JPH048428B2 - - Google Patents

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JPH048428B2
JPH048428B2 JP58005413A JP541383A JPH048428B2 JP H048428 B2 JPH048428 B2 JP H048428B2 JP 58005413 A JP58005413 A JP 58005413A JP 541383 A JP541383 A JP 541383A JP H048428 B2 JPH048428 B2 JP H048428B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D237/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings
    • C07D237/26Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D237/30Phthalazines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D237/26Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D237/30Phthalazines
    • C07D237/34Phthalazines with nitrogen atoms directly attached to carbon atoms of the nitrogen-containing ring, e.g. hydrazine radicals

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なs−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン誘導体、その製造方法及びそれを含有
する製薬学的組成物に関する。 本発明の新規なs−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン類は下記一般式 式中、Rは水素、ヒドロキシ、(C1−C6)アル
キル、フエニル、置換されたフエニル、カルボ−
(C1−C4)アルコキシ、クロロ、メルカプト、
(C1−C4)アルキルチオ、(C1−C4)アルキルス
ルフイニル、(C1−C4)アルキルスルホニル、又
は式
【式】のアミノもしくは置換されたアミ ノ基を表わし、ここでR4及びR5は各々独立に、
水素、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルケニ
ル、独立にヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
ハロゲン、カルボキシ、シアノ、アミノカルボニ
ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
(C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
1個又は2個の基で置換された(C1−C4)アル
キル、又はアルキル部分が上記した如く置換され
ていてもよいフエニル−(C1−C4)アルキルもし
くは置換フエニル−(C1−C4)アルキルを表わ
し、或いはR4及びR5は隣接した窒素原子と一緒
になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を表
わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄から
選ばれたヘテロ原子を更に含有することができそ
して独立に(C1−C4)アルキル、フエニル、置
換されたフエニル、ヒドロキシ及びカルボ−(C1
−C4)アルコキシから選ばれた1個又は2個の
置換基を適宜有していてもよく、或いは、Rは式
−OR6、のアルコキシ又はシクロアルコキシ基を
表わし、ここでR6は独立に、ヒドロキシ、アミ
ノ、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
ノ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、オキソ、
カルボキシ、アミノカルボニル、モノ−もしくは
ジ−(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、(C1
−C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4)アルコ
キシチオカルボニル及び(C1−C4)アルキルチ
オカルボニルから選ばれた1個もしくは2個の基
で適宜置換されていてもよい(C1−C6)アルキ
ルを表わし、又はR6は飽和した4、5、6又は
7員複素環式環であり、該環は窒素、酸素及び硫
黄から選ばれたヘテロ原子を更に含有することが
でき、そして独立に(C1−C4)アルキル、フエ
ニル、置換されたフエニル、ヒドロキシ及びカル
ボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた1個又は
2個の置換基を適宜有していてもよく、或いは、
R6は1個もしくはそれより多くのヒドロキシ及
び(C1−C4)アルコキシ基で置換されていても
よい(C5−C8)シクロアルキル基であり、 R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
−C4)アルキルスルホニル、フエニル、置換さ
れたフエニル、式 ここでR7及びR8はR4及びR5に対して前記した
通りである〕のアミノもしくは置換されたアミノ
基及び式−OR9〔ここでR9は上記R6として定義し
た通りである〕のアルコキシ又はシクロアルコキ
シ基から選ばれ、そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
を表わし; ただしR2及びR3が同時に水素であり、そして
R1がクロロであるときは、Rは水素、メチルフ
エニル又は4−ニトロフエニルとは異ならなけれ
ばならないものとし、そしてR1がヒドロキシで
あるときは、Rはフエニルとは異ならなければな
らないものとし、更に、R及び/又はR1がそれ
ぞれ、−O−R6又は−OR9、〔ここでR6及び/又
はR9は上記した如き飽和複素環式環である〕で
あるときは、該複素環のヘテロ原子は直接には酸
素原子に結合することはできないものとする、 により表わされる。 本発明の化合物の好ましい群はRがフエニル又
は置換フエニルであり、R1はアミノ又は式
【式】の置換アミノ基又は式−OR9のアルコ キシ又はシクロアルコキシ基であり、上記式中、
R7、R8、R9は前記記載の通りであり、そしてR2
及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1−C4
アルキル及び(C1−C4)アルコキシを表わす、
式のこれらの化合物より成る。 本明細書に使用した“置換されたフエニル”な
る用語は、各々独立に(C1−C6アルキル、(C1
C6)アルコキシ、ハロゲン、フエニル、ヒドロ
キシ、アミノ、モノ−及びジ−(C1−C4)アルキ
ルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピペ
リジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、
カルボキシ及びカルバミルから選ばれた基によつ
て1個、2個又は3個の水素が置換されているフ
エニル基を指すことを意図する。用語“アルキ
ル”又は“アルコキシ”それ自体及び該部分を含
む他の置換基中のアルキル又はアルコキシ部分
は、その用語の前にカツコ間の特定された範囲内
の数の炭素原子を含有する直鎖状もしくは分岐状
のアルキルもしくはアルコキシ基を表わす。かく
して、たとえば、用語“(C1−C4)アルキル”は
1、2、3又は4個の炭素原子を含有していても
よい直鎖状もしくは分岐状アルキル基を表わす。
最後に、用語“ハロゲン”はクロロ、ブロモ、フ
ルオロ及びヨードを示す。 本発明の化合物をベンゾジアゼピン受容体結合
試験において試験管内で試験すると、その特定の
受容体から3H−ジアゼパムを追出すラツト脳ベ
ンゾジアゼピン受容体に対して選択的に、ある例
においてはベンゾジアゼピンの薬効よりすぐれた
薬効で作用することを示した。更に、本発明の化
合物は生体内で試験すると、その特定の脳受容体
から3H−受容体を追い出すことができることを
示した。ベンゾジアゼピン受容体に対するこの活
性はこの分野で普通使用される薬理学的試験によ
り動物における検出可能な抗不安(antianxiety)
活性を反映し及び事実上反映することが知られ
る。該活性は試験される有効投与量において、鎮
静(sedation)運動共調不能
(motorincoordination)等の如きベンゾジアゼ
ピンに典型的に関連した副作用を伴なわないとい
う点で特に有利である。 s−トリアゾロ〔3,4−α〕フタラジン環系
はJ.Druey及びB.H.RingierがHelvetica
Chimica Acta34、195において一連のs−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジンの合成及び化学
物理的特性を記載した1951年に文献に先ず報告さ
れた。それ以来、この新規な環系の研究は相当発
展して、本質的にそれらの抗高血圧特性(たとえ
ばChem.Abstracts80、37056a、(1974)及び
Dissertation Abstr.Intern.B32、No.7、3859
(1972)参照)に興味が向けられているいくつか
の他のs−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン
誘導体の合成をもたらした。この研究はトリアゾ
ロ−フタラジン構造を有するヒドラジン
(hydralazine)及びブドララジン(budralazine)
の代謝物質の同定によつて更に刺激された
(Arzeneimittel−Foroch.、1977、、27、2388
−95;Chem.Pharm.Bull.22、No.12、3006−09
(1974)及びChem.Pharm.Bull.24、No.11、2850−
58(1976)参照)。更に種々の薬理学的活性を有す
る、更に特定的には抗炎症剤として活性な(たと
えばJapanese Patent Application No.104949/
74、公開公報51/32598(Derment:
Farmdoc33086X)参照)及び抗癌活性(Chem.
Abstr.81、3864t、1974)を有する及び気管支拡
張活性(Chem.Abstr.80、37033d、(1974)参照)
を有するいくつかの他のトリアゾロ〔3,4−
a〕フタラジンが今日までに合成された。 本発明の化合物を製造するための一般的方法
は、式 式中、R1、R2及びR3は前記に記載した通りで
ある、 の4−置換−1−ヒドラジノ−フタラジンを適当
な環化剤によつて環化し、そして場合により普通
の方法に従つてトリアゾロ〔3,4−a〕フタラ
ジン核の3位置における置換基を転化することか
らなる。 更に特定的には、Rが(C1−C6)アルキル、
フエニル、置換フエニル、又はカルボ(C1−C4
−アルコキシである式の化合物は 式中、R1は(C1−C6)アルキル、フエニル、
置換フエニル又はカルボ−(C1−C4)アルコキシ
を表わし、そしてXは塩素原子又は基−OR″、式
中R″はメチル、エチル、同じ基、
【式】ト リフルオロアセチル又はエトキシカルボニルであ
る、の酸誘導体と4−置換−1−ヒドラジノ−フ
タラジンを反応させることにより好都合に製造
される。 反応は不活性有機溶媒中、反応の進行中生成す
る有機又は無機酸をブロツクする第三級有機窒素
塩基の存在下に有利に行なわれる。適当な溶媒に
はジオキサン、テトラヒドロフラン及び低級脂肪
族ハロゲン化炭化水素及び芳香族炭化水素が包含
される。使用できる好適な第三級有機窒素塩基に
はトリアルキルアミン、ピリジン、ピコリン等が
包含される。反応は使用される反応体及び反応を
行なう温度に依存する期間、室温乃至反応混合物
の還流温度の温度範囲で行なうことができる。一
般に、反応は等モル量又は好ましくは僅かに過剰
の酸誘導体の溶液を式の4−置換1−ヒドラジ
ノ−フタラジン誘導体の溶液に加え、次いで反応
混合物を約2時間乃至約12時間の範囲の期間還流
温度に加熱することによつて行なわれる。 そのように得られた所望の生成物は、そして当
業者に良く知られた標準単離及び精製方法を使用
して単離されそして精製される。かくして、たと
えば、反応混合物は冷却され、反応溶媒は蒸発除
去され、残留物は少量の水で洗浄され、最後に適
当な結晶化溶媒から結晶化される。 Rが水素である化合物はトリアルキルオルト
ホルメートを環化剤として使用することにより容
易に得られるが、Rがメルカプト基である化合物
は1−ヒドラジノフタラジンを水性水酸化ナ
トリウムの存在下に又はクロロホルム中で二硫化
炭素で環化することにより製造される。Rがメル
カプト基である化合物が得られると、それは、
酸化性塩素化たとえば低い温度に冷却された水/
クロロホルム中のトリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジン−3−チオールの溶液に塩素流を通すこと
によつてRがクロロである対応する化合物に容
易に転化することができる。 かくして導入された3−クロロ置換基は式
【式】のアミン又は式MeOR6、式中Meは アルカリ金属カチオンである、のアルカリ金属ア
ルコキシド又はシクロアルコキシドによつて置換
せしめられて、Rがアミノ基
【式】又は式OR6、のアルコキシ又はシクロ アルコキシ基、式中R4、R5及びR6は前記した通
りである、である。対応する化合物を形成す
る。 特に、この置換反応は、3−クロロ−トリアゾ
ロ〔3,4−a〕フタラジン誘導体を少なくとも
等モル量のしかし好ましくは過剰の適当に選ばれ
たアミンHNR4R5又はアルコキシドMeOR6と共
に還流することによつて都合良く行なわれる。ア
ミンHNR4R5が使用される場合には、有機溶媒
の使用は過剰のアミンそれ自体を使用することを
或る場合には回避することができ、アルコキシド
MeOR6が使用される場合には、反応の進行を妨
害しない有機溶媒が必要である。適当な溶媒は、
たとえば、低級脂肪族アルコール、グリコール及
びそれらの低級アルキルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等である。 RもしくはR1又はR及びR1の両方が−NR4R5
であり、R4及びR5の少なくとも1つがヒドロキ
シ−(C1−C4)アルキルを表わす場合には、それ
はそれ自体当業界で公知の方法によつて対応する
ハロゲン(C1−C4)アルキル誘導体に転化させ
ることができる。これらの化合物、好ましくはク
ロロ(C1−C4)アルキル誘導体は、アルカリ金
属シアン化物(MeCN)又はアルカリ金属(C1
−C4)アルコキシドと反応してR4及び/又はR5
が独立にシアノ基又はアルコキシド基で置換され
た(C1−C4)アルキル基を含有する対応する式
の化合物を与えることができる。 R4及び/又はR5が(C1−C4)アルキルニトリ
ルである式の上記化合物の場合には、シアノ基
は種々の公知方法に従つて転化され得る。 たとえば、それらはシアノ基が(C1−C4)ア
ルコキシカルボニル基により置換されている対応
する化合物に転化させることができる。 この転化は適当なヒドロキシ−(C1−C4)アル
キル溶媒中にシアノ誘導体を溶解し、混合物にガ
ス状塩化水素を飽和するまで通過させ、反応系を
還流するまで加熱しそしてそれ自体公知の方法に
従つて生成物を回収することにより行なわれる。
二硫化炭素による式のヒドラジノフタラジンの
環化により得られるRがメルカプト基である化合
物を更にプロセスにかけてRが(C1−C4)ア
ルキルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル又
は(C1−C4)アルキルスルホニルである化合物
を与えることもできる。特に、(C1−C4)アル
キルヨウ化物でRがメルカプトである化合物を
処理すると、Rが(C1−C4)アルキルチオ基で
ある対応する化合物が良好な収率で得られる。次
いでこの(C1−C4)アルキルチオ誘導体を、た
とえばm−クロロ過安息香酸で酸化して対応する
(C1−C4)アルキルスルフイニル誘導体を得るこ
とができ、又は過酸化水素で酸化して直接に対応
する(C1−C4)アルキルスルホニル誘導体を得
ることもできる。 所望ならば、このようにして得られた(C1
C4)アルキルスルフイニル誘導体は、先に述べ
た方法に従うアミン
【式】又はアルコキシ ドMeR6との反応によつてRがアミノ基
【式】又はアルコキシもしくはシクロアルコ キシ基−OR6であり、上記式中、R4、R5及びR6
は前記した通りである、の対応する化合物に転
化することができる。 Rが(C1−C6)アルキル、フエニル、置換フ
エニル又はカルボ−(C1−C4)アルコキシである
式の化合物を製造するための他の方法は、式
の4−置換−1−ヒドラジノ−フタラジンを、式
R′−CHO、式中R′は(C1−C6)アルキル、フエ
ニル、置換フエニル又はカルボ(C1−C4)アル
コキシを表わす、のアルデヒドで処理し、続いて
このようにして得られた式 のヒドラジンを酸化剤による処理によつて式の
所望の最終生成物に環化することから成る。酸化
性環化を実施するのに使用され得るいくつかの有
用な酸化剤としては臭素、テトラ酢酸鉛、N−ブ
ロモアセトアミド、二酸化マンガン等が挙げられ
る。中間体ヒドラゾンを導く第一段階に関し
て、等モル量のアルデヒドR′CHOを式の1−
ヒドラジノ−フタラジンの酸付加塩の水溶液に加
え、そして反応混合物を数分間撹拌しながら加熱
すると非常に高い収率が得られることが見出され
た。 次いで式の中間体ヒドラゾンをアルカリ化に
よつて上記水性酸性溶液から沈殿させ、そして
過により回収する。所望により、それは単に適当
な結晶化溶媒からの結晶化によつて精製すること
ができ、又はそのまま次の酸化段階に使用するこ
とができる。反応の進行を妨害しない有機溶媒の
存在下に行なわれる酸化性環化において、酸化剤
はヒドラゾン化合物と同じ当量比又は好ましくは
僅かに過剰に使用することができる。 薄層クロマトグラフイーにより追跡され得る反
応が完了すると、反応混合物は過剰の酸化剤を除
去又は中和するために都合良く処理することがで
き、そして得られる環化生成物は、反応混合物を
大量の冷水で希釈することにより沈殿せしめら
れ、過により分離され、そして結晶化により精
製される。 好ましい態様に従えば、この酸化段階は対応す
るアルカリ金属塩の存在下の低級アルカン酸、典
型的には酢酸ナトリウムの存在下の酢酸中に式
のヒドラゾンを懸濁させ、そしてそれに同じ低級
アルカン酸中の臭素の溶液を加えることによつて
行なわれる。反応は室温で円滑に進行しそして一
般に数時間で完了する。このようにして得られた
化合物の回収及び精製は上記の如くして行なわれ
る。 上記した教示に従えば、3位置クロロ置換基の
置換に対して前記した常法に従うことによつて
R1がハロゲン原子である式の化合物が得られ
ると、それらはR1が(C1−C4)アルキルチオ、
アミノもしくは置換アミノ及びアルコキシもしく
はシクロアルコキシ基である式の対応する化合
物に転化することができる。この最後に述べた方
法が、R、R2及びR3に対して同じ意味を有する
がこの場合には普通のトリアゾロ−フタラジン中
間体を使用することができるので置換基R1の意
味が異なつている一連のトリアゾロ−フタラジン
を製造するのに特に好都合であることは当業者に
は容易に明らかであろう。 RがOR6である本発明の化合物及びR1がOR9
あるこれらの化合物を製造するための他の方法
は、式 の3−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−フタラジン
又は式 の6−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−フタラジン
を、アルカリ金属水素化物で処理してヒドロキシ
基の対応するアルカリ金属塩を得ることから成
る。 次いで式の化合物のアルカリ金属を、Rが上
記した通りであり、そしてXがクロロ、ブロモ及
びヨードから選ばれたものである式X−Rの化合
物と反応させて式の所望の生成物を得る。同様
に、式の化合物のアルカリ金属塩は、R1及び
Xが前記した通りである式X−R1の化合物と反
応させて式の所望の生成物を得る。 式及び化合物は異なつた方法に従つて製造す
ることができる。それらを製造するための都合の
良い方法はそれぞれ対応する3−クロロ又は6−
クロロ誘導体を氷酢酸中の無水酢酸ナトリウムと
反応させることによる。式の出発4−置換−1
−ヒドラジノフタラジンは、式 の適当な4−置換−1−クロロ−フタラジンとヒ
ドラジン水和物とのJ.Druey and B.H.Ringierin
Helv.Chim.Acta.34、195(1951)に記載の方法に
従う反応により製造することができる。次に式
の4−置換−1−クロロ−フタラジンはフタラジ
ン誘導体の製造に対する化学において広く知られ
ている慣用の合成方法により製造することができ
る。 3−位置の置換基が(C1−C6)アルキル、フ
エニル、置換フエニル又はカルボ−(C1−C4)ア
ルコキシ基を表わす式の化合物を製造する他の
方法は、式の4−置換−1−クロロ−フタラジ
ン誘導体を式
【式】式中、R′は 前記したのと同じ意味を有する、の過剰のヒドラ
ジン誘導体で直接に処理することから成る。この
反応は低級アルカノール、ジオキサン又はテトラ
ヒドロフランの如き適当な不活性有機溶媒中で還
流温度で行なうのが好ましい。そのようにして得
られた式の所望の環化された生成物は次いで当
業者に良く知られた標準の単離及び精製方法を使
用して単離されそして精製される。かくして、た
とえば、反応混合物は濃縮乾固されそして残留物
は水で注意深く洗浄されそして適当な有機溶媒か
ら結晶化される。 本発明の化合物のいくつかおよびそれらの製造
法を、次の実施例によりさらに詳しく説明する。 実施例 1 6−クロロ−3−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン 濃HClを水(900ml)中の1−ヒドラジノ−4
−クロロ−フタラジン(0.1モル)の懸濁液に、
透明溶液が得られるまで、徐々に加える。次い
で、できるだけ最少量のエタノール中に溶けたベ
ンズアルデヒド(0.1モル)を、60/70℃に加熱
した前記溶液に滴下し、10分間かきまぜる。次い
で反応混合物を冷却し、水性重炭酸ナトリウムの
添加によりPH8にする。形成するヒドラゾンを
過により回収し、イソプロパノールから結晶化す
る(融点174〜175℃)。次いでこのヒドラゾン
(0.1モル)を無水酢酸ナトリウム(0.3モル)を
含有する酢酸(900ml)中に懸濁させ、この懸濁
液に酢酸(60ml)中の臭素(0.105モル)の溶液
を滴下する。60分間激しくかきまぜた後、この反
応混合物を氷水(5)中に注ぎ、分離する固体
を過により回収し、まずメタ重亜硫酸ナトリウ
ムの希水溶液で、次いで水で洗浄し、最後にイソ
プロパノールから結晶化すると、表題化合物が74
%の収率で得られる。融点172〜174℃。 上の実施例1において概説した本質的に同じ手
順を用いると、一般式 のある数の他の3−置換−6−クロロ−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジンが製造
される。 これらの化合物、ならびに式 のヒドラゾンの中間体を下表に記載する。
【表】 ル
○R

(Methyl Cellosolve )


【表】
【表】 ロロ
ホルム


実施例 15 3−(2−ブロモフエニル)−6−クロロ−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン ジオキサン(50ml)中の2−ブロモフエニルク
ロライド(0.12モル)の溶液を、1−ヒドラジノ
−4−クロロフタラジン(0.1モル)、トリエチル
アミン(0.12モル)およびジオキサン(200ml)
の混合物に加える。この反応混合物を5時間還流
させ、次いで溶媒を蒸発させ、残留物を少量の水
で洗浄し、メタノールから結晶化すると、表題化
合物が60%の収率で得られる。融点203〜204℃。 前記実施例に記載する本質的に同一の手順に従
い、式aの他のトリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジンを製造する。 これらの化合物を下表に記載する。
【表】
【表】 実施例 27 3−フエニル−6−(1−ピロリジニル)−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 6−クロロ−3−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン(5g)、ピロ
リジン(5ml)、エタノール(35ml)および触媒
量のKIの混合物を、耐圧容器に注入し、100℃に
8時間加熱する。次いでこの反応混合物を冷却
し、溶媒を蒸発し、残留物を少量の水で完全に洗
浄し、エタノールから結晶化すると、表題化合物
が82%の収率で得られる。融点208〜209℃。 実施例 28〜84 下表に記載する、実施例28〜84の化合物を、
上の実施例27に概説する本質的に同じ手順に従い
製造する。
【表】
【表】
【表】
【表】
ルム




【表】
ルム


【表】
【表】 実施例 85 6−エトキシ−3−フエニル−1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 6−クロロ−3−フエニル−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン(9.9g)を、無水エタノー
ル(45ml)中のナトリウムエトキシド(2.7g)
の溶液に加える。この反応混合物を耐圧容器内で
100℃に加熱する。8時間後、反応混合物を冷却
し、濃縮乾固する。得られた残留物を注意して少
量の水で洗浄し、次いでイソプロパノールから結
晶化すると、7gの表題化合物が得られる。融点
172〜173℃。 実施例 86 3−(2−ブロモフエニル)−6−エトキシ−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラ
ジン 3−(2−ブロモフエニル)−6−クロロ−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン(0.01モル)
を、ジメチルホルムアミド(50ml)中のナトリウ
ムエトキシドの混合物に加える。この反応混合物
を50℃で2時間かきまぜ、次いで減圧濃縮乾固す
る。残留物を少量の水で洗浄し、メタノールから
結晶化すると、表題化合物が68%の収率で得られ
る。融点157〜158℃。 実施例 87〜101 下表に記載する式 の6−エトキシ−3−置換−トリアゾロ〔3,4
−a〕フタラジンは、上の実施例86に記載する手
順に本質的に従い製造される。
【表】
【表】
【表】 実施例86の手順に本質的に従い、次の実施例
102〜104の化合物が製造される。 実施例 102 6−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(4−メ
トキシフエニル)−1,2,4−トリアゾロ
〔3,4−a〕フタラジン 結晶化溶媒:エタノール/クロロホルム。収率
89%。融点252〜254℃。 実施例 103 6−(4−ヒドロキシブトキシ)−3−(4−メ
トキシフエニル)−1,2,4−トリアゾロ
〔3,4−a〕フタラジン 結晶化溶媒:エタノール/クロロホルム。収率
40%。融点180〜182℃。 実施例 104 4〔〔3−(4−メトキシフエニル)−1,2,4
−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6−
イル〕オキシ〕ブタン酸エチルエステル 結晶化溶媒:酢酸エチル/エチルエステル。収
率59%。融点114〜117℃。 実施例 105 6−(2−メトキシエトキシ)−3−(4−メト
キシフエニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン 6−クロロ−3−(4−メトキシフエニル)−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジ
ン(4.5g)を2−メトキシエタノール(80ml)
中のナトリウム(0.4g)の溶液に加え、この反
応混合物を6時間還流する。次いで溶媒を蒸発
し、残留物を水洗し、メタノールから結晶化する
と、2.9gの表題化合物が得られる。融点174〜
176℃。 実施例 106 N−(3−クロロプロピル)−N−メチル−3−
(4−メトキシフエニル)−1,2,4−トリア
ゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6−アミン クロロホルム(30ml)中に溶けた2.8gのN−
(3−ヒドロキシプロピル)−N−メチル−3−
(4−メトキシフエニル)−1,2,4−トリアゾ
ロ〔3,4−a〕フタラジン−6−アミン(実施
例32の化合物)に、数滴のN,N−ジメチルホル
ムアミドを加え、次いでクロロホルム(5ml)中
の1.1mlの塩化チオニルを加える。この混合物を
約5時間還流する。室温に冷却後、この混合物を
濃縮乾固し、残留物を冷たい水性重炭酸ナトリウ
ム中に取る。表題生成物を過により集め、そし
てエタノールから結晶化する。収率85%。融点
113〜115℃。 実施例 107 4−〔〔3−(4−メトキシフエニル)−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6
−イル〕メチルアミノ〕ブタノニトリル 実施例106の化合物(2.5g)をエタノール(20
ml)中に溶かし、ヨウ化カリウム(0.4g)とシ
アン化カリウム(0.75g)を加える。この混合物
を約8時間還流する。次いで反応混合物を熱時
過し、液を濃縮乾固する。残留物を水で取り、
塩化メチレン(2×25ml)で抽出する。集めた有
機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固する。
表題化合物である残留物を、メタノールから結晶
化する。融点117〜119℃。 実施例 108 4−〔〔3−(4−メトキシフエニル)−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6
−イル〕メチルアミノ〕ブタン酸エチルエステ
ル 前の実施例の化合物(3.8g)をエタノール
(50ml)中に溶かす。冷たいアルコール溶液を乾
燥塩化水素で飽和する。この混合物を約6時間還
流し、室温に冷却し、次いで溶媒を減圧下にスト
リツピングする。残留物を冷水性重炭酸ナトリウ
ムで取り、過する。集めた固体をエチルエーテ
ルにより結晶化すると、表題化合物が得られる。
収率57%。融点103〜105℃。 実施例 109 6−エチルチオ−3−フエニル−1,2,4−
トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 鉱油(1g)中の50%の水素化ナトリウムを無
水ジメチルホルムアミド(50ml)中に懸濁し、10
分間かきまぜる。次いで無水ジメチルホルムアミ
ド(10ml)中のエタンチオール(1.5ml)の溶液
をそれにゆつくり加え、生ずる混合物を室温で30
分間かきまぜる。最後に6−クロロ−3−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジン(5.9g)を加え、この反応混合物を50℃
で5時間かきまぜる。溶媒を減圧蒸発し、残留物
を水で数回洗浄し、次いでイソプロパノールから
結晶化すると、4.7gの表題化合物が得られる。
融点190〜191℃。 実施例 110 3−フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン−6−チオロ この反応は上の実施例に本質的に同じように実
施するが、過剰量のエタンチオール(7ml)を用
いる。融点203〜204℃(イソプロパノール)。 実施例 111 6−エチルフイニル−3−フエニル−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン m−クロロ過安息香酸(3.1g)を塩化メチレ
ン(50ml)中の実施例109の化合物(4.6g)の溶
液に加え、この混合物を室温で5時間かきまぜ
る。混合物をまず希メタ重亜硫酸ナトリウムで、
次いで水性重炭酸ナトリウムで洗浄する。 有機溶液をNa2SO4で乾燥し、溶媒を蒸発する
と、粗残留物が得られ、これをエタノールから結
晶化すると、3.7gの表題化合物が得られる。融
点147〜149℃。 実施例 112 6−(エチル−スルホニル)−3−フエニル−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 氷酢酸(65ml)中の実施例109の化合物(4.6
g)の懸濁液に、36%のH2O2(5.7ml)を加え、
反応混合物を室温で94時間静置する。次いでこの
混合物を冷水(200ml)で希釈し、固体を過に
より回収し、イソプロパノールから結晶化する
と、4.3gの表題化合物が得られる。 融点187〜189℃。 実施例 113 6−フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジンおよび 6−フエニル−N−(2−プロペニル)−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン
−3−アミン 2−プロペニル−イソチオシアネート(16.9
g)を、無水メタノール(200ml)中の1−ヒド
ラジノ−4−フエニルフタラジン(40g)の懸濁
液に加える。 この混合物を室温で約1時間かきまぜ、次いで
過する。49gの集めた固体(融点150〜170℃)
を氷酢酸(750ml)中に懸濁し、約6時間還流す
る。冷却した混合物を過すると、14.8gの6−
フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−
a〕フタラジン−3−チオロが回収される。融点
301〜303℃(エタノール/クロロホルム)。過
した酢酸溶液を次いで蒸発乾固する。残留物を水
洗し、乾燥し、塩化メチレン中に溶かし、水性重
炭酸ナトリウムでよく洗浄する。次いで溶媒を減
圧蒸発し、残留物を酢酸エチルから結晶化する
と、16.2gの6−フエニル−N−(2−プロペニ
ル)−1,2,4−トリアゾロ−〔3,4−a〕フ
タラジン−3−アミンが得られる。融点175〜176
℃。 実施例 114 6−フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン 4−フエニル−1−ヒドラジノフタラジン(30
g)とトリエチルオルトホルメート(200ml)と
の混合物を3時間還流し、次いで過剰量のオルト
ホルメートを蒸発し、残留物をエタノールから結
晶化すると、26gの表題化合物が得られる。融点
198〜199℃。 実施例 115 8−クロロ−6−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン 表題化合物は、実施例114に概説した本質的に
同じ手順に従うが、4−フエニル−1−ヒドラジ
ノフタラジンの代わりに6−クロロ−4−フエニ
ル−4−ヒドラジノフタラジンを用いることによ
り、製造される。融点189〜190℃(エタノール)。 実施例 116 8−クロロ−3−メチル−6−フエニル−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 1,6−ジクロロ−4−フエニル−フタラジン
(8g)、アセチルヒドラジン(4.4g)およびブ
タノール(100ml)の混合物を、25時間還流させ
る。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を注意して少
量の水で洗浄し、エタノールから結晶化すると、
6gの表題化合物が得られる。融点236〜239℃。 実施例 117 6−フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン−3−チオロ 水性15%KOH(50ml)と二硫化炭素(16.4ml)
をエタノール(400ml)中の4−フエニル−1−
ヒドラジノフタラジン(32.2g)の懸濁液に加
え、この混合物を5時間還流し、次いで濃縮乾固
する。残流物を熱1%NaOH(1000ml)中に溶解
し、この溶液を過し、酢酸の添加により酸性化
する。表題化合物を過により回収し、エタノー
ル/クロロホルムからの結晶化により精製する
と、35.8gの純粋な化合物が得られる。 融点301〜303℃。 実施例 118および119 次の実施例の化合物を、上の実施例117に概説
する実質的に同じ手順に従うが、カツコ内に示し
た適当な1−ヒドラジノフタラジン誘導体から出
発すると、製造される。 実施例 118 6−(4−メトキシフエニル)−1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−3−チオロ
(4−(4−メトキシフエニル)−1−ヒドラジノ
フタラジンから)−収率:93%。融点314〜317℃
(エタノール/クロロホルムから)。 実施例 119 8−クロロ−6−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン−3−チオロ
(6−クロロ−4−フエニル−1−ヒドラジノフ
タラジンから)−収率:88%。融点328〜330℃
(エタノール/クロロホルムから)。 実施例 120 3−クロロ−6−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン 中程度の塩素の流れを、0/+5℃に冷却した
6−フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4
−a〕フタラジン−3−チオロ(12g)、クロロ
ホルム(200ml)および水の混合物を通して3時
間泡立てて通入する。次いで温度を20℃に増加
し、有機相を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮乾
固する。残留物をメチルセロソルブ
(MethylCellosolue)から結晶化すると、7.8g
の表題化合物が得られる。融点229〜230℃。 実施例 121 3,8−ジクロロ−6−フエニル−1,2,4
−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 表題化合物は、上の実施例120に記載する手順
に実質的に従うが、8−クロロ−6−フエニル−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジ
ン−3−チオロから出発すると、製造される。収
率55%。融点230〜233℃(メチルセロソルブか
ら)。 実施例 122 6−フエニル−3−(1−ピロリジニル)−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 3−クロロ−6−フエニル−1,2,4−トリ
アゾロ〔3,4−a〕フタラジン(4.5g)、ピロ
リジン(6ml)およびエタノール(40ml)の混合
物を鋼製ボンベに注入し、100℃に8時間加熱す
る。次いでこの混合物を冷却し、溶媒の蒸発によ
り濃縮乾固する。残留物を水洗し、エタノールか
ら結晶化すると、3.5gの表題化合物が得られる。
融点245〜247℃。 実施例 123 8−クロロ−6−フエニル−3−(1−ピロリ
ジニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−
a〕フタラジン 表題化合物は、前の実施例に記載する方法に従
うが、3−クロロ−6−フエニル−1,2,4−
トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジンの代わりに
3,8−ジクロロ−6−フエニル−1,2,4−
トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジンを用いる
と、製造される。収率82%。融点245〜248℃(エ
タノール/クロロホルムから)。 実施例 124 8−クロロ−6−フエニル−3−〔(2−ヒドロ
キシプロピル)メチルアミノ〕−1,2,4−
トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン 表題化合物は、実施例122に概説する実質的に
同じ手順に従うが、3,8−ジクロロ−6−フエ
ニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フ
タラジンおよび(2−ヒドロキシプロピル)メチ
ルアミンから出発すると、製造される。収率73
%。融点236〜238℃(エタノール/クロロホルム
から)。 実施例 125 8−クロロ−3−エトキシ−6−フエニル−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラ
ジン 3,8−ジクロロ−6−フエニル−1,2,4
−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン(5g)、
ナトリウムエトキシ(1.3g)および無水エタノ
ール(40ml)の混合物を鋼製ボンベに注入し、
100℃に8時間加熱する。次いで混合物を冷却し、
濃縮乾固する。残留物を水とともにすりつぶし、
過し、エタノール/クロロホルムから結晶化す
ると、3.3gの表題化合物が得られる。融点226〜
228℃。 実施例 126 8−クロロ−3−イソプロピル−6−フエニル
−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジン 塩化イソブチロイル(2.8g)を、6−クロロ
−1−ヒドラジノ−4−フエニル−フタラジン
(6.5g)、トリエチルアミン(2.5g)および無水
ジオキサン(70ml)の混合物に加える。この反応
混合物を5時間還流し、次いで溶媒を蒸発し、残
留物を注意して少量の水で洗浄し、最後にエタノ
ール/クロロホルムから結晶化すると、6.1gの
表題化合物が得られる。融点214〜216℃。 実施例 127および128 次の化合物を、上の実施例126に概説する正確
に同じ手順に従うが、塩化ブチロイルの代わり
に、カツコ内に示す酸誘導体の出発物質を用い
て、製造する。 実施例 127 8−クロロ−3−(3−クロロフエニル)−6−
フエニル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−
a〕フタラジン(塩化3−クロロベンゾイルか
ら)−収率82%。融点227〜230℃(エタノール/
クロロホルムから)。 実施例 128 3−カルボエトキシ−8−クロロ−6−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジン(シユウ酸モノエチルエステルモノクロラ
イドから)−収率77%。融点266〜268℃(エタノ
ール/クロロホルムから)。 実施例 129 6−(4−メトキシフエニル)−3−(メチルチ
オ)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン 6−(4−メトキシフエニル)−1,2,4−ト
リアゾロ〔3,4−a〕フタラジン(4.2g)を
メタノール(32ml)中のKOH(0.9g)の溶液に
加え、全体を室温で10分間かきまぜる。次いでヨ
ウ化メチル(2.1g)をこの混合物中にゆつくり
滴下し、この混合物を室温でさらに4時間かきま
ぜる。反応混合物を水(100ml)で希釈し、固体
を過により回収し、エタノール/クロロホルム
から結晶化すると、4.1gの表題化合物が得られ
る。融点218〜220℃。 実施例 130 3−メチルチオ−6−フエニル−1,2,4−
トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン それは、前の実施例の手順に本質的に従うが、
6−(メトキシフエニル)−1,2,4−トリアゾ
ロ〔3,4−a〕フタラジン−3−チオロの代わ
りに6−フエニル−1,2,4−トリアゾロ
〔3,4−a〕フタラジンを使用すると、得られ
る。 実施例 131 6−(4−メトキシフエニル)−3−(メチルス
ルフイニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジン 3−クロロ過安息香酸(2.2g)を塩化メチレ
ン(120ml)中の6−(4−メトキシフエニル)−
3−(メチルチオ)−1,2,4−トリアゾロ
〔3,4−a〕フタラジン(4g)の溶液に加え、
この混合物を室温で5時間かきまぜる。この溶液
をまずメタ重亜硫酸ナトリウムで、次いで重炭酸
ナトリウムで洗浄する。次いで有機溶液を
MgSO4で乾燥し、溶媒の蒸発により濃縮乾固す
る。このようにして得られた残留物をエタノール
から結晶化すると、4gの表題化合物が得られ
る。融点201〜203℃。 実施例 132 3−メチルスルフイニル−6−フエニル−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン この化合物は、前の実施例の手順に従うが、6
−(4−メトキシフエニル)−3−メチルチオ−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジ
ンの代わりに6−フエニル−3−メチルチオ−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジ
ンを使用すると、得られる。 実施例 133 6−(4−メトキシフエニル)−3−(1−ピロ
リジニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4
−a〕フタラジン 6−(4−メトキシフエニル)−3−(メチルス
ルフイニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4
−a〕フタラジン(3.5g)とピロリジン(30ml)
との混合物を、120/140℃に鋼製ボンベ内で16時
間加熱する。次いで混合物を冷却し、過剰量のア
ミンを蒸発させると、残留物が得られ、これを注
意して少量の水で洗浄し、70%のエタノールから
結晶化する。収率45%。融点196〜198℃。 実施例 134 4−〔〔3−(4−メトキシフエニル)−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6
−イル〕オキシ〕ブタン酸エチルエステルの別
の製造 6−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフエニル)
−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラ
ジン(2.9g)を無水のN,N−ジメチルホルム
アミド中に懸濁させ、鉱油中の50%の水素化ナト
リウム(0.5g)を少しずつ加える。激しくかき
まぜながら、4−クロロブタン酸エチルエステル
(2g)を加え、このかきまぜた混合物を60〜70
℃に徐々に加熱し、次いでこの温度に約14時間保
持する。冷却した混合物を次いで水(400ml)中
に注ぐ。分離した水不溶性固体の塊を塩化メチレ
ン中に溶かし、次いで溶媒を減圧蒸発し、得られ
た固体を酢酸エチル/エチルエーテルから結晶化
すると、表題生成物が得られる。 収率59%。融点114〜117℃。 実施例 135 4−〔メチル〔2−〔〔3−(4−メトキシフエニ
ル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン−6−イル〕オキシ〕エチル〕アミ
ノ〕ブタン酸エチルエステル、クエン酸塩 4−〔N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕ブタン酸エチルエステル(3.2g)
をN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)中に溶
かし、鉱油(0.8g)中の50%の水素化ナトリウ
ムの懸濁液を少しずつ加える。この混合物を約30
分間かきまぜ、次いで6−クロロ−3−(4−メ
トキシフエニル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,
4−a〕フタラジンを加える。60〜70℃に約5時
間加熱した後、溶媒を減圧蒸発し、残留物、これ
は表題生成物に対応する塩基である、をクロロホ
ルムで抽出し、カラムクロマトグラフイーにより
さらに精製し、わずかに過剰量のクエン酸(15
%)の添加によりクエン酸塩として単離する。 実施例 136 3−〔〔3−(4−メトキシフエニル)−1,2,
4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン−6
−イル〕オキシ〕−2−ピロリジノン 6−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフエニル)
−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラ
ジン(9.8g)をN,N−ジメチルホルムアミド
(100ml)中に懸濁させ、鉱油(1.7g)中の50%
の水素化ナトリウムを加える。この混合物を50〜
60℃に加熱し、約2時間かきまぜる。室温に冷却
後、この混合物に3−ブロモ−2−ピロリドン
(5.5g)を加える。〔この生成物はF.Korte,H.
Wanholf.Ber.97,1976(1964)に従い製造する〕。
次いでかきまぜを約5時間約70℃の温度において
続ける。次いでこの混合物を室温に冷却し、水
(800ml)中に注ぐ。残留物を過により集め、次
いでエタノール/クロロホルムから結晶化する。
収率82%。融点290〜293℃。 実施例 137 4−アミノ−2−〔〔3−(4−メトキシフエニ
ル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン−6−イル〕オキシ〕ブタン酸、塩
酸塩 前の実施例の化合物(8g)を、濃塩酸中で約
8時間沸とうさせる。蒸発乾固し、エタノール/
エチルエーテルから結晶化すると、表題化合物が
得られる。収率78%。融点205〜208℃。 実施例 138 4−アミノ−2−〔〔3−(4−メトキシフエニ
ル)−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕
フタラジン−6−イル〕オキシ〕ブタン酸エチ
ルエステル、塩酸塩 前の実施例の化合物を、冷たい塩化水素で飽和
したアルコール溶液(250ml)に加える。この混
合物を約8時間還流する。揮発性物質を減圧蒸発
により除去し、残留物をエタノール/エチルエー
テルから結晶化する。収率81%。融点208〜210
℃。 前の実施例の手順に本質的に従い、一般式 式中R1 −NH−CH2CH2CH2−COOC2H5 −O−CH2CH2CH2COOH −O−CH2CH2−NH−CH2CH2CH2
COOC2H5
【式】または −NH−CH2CH2CH2−COOHである、 の化合物が得られる。 出発物質の製造 化合物 4−クロロ−1−ヒドラジノ−フタラジン 1−ヒドラジノ−4−フエニル−フタラジンお
よび 1−ヒドラジノ−4−(4−メトキシフエニル)
−フタラジン は、実施例1〜25,113,114,117および118の化
合物の製造において出発物質として使用し、
Helv.Chim.Acta34,195(1951)から知られてお
り、その中に記載される方法により製造した。 実施例119,126,127および128において出発物
質として使用した化合物6−クロロ−4−フエニ
ル−1−ヒドラジノ−フタラジンは、次の方法に
従い製造した:2−ベンゾイル−4−クロロ安息
香酸(272g)を熱ブタノール(800ml)中に溶か
し、この溶液に水和物ヒドラジン(69ml)を加え
る。この反応混合物を1時間還流し、次いで低い
温度に冷却する。沈殿する結晶質固体(204g)
を、過により回収する。融点267〜269℃。上の
生成物(200g)とPOCl3(600ml)との混合物を
100℃に1時間加熱し、次いで氷水(5)中に
注意して注ぐ。添加の間、濃NH4OHを水中に
徐々に滴下して、溶液のPHを7〜8に維持する。
添加が終つたとき、この反応混合物を10分間かき
まぜ、次いで過する。このように回収した固体
を水洗し、エタノールから結晶化すると、206g
の1,6−ジクロロ−4−フエニルフタラジン中
間体が得られる。融点189〜191℃。 この化合物(210g)を、50〜60℃に加熱した
エタノール(800ml)とヒドラジン水和物(400
ml)との混合物に急速に加える。この反応混合物
を2時間還流する。冷却すると、表題化合物は結
晶化し、190gが得られる。融点185〜187℃。 6−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフエニル)
−1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタ
ラジンの製造 6−クロロ−3−(4−メトキシフエニル)−
1,2,4−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジ
ン(0.5モル)と溶融した無水酢酸ナトリウムを
酢酸中で、還流温度に約1時間加熱する。溶媒を
減圧蒸発し、次いで残留物を水で取り、過によ
り集め、エタノール/クロロホルムから結晶化す
る。このようにして表題生成物が、85%の収率で
得られる。融点307〜309℃。 本発明の化合物の薬理学的性質を、まず生体外
のベンゾジアゼピン受容体結合試験に付すことに
より研究した。この試験は、H.Mo¨hlerおよびT.
Okada,Life Sciences,Vol.202101−2110
(1977)記載される方法に本質的に従い実施し、
この試験において、3H−ジアゼパム(diazepam)
受容体に対する試験化合物の親和性を、ラツトの
脳膜への比3H−ジアゼパム結合の試験化合物に
よる抑制を測定することによつて、定量的に推定
した。本発明のいくつかの代表的化合物により得
られた結果を、下表Vに要約する。 この表において、抑制は抑制定数Kiで表わさ
れている。抑制定数Kiは、次のように定義され
る: Ki=IC50/(1+C/KD) ここでIC50は比3H−ジアゼパム結合の50%を
置換するために要する試験物質の濃度であり、C
3H−ジアゼパムの濃度であり、そしてKDはそ
の受容体に対する3H−ジアゼパムの親和定数
(3.4×10-9M)である。 受容体に対して高い親和性をもつ化合物は、低
い濃度において3H−ジアゼパムを置換し(低い
IC50値)、それゆえ低いKiによつて特徴づけられ
る。理解をよりよくするために、いくつかの既知
のベンゾジアゼピンの抑制定数を表Vの破線の下
に記載する。 表 V 化合物の実施例番号 Ki 27 1.6×10-8 29 2.8×10-8 30 1.8×10-8 31 1.7×10-8 32 9.68×10-10 35 4.6×10-8 36 4.8×10-8 41 2.1×10-8 42 5.7×10-8 43 1.6×10-8 44 5.7×10-8 45 3.2×10-8 46 1.4×10-8 47 3.9×10-9 51 4.0×10-8 64 2.0×10-8 67 2.7×10-9 72 1.5×10-9 73 2.1×10-7 74 1.7×10-8 75 2.9×10-8 79 2.7×10-9 85 7.8×10-9 101 2.9×10-9 103 4.27×10-10 104 8.06×10-10 105 0.9×10-9 107 5.65×10-10 108 5.24×10-10 112 6.0×10-8 ジアゼパム 1.89×10-9 オキサゼパム(Oxazepam) 5.2×10-9 フルラゼパム(Flurazepam) 8.58×10-9 上に記載する化合物のいくつかを、ヒトにおけ
る不安解消(anxiolytic)活性を予測するもので
あると考えられる薬理学的試験において生体内
で、また試験した。抗不安(antianxiety)活性
を確証するために用いた古典的な薬理学的試験
は、条件回避試験(the conditioned avoidance
test)およびマウスにおける抗ペンチレンテトラ
ゾール試験であつた。条件回避試験は、Cookお
よびWeidley,Ann.N.Y.Acad.Sci.1957,66
740に記載され、引き続いてMaffii(J.Pharm.and
Pharmacol.,1959,11,129−139)により変更
された方法に従つて実施した。この手順におい
て、ラツトを格子の床を備える室に入れ、この床
を通して電気衝撃を与えることができる。この室
はまたブザーと木製の柱を備え、この柱は電気的
に隔離されており、実験室の上部からつり下げら
れている。 動物はすぐに柱に登ることにより〔無条件応答
(unconditioned response)−U.R.〕そしてブザ
ー単独に応答して柱を登ることにより(条件回避
応答(conditioned avoidance response)−CR〕
衝撃から逃げることを学ぶ。さらにこの環境に暴
露した後、ラツトは条件づけされるようになり、
ブザーが作動する前に柱に登る。この応答が安定
化したとき、ラツトは二次条件応答(CR2)を発
展させたと考える。 次いで、研究すべき薬物をこれらの長く訓練し
た動物に投与し、その脱条件づけ効果を評価す
る。この実験において、CFHB Wistar系統の雄
のラツト、体重200〜450g、を使用し、実施例
30,31,45,54,67,72,73,93,95,105,112
および114の化合物の対応するLD50の約1/30〜
1/10の投与量は、腹腔内に投与すると、二次条
件応答(CR2)を抑制するうえで効果があり、一
次条件応答(CR)および無条件応答(U.R.)に
影響を及ぼさないことがわかつた。その上、本発
明の化合物のいくつかの活性をマウスにおける抗
ペンチレンテトラゾール試験において試験した。
実験は、Berger,J.Pharm.Exptl.Ther.104
468,(1952)に記載される方法に本質に従い実施
した。さらに詳しくは、ペンチレンテトラゾール
の致死量(140mg/Kgs.c.)を、効力のある抗けい
れん化合物の選択的投与後30分において、各10匹
のマウスのグループに投与した。これらのグルー
プの1つは「対照」グループであり、このグルー
プは抗けいれん剤を与えず、けいれん剤のみを与
えた。対照グループの動物は30分以内に死亡した
ので、試験した各投与量において試験した化合物
の効果を、グループの動物の合計の匹数(10)の
うちで、ペンチレンテトラゾールの投与後2時間
において、なお生存していたグループの動物の匹
数として表わした。 これらの実験において得られた結果を、下表
に報告する。
【表】 31 〓300 10 6/10

20 9/10
67 〓300 5 4/10

10 8/10
105 約500 15 3/10

25 8/10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 式中、Rは水素、ヒドロキシ、(C1−C6)アル
    キル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピ
    ペリジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ル、カルボキシ及びカルバミルから選ばれた置換
    基の1〜3個で置換されたフエニルを表わし、又
    はRはカルボ−(C1−C4)アルコキシ、クロロ、
    メルカプト、(C1−C4アルキルチオ、(C1−C4
    アルキルスルフイニル、(C1−C4)アルキルスル
    ホニル、又は式【式】[ここで、R4及びR5 は各々独立に水素、(C1−C4)アルキル、(C1
    C4)アルケニル、独立にヒドロキシ、(C1−C4
    アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ、シアノ、ア
    ミノカルボニル、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)アルコキ
    シカルボニル、(C1−C4)アルコキシチオカルボ
    ニル及び(C1−C4)アルキルチオカルボニルか
    ら選ばれた1個又は2個の基で置換された(C1
    −C4)アルキルを表わし、或いはR4及びR5は独
    立にアルキル部分及びフエニル部分が上記した如
    く置換されていてもよいフエニル−(C1−C4)ア
    ルキルもしくは置換フエニル−(C1−C4)アルキ
    ルであり又はR4及びR5は隣接した窒素原子と一
    緒になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を
    表わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄か
    ら選ばれたヘテロ原子を更に含有することができ
    そして適宜独立に(C1−C4)アルキル、フエニ
    ル、上述の如く置換されたフエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよい]
    のアミノもしくは置換されたアミノ基を表わし、
    或いは、Rは式−OR6[ここで、R6は独立に、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1
    C4)アルキルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハ
    ロゲン、オキソ、カルボキシ、アミノカルボニ
    ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
    ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
    (C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
    1個もしくは2個の基で適宜置換されていてもよ
    い(C1−C6)アルキルを表わし、又はR6は飽和
    した4、5、6又は7員複素環式環であり、該環
    は窒素、酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を
    更に含有することができ、そして独立に(C1
    C4)アルキル、フエニル、置換フエニル、ヒド
    ロキシ及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選
    ばれた1個又は2個の置換基を適宜有していても
    よく、或いは、R6は1個もしくはそれ以上のヒ
    ドロキシ及び(C1−C4)アルコキシ基で適宜置
    換されていてもよい(C5−C8)シクロアルキル
    基である]のアルコキシ又はシクロアルコキシ基
    を表わし; R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
    ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
    −C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記の
    如く置換されたフエニル、【式】[ここ で、R7及びR8はR4及びR5に対して前記した通り
    である]のアミノもしくは置換アミノ基及び式
    OR9[ここで、R9は上記R6として定義した通りで
    ある]のアルコキシ又はシクロアルコキシから選
    ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つR1
    がクロロであるときは、Rは水素、メチル、フエ
    ニル又は4−ニトロフエニルと異ならなければな
    らないものとし、そしてR1、がヒドロキシであ
    るときは、Rはフエニルと異ならなければならな
    いものとし、更にR及び/又はR1がそれぞれ−
    O−R6又は−OR9[ここで、R6及び/又はR9は上
    記した如き飽和複素環式環である]であるとき
    は、該複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に
    結合することはできないものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン。 2 Rがフエニル又は置換フエニルであり、 R1が式 【式】のアミノもしくは置換アミノ基又は式 −OR9のアルコキシもしくはシクロアルコキシ基
    であり、上記式中、R7、R8、R9は特許請求の範
    囲第1項記載の通りであり、そしてR2及びR3
    各々独立に水素、ハロゲン、(C1−C4)アルキル
    及び(C1−C4)アルコキシを表わす特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 3 3−(4−メトキシフエニル)−6−(ジ(2
    −メトキシエチル)アミン)−1,2,4−トリ
    アゾロ−[3,4−a]フタラジンである特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 4 式 式中、Rは水素、ヒドロキシ、(C1−C6)アル
    キル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピ
    ペリジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ル、カルボキシ及びカルバミルから選ばれた置換
    基の1〜3個で置換されたフエニルを表わし、又
    はRはカルボ−(C1−C4)アルコキシ、クロロ、
    メルカプト、(C1−C4アルキルチオ、(C1−C4
    アルキルスルフイニル、(C1−C4)アルキルスル
    ホニル、又は式【式】[ここで、R4及びR5 は各々独立に水素、(C1−C4)アルキル、(C1
    C4)アルケニル、独立にヒドロキシ、(C1−C4
    アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ、シアノ、ア
    ミノカルボニル、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)アルコキ
    シカルボニル、(C1−C4)アルコキシチオカルボ
    ニル及び(C1−C4)アルキルチオカルボニルか
    ら選ばれた1個又は2個の基で置換された(C1
    −C4)アルキルを表わし、或いはR4及びR5は独
    立にアルキル部分及びフエニル部分が上記した如
    く置換されていてもよいフエニル−(C1−C4)ア
    ルキルもしくは置換フエニル−(C1−C4)アルキ
    ルであり又はR4及びR5は隣接した窒素原子と一
    緒になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を
    表わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄か
    ら選ばれたヘテロ原子を更に含有することができ
    そして適宜独立に(C1−C4)アルキル、フエニ
    ル、上述の如く置換されたフエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよい]
    のアミノもしくは置換されたアミノ基を表わし、
    或いは、Rは式−OR6[ここでR6は独立に、ヒド
    ロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲ
    ン、オキソ、カルボキシ、アミノカルボニル、モ
    ノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミノカル
    ボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニル、(C1
    −C4)アルコキシチオカルボニル及び(C1−C4
    アルキルチオカルボニルから選ばれた1個もしく
    は2個の基で適宜置換されていてもよい(C1
    C6)アルキルを表わし、又はR6は飽和した4、
    5、6又は7員複素環式環であり、該環は窒素、
    酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を更に含有
    することができ、そして独立に(C1−C4)アル
    キル、フエニル、置換フエニル、ヒドロキシ及び
    カルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた1個
    又は2個の置換基を適宜有していてもよく、或い
    は、R6は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ及
    び(C1−C4)アルコキシ基で適宜置換されてい
    てもよい(C5−C8)シクロアルキル基である]
    のアルコキシ又はシクロアルコキシ基を表わし; R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
    ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
    −C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記の
    如く置換されたフエニル、【式】[ここ で、R7及びR8はR4及びR5に対して前記した通り
    である]のアミノもしくは置換アミノ基及び式
    OR9[ここで、R9は上記R6として定義した通りで
    ある]のアルコキシ又はシクロアルコキシから選
    ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つR1
    がクロロであるときは、Rは水素、メチル、フエ
    ニル又は4−ニトロフエニルと異ならなければな
    らないものとし、そしてR1がヒドロキシである
    ときは、Rはフエニルと異ならなければならない
    ものとし、更に、R及び/又はR1がそれぞれ−
    O−R6又は−OR9[ここで、R6及び/又はR9は上
    記した如き飽和複素環式環である]であるとき
    は、該複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に
    結合することはできないものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを製
    造するにあたり、式 式中、R1、R2及びR3は上記の通りである、の
    4−置換−1−ヒドラジノ−フタラジンを適当な
    環化剤によつて環化し、そして場合により普通の
    方法に従つてトリアゾロ[3,4−α]フタラジ
    ン核の3位置の置換基を転化することを特徴とす
    る前記式のs−トリアゾロ[3,4−a]フタ
    ラジンの製造方法。 5 Rが水素、メルカプト、(C1−C6)アルキ
    ル、フエニル、置換フエニル、及びカルボ−(C1
    −C4)アルコキシを表わし、環化剤がトリアル
    キルオルトホルメート、二硫化炭素、及び式
    【式】[式中、R′は(C1−C6)アルキル、 フエニル、置換フエニル又はカルボ−(C1−C4
    アルコキシを表わし、そしてXは塩素原子又は基
    −OR″[ここで、R″はメチル、エチル、同じ基
    【式】トリフルオロアセチル又はエトキシ カルボニルである]を表わす]の酸誘導体から選
    ばれたものである式の化合物を製造するための
    特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 対応する4−置換−1−ヒドラジノフタラジ
    ン誘導体を二硫化炭素により環化し、かくして得
    られるR及び/又はR1がメルカプトである式1
    のトロアゾロ[3,4−a]フタラジンを酸化性
    塩素化に付し、場合によりかくして導入される3
    −クロロ(及び/又は6−クロロ)置換基を
    【式】のアミノ、アルカリ金属アルコキ シド又はシクロアルコキシドMeOR6[上記各式
    中、R4、R5及びR6は特許請求の範囲第4項に記
    載した通りであり、Meはアルカリ金属カチオン
    である]により置換することから成る、R及び
    R1の少くとも1つがクロロ、【式】のア ミノもしくは置換アミノ基、又は式−OR6のアル
    コキシもしくはシクロアルコキシ基である式の
    化合物を製造するための特許請求の範囲第4項記
    載の方法。 7 対応する4−置換−1−ヒドラジノ−フタラ
    ジン誘導体を二硫化炭素で環化し、かくして得ら
    れるRがメルカプトである式の化合物を(C1
    −C4)アルキルヨウ化物と反応させて、Rが
    (C1−C4)アルキルチオである式の対応する化
    合物を生ぜしめ、そしてRが(C1−C4)アルキ
    ルスルフイニル又は(C1−C4)アルキルスルホ
    ニルである式の化合物が所望である場合には、
    上記のようにして得られる化合物を適当な酸化剤
    で酸化することから成る、Rが(C1−C4)アル
    キルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル又は
    (C1−C4)アルキルスルホニルである式の化合
    物を製造するための特許請求の範囲第4項記載の
    方法。 8 式− 式中、R′は(C1−C6)アルキル、フエニル、
    置換されたフエニルであつて(C1−C6)アルキ
    ル、(C1−C6)アルコキシ、クロロ、フルオロ、
    ブロモ、ヨード、フエニル、ヒドロキシ、アミ
    ノ、モノ及びジ−(C1−C4)アルキルアミノ、
    (C2−C4)アルカノイルアミノ、ピペリジノ、シ
    アノ、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキシ
    及びカルバミルから選ばれた置換基の1〜3個で
    置換されたフエニル又はカルボ−(C1−C4)アル
    コキシを表わし; R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
    ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
    −C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記の
    如く置換されたフエニル、【式】[ここ で、R7及びR8は各々独立に水素、(C1−C4)アル
    キル、(C1−C4)アルケニル、独立にヒドロキ
    シ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、カルボキ
    シ、シアノ、アミノカルボニル、モノ−もしくは
    ジ−(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、(C1
    −C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4)アルコ
    キシチオカルボニル及び(C1−C4)アルキルチ
    オカルボニルから選ばれた1個又は2個の基で置
    換された(C1−C4)アルキルを表わし、或いは
    R7及びR8は独立にアルキル部分及びフエニル部
    分が上記した如く置換されていてもよいフエニル
    −(C1−C4)アルキルもしくは置換フエニル−
    (C1−C4)アルキルであり又はR7及びR8は隣接し
    た窒素原子と一緒になつて飽和4、5、6又は7
    員複素環式環を表わすことができ、該環は窒素、
    酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を更に含有
    することができそして適宜独立に(C1−C4)ア
    ルキル、フエニル、上述の如く置換されたフエニ
    ル、ヒドロキシ及びカルボ−(C1−C4)アルコキ
    シから選ばれた1個又は2個の置換基を適宜有し
    ていてもよい]のアミノもしくは置換されたアミ
    ノ基及び式−OR9[ここでR9は独立に、ヒドロキ
    シ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、
    オキソ、カルボキシ、アミノカルボニル、モノ−
    もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミノカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4
    アルコキシチオカルボニル及び(C1−C4)アル
    キルチオカルボニルから選ばれた1個もしくは2
    個の基で適宜置換されていてもよい(C1−C6
    アルキルを表わし、又はR9は飽和した4、5、
    6又は7員複素環式環であり、該環は窒素、酸素
    及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を更に含有する
    ことができ、そして独立に(C1−C4)アルキル、
    フエニル、置換フエニル、ヒドロキシ及びカルボ
    −(C1−C4)アルコキシから選ばれた1個又は2
    個の置換基を適宜有していてもよく、或いは、
    R6は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ及び
    (C1−C4)アルコキシ基で 適宜置換されていて
    もよい(C5−C8)シクロアルキル基である]の
    アルコキシ又はシクロアルコキシから選ばれ;そ
    して R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つR1
    がクロロであるときは、R′はメチル、フエニル
    又は4−ニトロフエニルと異ならなければならな
    いものとし、そしてR1がヒドロキシであるとき
    は、R′はフエニルと異ならなければならないも
    のとし、更に、R1が−OR9[ここで、R9は上記し
    た如き飽和複素環式環である]であるときは、該
    複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に結合す
    ることはできないものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを製
    造するにあたり、式 式中、R1、R2及びR3は上記した通りである、 の4−置換−1−ヒドラジノ−フタラジンを、式
    R′−CHO 式中、R′は上記した通りである、 のアルデヒドと接触させ、そしてこのようにして
    得られる式 式中、R′、R1、R2、R3は上記した通りである、 のヒドラゾンを酸化剤による処理によつて所望の
    最終生成物に環化することを特徴とする前記−
    1のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンの
    製造方法。 9 式−2 式中、Rは水素、ヒドロキシ、(C1−C6)アル
    キル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピ
    ペリジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ル、カルボキシ及びカルバミルから選ばれた置換
    基の1〜3個で置換されたフエニルを表わし、又
    はRはカルボ−(C1−C4)アルコキシ、クロロ、
    メルカプト、(C1−C4アルキルチオ、(C1−C4
    アルキルスルフイニル、(C1−C4)アルキルスル
    ホニル、又は式【式】[ここで、R4及びR5 は各々独立に水素、(C1−C4)アルキル、(C1
    C4)アルケニル、独立にヒドロキシ、(C1−C4
    アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ、シアノ、ア
    ミノカルボニル、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)アルコキ
    シカルボニル、(C1−C4)アルコキシチオカルボ
    ニル及び(C1−C4)アルキルチオカルボニルか
    ら選ばれた1個又は2個の基で置換された(C1
    −C4)アルキルを表わし、或いはR4及びR5は独
    立にアルキル部分及びフエニル部分が上記した如
    く置換されていてもよいフエニル−(C1−C4)ア
    ルキルもしくは置換フエニル−(C1−C4)アルキ
    ルであり又はR4及びR5は隣接した窒素原子と一
    緒になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を
    表わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄か
    ら選ばれたヘテロ原子を更に含有することができ
    そして適宜独立に(C1−C4)アルキル、フエニ
    ル、上述の如く置換されたフエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよい]
    のアミノもしくは置換されたアミノ基を表わし、
    或いは、Rは式−OR6[ここで、R6は独立に、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1
    C4)アルキルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハ
    ロゲン、オキソ、カルボキシ、アミノカルボニ
    ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
    ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
    (C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
    1個もしくは2個の基で適宜置換されていてもよ
    い(C1−C4)アルキルを表わし、又はR6は飽和
    した4、5、6又は7員複素環式環であり、該環
    は窒素、酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を
    更に含有することができ、そして独立に(C1
    C4)アルキル、フエニル、置換フエニル、ヒド
    ロキシ及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選
    ばれた1個又は2個の置換基を適宜有していても
    よく、或いは、R6は1個もしくはそれ以上のヒ
    ドロキシ及び(C1−C4)アルコキシ基で適宜置
    換されていてもよい(C5−C8)シクロアルキル
    基である]のアルコキシ又はシクロアルコキシ基
    を表わし; R1′は(C1−C4)アルキルチオ、 【式】[ここで、R7及びR8はR4及びR5 に対して前記した通りである]のアミノもしくは
    置換アミノ基及び式OR9[ここで、R9は上記R6
    して定義した通りである]のアルコキシ又はシク
    ロアルコキシから選ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R及び/又はR1′がそれぞれ−O−R6
    又は−OR9[ここでR6及び/又はR9は上記した如
    き飽和複素環式環である]であるときは、該複素
    環のヘテロ原子は直接には酸素原子に結合するこ
    とはできないものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを製
    造するにあたり、R1がハロゲンである上記式
    −2の対応する化合物を、(C1−C4)アルカンチ
    オール、アミンもしくは式【式】の置換ア ミン、又は式MeOR9のアルカリ金属アルコキシ
    ド又はシクロアルコキシド[上記各式中、R7
    R8、及びR9は上記した通りであり、そしてMeは
    アルカリ金属カチオンである]で処理することを
    特徴とする前記式−2のs−トリアゾロ[3,
    4−a]フタラジンの製造方法。 10 式−3 式中、Rは″水素、ヒドロキシ、(C1−C6)ア
    ルキル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピ
    ペリジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ル、カルボキシ及びカルバミルから選ばれた置換
    基の1〜3個で置換されたフエニルを表わし、又
    はRはカルボ−(C1−C4)アルコキシ、クロロ、
    メルカプト、(C1−C4アルキルチオ、(C1−C4
    アルキルスルフイニル、(C1−C4)アルキルスル
    ホニル、又は式【式】[ここで、R4及びR5 は各々独立に水素、(C1−C4)アルキル、(C1
    C4)アルケニル、独立にヒドロキシ、(C1−C4
    アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ、シアノ、ア
    ミノカルボニル、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)アルコキ
    シカルボニル、(C1−C4)アルコキシチオカルボ
    ニル及び(C1−C4)アルキルチオカルボニルか
    ら選ばれた1個又は2個の基で置換された(C1
    −C4)アルキルを表わし、或いはR4及びR5は独
    立にアルキル部分及びフエニル部分が上記した如
    く置換されていてもよいフエニル−(C1−C4)ア
    ルキルもしくは置換フエニル−(C1−C4)アルキ
    ルであり又はR4及びR5は隣接した窒素原子と一
    緒になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を
    表わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄か
    ら選ばれたヘテロ原子を更に含有することができ
    そして適宜独立に(C1−C4)アルキル、フエニ
    ル、上述の如く置換されたフエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよい]
    のアミノもしくは置換されたアミノ基を表わし、
    或いは、Rは式−OR6[ここで、R6は独立に、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1
    C4)アルキルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハ
    ロゲン、オキソ、カルボキシ、アミノカルボニ
    ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
    ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
    (C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
    1個もしくは2個の基で適宜置換されていてもよ
    い(C1−C6)アルキルを表わし、又はR6は飽和
    した4、5、6又は7員複素環式環であり、該環
    は窒素、酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を
    更に含有することができ、そして独立に(C1
    C4)アルキル、フエニル、置換フエニル、ヒド
    ロキシ及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選
    ばれた1個又は2個の置換基を適宜有していても
    よく、或いは、R6は1個もしくはそれ以上のヒ
    ドロキシ及び(C1−C4)アルコキシ基で適宜置
    換されていてもよい(C5−C8)シクロアルキル
    基である]のアルコキシ又はシクロアルコキシ基
    を表わし; R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
    ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
    −C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記の
    如く置換されたフエニル、【式】[ここ で、R7及びR8はR4及びR5に対して前記した通り
    である]のアミノもしくは置換アミノ基及び式
    OR9[ここで、R9は上記R6として定義した通りで
    ある]のアルコキシ又はシクロアルコキシから選
    ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つR1
    がクロロであるときは、R″は水素、メチル、フ
    エニル又は4−ニトロフエニルと異ならなければ
    ならないものとし、そしてR1″がヒドロキシであ
    るときは、R″はフエニルと異ならなければなら
    ないものとし、R″及び/又はR1″がそれぞれ−O
    −R6又は−OR9[ここでR6及び/又はR9は上記し
    た如き飽和複素環式環である]であるときは、該
    複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に結合す
    ることはできないものとし、更に、R″はOR6
    あり及び/又はR1″はOR9であるものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを製
    造するにあたり、式 式中、R1″、R2及びR3は上記した通りである、 の3−クロロ−s−トリアゾール−フタラジン又
    は式 式中、R、R2及びR3は上記した通りである、 の6−クロロ−s−トリアゾロ−フタラジンを、
    それぞれ対応する3−ヒドロキシ又は6−ヒドロ
    キシ誘導体に転化し、そして得られる中間体をア
    ルカリ金属水素化物と反応させ、次いでそれぞれ
    式X−R″又はX−R1″の化合物[ここで、Xはハ
    ロゲン原子を表わし;R″及びR1″は上記した通り
    である]と反応させることを特徴とする前記−
    3のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンの
    製造方法。 11 式−3 式中、Rは″水素、ヒドロキシ、(C1−C6)ア
    ルキル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、 (C2−C4)アルカノイルアミノ、ピペリジノ、
    シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、カルボキ
    シ及びカルバミルから選ばれた置換基の1〜3個
    で置換されたフエニルを表わし、又はRはカルボ
    −(C1−C4)アルコキシ、クロロ、メルカプト、
    (C1−C4アルキルチオ、(C1−C4)アルキルスル
    フイニル、(C1−C4)アルキルスルホニル、又は
    式【式】[ここで、R4及びR5は各々独立に 水素、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルケニ
    ル、独立にヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
    ハロゲン、カルボキシ、シアノ、アミノカルボニ
    ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
    ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
    (C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
    1個又は2個の基で置換された(C1−C4)アル
    キルを表わし、或いはR4及びR5は独立にアルキ
    ル部分及びフエニル部分が上記した如く置換され
    ていてもよいフエニル−(C1−C4)アルキルもし
    くは置換フエニル−(C1−C4)アルキルであり又
    はR4及びR5は隣接した窒素原子と一緒になつて
    飽和4、5、6又は7員複素環式環を表わすこと
    ができ、該環は窒素、酸素及び硫黄から選ばれた
    ヘテロ原子を更に含有することができそして適宜
    独立に(C1−C4)アルキル、フエニル、上述の
    如く置換されたフエニル、ヒドロキシ及びカルボ
    −(C1−C4)アルコキシから選ばれた1個又は2
    個の置換基を適宜有していてもよい]のアミノも
    しくは置換されたアミノ基を表わし、或いは、R
    は式−OR6[ここで、R6は独立に、ヒドロキシ、
    アミノ、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキル
    アミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン、オキ
    ソ、カルボキシ、アミノカルボニル、モノ−もし
    くはジ−(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、
    (C1−C4)アルコキシカルボニル、(C1−C4)ア
    ルコキシチオカルボニル及び(C1−C4)アルキ
    ルチオカルボニルから選ばれた1個もしくは2個
    の基で適宜置換されていてもよい(C1−C6)ア
    ルキルを表わし、又はR6は飽和した4、5、6
    又は7員複素環式環であり、該環は窒素、酸素及
    び硫黄から選ばれたヘテロ原子を更に含有するこ
    とができ、そして独立に(C1−C4)アルキル、
    フエニル、置換フエニル、ヒドロキシ及びカルボ
    −(C1−C4)アルコキシから選ばれた1個又は2
    個の置換基を適宜有していてもよく、或いは、
    R6は1個もしくはそれ以上のヒドロキシ及び
    (C1−C4)アルコキシ基で適宜置換されていても
    よい(C5−C8)シクロアルキル基である]のア
    ルコキシ又はシクロアルコキシ基を表わし; R1″はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アル
    キルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、
    (C1−C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記
    の如く置換されたフエニル、【式】[こ こで、R7及びR8はR4及びR5に対して前記した通
    りである]のアミノもしくは置換アミノ基及び式
    OR9[ここで、R9は上記R6として定義した通りで
    ある]のアルコキシ又はシクロアルコキシから選
    ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つ
    R1″がクロロであるときは、R″は水素、メチル、
    フエニル又は4−ニトロフエニルと異ならなけれ
    ばならないものとし、そしてR1″がヒドロキシで
    あるときは、R″はフエニルと異ならなければな
    らないものとし、R″及び/又はR1″がそれぞれ−
    O−R6又は−OR9[ここでR6及び/又はR9は上記
    した如き飽和複素環式環である]であるときは、
    該複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に結合
    することはできないものとし、更に、R″はOR6
    であり及び/又はR1″はOR9であるものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを製
    造するにあたり、式 式中、R1″、R2及びR3は上記した通りである、 の3−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−フタラジン
    又は式 式中、R1″、R2及びR3は上記した通りである、 の6−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−フタラジン
    を、アルカリ金属水素化物と反応させ、次いでそ
    れぞれ式X−R″又はX−R1″の化合物[ここで、
    Xはハロゲン原子を表わし;R″及びR1″は上記し
    た通りである]と反応させることを特徴とする前
    記−3のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラ
    ジンの製造方法。 12 式 式中、Rは水素、ヒドロキシ、(C1−C6)アル
    キル、フエニル、置換されたフエニルであつて
    (C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、フエニル、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ及びジ−(C1−C4)アル
    キルアミノ、(C2−C4)アルカノイルアミノ、ピ
    ペリジノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ル、カルボキシ及びカルバミルから選ばれた置換
    基の1〜3個で置換されたフエニルを表わし、又
    はRはカルボ−(C1−C4)アルコキシ、クロロ、
    メルカプト、(C1−C4アルキルチオ、(C1−C4
    アルキルスルフイニル、(C1−C4)アルキルスル
    ホニル、又は式【式】[ここで、R4及びR5 は各々独立に水素、(C1−C4)アルキル、(C1
    C4)アルケニル、独立にヒドロキシ、(C1−C4
    アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ、シアノ、ア
    ミノカルボニル、モノ−もしくはジ−(C1−C4
    アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)アルコキ
    シカルボニル、(C1−C4)アルコキシチオカルボ
    ニル及び(C1−C4)アルキルチオカルボニルか
    ら選ばれた1個又は2個の基で置換された(C1
    −C4)アルキルを表わし、或いはR4及びR5は独
    立にアルキル部分及びフエニル部分が上記した如
    く置換されていてもよいフエニル−(C1−C4)ア
    ルキルもしくは置換フエニル−(C1−C4)アルキ
    ルであり又はR4及びR5は隣接した窒素原子と一
    縮になつて飽和4、5、6又は7員複素環式環を
    表わすことができ、該環は窒素、酸素及び硫黄か
    ら選ばれたヘテロ原子を更に含有することができ
    そして適宜独立に(C1−C4)アルキル、フエニ
    ル、上述の如く置換されたフエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよい]
    のアミノもしくは置換されたアミノ基を表わし、
    或いは、Rは式−OR6[ここで、R6は独立に、ヒ
    ドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1
    C4)アルキルアミノ、(C1−C4)アルコキシ、ハ
    ロゲン、オキソ、カルボキシ、アミノカルボニ
    ル、モノ−もしくはジ−(C1−C4)アルキルアミ
    ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニ
    ル、(C1−C4)アルコキシチオカルボニル及び
    (C1−C4)アルキルチオカルボニルから選ばれた
    1個もしくは2個の基で適宜置換されていてもよ
    い(C1−C6)アルキルを表わし、又はR6は飽和
    した4、56又は7員複素環式環であり、該環は窒
    素、酸素及び硫黄から選ばれたヘテロ原子を更に
    含有することができ、そして独立に(C1−C4
    アルキル、フエニル、置換フエニル、ヒドロキシ
    及びカルボ−(C1−C4)アルコキシから選ばれた
    1個又は2個の置換基を適宜有していてもよく、
    或いは、R6は1個もしくはそれ以上のヒドロキ
    シ及び(C1−C4)アルコキシ基で適宜置換され
    ていてもよい(C5−C8)シクロアルキル基であ
    る]のアルコキシ又はシクロアルコキシ基を表わ
    し; R1はハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキ
    ルチオ、(C1−C4)アルキルスルフイニル、(C1
    −C4)アルキルスルホニル、フエニル、上記の
    如く置換されたフエニル、【式】[ここ で、R7及びR8はR4及びR5に対して前記した通り
    である]のアミノもしくは置換アミノ基及び式
    OR9[ここで、R9は上記R6として定義した通りで
    ある]のアルコキシ又はシクロアルコキシから選
    ばれ;そして R2及びR3は各々独立に水素、ハロゲン、(C1
    C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ及びニトロ
    を表わす; ただし、R2及びR3が同時に水素であり且つR1
    がクロロであるときは、Rは水素、メチル、フエ
    ニル又は4−ニトロフエニルと異ならなければな
    らないものとし、そしてR1がヒドロキシである
    ときは、Rはフエニルと異ならなければならない
    ものとし、更に、R及び/又はR1がそれぞれ−
    O−R6又は−OR9[ここで、R6及び/又はR9は上
    記した如き飽和複素環式環である]であるとき
    は、該複素環のヘテロ原子は直接には酸素原子に
    結合することはできないものとする、 のs−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンを有
    効成分として含有することを特徴とする抗不安剤
    (antianxiety agent)。 13 投与単位形態あたり式の化合物約25mg乃
    至250mgを含有する特許請求の範囲第12項記載
    の抗不安剤。
JP58005413A 1982-01-18 1983-01-18 新規な6−置換−s−トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン誘導体 Granted JPS58124786A (ja)

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