JPH047982B2 - - Google Patents

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JPH047982B2
JPH047982B2 JP62106445A JP10644587A JPH047982B2 JP H047982 B2 JPH047982 B2 JP H047982B2 JP 62106445 A JP62106445 A JP 62106445A JP 10644587 A JP10644587 A JP 10644587A JP H047982 B2 JPH047982 B2 JP H047982B2
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JP
Japan
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mold
molding
glass
synthetic resin
sheet
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Akira Nishihara
Kunio Naganami
Mitsuo Tateno
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH047982B2 publication Critical patent/JPH047982B2/ja
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    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板硝子の周辺部にモールあるいはガス
ケツトを形成する方法に関するものであり、特に
板硝子を配置した型内に反応射出成形方法により
合成樹脂原料を注入して板硝子の周辺部にモール
あるいはガスケツトを形成する方法に関するもの
である。
自動車などの車輛用の板硝子あるいは建築用板
硝子の周辺部に装飾あるいはシール等を目的とし
て合成樹脂製のモールやガスケツト(以下両者を
モールと総称する。)を取り付けることは通常行
なわれている。この合成樹脂製モールの板硝子へ
の取り付けは通常あらかじめ成形したモールを使
用し、これを板硝子の周辺部へ接着、はめ込み等
の手段で取り付ける方法で行なわれている。しか
しながら、この従来の方法はあらかじめモールを
成形する必要があることや、板硝子への取り付け
を必要とすることなどにより繁雑な方法であると
ともに経済性も充分でない。また、複雑な形状を
有するモールや表面に凹凸模様などを形成したモ
ールは従来の押出成形などによるモールの成形方
法では製造困難であつた。
本発明者は板硝子への合成樹脂製モール取り付
け方法を種々研究検討した結果、板硝子周辺部に
おいて合成樹脂製モールを直接成形し、これによ
り合成樹脂製モールが取り付けられた板硝子を1
工程で製造する方法を見い出した。この方法では
合成樹脂製モールの成形と板硝子周辺部への取り
付けを同時に行う方法であるので工程数が省略化
され経済性が改善される。さらに、板硝子の周辺
部で合成樹脂を成形することにより、より装飾性
の優れた複雑な形状のモールを容易に成形できる
ようになる。本発明はこの一体成形による周辺部
に合成樹脂製モールが形成された板硝子の製造方
法であり、即ち、板硝子の周辺部に合成樹脂製の
モールあるいはガスケツトを形成する方法におい
て、あらかじめ後述周辺部表面以外の表面の一部
ないし全部を保護材で保護した板硝子を型内に配
置し、該板硝子の周辺部表面および型内面により
形成されたキヤビテイー空間に固化しうる合成樹
脂あるいはその原料を注入し、合成樹脂の固化後
該板硝子を該型より取り出すことを特徴とする板
硝子の周辺部に合成樹脂製のモールあるいはガス
ケツトを形成する方法である。
本発明の方法の例をまず図面を用いて説明す
る。第1図は板硝子を内部に配置して閉じた型の
部分断面図である。型は上型1と下型2とからな
り、板硝子3はその上型1と下型2の間に位置し
ている。板硝子3の周辺部は周辺上面4、周辺下
面5および端面6からなり、周辺上面4と周辺下
面5の巾をそれぞれ図示したようにaとbとす
る。後述するように板硝子の周辺部すべてにモー
ルを形成しない場合もあるので、周辺部のモール
が形成される面をモール形成面と呼び、周辺部の
モールが形成されない面を含めて板硝子の周辺部
以外の表面を非モール形成面と呼ぶことにする。
従つて、図の周辺上面4、周辺下面5および端面
6はモール形成面であり、板硝子の他の面7,8
が非モール形成面である。また、板硝子3は型内
に配置される前にあらかじめ非モール形成面が保
護材9で保護されている。保護材9は図のように
非モール形成面の全面に存在する。従つて、型は
直接板硝子3に接触せず、保護材9を介して接触
する。非モール形成面に接していない上型1の内
面10、下型2の内面11および板硝子のモール
形成面で囲まれた型内面がキヤビテイー空間12
となり、この空間12に反応射出成形方法では上
下型の分割線13に設けられた注入孔を通つて合
成樹脂原料が注入される。他の成形方法では一方
の型に注入孔が形成されることが多い。
保護材9は、第1図のように非モール形成面の
全面に存在してもよく、その一部の面に存在して
もよい。しかし、少なくとも型と板硝子が直接接
することがないように保護材を存在させることが
好ましく、さらに型と板硝子が近接し型および/
または板硝子の変形などで両者が接触するおそれ
がある部分にも保護材を存在させることが好まし
い。ただし、後述シール部材が型の一部として構
成されている場合は、このシール部材と板硝子が
直接接触してもよい(後述第2図参照)。勿論シ
ール部材と板硝子は保護材を介して接触してもよ
い(後述第3図参照)。また、板硝子の非モール
形成面の全面を保護材で保護する必要は必ずしも
ない。たとえば、型と板硝子が接触するおそれの
ないあるいは少ない部分は必ずしも保護材で保護
する必要はない(後述第3図参照)。
第1図において、保護材9は板硝子3の表面を
保護するとともに、ある場合には、キヤビテイー
空間12から合成樹脂やその原料が板硝子3と型
内面との接触部分から漏出することを防止する。
この場合、保護材9の少なくともキヤビテイー空
間12に近い部分は弾性を有する材料からなるこ
とが好ましい。
保護材はモール形成後剥離しうる保護塗料の塗
膜や剥離可能な合成樹脂フイルムなど種々のもの
を使用しうる。たとえば、合成樹脂のフイルムや
シートの片面に後で板硝子面から剥離しうる粘着
剤や接着剤の層を設けたものがある。また、シー
ル性を要求される場合は弾性塗料を塗布して得ら
れる塗膜や板硝子面に接着ないし粘着した弾性体
のフイルムやシートが好ましい。
本発明においては、型と板硝子との間に保護材
が存在するので型が板硝子に直接接触して板硝子
を傷付けるおそれがない。また、保護材は型から
板硝子表面にかかる応力を分散し、型内で板硝子
が変形等によつて破壊するおそれを低減させる。
さらに保護材は板硝子表面が型内で汚れることを
防止し、ある場合にはキヤビテイー空間から漏出
した合成樹脂やその原料が板硝子表面に付着する
ことを防止する。この保護材は板硝子周辺部にモ
ールが形成された後除去され、通常はモールが形
成された板硝子を型から取り出した後板硝子表面
から剥離除去される。勿論、ある場合にはモール
付板硝子が最終用途に用いられた後(たとえば、
自動車に取り付けられた後)除去される。
第1図において、板硝子3の非モール形成表面
7,8と上型1および下型2との接触面にキヤビ
テイー空間12より合成樹脂あるいはその原料が
侵入してくることは好ましくない。そのため、こ
の部分を保護材とは別にシール部材を用いてシー
ルする方法を採用することが好ましい。
第2図は第1図と同様板硝子を内部に配置して
閉じた型の部分断面図あり、上記シール部材を使
用した1例を示すものである。第1図と同じ部分
は同じ番号で示した。シール部材14,15はそ
れぞれ板硝子3の非モール形成面7,8のキヤビ
テイー空間12に接する部分のみにシール性を達
成しうる巾で設けられている。両シール部材1
4,15はまた板硝子3を型内で保持する役目も
有している。シール部材に接していない板硝子の
非モール形成面7,8は保護材9を介して型に接
していてもよいが、第2図のように型に接触しな
いようにすることが好ましい。第2図の場合、保
護材9はシール部材14,15と板硝子との間に
は存在せす、シール部材14,15と接触しない
非モール形成面に存在している。この場合、保護
材9は主に型や板硝子の変形などで両者が直接接
触することを防止する。
第3図はさらに別の本発明の実施態様を説明す
るための第1図,第2図と同様の部分断面図であ
り、第1図,第2図と同じ部分は同じ番号で示し
た。この特徴は外部の油圧等で駆動しうる作動杆
16でシール性を有するシール部材15を押さ
え、シールをより完全にするとともに、場合によ
つては板硝子3の位置決めをも行う点にある。作
動杆16はまた弾性体の長さ方向(紙面に垂直な
方向)に延びた板体であつてもよい。さらに、他
のシール部材14部分に作動杆を設けてもよく、
また両シール部材部分にも設けることができる。
また、板硝子3の位置決めのみを目的とする場合
は、同様の作動杆を板硝子3のシール部材14,
15が接触しない非モール形成表面に接触するよ
うに設けることもできる。なお、第3図において
保護材9は板硝子3の非モール形成面周辺に存在
し中央部には存在しない。
モールは少くとも板硝子の端面6を覆うことが
必要である。しかしながら、モールと板硝子が板
硝子の端面6のみと接合している場合では両者の
接合強度が不充分となり易いので、好ましくは板
硝子の周辺上面4と周辺下面5の少くとも一方、
より好ましくは両方に接合させる。従つて、モー
ルの断面形状は図に示したキヤビテイー空間12
の断面形状であるコの字形になることが好まし
い。周辺上面4と周辺下面5の巾a,bは異る長
さであつても同一の長さであつてもよい。また、
a,bの長さは特に限定されるものではないが、
両者とも少くとも1mmであることが好ましい。
前記のようにモールは板硝子の周辺部全面に形
成することは勿論、周辺部の一部に形成すること
もできる。たとえば、長方形の板硝子を例にとれ
ば、その四辺全周にモールを形成することは勿
論、1〜3辺のみにモールを形成することができ
る。さらに長方形板硝子の四隅のみ、辺の一部分
のみにモールを形成することもできる。モールの
断面形状は上記のようにコの字形が好ましいが、
それを基本としてさらに表面に凹凸を設けたり、
コの字の3辺の厚さや巾を変化させることもでき
る。後述のように反応射出成形方法においては、
モールの長さが長くなる(即ち、キヤビテイー空
間の長さが長くなる)場合であつても1点の注入
孔から合成樹脂やその原料を注入するのみで合成
樹脂原料をキヤビテイー空間すべてに充分に行き
渡らせることが可能である。しかし場合によつて
は、長方形板硝子の全周にモールを形成する場
合、四隅に注入孔を設けるなど2以上の注入孔を
設けることが好ましい場合もある。第4図はモー
ルが形成された板硝子の部分断面図あり、モール
17は第1図または第2図のキヤビテイー空間1
2内に合成樹脂原料が注入された後固化して形成
された合成樹脂からなつている。保護材9は前記
のようにその後除去される。
板硝子としては種々の板硝子を使用しうる。た
とえば、単なる平板硝子であつても加工された板
硝子であつてもよく、強化された板硝子であつて
もよい。加工された板硝子としては、たとえば自
動車用のフロントガラス、リアガラス、ドアガラ
スのように曲げ加工された板硝子などがあり、こ
れらはまた中間膜をする積層硝子であつてもよ
く、熱処理や化学的処理によつて強化された強化
硝子であつてもよい。板硝子はまた建築構築用の
板硝子、あるいはその他の用途に使用される板硝
子であつてもよい。たとえば建築用平板硝子、複
層硝子、型板硝子などがある。本発明では、型板
硝子のように表面凹凸を有する板硝子であつて
も、その表面に密着したモールを形成することが
できる。
板硝子の表面はまた種々の処理を施したもので
あつてもよい。たとえば熱線反射ガラスのように
メツキしたものやセラミツクスコートしたものな
どであつてもよい。これとは別に、モールを形成
するために好ましい処理を行つた板硝子であつて
もよい。たとえば、モールが形成される板硝子周
辺部(モール形成面)にモールとの接着強度を向
上させるためにプライマーを塗布した板硝子を使
用することができる。
型の材質としては特に限定されないが、金属製
の型やエポキシ樹脂やポリエステル樹脂などで製
造されたいわゆる樹脂型であつてもよい。比較的
軟質の樹脂型の場合、板硝子を押さえた時に板硝
子を傷つけたり破壊する虞れが少く、かつシール
性もあれば前記シール部材を使用しなくともよ
い。しかし、金属製の型のような硬質の材料から
なる型の場合は、板硝子との接触部分にシール部
材を介在させることが好ましい。型の寸法精度は
板硝子に部分的に強い力をかけないように高いも
のであることが好ましく、同様に板硝子の寸法精
度も高いものであることが好ましい。
型は温度調節可能な型であることが好ましい。
特に少くともキヤビテイー空間に接した型部分の
温度を調節しうることが好ましい。これは、キヤ
ビテイー空間に注入された固化しうる合成樹脂や
その原料の固化を調節することが必要である場合
が多いためである。型の加温あるいは冷却の程度
は、注入される固化しうる合成樹脂やその原料の
種類による。通常は150℃程度まで加温可能であ
ることが好ましい。板硝子の非モール形成表面に
接したモールド表面は温度調節を特に必要としな
い場合が多いが、この部分への固化しうる合成樹
脂やその原料の侵入を防ぐために温度調節をする
などの温度調節を行うことが好ましい場合もあ
る。また、少くともキヤビテイー空間に面した型
内面は離型剤が塗布されることが好ましい。板硝
子の非モール形成面に接した型内面には離型剤を
塗布する必要はないが、勿論塗布しても特に不都
合であるということは少い。
前記シール性部材の材質としては、合成樹脂製
エラストマーやゴムなどの弾性体が好ましいが、
これに限られるものではなく、軟質の合成樹脂や
発泡合成樹脂のような弾性を有するものであつて
もよい。これらは少くとも型の材質よりも弾性を
有するものが好ましい。シール部材の固化しうる
合成樹脂やその原料に接する可能性のある部分は
非粘着性の表面を有する材質であることが好まし
いが、たとえそうでなくとも離型剤を塗布するな
どの非粘着性表面を形成したものを使用しうる。
具体的な材質としては、たとえば、フツ素樹脂、
フツ素ゴム、シリコン樹脂、シリコンゴムなどの
非粘着性表面を有する合成樹脂や合成ゴム、軟質
あるいは半硬質ポリウレタンフオームその他の発
泡合成樹脂、比較的軟質の合成樹脂の中空体、樹
脂含浸紙などの複合材などが好ましい。その他、
ポリエチレンなどの比較的軟質の合成樹脂や上記
以外のエラストマーやゴムも使用しうる。
本発明において、固化しうる合成樹脂あるいは
その原料における固化しうるとは、流動状態から
非流動状態となりうるものをいい、合成樹脂原料
の場合非流動状態化したときは合成樹脂となつて
いるものをいう。熱可塑性樹脂の場合加熱溶融に
より流動可能な状態となり、冷却により非流動状
態となる。熱硬化性樹脂は未硬化状態において液
体〜固体であり、固体のものは加熱などにより流
動状態となり、いわゆる硬化あるいは架橋反応に
より非流動状態となる。また2以上の成分からな
る液状〜流動状態となりうる固体の合成樹脂原料
を混合し反応させて非流動状態の合成樹脂となる
ものもある。本発明における固化とは、これらの
流動体でキヤビテイー空間に注入された合成樹脂
やその原料がキヤビテイー空間内で非流動状態に
なる状態の変化をいう。
合成樹脂を形成する方法で分類すれば、本発明
において射出成形方法、トランスフアー成形方
法、反応射出成形方法、LIM方法などの方法を
使用できる。最も好ましい方法は反応射出成形方
法である。
本発明において、反応射出成形(Reaction
Injection Molding)方法とは、「多成分の流動性
合成樹脂原料を圧力下で混合しつつその混合物を
型中に射出し、型中で合成樹脂原料混合物を急速
に反応させて合成樹脂を形成して成形された合成
樹脂を得る方法」である。この方法は「RIM方
法」とも呼ばれている。合成樹脂原料は通常液体
であり、充填剤などの固体を含む液体からなるス
ラリー状のものであつてもよい。強化材を配合し
た合成樹脂原料を使用して反応射出成形する方法
を「R−RIM方法」と呼ぶ場合もあるが、以下、
これは反応射出成形方法の1種であるとする。
反応射出成形方法において、合成樹脂原料は2
以上の成分の組み合せからなる。これら成分は混
合されると急速に反応して合成樹脂を形成するよ
うな組み合せであり、たとえばポリウレタン樹脂
を形成する成分としてはポリオールなどの活性水
素含有基を有する化合物とポリイソシアネート化
合物の組み合せである。特に反応性の高い高分子
量のポリオールと鎖伸長剤(あるいは架橋剤)と
を主成分とするポリオール成分とポリイソシアネ
ート化合物を主成分とするイソシアネート成分と
が用いられる。反応性の高い高分子量のポリオー
ルとしては、たとえば第1級水酸基の割合の高い
ポリエーテルポリオールがあり、鎖伸長剤(ある
いは架橋剤)としてはエチレングリコールや1,
4−ブタンジオールなどの低分子量ポリオールや
低分子量ポリアミンなどがある。ポリウレタン樹
脂以外の合成樹脂を形成しうる合成樹脂原料とし
ては、たとえばナイロンを形成しうるカプロラク
タム類がある。たとえば、カプロラクタム類と重
合触媒とを含む成分とカプロラクタム類と重合促
進剤とを含む成分との組み合せを使用して反応射
出成形によつてナイロンを製造できる。その他、
反応射出成形によつて、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂などの合成樹脂を
製造することができる。なお、上記合成樹脂原料
を含む成分には充填剤、強化剤、着色剤、発泡
剤、触媒、安定剤、その他の種々の添加剤を添加
して使用できる。
反応射出成形において、前記2以上の成分は比
較的高圧で混合され直ちにキヤビテイー空間に射
出される。たとえば、2つの成分を向き合つたノ
ズルより高圧で噴出させて衝突混合させ、混合物
をその圧力で直ちにキヤビテイー空間に注入する
方法が採用される。反応射出成形方法における射
出圧が高いとはいえ、その圧力は通常3Kg/cm2
度以下であり、溶融合成樹脂の射出成形法に通常
採用される射出圧に比較すればはるかに低圧であ
る。型は加熱されていてもよく、常温であつても
よい。特に、キヤビテイー空間に接した型部分は
常温〜100℃に加熱されていることが好ましい。
また、ポリウレタン樹脂を成形する場合は、特に
40〜70℃に加熱されていることが好ましい。キヤ
ビテイー空間に充填された合成樹脂原料の混合物
はそれらの反応による高分子量化によつて固化
し、合成樹脂となる。このように、反応射出成形
方法では、低粘度の合成樹脂原料を用いて、比較
的低圧かつ高速でそれを混合しつつ型内のキヤビ
テイー空間に射出して充填することができ、かつ
キヤビテイー空間内に充填された混合物は急速に
反応固化し合成樹脂の成形物となる。なお、反応
射出成形方法の概要については、たとえば(株)工業
調査会より発行された雑誌「プラスチツクス」第
28巻第4号(1977)第27頁〜第31頁、および同雑
誌第29巻第9号(1978)第13頁〜第24頁に記載さ
れている。
一方、本発明においては板硝子の周辺部にモー
ルを形成する方法として、板硝子を配置して閉じ
た型のキヤビテイー空間に、溶融合成樹脂、溶融
ゴム、その他の溶融合成樹脂材料を通常の射出成
形方法で射出して冷却固化し板硝子周辺部にモー
ルを形成する方法を使用することもできる。しか
し、この方法は、キヤビテイー空間の形状が小断
面積で長くかつ曲りのある形状であることにより
材料の射出充填および冷却固化の際に種々の制約
があり、自動車のフロントガラスやリアガラスな
どの大型の板硝子に対しては適用困難であり、比
較的小型の板硝子に対して適用される。さらに、
溶融合成樹脂以外に熱硬化性樹脂を射出してモー
ルを形成することもできる。また、同様に比較的
小型の板硝子に対してはトランスフアー成形や
LIM成形を適用することができる。しかし、反
応射出成形以外の方法としては好ましくは、溶融
された熱可塑性樹脂の射出成形によつてモールが
形成される。キヤビテイーに射出された溶融合成
樹脂は冷却により固化する。これら合成樹脂に
は、通例の充填剤、強化材、その他の配合剤を配
合しておくことができる。時に、これら合成樹脂
としては塩化ビニル系樹脂、熱可塑性エラストマ
ー、熱可塑性ゴムなどが好ましい。以下に合成樹
脂の例をあげるが、本発明で使用可能な合成樹脂
にこれらのみに限定されるものではない。
熱可塑性樹脂:ポリエチレン、ポリプロピレン、
EVA、その他のポリオレフイン系樹脂、ポ
リスチレン、AS、ABS、その他のポリスチ
レン系樹脂、ポリメチルメタクリレート、そ
の他のアクリル系樹脂、PET、PBT、その
他のポリエステル系樹脂、ナイロン−6、ナ
イロン66その他のポリアミド系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リアセタール系樹脂、ポリアリーレンエーテ
ル系樹脂、ポリハロゲン化ビニル系樹脂、シ
リコン系樹脂、セルロース系樹脂、又はそれ
らのブレンド樹脂。
熱可塑性ゴム:EPDMなどのポリオレフイン系、
スチレン−ブタジエン系、スチレン−イソブ
チレン系、ポリウレタン系、ポリエステル
系、エチレン−酢ビ系、その他の熱可塑性ゴ
ム。
熱硬化性樹脂:不飽和ポリエステル系樹脂、ビニ
ルエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコ
ン系樹脂、フエノール系樹脂、ジアリルフタ
レート系樹脂。
なお、業界で使用されているモールとガスケツ
トの区別は一般に明確なものとなつていない。本
発明では、一応シール性を目的として使用されて
いるものをガスケツトと呼び、エラストマーや熱
可塑性ゴムなどの弾性を有する合成樹脂性のもの
をいうものとする。モールは装飾を目的として使
用されているものを呼び、エラストマーや熱可塑
性ゴムは勿論、他の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂
などの合成樹脂製のものをいう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の1例を示す板硝子を配
置した型の部分断面図あり、第2図は他の例を示
す同様の部分断面図である。第3図はモールが形
成された板硝子の部分断面図である。第4図はモ
ールが形成された板硝子の部分断面図である。 1…上型、2…下型、3…板硝子、9…保護
材、12…キヤビテイー空間、14,15…シー
ル部材、17…モール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板硝子の周辺部に合成樹脂製のモールあるい
    はガスケツトを形成する方法において、あらかじ
    め後述周辺部表面以外の表面の一部ないし全部を
    保護材で保護した板硝子を型内に配置し、該板硝
    子の周辺部表面および型内面により形成されたキ
    ヤビテイー空間に固化しうる合成樹脂あるいはそ
    の原料を注入し、合成樹脂の固化後該板硝子を該
    型より取り出すことを特徴とする板硝子の周辺部
    に合成樹脂製のモールあるいはガスケツトを形成
    する方法。 2 合成樹脂原料を型に注入し固化させる方法
    が、反応射出成形方法である、特許請求の範囲第
    1項の方法。
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