JPH0487685A - 亜鉛めっき廃液の処理方法 - Google Patents

亜鉛めっき廃液の処理方法

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JPH0487685A
JPH0487685A JP20370590A JP20370590A JPH0487685A JP H0487685 A JPH0487685 A JP H0487685A JP 20370590 A JP20370590 A JP 20370590A JP 20370590 A JP20370590 A JP 20370590A JP H0487685 A JPH0487685 A JP H0487685A
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JP
Japan
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slurry
waste liquid
neutralizing
tank
ferric hydroxide
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Application number
JP20370590A
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English (en)
Inventor
Minoru Hoshino
星野 實
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、亜鉛めっき廃液の処理〜方法に関する。
〈従来の技術〉 亜鉛めっき廃液は、めっき液の老化における入れかえに
よる廃棄や、濃度低下等を防止するためのめっき液補充
にともなうめつき液の一部廃棄によって生しる。
亜鉛めっき廃液には、通常高濃度の亜鉛成分と亜鉛量の
1/10程度のニッケル成分が含まれている。 pHは
約2である。
この廃液は、拡散透析法、イオン交換法などの膜性等で
有効成分が回収されてはいるものの、大部分は?2単な
消石灰等による中和法で処理されている(例えば、特開
昭61−104100号公報参照)。 中和のPHは9
〜10程度で行われ、生成した亜鉛沈澱物を分離後、分
離水は排水基準であるpH=7程度まで逆中和して排出
されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような中和処理法は、亜鉛沈澱物の難脱水性等の問
題がある。
すなわち、亜鉛、アルミニウム等はアルカリ中和により
コロイド状沈#(ゼリー状の沈澱分子中に水か抱きこま
わる)となり濾過性が悪くなる。
その結果、中和処理後の排水中に亜鉛か残存するという
問題がある。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消して、
亜鉛めっき廃液と水酸化第2鉄を含むスラリーとを効果
的に混合、中和処理し排水中の亜鉛濃度を減少させる亜
鉛めっき廃液の処理方法を提供するものである。
<課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明によれば、亜鉛めっき
廃液を中和処理するに際し、該廃液を水酸化第2鉄を含
有するスラリーと混合した後、該混合スラリーを中和す
ることを特徴とする亜鉛めっき廃液の処理方法か提供さ
れる。
また、本発明によれは、亜鉛めっき廃液を中和処理する
に際し、該廃液を水酸化第2鉄を含有するスラリーと混
合した後、該混合スラリーを中和し、生成した固形分を
分離除去して得られる水溶液と、第1鉄イオンを含有す
る水溶液を酸化しpHを調整して得られる水酸化第2鉄
が懸濁した第2鉄イオン含有水溶液とを混合した後、該
混合液を中和することを特徴とする亜鉛めっき廃液の処
理方法が提供される。
ここで、前記水酸化第2鉄を含有するスラリーは、第1
鉄イオンを含有する水溶液を酸化しpHを調整し、該第
1鉄イオンが水酸化第2鉄として析出したスラリーであ
るのが好ましい。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明において亜鉛めっき廃液とは、少なくとも亜鉛を
含むめっき廃液であり、高濃度の亜鉛成分にニッケル等
を含んだ合金めっき廃液を含むものである。
ここで、亜鉛めっき廃液との混合に使用する水酸化第2
鉄を含有するスラリーは、第2鉄塩(FeCl13 ま
たはFe2(SO4ps )をアルカリで処理して生成
した沈澱生成物(例えば、沈澱物組成がFe″″325
〜35%、Ca 20〜25%、SiO22〜3%)が
使用可能であるか、これに限るものではない。
前記第2鉄塩(FeC″lまたはFe2(SJ)3)は
、従来水処理設備の凝集剤として広く利用されてきたが
、最近では高分子凝集剤にかわフてきた。 従って、こ
れらの塩を有効利用することは好ましい。
そこで、水酸化第2鉄のスラリーが他の金属水酸化物の
生成の際に凝集効果があることに着目し、亜鉛めっき廃
液と混合、中和を行ってみた。 用いた水酸化第2鉄の
スラリーは、水処理設備から得られたスラリーで、濃度
は4wt%以下のものである。
本発明て用いる中和剤としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウム等のアルカリで、具体的には消石灰、カ
ーバイト滓なとを挙げることができる。
亜鉛めっき廃液と水酸化第2鉄を含有するスラリーとを
混合、中和(pH=10以上)処理し、生成した固形分
を分離した濾液中の溶解亜鉛濃度は、亜鉛めっき廃液を
単独に中和(pH=1o以上)IA理し、生成した固形
分を分離した濾液中の溶解亜鉛濃度と比較してほぼ1/
10〜1150に減少させることができる。 なお、前
記中和時のpHを10以上とするのは、10未満では固
形分の生成が十分てないからである。
つぎに、前記固形分を分離した濾液を水酸化第2鉄が懸
濁した第2鉄イオン含有水溶液に投入して、pH=7〜
8に調整することにより、溶液中の溶解亜鉛濃度を1/
IOPPM以下とすることかでざる。
前記第2鉄イオン含有水溶液としては、例えば製鉄工場
等で発生する酸洗廃液処理におけろ水処理設備において
第1鉄イオンを含むリンス溶液の酸化−1次中和(pH
=4程度の中和)処理液などが利用できる。 この場合
は水処理2次中和槽と沈降槽をそのまま利用することが
できる。
第1図は、本発明の亜鉛めっき廃液の処理方法の一実施
例を示すフロー図である。
原料タンク1からポンプ2を経て亜鉛めっき廃液MをN
o、1中和M3に供給する。 そゎと同時に水酸化第2
鉄を含有するスラリー51をN011中和糟3に供給す
る。 その際、混合をよくするため、ラインミキサーに
より両液の混合を促進するとよい。
前記混合液はNo、1中和糟3からNO12中和N4へ
移送される。 各中和ai3.4ては逐次、中和剤Nが
添加され中和されるが、NO12中和槽4で反応が完結
するように制御する。 その時のpHは10〜11であ
る。
原料廃液Mと水酸化第2鉄を含有するスラリーS、の混
合割合は1:6〜10か好適である。 スラリーの混合
割合が6未満ては亜鉛との共沈効果が不十分てあり、1
0を超えても向上効果が得られない。
N o 、  1 中和@ 3、N o 、  2 中
和N 4 Lt ar+機付で構成される。 攪拌機の
回転数は、N002攪拌機の方を犬きくした方かよい。
混合、中和されたスラリーは、循環タンク5に入り、ポ
ンプ6により濾過機7に送られ、固液分離される。 分
離された濾液は別系列の水処理中和槽8に供給されて、
水酸化第2鉄が懸濁した第2鉄イオン含有水溶液Eと混
合、中和したのち、水処理沈降槽9で固液分離される。
濾過機7で分離された濾液と第2鉄イオン含有水溶液E
の混合割合は1:2が好適である。
この時、水溶液を分離したスラリーS2は廃液Mと混合
する水酸化第2鉄を含有するスラリーS1としてポンプ
10により循環して用いることかできる。
なお、前記第2鉄イオン含有水溶液Eは、第2鉄イオン
50mg/u以上、水酸化第2鉄50〜100mg74
2程度のものが好ましい。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 亜鉛166g/ρ、ニッケル17.2g/flを含む亜
鉛めっぎ廃液に、水酸化第2鉄を4wt%含むスラリー
を7倍量供給して136rpmで混合し、消石灰を加え
てpH10,1に中和調整し、生成した固形分を分離し
て得られた濾液中の溶解亜鉛は、2. 2  mg/j
2、ニッケルは0、 1  rng/IIであった。
この液に水酸化第2鉄(0,1wt%)が懸濁した第2
鉄イオン(50mg/J2)含有水溶液を2倍量供給し
て300rpmで混合し、消石灰を加えて中和した。 
その時のpHは76であフた。
この混合液中の溶存亜鉛濃度は003 mg/Itであった。 また、ニッケルは検出されなか
った。
(実施例2) 亜鉛206g/Il、ニッケル15.8 g/uを含む
亜鉛めっき廃液に、水酸化第2鉄を4wt%含むスラリ
ーを10倍量供給して136rpmで混合し、消石灰を
加えてpH10,3に中和調整し、生成した固形分を分
離して得られた濾液中の熔解亜鉛は、1 、 5 rn
g/II、ニッケルは0、 1  mg/Ilであった
この液に水酸化第2鉄(0,1wt%)か懸澗した第2
鉄イオン(aomg/i)含有水溶液を2倍量供給して
300rpmて混合し、消石灰を加えて中和した。 そ
の時のpHは7.9であった。
この混合液中の溶存亜鉛濃度は0.04mg/ IIで
あフた。 また、ニッケルは検出されなかった。
(比較例1) 亜鉛206g/j2.ニッケル1’5.8g#を含む亜
鉛めっき廃液に、消石灰を加えてpH10,5に中和調
整し、生成した固形分を分離して得られた濾液中の溶解
亜鉛は、13.IB/II、ニッケルは1 、 2 r
ng/IIてあった。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したように構成されているので、本発
明によれは、亜鉛めっき廃液を水酸化第2鉄を含むスラ
リーと混合、中和処理することにより、溶解亜鉛濃度を
低減することかでき、かつ、回収副産物を再利用するこ
とかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の亜鉛めっき廃液の処理方法の一実施
例を示すフロー図である。 符号の説明 1・・・原料タンク、 2・・・ポンプ、 3・・・No、1中和槽(攪拌機付)、4・・・No、
2中和槽(攪拌機付)、5・・・循環タンク、 6・・・ポンプ、 7・・・濾過機、 8・・・水処理中和槽、 9・・・水処理沈降槽、 10・・・ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)亜鉛めっき廃液を中和処理するに際し、該廃液を
    水酸化第2鉄を含有するスラリーと混合した後、該混合
    スラリーを中和することを特徴とする亜鉛めっき廃液の
    処理方法。
  2. (2)亜鉛めっき廃液を中和処理するに際し、該廃液を
    水酸化第2鉄を含有するスラリーと混合した後、該混合
    スラリーを中和し、生成した固形分を分離除去して得ら
    れる水溶液と、第1鉄イオンを含有する水溶液を酸化し
    pHを調整して得られる水酸化第2鉄が懸濁した第2鉄
    イオン含有水溶液とを混合した後、該混合液を中和する
    ことを特徴とする亜鉛めっき廃液の処理方法。
  3. (3)前記水酸化第2鉄を含有するスラリーは、第1鉄
    イオンを含有する水溶液を酸化しpHを調整し、該第1
    鉄イオンが水酸化第2鉄として析出したスラリーである
    請求項1または2に記載の亜鉛めっき廃液の処理方法。
  4. (4)請求項2または3に記載の処理方法により亜鉛め
    っき廃液を中和処理するに際し、前記混合液を中和して
    得られるスラリーを、前記廃液と混合する水酸化第2鉄
    を含有するスラリーとして用いることを特徴とする亜鉛
    めっき廃液の処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172395A (ja) * 2000-12-05 2002-06-18 Nec Environment Eng Ltd 濃厚無機成分含有排水の水酸化鉄凝集沈澱処理方法
KR100515414B1 (ko) * 2000-09-05 2005-09-15 주식회사 포스코 전해액 청정화 장치
US9408315B2 (en) 2013-06-07 2016-08-02 Sony Corporation Electronic apparatus
CN111807488A (zh) * 2020-08-05 2020-10-23 潍坊工商职业学院 大宗固废物复配体制备生态环保复合水处理剂的技术方法

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