JPH0478745A - ガス発生器 - Google Patents
ガス発生器Info
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- JPH0478745A JPH0478745A JP2191828A JP19182890A JPH0478745A JP H0478745 A JPH0478745 A JP H0478745A JP 2191828 A JP2191828 A JP 2191828A JP 19182890 A JP19182890 A JP 19182890A JP H0478745 A JPH0478745 A JP H0478745A
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Links
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば自動車のステアリングホイールに装着
され、乗員の衝突保護用として用いられるエアバックを
膨張させるためのガス発生器(以下単にガス発生器と称
する)に関するものである。
され、乗員の衝突保護用として用いられるエアバックを
膨張させるためのガス発生器(以下単にガス発生器と称
する)に関するものである。
従来の大部分のガス発生器の構造は、例えば米国特許第
4547342号明細書に示されている。
4547342号明細書に示されている。
このガス発生器について第2図に基づいて説明する。ア
ルミニウム製で下方に開口した有底円筒状のハウジング
31の下方には、同じく上方が開口したフランジ部32
aを有するアルミニウム製で有底円筒状の蓋32が嵌合
され、摩擦溶接により接合されている。これらハウジン
グ31と蓋32で形成される空間内中心部には、点火室
33が形成され、同点火室33内下部中央にはスクイブ
34が立設され、点火室33内におけるスクイブ34の
外周部にはスクイブ34の発熱に基づいて、ガス発生剤
35に対して着火の役目を果たす点火薬36が充填され
ている。なお、フランジ部32aはカス発生器を図示し
ないベースプレートに取り付けるためのものである。
ルミニウム製で下方に開口した有底円筒状のハウジング
31の下方には、同じく上方が開口したフランジ部32
aを有するアルミニウム製で有底円筒状の蓋32が嵌合
され、摩擦溶接により接合されている。これらハウジン
グ31と蓋32で形成される空間内中心部には、点火室
33が形成され、同点火室33内下部中央にはスクイブ
34が立設され、点火室33内におけるスクイブ34の
外周部にはスクイブ34の発熱に基づいて、ガス発生剤
35に対して着火の役目を果たす点火薬36が充填され
ている。なお、フランジ部32aはカス発生器を図示し
ないベースプレートに取り付けるためのものである。
同点火室33の外周部には、隔壁37を介して燃焼室3
8が形成され、隔壁37には複数の開口部39か透設さ
れている。この燃焼室38内にはペレット状のガス発生
剤35が充填されている。
8が形成され、隔壁37には複数の開口部39か透設さ
れている。この燃焼室38内にはペレット状のガス発生
剤35が充填されている。
同燃焼室38の外周部には隔壁40を介して冷却捕集室
41か設けられ、隔壁40に設けられた開口部43によ
って燃焼室38と連通している。この冷却捕集室41内
と燃焼室38内の外周部には、ガス発本剤35の燃焼分
解により生成するガスを冷却すると同時に、生成ガス以
外の固体副産物を捕集するための冷却捕集材44が装填
されている。
41か設けられ、隔壁40に設けられた開口部43によ
って燃焼室38と連通している。この冷却捕集室41内
と燃焼室38内の外周部には、ガス発本剤35の燃焼分
解により生成するガスを冷却すると同時に、生成ガス以
外の固体副産物を捕集するための冷却捕集材44が装填
されている。
一方、薄板構造のガス発生器も知られている(特公昭6
2−5094号公報)。
2−5094号公報)。
このガス発生器を第3図に基づいて説明する。
ガス発生器の中心部には点火器51が配設され、同点火
器51内の底部にはスクイブ52が配置され、その上部
外周には点火薬53か充填されている。この点火器51
の側壁外周部には冷間加工により一体として製造された
アルミニウム製で断面S字状のケーシング54の一端か
レーザ光により溶接固定されている。このケーシング5
4は断面S字状に形成されているため、強度的な面から
、その厚さを前記従来のものと比べると約2.5 mm
の厚さに薄くでき、かつ冷却捕集室55部分をU字型に
することによってガス排出口56をスリット形状にして
いる。
器51内の底部にはスクイブ52が配置され、その上部
外周には点火薬53か充填されている。この点火器51
の側壁外周部には冷間加工により一体として製造された
アルミニウム製で断面S字状のケーシング54の一端か
レーザ光により溶接固定されている。このケーシング5
4は断面S字状に形成されているため、強度的な面から
、その厚さを前記従来のものと比べると約2.5 mm
の厚さに薄くでき、かつ冷却捕集室55部分をU字型に
することによってガス排出口56をスリット形状にして
いる。
同ケーシング54は燃焼室57の下壁58と冷却捕集室
55の上壁59及び側壁60を構成している。同ケーシ
ング54の側壁60の上部と点火器51との間にはカバ
ー61が溶接固定され、点火器51の側壁62と、ケー
シング54の下壁58及び側壁60と、カバー61とか
ら燃焼室57が構成されて、その内部にはガス発生剤6
3が充填されている。この燃焼室57は点火器51の側
壁62の開口部64を介して前記点火器51内と連通し
ている。
55の上壁59及び側壁60を構成している。同ケーシ
ング54の側壁60の上部と点火器51との間にはカバ
ー61が溶接固定され、点火器51の側壁62と、ケー
シング54の下壁58及び側壁60と、カバー61とか
ら燃焼室57が構成されて、その内部にはガス発生剤6
3が充填されている。この燃焼室57は点火器51の側
壁62の開口部64を介して前記点火器51内と連通し
ている。
また、冷却捕集室55の下部には、円環状の支持用固定
板65が固着され、冷却捕集室55内には冷却捕集材6
6が充填されている。この冷却捕集室55は、ケーシン
グ54の側壁60に設けられた開口部67を介して前記
燃焼室57と連通している。
板65が固着され、冷却捕集室55内には冷却捕集材6
6が充填されている。この冷却捕集室55は、ケーシン
グ54の側壁60に設けられた開口部67を介して前記
燃焼室57と連通している。
一般に、ガス発生器に要求される性能のうち、最も困難
とされている項目の中に、軽量化と量産性がある。ガス
発生器の組み込まれたハンドルがガス発生器の組み込ま
れていないガス発生器に比べて操作が不安定となる傾向
にあった。また、省エネルギーを目的として燃料消費率
向上のために少しでも車体重量を軽減する必要があり、
ガス発生器のより軽量化が望まれている。
とされている項目の中に、軽量化と量産性がある。ガス
発生器の組み込まれたハンドルがガス発生器の組み込ま
れていないガス発生器に比べて操作が不安定となる傾向
にあった。また、省エネルギーを目的として燃料消費率
向上のために少しでも車体重量を軽減する必要があり、
ガス発生器のより軽量化が望まれている。
更には、事故による運転者の傷害を少しでも減少させる
ため、多くの自動車にエアパックシステムを搭載するこ
とが望まれている。そのためにはガス発生器を少しでも
安価に提供しなければならない。
ため、多くの自動車にエアパックシステムを搭載するこ
とが望まれている。そのためにはガス発生器を少しでも
安価に提供しなければならない。
ところが、前記第2図に示されるガス発生器の場合、点
火室33、燃焼室38及び冷却捕集室41は、アルミニ
ウムで一体的に形成されているために、強度を高くする
必要から肉厚の部材を使用せざるを得す、そのために重
量が増加し、軽量化を図ることができないという問題点
かあった。
火室33、燃焼室38及び冷却捕集室41は、アルミニ
ウムで一体的に形成されているために、強度を高くする
必要から肉厚の部材を使用せざるを得す、そのために重
量が増加し、軽量化を図ることができないという問題点
かあった。
また、第3図に示されるガス発生器の場合、S字型のケ
ーシング54を用いているために、前記第2図に示され
るガス発生器のように摩擦溶接ではなくレーザ光による
溶接であるため、溶接面の面積を大きくする必要かなく
、そのため軽量化されるものの、各部材は厚さが厚く、
また溶接部等において厚さが異なるのでプレス成形でき
ず、冷間鍛造により製造されているために、量産性に欠
けるという問題点があった。さらに、燃焼室57は前記
ケーシング54とカバー61とを溶接することによって
形成しているが、このカバー61がエアパック68の展
開方向、即ち運転者側に設けられているために、前記溶
接部に不均質な部分より破壊が生じ、破壊されたカバー
61が運転者を直撃して傷害を与えるおそれがあった。
ーシング54を用いているために、前記第2図に示され
るガス発生器のように摩擦溶接ではなくレーザ光による
溶接であるため、溶接面の面積を大きくする必要かなく
、そのため軽量化されるものの、各部材は厚さが厚く、
また溶接部等において厚さが異なるのでプレス成形でき
ず、冷間鍛造により製造されているために、量産性に欠
けるという問題点があった。さらに、燃焼室57は前記
ケーシング54とカバー61とを溶接することによって
形成しているが、このカバー61がエアパック68の展
開方向、即ち運転者側に設けられているために、前記溶
接部に不均質な部分より破壊が生じ、破壊されたカバー
61が運転者を直撃して傷害を与えるおそれがあった。
従来からガス発生器用のケーシング材料として、プレス
加工されたステンレススチール製のものか使用されてい
たが、高い燃焼圧力に耐える必要から肉厚の板を使用し
ているため軽量化の点で問題があり、又軽量化のために
アルミニウム製のものも使用されているが、アルミニウ
ム製のものは強度が弱いので厚さを厚くし、アルミニウ
ム母材を冷間鍛造で製造する必要があり、また加工後熱
処理を行なう場合もあって、量産性を向上させることが
できず、従って経済性の点で不十分であるという問題点
があった。
加工されたステンレススチール製のものか使用されてい
たが、高い燃焼圧力に耐える必要から肉厚の板を使用し
ているため軽量化の点で問題があり、又軽量化のために
アルミニウム製のものも使用されているが、アルミニウ
ム製のものは強度が弱いので厚さを厚くし、アルミニウ
ム母材を冷間鍛造で製造する必要があり、また加工後熱
処理を行なう場合もあって、量産性を向上させることが
できず、従って経済性の点で不十分であるという問題点
があった。
本発明の目的は、従来のガス発生器をより軽量化し、量
産性が良く安価にできるとともに、いかなる場合でも運
転者に対し危害を与えるおそれのないガス発生器を提供
することにある。
産性が良く安価にできるとともに、いかなる場合でも運
転者に対し危害を与えるおそれのないガス発生器を提供
することにある。
本発明者らは、前記従来の問題点を解決するために、ガ
ス発生器の構造体に関し、ガス発生器を形成する部品の
形状、部品間の結合の仕方、強度、加工性等の面から長
年にわたって検討した結果、特定のシェルとデイフユー
ザシェルと蓋を組み合わせることによって、前記従来の
問題点か解消できることを見出し本発明を完成した。
ス発生器の構造体に関し、ガス発生器を形成する部品の
形状、部品間の結合の仕方、強度、加工性等の面から長
年にわたって検討した結果、特定のシェルとデイフユー
ザシェルと蓋を組み合わせることによって、前記従来の
問題点か解消できることを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明は点火器と、同点火器の外周に環状に配置
されガス発生剤を収納する燃焼室と、同燃焼室の外側に
環状に配置され冷却捕集材を収納する冷却捕集室とから
なり、前記点火器、燃焼室及び冷却捕集室が開口部を介
して互いに連通しているガス発生器において、前記燃焼
室上壁と燃焼室及び冷却捕集室を仕切る隔壁と冷却捕集
室下壁とをプレス成形により一体形成し、その断面がク
ランク形状である環状のシェルと、ガス排出口を有し前
記シェルと冷却捕集室を形成する冷却用シェルと、前記
シェルと燃焼室を形成するカバーとを備えることをその
要旨としている。
されガス発生剤を収納する燃焼室と、同燃焼室の外側に
環状に配置され冷却捕集材を収納する冷却捕集室とから
なり、前記点火器、燃焼室及び冷却捕集室が開口部を介
して互いに連通しているガス発生器において、前記燃焼
室上壁と燃焼室及び冷却捕集室を仕切る隔壁と冷却捕集
室下壁とをプレス成形により一体形成し、その断面がク
ランク形状である環状のシェルと、ガス排出口を有し前
記シェルと冷却捕集室を形成する冷却用シェルと、前記
シェルと燃焼室を形成するカバーとを備えることをその
要旨としている。
上記のようにして構成された本発明のガス発生器では、
例えばガス発生装置を装着した自動車が衝突すると、衝
突検出装置によりガス発生装置の電源が投入されて点火
器が発火し、その火炎が燃焼室内のガス発生剤へ伝播さ
れてガス発生剤が燃焼を開始し、この燃焼に伴い燃焼室
の内圧が上昇する。その際、シェルの構造が、燃焼室上
壁と燃焼室及び冷却捕集室を仕切る隔壁と冷却捕集室下
壁とをプレス成形により一体成形した断面クランク形状
のものであることから燃焼室のガス圧に対しシェルの厚
さが従来のものより薄くても十分に耐えることができる
。
例えばガス発生装置を装着した自動車が衝突すると、衝
突検出装置によりガス発生装置の電源が投入されて点火
器が発火し、その火炎が燃焼室内のガス発生剤へ伝播さ
れてガス発生剤が燃焼を開始し、この燃焼に伴い燃焼室
の内圧が上昇する。その際、シェルの構造が、燃焼室上
壁と燃焼室及び冷却捕集室を仕切る隔壁と冷却捕集室下
壁とをプレス成形により一体成形した断面クランク形状
のものであることから燃焼室のガス圧に対しシェルの厚
さが従来のものより薄くても十分に耐えることができる
。
燃焼室で発生した高温の燃焼ガス及び固体副産物は開口
部を通過して冷却捕集室に流入する。そして冷却捕集材
を通過するとき燃焼ガスは冷却され固体副産物が捕集さ
れ、冷却されたガスはデイフユーザシェルのガス排出口
からエアバッグ内に排出されてエアバッグを膨張展開さ
せる。
部を通過して冷却捕集室に流入する。そして冷却捕集材
を通過するとき燃焼ガスは冷却され固体副産物が捕集さ
れ、冷却されたガスはデイフユーザシェルのガス排出口
からエアバッグ内に排出されてエアバッグを膨張展開さ
せる。
以下に本発明を具体化した一実施例を第1図に基づいて
説明する。
説明する。
ガス発生器の中央部には、点火器1が配置されている。
この点火器1の上端部にフランジ部2aを有する筒状の
点火器本体2と下部に嵌合された点火室カバー3とから
点火室4が形成され、同点火室4内底部には点火装置と
してのスクイブ5が点火室カバー3に立設固定されてい
る。同スクイブ5にはリード線6が接続されているとと
もに、その上部周辺には点火薬7が充填被覆されている
。
点火器本体2と下部に嵌合された点火室カバー3とから
点火室4が形成され、同点火室4内底部には点火装置と
してのスクイブ5が点火室カバー3に立設固定されてい
る。同スクイブ5にはリード線6が接続されているとと
もに、その上部周辺には点火薬7が充填被覆されている
。
また、点火器本体2の外周部には複数の開口部8が透設
され、点火室4と後述する燃焼室9とが連通ずるように
なっている。
され、点火室4と後述する燃焼室9とが連通ずるように
なっている。
この点火器1の外周部には、環状の燃焼室9が同心円状
に配置されている。この燃焼室9は断面クランク形状に
形成されたシェルIOの上壁「1と、燃焼室9及び後述
する冷却捕集室14とを仕切る隔壁15と、下部の環状
に形成された燃焼室カバー13とから構成されている一
0上記シェル10O内端の取付部10aは前記点火器本
体2のフランジ部2aの下面に沿うように配置されて点
火器本体2に接合されている。また、燃焼室カバー13
はその内端縁が点火器本体2の下部外周に接合されると
ともに、外端縁がシェル10の隔壁l5下部に溶接され
ている。上記シェル10の形状は、その断面かクランク
形状でなければならない。
に配置されている。この燃焼室9は断面クランク形状に
形成されたシェルIOの上壁「1と、燃焼室9及び後述
する冷却捕集室14とを仕切る隔壁15と、下部の環状
に形成された燃焼室カバー13とから構成されている一
0上記シェル10O内端の取付部10aは前記点火器本
体2のフランジ部2aの下面に沿うように配置されて点
火器本体2に接合されている。また、燃焼室カバー13
はその内端縁が点火器本体2の下部外周に接合されると
ともに、外端縁がシェル10の隔壁l5下部に溶接され
ている。上記シェル10の形状は、その断面かクランク
形状でなければならない。
この形状は、従来の特公昭62−5094号公報に示さ
れるような断面S字状で厚さが厚く、不均一であるとプ
レス成形が出来ないので、不適当である。
れるような断面S字状で厚さが厚く、不均一であるとプ
レス成形が出来ないので、不適当である。
上記燃焼室カバー13とシェルIOとの接触個所は例え
ばレーザーあるいはプラズマ溶接機で溶接される。同燃
焼室9内には、ガス発生剤16を収容したケース17が
収容されている。このガス発生剤16は、従来から知ら
れているものは全て用いることが出来る。例えばアジ化
ナトリウムに代表されるアルカリ金属やアルカリ土類金
属のアジ化物と金属酸化物との組合せからなるガス発生
剤16等である。その形状は例えばペレット状でもディ
スク状でもよい。第1図に示したガス発生剤16はペレ
ット状のものである。また、前記シェル10の隔壁15
には開口部19が透設され、燃焼室9と冷却捕集室14
とを連通している。
ばレーザーあるいはプラズマ溶接機で溶接される。同燃
焼室9内には、ガス発生剤16を収容したケース17が
収容されている。このガス発生剤16は、従来から知ら
れているものは全て用いることが出来る。例えばアジ化
ナトリウムに代表されるアルカリ金属やアルカリ土類金
属のアジ化物と金属酸化物との組合せからなるガス発生
剤16等である。その形状は例えばペレット状でもディ
スク状でもよい。第1図に示したガス発生剤16はペレ
ット状のものである。また、前記シェル10の隔壁15
には開口部19が透設され、燃焼室9と冷却捕集室14
とを連通している。
前記シェル10と燃焼室カバー13の材質は、プレス加
工できる材質ならいずれでも良(、本実施例ではステン
レススチール(新日本製鉄株式会社製の商品名YUS3
01L)が用いられている。
工できる材質ならいずれでも良(、本実施例ではステン
レススチール(新日本製鉄株式会社製の商品名YUS3
01L)が用いられている。
ステンレススチールはプレス成形によって加工硬化し、
その強度が高くなる性質があり最適な材料である。また
その厚みは、通常0.8〜1mm程度であり、本実施例
では厚さ1mmのものが用いられている。なお、従来品
では厚みが1.5〜4mmであったのに比べて相当薄く
することができる。
その強度が高くなる性質があり最適な材料である。また
その厚みは、通常0.8〜1mm程度であり、本実施例
では厚さ1mmのものが用いられている。なお、従来品
では厚みが1.5〜4mmであったのに比べて相当薄く
することができる。
燃焼室9の外周部には、環状の冷却捕集室14が点火器
lと同心円状に形成されている。同冷却捕集室14は上
記シェル10と同様の断面形状を有する冷却用シェルと
してのデイフユーザシェル20の内端縁が上記燃焼室9
を構成するシェル10の上部に前記と同様の溶接機で溶
接されるとともに、同デイフユーザシェル20の下部は
、シェル10の外端縁に溶接固定されることにより形成
されている。同冷却捕集室14内には冷却捕集材21が
配設されている。この冷却捕集材21としては、例えば
、金属と無機繊維とからなるフィルタが用いられている
。
lと同心円状に形成されている。同冷却捕集室14は上
記シェル10と同様の断面形状を有する冷却用シェルと
してのデイフユーザシェル20の内端縁が上記燃焼室9
を構成するシェル10の上部に前記と同様の溶接機で溶
接されるとともに、同デイフユーザシェル20の下部は
、シェル10の外端縁に溶接固定されることにより形成
されている。同冷却捕集室14内には冷却捕集材21が
配設されている。この冷却捕集材21としては、例えば
、金属と無機繊維とからなるフィルタが用いられている
。
上記デイフユーザシェル20の上部外周には、ガス排出
口22が透設され、冷却捕集室14からのガスをその外
周部のエアバッグ23内に導入してエアバッグ23を膨
らませるようになっている。
口22が透設され、冷却捕集室14からのガスをその外
周部のエアバッグ23内に導入してエアバッグ23を膨
らませるようになっている。
このデイフユーザシェル20の材質は、前記シェル10
と同様にプレス加工が出来る材質か好ましく、シェル1
0と同じ厚さ1mmのステンレススチールが用いられて
いる。
と同様にプレス加工が出来る材質か好ましく、シェル1
0と同じ厚さ1mmのステンレススチールが用いられて
いる。
上記デイフユーザシェル20のフランジ部20aには、
取付孔24が透設され、ボルトで図示しないステアリン
グホイールの本体に固定されるようになっている。なお
、ガス発生器の形状は、高さが約30〜40mm程度で
あり、フランジ部20aを除いた直径が約90〜110
mm程度に設定されている。
取付孔24が透設され、ボルトで図示しないステアリン
グホイールの本体に固定されるようになっている。なお
、ガス発生器の形状は、高さが約30〜40mm程度で
あり、フランジ部20aを除いた直径が約90〜110
mm程度に設定されている。
前記のように構成された本実施例のガス発生器は、以下
のようにして製造される。
のようにして製造される。
まず、予めシェル10と、デイフユーザシェル20と、
燃焼室カバー13とをプレス加工で製作しておく。これ
らはいずれも均一な厚さに形成されているので、プレス
加工が容易に行われる。このシェル10の冷却捕集室1
4部分に冷却捕集材21を組み込みデイフユーザシェル
20との接触部分を溶接し、耐圧構造にする。次に、ペ
レット状のガス発生剤16を封入したアルミニウム製の
ケースI7をシェル10の燃焼室9側へ装填し、燃焼室
カバー13を嵌入して、シェル10と燃焼室カバー13
との接触部分を溶接して耐圧構造にする。最後に、ガス
発生器の中央部の点火器本体2内に点火器1を組み込み
、点火室カバー3を装着することによりガス発生器が得
られる。
燃焼室カバー13とをプレス加工で製作しておく。これ
らはいずれも均一な厚さに形成されているので、プレス
加工が容易に行われる。このシェル10の冷却捕集室1
4部分に冷却捕集材21を組み込みデイフユーザシェル
20との接触部分を溶接し、耐圧構造にする。次に、ペ
レット状のガス発生剤16を封入したアルミニウム製の
ケースI7をシェル10の燃焼室9側へ装填し、燃焼室
カバー13を嵌入して、シェル10と燃焼室カバー13
との接触部分を溶接して耐圧構造にする。最後に、ガス
発生器の中央部の点火器本体2内に点火器1を組み込み
、点火室カバー3を装着することによりガス発生器が得
られる。
上記のように構成されたガス発生器について、作用及び
効果を説明する。
効果を説明する。
例えば、自動車に装着された図示しないセンサが衝突の
激しさを感知すると、リード線6を介してスクイブ5に
通電され、スクイブ5が発熱し、その上部外周に充填さ
れている点火薬7が着火する。点火薬7の着火による火
炎と熱は点火器本体2の開口部8から燃焼室9内へ伝搬
され、燃焼室9内のケース17に収容されたガス発生剤
16か燃焼して窒素ガス及びその他の固体副産物を生成
する。
激しさを感知すると、リード線6を介してスクイブ5に
通電され、スクイブ5が発熱し、その上部外周に充填さ
れている点火薬7が着火する。点火薬7の着火による火
炎と熱は点火器本体2の開口部8から燃焼室9内へ伝搬
され、燃焼室9内のケース17に収容されたガス発生剤
16か燃焼して窒素ガス及びその他の固体副産物を生成
する。
これらの生成物は、燃焼室9と冷却捕集室14とを仕切
るシェル10の隔壁15に設けられた開口部19を通過
して冷却捕集室14に入る。冷却捕集室14では固体副
産物が冷却捕集材21によって濾過される。そして、窒
素ガスのみが冷却捕集室14上部のガス排出口22を通
って、外周部に折り畳んで収容されているエアバッグ2
3内に噴出され、エアバッグ23が開く。
るシェル10の隔壁15に設けられた開口部19を通過
して冷却捕集室14に入る。冷却捕集室14では固体副
産物が冷却捕集材21によって濾過される。そして、窒
素ガスのみが冷却捕集室14上部のガス排出口22を通
って、外周部に折り畳んで収容されているエアバッグ2
3内に噴出され、エアバッグ23が開く。
上記のように、本実施例のガス発生器は、シェル10め
断面形状をクランク形状にして、燃焼室9上壁11と燃
焼室9及び冷却捕集室14の隔壁15と冷却捕集室14
下壁12とを一体化することによって、燃焼圧力に対す
る抵抗力を大きくすることができる。即ち、一定の燃焼
圧力に対しシェル10の厚さを薄くすることができ、カ
ス発生器の軽量化を達成することができる。
断面形状をクランク形状にして、燃焼室9上壁11と燃
焼室9及び冷却捕集室14の隔壁15と冷却捕集室14
下壁12とを一体化することによって、燃焼圧力に対す
る抵抗力を大きくすることができる。即ち、一定の燃焼
圧力に対しシェル10の厚さを薄くすることができ、カ
ス発生器の軽量化を達成することができる。
また、燃焼室9と冷却捕集室14とを、シェル10とデ
イフユーザシェル20と燃焼室カバー13との3つの部
品から構成し、それぞれの厚さを均一なものとすること
により、特にシェル10のプレス成形を容易にでき、し
かも加工後の熱処理が不要となることによって、カス発
生器は量産化及び経済性に優れたものとなる。
イフユーザシェル20と燃焼室カバー13との3つの部
品から構成し、それぞれの厚さを均一なものとすること
により、特にシェル10のプレス成形を容易にでき、し
かも加工後の熱処理が不要となることによって、カス発
生器は量産化及び経済性に優れたものとなる。
さらに、燃焼室9上壁11をシェル10が形成するとと
もに、シェル10内端の取付部10aが点火器本体2上
端部のフランジ部2aの下面に位置した状態で点火器本
体2に固定されているので、この上壁11が燃焼室9内
の燃焼圧力に十分耐えることができ、従って運転者に対
し危害を及ぼすおそれがない。
もに、シェル10内端の取付部10aが点火器本体2上
端部のフランジ部2aの下面に位置した状態で点火器本
体2に固定されているので、この上壁11が燃焼室9内
の燃焼圧力に十分耐えることができ、従って運転者に対
し危害を及ぼすおそれがない。
本発明のガス発生器は、シェルの断面形状をクランク形
状にして、燃焼室上壁と燃焼室及び冷却捕集室の隔壁と
冷却捕集室下壁とを一体化することによって、燃焼圧力
に対する抵抗力を大きくし、逆に言えば一定の燃焼圧力
に対しシェルの厚さを薄くすることができ、ガス発生器
の軽量化を達成することかできるとともに、燃焼室と冷
却捕集室とを、シェルとデイフユーザシェルと蓋との3
つの部品から構成することにより、特にシェルのプレス
成型を容易にでき、しかも加工後の熱処理が不要となる
ことによって、量産化及び経済性に優れたものとなり、
さらに燃焼室上壁をシェルが形成することによって、い
かなる場合でも運転者に対し危害を与えることがないと
いう優れた効果を奏する。
状にして、燃焼室上壁と燃焼室及び冷却捕集室の隔壁と
冷却捕集室下壁とを一体化することによって、燃焼圧力
に対する抵抗力を大きくし、逆に言えば一定の燃焼圧力
に対しシェルの厚さを薄くすることができ、ガス発生器
の軽量化を達成することかできるとともに、燃焼室と冷
却捕集室とを、シェルとデイフユーザシェルと蓋との3
つの部品から構成することにより、特にシェルのプレス
成型を容易にでき、しかも加工後の熱処理が不要となる
ことによって、量産化及び経済性に優れたものとなり、
さらに燃焼室上壁をシェルが形成することによって、い
かなる場合でも運転者に対し危害を与えることがないと
いう優れた効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示すガス発生器の断面図、
第2図は従来のガス発生器を示す断面図、第3図は従来
の別のガス発生器を示す部分断面図である。 ■・・・点火器、8・・・開口部、9・・・燃焼室、1
0・・・シェル、11・・・上壁、12・・・下壁、1
3・・・燃焼室カバー、14・・・冷却捕集室、15・
・・隔壁、16・・・ガス発生剤、19・・・開口部、
20・・・冷却用シェルとしてのデイフユーザシェル、
21・・・冷却捕集材、22・・・ガス排出口。
第2図は従来のガス発生器を示す断面図、第3図は従来
の別のガス発生器を示す部分断面図である。 ■・・・点火器、8・・・開口部、9・・・燃焼室、1
0・・・シェル、11・・・上壁、12・・・下壁、1
3・・・燃焼室カバー、14・・・冷却捕集室、15・
・・隔壁、16・・・ガス発生剤、19・・・開口部、
20・・・冷却用シェルとしてのデイフユーザシェル、
21・・・冷却捕集材、22・・・ガス排出口。
Claims (1)
- 1、点火器(1)と、同点火器(1)の外周に環状に配
置されガス発生剤(16)を収納する燃焼室(9)と、
同燃焼室(9)の外側に環状に配置され冷却捕集材(2
1)を収納する冷却捕集室(14)とからなり、前記点
火器(1)、燃焼室(9)及び冷却捕集室(14)が開
口部(8、19)を介して互いに連通しているガス発生
器において、前記燃焼室(9)上壁(11)と燃焼室(
9)及び冷却捕集室(14)を仕切る隔壁(15)と冷
却捕集室(14)下壁(12)とをプレス成形により一
体形成し、その断面がクランク形状である環状のシェル
(10)と、ガス排出口(22)を有し前記シェル(1
0)と冷却捕集室(14)を形成する冷却用シェル(2
0)と、前記シェル(10)と燃焼室(9)を形成する
カバー(13)とを備えたことを特徴とするガス発生器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2191828A JPH0478745A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ガス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2191828A JPH0478745A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ガス発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0478745A true JPH0478745A (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=16281198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2191828A Pending JPH0478745A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ガス発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0478745A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642459U (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-07 | センサー・テクノロジー株式会社 | ガス発生器 |
WO1998018660A1 (fr) * | 1995-09-22 | 1998-05-07 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Dispositif gazogene pour airbag |
US6273464B2 (en) | 1995-09-22 | 2001-08-14 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Gas producer for air bag |
CN1074367C (zh) * | 1996-10-29 | 2001-11-07 | 大赛璐化学工业株式会社 | 气囊的气体发生器 |
-
1990
- 1990-07-19 JP JP2191828A patent/JPH0478745A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642459U (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-07 | センサー・テクノロジー株式会社 | ガス発生器 |
WO1998018660A1 (fr) * | 1995-09-22 | 1998-05-07 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Dispositif gazogene pour airbag |
US6273464B2 (en) | 1995-09-22 | 2001-08-14 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Gas producer for air bag |
CN1074367C (zh) * | 1996-10-29 | 2001-11-07 | 大赛璐化学工业株式会社 | 气囊的气体发生器 |
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