JPH0484137A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH0484137A
JPH0484137A JP19782690A JP19782690A JPH0484137A JP H0484137 A JPH0484137 A JP H0484137A JP 19782690 A JP19782690 A JP 19782690A JP 19782690 A JP19782690 A JP 19782690A JP H0484137 A JPH0484137 A JP H0484137A
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JP
Japan
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photosensitive resin
dry film
intermediate layer
film resist
weight
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Pending
Application number
JP19782690A
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English (en)
Inventor
Kenji Kushi
憲治 串
Kenichi Inukai
健一 犬飼
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感光性樹脂とドライフィルムレジストを併用
して、凹凸を有する基体上に所望のパターンを形成する
方法に関し、更に詳しくは、プリント配線基板等のソル
ダーレジストパターンの形成法等として非常に有用なパ
ターン形成方法に関する。
[従来の技術] 従来より印刷配線板製造業界において、印刷配線板の永
久保護被膜として、ソルダーレジスト(半田マスク)が
広く用いられている。このソルダーレジストは、半田付
は時の半田ブリッジの防止及び使用時の導体部の腐食防
止と電気絶縁性の保持を目的として使用されるものであ
る。この使用目的からも明白なように、ソルダーレジス
トは過酷な条件で使用されるのが常であり、この条件下
において下記の様な性能が要求される。
■、半田浸漬時(240〜280℃)における密着性の
保持 ■、永久的な密着性の保持 ■、溶剤、薬品等に対する優れた耐性 ■、高湿度条件下での高い電気絶縁性の保持従来よりこ
の要求を満たすような熱硬化性インクや光硬化性インク
が使用されており、これらをスクリーン印刷することに
よりソルダーマスクを形成する方法が広く用いられてい
る。
しかし、近年の印刷配線の高密度化の進行に伴ない、ス
クリーン印刷法ではその精度及び厚みの点で対応しきれ
なくなってきた。すなわちスクリーン印刷法では、スク
リーンメツシュの伸びに伴なう位置づれ、インクのにじ
み、かすれ等に起因して精度の向上に限界を有しており
、無理に精度を上げようとすると膜厚が薄くなってしま
う。
従って、十分に厚膜でかつ高密度化に対応できるような
精度の高いものを得るのは困難である。
そこで、近年、フォトレジスト法が、スクリーン印刷法
に代えて採用されるようになった。このフォトレジスト
法は、基体上に感光性樹脂膜を形成し、この感光性樹脂
膜を部分露光により硬化させ、未硬化部を現像工程によ
り除去する方法であり、特に精度の面で優位にある。
なお、ソルダーレジストは、それ以外の用途に使用する
一般的なエツチングレジストやメツキレジストとは異な
り、導体による凹凸部が形成された基体面上に使用され
るものなので、凹凸に起因した密着性不良等の欠陥が発
生せず、均一な膜を形成できる点が技術上のポイントと
なる。
フォトレジスト法やソルダーレジストの感光膜形成に関
しては、現在までにいくつかの提案がなされているが、
いずれの方法においても問題点を有していた。
例えば特開昭51−15733号公報には、有機溶剤に
感光性樹脂を溶解し、この溶液を基体上に塗布し、この
後熱により溶剤を揮散させて感光膜を形成する方法が記
載されている。しかし、この方法は、部品の半田づけを
しない小径のスルーホールにテンティングができない事
や、パターンの膜厚を充分に確保できないといった課題
を有している。
一方、特開昭54−1018号公報に記載されるような
ドライフィルムレジストを用いれば、テンティング性や
パターンの膜厚については問題は無くなる。しかし、凸
部を有する面に完全に密着させるには、特開昭52−5
2703号公報に記載されるように、減圧下での加熱圧
着等の特殊な工程を必要とし、更には、このような工程
を用いても完全な密着は保証されないといった課題が有
る。
また、ドライフィルムレジストを用いて、凸部を有する
面への密着性を向上させる為の一手段として、特開昭6
3−74051号公報には、凸部を有する基体とドライ
フィルムレジストとの接着層として非感光性液体を用い
る方法が記載されている。しかしこの方法を用いた場合
は、該公報にも明記されているように、後の露光工程に
おいて中間層を硬化させる目的で、ラミネートから露光
までの間に一定時間以上の保持時間をとる必要があると
いう重大な欠点を有している。
また、基体の表面(Cu)とドライフィルムレジストと
の密着力を向上させる目的で、その間に接着層を設ける
方法が、特開昭52−154363号公報、特開昭59
−226346号公報、特開昭60−98432号公報
等に開示されているが、これらの方法は、平滑な表面(
Cu)にドライフィルムレジストを積層する為の方法で
あって、これらに記載の方法をそのまま高低差の大きな
凹凸を有する基体に利用しても充分な密着性は得られな
い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述した従来技術の課題を解決すべくなされ
たものであり、特殊な工程を施さずとも高低差の比較的
大きな凹凸面にも十分に密着し、良好な精度及び膜厚の
パターンを短時間で形成し得る新規なパターン形成方法
を提供する事を目的とする。
[課題を解決する為の手段] 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた
結果、特定の溶剤型感光性樹脂と、特定のアルカリ現像
性ドライフィルムレジストを併用する事が非常に有効で
あることを見出し本発明を完成するに至った。すなわち
本発明は、(i)高低差が15〜250胛の凹凸を有す
る基体上に、感光性樹脂を有機溶剤に溶解して成る溶液
を供給し、乾燥又は半乾燥させることによって、酸価2
0〜130のアルカリ現像性の感光性樹脂中間層を形成
する工程と、 (ii)該感光性樹脂中間層の上に、アルカリ現像性の
ドライフィルムレジストを積層する工程と、 (iii)該感光性樹脂中間層と該ドライフィルムレジ
ストを部分露光して硬化させた後、未露光部分をアルカ
リ現像液で除去してパターンを形成する工程を有する方
法であって、該ドライフィルムレジストが下記成分(A
)〜(C) (A)酸価80〜220のカルボン酸含有アクリル系ポ
リマー  30〜70重量%(B)分子内に炭素・炭素
二重結合を有する化合物         30〜70
重量%(C)光開始剤      0.01〜15重量
%から成る感光性組成物を主成分とするドライフィルム
レジストであることを特徴とするパターン形成方法であ
る。
[作用1 本発明の方法は凹凸を有する基体の上にパターンを形成
するための方法であり、高低差が15〜250μm (
特に15〜20OALm)程度の大きな高低差の凹凸を
有する基体に対して使用する場合に、本発明が従来の各
種方法よりも優れることが明確となる。凹凸の高低差が
15μm以下の基体に対してパターンを形成する場合は
、中間層を設けないでドライフィルムレジストをラミネ
ートしても良好な結果が得られる事もあり、一方、凹凸
の高低差が250μmを越える基体に対しては、本発明
の方法を適用しても良好な結果が得られない場合がある
使用する基体には特に限定は無いが、絶縁体でできた面
上に導電体でできた凸部を有するようなプリント配線板
やハイブリッドIC1あるいは金属平面上に同種又は異
種の金属による凸部を有する基板等に対して特に有用で
ある。
本発明においては、まず、凹凸を有する基体上に、感光
性樹脂を有機溶剤に溶解して成る溶液を供給し、乾燥又
は半乾燥させることによって、酸価20〜130のアル
カリ現像性の感光性樹脂中間層を形成する[工程(i)
]。
基体上に供給する感光性樹脂の有機溶剤溶液は、感光性
樹脂および有機溶剤を主成分として成り、必要であれば
、消泡剤やレベリング剤等の添加剤を少量含有させるこ
とも可能である。
この感光性樹脂としては、有機溶剤による溶液を乾燥又
は半乾燥させることによって、酸価2゜〜130のアル
カリ現像性の感光性樹脂中間層を形成し得る様な感光性
樹脂であれば、従来より公知の各種樹脂を使用すること
ができる。ただし、後に詳述するドライフィルムレジス
トを構成する感光性組成物、すなわち、 (A)酸価80〜220のカルボン酸含有アクリル系ポ
リマー  30〜70重量%(B)分子内に炭素・炭素
二重結合を有する化合物         30〜70
重量%(C)光開始剤      0.01〜15重量
%から成る感光性組成物を主成分とする感光性樹脂を使
用することが好ましい。これらの成分(A)〜(C)の
例は、後に詳述するドライフィルムレジストの感光性組
成物の例と同様である。
この感光性組成物において、アクリル系ポリマー(A)
の酸価が80未満だとアルカリ土類金属不十分な場合が
あり、220を越えると硬化部下部にエグレが発生する
場合がある。また、アクリル系ポリマー(A)の含有量
が30重量%未満だとアルカリ現像性が不十分な場合が
あり、70]i量%を越えると硬化部下部にエグレが発
生する場合がある。
また、この感光性組成物において、分子内に炭素・炭素
二重結合を有する化合物(B)としては、特にアクリル
系ポリマー(A) との相溶性および硬化性の点からは
、(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を主成
分として使用することが好ましい。また、硬化後のレジ
ストをソルダーレジストとして用いる場合には、ソルダ
ーレジストとして要求される耐溶剤性等を考慮して、平
均して12個以上の重合性炭素・炭素二重結合を分子中
に有する化合物が好ましい。この化合物CB)の含有量
がが30重量%未満だと硬化後のレジストの耐溶剤性が
不十分な場合があり、70重量%を越えるとアルカリ現
像性が低下したり硬化後の機械的衝撃に対して脆くなる
場合がある。
感光性樹脂を溶液とする為の有機溶剤としては、感光性
樹脂に対して不活性でありかつ感光性樹脂を均一に溶解
又は分散させるものであればいかなる有機溶剤も使用で
きる。ただし、乾燥の点を考慮すると、その沸点が室温
から150℃の範囲にあるものを使用することが好まし
い。
この感光性樹脂の溶液の粘度及び濃度は、塗布方法・乾
燥後の中間層の所望の膜厚などに応じて適宜選定すれば
よいが、23℃における粘度は10〜3000cps、
濃度は感光性樹脂成分5〜50重量%が好ましい。
感光性樹脂の溶液を塗布等により基体上に供給する方法
としては、従来より公知の各種方法、例えば、スクリー
ン印刷法、浸漬法、ロールコータ法、ロール刷毛法、プ
レートコータ7法、ロッドコーター法、カーテンコータ
ー法、静電塗装法、噴霧塗布法などが使用できる。なお
、基体の両面にパターンを形成する場合であり、かつ感
光性樹脂の有機溶剤溶液として23℃の粘度が500c
ps以下のものを使用する場合には、均一塗布性の面か
ら浸漬法を用いることが好ましい。
このようにして基体上に供給した樹脂層を乾燥または半
乾燥させることによって、アルカリ現像性の感光性樹脂
中間層を得るのであるが、この乾燥方法としては、公知
の各種方法、例えば、熱や赤外線、あるいはそれらと送
風との併用によって行なうことができる。乾燥または半
乾燥するとは、本発明の効果が損なわれない程度に中間
層の中の有機溶剤を除去する事を意味し、中間層におい
て有機溶剤の含有量は20重量%以下であることが望ま
しい。
上述のようにして形成した感光性中間層の乾燥後の厚み
は、所望のパターン形成が可能であれば特に限定は無く
、基体の凹凸の高さや粗密等に応じて適宜選定すればよ
い。ただし、乾燥後の平均厚みは0.5〜30LLm程
度が好ましい。また、この乾燥後の中間層の酸価は20
〜130であることが所望の現像性や密着性等のために
必要であるが、さらに20−100の酸価が好ましい。
さらに、乾燥後の中間層は、ラミネート時の取扱い性の
点等から、室温における粘度が1ooocps以上の高
粘度液体かあるいは固体であることが好ましい。
次に、この感光性樹脂中間層の上にアルカリ現象性ドラ
イフィルムレジストを積層する〔工程(ii) ]。こ
こで使用するドライフィルムレジストは、下記成分(A
)〜(C)から成る感光性組成物を主成分として成るも
のである。
(A)酸価80〜220のカルボン酸含有アクリル系ポ
リマー  30〜70重量%(B)分子内に炭素・炭素
二重結合を有する化合物        30〜70重
量%(C)光開始剤      0.01〜15重量%
上述の (A)成分であるカルボン酸含有アクリル系ポ
リマーとしては、例えば、 MMA/MA/MAA MMA/EA/MAA MMA/BA/MAA MMA/2EHA/MAA などの3元系コポリマーや、 MMA/S t/MA/MAA MMA/S t/EA/MAA MMA/S t/BA/MAA MMA/S t/2 EHA/MAA などの4元コポリマー等に代表されるような各種のポリ
マーが使用しつる。
(MA=アクリル酸メチル、MMA=メタクリル酸メチ
ル、MAA=メタクリル酸、EA=アクリル酸エチル、
BA=アクリル酸ブチル、2EHA=2エチルへキシル
アクリレート、St=スチレン) このカルボン酸含有アクリル系ポリマー(A)の感光性
組成物中の含有量が30重量%未満であったり、その酸
価が80未満であると、アルカリ現像液での現像が困難
となる。一方、含有量が7゛0重量%を越えたり、その
酸価が220を越えると、アルカリ現像の際の硬化部分
の現像液による膨潤が激しくなり、所望のパターンが得
られなくなる。
上述の (B)成分である分子内に炭素・炭素二重結合
を有する化合物(架橋等の為の単量体)としては、従来
より公知の各種の化合物が使用できる。特に (A)成
分との相溶性および硬化性の面からは、(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を有する化合物を主成分として使用する
ことが好ましく、この化合物の例として、フェノキシエ
チル(メタ)アクリレート、フェノキジェトキシ(メタ
)アクリレート等の一官能性化合物;ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ボリプロビレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオベ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノ
ールAジエトキシジ(メタ)アクリレート等の二官能性
化合物;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、トリス((メタ)アクリロイルオキシエトキシメ
チル)プロパン、ペンタエリスリトールトリ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)ア
クリレート等の三官能以上の化合物:ビスフェノールA
ジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレートのような
エポキシ(メタ)アクリレート類;ウレタン(メタ)ア
クリレート類;オリゴエステルアクリレート類などが挙
げられる。また、硬化後のレジストをソルダーレジスト
として用いる場合には、ソルダーレジストとして要求さ
れる耐溶剤性等を考慮して、平均して12個以上の重合
性炭素・炭素二重結合を分子中に有する化合物が好まし
い。
この化合物(B)の含有量が30重量%未満だと露光に
よる硬化が不十分となり、アルカリ現像時の膨潤が激し
くなる。またその含有量が70重量%を越えると、アル
カリ現像液での現像が困難となる。
(C)成分である光開始剤としては、公知の各種の光開
始剤が使用でき、代表的なものとしては、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーズケトン、4,4゛−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノン、t−ブチルアントラキノン、2−
エチルアントラキノン、チオキサントン類、ベンゾイン
アルキルエーテル類、ベンジルケタール類などが挙げら
れる。
なお、以上詳述した成分 (A)〜(C)については、
感光性樹脂中間層に使用した成分と同一のものであって
もよいし、異なるものであってもよい。
このような感光性組成物を主成分として成るドライフィ
ルムレジストの厚みは、基体表面に存在する凹凸の高低
差の少なくとも2分の1以上とすることが、被覆性の面
等から好ましい。
以上詳述したようなアルカリ現像性ドライフィルムレジ
ストを感光性樹脂中間層の上に積層する方法としては、
この分野で公知の各種のラミネート法を用いることがで
きる。そのような方法としては、例えば、常圧熱ロール
圧着法、真空熱ロール圧着法、常圧熱プレス圧着法、真
空熱プレス圧着法などがある。これらの方法のうち、欠
陥のない均一な膜を簡便に形成させる点からは、常圧熱
ロール圧着法が最も好ましい。また、積層の際、アルカ
リ現像性ドライフィルムレジストの感光性樹脂中間層に
接しない面に支持フィルム又は支持シートを用いること
も一つの方法である。
次に、感光性樹脂中間層とドライフィルムレジストを部
分露光して硬化させた後、未露光部分をアルカリ現像液
で除去してパターンを形成する[工程(iii)]。
この露光には、例えば、紫外線露光法、可視光露光法、
レーザー露光法等を用いることができ、所望のパターン
状に選択的に露光を行なう手段としては、フォトマスク
を使用する方法やグイレフトイメージング法等を用いる
ことができる。
この部分露光の後、未露光部(未硬化部)をアルカリ現
像液で除去する方法としては、所望のアルカリ現像液を
吹きつける方法が望ましい。また、この吹きつけによる
現像工程の一部を浸漬法により代替えさせることも可能
である。使用するアルカリ現像液としては、例えば、炭
酸ナトリウム水溶液、リン酸ナトリウム水溶液、炭酸カ
リウム水溶液などのアルカリ水溶液を用いることができ
、更にこれらの水溶液に少量の界面活性剤を併用するこ
とも可能である。
本発明においては、以上詳述した工程(i)〜(i i
 i) に従って良好にレジストパターンを形成テきる
が、このパターンの使用目的に応じて更に後工程を加え
ることも可能である。例えば、この種のレジストにおい
ては、部分露光工程での感光性樹脂の硬化は不充分であ
り未反応成分が多量に残存している場合が多い。そこで
、熱または紫外線等の光を加えて硬化を更に進めるため
の後工程を加えることも可能である。また、重合収縮に
より発生した内部応力を緩和させる為に熱処理を後工程
として加えるすることも可能である。
以上詳述した本発明の方法により凹凸を有する基体上に
形成したレジストパターンは、基体の保護用、絶縁用な
ど各種用途に利用可能であり、特に、凹凸の高低差の比
較的大きな基体上にレジストパターンを形成する方法と
して有用である。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに詳しく述べる。
感゛I   ヒ゛六 のζ  2 表−1に記載の各成分を均一溶解し、感光性樹脂の有機
溶剤溶液A〜Iを調整した。なお、この溶液A−Iのう
ち、A−Gは本発明の範囲内にあり、HおよびIは本発
明の範囲外にあるものである。
アルカリ   ドライフィルムレジストの  7表−2
に記載の各成分を均一に溶解した後、厚み25μmのポ
リエステルフィルム上に乾燥後の塗膜の厚みが50μm
となるように塗工した。これを90℃の熱風乾燥炉中に
4分間放置して乾燥を行なった後、厚み30μmのポリ
エチレンフィルムを重ね、アルカリ現像性ドライフィル
ムレジスト(イ)〜(へ)を作製した。なお、このドラ
イフィルムレジスト(イ)〜(へ)のうち、(イ)およ
び(ロ)は本発明の範囲内のもの、(ハ)〜(へ)は本
発明の範囲外のものである。
夫息旦ユ 片面に高さ25μm、最少線幅200ALmの銅配線を
形成したプリント配線板を、トリクロロエタン蒸気で脱
脂し、10%硫酸で酸化膜を除去し、水洗、乾燥した後
、ロールコータにより、感光性樹脂溶液(A)を乾燥後
の厚みが平均10μmとなるよう塗布した。これを80
’Cで1分間乾燥し、アルカリ現像性感光性樹脂中間層
を形成した。
次に、■MCKI!DFR用ラミネータML4う0を使
用して、この感光性樹脂中間層の上に、ポリエチレンフ
ィルムをはがしたドライフィルムレジスト(イ)をラミ
ネートした。なお、この時のラミネート条件は、ロール
温度100℃、シリンダエアー圧力2.5kg/cm”
、ラミネートスピード2.0m/分とした。ここで、ラ
ミネート後の基板表面とドライフィルムレジストとの間
のエアーポケットの存在の有無を評価したところ、エア
ポケットは存在しなかった。
この後、ソルダーレジスト用フォトマスクな重ね、超高
圧水銀灯を用いた1 50 mJ/cm2の照射により
部分露光を行なった。この後、フォトマスク及びドライ
フィルムレジストの支持フィルムを除去し、1%炭酸ナ
トリウム水溶液(30℃)を2分間スプレーして現像し
、水洗・乾燥した。
以上の工程を経て基板上に残ったレジスト(露光した部
分)の基板との密着状態は良好であり、ランド部分(露
光しなかった部分)についての現像性を光学顕微鏡及び
蛍光顕微鏡で観察評価したところ、現像性も良好であっ
た。
之校廻ユ 実施例1で用いたものと同じプリント配線基板をトリク
ロロエタン蒸気で脱脂し、10%硫酸で配化膜を除去、
水洗・乾燥した後、感光性樹脂中間層を形成することな
く、■MCK製DFR用ラミネうタML480を使用し
、ロール温度100℃、エアーシリンダー圧力2.5k
g/cm2、ラミネートスピード2.0m 7分でドラ
イフィルムレジストをラミネートした後、基板表面を観
察したところ、銅パターンの横の多数の箇所で、ドライ
フィルムレジストと基板との間に、空気のまき込みによ
るエアーポケットの存在がみられた。
さらに、ラミネート条件をロール温度130℃、エアー
シリンダー圧力3.5kg/cm2、ラミネートスピー
ド 0.2m/分でも実施したが、上記と同様の結果で
あった。
X嵐皿旦二1 厚み1.6mmで直径0.9mmのスルーホールと両面
に高さ50μm、最少線幅200LLmの所望の銅配線
を形成したプリント配線基板を、トリクロロエタン蒸気
で脱脂し、10%硫酸で酸化膜を除去し、水洗、乾燥し
た後、感光性樹脂溶液(A〜G)を含んだ2本のスポン
ジロールな通して感光性樹脂溶液を両面に塗布した。こ
の後、80℃で1分間乾燥することによって、平均厚み
15μmのアルカリ現像性感光性樹脂中間層を形成した
次に、■MCK製DFR用ラミネうタML480を使用
して、この感光性樹脂中間層の上に、ポリエチレンフィ
ルムをはがしたドライフィルムレジスト(イル口)をラ
ミネートした。なお、この時のラミネート条件は、ロー
ル温度110℃、シリンダー圧力2.5kg/cm”、
ラミネートスピード2.0m/分とした。ここで、ラミ
ネート後の基板表面とドライフィルムレジストとの間の
エアーポケットの有無を評価した。その結果を表−3に
示す。
次に、この基板の両側にソルダーレジスト用フォトマス
クを重ね、超高圧水銀等を用いた1 50mJ/cm”
の照射により部分露光を行なった。
この後、フォトマスク及びドライフィルムレジストの支
持フィルムを除去し、1%炭酸ナトリウム水溶液(30
℃)をスプレーして現像し、水洗・乾燥した。
以上の工程を経て基板上に残ったレジスト(露光した部
分)の基板との密着状態、ランド部分及びスルーホール
内部(露光しなかった部分)についての現像性を光学顕
微鏡及び蛍光顕微鏡で観察評価した。また、その露光・
非露光の境界領域について、走査型電子顕微鏡(SEM
)により観察評価した。それらの結果を表−3に示す。
匿校旦l 実施例2〜8で用いたものと同じと同じ基板に同じ前処
理を施した後、アルカリ現像性感光性樹脂中間層を設け
ないで直接ドライフィルムレジスト(ロ)を実施例2〜
8と同じ条件でラミネートした後、表板表面を観察した
ところ、銅パターンの横の多数の箇所で、ドライフィル
ムレジストと基板との間の多くの場所で、空気のまき込
みによるエアーポケットの存在がみられた。
区校五且二互 実施例2〜8で用いたものと同じ基板を、同様の手順に
従い、感光性樹脂溶液(H〜工及びB)とドライフィル
ムレジスト(口〜へ)を用いてパターンを形成し評価し
た。その結果を表−4に示す、なお、比較例3.4はア
ルカリ現像性感光性樹脂中間層が本発明の範囲外のもの
であり、比較例5〜8はドライフィルムレジストが本発
明の範囲外のものの例である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のパターン形成方法によれ
ば、高低差の比較的大きな凹凸面にも十分に密着し、か
つ良好なパターンを短時間で容易に形成できる。しかも
得られるレジストパターンは良好な精度及び膜厚を有す
るものである。
また本発明の方法は、特に、プリント配線基板の所望の
パターン状ソルダーレジストを形成する方法として非常
に有用であり、工業的価値は極めて高いといえる。
出願人  三菱レイヨン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(i)高低差が15〜250μmの凹凸を有する基
    体上に、感光性樹脂を有機溶剤に溶解して成る溶液を供
    給し、乾燥又は半乾燥させることによって、酸価20〜
    130のアルカリ現像性の感光性樹脂中間層を形成する
    工程と、 (ii)該感光性樹脂中間層の上に、アルカリ現像性の
    ドライフィルムレジストを積層する工程と、 (iii)該感光性樹脂中間層と該ドライフィルムレジ
    ストを部分露光して硬化させた後、未露光部分をアルカ
    リ現像液で除去してパターンを形成する工程を有する方
    法であって、該ドライフィルムレジストが下記成分(A
    )〜(C) (A)酸価80〜220のカルボン酸含有アクリル系ポ
    リマー30〜70重量% (B)分子内に炭素・炭素二重結合を有する化合物30
    〜70重量% (C)光開始剤0.01〜15重量% から成る感光性組成物を主成分とするドライフィルムレ
    ジストであることを特徴とするパターン形成方法。 2)該感光性樹脂中間層が、下記成分(A)〜(C)(
    A)酸価80〜220のカルボン酸含有アクリル系ポリ
    マー30〜70重量% (B)分子内に炭素・炭素二重結合を有する化合物30
    〜70重量% (C)光開始剤0.01〜15重量% から成る感光性組成物を主成分とする層である請求項1
    に記載のパターン形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06282068A (ja) * 1992-12-22 1994-10-07 E I Du Pont De Nemours & Co 印刷回路のための水性処理可能な多層の光像形成性永久コーティング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06282068A (ja) * 1992-12-22 1994-10-07 E I Du Pont De Nemours & Co 印刷回路のための水性処理可能な多層の光像形成性永久コーティング

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