JPH05106986A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH05106986A
JPH05106986A JP26502091A JP26502091A JPH05106986A JP H05106986 A JPH05106986 A JP H05106986A JP 26502091 A JP26502091 A JP 26502091A JP 26502091 A JP26502091 A JP 26502091A JP H05106986 A JPH05106986 A JP H05106986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated
fin
louver
heat exchanger
heat transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP26502091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kame Kobayashi
亀 小林
Yoshinobu Matsuzaki
良信 松崎
Yoshitaka Kuroda
吉孝 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP26502091A priority Critical patent/JPH05106986A/ja
Publication of JPH05106986A publication Critical patent/JPH05106986A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】コルゲ−トフィンの座屈やルーバ部の変形を防
止する。 【構成】複数の伝熱チューブ20と複数のコルゲートフ
ィン10を交互に積層した熱交換器において、上記コル
ゲートフィン10は、波形の山12および谷部14の少
なくとも一方に切り込み18を形成した。 【効果】波形の山および谷部の少なくとも一方に切り込
みを形成したので、山または谷部の剛性が低下し、変形
量が大きくなる。このため圧縮された場合の寸法ばらつ
きを吸収しやすくなり、ルーバ部の変形を防止し、かつ
フィンの座屈を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などのラジエ−
タやヒータ等に用いられる熱交換器に係わり、特にその
コルゲートフィンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のラジエ−タやヒータとして用い
られる熱交換器は、偏平な断面形状をなす複数の伝熱チ
ューブと、複数のコルゲートフィンを交互に積層したコ
ア部を備えており、伝熱チューブに通される冷媒の熱が
伝熱チューブの壁からコルゲートフィンに伝わり、これ
らコルゲートフィンにより外気と熱交換されるようにな
っている。
【0003】このような熱交換器のコア部は、図4に示
すように、伝熱チューブ20とコルゲートフィン10を
交互に積層し、この積層状態を端部に配置した保持プレ
ート30、30により保持するようになっているが、こ
れら保持プレート30、30により保持される前に予め
寸法を規制する必要があるので、伝熱チューブ20とコ
ルゲートフィン10を積層した状態で加圧手段41、4
2により圧縮するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝熱チ
ューブ20およびコルゲートフィン10は、それぞれ素
材の寸法ばらつきや加工ばらつきなどのため、高さ方向
にばらつきがあり、このような寸法誤差が大きい場合は
上記コア部の圧縮工程で過度に圧縮され、コルゲ−トフ
ィン10に変形が生じる。コルゲ−トフィン10には通
常、山部と谷部の間の壁にルーバ部を形成してあるが、
上記圧縮工程ではコルゲ−トフィンの山部と谷部を押す
ため上記フィンの変形は、まづ上記山部と谷部を変形さ
せ、次いで上記ルーバ部を変形させ、その後、波形の形
状を押し潰すような座屈を発生させる。
【0005】このようなコルゲートフィンの変形は、熱
交換性能を著しく低下させる欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、コルゲ−トフィン
の座屈やルーバ部の変形を防止した熱交換器を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の伝熱チ
ューブと複数のコルゲートフィンを交互に積層した熱交
換器において、上記コルゲートフィンは、波形の山およ
び谷部の少なくとも一方に切り込みを形成したことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明のコルゲートフィンによれば、波形の山
および谷部の少なくとも一方に切り込みを形成したの
で、山または谷部の剛性が低下し、いわゆる腰が弱くな
って変形量が大きくなる。このため圧縮された場合の寸
法ばらつきを吸収しやすくなり、ルーバ部に過大な応力
を発生させず、ルーバ部の変形を防止し、かつ波形形状
の座屈を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図4に示す
第1の実施例にもとづき説明する。
【0010】図4において、10はアルミニウムまたは
アルミ合金などのような熱伝導性に優れた金属からなる
コルゲートフィン、20は同じくアルミニウムまたはア
ルミ合金などのような熱伝導性に優れた金属からなる偏
平形状の伝熱チューブ、30、30はこれらコルゲート
フィン10…と伝熱チューブ20…を積層した状態で端
部を保持する保持プレ−ト、41および42はコルゲー
トフィン10…と伝熱チューブ20…を積層した状態で
寸法を規制するために加圧する加圧手段である。
【0011】本実施例のコルゲートフィン10は、図1
に示されている通り、山部12と谷部14との間にルー
バ部16を形成してある。ルーバ部16は山部12と谷
部14との間の壁を切り起こし成形して一体に形成して
ある。
【0012】そして、本実施例のコルゲートフィン10
は、山部12および谷部14の少なくとも一方、例えば
山部12に切り込み、つまりスリット18を形成してあ
る、スリット18は、山部12の頂部に、この山に沿っ
て形成してある。
【0013】なお、コルゲートフィン10は、図1に示
されている通り、幅Wが16mm、高さHが7.8mm、波
のピッチPが2.25〜3.5mm程度に形成され、山部
12に形成されたスリット18は長さLがフィン10の
幅Wの30〜80%としてある。
【0014】このような構成のコルゲートフィン10に
よれば、図4に示すように伝熱チューブ20…と積層し
た状態で加圧手段41および42で押圧された場合、山
部12と谷部14との間に圧縮荷重が加わる。このよう
な圧縮荷重は、フィン10を図2に示すように変形させ
る。つまり、ルーバ部16は山部12と谷部14との間
の壁を切り起こし成形してあるから剛性が高く、これに
比べて山部12や谷部14は剛性が低い。したがって、
圧縮荷重が増大するに応じてフィン10は図2の破線A
で示すように変形する。
【0015】従来の場合は、この状態からさらに圧縮荷
重が増大すると、ルーバ部16の応力が耐え切れず、ル
ーバ部16が変形を生じていた。
【0016】これに対し、本実施例のように山部12に
スリット18を形成した場合は、山部12の剛性がさら
に低下して腰が弱くなるので、つまり柔らかくなって変
形し易くなるため、圧縮荷重が増大するに応じてフィン
10は図2の一点鎖線Bで示す状態まで変形が可能にな
る。
【0017】この結果、コルゲートフィン10が座屈を
生じる間での変形量が大きくなり、同一変形量であれば
荷重を小さくすることができる。
【0018】図3は変形量と圧縮荷重の関係を調べた特
性図である。この図から、本実施例のようにスリット1
8を形成した場合は形成しない場合に比べて、座屈を生
じるまでの変形量を約2倍にまで増加させることができ
ることが理解できる。
【0019】したがって、コルゲートフィン10…と伝
熱チューブ20…と積層した状態で加圧手段41および
42によって加圧する場合、素材や加工ばらつきなどに
より加圧荷重が増加しても、変形量が多くなることによ
りルーバ部16の変形や、フィン全体の座屈を防止する
ことができる。
【0020】このため、作業性が良くなり、歩留まりが
向上する。
【0021】なお、本発明は上記実施例に制約されな
い。
【0022】すなわち、図1に示すコルゲートフィン1
0は山部12にスリット18を形成したが、谷部14に
形成してもよい。
【0023】また、スリット18は山部12に沿ってフ
ィン10の幅Wの30〜80%の長さで形成したが、図
5に示すように、コルゲートフィン10の山部12に沿
って複数のスリット51…を間隔を存して形成してもよ
く、また図6に示すように、複数の孔61…を間隔を存
して形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ルゲートフィンの山および谷部の少なくとも一方に切り
込みを形成したので、山または谷部の剛性が低下し、い
わゆる柔らかくなって変形量が大きくなる。このため圧
縮された場合の寸法ばらつきを吸収しやすくなり、ルー
バ部に過大な応力を発生させず、ルーバ部の変形を防止
し、かつ波形形状の座屈を防止することができる。した
がって、圧縮作業が容易なるとともに、歩留まりが向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコルゲートフィン
の斜視図。
【図2】同実施例のコルゲートフィンの変形状態を示す
図。
【図3】変形量と荷重の関係を示す特性図。
【図4】コルゲートフィンと伝熱チューブを積層して加
圧する工程を説明する図。
【図5】本発明の第2の実施例を示すコルゲートフィン
の斜視図。
【図6】本発明の第3の実施例を示すコルゲートフィン
の斜視図。
【符号の説明】
10…コルゲートフィン、12…山部、14…谷部、1
6…ルーバ部、18、51…スリット、20…伝熱チュ
ーブ、61…孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝熱チューブと複数のコルゲート
    フィンを交互に積層した熱交換器において、 上記コルゲートフィンは、波形の山および谷部の少なく
    とも一方に切り込みを形成したことを特徴とする熱交換
    器。
  2. 【請求項2】 コルゲートフィンは、波形の山部と谷部
    との間にルーバ部を形成してあることを特徴とする請求
    項1に記載の熱交換器。
JP26502091A 1991-10-14 1991-10-14 熱交換器 Pending JPH05106986A (ja)

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JP26502091A JPH05106986A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 熱交換器

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