に加工する
    場所の認識は、特に電圧、電流、噴流の諸条件を介して
    行なわれるか、または光学的に実施される請求項7に記
    載のワイヤ放電加工における初期加工方法。
  9. 【請求項9】 もし実際の形状加工のための所期の加工
    パラメータ値に到達しなかった場合には、低減された加
    工パラメータ値の連続変化は形状加工路に達した時点に
    於いても続行される上記請求項の何れかに記載のワイヤ
    放電加工における初期加工方法。
  10. 【請求項10】 導入路に於いてワイヤ電極が断線した
    場合には、先ずワイヤ電極は被加工物から移動され、次
    いで残りの導入路上をワイヤ電極断線時の加工パラメー
    タ値に比較して低減されたパラメータ値で移動するため
    に、再びワイヤ電極の断線地点まで戻される上記請求項
    の何れかに記載のワイヤ放電加工における初期加工方
    法。
  11. 【請求項11】 実際の形状加工のための所期の加工パ
    ラメータ並びに導入路の決定のための加工パラメータ値
    は記憶される上記請求項の何れかに記載のワイヤ放電加
    工における初期加工方法。
JP4094765A 1991-03-20 1992-03-21 ワイヤ放電加工における初期加工方法 Pending JPH05111822A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4109139A DE4109139C2 (de) 1991-03-20 1991-03-20 Verfahren zum Anschneiden eines Werkstücks beim funkenerosiven Schneiden
DE4109139.6 1991-03-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05111822A true JPH05111822A (ja) 1993-05-07

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ID=6427799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4094765A Pending JPH05111822A (ja) 1991-03-20 1992-03-21 ワイヤ放電加工における初期加工方法

Country Status (6)

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US (1) US5220146A (ja)
EP (1) EP0504861B1 (ja)
JP (1) JPH05111822A (ja)
KR (1) KR100200448B1 (ja)
CN (1) CN1038021C (ja)
DE (2) DE4109139C2 (ja)

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