JPH0510284A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH0510284A
JPH0510284A JP16178791A JP16178791A JPH0510284A JP H0510284 A JPH0510284 A JP H0510284A JP 16178791 A JP16178791 A JP 16178791A JP 16178791 A JP16178791 A JP 16178791A JP H0510284 A JPH0510284 A JP H0510284A
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JP
Japan
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oil
space
oil supply
drive shaft
supply passage
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JP16178791A
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English (en)
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Kiyoo Naiki
清雄 内記
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部軸受5への給油を確実に行うことができ
ながら、給油通路から流出する油が吐出ガスに混入する
ことを防止して密閉ケーシング1の油溜め1aでの油保
有量の低下を解消する。 【構成】 駆動軸4に軸方向に貫通する給油通路42を
設け、この給油通路42に前記駆動軸4の上部側を支持
する上部軸受5に給油可能な給油ヘッドをもつ給油手段
6を設けると共に、モータ2の上部空間に前記上部軸受
5を保持する仕切壁7を設けて、吐出ガスの二次吐出空
間S2と区画された油回収空間S3を形成し、この油回
収空間S3に前記給油通路42を開口させ、前記二次吐
出空間S2に外部吐出管1cを開口させ、かつ、前記油
回収空間S3と密閉ケーシング1の油溜め1aとの間に
油戻し通路8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ制御運転可
能な密閉形圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種インバータ制御運転可能な
密閉形圧縮機は、例えば実開平2−13188号公報に
記載され、かつ、図4で示したように、密閉ケーシング
Aの内方上部にステータB1とロータB2とから成るモ
ータBを、その下部側に圧縮要素Cを配設すると共に、
前記モータBのロータB2から延びる駆動軸Dを前記ロ
ータB2よりも上方側に突出させ、この突出軸部D1を
上部軸受Eで支持させて、該上部軸受Eにより前記駆動
軸Dが高速回転されるときの軸たわみによる振動を抑制
するようにしている。また、前記駆動軸Dの軸心内部に
は、上部側が閉鎖された給油通路D2を形成して、前記
駆動軸Dの下端部に前記給油通路Dに接続し、前記ケー
シングAの底部油溜めaに臨む給油ポンプFを設けると
共に、前記駆動軸Dの複数箇所に、前記給油通路Dに連
通し、前記圧縮要素Cの軸受部などに給油する複数の給
油穴D3を形成する一方、前記駆動軸Dの上下方向中間
部に、前記給油通路Dに連通し、前記モータBと圧縮要
素Cとの間に形成される一次吐出空間Gに開口するガス
抜き穴D4を形成している。
【0003】そして、以上の密閉形圧縮機でインバータ
制御運転などによりモータBを高速回転する場合には、
前記モータBの駆動に伴い前記駆動軸Dが上部軸受Eで
振動抑制されながら回転され、この駆動軸Dの回転によ
り前記ケーシングAの下部側に接続された吸入管Hから
前記圧縮要素C内に冷媒ガスが吸入されて圧縮され、こ
の圧縮ガスが前記一次吐出空間Gから前記モータBのエ
アギャップB3などを経て、該モータBの上部側に設け
た二次吐出空間Iへと吐出され、この二次吐出空間Iか
ら外部吐出管Jを介して外部へと吐出される。また、以
上の高速回転時には、前記駆動軸Dの回転に伴い前記給
油ポンプFで油溜めaの油が前記給油通路D2に汲上げ
られて、この汲上げ油が前記各給油穴D3から前記圧縮
要素Cの各軸受部などに給油され、かつ、前記給油通路
D2に汲上げられた余分の油が前記ガス抜き穴D4から
前記一次吐出空間Gに排出され、該吐出空間Gから前記
油溜めaへと戻される。尚、同図においては、前記駆動
軸Dにおける前記給油通路D2の上部側に、前記モータ
BのエアギャップB3などから吐出される吐出ガス中の
油を分離する分離板Kを取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の密閉形圧
縮機では、インバータ制御運転を行う場合で前記駆動軸
Dが高速回転されるとき、前記給油通路D2に多量の油
が汲上げられて、この油が前記ガス抜き穴D4から前記
一次吐出空間Gに排出され、この吐出空間Gに排出され
た油が前記圧縮要素Cからの吐出ガスと混じって、前記
モータBのエアギャップB3などを経て前記二次吐出空
間Iから外部へと排出されてしまい、前記油溜めaでの
油保有量の低下を招くことがあり、また、前記駆動軸D
は高速回転時の軸たわみによる振動を抑制するために前
記上部軸受Eで支持されているにも拘らず、前記駆動軸
Dの給油通路D2が上部閉鎖構造とされているため、前
記上部軸受Eへの給油が行い難い問題もあった。
【0005】本発明は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、前記上部軸受への給油を確実に行
うことができながら、油溜めの油保有量の低下の問題も
解決できる密閉形圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の密閉形圧縮機は、密閉ケーシング1の上部
にモータ2を、下部に圧縮要素3を内装し、前記モータ
2の駆動軸4を、該モータ2のロータ22より上方に突
出させて、この突出軸部41を上部軸受5により支持し
た密閉形圧縮機において、前記駆動軸4に軸方向に貫通
する給油通路42を設けると共に、前記上部軸受5に至
る給油ヘッドをもつ給油手段6を設ける一方、前記モー
タ2の上部空間に前記上部軸受5を保持する仕切壁7を
設けて、吐出ガスの二次吐出空間S2と区画された油回
収空間S3を形成し、この油回収空間S3に前記給油通
路42を開口させ、前記二次吐出空間S2に外部吐出管
1cを開口させ、かつ、前記油回収空間S3と油溜め1
aとの間に油戻し通路8を設けたのである。
【0007】また、前記仕切壁7には前記二次吐出空間
S2に開口するガス戻し穴71を形成すると共に、前記
仕切壁7に前記ガス戻し穴71の上方を覆い、前記駆動
軸4の給油通路42から流出する油を前記ガス戻し穴7
1から遮蔽する遮蔽板9を設けることが好ましい。
【0008】
【作用】以上の密閉形圧縮機による運転時には、前記モ
ータ2の駆動に伴い前記駆動軸4が上部軸受5で振動抑
制されながら回転され、該駆動軸4の回転により前記圧
縮要素3で冷媒ガスの圧縮が行われ、この圧縮ガスが前
記モータ2のエアギャップなどを経て、該モータ2の上
部側に前記仕切壁7で画成された二次吐出空間S2へと
吐出され、この二次吐出空間S2から前記外部吐出管1
cを介して外部へと吐出される。そして、以上の運転時
には、前記駆動軸4の駆動に伴い、該駆動軸4に貫通形
成した給油通路42内に前記上部軸受5に至る給油ヘッ
ドをもつ前記給油手段6を介して油溜め1a内の油が汲
上げられ、この汲上げ油が前記給油通路42から圧縮要
素3の各摺動部へ給油孔を介して給油されると共に、該
給油通路42の上部側から前記上部軸受5に給油され
て、該上部軸受5の確実な潤滑が行われる。また、前記
給油通路42の上部側に汲上げられた油は、前記仕切壁
7で前記二次吐出空間S2と画成された油回収空間S3
へと流出され、この油回収空間S3から前記油戻し通路
8を介して前記油溜め1aへと戻される。即ち、前記給
油通路42を汲上げられる油は、従来のように、前記駆
動軸4の上下方向中間部から前記モータ2と圧縮要素3
との中間部に設ける一次吐出空間へと排出されるのでは
なく、前記給油通路42への汲上げ油は前記駆動軸4の
上部側で前記油回収空間S3にまで持ち上げられ、この
油回収空間S3から前記油戻し通路8を経て前記油溜め
1aへと回収されるのであり、従って、前記給油通路4
2を汲上げられる油が圧縮要素3からの吐出ガスと混じ
って外部吐出されたりすることがなくなって、前記油溜
め1aでの油保有量の低下の問題も解消される。
【0009】また、前記仕切壁7に前記二次吐出空間S
2に開口するガス戻し穴71を形成し、前記仕切壁7に
前記ガス戻し穴71の上方を覆い、前記駆動軸4の給油
通路42から流出する油を前記ガス戻し穴71から遮蔽
する遮蔽板9を設けるときには、前記給油通路42から
前記油回収空間S3側へと流出された油が、前記仕切壁
7のガス戻し穴71から前記二次吐出空間S2側に至っ
たりすることなく、前記遮蔽板9で前記油戻し通路8側
に案内されて、この油戻し通路8から前記油溜め1aへ
と確実に戻され、一方、前記油回収空間S3への流出油
に混入した冷媒ガスは、前記油回収空間S3で油と分離
されて前記遮蔽板9で覆われる前記仕切壁7のガス戻し
穴71から前記二次吐出空間S2へと戻され、前記モー
タ2のエアギャップなどを経て吐出された吐出ガスと共
に前記外部吐出管1cからケーシング外部へ吐出され
る。
【0010】
【実施例】図1はインバータ運転対応形の密閉形圧縮機
を示しており、底部に油溜め1aを備えた密閉ケーシン
グ1の内部上方に、ステータ21とロータ22とから成
るモータ2を配設すると共に、該モータ2の下部側に圧
縮要素3を配設して、前記モータ2のロータ22から延
びる駆動軸4を前記圧縮要素3に連動連結させている。
この圧縮要素3は、内部にシリンダ室31aをもつシリ
ンダ31と、該シリンダ31の上下部に対設されたフロ
ント及びリヤヘッド32,33と、前記シリンダ室31
aに回転可能に内装されたローラ34とを備え、前記各
ヘッド32,33に設けた軸受部に前記駆動軸4の下部
側を軸受支持すると共に、この駆動軸4の偏心軸部4a
を前記ローラ34に挿通させている。また、前記駆動軸
4は、その上部側を前記モータ2のロータ22よりも上
方へと突出させ、この突出軸部41を上部軸受5で支持
して、該上部軸受5により前記駆動軸4が高速回転され
るときの振動を抑制するようにしている。
【0011】そして、以上の密閉形圧縮機でインバータ
制御運転などによってモータ2を高速回転する場合に
は、前記モータ2の駆動により前記駆動軸4が上部軸受
5で軸たわみによる振動が抑制されながら回転され、こ
の駆動軸4の回転に伴い前記圧縮要素3のローラ34が
前記シリンダ室31a内で偏心回転されて、前記ケーシ
ング1の下部側に接続された吸入管1bから前記シリン
ダ室31a内に冷媒ガスが吸入されて圧縮され、この圧
縮ガスが前記モータ2と圧縮要素3との間に設けた一次
吐出空間S1から前記モータ2のエアギャップ23など
を経て、該モータ2の上部空間へと吐出され、この上部
空間から外部吐出管1cを介して外部へと吐出される。
【0012】しかして以上の密閉形圧縮機において、前
記駆動軸4の内部に上下方向に貫通する給油通路42を
形成し、この駆動軸4に前記上部軸受5に至る給油ヘッ
ドをもった給油手段6を設けると共に、前記ケーシング
1の内部で前記モータ2の上部空間に円板状の仕切壁7
を配設して、該仕切壁7の中央部に前記上部軸受5を一
体に設ける一方、前記仕切壁7で前記モータ2の上部空
間を上下に画成して、その下部側に前記一次吐出空間S
1から前記モータ2のエアギャップ23などを経て吐出
される吐出ガスの二次吐出空間S2を、上部側に油回収
空間S3をそれぞれ形成して、前記二次吐出空間S2に
前記外部吐出管1cを開口させ、また、前記油回収空間
S3に前記給油通路42の上端部を開口させて、この油
回収空間S3と前記油溜め1aとの間に油戻し通路8を
設ける。
【0013】前記給油手段6としては、図1で明らかに
したように、外周に螺旋溝61をもった給油軸62を使
用し、該給油軸62を前記駆動軸4に形成した給油通路
42内に上下貫通状に挿通させて、その上下端部を前記
ケーシング1の上下内壁に設けた支持体1d,1eを介
して支持させる。そして、前記給油軸62に対する前記
駆動軸4の相対回転により、前記油溜め1a内の油を前
記螺旋溝61と給油通路42との間を経て上方側へと汲
上げ、この汲上げ油を前記駆動軸4の前記圧縮要素3へ
対応して形成する給油孔44・・・・から圧縮要素3の各摺
動部へ給油し、さらに、該駆動軸4の突出軸部41で前
記上部軸受5との対向部位に開設した給油穴43から、
前記上部軸受5への給油を行うようになすのである。
【0014】以上のように、前記給油手段6として、前
記螺旋溝61をもった給油軸62を使用し、この給油軸
62を前記駆動軸4に上下貫通形成した給油通路42内
に挿通させて、前記給油軸62の上下端部を前記ケーシ
ング1内に設けた支持体1d,1eに支持させる場合で
も、前記駆動軸4が上部軸受5を介して支持され、この
駆動軸4の軸たわみによる振動が抑制されるため、前記
駆動軸4と給油軸62とが互いに接触したりすることは
ない。また、以上のように、外周に螺旋溝61をもった
給油軸62を使用して、この給油軸62を前記駆動軸4
の給油通路42内に挿通させる場合には、前記給油手段
6の加工が比較的簡単に行える。また、この給油手段6
として、前記駆動軸4の給油通路42の内周面に螺旋溝
を形成するようにしてもよい。
【0015】また、前記油回収空間S3と油溜め1aと
の間に設ける前記油戻し通路8は、図2でも明らかにし
たように、前記仕切壁7の外周複数箇所に、該仕切壁7
を上下に貫通する貫通孔81を形成し、この貫通孔81
に図1に示すように下方側に延びる油戻しチューブ82
を取付けることにより構成し、該チューブ82の下端側
を前記モータ2のステータ21と前記ケーシング1の内
壁との間に設けた連通路83内に挿入させ、前記油溜め
1aに連通するようになすのである。
【0016】更に、前記仕切壁7には、図2でも明らか
にしたように、前記二次吐出空間S2に開口される複数
のガス戻し穴71を形成すると共に、図3に示されるよ
うに前記仕切壁7の上部側で前記上部軸受5の外周囲
に、前記各ガス戻し穴71の上方を覆い、前記駆動軸4
の給油通路42から流出する油を前記各ガス戻し穴71
に対し遮閉する円板状の遮閉板9を設ける。
【0017】次に、以上の構成による作用について説明
する。先ず、前記密閉形圧縮機でインバータ制御運転な
どによってモータ2を高速回転する場合には、前記駆動
軸4の駆動に伴い、該駆動軸4に貫通形成された給油通
路42内に前記上部軸受5に至る給油ヘッドをもつ前記
給油手段6を介して前記油溜め1a内の油が汲上げら
れ、この汲上げ油が前記給油通路42の前記各給油孔4
4・・・・から圧縮要素3の各摺動部に供給され、さらに、
該給油通路42の上部側に形成した前記給油穴43を介
して前記上部軸受5に給油され、該上部軸受5の確実な
潤滑が行われる。また、前記給油通路42の上部側に汲
上げられた油は、前記仕切壁7で前記二次吐出空間S2
と画成された油回収空間S3へと流出され、この油回収
空間S3から前記油戻し通路8を介して前記油溜め1a
へと戻される。即ち、前記給油通路42を汲上げられる
油は、従来のように、前記駆動軸4の上下方向中間部か
ら前記一次吐出空間S1へと排出させるのではなく、前
記給油通路42への汲上げ油が前記駆動軸4の上部側で
前記二次吐出空間S2と画成された前記油回収空間S3
にまで持ち上げられ、この油回収空間S3から前記油戻
し通路8を経て前記油溜め1aへと回収されるのであ
り、従って、前記給油通路42を汲上げられる油が圧縮
要素3からの吐出ガスと混じって外部吐出されたりする
ことがなくなり、しかも、前記給油通路42から流出し
た油は速やかに前記油溜め1aに戻されるので、前記油
溜め1aでの油保有量の低下の問題がなくなる。
【0018】また、前記給油通路42から前記油回収空
間S3に流出された油は、前記遮蔽板9の存在により前
記各ガス戻し穴71から前記二次吐出空間S2側に至っ
たりすることはなく、前記遮蔽板9で前記仕切板7の各
貫通孔81つまり油戻し通路8側に案内されて、この油
戻し通路8から前記油溜め1aへと確実に戻される。一
方、前記油回収空間S3への流出油に混入した冷媒ガス
は、該油回収空間S3で油と分離され前記遮蔽板9で覆
われる前記仕切壁7の各ガス戻し穴71から前記二次吐
出空間S2へと戻され、前記モータ2のエアギャップ2
3などを経て吐出された吐出ガスと共に前記外部吐出管
1cから外部吐出される。
【0019】更に、前記仕切壁7の前記油回収空間S3
に対向する上面に、図3で示したように、該仕切壁7に
設けた各ガス戻し穴71から前記油戻し通路8の各貫通
孔81側へと径方向外方に下方に向かって傾斜する傾斜
面72を形成するようにしてもよく、斯くするときに
は、前記油回収空間S3に汲上げられて前記遮蔽板9か
ら仕切板7上に流下される油を、該仕切板7の傾斜面7
2で前記各貫通孔81へと速やかに案内できて、前記油
戻し通路8から油溜め1aへの良好な油戻しを行うこと
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の密閉形圧
縮機では、駆動軸4に軸方向に貫通する給油通路42を
設け、この給油通路42に前記駆動軸4の上部側を支持
する上部軸受5に至る給油ヘッドをもつ給油手段6を設
けると共に、モータ2の上部空間に前記上部軸受5を保
持する仕切壁7を設けて、吐出ガスの二次吐出空間S2
と区画された油回収空間S3を形成し、この油回収空間
S3に前記給油通路42を開口させ、前記二次吐出空間
S2に外部吐出管1cを開口させ、かつ、前記油回収空
間S3と密閉ケーシング1の油溜め1aとの間に油戻し
通路8を設けたから、前記上部軸受5への給油を確実に
行うことができながら、前記給油通路42からケーシン
グ1内の空間に流出しても吐出ガスに混入することを防
止できると共に、流出した油を速やかに油溜め1aに戻
すことができるから、前記油溜め1aにおける油保有量
の低下の問題も解消できる。
【0021】また、前記仕切壁7に前記二次吐出空間S
2に開口するガス戻し穴71を形成し、前記仕切壁7に
前記ガス戻し穴71の上方を覆い、前記駆動軸4の給油
通路42から流出する油を前記ガス戻し穴71から遮蔽
する遮蔽板9を設けることにより、前記給油通路42か
ら前記油回収空間S3側へと流出された油を前記遮蔽板
9で前記油戻し通路8側へと案内させて、この油戻し通
路8から前記油溜め1aへと確実に戻すことができ、し
かも、前記油回収空間S3への流出油に混入した冷媒ガ
スを、該油回収空間S3で油と分離した後に前記遮蔽板
9で覆われる前記仕切壁7のガス戻し穴71から前記二
次吐出空間S2へと速やかに戻して、前記外部吐出管1
cから外部吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる密閉形圧縮機の縦断面図であ
る。
【図2】同密閉形圧縮機に使用する仕切壁の平面図であ
る。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の密閉形圧縮機を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 1a 油溜め 1c 外部吐出管 2 モータ 22 ロータ 3 圧縮要素 4 駆動軸 41 突出軸部 42 給油通路 5 上部軸受 6 給油手段 7 仕切壁 71 ガス戻し穴 8 油戻し通路 9 遮蔽板 S2 二次吐出空間 S3 油回収空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシング1の上部にモータ2を、
    下部に圧縮要素3を内装し、前記モータ2の駆動軸4
    を、該モータ2のロータ22より上方に突出させて、こ
    の突出軸部41を上部軸受5により支持した密閉形圧縮
    機において、前記駆動軸4に軸方向に貫通する給油通路
    42を設けると共に、前記上部軸受5に至る給油ヘッド
    をもつ給油手段6を設ける一方、前記モータ2の上部空
    間に前記上部軸受5を保持する仕切壁7を設けて、吐出
    ガスの二次吐出空間S2と区画された油回収空間S3を
    形成し、この油回収空間S3に前記給油通路42を開口
    させ、前記二次吐出空間S2に外部吐出管1cを開口さ
    せ、かつ、前記油回収空間S3と油溜め1aとの間に油
    戻し通路8を設けたことを特徴とする密閉形圧縮機。
  2. 【請求項2】 仕切壁7に二次吐出空間S2に開口する
    ガス戻し穴71を形成すると共に、前記仕切壁7に前記
    ガス戻し穴71の上方を覆い、駆動軸4の給油通路42
    から流出する油を前記ガス戻し穴71から遮蔽する遮蔽
    板9を設けている請求項1記載の密閉形圧縮機。
JP16178791A 1991-07-02 1991-07-02 密閉形圧縮機 Withdrawn JPH0510284A (ja)

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JP16178791A JPH0510284A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 密閉形圧縮機

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JP16178791A JPH0510284A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 密閉形圧縮機

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JP (1) JPH0510284A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6106254A (en) * 1997-12-18 2000-08-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Closed-type scroll compressor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6106254A (en) * 1997-12-18 2000-08-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Closed-type scroll compressor

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