JPH04944Y2 - - Google Patents

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JPH04944Y2
JPH04944Y2 JP1986032386U JP3238686U JPH04944Y2 JP H04944 Y2 JPH04944 Y2 JP H04944Y2 JP 1986032386 U JP1986032386 U JP 1986032386U JP 3238686 U JP3238686 U JP 3238686U JP H04944 Y2 JPH04944 Y2 JP H04944Y2
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conveyor
coating material
coating
belt
paint
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JP1986032386U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はカーテンフローコーターに関し、特
に、平板状で、ソリやムクリを生じ易い被塗物
(以下塗材とする)に適したカーテンフローコー
ターに関する。
《従来の技術》 従来、塗材搬入コンベアと、搬出コンベアの間
隙部上方に塗料へツドを配置し、該塗料へツドか
ら塗料をカーテン状に硫下させて形成した塗料膜
を塗材に横切らせて塗装するカーテンフローコー
ターが知られている。
このようなカーテンフローコーターを使用して
塗材に均一に塗装を施すためには、塗料膜が均一
で安定しており、その中を塗材が塗料膜の塗料の
流れを乱すことなく静かに通過し、且つ、塗布面
に到達する塗料の量が全塗布面において一定であ
ることが必要である。係る観点から、従来種々の
改良がなされている(例えば、実公昭59−13015
号、同54−27405号、特公昭58−1988号)。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、これらの改良によつては未だ解
決されない問題も多い。例えば、ソリ(凸状反
り)やムクリ(凹板反り)のある塗材を塗装する
場合には、塗材がカーテン状塗膜を通過する際に
塗膜を跳ね上げる等の現象を起こすことがあり、
このため塗装ムラや塗装切れ等の不良品を生ずる
という場合がある。
この現象は、塗材の先端が搬入コンベアから押
し出された後、搬出コンベアに乗る迄の間では被
塗装部分の支えがなく、塗材に新たな歪みが加わ
るために生ずるものである。そこで、この欠点を
解決するために、搬入コンベアと搬出コンベアの
間に渡し金具を取りつけることが考えられるが、
塗材が通過しない場合には、渡し金具上に塗膜が
流下しているので、その後に通過する塗材の裏面
に塗料が付着するという欠点を生ずる。又、塗装
能率を向上させるという観点から、カーテン状塗
膜と搬入コンベアとの間に上下一対のピンチロー
ラーを設けたカーテンフローコーター(実開昭56
−98369号)が提案されているが、この場合には、
上下一対のピンチローラー間でのみ塗材を挟持す
るので、ソリやムクリのある塗材の場合にはその
平面性を矯正することができないばかりか、かえ
つて跳ね上がり現象を助長するという欠点があつ
た。
本考案者等は上記の欠点を解決すべく鋭意検討
を重ねた結果、搬入コンベアの上面先端部に、搬
入コンベアと同調且つ協同して塗材を挟持搬送す
るための手段、即ち被塗物を平面的に抑え込む手
段を設けることにより、ソリやムクリのある塗材
であつても平面性を維持したまま塗料膜中を通過
せしめることができるので、塗材を均一に塗装す
ることができ、塗装切れや塗装ムラを起こすこと
のないカーテンフローコーターとすることができ
ることを見出し本考案に到達した。
従つて本考案の第1の目的は、ソリやムクリの
ある塗材に対して均一に塗布することのできるカ
ーテンフローコーターを提供することにある。
本考案の第2の目的は、塗材のソリやムクリに
起因する塗装切れや塗装ムラを防止することによ
り不良品を著しく少なくすることのできるカーテ
ンフローコーターを提供することにある。
本考案の第3の目的は、ソリやムクリのある塗
材に対して有効な、塗装切れ及び塗装ムラ防止装
置を提供することにある。
《考案の構成》 本考案の上記の諸目的は、搬入コンベアによつ
て被塗物を搬送し、塗料へツドからカーテン状に
流出する塗料膜中を通過させ、対いで搬出ベルト
により搬出するカーテンフローコーターにおい
て、前記搬入コンベアの上面先端部に、該搬入コ
ンベアと同調且つ協同して、被塗物の平面性を維
持したまま該被塗物を前記塗料膜中に挟持搬送す
るためのロールベルト又は二本以上のロールを有
する事を特徴とするカーテンフローコーターによ
つて達成された。
以下本考案を図面に従つて説明する。
第1図は本考案の第1実施例を表わす。図中符
号1は、塗材5をカーテン状塗膜6に搬入する搬
入コンベア、2は無端ベルト、3は塗料へツド、
4は搬出コンベアである。
第2図は本考案の他の実施例を表わす。図中符
号12,13及び14はロールであり、他の符号
は第1図の場合と同義である。
本考案のカーテンフローコーターは、搬入コン
ベア1の上面先端部に、搬入コンベア1の速度と
同調し且つ搬入コンベアの上面と協同して塗材5
をお挟持しカーテン状塗膜6へ搬送するための手
段を有するものであり、その手段は第1図に示し
たロールベルト2であつても、第2図に示した2
本以上のロール12,13及び14であつても良
い。前者の場合は塗材5を搬入コンベア1の上面
とロールベルト2面とで挟持するので塗材5の平
面性を維持するという観点からはより好ましい。
《作用》 搬入コンベア1は一方向に回転しており、その
上に載せられた塗材5を運び塗料へツド3から流
出しているカーテン状塗膜6の中に搬入し、カー
テン状塗膜を横切らせて搬入コンベアと同一方向
に回転している搬出コンベア4に送り出す。搬入
コンベアのベルトの移動速度と搬出コンベアのベ
ルトの移動速度が等しくなるように、両コンベア
の駆動モーターを同期させる。
搬入コンベア上に設けられた無端ベルト2は、
搬入ベルト1との間に塗材5を搬入コンベア1の
上面と協同してロールベルト2のベルト面で抑え
込み、塗材5の先端が搬入ベルトから離れてから
搬出ベルトに到達する迄、自重のために増大し続
ける歪みが、搬入ベルトの先端から後方の塗材に
伝わることを防止する。これによつて、ソリやム
クリのある塗材を平らにし、少なくともカーテン
状塗膜中での跳ね上がりを防止することができ
る。
無端ベルトの係る機能を十分なものとするため
に、無端ベルトの巾は塗材の巾より狭くないこと
が好ましく、特に種々の大きさや形状の塗材に対
する適応性の観点から搬入ベルトの巾と略同一で
あることが好ましい。
又無端ベルトの長さは長い方が好ましいが、塗
材より長くする必要はない。通常は搬入コンベア
と搬出コンベアの間隔と同程度の長さがあれば足
りる。無端ベルトの構造及び材質には特別の制限
はなく、公知の構造及び材質の中から任意に選択
して採用することができる。
無端ベルトは塗材が搬入ベルトによつて搬入さ
れた場合その移動を妨げないように回転自在に設
置されても良いが、塗材を搬入ベルトとの間で十
分に抑え、塗材が有することのあるソリやムクリ
による跳ね上がりを防止するために、無端ベルト
自身も、搬入コンベアと同じ速度で塗材を塗膜中
に送り出すように回転している。無端ベルトは独
自の駆動装置を有していてもコンベアの駆動装置
を共通に使用しても良い。又、塗材の厚みや反り
の程度に応じて無端ベルト全体が上下に可動でき
るように、図示しないその支持台との間に当業者
であれば容易に設けることのできるバネ等による
クツシヨン構造を有することが好ましい。又塗材
が無端ベルトと搬入コンベアの間に容易に入り込
めるように無端ベルトの後端部のクツシヨンによ
る押圧力は弱めに調節する一方、先端部(塗膜
側)の押圧力は強めに調節して、塗材の自重によ
る歪みを無端ベルトより後の塗材部分にもたらさ
ないようにすることが好ましい。このようなクツ
シヨンの調節により、塗材が搬出ベルト上に軟ら
かに乗り、塗膜を乱さないようにすることができ
るのみならず反りのある塗材を急に抑えつけるこ
とによる破損を防止することができる。
次に、第2図に基づいて本考案の他の実施例を
詳述する。本実施例のロールは第1実施例の無端
ベルトと同一の作用機能を有するものである。ロ
ールの数は3本以上であつても良いが少なくとも
2本は必要である。
ロール12,13及び14は、図示しないそれ
ぞれの又は共通の支持台との間にバネ等によるク
ツシヨン構造を有し、搬入コンベアによつて運ば
れた塗材を搬入コンベアとの間に銜えることがで
きる。この場合各ロールは、塗材の移動を妨げな
いように回転自在に設置されても良いが、同期し
たそれぞれ独立の駆動装置によつて搬入コンベア
と共に塗材を滑らかに移動させるように回転して
いる。各ローラーの駆動装置としては、一つの駆
動装置を共通に使用することもコンベアの駆動装
置を共通に使用することもできる。最先端部のロ
ーラー14の位置は、搬入コンベアの先端回転軸
の上部近傍であることが好ましいが、他のローラ
ーについては、塗材の長さとの関係で塗材の移動
方向の任意の箇所にその位置を変更し得るように
設置することが好ましい。又各ローラーのクツシ
ヨンによる押圧力の強さは、先端部に近い程強く
調節することが好ましい。このような押圧力の調
整によつて、塗材の破損を防ぎ、製品不良を一段
と下げることができる。
以上詳述した如く、本考案によれば、ソリやム
クリのある塗材を使用した場合でも、塗材が塗料
膜中で跳ね上がることがないために、塗装ムラや
塗装切れが防止され、製品の不良率を従来より大
巾に低減することができる。又、反りがあるため
に使用することができなかつた塗材を有効に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカーテンフローコーターの1
例を表わす原理図である。図中、符号1は搬入コ
ンベア、2は無端ベルト、3は塗料へツド、4は
搬出コンベア、5は被塗物、6はカーテン状塗
膜、7は塗料受けである。 第2図は本考案のカーテンフローコーターの他
の例を表わす原理図である。図中、符号12,1
3,14は被塗物を搬入コンベアとの間で抑える
ためのロールである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 搬入コンベアによつて被塗物を搬送し、塗料
    へツドからカーテン状に流出する塗料膜中を通
    過させ、次いで搬出コンベアにより搬出するカ
    ーテンフローコーターにおいて、前記搬入コン
    ベアが有する回転ベルトの搬出コンベア側上面
    先端部に、該回転ベルトとの間で前記被塗物を
    挟持すると共に該被塗装物の移動を妨げること
    なく滑らかに回転する無端ベルト又は2本以上
    のロールを有することを特徴とするカーテンフ
    ローコーター。 2 2本以上のロールが、搬出コンベア側最先端
    のロールを除き、搬入コンベアが有する回転ベ
    ルトの長さ方向に可動に配置されている請求項
    1に記載のカーテンフローコーター。
JP1986032386U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH04944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986032386U JPH04944Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986032386U JPH04944Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62144570U JPS62144570U (ja) 1987-09-11
JPH04944Y2 true JPH04944Y2 (ja) 1992-01-13

Family

ID=30839012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986032386U Expired JPH04944Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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JP (1) JPH04944Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5698369U (ja) * 1979-12-28 1981-08-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62144570U (ja) 1987-09-11

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