JPH07503517A - カップシール逆止弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カップシール逆止弁 本発明は主クレームにおける前提部分の構成に示されるカップシール逆止弁に関 する。

通常．上記力ツブシール逆止弁は、それらの内壁がピストンの環状溝内に密接に 接触し、シリンダ孔壁に対しシールリップを介してでシールされる。上記シール リップはそのＶ状開口端に圧力がかかると．上記孔壁により緊密に押圧される。

圧力がＶ状閉塞端にかかると、シールリップは孔壁から挙上して逆止弁の内壁に もたれかかり、その方向に圧力流体の通路が形成される。この逆止弁は球状弁座 型の逆止弁に比し。

低コストでスペースを節約するという効果を奏する。しかしながら開放する圧力 が非常に低い場合，上記シールリップは上記内壁上ではためいて圧力効果を低減 させ、或いは又．歪み変形を生じる。

従って本発明は耐久性及び信頼性をもって機能する上述のカップシール逆止弁を 提供することを目的とする。

上記目的は主クレームの特徴部分に記載された構成によって達成される。さらに 、径方向の支持壁はシールリップの少なくとも一部を孔壁から挙上させ、シール リップが内壁にへばりつくのを防止すると共に、小さいが，しかし十分な復帰力 をシールリップに与える。又，シールリップの劣化防止も良好に行われる。

周方向に展開する３つの支持壁が特に有効である。一方。

これら支持壁の間隔はカップシール逆止弁の圧力を低く保持するのに十分な距離 を有し、他方，全周に亘って安定効果を有するに十分な小ささを有する。

特に、減圧弁，例えばブレーキ制御弁として作動し、ブレーキ操作の終了時，後 輪のブレーキ圧を速やかに減ずるためにしばしば用いられるカップシール逆止弁 における減圧弁に関し，本発明によるカップシール逆止弁はその耐久性を大幅に 高めることができる。

本発明のより詳細な説明は２つの図面の記載に基いて行う。

図面において。

図１は本発明のカップシール逆止弁が設けられている減圧弁の部分図である。

図２は本発明におけるカップシール逆止弁の上面図である。

図１において，カップシール逆止弁１は入口チャンバ３と出口チャンバ４との間 の減圧弁内に設けられており、段付き制御ピストン５の環状溝内に保持され、そ の開放端は入口チャンバ３に、その閉塞端は出口チャンバ４に面している。

上記制御ピストン５は、孔部６内にガイドされ、上記ピストンの大径部Ｒは入口 チャンバ３と出口チャンバ４との間に位置し、一方．上記ピストンの小径部ｒは 圧力流体のないチャンバ内に，静止スリーブ７を介してシールされ突出している 。

上記減圧弁に圧力がかからない時，制御ピストン５は孔部６を区画形成する前壁 ８に当接する初期位置にあり、タペット９は、図の上半部分に示されるように． 弁閉塞部材１０を弁座１１から押し上げている。

入口チャンバ３から圧力がかかると，上記制御ピストン５は、その圧力面と，圧 縮ばね１２のばね率の相違によって決定される切換え圧の存在下で．圧縮ばね１ ２に抗して始動し、上記弁閉塞部材１０は、図の下半部分に示されるように，弁 座１１に密接着座するように動く。入口チャンバ３に圧力が継続的にかかると， 出口チャンバ４にかかる圧力は比例的に減じる。

最終的に入口チャンバ３における圧力が減じると，力・ツブシール逆止弁１は、 孔部６壁からシールリ・ソブ１３が挙上することによって，出口チャンバ４から 入口チャンバ３への付加的な圧力流体通路を形成する。これは、出口側への加圧 力が圧縮ばね１２の力を上回らない限り，制御ピストンは初期位置に復帰しない という理由で重要である。即ち，圧力流体の放出は、弁１０／１１を介して行わ れ、上記制御ピストンの上記位置で．カップシール逆止弁１により逆止弁の役を 果たし、それによって出口チャンバ４の圧力は、入口チャンＩく３の圧力に速や かに適合し、制御ピストンは再びその初期位置に動く。

上記力ツブシール逆止弁１自体は、制御ピストン５と常時。

機密に接触する円筒状の内壁１４を有する。

外方横方向の突出するカップシール１３はその軸端部において上記内壁と接合し Ｖ状の外形をなしている。

そのＶ状の開放端において，円筒状の内壁１４はシールリツブ１３を軸方向に越 えて突出している。圧力がかからない状態において、上記シールリップ１３は、 それを取り巻く孔部６壁に密接している。図２に示すように、３つの径方向支持 壁１５は、内壁１４とシールリップ１３との間の周方向に展開配置されており、 それらはシールリップ１３よりも軸方向には延出していない。

下記の寸法はこの実施例により選択されたものであり、内壁１４及びシールリッ プ１３の厚さは略０．５■■、カツプシール逆止弁１の径全長はその大きさにお いて１ｃＩＩである。上記支持壁１５の厚さは略１■讃で、上記シールリップ１ ３の厚さの略２倍である。

上記寸法を取ることによって、カップシールの形状を安定拘らず圧力流体の通路 を抑制しないよう十分な柔軟さを有する。又、全カップシール制御弁１は一体に 形成されている。

引用符号のリスト １　カップシール逆止弁 ２　減圧弁 ３　人口チャンバ ４　出口チャンバ ５　制御ピストン ６　孔部 ７　スリーブ８ ８　前壁 ９　タペット １０　弁閉塞部材 １１　弁座 １２　圧縮ばね １３　シールリップ １４　内壁 １５　支持壁 、　、、　ＰＣＴ／ＥＰ　９２１０２１６７国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　ツェザンネ、ルドルフドイツ連邦共和国、６３９４　グレフエ ンビースバッハ５、ノイエ・キルヒガッセ６ （７２）発明者　ヤーン、ラルフ ドイツ連邦共和国、６２３６　エシュブロン１、アム・シュタットプファト　４ ７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．円筒状の内壁と、それに接合され，Ｖ状の外形を形成する円環状のシールリ ップとを有し、弾性部材で一体に形成されている圧力流体で作動するピストン組 立て体のためのカップシール逆止弁において、同一材料からなる数個の支持壁が 、上記内壁とシールリップとの間に設けられていることを特徴とするカップシー ル逆止弁。 ２．３つの支持壁が、円周上に展開配置されていることを特徴とする前記請求の 範囲第１項に記載のカップシール逆止弁。 ３．支持壁（１５）が、その厚みにおいて，シールリップ（１３）の１．５倍乃 至３倍であることを特徴とする前記請求の範囲第１項，若しくは第２項に記載の カップシール逆止弁。４．Ｖ状の開放端における上記円筒状内壁が（１４）が、 上記シールリップ及び支持壁を越えて突出していることを特徴とする前記請求の 範囲第１項乃至第３項のいずれか１項に記載のカップシール逆止弁。 ５．それが減圧弁に使用されることを特徴とする前記請求の範囲第１項，若しく は第２項に記載のカップシール逆止弁。