JPH051063U - エアシリンダ - Google Patents

エアシリンダ

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Publication number
JPH051063U
JPH051063U JP4849791U JP4849791U JPH051063U JP H051063 U JPH051063 U JP H051063U JP 4849791 U JP4849791 U JP 4849791U JP 4849791 U JP4849791 U JP 4849791U JP H051063 U JPH051063 U JP H051063U
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
ring
pressing member
air cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP4849791U
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English (en)
Inventor
博 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH051063U publication Critical patent/JPH051063U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 常温環境下及び所定の低温環境下において、
エアシリンダのエア漏れを防止する。 【構成】 シリンダ12内にピストン13が摺動自在に
装入されると共に前記ピストンの前記シリンダに対向す
る面にエア漏れ防止用のOリング20が装着されたエア
シリンダにおいて、低温下で変形して前記Oリングを前
記シリンダの対向面側に押圧する形状記憶合金製の押圧
部材22を前記ピストンに内装する。押圧部材は環状に
形成され、前記Oリングの内周側において前記ピストン
の周面に凹設された環状溝内に装着される。また、押圧
部材はコイルばねで形成され、前記Oリングの内周側に
おいて前記ピストンに放射方向に凹設された取付穴内に
装着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は低温環境下でのエア漏れを防止したエアシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダとシリンダ内に摺動自在に装入されたピストンから成るエアシリンダ は従来知られている。このエアシリンダにおいて、シリンダとピストンの摺接面 からエアが漏れるのを防止するために、ピストンの外周面に環状溝を凹設すると 共にそこにOリングを嵌入して装着することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
シールに用いられるOリングには、一般に例えばニトリルゴム等のゴム材が使 用されている。
【0004】 ゴム材より成るOリングは低温になると収縮する性質があり、従ってエアシリ ンダを低温環境下で使用した場合、Oリングの収縮によってOリングとシリンダ 内周面に隙間ができてエア漏れが発生するという欠点があった。
【0005】 本考案は上述の欠点を解消するものであり、常温はもとより低温環境下におい てもエア漏れを防止したエアシリンダを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案にかかるエアシリンダは、シリンダ内にピ ストンが摺動自在に装入されると共に前記ピストンの前記シリンダに対向する面 にエア漏れ防止用のOリングが装着されたエアシリンダにおいて、低温下で変形 して前記Oリングを前記シリンダの対向面側に押圧する形状記憶合金製の押圧部 材が前記ピストンに内装されたことを特徴とする。
【0007】 例えば、押圧部材を環状に形成し、前記押圧部材を前記Oリングの内周側にお いて前記ピストンの周面に凹設された環状溝内に装着する。
【0008】 また、押圧部材をコイルばねで形成し、前記押圧部材を前記Oリングの内周側 において前記ピストンに放射方向に凹設された取付穴内に装着する。
【0009】
【作用】
低温環境下においては、Oリングが収縮してその外径が縮小しようとするが、 押圧部材がOリングをシリンダの対向面側に押圧するので、結果的にOリングと シリンダの対向面に隙間が開くのが防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によって詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案の第1の実施例の縦断面図、図2は図1のII−II断面図であ る。図1及び図2に示すように、本エアシリンダ11はシリンダ12とシリンダ 12内に摺動自在に装入されたピストン13を含んでいる。シリンダ12は筒状 のシリンダライナ14とその端縁部に固定されたシリンダカバー15を有し、シ リンダカバー15の中央部にはエアインレット16が設けられている。ピストン 13にはピストンロッド17の一端が固定され、ピストンロッド17の他端は図 示しない反対側のシリンダカバーを貫通してシリンダ12の外部まで延出する。 また、シリンダ12内にはリターンスプリング18が設けられ、スプリングシー ト19を介してピストン13をエアインレット16側に付勢している。而して、 このエアシリンダ11では、エアインレット16から高圧エアをシリンダ12内 に送入すると、その圧力でリターンスプリング18のばね力に抗してピストン1 3が図1で下方に移動し、反対にシリンダ12内から高圧エアを抜くと、リター ンスプリング18のばね力によってピストン13が上方に復帰する。
【0012】 また、ピストン13の周面とシリンダライナ14の対向面との間の気密を維持 するため、ピストン13の周面にOリング20が装着されている。すなわち、ピ ストン13の周面に環状溝21が凹設され、その環状溝21内にOリング20が 装着され、さらに環状溝21内にはOリング20の内周側に環状の押圧部材22 が装着されている。押圧部材22はその外周面がOリング20の内周面に当接す るように配設される。尚、押圧部材22の円周上の一箇所にはスリット23が設 けられ、環状溝21への装着が容易になるようにしている。
【0013】 この押圧部材22は形状記憶合金製であり、所定の低温において拡径するよう に構成されている。押圧部材22が変形する温度は、エアシリンダ11の用途等 に応じて適宜選択されるものであり、またその拡径量も当該温度におけるOリン グ20の収縮量に見合うものとする。
【0014】 このような構成によれば、低温環境下においては、Oリング20が収縮してそ の外径が縮小しようとするが、一方で押圧部材22が拡径してOリング20をシ リンダライナ14の対向面側に押圧するので、結果的にOリング20とシリンダ ライナ14の対向面に隙間が開くのが防止される。従って、本エアシリンダ11 では、常温環境下はもとより所定の低温環境下においてもピストン13とシリン ダライナ14との間の気密を保つことができ、エア漏れが防止される。
【0015】 図3は本考案の第2の実施例の縦断面図、図4は図1のIV−IV断面図であ る。尚、前述の実施例と同じ部分には同じ符号を付して重複する説明は省略する 。図3及び図4に示すように、本実施例ではピストン13の周面に環状溝24が 凹設され、そこにOリング20が装着される。
【0016】 また、ピストン13には放射状に複数(本実施例では6個)の取付穴25が周 方向等配に凹設され、各取付穴25の開口が環状溝24の底部に臨んでいる。各 取付穴25内にはそれぞれコイルばねに形成された押圧部材26が挿入されてお り、各押圧部材26の先端部に当接するようにスプリングシートリング27が環 状溝24内に装着される。スプリングシートリング27はその外周面がOリング 20の内周面に当接するようになっている。尚、スプリングシートリング27の 円周上の一箇所にもスリット28が設けられ、環状溝24への装着が容易になる ようにしている。
【0017】 このばね状の押圧部材26は形状記憶合金製であり、所定の低温において伸長 するように構成されている。前述の実施例と同様に、押圧部材26が変形する温 度は、エアシリンダ11の用途等に応じて適宜選択され、またその伸長量も当該 温度におけるOリング20の収縮量に見合うものとされる。
【0018】 尚、その他の構成については前述の実施例と同様である。
【0019】 このような構成によれば、低温環境下においては、本実施例においてもOリン グ20が収縮してその外径が縮小しようとするが、一方で押圧部材26が伸長し てスプリングシートリング27を介してOリング20をシリンダライナ14の対 向面側に押圧するので、結果的にOリング20とシリンダライナ14の対向面に 隙間が開くのが防止される。従って、本エアシリンダ11では、常温環境下はも とより所定の低温環境下においてもピストン13とシリンダライナ14との間の 気密を保つことができ、エア漏れが防止される。
【0020】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案によれば、低温下で変形し てOリングをシリンダの対向面側に押圧する形状記憶合金製の押圧部材をピスト ンに内装したので、低温環境下においてOリングとシリンダの対向面に隙間が開 くのが防止され、そこからのエア漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の縦断面図
【図2】図1のII−II断面図
【図3】本考案の第2の実施例の縦断面図
【図4】図3のIV−IV断面図
【符号の説明】
11はエアシリンダ、12はシリンダ、13はピスト
ン、20はOリング、21は環状溝、22は押圧部材、
24は環状溝、25は取付穴、26は押圧部材、27は
スプリングシートリングである。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にピストンが摺動自在に装入
    されると共に前記ピストンの前記シリンダに対向する面
    にエア漏れ防止用のOリングが装着されたエアシリンダ
    において、低温下で変形して前記Oリングを前記シリン
    ダの対向面側に押圧する形状記憶合金製の押圧部材が前
    記ピストンに内装されたことを特徴とするエアシリン
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材が環状形状をなし、前記押
    圧部材が前記Oリングの内周側において前記ピストンの
    周面に凹設された環状溝内に装着されたことを特徴とす
    る請求項1記載のエアシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材がコイルばねより成り、前
    記押圧部材が前記Oリングの内周側において前記ピスト
    ンに放射方向に凹設された取付穴内に装着されたことを
    特徴とする請求項1記載のエアシリンダ。
JP4849791U 1991-06-26 1991-06-26 エアシリンダ Pending JPH051063U (ja)

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JP4849791U JPH051063U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 エアシリンダ

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JP4849791U JPH051063U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 エアシリンダ

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JPH051063U true JPH051063U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12805020

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016170935A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 株式会社シンク・ラボラトリー 機能性シリンダ体及びその製造方法

Cited By (3)

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JPWO2016170935A1 (ja) * 2015-04-21 2017-12-21 株式会社シンク・ラボラトリー 機能性シリンダ体及びその製造方法
US10265989B2 (en) 2015-04-21 2019-04-23 Think Laboratory Co. Ltd Functional cylinder body and manufacturing method therefor

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