JPH05111653A - 接着剤塗布装置 - Google Patents
接着剤塗布装置Info
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- JPH05111653A JPH05111653A JP27409991A JP27409991A JPH05111653A JP H05111653 A JPH05111653 A JP H05111653A JP 27409991 A JP27409991 A JP 27409991A JP 27409991 A JP27409991 A JP 27409991A JP H05111653 A JPH05111653 A JP H05111653A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布対象物の厚さにバラつきがあっても塗布
ムラや塗布対象物の変形を来すことがなく、また厚さの
異なる多種類の塗布対象物を一台の装置で連続的に処理
することの可能な接着剤塗布装置を提供する。 【構成】 受けロ−ラ2の外周面にシリコンゴム等から
なる弾性体3を被覆し、塗布対象物の厚さのバラつきを
吸収するようにした。また、受けロ−ラ2を支持する固
定フレ−ム7と、転写ロ−ラ1を支持する可動フレ−ム
9とを支軸9aを介して回動自在に連結するとともに、
可動フレ−ム9をシリンダ15によって駆動することに
より、各ロ−ラ1,2の間隔を変えられるようにし、更
には可動フレ−ム9の停止位置を決める位置決め機構2
0によって各ロ−ラ1,2の間隔を容易に変更できるよ
うにした。
ムラや塗布対象物の変形を来すことがなく、また厚さの
異なる多種類の塗布対象物を一台の装置で連続的に処理
することの可能な接着剤塗布装置を提供する。 【構成】 受けロ−ラ2の外周面にシリコンゴム等から
なる弾性体3を被覆し、塗布対象物の厚さのバラつきを
吸収するようにした。また、受けロ−ラ2を支持する固
定フレ−ム7と、転写ロ−ラ1を支持する可動フレ−ム
9とを支軸9aを介して回動自在に連結するとともに、
可動フレ−ム9をシリンダ15によって駆動することに
より、各ロ−ラ1,2の間隔を変えられるようにし、更
には可動フレ−ム9の停止位置を決める位置決め機構2
0によって各ロ−ラ1,2の間隔を容易に変更できるよ
うにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種平板状の素材、例え
ば航空機の機体芯材として使用されるハニカムコアの表
面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関するものであ
る。
ば航空機の機体芯材として使用されるハニカムコアの表
面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接着剤塗布装置として
は、外周面に接着剤が付着した接着剤転写ロ−ラと、前
記転写ロ−ラとの間に塗布対象物の厚さ分の間隔をおい
て配置された受けロ−ラとを備え、各ロ−ラ間に搬送さ
れた塗布対象物を各ロ−ラの回転によって一方に送りな
がら転写ロ−ラの接着剤を塗布対象物の一面に塗布する
ようにしたものが知られている(例えば、特開昭59−
156455号公報)。
は、外周面に接着剤が付着した接着剤転写ロ−ラと、前
記転写ロ−ラとの間に塗布対象物の厚さ分の間隔をおい
て配置された受けロ−ラとを備え、各ロ−ラ間に搬送さ
れた塗布対象物を各ロ−ラの回転によって一方に送りな
がら転写ロ−ラの接着剤を塗布対象物の一面に塗布する
ようにしたものが知られている(例えば、特開昭59−
156455号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、航空機の機体
等の芯材には軽量で高強度を有するハニカム状のコアが
使用されているが、このハニカムコアの厚さには若干の
バラつきがある。また、前記各ロ−ラの外周面は金属に
よって形成されていることから、このようなハニカムコ
アに接着剤を塗布する場合、その厚さのバラつきを吸収
することができない。このため、コアの薄い部分では接
着剤の塗布量が不足して塗布ムラを生じ、コアの厚い部
分では各ロ−ラ間の圧力による変形を生じて強度が低下
するという問題点があった。また、各ロ−ラの間隔の設
定には最適な塗布厚を得るために精密な調整を必要とす
ることから、ロ−ラ間隔の設定を容易に変更することが
できない。従って、厚さの異なる多種類のコアを一台の
装置で連続的に処理することは実際には不可能であり、
このような場合は複数台の装置を設けなければならず、
設備コストが高くつくとともに、生産ラインの大規模化
を招くという問題点があった。
等の芯材には軽量で高強度を有するハニカム状のコアが
使用されているが、このハニカムコアの厚さには若干の
バラつきがある。また、前記各ロ−ラの外周面は金属に
よって形成されていることから、このようなハニカムコ
アに接着剤を塗布する場合、その厚さのバラつきを吸収
することができない。このため、コアの薄い部分では接
着剤の塗布量が不足して塗布ムラを生じ、コアの厚い部
分では各ロ−ラ間の圧力による変形を生じて強度が低下
するという問題点があった。また、各ロ−ラの間隔の設
定には最適な塗布厚を得るために精密な調整を必要とす
ることから、ロ−ラ間隔の設定を容易に変更することが
できない。従って、厚さの異なる多種類のコアを一台の
装置で連続的に処理することは実際には不可能であり、
このような場合は複数台の装置を設けなければならず、
設備コストが高くつくとともに、生産ラインの大規模化
を招くという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、塗布対象物の厚さに
バラつきがあっても塗布ムラや塗布対象物の変形を来す
ことがなく、また厚さの異なる多種類のコアを一台の装
置で連続的に処理することが可能な接着剤塗布装置を提
供することにある。
であり、その目的とするところは、塗布対象物の厚さに
バラつきがあっても塗布ムラや塗布対象物の変形を来す
ことがなく、また厚さの異なる多種類のコアを一台の装
置で連続的に処理することが可能な接着剤塗布装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、接着剤を付着した外周面を
塗布対象物の一面に接触させながら回転する接着剤転写
ロ−ラと、該転写ロ−ラに対向して塗布対象物の反対側
の面に接触しながら回転する受けロ−ラとを備えた接着
剤塗布装置において、前記受けロ−ラにおける塗布対象
物との接触面を弾性体によって形成している。
するために、請求項1では、接着剤を付着した外周面を
塗布対象物の一面に接触させながら回転する接着剤転写
ロ−ラと、該転写ロ−ラに対向して塗布対象物の反対側
の面に接触しながら回転する受けロ−ラとを備えた接着
剤塗布装置において、前記受けロ−ラにおける塗布対象
物との接触面を弾性体によって形成している。
【0006】また、請求項2の接着剤塗布装置は、前記
各ロ−ラの間隔を変える可動部と、該可動部の停止位置
を決める位置決め手段とを備えている。
各ロ−ラの間隔を変える可動部と、該可動部の停止位置
を決める位置決め手段とを備えている。
【0007】また、請求項3の接着剤塗布装置は、前記
各ロ−ラ間に塗布対象物を搬送する搬送手段と、各ロ−
ラ間に搬送される塗布対象物の厚さを検知する検知手段
と、各ロ−ラ間が該検知手段によって検知された塗布対
象物の厚さに対応する間隔となるよう前記可動部を駆動
する駆動手段とを備えている。
各ロ−ラ間に塗布対象物を搬送する搬送手段と、各ロ−
ラ間に搬送される塗布対象物の厚さを検知する検知手段
と、各ロ−ラ間が該検知手段によって検知された塗布対
象物の厚さに対応する間隔となるよう前記可動部を駆動
する駆動手段とを備えている。
【0008】
【作用】請求項1の接着剤塗布装置によれば、塗布対象
物の厚さのバラつきは受けロ−ラの弾性体によって吸収
され、塗布ムラや変形を生じることがない。
物の厚さのバラつきは受けロ−ラの弾性体によって吸収
され、塗布ムラや変形を生じることがない。
【0009】また、請求項2の接着剤塗布装置によれ
ば、請求項1の作用を有するとともに、可動部の停止位
置は位置決め手段によって決まることから、各ロ−ラの
間隔を容易に変更することが可能となる。
ば、請求項1の作用を有するとともに、可動部の停止位
置は位置決め手段によって決まることから、各ロ−ラの
間隔を容易に変更することが可能となる。
【0010】また、請求項3の接着剤塗布装置によれ
ば、請求項1及び2の作用を有するとともに、各ロ−ラ
間に搬送される塗布対象物の厚さが検知され、各ロ−ラ
の間隔が塗布対象物の厚さに対応する間隔となるよう可
動部が駆動されることから、厚さの異なった塗布対象物
を連続的に処理することが可能となる。
ば、請求項1及び2の作用を有するとともに、各ロ−ラ
間に搬送される塗布対象物の厚さが検知され、各ロ−ラ
の間隔が塗布対象物の厚さに対応する間隔となるよう可
動部が駆動されることから、厚さの異なった塗布対象物
を連続的に処理することが可能となる。
【0011】
【実施例】図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1及び図5にはその側面図を、図2にはその正面
図を示す。
で、図1及び図5にはその側面図を、図2にはその正面
図を示す。
【0012】同図において、A,Bは厚さの異なる二種
類の塗布対象物で、例えば航空機の機体芯材として使用
されるハニカムコアである。
類の塗布対象物で、例えば航空機の機体芯材として使用
されるハニカムコアである。
【0013】1は塗布対象物A,Bよりも十分に広い幅
を有する接着剤転写ロ−ラ(以下、転写ロ−ラと称す)
で、その外周面は滑らかな金属によって形成されてい
る。この転写ロ−ラ1には図示しない接着剤供給手段に
よって接着剤が供給され、その外周面に接着剤が付着す
るようになっている。また、接着剤には高粘性を有する
ホットメルト等が使用される。
を有する接着剤転写ロ−ラ(以下、転写ロ−ラと称す)
で、その外周面は滑らかな金属によって形成されてい
る。この転写ロ−ラ1には図示しない接着剤供給手段に
よって接着剤が供給され、その外周面に接着剤が付着す
るようになっている。また、接着剤には高粘性を有する
ホットメルト等が使用される。
【0014】2は転写ロ−ラ1の下方に対向配置された
受けロ−ラで、転写ロ−ラ1と同一幅を有し、その外周
面、即ち塗布対象物A,Bとの接触面はシリコンゴム等
の弾性体3によって被覆されている。
受けロ−ラで、転写ロ−ラ1と同一幅を有し、その外周
面、即ち塗布対象物A,Bとの接触面はシリコンゴム等
の弾性体3によって被覆されている。
【0015】4は転写ロ−ラ1の斜め上方に配置された
ナイフロ−ラで、転写ロ−ラ1と同一幅に形成されてい
る。このナイフロ−ラ4は、図示していないが転写ロ−
ラ1の外周面との間に僅かな間隔を有し、転写ロ−ラ1
の外周面に付着した接着剤を一定の厚さに保っている。
また、ナイフロ−ラ4はその回転軸4aの両端を支持板
5によって支持されており、通常は回転しない。支持板
5はその一端側に設けたハンドル5aの回転軸に連結さ
れ、ハンドル5aを回転することによってナイフロ−ラ
4と転写ロ−ラ1との間隔を変えられるようになってい
る。
ナイフロ−ラで、転写ロ−ラ1と同一幅に形成されてい
る。このナイフロ−ラ4は、図示していないが転写ロ−
ラ1の外周面との間に僅かな間隔を有し、転写ロ−ラ1
の外周面に付着した接着剤を一定の厚さに保っている。
また、ナイフロ−ラ4はその回転軸4aの両端を支持板
5によって支持されており、通常は回転しない。支持板
5はその一端側に設けたハンドル5aの回転軸に連結さ
れ、ハンドル5aを回転することによってナイフロ−ラ
4と転写ロ−ラ1との間隔を変えられるようになってい
る。
【0016】6は転写ロ−ラ1の側方に配置された熱風
ノズルで、転写ロ−ラ1の下端に向かって熱風を吹き出
すようになっており、転写ロ−ラ1と塗布対象物との間
に生ずる糸引きや膜張りを解消する。
ノズルで、転写ロ−ラ1の下端に向かって熱風を吹き出
すようになっており、転写ロ−ラ1と塗布対象物との間
に生ずる糸引きや膜張りを解消する。
【0017】7は装置本体の下部を構成する一対の固定
フレ−ムで、それぞれ受けロ−ラ2の両側に対向して配
置されている。各固定フレ−ム7は台板8上に固定さ
れ、受けロ−ラ2の回転軸2aを支持している。
フレ−ムで、それぞれ受けロ−ラ2の両側に対向して配
置されている。各固定フレ−ム7は台板8上に固定さ
れ、受けロ−ラ2の回転軸2aを支持している。
【0018】9は装置本体の上部を構成する一対の可動
フレ−ムで、それぞれ転写ロ−ラ1の両側に対向して配
置されている。各可動フレ−ム9は図1中右側を支軸9
aを介して固定フレ−ム7に回動自在に連結され、転写
ロ−ラ1の回転軸1a、支持板4及び熱風ノズル6を支
持している。
フレ−ムで、それぞれ転写ロ−ラ1の両側に対向して配
置されている。各可動フレ−ム9は図1中右側を支軸9
aを介して固定フレ−ム7に回動自在に連結され、転写
ロ−ラ1の回転軸1a、支持板4及び熱風ノズル6を支
持している。
【0019】10は転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2を駆
動するモ−タで、台板8上に設置されたギヤボックス1
1に連結されている。ギヤボックス11はモ−タ10に
よって回転する駆動プ−リ11aを有し、この駆動プ−
リ11aは、転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2の一側部に
それぞれ形成されたプ−リ1b,2b及び一方の固定フ
レ−ム7に取付けられた二個の従動プ−リ12,13に
駆動ベルト14を介して連結されている。また、転写ロ
−ラ1のプ−リ1bには駆動ベルト14の内側が、送り
ロ−ラ2のプ−リ2bにはベルト14の外側がそれぞれ
接触しており、各ロ−ラ1,2は図中の矢印で示すよう
に互いに反対方向に回転するようになっている。
動するモ−タで、台板8上に設置されたギヤボックス1
1に連結されている。ギヤボックス11はモ−タ10に
よって回転する駆動プ−リ11aを有し、この駆動プ−
リ11aは、転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2の一側部に
それぞれ形成されたプ−リ1b,2b及び一方の固定フ
レ−ム7に取付けられた二個の従動プ−リ12,13に
駆動ベルト14を介して連結されている。また、転写ロ
−ラ1のプ−リ1bには駆動ベルト14の内側が、送り
ロ−ラ2のプ−リ2bにはベルト14の外側がそれぞれ
接触しており、各ロ−ラ1,2は図中の矢印で示すよう
に互いに反対方向に回転するようになっている。
【0020】15は可動フレ−ム9を駆動するシリンダ
で、油圧または空気圧によって作動する。この可動フレ
−ム9は図1中左側が下方に延びるとともに、この延設
部分の下端には各可動フレ−ム9間を繋ぐ連結板16が
取付けられ、連結板16にはシリンダ15の駆動ロッド
15aが支軸16aを介して回動自在に連結されてい
る。また、シリンダ15の一端は、台板8に取付けられ
た支持板17に支軸17aを介して回動自在に連結され
ている。
で、油圧または空気圧によって作動する。この可動フレ
−ム9は図1中左側が下方に延びるとともに、この延設
部分の下端には各可動フレ−ム9間を繋ぐ連結板16が
取付けられ、連結板16にはシリンダ15の駆動ロッド
15aが支軸16aを介して回動自在に連結されてい
る。また、シリンダ15の一端は、台板8に取付けられ
た支持板17に支軸17aを介して回動自在に連結され
ている。
【0021】18,19は塗布対象物A,Bを搬送する
コンベアで、一方のコンベア18は送りロ−ラ2の塗布
対象物搬入側に、他方のコンベア19はその搬出側にそ
れぞれ配置されている。各コンベア18,19は、送り
ロ−ラ2の両側に配置された支持ロ−ラ18a,19a
と、一端側を各支持ロ−ラ18a,19aに支持された
送りベルト18b,19bとからなり、各送りベルト1
8b,19bの他端側は図示を省略している。
コンベアで、一方のコンベア18は送りロ−ラ2の塗布
対象物搬入側に、他方のコンベア19はその搬出側にそ
れぞれ配置されている。各コンベア18,19は、送り
ロ−ラ2の両側に配置された支持ロ−ラ18a,19a
と、一端側を各支持ロ−ラ18a,19aに支持された
送りベルト18b,19bとからなり、各送りベルト1
8b,19bの他端側は図示を省略している。
【0022】20は可動フレ−ム9の停止位置を決める
位置決め機構で、図1に示す如く装置本体の左側に配置
されている。この位置決め機構20は、台板8に固定さ
れた基板21と、図3において基板21の左側上方に設
けられた上停止位置調整用ストッパ22と、同じく右側
下方に設けられた下停止位置調整用ストッパ23とから
なり、各ストッパ22,23は上下方向に移動できるよ
うになっている。基板21は各ストッパ22,23に対
応して上下方向に延びる貫通孔21a,21bを有し、
基板21の装置本体側には各貫通孔21a,21bの両
側に位置するガイドレ−ル24,25が設けられてい
る。各ガイドレ−ル24,25には各ストッパ22,2
3の中央部22a,23aが摺動自在に嵌合している。
また、各中央部22a,23aの一端には可動フレ−ム
9との係止部22b,23bが突設され、可動フレ−ム
9の連結板16には各係止部22b,23bに対応する
係止板26,27が取付けられている。更に、各係止部
22b,23bには各係止板26,27との衝突を緩和
するショックアブソ−バ28,29がそれぞれ取付けら
れている。一方、基板21における装置本体の反対側に
は、各貫通孔21a,21bに沿って上下方向に延びる
ウォ−ムシャフト30,31が設けられ、各ウォ−ムシ
ャフト30,31の両端は基板21に取付けられた支持
板32,33に回転自在に支持されている。また、各ス
トッパ22,23の中央部22a,23aの他端には各
貫通孔21a,21bを通って装置本体の反対側に延び
る支持部22c,23cが突設され、各支持部22c,
23cはそれぞれウォ−ムシャフト30,31の螺旋に
螺合している。そして、各ウォ−ムシャフト30,31
の下端側にはこれらを回転させる駆動シャフト34,3
5が設けられ、各駆動シャフト34,35は基板21に
取付けられた支持金具34a,35aにそれぞれ回動自
在に支持されている。また、駆動シャフト34,35に
はウォ−ムギヤ36,37が取付けられ、各ウォ−ムギ
ヤ36,37は各ウォ−ムシャフト30,31に固定さ
れた歯車38,39に噛合している。従って、各駆動シ
ャフト34,35の一端に取付けたハンドル34b,3
5bによって駆動シャフト34,35を回転させること
により、各ウォ−ムシャフト30,31が回転し、各ス
トッパ22,23が上下に移動するようになっている。
位置決め機構で、図1に示す如く装置本体の左側に配置
されている。この位置決め機構20は、台板8に固定さ
れた基板21と、図3において基板21の左側上方に設
けられた上停止位置調整用ストッパ22と、同じく右側
下方に設けられた下停止位置調整用ストッパ23とから
なり、各ストッパ22,23は上下方向に移動できるよ
うになっている。基板21は各ストッパ22,23に対
応して上下方向に延びる貫通孔21a,21bを有し、
基板21の装置本体側には各貫通孔21a,21bの両
側に位置するガイドレ−ル24,25が設けられてい
る。各ガイドレ−ル24,25には各ストッパ22,2
3の中央部22a,23aが摺動自在に嵌合している。
また、各中央部22a,23aの一端には可動フレ−ム
9との係止部22b,23bが突設され、可動フレ−ム
9の連結板16には各係止部22b,23bに対応する
係止板26,27が取付けられている。更に、各係止部
22b,23bには各係止板26,27との衝突を緩和
するショックアブソ−バ28,29がそれぞれ取付けら
れている。一方、基板21における装置本体の反対側に
は、各貫通孔21a,21bに沿って上下方向に延びる
ウォ−ムシャフト30,31が設けられ、各ウォ−ムシ
ャフト30,31の両端は基板21に取付けられた支持
板32,33に回転自在に支持されている。また、各ス
トッパ22,23の中央部22a,23aの他端には各
貫通孔21a,21bを通って装置本体の反対側に延び
る支持部22c,23cが突設され、各支持部22c,
23cはそれぞれウォ−ムシャフト30,31の螺旋に
螺合している。そして、各ウォ−ムシャフト30,31
の下端側にはこれらを回転させる駆動シャフト34,3
5が設けられ、各駆動シャフト34,35は基板21に
取付けられた支持金具34a,35aにそれぞれ回動自
在に支持されている。また、駆動シャフト34,35に
はウォ−ムギヤ36,37が取付けられ、各ウォ−ムギ
ヤ36,37は各ウォ−ムシャフト30,31に固定さ
れた歯車38,39に噛合している。従って、各駆動シ
ャフト34,35の一端に取付けたハンドル34b,3
5bによって駆動シャフト34,35を回転させること
により、各ウォ−ムシャフト30,31が回転し、各ス
トッパ22,23が上下に移動するようになっている。
【0023】40は塗布対象物A,Bの厚さを検知する
検知部で、図1に示す如く上流側のコンベア18の側方
に配置されるとともに、シリンダ15の制御部(図示せ
ず)に接続されている。この検知部40は上下に配置さ
れた二つの光センサ41,42からなり、各光センサ4
1,42は図示していないがその発光部及び受光部を上
流側のコンベア18を挟んで対向させている。また、下
側の光センサ42は厚さが小さい方の塗布対象物Aの上
面よりも低い位置に設けられ、上側の光センサ41は厚
さが大きい方の塗布対象物Bの上面よりも低く且つ塗布
対象物Aの上面よりも高い位置に設けられている。即
ち、この検知部40においては、下側の光センサ42の
みが遮光されたときは塗布対象物Aの厚さに対応する判
別信号を出力し、各光センサ41,42の両方が遮光さ
れたときは塗布対象物Bの厚さに対応する判別信号を出
力するようになっている。この時、シリンダ15の制御
部が塗布対象物Bの判別信号を受信すると、シリンダ1
5の駆動ロッド15aを上方へ駆動し、可動フレ−ム9
を上停止位置調整用ストッパ22に当たるまで上昇させ
る。また、シリンダ15の制御部が塗布対象物Aの判別
信号を受信すると、シリンダ15の駆動ロッド15aを
下方へ駆動し、可動フレ−ム9を下停止位置調整用スト
ッパ23に当たるまで下降させる。
検知部で、図1に示す如く上流側のコンベア18の側方
に配置されるとともに、シリンダ15の制御部(図示せ
ず)に接続されている。この検知部40は上下に配置さ
れた二つの光センサ41,42からなり、各光センサ4
1,42は図示していないがその発光部及び受光部を上
流側のコンベア18を挟んで対向させている。また、下
側の光センサ42は厚さが小さい方の塗布対象物Aの上
面よりも低い位置に設けられ、上側の光センサ41は厚
さが大きい方の塗布対象物Bの上面よりも低く且つ塗布
対象物Aの上面よりも高い位置に設けられている。即
ち、この検知部40においては、下側の光センサ42の
みが遮光されたときは塗布対象物Aの厚さに対応する判
別信号を出力し、各光センサ41,42の両方が遮光さ
れたときは塗布対象物Bの厚さに対応する判別信号を出
力するようになっている。この時、シリンダ15の制御
部が塗布対象物Bの判別信号を受信すると、シリンダ1
5の駆動ロッド15aを上方へ駆動し、可動フレ−ム9
を上停止位置調整用ストッパ22に当たるまで上昇させ
る。また、シリンダ15の制御部が塗布対象物Aの判別
信号を受信すると、シリンダ15の駆動ロッド15aを
下方へ駆動し、可動フレ−ム9を下停止位置調整用スト
ッパ23に当たるまで下降させる。
【0024】ここで、前述の如く構成された接着剤塗布
装置の動作を説明する。
装置の動作を説明する。
【0025】まず、位置決め機構20によって可動フレ
−ム9の停止位置を決定する。その際、可動フレ−ム9
が下停止位置にあるとき転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2
の間隔が塗布対象物Aの厚さとほぼ等しくなるようにス
トッパ23の位置を設定し、可動フレ−ム9が上停止位
置にあるときは各ロ−ラ1,2の間隔が塗布対象物Bの
厚さとほぼ等しくなるようにストッパ22の位置を設定
する。
−ム9の停止位置を決定する。その際、可動フレ−ム9
が下停止位置にあるとき転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2
の間隔が塗布対象物Aの厚さとほぼ等しくなるようにス
トッパ23の位置を設定し、可動フレ−ム9が上停止位
置にあるときは各ロ−ラ1,2の間隔が塗布対象物Bの
厚さとほぼ等しくなるようにストッパ22の位置を設定
する。
【0026】次に、上流側のコンベア18によって搬送
されてきた塗布対象物が検知部40を通過すると、検知
部40によって塗布対象物の厚さが検知され、塗布対象
物がAであると判別されたならば可動フレ−ム9の位置
は図1に示す如く下停止位置となる。これにより、各ロ
−ラ1,2間が塗布対象物Aの厚さに対応する間隔とな
り、各ロ−ラ1,2間に搬送された塗布対象物Aが各ロ
−ラ1,2の回転によって図中の矢印方向に送られなが
ら転写ロ−ラ1によって塗布対象物Aの上面に接着剤が
塗布される。この時、塗布対象物Aの厚さにバラつきが
ある場合でも、受けロ−ラ2の外周面を被覆する弾性体
3によって塗布対象物Aの厚さのバラつきが吸収され、
接着剤は均一に塗布される。
されてきた塗布対象物が検知部40を通過すると、検知
部40によって塗布対象物の厚さが検知され、塗布対象
物がAであると判別されたならば可動フレ−ム9の位置
は図1に示す如く下停止位置となる。これにより、各ロ
−ラ1,2間が塗布対象物Aの厚さに対応する間隔とな
り、各ロ−ラ1,2間に搬送された塗布対象物Aが各ロ
−ラ1,2の回転によって図中の矢印方向に送られなが
ら転写ロ−ラ1によって塗布対象物Aの上面に接着剤が
塗布される。この時、塗布対象物Aの厚さにバラつきが
ある場合でも、受けロ−ラ2の外周面を被覆する弾性体
3によって塗布対象物Aの厚さのバラつきが吸収され、
接着剤は均一に塗布される。
【0027】また、検知部40を通過する塗布対象物が
Bであると判別されたならば、シリンダ15が作動して
可動フレ−ム9が図5に示す如く上停止位置まで上昇す
る。これにより、各ロ−ラ1,2間が塗布対象物Bの厚
さに対応する間隔となり、前述と同様にして塗布対象物
Bに接着剤が塗布される。
Bであると判別されたならば、シリンダ15が作動して
可動フレ−ム9が図5に示す如く上停止位置まで上昇す
る。これにより、各ロ−ラ1,2間が塗布対象物Bの厚
さに対応する間隔となり、前述と同様にして塗布対象物
Bに接着剤が塗布される。
【0028】このように、本実施例の接着剤塗布装置に
よれば、受けロ−ラ2の外周面に弾性体3を被覆したの
で、塗布対象物の厚さのバラつきを吸収することがで
き、塗布ムラや塗布対象物の変形を来すことがなく、品
質の向上及び均一化を図ることができる。また、転写ロ
−ラ1を可動フレ−ム9に取付けるとともに、可動フレ
−ム9の停止位置を決定する位置決め機構20によって
転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2の間隔を容易に変えられ
るようにしたので、厚さの異なる二種類の塗布対象物
A,Bを一台の装置で処理することができ、生産ライン
の小規模化及び設備コストの大幅な削減が可能となる。
更に、塗布対象物A,Bの厚さを検知する検知部40に
よってシリンダ15を制御し、各ロ−ラ1,2の間隔を
自動的に切換えるようにしたので、厚さの異なる塗布対
象物A,Bを連続的に処理することができ、生産性を顕
著に向上させることができる。
よれば、受けロ−ラ2の外周面に弾性体3を被覆したの
で、塗布対象物の厚さのバラつきを吸収することがで
き、塗布ムラや塗布対象物の変形を来すことがなく、品
質の向上及び均一化を図ることができる。また、転写ロ
−ラ1を可動フレ−ム9に取付けるとともに、可動フレ
−ム9の停止位置を決定する位置決め機構20によって
転写ロ−ラ1及び受けロ−ラ2の間隔を容易に変えられ
るようにしたので、厚さの異なる二種類の塗布対象物
A,Bを一台の装置で処理することができ、生産ライン
の小規模化及び設備コストの大幅な削減が可能となる。
更に、塗布対象物A,Bの厚さを検知する検知部40に
よってシリンダ15を制御し、各ロ−ラ1,2の間隔を
自動的に切換えるようにしたので、厚さの異なる塗布対
象物A,Bを連続的に処理することができ、生産性を顕
著に向上させることができる。
【0029】尚、前記実施例では可動フレ−ム9の停止
位置を二位置に限定したものを示したが、例えば3つ以
上のストッパを係止板26,27の移動経路中に出没可
能に設けるようにしたり、シリンダ15の代わりにサ−
ボモ−タやパルスモ−タを用いて可動フレ−ム9の停止
位置を無段階に制御すれば、更に多種類の塗布対象物を
処理することができる。また、可動フレ−ム9の動作は
前記実施例のような自動制御ではなくスイッチ等によっ
て人為的に行ったり、或いはシリンダ15を設けずに手
動で切換えるようにしてもよい。
位置を二位置に限定したものを示したが、例えば3つ以
上のストッパを係止板26,27の移動経路中に出没可
能に設けるようにしたり、シリンダ15の代わりにサ−
ボモ−タやパルスモ−タを用いて可動フレ−ム9の停止
位置を無段階に制御すれば、更に多種類の塗布対象物を
処理することができる。また、可動フレ−ム9の動作は
前記実施例のような自動制御ではなくスイッチ等によっ
て人為的に行ったり、或いはシリンダ15を設けずに手
動で切換えるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の接着剤
塗布装置によれば、塗布対象物の厚さのバラつきを吸収
することができるので、塗布ムラや塗布対象物の変形を
来すことがなく、品質の向上及び均一化を図ることがで
きる。
塗布装置によれば、塗布対象物の厚さのバラつきを吸収
することができるので、塗布ムラや塗布対象物の変形を
来すことがなく、品質の向上及び均一化を図ることがで
きる。
【0031】また、請求項2の接着剤塗布装置によれ
ば、請求項1の効果を達成し得るとともに、転写ロ−ラ
及び受けロ−ラの間隔を容易に変えられるので、生産ラ
インの小規模化及び設備コストの大幅な削減が可能とな
る。
ば、請求項1の効果を達成し得るとともに、転写ロ−ラ
及び受けロ−ラの間隔を容易に変えられるので、生産ラ
インの小規模化及び設備コストの大幅な削減が可能とな
る。
【0032】また、請求項3の接着剤塗布装置によれ
ば、請求項1及び2の効果を達成し得るとともに、厚さ
の異なる塗布対象物を連続的に処理することができるの
で、生産性を顕著に向上させることができる。
ば、請求項1及び2の効果を達成し得るとともに、厚さ
の異なる塗布対象物を連続的に処理することができるの
で、生産性を顕著に向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す接着剤塗布装置の側面
図である。
図である。
【図2】接着剤塗布装置の正面図である。
【図3】位置決め機構の正面図である。
【図4】図3のa−a線矢視断面図である。
【図5】可動フレ−ムの動作を示す接着剤塗布装置の側
面図である。
面図である。
1…接着剤転写ロ−ラ、2…受けロ−ラ、3…弾性体、
9…可動フレ−ム、15…シリンダ、18,19…コン
ベア、20…位置決め機構、40…検知部、A,B…塗
布対象物。
9…可動フレ−ム、15…シリンダ、18,19…コン
ベア、20…位置決め機構、40…検知部、A,B…塗
布対象物。
Claims (3)
- 【請求項1】 接着剤を付着した外周面を塗布対象物の
一面に接触させながら回転する接着剤転写ロ−ラと、該
転写ロ−ラに対向して塗布対象物の反対側の面に接触し
ながら回転する受けロ−ラとを備えた接着剤塗布装置に
おいて、 前記受けロ−ラにおける塗布対象物との接触面を弾性体
によって形成したことを特徴とする接着剤塗布装置。 - 【請求項2】 前記各ロ−ラの間隔を変える可動部と、 該可動部の停止位置を決める位置決め手段とを備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の接着剤塗布装置。 - 【請求項3】 前記各ロ−ラ間に塗布対象物を搬送する
搬送手段と、 各ロ−ラ間に搬送される塗布対象物の厚さを検知する検
知手段と、 各ロ−ラ間が該検知手段によって検知された塗布対象物
の厚さに対応する間隔となるよう前記可動部を駆動する
駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の接
着剤塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27409991A JPH05111653A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 接着剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27409991A JPH05111653A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 接着剤塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111653A true JPH05111653A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17536985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27409991A Pending JPH05111653A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 接着剤塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111653A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999033577A1 (fr) * | 1997-12-31 | 1999-07-08 | Chung Bum Park | Machine de couchage de feuilles |
KR100324699B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2002-02-27 | 김인식 | 플렉시블 로울러를 이용한 자유형상 소재의 표면 본드도포장치 |
KR20030061168A (ko) * | 2002-01-11 | 2003-07-18 | 금호산업주식회사 | 트레드 절단부의 접착제 도포장치 |
KR100454845B1 (ko) * | 2001-09-21 | 2004-11-12 | 권성남 | 폴리스틸렌 시트접착기의 접착제 도포장치 |
KR101350269B1 (ko) * | 2013-10-29 | 2014-01-13 | 유신단열 주식회사 | 유리섬유 단열재의 접착제 도포장치 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27409991A patent/JPH05111653A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999033577A1 (fr) * | 1997-12-31 | 1999-07-08 | Chung Bum Park | Machine de couchage de feuilles |
KR100324699B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2002-02-27 | 김인식 | 플렉시블 로울러를 이용한 자유형상 소재의 표면 본드도포장치 |
KR100454845B1 (ko) * | 2001-09-21 | 2004-11-12 | 권성남 | 폴리스틸렌 시트접착기의 접착제 도포장치 |
KR20030061168A (ko) * | 2002-01-11 | 2003-07-18 | 금호산업주식회사 | 트레드 절단부의 접착제 도포장치 |
KR101350269B1 (ko) * | 2013-10-29 | 2014-01-13 | 유신단열 주식회사 | 유리섬유 단열재의 접착제 도포장치 |
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