JPH0488813A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、２系統もしくは４系統の母線を結合する母線
連絡回線を有する電力系統に用いられる、３相分を一つ
の容器内に収納したガス絶縁開閉装置に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来から用いられている３相−括形ガス絶縁開閉装置に
おける母線接続方法の一例を第７図に示した。図におい
て、２つの母線即ち甲母線２及び乙母線３は、母線連絡
用遮断器１によって連結されている。この母線連絡用遮
断器１は、前記両母線２，３から分岐して配設される母
線切替用断路器４ａ、４ｂと接続するため、母線連絡用
遮断器１のタンクを縦型に配置する場合には、その分岐
口出し部１ａ、ｌｂは、タンクの長手方向に対して９０
°横向きに、同一方向に引き出される、コ字形口出し形
状とされている。この場合、乙母線３側の母線切替用断
路器４ｂと母線連絡用遮断器１とを接続する接続母線６
は、甲母線２側の母線切替用断路器４ａの設置スペース
を確保するために、その上方に配設されている。

また、第８図は４系統の母線を結合する母線連絡回線を
有するガス絶縁開閉装置における母線接続方法の一例を
示したものである。図において、４つの母線即ち第１の
甲母線１６及び第２の甲母線１８（図中、第１の甲母線
１６の背面側）は、甲母線側母線連絡用遮断器１１によ
って連結され、一方、第１の乙母線１７及び第２の乙母
線１９（図中、第１の乙母線１７の背面側）は、乙母線
側母線連絡用遮断器１２によって連結されている。

また、これらの母線連絡用遮断器１１．１２は、前記両
母線１６〜１９から分岐して配設される母線切替用断路
器１４ａ、１４ｂと接続するため、各々の分岐口出し部
１１ａ、ｌｌｂ及び１２ａ。

１２ｂは、それぞれタンクの長手方向に対して９０°横
向きに、同一方向に引き出されている。さらに、前記第
１の甲母線１６及び第２の甲母線１８、第１の乙母線１
７及び第２の乙母線１９を母線連絡用遮断器１１．１２
によって連結するために、中側及び二側それぞれの母線
に平行に、副母線２０が配設されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の様な母線接続方法を用いたガス絶
縁開閉装置には、以下に述べる様な解決すべき課題があ
った。即ち、第７図及び第８図に示した禄に、母線連絡
用遮断器１，１１．１２のタンクを縦型に配置する場合
には、その分岐口出し部を、タンクの長手方向に対して
９０°横向きに、同一方向に引き出しているため、それ
らの口出しピッチ７は前記積層化に伴う寸法によって規
制される。その結果、母線連絡用遮断器１，１１゜１２
の高さｈは大きなものとなるため、安定性が低下し、ま
た、設置スペースが増大していた。

本発明は、以上の欠点を解消するために提案されたもの
で、その目的は、母線連絡用遮断器の高さの低減を可能
とし、安定性の向上及び設置スペースの削減を図ったガ
ス絶縁開閉装置を提供することにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、絶縁媒体を封入した金属容器内に、３相分の
電力用開閉機器を収納し、装置内に配設される主母線間
に母線連絡用遮断器を設けたガス絶縁開閉装置において
、母線連絡用遮断器に形成される２つの分岐口出し部を
、その母線連絡用遮断器のタンク長手方向に対して９０
°横方向で、互いに反対方向に引き出し、また、これら
の分岐口出し部が、主母線の長手方向と平行になるよう
に並置したことを特徴とするものである。

（作用） 本発明のガス絶縁開閉装置においては、母線連絡用遮断
器の分岐口出し部が、そのタンク長手方向に対して９０
°横方向で、互いに反対方向に弓き出されているため、
主母線との間に設けられる母線切替用断路器の配設位置
を、各母線ごとにずらすことができるので、母線連絡用
遮断器と母線切替用断路器とを接続する接続母線を、互
いに積層配置しなくても良くなる。その結果、母線連絡
用遮断器の高さを、従来の高さに比べて大幅に低減する
ことができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図乃至第６図に基づいて具
体的に説明する。

■第１実施例 本実施例においては、第１図乃至第３図に示した様に、
母線連絡用遮断器２１に形成される２つの分岐口出し部
２１ａ、２１ｂが、母線連絡用遮断器のタンク長手方向
に対して９０″横方向で、互いに反対方向に引き出され
ている。また、これらの分岐口出し部２１ａ、２１ｂが
、２つの主母線、即ち、甲母線２及び乙母線３の長手方
向に平行に並置されている。そして、前記分岐口出し部
２１ａは、接続母線２２を介して、甲母線２の長手方向
と直交する方向に口出し部のある母線切替用断路器４ａ
、作業用接地開閉器５ａ及び甲母線２に接続されている
。一方、前記分岐口出し部２１ｂは、接続母線２３を介
して、乙母線３の長手方向と直交する方向に口出し部の
ある母線切替用断路器４ｂ、作業用接地開閉器５ｂ及び
乙母線３に接続されている。

なお、本実施例においては、母線連絡回線の母線切替用
断路器４ａ、４ｂ間に、計器用変圧器６ａ、６ｂが配設
されている。

この様な構成を有する本実施例のガス絶縁開閉装置にお
いては、母線連絡用遮断器２１の分岐口出し部２１ａ、
２１ｂが母線連絡用遮断器のタンク長手方向に対して９
０″′横方向で、互いに反対方向に引き出されているた
め、甲母線２及び乙母線３に設けられる母線切替用断路
器４ａ、４ｂの配設位置をずらすことができる。そのた
め、母線連絡用遮断器２１と母線切替用断路器４ａ、４
ｂとを接続する両接続母線２２．２３を、互いに積層配
置する必要がなくなり、母線連絡用遮断器２１の高さＨ
ｌを、従来の高さｈに比べて大幅に低減することができ
る。その結果、機器の設置高さの制限を受ける地下変電
所等に設置する場合に適したものとなる。また、高さが
低減されるため、安定性が向上し、設置スペースの縮小
化も可能となる。

なお、本実施例においては、母線連絡回線の母線切替用
断路器４ａ、４ｂ間に、計器用変圧器６ａ、　　６ｂを
配設しているため、その回線針の主母線の寸法を複合化
することによって効率化することが可能である。

■第２実施例 本実施例は４系統の母線を結合する母線連絡回線に本発
明を適用したものである。即ち、第４図乃至第６図に示
した様に、第１の甲母線３２及び第２の甲母線３４が甲
母線側母線連絡用遮断器３０によって連結され、一方、
第１の乙母線３３及び第２の乙母線３５が乙母線側母線
連絡用遮断器３１によって連結されている。また、これ
らの母線連絡用遮断器３０．３１に形成されるそれぞれ
２つの分岐口出し部３０ａ、３０ｂ及び３１ａ。

３１ｂが、母線連絡用遮断器のタンク長手方向に対して
９０’横方向で、互いに反対方向に引き出されている。

また、前記分岐口出し部３’Ｏａ、３０ｂが、第１の甲
母線３２及び第２の甲母線３４の長手方向に平行に並置
され、また、前記分岐口出し部３１ａ、３１ｂが、第１
の乙母線３３及び第２の乙母線３５の長手方向に平行に
並置されている。そして、前記分岐口出し部３０ａは、
接続母線３６ａを介して、第１の甲母線３２の長手方向
と直交する方向に口出し部のある母線切替用断路器４ａ
、作業用接地開閉器５ａ及び第１の甲母線３２に接続さ
れている。一方、分岐口出し部３０ｂは、接続母線３６
ｂを介して、第２の甲母線３４の長手方向と直交する方
向に口出し部のある母線切替用断路器４ａ、作業用接地
開閉器５ａ及び第２の甲母線３４に接続されている。ま
た、乙母線についても同様に構成されている。

この様な構成を有する本実施例のガス絶縁開閉装置にお
いては、甲母線側母線連絡用遮断器３０の分岐口出し部
３０ａ、３０ｂが母線連絡用遮断器のタンク長手方向に
対して９０°横方向で、互いに反対方向に引き出されて
いるため、同一軸上に配置された第１の甲母線３２及び
第２の甲母線３４に配設される母線切替用断路器４ａ、
４ａも同一軸上の同一高さに配置することができる。ま
た、乙母線側も同様である。

この様に、本実施例においても、母線連絡用遮断器３０
．３１と母線切替用断路器４ａ、４ｂとを接続する接続
母線３６ａ、３６ｂあるいは３７ａ、３７ｂを、互いに
積層配置する必要がないため、母線連絡用遮断器３０．
３１の高さＨ２を、従来の高さｈに比べて大幅に低減す
ることができる。′その結果、機器の設置高さの制限を
受ける地下変電所等に設置する場合に適したものとなる
。

また、高さが低減されるため、安定性が向上し、設置ス
ペースの縮小化も可能となる。

［発明の効果コ 以上述べた様に、本発明によれば、母線連絡用遮断器に
形成される２つの分岐口出し部を、その母線連絡用遮断
器のタンク長手方向に対して９００横方向で、互いに反
対方向に引き出し、また、これらの分岐口出し部が、主
母線の長手方向と平行になるように並置することによっ
て、母線連絡用遮断器の高さの低減を可能とし、安定性
の向上及び設置スペースの削減を図ったガス絶縁開閉装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のガス絶縁開閉装置の第１実施例を示す
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ側面図、第３図は第１
図のＢ−Ｂ側面図、第４図は本発明のガス絶縁開閉装置
の第２実施例を示す平面図、第５図は第４図のＣ−Ｃ側
面図、第６図は第４図のＤ−Ｄ側面図、第７図及び第８
図は従来のガス絶縁開閉装置の一例を示す側面図であり
、第７図は２重母線構成の例、第８図は４重母線構成の
例である。 １・・・母線連絡用遮断器、ｌａ、ｌｂ・・・分岐口出
し部、２・・・甲母線、３・・・乙母線、４ａ、４ｂ・
・・母線切替用断路器、５ａ、５ｂ・・・作業用接地開
閉器、６・・・接続母線、７・・・口出しピッチ、１１
．１２・・・母線連絡用遮断器、ｌｌａ、ｌｌｂ、１２
ａ、１２ｂ・・・分岐口出し部、１４ａ、１４ｂ・・・
母線切替用断路器、１５ａ、１５ｂ・・・作業用接地開
閉器、１６・・・第１の甲母線、１７・・・第１の乙母
線、１８・・・第２の甲母線、１９・・・第２の乙母線
、２０・・・副母線、２１・・・母線連絡用遮断器、２
１ａ、２１ｂ・・・分岐口出し部、２２．２３・・・接
続母線、３０・・・甲母線側母線連絡用遮断器、３０ａ
、３０ｂ・・・分岐口出し部、３１・・・乙母線側母線
連絡用遮断器、３１ａ、３１ｂ・・・分岐口出し部、３
２・・・第１の甲母線、３３・・・第１の乙母線、３４
・・・第２の甲母線、３５・・・第２の乙母線、３６ａ
、３６ｂ・・・接続母線、３７ａ、３７ｂ・・・接続母
線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 絶縁媒体を封入した金属容器内に、３相分の電力用開閉
   機器を収納し、装置内に配設される主母線間に母線連絡
   用遮断器を設けたガス絶縁開閉装置において、 前記母線連絡用遮断器に形成される２つの分岐口出し部
   を、その母線連絡用遮断器のタンク長手方向に対して９
   ０°横方向で、互いに反対方向に引き出し、また、これ
   らの分岐口出し部が、主母線の長手方向と平行になるよ
   うに並置したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。