JPH0511026B2 - - Google Patents

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JPH0511026B2
JPH0511026B2 JP60163583A JP16358385A JPH0511026B2 JP H0511026 B2 JPH0511026 B2 JP H0511026B2 JP 60163583 A JP60163583 A JP 60163583A JP 16358385 A JP16358385 A JP 16358385A JP H0511026 B2 JPH0511026 B2 JP H0511026B2
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JP
Japan
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core material
rubber core
prepreg
rod body
diameter
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JP60163583A
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JPS6223735A (ja
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Isamu Tokuda
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Publication of JPS6223735A publication Critical patent/JPS6223735A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は釣竿の製造法、詳しくは、合成樹脂を
含浸した高強度繊維のプリプレグを管状に巻装し
て形成する中空竿本体の基端部に、前記竿本体の
径の変化率より大きい変化率で拡径する握り部を
設けた釣竿の製造法に関する。
(従来の技術) 従来、此種釣竿を製造する方法として、実開昭
59−182173号公報に記載されている通り、先端部
から基端部に向つてテーパ状に拡径する中空竿本
体の内径に対応する大きさの成形部と、前記握り
部の内径に対応する大きさの成形部とを備えた芯
金を用い、この芯金の外周に前記プリプレグを巻
装し、この巻装プリプレグの外周にセロフアンテ
ープを螺旋状に巻付けて緊縛し、この緊縛力によ
り前記巻装プリプレグを加圧し、この加圧状態で
加熱炉で加熱し、この加熱により前記巻装プリプ
レグにおける合成樹脂を、一旦軟化させて硬化さ
せ、次に前記芯金を抜取ると共に、前記セロフア
ンテープを剥離し、前記竿本体と握り部とを一体
に形成したものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 所が、この従来の製造法によると、前記巻装プ
リプレグの外周にセロフアンテープを巻装して焼
成するとき、この焼成熱により前記セロフアンテ
ープが伸びて、該セロテープの緊縛による加圧力
が第8図の如く低下することになり、その結果、
前記巻装プリプレグの均密性が悪くなり、プリプ
レグの表面に皺ができたり、或いは気泡ができた
りすることがあつた。そして、これら皺とか気泡
は、焼成後において握り部の表面に露出するた
め、品質の低下を来たすのである。
本発明は以上の点に鑑み発明したもので、ゴム
材料は、熱によつて弾性力が殆んど変化しない特
性がある点に着目し、このゴムにより握り部成形
用芯材を形成し、このゴム芯材の弾性を利用し
て、前記焼成時における加圧力の低下を防ぐこと
により、握り部に皺及び気泡ができないようにす
るものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、本発明は、先端部から基暗部に向つ
てテーパ状に拡径する芯金2に合成樹脂を含浸し
た高強度繊維のプリプレグを前記芯金2に巻装し
て成形する中空竿本体1の基端部外面又は前記芯
金2の基端部外面に、前記竿本体1の径の変化率
より大きい変化率で拡径方向に傾斜するゴム芯材
3を添設し、このゴム芯材3の表面に、合成樹脂
を含浸した高強度繊維のプリプレグを装着し、加
圧焼成した後、前記芯金2及びゴム芯材3を抜取
り、前記竿本体1と一体の握り部4を形成する如
く成したものである。
(作用) セロフアンテープを巻付けてゴム芯材3の表面
に装着したプリプレグを加圧するとき、前記ゴム
芯材3を僅かに弾性変形させて、該ゴム芯材3に
圧力を加え、この加圧状態で焼成することによ
り、前記セロフアンテープの伸びに対応して前記
ゴム芯材3が弾性復元し、この弾性復元力によ
り、前記セロフアンテープの伸びによる前記プリ
プレグの加圧力の低下を防いで、握り部4に皺及
び気泡ができるのを防止するのである。
(実施例) 第1,2図に示した実施例は、先端部から基端
部に向つてテーパ状に拡径する中空竿本体1の内
径に対応する大きさの成形部2aをもつた竿本体
成形用芯金2と、前記竿本体1の径の変化率より
大きい変化率で拡径方向に傾斜するテーパ面3a
をもつた半円筒状のゴム芯材3とを設けて、前記
芯金2の外周に、第1図イの如く合成樹脂を含浸
した高強度繊維の第1プリプレグを巻装して中空
の竿本体1を成形し、この竿本体1の基端部外面
に、第1図ロの如く前記ゴム芯材3を添設し、こ
のゴム芯材3の表面から前記竿本体1の基端部外
面に亘つて、合成樹脂を含浸した高強度繊維の第
2プリプレグを巻装し、この巻装第2プリプレグ
及び前記竿本体1の外周にセロフアンテープ(図
示せず)を螺旋状に巻付けて緊縛し、この緊縛に
より前記竿本体1及び巻装第2プリプレグの加圧
し、この加圧状態で加熱炉で加熱し、この加熱に
より前記竿本体1及び巻装第2プリプレグにおけ
る合成樹脂を一旦軟化させて硬化させ、次に前記
芯金2及びゴム芯材3を竿本体1の基端外方に抜
取ると共に、前記セロフアンテープを剥離して、
前記竿本体1と一体の握り部4を形成する如く成
したものである。
以上の構成において、前記ゴム芯材3は、前記
焼成時の熱(約150〜180℃)によつては、弾性力
が殆んど変化しない性質があるゴム材料から成
り、このゴム芯材3の弾性を利用して、前記焼成
時、前記セロフアンテープの緊縛による加圧力の
低下を防ぐのである。
即ち、前記セロフアンテープの巻付け時、前記
ゴム芯材3を僅かに弾性変形させて、該ゴム芯材
3に圧力を加え、この加圧状態で焼成するのであ
つて、この焼成熱により前記セロフアンテープが
伸びると、この伸びに対応して前記ゴム芯材3が
弾性復元し、この弾性復元力により、前記セロフ
アンテープの伸びによる加圧力の低下を補うこと
ができるのである。
従つて、本発明によれば、焼成時に加圧力の低
下がなく、所定の加圧力に維持できるので、前記
巻装第2プリプレグの均密性を良好にでき、この
巻装第2プリプレグに皺及び気泡ができるのを防
止できるのである。
又、前記ゴム芯材3は、主としてウレタンゴム
で形成するのであるが、その他のゴムで形成して
もよい。
又、前記第2プリプレグをゴム芯材3に巻装す
るとき、第2図の如くゴム芯材3の周方向両端部
位に高強度繊維から成る線材55を添設して、前
記第2プリプレグを巻装するのが好ましい。
又、前記第2プリプレグは、前記竿本体1及び
ゴム芯材3の外周に巻装するのであるが、その
他、ゴム芯材3の表面にのみ添設してその端縁を
前記竿本体1の外周面に重合させ、この重合部分
を、前記加圧焼成により結合する如く成してもよ
い。
又、第1図に示した実施例では、前記ゴム芯材
3に、竿本体の径の変化率より大きい変化率で拡
径方向に傾斜するテーパ面3aに連続する逆テー
パ面3bを設けて、この逆テーパ面3bの表面
に、合成樹脂を含浸した高強度繊維のプリプレグ
を巻装し、竿本体の径の変化率より大きい変化率
で拡径する前記握り部4の後端に逆テーパ面4a
を設けて、握り部4を握る手が竿本体1の長さ方
向に滑るのを防ぐようにしている。この場合、前
記した如く加圧焼成して前記ゴム芯材3を抜取る
とき、この抜取力により前記ゴム芯材3を弾性変
形させて抜取るのである。尚、前記逆テーパ面3
bに巻装するプリプレグは、前記第2プリプレグ
と一体に形成してもよい。しかし、実施例の如く
別に形成することにより、ゴム芯材3への巻装
時、表面に皺ができないように巻装できる利点が
ある。尚、前記逆テーパ面3bは必らずしも必要
でない。
又、第5図に示した実施例は、竿本体形成用の
プリプレグを利用して、竿本体1と一体の握り部
4を形成する如く成たものであつて、先ず、前記
芯金2の基端部外周に、前記ゴム芯材3を添設
し、次にこれら芯金2の外周及びゴム芯材3の表
面に、前記第1プリプレグを巻装し、この巻装プ
リプレグの外周にセロフアンテープ(図示せず)
を螺旋状に巻付けて緊縛し、この緊縛により前記
巻装プリプレグを加圧し、この加圧状態で加熱炉
を加熱し、この加熱により前記巻装プリプレグに
おける合成樹脂を一旦軟化させて硬化させ、次に
前記芯金2及びゴム芯材3を竿本体の基端部外方
に抜取ると共に、前記セロフアンテープを剥離し
て竿本体1と握り部4とを一体に形成するのであ
る。
この場合も、前記セロフアンテープの巻付けに
より、前記ゴム芯材3を僅かに弾性変形させて、
該ゴム芯材3に圧力を加え、前記セロフアンテー
プの伸びによる加圧力の低下を補うのである。
又、この実施例の場合も、前記ゴム芯材3に逆
テーパ面3bを設けているが、この逆テーパ面3
bは必らずしも必要でない。尚、この逆テーパ面
3bを設ける場合、前記ゴム芯材3を弾性変形さ
せて抜取るのである。
尚、以上説明した実施例では、ゴム芯材3を半
円筒形に形成したが、この他前記竿本体の径の変
化率より大きい変化率で拡径方向に傾斜するテー
パ面をもつた円筒形、又は前記テーパ面と、逆テ
ーパ面とをもつた円筒形に形成してもよいのであ
る。
又、前記ゴム芯材3は、例えば粘着性のある合
成樹脂シートを介して前記竿本体1又は芯金2の
外周面に添設することにより、このゴム芯材3を
所定位置に正確に仮止めすることができるのであ
る。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、竿本体1の径の変化率よ
り大きい変化率では拡径方向に傾斜する握り部成
形用のゴム芯材3を形成し、このゴム芯材3の表
面にプリプレグを装着し、加圧焼成した後、前記
ゴム芯材3を抜取り、竿本体1と一体の握り部4
を形成する如く成したから、セロフアンテープを
緊縛して加圧した後、焼成するとき、この焼成熱
により前記セロフアンテープが伸びても、前記ゴ
ム芯材3の弾性を利用して前記加圧力の低下を補
うことができるのである。従つて、焼成時に加圧
力の低下がなく、所定の加圧力に維持できるの
で、前記プリプレグの均密性を良好にでき、この
プリプレグ、ひいては握り部4の皺及び気泡がで
きるのを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本発明製造法の工程を示す説明
図、第2図は第1図ロの−線断面図、第3図
は本発明製造法により製造した釣竿の要部のみの
断面図、第4図は第3図−線断面図、第5図
は別の製造法を示す説明図、第6図はこの別の製
造法により製造した釣竿の要部のみの断面図、第
7図は第6図−線断面図、第8図はセロフア
ンテープによる加圧力と焼成温度との関係を示す
説明図である。 1……竿本体、2……芯金、3……ゴム芯材、
4……握り部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端部から基端部に向つてテーパ状に拡径す
    る芯金2に合成樹脂を含浸した高強度繊維のプリ
    プレグを前記芯金2に巻装して成形する中空竿本
    体1の基端部外面又は前記芯金2の基端部外面
    に、前記竿本体1の径の変化率より大きい変化率
    で拡径方向に傾斜するゴム芯材3を添設し、この
    ゴム芯材3の表面に、合成樹脂を含浸した高強度
    繊維のプリプレグを装着し、加圧焼成した後、前
    記芯金2及びゴム芯材3を抜取り、前記竿本体1
    と一体の握り部4を形成する如く成したことを特
    徴とする釣竿の製造法。
JP60163583A 1985-07-24 1985-07-24 釣竿の製造法 Granted JPS6223735A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60163583A JPS6223735A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 釣竿の製造法

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JP60163583A JPS6223735A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 釣竿の製造法

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JPS6223735A JPS6223735A (ja) 1987-01-31
JPH0511026B2 true JPH0511026B2 (ja) 1993-02-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180057293A (ko) * 2016-11-22 2018-05-30 (주) 선바이오투 가스 발생기용 흡착 베드

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US4784864A (en) * 1983-10-25 1988-11-15 Ishida Systems Engineering Co., Ltd. Food wrapper for a dried seaweed covered mass of rice
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