JPH0487676A - 流動床都市ごみ焼却炉飛灰の集塵及び固化方法 - Google Patents

流動床都市ごみ焼却炉飛灰の集塵及び固化方法

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JPH0487676A
JPH0487676A JP2201190A JP20119090A JPH0487676A JP H0487676 A JPH0487676 A JP H0487676A JP 2201190 A JP2201190 A JP 2201190A JP 20119090 A JP20119090 A JP 20119090A JP H0487676 A JPH0487676 A JP H0487676A
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金子 充良
Yukio Mizoguchi
溝口 行生
Hiroji Masuno
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動床炉で都市ごみを焼却する際に発生する
燃焼排ガス中に同伴される飛灰の集塵及び固化方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
流動床都市ごみ焼却炉では、あたかも沸騰水のような6
00〜80.0℃に熱せられた流動砂中にごみが投入さ
れ、混合攪拌されながら、完全焼却されるので、炉底よ
り取り出される焼却残金は鉄屑、ガラス屑、瓦礫が殆ど
であり、これらの処理及び処分にはなんら問題がない。
方、流動床炉のフリーボード部での十分な高さによって
沈降速度の大きいもの(例えばビンの王冠や缶詰のフタ
)は、炉出口に到達せずに再び流動層に戻り、燃焼排ガ
ス気流に乗って炉外に出る飛灰は、粒子終末速度が燃焼
排ガス気流以下のものであり、およそ粒径で200ミク
ロン以下となり鉄屑やガラス屑や瓦礫等の異物を含まな
い物である。この飛灰を溶融法や焼結法により固化させ
有効利用を図る場合、融点が高くこれらの操作に支障を
きたす鉄屑を全く含まない上に、粒径が5ミクロン以上
200ミクロン以下と細かく、異物を含んでいないため
、繁雑なこれらの除去工程を必要としない長所があった
しかし、これまでこの飛灰は第2図に示されるように一
括して電気集塵機等で集塵されていたため、炉内で揮発
して、後段の集塵機などの低温部で凝縮固化しゃすいC
d 、 Pb 、 Cuなどの重金属類や、KCI 、
 NaC]などの塩類が多く含まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の電気集塵機等で集塵した飛灰を溶融法や焼結法に
より固化させようとして1200℃程度の高温に加熱す
ると、再び重金属や塩類が揮発してしまい溶融炉や焼結
炉の排ガス処理が必要となるばかりでなく、揮発した塩
類による炉材の損傷や煙道内への付着による閉塞が問題
となっていた。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決し、重金
属や塩類を含まない飛灰を選択的に捕集し、有効利用で
きる固化物に固化することのできる流動床都市ごみ焼却
炉飛灰の集塵及び固化方法を提供することを課題とする
〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するために、本発明では、流動床都市ご
み焼却炉飛灰を、流動床都市ごみ焼却炉の出口以降で7
00℃以上の温度域に慣性集塵機を設けて集塵すること
を特徴とする流動床都市ごみ焼却炉飛灰の集塵方法とし
たものである。
また、本発明は、上記の集塵方法によって集塵した流動
床都市ごみ焼却炉飛灰を、溶融法又は焼結法で少なくと
も1000℃以上の温度で加熱処理して固化することを
特徴とする流動床都市ごみ焼却炉飛灰の固化方法とした
ものである。
次に、本発明を図面によって説明する。
第1図は、本発明を工程図で示したものである。都市ご
みは、流動床焼却炉において燃焼され、焼却灰を含んだ
燃焼ガスとして、焼却炉出口から排出され、700℃以
上の高温度域に設けられたサイクロン等の慣性集塵機に
よって集塵され、飛灰は捕集されて灰貯槽に貯る。一方
、慣性集塵機に捕集されない焼却灰を含む燃焼ガスは、
廃熱ボイラー又は小噴射室でガス温度が低下されて、電
気集塵機又はバグフィルタ−で更に集塵されて、誘引送
風機で煙突から排出される。
このように、本発明では従来の排ガス処理系統の上記温
度域にサイクロン等の慣性集塵機が組み込まれ、この捕
集灰が後段の集塵機捕集灰と分別されて貯留される。そ
して、この捕集灰を1000℃以上で加熱処理して固化
するものである。
〔作用〕
本発明によれば、流動床都市ごみ焼却炉飛灰を、溶融法
や焼結法の少なくとも1000℃以上の加熱処理で固化
させる場合、焼却炉8日以降の700℃以上の高温域に
サイクロン等慣性集塵機を設け、Cd、Pb、Cuなど
の重金属類やKCI 、 NaC]などの塩類が塩化物
として揮発しているときに、又これらの塩化物は固体状
態でも粒径が細かくサイクロン等慣性集塵機で捕集され
にくいので、Cd 、 Pb 、 Cuなどの重金属類
やKCI 、 NaC]などの塩類を殆ど含有しない飛
灰を選択的に捕集し、この捕集灰を溶融法や焼結法によ
り、従来の問題点なしに固化させて有効利用を図り、後
段の低温度域の集塵機で、Cd  Pb。
Cuなどの重金属類やKCI 、 NaC1などの塩類
が濃縮した飛灰を、セメント固化法等により別途処理す
るものである。
すなわち、最近の最終処分場(埋め立て地)枯渇に鑑み
、焼却灰の焼結法や溶融法での固化により、窯業原料や
道路の路盤材などの有効利用が叫ばれる中、焼結法や溶
融法に最適な流動炉飛灰を流動床都市ごみ焼却炉の集塵
方法により提供するものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 第1図の工程図に従って、都市ごみ流動床焼却炉出口に
耐火キャスターを打ち張りした単段のサイクロンが設置
された施設を用いて、都市ごみを焼却する試験をした。
その結果について■サイクロン捕集灰と■残りの低温部
での捕集灰(電気集塵機捕集灰)の捕集量及び運転状況
を表−1に示す。
表−1からごみ重量当たりの全体飛灰量は約5%発生し
、そのうちの約80%がサイクロンで捕集され、約20
%が■残りの低温部の捕集灰となっている。
実施例2 都市ごみ流動床焼却炉の燃焼ガス捕集灰を化学分析した
。その結果を表−2に示す。表−2において、■サイク
ロン捕集灰と■残りの低温部の捕集灰(電気集塵機捕集
灰)は実施例1の都市ごみ流動床焼却炉施設からの捕集
灰であり、■−括捕集灰は他の都市ごみ流動床焼却炉施
設での電気集塵機−括捕集灰である。
表−2より■サイクロン捕集灰と■残りの低温部の捕集
灰を比較するとCa、Mg、 Si 、 AI 。
Feなど窯業成分となる元素は■サイクロン捕集灰に多
く含有され、CI、S、Cu、Pb、Cd。
Znなど揮発しやすい元素は■残りの低温部の捕集灰に
多く含有されてる。Hg 、^S、など最も揮発しやす
い元素は■サイクロン捕集灰には殆ど含有されていない
■−括捕集灰は焼却設備の機器構成が異なるので■サイ
クロン捕集灰と■残りの低温部の捕集灰の両者の中間組
成になっている。
実施例3 前記表−2に記した■■■の各種捕集灰を電気炉を用い
て溶融及び焼結試験を行った。第3図に、この試験に用
いた実験装置の概略断面図を示す。第3図において、1
は電気炉、2は磁性皿、3は冷却空気取入口、4はバグ
フィルタ、5はスクラバー、6はポンプを示す。この装
置を用いて次のようなテストを行った。その結果を表−
3に示す。
操作−1 操作−2 操作−3 ■サイクロン捕集灰100gを磁性 皿に採取し、実験炉に入れ1400℃で加熱溶融させた
。揮発する塩類及び 重金属類のダストをバグフィルタ− で捕集した。また発生した酸性ガス 等はバグフィルタ−後段の水洗スク ラバーで吸収した。溶融後バグフィ ルター捕集ダスト及びスクラバー吸 収液の化学分析を行い■サイクロン 捕集灰の各元素の揮発率を表−3に 示した。
■−括捕集灰100gを磁性皿に採 取し、実験炉に入れて1400℃で 加熱溶融させた。以下操作−1と同 様に行った。
■サイクロン捕集灰100gと粘土 100gに水30gを加え混練し乾 燥後磁性器に採取し、実験炉に入れ て1200℃に加熱し焼結させた。
揮発する塩類及び重金属類のダスト 操作 をバグフィルタ−で捕集した。また 発生した酸性ガス等はバグフィルタ −後段の水洗、スクラバーで吸収し た。溶融後バグフィルター捕集ダス ト及びスクラバー吸収液の化学分析 を行い■サイクロン捕集灰の各元素 の揮発率を表−3に示した。
■−括捕集灰100gを操作−3と 同様の操作を行った。
表−3より揮発しやすい元素は〜a、に、’CI。
[”u、Pb、Cd、Zn、Hg、八Sなどであること
が分かった。禰発率は操作温度が高い溶融法のほうが焼
結法に比較して高い。
高温で揮発して再び低温で固化したバグフィルタ−捕集
ダストは本特許のサイクロン捕集灰の高温処理の場合、
従来の一括捕集灰に比較して溶融処理の場合1.2 /
 12.6 ’、 0.1焼結処理の場合0.815.
9 ’、0.14と10〜15%であり本特許の有効性
が確認された。
又、HcIの酸性ガスとなる飛灰中のC1は本特許のサ
イクロン捕集灰の高温処理の場合、従来の一括捕集灰に
比較して溶融処理の場合(0,3x O,32)÷(5
,2Xo、 36) =0.05焼結処理の場合で(0
,3X0.34)÷(5,2X0.49)=0.04と
4〜5%しかなく同様本特許の有効性が確認された。
第4図に流動床都市ごみ焼却炉の飛灰の粒度分布の一例
を示す。実施例ではサイクロンを1基面列に700℃以
上の温度領域に設置したが、外筒直径の小さいサイクロ
ンを複数並列に700℃以上の温度領域に設置すること
により、分離限界粒子径が細かくなり従って捕集効率が
上昇する。この場合、全体の飛灰のうち溶融法や焼結法
の加熱処理に最適な飛灰の割合が増加し、従って有効利
用される飛灰が多くなり、より一層の減容化になること
は明白である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、Cd、Pb、Cuなどの重金属類やK
Cl 、 NaClなどの塩類が殆んど含有しない飛灰
が捕集できるた約、捕集した飛灰を高温度で固化する場
合、重金属や塩類の揮発による問題がなくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の集塵方法を示す工程図、第2図は、
従来の集塵方法を示す工程図、第3図は実施例3の実験
装置を示す概略断面図、第4図はごみ焼却炉飛灰の粒度
分布を示すグラフである。 1・・・電気炉、2・・・磁性皿、3・・・冷却空気取
入口、4・・・バグフィルタ− ・・・ポンプ 5・・・スクラバー 特許出願人  株式会社荏原製作所 代  理  人   吉   嶺       桂同 
      松   1)      大フルイr1書
尊4問’P(wt%) 手 続 補 正 書 (方式) %式% 1、事件の表示 平成2年特許願第201 190号 2、発明の名称 流動床都市ごみ焼却炉飛灰の集塵 及び固化方法 3、補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、流動床都市ごみ焼却炉飛灰を、流動床都市ごみ焼却
    炉の出口以降で700℃以上の温度域に慣性集塵機を設
    けて集塵することを特徴とする流動床都市ごみ焼却炉飛
    灰の集塵方法。 2、請求項1記載の集塵方法において、集塵した流動床
    都市ごみ焼却炉飛灰を、溶融法又は焼結法で少なくとも
    1000℃以上の温度で加熱処理して固化することを特
    徴とする流動床都市ごみ焼却炉飛灰の固化方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1029882A (ja) * 1996-07-18 1998-02-03 N K K Plant Kensetsu Kk 汚泥焼却時に発生する飛灰から溶融固化体を製造する方法
JP2005211877A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Ngk Insulators Ltd ガス化炉における灰中の重金属低減方法
JP2006116526A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Ngk Insulators Ltd 下水汚泥焼却炉の排ガス処理方法

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JP4630156B2 (ja) * 2004-09-24 2011-02-09 メタウォーター株式会社 下水汚泥焼却炉の排ガス処理方法

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