JPS603080B2 - S―トリアゾロ〔3,4 ―α〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ フタラジン類 - Google Patents
S―トリアゾロ〔3,4 ―α〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ フタラジン類Info
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- JPS603080B2 JPS603080B2 JP9503676A JP9503676A JPS603080B2 JP S603080 B2 JPS603080 B2 JP S603080B2 JP 9503676 A JP9503676 A JP 9503676A JP 9503676 A JP9503676 A JP 9503676A JP S603080 B2 JPS603080 B2 JP S603080B2
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本発明は新規なs−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6
,7,8〕テトラヒドロフタラジン類に関する。 さらに詳しくは、本発明は抗炎症作用を有する新規なs
−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,・7,8〕テト
ラヒドロフタラジン類に関する。本発明を詳細に説明す
ると、本発明化合物は下記−外皮式(1)で表わされる
。 上記一般式(1)中でR,は水素原子、炭素数10以下
、好ましくは5以下のアルキル基(たとえばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t
ーブチル基等)、炭素数10以下、好ましくは5以下の
ハロゲン化アルキル基(たとえばクロロメチル基、ジク
ロロメチル基、トリクロロメチル基、プロモメチル基、
トリプロモメチル基、トリフルオロメチル基等)または
炭素数20以下、好ましくは10以下のアリール基(た
とえばフェニル基、ナフチル基等)を表わす。 またR2は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数10以下
、好ましくは5以下のアルコキシ基(たとえばメトキシ
基、ェトキシ基、プロポキシ基、ィソプロポキシ基、ブ
トキシ基、tーブトキシ基等)、炭素数10以下、好ま
しくは5以下のアルキルチオ基(たとえばメチルチオ基
、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロビルチオ基
、ブチルチオ基等)、炭素数20以下、好ましくは10
以下のアリールオキシ基(たとえばフェノキシ基、ナフ
チルオキシ基等)、アジド基、ヒドラジノ基またはN2
−置換ヒドラジノ基(該置換基は炭素数10以下、好ま
しくは8以下のアルキリデンである。)(たとえばN2
−(1,3−ジメチルー2ーブテニリヂン)ヒドラジノ
基等)を表わす。以下に本発明化合物の具体例を挙げる
が、本発明化合物は以下の化合物に限定されない。6−
クロロ−3−トリフルオロメチルーs−トリアゾロ〔3
,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン
6ークロロ−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,
7,8〕テトラヒドロフタラジン6−クロロー3−フエ
ニルーsートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−クロロー3−トリクロロ
メチルーsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン6−クロロ−3−メチル−
sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テト
ラヒドロフタラジン6−メトキシ−3ートリフルオロメ
チル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−メトキシーsートリアゾ
ロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタ
ラジン6−メトキシー3ーメチルーs−トリアゾロ〔3
,4−a〕(5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン
6ーメトキシー3ーフエニル−sートリアゾロ〔3,4
一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド。 フタラジン6ーエトキシー3ートリフルオロメチル−s
ートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン6−フエノキシー3−トリフルオロメ
チル−s−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−メチルチオー3−トリフ
ルオロメチル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6
,7,8〕テトラヒドロフタラジン3ートリフルオロメ
チル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−ヒドラジノ−3ートリフ
ルオロメチル一sHトリアゾロ〔3,4−a〕〔5.6
,7,8〕テトラヒドロフタラジン6一{N2一(1,
3ージメチルー2−ブテニリデン)ヒドラジノ}−3ー
トリフルオロメチルHs−トリアゾロ〔3,4一a〕〔
5,6,7.8〕テトラヒドロフタラジン6−アジドー
3ートリフルオロメチル−s−トリアゾロ〔3,4一a
〕〔5”6,7,8〕テトラヒドロフタラジン本発明化
合物であるs−トリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7
,8〕テトラヒドロフタラジン類は種々の方法で製造さ
れるが、以下にその製造法をいくつかの例を挙げて説明
する。
,7,8〕テトラヒドロフタラジン類に関する。 さらに詳しくは、本発明は抗炎症作用を有する新規なs
−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,・7,8〕テト
ラヒドロフタラジン類に関する。本発明を詳細に説明す
ると、本発明化合物は下記−外皮式(1)で表わされる
。 上記一般式(1)中でR,は水素原子、炭素数10以下
、好ましくは5以下のアルキル基(たとえばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t
ーブチル基等)、炭素数10以下、好ましくは5以下の
ハロゲン化アルキル基(たとえばクロロメチル基、ジク
ロロメチル基、トリクロロメチル基、プロモメチル基、
トリプロモメチル基、トリフルオロメチル基等)または
炭素数20以下、好ましくは10以下のアリール基(た
とえばフェニル基、ナフチル基等)を表わす。 またR2は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数10以下
、好ましくは5以下のアルコキシ基(たとえばメトキシ
基、ェトキシ基、プロポキシ基、ィソプロポキシ基、ブ
トキシ基、tーブトキシ基等)、炭素数10以下、好ま
しくは5以下のアルキルチオ基(たとえばメチルチオ基
、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロビルチオ基
、ブチルチオ基等)、炭素数20以下、好ましくは10
以下のアリールオキシ基(たとえばフェノキシ基、ナフ
チルオキシ基等)、アジド基、ヒドラジノ基またはN2
−置換ヒドラジノ基(該置換基は炭素数10以下、好ま
しくは8以下のアルキリデンである。)(たとえばN2
−(1,3−ジメチルー2ーブテニリヂン)ヒドラジノ
基等)を表わす。以下に本発明化合物の具体例を挙げる
が、本発明化合物は以下の化合物に限定されない。6−
クロロ−3−トリフルオロメチルーs−トリアゾロ〔3
,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン
6ークロロ−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,
7,8〕テトラヒドロフタラジン6−クロロー3−フエ
ニルーsートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−クロロー3−トリクロロ
メチルーsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン6−クロロ−3−メチル−
sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テト
ラヒドロフタラジン6−メトキシ−3ートリフルオロメ
チル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−メトキシーsートリアゾ
ロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタ
ラジン6−メトキシー3ーメチルーs−トリアゾロ〔3
,4−a〕(5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン
6ーメトキシー3ーフエニル−sートリアゾロ〔3,4
一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド。 フタラジン6ーエトキシー3ートリフルオロメチル−s
ートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン6−フエノキシー3−トリフルオロメ
チル−s−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−メチルチオー3−トリフ
ルオロメチル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6
,7,8〕テトラヒドロフタラジン3ートリフルオロメ
チル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8
〕テトラヒドロフタラジン6−ヒドラジノ−3ートリフ
ルオロメチル一sHトリアゾロ〔3,4−a〕〔5.6
,7,8〕テトラヒドロフタラジン6一{N2一(1,
3ージメチルー2−ブテニリデン)ヒドラジノ}−3ー
トリフルオロメチルHs−トリアゾロ〔3,4一a〕〔
5,6,7.8〕テトラヒドロフタラジン6−アジドー
3ートリフルオロメチル−s−トリアゾロ〔3,4一a
〕〔5”6,7,8〕テトラヒドロフタラジン本発明化
合物であるs−トリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7
,8〕テトラヒドロフタラジン類は種々の方法で製造さ
れるが、以下にその製造法をいくつかの例を挙げて説明
する。
【1’ 一般式(1)中でR2がハロゲン原子の場合カ
ルボン酸(R,−C02H)もしくはその誘導体ま材ま
二トリル(R.一瓜)上記反応式中でR,は一般式(1
)で定義されているとおりであり、Xはハロゲン原子で
ある。 上記反応式で示されるとおり、1ーヒドラジノー4ーハ
ロゲノー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン(0
)とカルボン酸もしくはその誘導体またはニトリルとを
無溶媒または溶媒の存在下反応させることにより、一般
式(1′)で表わされる6ーハロゲノーs−トリアゾロ
〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラ
ジン類を製造することができる。上記一般式(ロ)で表
わされる1−ヒドラジノ−4ーハロゲノー5,6,7,
8−テトラヒドロフタラジン類は、1,4−ジハロゲノ
ー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン類とヒドラ
ジン類(例えば80%ヒドラジンヒドラート)とを溶媒
(例えばエタノール)中、ある温度(例えばエタノール
の還流温度)に保つことにより得られる。 上記反応で用いられるカルボン酸またはその誘導体とし
ては、脂肪族および芳香族カルボン酸、カルポン酸ェス
テル、カルボン酸無水物、カルポン酸ハラィド、オルト
ギ酸ェステル等が挙げられるが、具体例としては、ギ酸
、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、クロロ酢酸
、トリクロロ酢酸、トリブロモ酢酸、トリフルオロ酢酸
、安息香酸、oークロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸
p−メトキシ安息香酸、pーシアノ安息香酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸、pーメチル安息香酸、ギ酸メチル、ギ
酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
ペンジル、ブロピオン酸エチル、トリフルオロ酢酸エチ
ル、安息香酸メチル、無水酢酸、無水プロピオン酸、無
水トリフルオロ酢酸、アセチルクロリド、トリクロロア
セチルクロリド、ブロピオニルクロリド、tーブチリル
クロリド、オルトギ酸メチル、オルトギ等が挙げられる
。また、ニトリルとしては、トリクロロアセトニトリル
、ベンゾニトリル等が用いられる。 カルボン酸もしくはその誘導体として酸ハラィドを用い
るときは、触媒として、1ーヒドラジノ−4ーハロゲノ
ー5,6,7,8−テトラヒドロフタラジン額(0)に
対して当モル以上溶媒量までの塩基を使用することもで
きる。 塩基としては、トリメチルアミン、トリヱチルアミン、
ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,Nージメチルアニ
リン等3級塩基が用いられる。反応は無溶媒でも進行す
るが、必要に応じてベンゼン、トルェン等の芳香族炭化
水素類:クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン等
の塩素系炭化水素:ジオキサン、水等の溶媒を使用する
ことができる。 一般に反応は、1−ヒドラジノー4−ハロゲノ−5,6
,7,8ーテトラヒドロフタラジン類(0)またはその
溶媒溶液と当モル以上溶媒量までのカルボン酸もしくは
その誘導体またはニトリルとを(カルボン酸もしくはそ
の誘導体として酸ハライドを使用した場合には塩基をも
加え三者を)混合濃伴し、室温で放置するか、1500
0までの温度に加熱して行なわれる。 反応時間は使用する1ーヒドラジノー4ーハロゲノー5
,6,7,8−テトラヒドロフタラジン類およびカルボ
ン酸もしくはその誘導体またはニトリルの種類によって
も異なるが、数分から数時間の範囲から選ばれる。 反応終了後、溶媒、過剰の酸類、塩基等を蟹去すると残
澄が得られ、これはこのままで充分きれし、なものであ
るが、必要に応じ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ等
の手段によりさらに精製することもできる。 ‘21 一般式(1)中でR2がハロゲン原子以外の場
の上記反応式中でR,およびR2は一般式(1)で定義
されているとおりであり、Xはハロゲン原子である。 すなわち、【11の製造法で得られる6−ハロゲ/‐s
ートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン(1′)に求核試薬を反応させて、上
記一般式(1″)で表わされるsートリアゾロ〔3,4
−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類を
製造することができる。 上記反応で用いられる求核試薬の具体例としては、水素
、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、nーブチルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール、tーブチルアルコール
、n−オクチルアルコール等炭素数10以下のアルコー
ル類のアルカリ金属(すなわち、リチウム、ナトリウム
、カリウム等)塩、メチルメルカプタン、エチルメルカ
プタン、n−ブチルメルカプタン等炭素数10以下のメ
ルカプタン類のアルカリ金属塩:フェノール、ナフトー
ル等のアルカリ金属塩:ナトリウムアジド;ヒドラジン
、ヒドラジンヒドラート;N2置換ヒドラジン(N2−
置換基の具体例は前述されているとおりである。 )等が挙げられる。反応は無溶媒でも進行するが、必要
に応じて水、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール等のアルコール類;ベンゼン、トルェ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジ
クロロメタン、四塩化炭素等の塩素系炭化水素類:ジェ
チルェーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等エー
テル類を使用することができるが、アルコール類が好ま
しい。 −ツ財こ反応は、6−ハロゲノ−s−トリアゾロ〔3,
4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類
またはその溶媒溶液と当モル以上(好ましくは、1.1
〜1.3音モル)の求核試薬とを室温で放置するか、ま
たは200℃までの温度に加熱して行なわれる。 好ましい反応温度は溶媒を使用する場合、その溶媒の還
流温度、無溶媒の場合は160〜190℃である。反応
時間は使用する6−ハロゲノ−s−トリアゾロ〔3,4
一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類お
よび求核試薬の種類によって異るが、数十分から数時間
(好ましくは2〜5時間)の範囲から選ばれる。 反応終了後、溶媒を留去すると銭澄が得られ、これを水
洗するとsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン類が縛られる。 これはこのままで充分きれいなものであるが、必要に応
じ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ等の手段によりさ
らに精製することもできる。上記製造法‘21で合成さ
れる化合物中でR2がN2一(1,3ージメチル−2ー
ブテニリデン)ヒドラジノ基である化合物は、6ーヒド
ラジノーs−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン類とメシチルオキシドとを
,ベンゼン等の溶媒中で加熱することによっても製造す
ることができる。 また、R2がアジド基である化合物は下記反応式に示す
ごとく、6−ヒドラジノ−sートリアゾロ〔3,4一a
〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類と亜硫
酸ナトリウムとを反応させることによっても合成される
。 すなわち、塩酸中、氷酢酸の共存または非共存下、当モ
ル以上(好ましくは1.2〜1.句音モル)の鰹硝酸ソ
ーダを−1び0〜室温附近で6−ヒドラジノーsートリ
アゾロ〔3,’4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド
ロフタラジン類に加え、数分かち数時間の間擁拝するこ
とにより製造される。 次に本発明化合物であるsートリアゾロ〔3,4一a〕
〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類の薬理作
用について説明する。カラゲニン乳腫に対する抑制効果 体重130〜150夕のウイスター系雌性ラツト8匹を
1群として用いた。 1%ラムダーカラゲニン0.05凧‘を右後肢足隣皮下
に注射する1時間前に薬物を経口投与した。 ラムダーカラゲニン注射前と3時間後における右後肢の
体積より乳腫率を求め、抑制率は次式により算出した。
抑制率く%)=E三富多X,。 。Ec,Etはそれぞれコントロール群および薬物投与
群の3時間の平均乳種率である。 下記表一1に示すように、各化合物は顕著なカラゲニン
乳腫抑制作用を示した。 表一1 次に本発明化合物の製造方法を実施例にて具体的に説明
するが、本発明はその要旨をこえない限り、これらの実
施例で合成された化合物に限定されない。 (以下の実施例で元素分析は重量%、収率はモル%を示
す。 )実施例 1 6ークロロ−3ートリフルオロメチル一sートリアゾロ
〔3,4一a〕〔5,6,7.8〕テトラヒドロフタラ
ジンの合成1ーヒドラジノー4−クロロー5,6,7,
8−テトラヒドロフタラジン1.鱗5夕(IWmmol
)をトリフルオロ酢酸20の1に加え、7時間加熱遼流
し、過剰のトリフルオロ酢酸を蟹去後得られる結晶をイ
ンプロピルァルコールより再綾する。 融点142〜3℃。収量2.37夕(収率86%)元素
分析値:C,oH8N4CそF3として○ H N
CZ計算値燐 43.42 2.91 20.25
12.81実験値協 43.38 2.91 20.
16 12.85実施例 26ークロローs−トリアゾ
ロ〔3,4−a〕(5,6,7,8〕テトラヒドロフタ
ラジンの合成1−ヒドラジノ−4ークロロ−5,6,7
,8ーテトラヒドロフタラジン1.99夕(Mhmol
)をギ酸17の‘に溶かし、3時間加熱還流する。 還流後、過剰のギ酸を留去し、麹澄に水を加えると白色
結晶を生ず。これをメタノール水から再結晶する。融点
114〜5℃。収量1.91夕(収率班%)元素分析値
:C虹QN4C〆として ○ H N OZ 計算値■ 51.80 4.35 26.85 16.
99実験値協 51.83 4.32 26.54 1
6.71実施例 36ークロロー3ーフエニルーsート
リアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド
ロフタラジンの合成1−ヒドラジノー4−クロロ−5,
6.7,8ーテトラヒドロフタラジン720岬(3筋価
mol)とペンゾイルクロリド560雌(4.仇hmo
l)とをピリジン15肌中2.即時間加熱還流し、ピリ
ジン蟹去後ベンゼン可溶部をとり、ペンゼン留去後エタ
ノールより再結する。 葛舷点191〜300。収量41物9(収率40%)元
素分析値:C,5日,3N4C〆として○ H N
C多 計算値■ 63.27 4.60 19.68 12.
45実験値燐 62.82 4.51 19.70 1
2.64実施例 46ークロロ−3−トリクロロメチル
ーsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テ
トラヒドロフタラジンの合成実施例3と同様にして、1
ーヒドラジノ−4ーク。 ロー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン1.鱗5
(IQhmol)とトリクロロアセチルクロリド2.2
夕(12hmol)とをベンゼン中トリエチルアミン4
.0叫を触媒として反応させ、18荻cの生成物を得た
。インプロピルアルコールより再結。融点175〜6℃
。元素分析値:C,oH8N4Cそ4として○ H
N OZ 計算値(柵 36.84 2.47 17.19 43
.50実験値(柵 37.19 2.52 17.30
43.41案施例 56−クロロー3ーメチル−sー
トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8)テトラヒ
ドロフタラジンの合成1ーヒドラジノー4−クロロー5
,6,7,8mテトラヒドロフタラジン1.0夕(9h
mol)を無水酢酸10の‘に加え、水浴上80℃で1
時間加熱後、過剰の無水酢酸を留去し、水洗し残澄をェ
タノー小一水から再結する。 融点19動0。収量782のp(収薮70%)気重費分
析値:C,oH,.N4C夕として○ H N
OZ計算値協 53.94 4.98 25.16 1
5.92実験値協 53.60 4.79 25.32
16.35実施例 66ーメトキシー3−トリフルオ
ロメチルーsートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7
,8〕テトラヒドロフタラジンの合成6一クロロ−3ー
トリフルオロメチル−s−トリアゾロ〔3,4−a〕〔
5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン1.球夕(5
7mmol)とナトリウムメトキシド370雌(6敗m
mol)とをメタノール30必中4時間加熱縄拝し、メ
タノール蟹去後援蓬を水洗し、エタノールより再結する
。 融点121〜2℃。元素分析値:C,.日,.ON4F
3としてC 日・ N‐計算値協 4蟹
.53 4.07 20.58実験値燐 48.
44 4.03 20.61実施例6と同様にして
、下記表−2の6−アルコキシーsートリアゾロ〔3,
4−a〕〔5,6,7.8)テトラヒドロフタラジン類
を得た。 表−2* 上段;計算値,下段;実験値 実施例 7 6ーフエ/キシー3ートリフルオロメチル−s−トリア
ゾ。 〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラ
ジンの合成6ークロロ−3−トリフルオロメチル−s−
トリアゾロ〔3,4一a〕〔5.6,7,8〕テトラヒ
ドロフタラジン97のo(3.跡mol)、フヱノ‐ル
500服(5.2靴mol)および炭酸カリウム730
雌(5.28hmo】)を無溶媒にて160〜175℃
に1.5時間加熱する。 冷却後クロロホルム30の‘を加え、クロロホルム層は
2規定カ性ソーダ30私、次いで水で洗い、乾燥後クロ
ロホルムを留去し、残澄をエタノール、次いでインプロ
ピルアルコールより再結する。融点131.5〜132
.5℃。収量8$倣(収率76%)元素分析値:C,6
日,30N4F3として○ H N計算値燐 57.
49 3.92 16.76実験値協 57.1
6 3.96 16.57実施例 86ーメチル
チオー3ートリフルオロメチル一sートリアゾロ〔3,
4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジンの
合成6−クロロ−3ートリフルオロメチル一sートリア
ゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフ
タラジン434.7雌(1.57mmol)とメチル〆
ルカプタンナトリウム20%水溶液1.19(1.57
mmol)とをメタノール15泌中35時間加熱還流し
、メタノール、水を留去後、銭澄をイソプロピルアルコ
−ルより再結する。 融点112〜5℃。収量412倣(収率91%)元素分
析値:C,.日,.04SF3として○ H N F計
算値協 45.83 3.85 19.43 19.7
7葵験値鰍 45.79 3.79 19.46 2
0.07実施例 93ートリフルオロメチル−sートリ
アゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジンの合成100の‘の接触還元用反応容器(マ
ーゲン)に、6ークロロー3ートリフルオロメチル−s
ートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン553.3柵(2.仇hmol)とト
リエチルアミン242.4の9(2.仇hmol)と1
0%パラジウム−炭素100雌とをエタノール35の‘
中混じ、常温、常圧にて接触還元を行う。 1時間後、反応を止め、パラジウム‐炭素を炉液の溶媒
を蟹去後、残薄をエタノールから再結する。 融点170〜2℃。収量29畝o(収率56%)元素分
析値:C,oH9N4F3として ○ H N 計算値燐 49.59 3.74 23.13
実験値協 49.56 3.69 23.47実
施例 106−ヒドラジノ−3−トリフルオロメチル−
sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テト
ラヒドロフタラジンの合成6ークロロ−3ートリフルオ
ロメチル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7
.8〕テトラヒドロフタラジン922.2の9(3.斑
岬mol)と80%lヒドラジンヒドラート1.0夕(
8.0hmol)とをエタノール20の【中で7時間加
熱還流し、溶媒蟹去後水を加え不溶部を炉別し、エタノ
ールより再結する。 融点248〜9℃、収量斑5のo(収率92%)元素分
析値:C,oH,.N6F3としてC 日 N F 計算値燐 44.12 4.07 30.87 20.
94実験値燭 44.25 4.02 31.40 2
0.91実施例 116m{N2一(1,3ージメチル
−2−プテニリデン)ヒドラジノ}一3ートリフルオロ
メチル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジンの合成実施例10で合成し
た6ーヒドラジノ−3−トリフルオロメチル−sートリ
アゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジン272.2汎,9(lmmol)とメシチル
オキシド176.8雌(1.8mmol)とをベンゼン
中、水浴上3時間加熱し、ペンゼン留去後、残澄をエタ
ノールより再結量「る。 融点1桝〜5℃、収量207.3雌(収率59%)元素
分析値:C,6E,9N6F3として、○ H N F
計算値鰍 54.54 5.44 23.85 16.
18実験値燐 54.55 5.24 24.27
16.40実施例 126−アジドー3ートリフルオロ
メチル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジンの合成実施例10で合成し
た6ーヒドラジノー3−トリフルオロメチルーsートリ
アゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジン2807奴(1.08hmol)を濃塩酸1
私、水10私、氷酢酸1の‘の混合液の中に加え、氷−
水冷却下、亜硝酸ソーダ72.磯のp(1.0靴mol
)をこの上に少量ずつ加え、IQ分闇濃伴する。 さらに室温で2時間額拝したのち、生ずる結晶を炉刺し
、エタノールより再鯖する。融点135〜6℃、収量2
52のo(収率86%)元素分析値:C,oH8N7F
3として ○ H N
ルボン酸(R,−C02H)もしくはその誘導体ま材ま
二トリル(R.一瓜)上記反応式中でR,は一般式(1
)で定義されているとおりであり、Xはハロゲン原子で
ある。 上記反応式で示されるとおり、1ーヒドラジノー4ーハ
ロゲノー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン(0
)とカルボン酸もしくはその誘導体またはニトリルとを
無溶媒または溶媒の存在下反応させることにより、一般
式(1′)で表わされる6ーハロゲノーs−トリアゾロ
〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラ
ジン類を製造することができる。上記一般式(ロ)で表
わされる1−ヒドラジノ−4ーハロゲノー5,6,7,
8−テトラヒドロフタラジン類は、1,4−ジハロゲノ
ー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン類とヒドラ
ジン類(例えば80%ヒドラジンヒドラート)とを溶媒
(例えばエタノール)中、ある温度(例えばエタノール
の還流温度)に保つことにより得られる。 上記反応で用いられるカルボン酸またはその誘導体とし
ては、脂肪族および芳香族カルボン酸、カルポン酸ェス
テル、カルボン酸無水物、カルポン酸ハラィド、オルト
ギ酸ェステル等が挙げられるが、具体例としては、ギ酸
、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、クロロ酢酸
、トリクロロ酢酸、トリブロモ酢酸、トリフルオロ酢酸
、安息香酸、oークロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸
p−メトキシ安息香酸、pーシアノ安息香酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸、pーメチル安息香酸、ギ酸メチル、ギ
酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
ペンジル、ブロピオン酸エチル、トリフルオロ酢酸エチ
ル、安息香酸メチル、無水酢酸、無水プロピオン酸、無
水トリフルオロ酢酸、アセチルクロリド、トリクロロア
セチルクロリド、ブロピオニルクロリド、tーブチリル
クロリド、オルトギ酸メチル、オルトギ等が挙げられる
。また、ニトリルとしては、トリクロロアセトニトリル
、ベンゾニトリル等が用いられる。 カルボン酸もしくはその誘導体として酸ハラィドを用い
るときは、触媒として、1ーヒドラジノ−4ーハロゲノ
ー5,6,7,8−テトラヒドロフタラジン額(0)に
対して当モル以上溶媒量までの塩基を使用することもで
きる。 塩基としては、トリメチルアミン、トリヱチルアミン、
ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,Nージメチルアニ
リン等3級塩基が用いられる。反応は無溶媒でも進行す
るが、必要に応じてベンゼン、トルェン等の芳香族炭化
水素類:クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン等
の塩素系炭化水素:ジオキサン、水等の溶媒を使用する
ことができる。 一般に反応は、1−ヒドラジノー4−ハロゲノ−5,6
,7,8ーテトラヒドロフタラジン類(0)またはその
溶媒溶液と当モル以上溶媒量までのカルボン酸もしくは
その誘導体またはニトリルとを(カルボン酸もしくはそ
の誘導体として酸ハライドを使用した場合には塩基をも
加え三者を)混合濃伴し、室温で放置するか、1500
0までの温度に加熱して行なわれる。 反応時間は使用する1ーヒドラジノー4ーハロゲノー5
,6,7,8−テトラヒドロフタラジン類およびカルボ
ン酸もしくはその誘導体またはニトリルの種類によって
も異なるが、数分から数時間の範囲から選ばれる。 反応終了後、溶媒、過剰の酸類、塩基等を蟹去すると残
澄が得られ、これはこのままで充分きれし、なものであ
るが、必要に応じ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ等
の手段によりさらに精製することもできる。 ‘21 一般式(1)中でR2がハロゲン原子以外の場
の上記反応式中でR,およびR2は一般式(1)で定義
されているとおりであり、Xはハロゲン原子である。 すなわち、【11の製造法で得られる6−ハロゲ/‐s
ートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン(1′)に求核試薬を反応させて、上
記一般式(1″)で表わされるsートリアゾロ〔3,4
−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類を
製造することができる。 上記反応で用いられる求核試薬の具体例としては、水素
、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、nーブチルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール、tーブチルアルコール
、n−オクチルアルコール等炭素数10以下のアルコー
ル類のアルカリ金属(すなわち、リチウム、ナトリウム
、カリウム等)塩、メチルメルカプタン、エチルメルカ
プタン、n−ブチルメルカプタン等炭素数10以下のメ
ルカプタン類のアルカリ金属塩:フェノール、ナフトー
ル等のアルカリ金属塩:ナトリウムアジド;ヒドラジン
、ヒドラジンヒドラート;N2置換ヒドラジン(N2−
置換基の具体例は前述されているとおりである。 )等が挙げられる。反応は無溶媒でも進行するが、必要
に応じて水、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール等のアルコール類;ベンゼン、トルェ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジ
クロロメタン、四塩化炭素等の塩素系炭化水素類:ジェ
チルェーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等エー
テル類を使用することができるが、アルコール類が好ま
しい。 −ツ財こ反応は、6−ハロゲノ−s−トリアゾロ〔3,
4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類
またはその溶媒溶液と当モル以上(好ましくは、1.1
〜1.3音モル)の求核試薬とを室温で放置するか、ま
たは200℃までの温度に加熱して行なわれる。 好ましい反応温度は溶媒を使用する場合、その溶媒の還
流温度、無溶媒の場合は160〜190℃である。反応
時間は使用する6−ハロゲノ−s−トリアゾロ〔3,4
一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類お
よび求核試薬の種類によって異るが、数十分から数時間
(好ましくは2〜5時間)の範囲から選ばれる。 反応終了後、溶媒を留去すると銭澄が得られ、これを水
洗するとsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン類が縛られる。 これはこのままで充分きれいなものであるが、必要に応
じ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ等の手段によりさ
らに精製することもできる。上記製造法‘21で合成さ
れる化合物中でR2がN2一(1,3ージメチル−2ー
ブテニリデン)ヒドラジノ基である化合物は、6ーヒド
ラジノーs−トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジン類とメシチルオキシドとを
,ベンゼン等の溶媒中で加熱することによっても製造す
ることができる。 また、R2がアジド基である化合物は下記反応式に示す
ごとく、6−ヒドラジノ−sートリアゾロ〔3,4一a
〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類と亜硫
酸ナトリウムとを反応させることによっても合成される
。 すなわち、塩酸中、氷酢酸の共存または非共存下、当モ
ル以上(好ましくは1.2〜1.句音モル)の鰹硝酸ソ
ーダを−1び0〜室温附近で6−ヒドラジノーsートリ
アゾロ〔3,’4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド
ロフタラジン類に加え、数分かち数時間の間擁拝するこ
とにより製造される。 次に本発明化合物であるsートリアゾロ〔3,4一a〕
〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類の薬理作
用について説明する。カラゲニン乳腫に対する抑制効果 体重130〜150夕のウイスター系雌性ラツト8匹を
1群として用いた。 1%ラムダーカラゲニン0.05凧‘を右後肢足隣皮下
に注射する1時間前に薬物を経口投与した。 ラムダーカラゲニン注射前と3時間後における右後肢の
体積より乳腫率を求め、抑制率は次式により算出した。
抑制率く%)=E三富多X,。 。Ec,Etはそれぞれコントロール群および薬物投与
群の3時間の平均乳種率である。 下記表一1に示すように、各化合物は顕著なカラゲニン
乳腫抑制作用を示した。 表一1 次に本発明化合物の製造方法を実施例にて具体的に説明
するが、本発明はその要旨をこえない限り、これらの実
施例で合成された化合物に限定されない。 (以下の実施例で元素分析は重量%、収率はモル%を示
す。 )実施例 1 6ークロロ−3ートリフルオロメチル一sートリアゾロ
〔3,4一a〕〔5,6,7.8〕テトラヒドロフタラ
ジンの合成1ーヒドラジノー4−クロロー5,6,7,
8−テトラヒドロフタラジン1.鱗5夕(IWmmol
)をトリフルオロ酢酸20の1に加え、7時間加熱遼流
し、過剰のトリフルオロ酢酸を蟹去後得られる結晶をイ
ンプロピルァルコールより再綾する。 融点142〜3℃。収量2.37夕(収率86%)元素
分析値:C,oH8N4CそF3として○ H N
CZ計算値燐 43.42 2.91 20.25
12.81実験値協 43.38 2.91 20.
16 12.85実施例 26ークロローs−トリアゾ
ロ〔3,4−a〕(5,6,7,8〕テトラヒドロフタ
ラジンの合成1−ヒドラジノ−4ークロロ−5,6,7
,8ーテトラヒドロフタラジン1.99夕(Mhmol
)をギ酸17の‘に溶かし、3時間加熱還流する。 還流後、過剰のギ酸を留去し、麹澄に水を加えると白色
結晶を生ず。これをメタノール水から再結晶する。融点
114〜5℃。収量1.91夕(収率班%)元素分析値
:C虹QN4C〆として ○ H N OZ 計算値■ 51.80 4.35 26.85 16.
99実験値協 51.83 4.32 26.54 1
6.71実施例 36ークロロー3ーフエニルーsート
リアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒド
ロフタラジンの合成1−ヒドラジノー4−クロロ−5,
6.7,8ーテトラヒドロフタラジン720岬(3筋価
mol)とペンゾイルクロリド560雌(4.仇hmo
l)とをピリジン15肌中2.即時間加熱還流し、ピリ
ジン蟹去後ベンゼン可溶部をとり、ペンゼン留去後エタ
ノールより再結する。 葛舷点191〜300。収量41物9(収率40%)元
素分析値:C,5日,3N4C〆として○ H N
C多 計算値■ 63.27 4.60 19.68 12.
45実験値燐 62.82 4.51 19.70 1
2.64実施例 46ークロロ−3−トリクロロメチル
ーsートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テ
トラヒドロフタラジンの合成実施例3と同様にして、1
ーヒドラジノ−4ーク。 ロー5,6,7,8ーテトラヒドロフタラジン1.鱗5
(IQhmol)とトリクロロアセチルクロリド2.2
夕(12hmol)とをベンゼン中トリエチルアミン4
.0叫を触媒として反応させ、18荻cの生成物を得た
。インプロピルアルコールより再結。融点175〜6℃
。元素分析値:C,oH8N4Cそ4として○ H
N OZ 計算値(柵 36.84 2.47 17.19 43
.50実験値(柵 37.19 2.52 17.30
43.41案施例 56−クロロー3ーメチル−sー
トリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8)テトラヒ
ドロフタラジンの合成1ーヒドラジノー4−クロロー5
,6,7,8mテトラヒドロフタラジン1.0夕(9h
mol)を無水酢酸10の‘に加え、水浴上80℃で1
時間加熱後、過剰の無水酢酸を留去し、水洗し残澄をェ
タノー小一水から再結する。 融点19動0。収量782のp(収薮70%)気重費分
析値:C,oH,.N4C夕として○ H N
OZ計算値協 53.94 4.98 25.16 1
5.92実験値協 53.60 4.79 25.32
16.35実施例 66ーメトキシー3−トリフルオ
ロメチルーsートリアゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7
,8〕テトラヒドロフタラジンの合成6一クロロ−3ー
トリフルオロメチル−s−トリアゾロ〔3,4−a〕〔
5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン1.球夕(5
7mmol)とナトリウムメトキシド370雌(6敗m
mol)とをメタノール30必中4時間加熱縄拝し、メ
タノール蟹去後援蓬を水洗し、エタノールより再結する
。 融点121〜2℃。元素分析値:C,.日,.ON4F
3としてC 日・ N‐計算値協 4蟹
.53 4.07 20.58実験値燐 48.
44 4.03 20.61実施例6と同様にして
、下記表−2の6−アルコキシーsートリアゾロ〔3,
4−a〕〔5,6,7.8)テトラヒドロフタラジン類
を得た。 表−2* 上段;計算値,下段;実験値 実施例 7 6ーフエ/キシー3ートリフルオロメチル−s−トリア
ゾ。 〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラ
ジンの合成6ークロロ−3−トリフルオロメチル−s−
トリアゾロ〔3,4一a〕〔5.6,7,8〕テトラヒ
ドロフタラジン97のo(3.跡mol)、フヱノ‐ル
500服(5.2靴mol)および炭酸カリウム730
雌(5.28hmo】)を無溶媒にて160〜175℃
に1.5時間加熱する。 冷却後クロロホルム30の‘を加え、クロロホルム層は
2規定カ性ソーダ30私、次いで水で洗い、乾燥後クロ
ロホルムを留去し、残澄をエタノール、次いでインプロ
ピルアルコールより再結する。融点131.5〜132
.5℃。収量8$倣(収率76%)元素分析値:C,6
日,30N4F3として○ H N計算値燐 57.
49 3.92 16.76実験値協 57.1
6 3.96 16.57実施例 86ーメチル
チオー3ートリフルオロメチル一sートリアゾロ〔3,
4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジンの
合成6−クロロ−3ートリフルオロメチル一sートリア
ゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフ
タラジン434.7雌(1.57mmol)とメチル〆
ルカプタンナトリウム20%水溶液1.19(1.57
mmol)とをメタノール15泌中35時間加熱還流し
、メタノール、水を留去後、銭澄をイソプロピルアルコ
−ルより再結する。 融点112〜5℃。収量412倣(収率91%)元素分
析値:C,.日,.04SF3として○ H N F計
算値協 45.83 3.85 19.43 19.7
7葵験値鰍 45.79 3.79 19.46 2
0.07実施例 93ートリフルオロメチル−sートリ
アゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジンの合成100の‘の接触還元用反応容器(マ
ーゲン)に、6ークロロー3ートリフルオロメチル−s
ートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラ
ヒドロフタラジン553.3柵(2.仇hmol)とト
リエチルアミン242.4の9(2.仇hmol)と1
0%パラジウム−炭素100雌とをエタノール35の‘
中混じ、常温、常圧にて接触還元を行う。 1時間後、反応を止め、パラジウム‐炭素を炉液の溶媒
を蟹去後、残薄をエタノールから再結する。 融点170〜2℃。収量29畝o(収率56%)元素分
析値:C,oH9N4F3として ○ H N 計算値燐 49.59 3.74 23.13
実験値協 49.56 3.69 23.47実
施例 106−ヒドラジノ−3−トリフルオロメチル−
sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テト
ラヒドロフタラジンの合成6ークロロ−3ートリフルオ
ロメチル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7
.8〕テトラヒドロフタラジン922.2の9(3.斑
岬mol)と80%lヒドラジンヒドラート1.0夕(
8.0hmol)とをエタノール20の【中で7時間加
熱還流し、溶媒蟹去後水を加え不溶部を炉別し、エタノ
ールより再結する。 融点248〜9℃、収量斑5のo(収率92%)元素分
析値:C,oH,.N6F3としてC 日 N F 計算値燐 44.12 4.07 30.87 20.
94実験値燭 44.25 4.02 31.40 2
0.91実施例 116m{N2一(1,3ージメチル
−2−プテニリデン)ヒドラジノ}一3ートリフルオロ
メチル−sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジンの合成実施例10で合成し
た6ーヒドラジノ−3−トリフルオロメチル−sートリ
アゾロ〔3,4−a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジン272.2汎,9(lmmol)とメシチル
オキシド176.8雌(1.8mmol)とをベンゼン
中、水浴上3時間加熱し、ペンゼン留去後、残澄をエタ
ノールより再結量「る。 融点1桝〜5℃、収量207.3雌(収率59%)元素
分析値:C,6E,9N6F3として、○ H N F
計算値鰍 54.54 5.44 23.85 16.
18実験値燐 54.55 5.24 24.27
16.40実施例 126−アジドー3ートリフルオロ
メチル一sートリアゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,
8〕テトラヒドロフタラジンの合成実施例10で合成し
た6ーヒドラジノー3−トリフルオロメチルーsートリ
アゾロ〔3,4一a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ
フタラジン2807奴(1.08hmol)を濃塩酸1
私、水10私、氷酢酸1の‘の混合液の中に加え、氷−
水冷却下、亜硝酸ソーダ72.磯のp(1.0靴mol
)をこの上に少量ずつ加え、IQ分闇濃伴する。 さらに室温で2時間額拝したのち、生ずる結晶を炉刺し
、エタノールより再鯖する。融点135〜6℃、収量2
52のo(収率86%)元素分析値:C,oH8N7F
3として ○ H N
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記式中でR_1は水素原子、炭素数10以下のアル
キル基もしくはハロゲン化アルキル基または炭素数20
以下のアリール基を表わし、R_2は水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数10以下のアルコキシ基もしくはアルキ
ルチオ基、炭素数20以下のアリールオキシ基、アジド
基、ヒドラジノ基またはN^2−置換ヒドラジノ基(該
置換基は炭素数10以下のアルキリデン基である。 )を表わす。)で表わされるs−トリアゾロ〔3,4−
a〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロフタラジン類2
特許請求の範囲第1項において、R_1が水素原子、炭
素数5以下のアルキル基もしくはハロゲン化アルキル基
または炭素数10以下のアリール基であり、R_2が水
素原子、ハロゲン原子、炭素数5以下のアルコキシ基、
アルキルチオ基、炭素数10以下のアリールオキシ基、
アジド基、ヒドラジノ基またはN^2−置換ヒドラジノ
基(該置換基は炭素数8以下のアルキリデン基である。 )である特許請求の範囲第1項記載の化合物3 特許請
求の範囲第2項において、R_1が水素原子、トリクロ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、メチル基またはフ
エニル基であり、R_2が水素原子、クロロ基、メトキ
シ基、エトキシ基、メチルチオ基、フエノキシ基、アジ
ド基、ヒドラジノ基またはN^2−(1,3−ジメチル
−2−ブテニリデン)ヒドラジノ基である特許請求の範
囲第2項記載の化合物4 特許請求の範囲第3項におい
て、R_1がトリフルオロメチル基であり、R_2が水
素原子、メトキシ基、エトキシ基、メチルチオ基、アジ
ド基またはヒドラジノ基である特許請求の範囲第3項記
載の化合物5 特許請求の範囲第3項において、R_1
がメチル基であり、R_2がクロロ基またはメトキシ基
である特許請求の範囲第3項記載の化合物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503676A JPS603080B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | S―トリアゾロ〔3,4 ―α〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ フタラジン類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503676A JPS603080B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | S―トリアゾロ〔3,4 ―α〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ フタラジン類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS5321197A JPS5321197A (en) | 1978-02-27 |
JPS603080B2 true JPS603080B2 (ja) | 1985-01-25 |
Family
ID=14126845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9503676A Expired JPS603080B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | S―トリアゾロ〔3,4 ―α〕〔5,6,7,8〕テトラヒドロ フタラジン類 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS603080B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1976
- 1976-08-10 JP JP9503676A patent/JPS603080B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH068670A (ja) * | 1992-06-01 | 1994-01-18 | Daiwa:Kk | バインダー等の背部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5321197A (en) | 1978-02-27 |
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