JPH0477480A - フタリド誘導体 - Google Patents

フタリド誘導体

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JPH0477480A
JPH0477480A JP2189436A JP18943690A JPH0477480A JP H0477480 A JPH0477480 A JP H0477480A JP 2189436 A JP2189436 A JP 2189436A JP 18943690 A JP18943690 A JP 18943690A JP H0477480 A JPH0477480 A JP H0477480A
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JP
Japan
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mixture
stirred
butylidene
colorless
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Application number
JP2189436A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Ogawa
義光 小川
Kunio Hosaka
穂坂 邦男
Kiyoshi Kubota
潔 久保田
Masao Chin
政雄 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医薬品として有用な新規なフタリド誘導体に
関するものである。
[従来の技術および課題1 セリ科の植物センキュウ(Cnidium offic
inaleMAKINO)の根茎である川’4(Cni
dii Rhizoma)は、中枢抑制作用、筋弛緩作
用、抗血栓作用等が知られており、漢方薬である当帰荀
薬散、温経湯、温清飲、葛根湯加用萼辛夷等に配剤され
ている濃薬である。
又、この用萼には、種々のフタリドが含まれているが、
それら用萼由*のフタリドには、不安定なものが多いた
め、より安定で、医薬品として有用なフタリドの合成が
望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、用萼に含まれる成分の一つであるフタリ
ドに注目し、鋭意研究を重ねた結果、プロスタグランジ
ンF2a阻害作用を有するフタリド誘導体の合成に成功
し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記式ニ −Pr (式中R1、R2およびR3は、メトキシル基、水酸基
または水素原子を示す。) で表されるフタリド誘導体、 下記式II 上記式1、IIおよび■の化合物の原料となる下記式■ 褐 (式中へおよび−は、メトキシル基または水酸基を示す
。) で表されるフタリド誘導体および下記式■(大東R6お
よびR7は、メトキシル基または水酸基を示す。) で表されるフタリド誘導体である。
(式中R8は、メトキシメトキシル基、メトキシル基ま
たは水素原子を示す。) で表される化合物は、市販の2,3−ジメトキシ安息香
酸、2,5−ジメトキシ安息香酸、3,4−ジメトキシ
安息香酸等の安息香酸類をクロルメチル化すること、市
販の3,5−ジメトキシ安息香酸等の安息香酸類をオキ
サゾリン体に変換した後、オルドーリチエ−ジョンし、
ホルムアルデヒド類と反応させた後、オキサゾリンを加
水分解すること、市販の3.5−ジメトキシベンジルア
ルコール等のベンジルアルコール類をリチェーションし
た後、二酸化炭素と反応させることにより得られるそれ
ぞれのフタリドを、塩基およびルイス酸存在下、n−ブ
チルアルデヒドとカップリングさせることにより得るこ
とができる。
クロルメチル化には、ホルムアルデヒド類の存在下、塩
酸、硫酸等の鉱酸が用いられ、反応温度としては、室温
から70℃程度に加熱することが好ましい。
オキサゾリン体とアルコール類のリチェーションに使用
する塩基の具体例としては、n−ブチルリチウム、5e
e−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等が挙
げられる。溶媒としては、無水テトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類やn−ヘ
キサン等の炭化水素類が挙げられ、反応温度としては、
45℃から溶媒の沸点程度が適当であるが、必要に応じ
てキレート剤としてテトラメチルエチレンジアミンを加
えることが好ましい。
ホルムアルデヒド類としては、パラホルムアルデヒド、
ジメトキシメタン等が挙げられる。
オキサゾリンの加水分解は、好ましくは前の反応に用い
たホルムアルデヒド等を除去してから、酸を加えて加水
分解するのが良い。酸の具体例としては、塩酸、硫酸等
の鉱酸が挙げられ、使用する溶媒としては、水またはア
ルコール類またはその混合溶媒が適当である。反応温度
は、室温から使用する溶媒の沸点まで加熱して反応させ
るのが好ましい。
カップリングに用いられる塩基としては、リチウムジイ
ソプロピルアミド、リチウムジエチルアミド等のリチウ
ム化剤や水素化ナトリウム、ナトリウムアミド等のナト
リウム化剤が挙げられ、ルイス酸としては、塩化亜鉛、
塩化アルミニウム、塩化スズ等が挙げられる。溶媒とし
ては、無水テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1
,2−ジメトキシエタン等のエーテル類が挙げられ、反
応温度としては、45℃から室温程度が適当である。
式■の化合物は、具体的には以下のようにして得ること
ができる。
具体例1−■ 還流冷却器を付した300mJナス型フラスコに2.3
−ジメトキシ安息香酸10.Og、 35%塩酸100
ryz?およびジメトキシメタン5.4mlを入れ、撹
拌下、外温(70〜80℃)で3時間加熱した。この反
応液を室温に戻し、クロロホルム抽出2回(200mJ
 X 2)、クロロホルム層を5%水酸化ナトリウム水
溶液1002FLJおよび飽和食塩水でそれぞれ1回ず
つ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、セライト濾過、減
圧留去し、白色固体を得た。これを酢酸エチル−n−ヘ
キサンから再結晶し、6,7−シメトキシフタリド3.
46gを白色粒状晶として得た。
6.7−ジメトキシフタリド 融点=103〜104℃ 赤外線吸収スペクトルνKBj ern−1:3012
、2948.2840.1752.1596.1498
.1458゜1372、1312.1268.1224
.1164.1108.1054゜1034、1008
.960.880.814.788.7081H−核磁
気共鳴スペクトル(200MHz)(δppm in 
CDC13) : 3.92(3H,s)、 4.11(3H,s)、 5
.20(2H,s)。
7.08(IH,d、J=8.3Hz)。
7.24(IH,d、J=8.3Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):194(M” 、 95)
、 176(65)、 165(100,M−CHO)
147(72)、 135(15)、 122(32)
、 107(16)、 90(17)。
具体例1−■ セプタムラバーを付した500m1二頚フラスコにジイ
ソプロピルアミン7.2mJを入れ、アルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン90m1を加え溶解させた後、
−10℃で1.6M n−ブチルリチウム36mjを加
え、−10℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液に
40℃で具体例1−■で得た6、7−シメトキシフタリ
ド10.0gのテトラヒドロフラン150m1懸濁液を
約5分間で加え、40℃で1時間撹拌した後、40℃で
塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧下、加熱して乾
燥する)8.42gのテトラヒドロフラン80mx溶液
を加え、40℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液
に40℃でn、ブチルアルデヒド6.8mlのテトラヒ
ドロフラン20m1溶液を加え、40℃で1時間撹拌し
た後、室温で2時間撹拌した。この反応液を氷冷した5
%塩酸200m1にあけ、エーテル抽出2回(300r
rtJ X2)、エーテル層を飽和食塩水で1回洗浄、
乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色油
状物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、230〜400メツシユ、9!6.5
X20、約300g ;溶出液、酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:1、圧力0.2kg / cm”、1フラク
シヨン= 80m1 )で分離精製し、溶出分画(96
0〜1600m1)から、上記式■で表される3−(1
−ヒドロキシブチル)−6,7−シメトキシフタリド1
0.67g (収率77.8%)を無色油状物として得
た。
3−(1−ヒドロキシブチル)−6,7−シメトキシフ
タリド赤外線吸収スペクトル−’ cm’ :3464
(OH)、 2956.2872.1758(C= 0
)、 1598゜1502、1462.1424.12
72.1120.1036IH−核磁気共鳴スペクトル
(200MHz)(δppm in CDC13) : 0.94 and 0.97(3H,t、 J=6.8
Hz andt、J=6.8Hz)。
1.30〜1.80(4H,m)。
1.30〜1.80(IH,br、 D20 exch
ang、)。
3.80〜4.00(IH,m)、 3.91(3H,
s)。
4.10 and 4.11(3H,s and s)
5.20 and 5.26(IH,d、J = 0.
9Hz andd、J =4.9Hz)。
7.10〜7.30(2H,m) マススペクトルEI−MS m/z(%):266(M
”、 6)、 194(100,M−CH3CH2CH
2CHO)。
179(62,194−CH3)、 166(6,19
4−Co)、 150(5)。
122(6)、 107(4)、 77(7)具体例2
−■ 塩化カルシウム管を付した500rrL!ナス型フラス
コに3,5−ジメトキシ安息香酸33.Ogおよび無水
ベンゼン30m1を入れ、水冷下、塩化チオニル39.
5mJを加え、室温で30分撹拌した後、1時間加熱還
流した。この反応混合物から過剰の塩化チオニルおよび
ベンゼンを常圧で留去した後、残渣を減圧留去(157
〜b を無色油状物(317g、収率87.3%)として得た
。次に滴下ロートを付した500m1ナス型フラスコに
2−アミノ−2−メチル−1−プロパツール28.1g
を入れ、無水塩化メチレン12OFFLJに溶解させた
後、水冷下、先のベンゾイルクロリド体31.7gの無
水塩化メチレン50m1溶液を30分間で滴下し、さら
に室温で2時間撹拌した。この反応液に水100nzl
を加えた後、クロロホルム抽出2回(250mj x2
)、クロロホルム層を1規定塩酸で1回洗浄、乾燥(硫
酸マグネシウム)、減圧留去、アミド体を無色油状物と
して得た。このアミド体に氷冷下、塩化チオニル34m
1を加え、室温で2時間撹拌した。この反応液に無水エ
ーテル500m1を加え、結晶化させ、その上澄み液だ
け除去した後、20%水酸化ナトリウムで塩基性とし、
クロロホルム抽出2回(200rnlX 2)、クロロ
ホルム層を水で1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、
減圧留去し、白色固体を得た。これを酢酸エチル−n−
ヘキサンから再結晶し、2−(3,5−ジメトキシフェ
ニル)4,4−ジメチルオキサゾリンを無色針状晶29
.9g (収率70.3%)として得た。
2−(3,5−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチ
ルオキサゾリン 融点=63〜65℃ 赤外線吸収スペクトル、ll−5・em−1:2964
、2936.2896.1646,1600.1476
、1460゜1422、1358.1314.1264
.1204.1154.1066゜1038、978.
922.860.826.786.724.668.6
22゜544.444 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13) : 1.38(3H,s)、 3.82(6H,s)、 4
.11(2H,s)。
6.56(IH,dd、 J = 2.4.2.4Hz
)。
7.09(2H,d、 J = 2.4Hz)マススペ
クトルEI−MS m/z(%):235(M +、 
41)、 220(100,M−CH3)、 205(
22)。
192(45)、 164(49) 具体例2−■ セプタムラバーを付した300m1二頚フラスコに具体
例2−■で得た2−(3,5−ジメトキシフェニル)−
4,4−ジメチルオキサゾリン11.Ogを入れアルゴ
ン置換し、無水テトラヒドロフラン90m1を加え溶解
させた後、−50℃で1.6M n−ブチルリチウム3
5m1を約5分間で加え、−50℃で2時間撹拌した。
さらにこの反応液に、−50℃でパラホルムアルデヒド
4.2gを加えた後、−50℃で1時間撹拌し、室温で
終夜撹拌した。この反応液を氷水にあけ、エーテル抽出
2回(200mj X2)、エーテル層を水で1回洗浄
、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色
油状物を得た。次いでこの油状物に2規定塩酸360r
yz7を加え、外温(100℃)で30分間加熱撹拌し
た。冷却後、この反応液をエーテル抽出2回(300m
j X2)、エーテル層を5%水酸化ナトリウムおよび
水でそれぞれ1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶
媒を減圧留去し、黄色固体を得た。これを酢酸エチル−
n−ヘキサンから再結晶し、4,6−シメトキシフタリ
ドを無色針状晶1.9gとして得た。
4.6−シメトキシフタリド 融点:174〜175℃ 赤外線吸収スペクトル、IJr cm・l:3088、
3004,2948.2840,1754.1616.
1504゜1454、1338,1244.1160.
1110.1038.996.944゜846、772
.506 IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13) : 3.86(3H,s)、3.87(3H,s)、5.2
1(2H,s)。
6.68(IH,d、 J = 2.0Hz)、 6.
93(IH,d、 J = 2.0Hz)マススペクト
ル EI−MS m/z(%):194(M+、56)
、 165(100,M−CHO)。
137(28,165−CH20)、 122(17)
、 107(12)。
92(5)、 77(19) 具体例2−■ セプタムラバーを付した100mj二頚フラスフにジイ
ソプロピルアミン0.65m1を入れ、アルゴン置換し
、無水テトラヒドロフラン8mlを加え溶解させた後、
−10℃で1.6M n−ブチルリチウム3.2mlを
加え、−10℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液
に40℃で具体例2−■で得た4、6−シメトキシフタ
リド900mgのテトラヒドロフラン14m1懸濁液を
約5分間で加え、40℃で1時間撹拌した後、−40℃
で塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧下、加熱して
乾燥する)760rrLgのテトラヒドロフラン7rn
l溶液を加え、40℃で30分間撹拌した。さらにこの
反応液に40℃でn−ブチルアルデヒド0.6mlのテ
トラヒドロフラン1rnl溶液を加え、40℃で1時間
撹拌した後、室温で2時間撹拌した。この反応液を氷冷
した5%塩酸100m7にあけ、エーテル抽出2回(1
00mJ X2)、エーテル層を飽和食塩水で1回洗浄
、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色
油状物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル、230〜400メツシユ、φ4.5
X20、約160g;溶出液、酢酸エチル:n−ヘキサ
ン=1:1、圧力0.2kg / cm2.1フラクシ
ョン=100mj)で分離精製し、溶出分画(400〜
500mj)から、上記式■で表される3−(1−ヒド
ロキシブチル)4,6−シメトキシフタリド720mg
を無色油状物として得た。
3−(1−ヒドロキシブチル)−4,6−シメトキシフ
タリド赤外線吸収スペクトルν:””−1: 3464(OH)、 2960.2872.1758(
C= O)、 1628゜1504.1458.143
4.1332.1228.1204.1156゜112
2、1040.976、936.846.7741H−
核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δppm i
n CDC13) : 0.87 and 0.97(3H,t、J = 7.
OHz and t。
J=7.0Hz)、 1.10〜1.70(4H,m)
2.47(IH,br、 D20 exchang、)
3.80〜420(IH,m)。
3.86 and 3.87(3H,s and s)
、3.89(3H,s)。
5.43 and 5.50(IH,d、 J = 1
.7Hz and d。
J=4.6Hz)。
6.70 and 6.94(IH,d、 J = 2
.OHz and d、 2.0Hz)マススペクトル
EI−MS mル(%):266(M”、 2)、 1
94(100,M−CH3CH2CH2CHO)。
179(5,194−CH3)、 165(13)、 
149(19)、 135(4)。
121(5)、 77(5) 具体例3−■ セプタムラバーを付した500m1二頚フラスコに3.
5−ジメトキシベンジルアルコール(粉末状にしたもの
)20.0gを入れアルゴン置換し、無水n−ヘキサン
250mjを加え、懸濁させた後、水冷下、1.6M 
n−ブチルリチウム156mJを約5分間で加え、水冷
下2.5時間激しく撹拌した。この反応液をn−ヘキサ
ンで表面を覆った大過剰のドライアイスの中にあけ、室
温になるまで放置した。この反応液に水250m1を加
え、エーテル洗浄3回(100ri X3、原料を除去
)、水層に水冷下5%塩酸200mJを加え、酸性にし
て10分間撹拌した後、クロロホルム抽出2回(300
m2 X2)、クロロホルム層を5%水酸化ナトリウム
100mjおよび水で1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウ
ム)、減圧留去し、白色固体を得た。これを酢酸エチル
から再結晶し、5,7−ジメトキシフタリド7.2g 
(収率31.1%)を無色鱗片状品として得た。
5.7−ジメトキシフタリド 融点=153〜156℃ 赤外線吸収スペクトル−I c、n−1:3108、3
012.2976、2944.2840.1748.1
606゜1498、1470.1454,1426.1
344.1224.1198゜1160、1092.1
050.1030.1006,838.778,686
゜556、450 IH−核磁気共鳴スペクトル(2ooMH2)(δpp
m in CD013): 3.89(3H,s)、 3.96(3H,s)、 5
.17(2H,s)。
6.43(IH,d、 J = 1.7Hz)、6.4
8(IH,d、 J = 1.7Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):194(M”、63)、1
76(54)、165(40,M−CHO)。
148(100)、135(29)、120(14)、
107(12)。
92(8)、77(16) 具体例3−■ セプタムラバーを付した500mJ二頚フラスフにジイ
ソプロピルアミン4.7mlを入れ、アルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン50m1を加え溶解させた後、
−10℃で1.6M n−ブチルリチウム23m1を加
え、−10℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液に
40℃で具体例3−■で得た5、7.ジメトキシフタリ
ド6.5gのテトラヒドロフラン130m1懸濁液を約
5分間で加え、40℃で1時間撹拌した後、−40℃で
塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧下、加熱して乾
燥する) 5.5gのテトラヒドロフラン50m1溶液
を加え、40℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液
に40℃でn−ブチルアルデヒド4.4mlのテトラヒ
ドロフラン10m1溶液を加え、40℃で10分間撹拌
した後、室温で2時間撹拌した。この反応液を氷冷した
5%塩酸150m1にあけ、エーテル抽出2回(300
m? X2)、エーテル層を飽和食塩水で1回洗浄、乾
燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色油状
物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、230〜400メツシユ、φ6.5X2
0、約aoog;溶出液、酢酸エチル:n−ヘキサン=
1=1、圧力0.2kg / cm’、1フラクシヨン
= 100m?)で分離精製し、溶出分画(2400〜
500(W )から、上記式■で表される3−(1−ヒ
ドロキシブチル)−5,7−ジメトキシフタリド7.3
9g (収率82.9%)を無色油状物として得た。
3−(1−ヒドロキシブチル)−5,7−ジメトキシフ
タリド赤外線吸収スペクトル−j cm−1:3464
(OH)、 1758(C= 0)IH−核磁気共鳴ス
ペクトル(200MHz)(δppm in CDC1
3) : 0.93 and 0.97(3H,t、 J = 6
.8Hz and t。
J=6.8Hz)。
1.20〜1.75(4H,m)。
1.90〜2.00(IH,br、D20 excha
ng、)。
3、0〜4.00(IH,m)、 3.90(3H,s
)、 3.95(3H,s)。
5.17 and 5.24(IH,d、 J = 0
.7Hz and d。
J=5.IHz)、6.45(IH,d、J=1.7H
z)。
6.52 and 6.58(IH,d、 J= 1.
7Hz and d。
J=1.7Hz) マススペクトルEI−MS m/z(%):266(M
” 、3)、 194(100,M−CH3CH2CH
2CHO)。
179(7,194−CH3)、 166(11,19
4−Co)、 148(14)。
120(5)、 107(4)、 77(7)具体例4
−■ 還流冷却器を付した1000m?ナス型フラスコに2.
5−ジメトキシ安息香酸40.Og、35%塩酸400
rnlおよびジメトキシメタン29m1を入れ、撹拌下
、外温(70〜80℃)で3時間加熱した。この反応液
を室温に戻し、クロロホルム抽出2回(200mj X
 2)、クロロホルム層を5%水酸化ナトリウム水溶液
300mJおよび飽和食塩水でそれぞれ1回ずつ洗浄、
乾燥(硫酸マグネシウム)、セライト濾過、減圧留去し
、白色固体を得た。これを酢酸エチル−n−ヘキサンか
ら再結晶し、4,7.ジメトキシフタリド9.07g(
収率21.3%)を無色針状晶として得た。
4.7−ジメトキシフタリド 融点=174〜175℃ 赤外線吸収スペクトルν:”” ’ 3088、3012.2964.2936.2840.
1758.1608゜1504、1456.1440.
1366.1316.1270.1232゜1194、
1068.1030.1014.824.782.73
8.716゜694、580.470 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13) : 3.86(3H,s)、3.94(3H,s)、5.1
8(2H,s)。
6.86(IH,d、J=8.8Hz)、7.05(I
H,d、J=8.8Hz)マススペクトルEI−MS 
m/z(%):194(M+、 100)、 176(
27)、 165(68,M−CHO)。
148(91)、 135(17)、 120(19)
、 107(23)、 93(14)。
具体側番■ セプタムラバーを付した500m1二頚フラスコにジイ
ソプロピルアミン6.5mlを入れ、アルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン80m1を加え溶解させた後、
−10℃で1.6M n−ブチルリチウム32rnlを
加え、−10℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液
に40℃で、具体例4−■で得た4、7−シメトキシフ
タリド9.Ogのテトラヒドロフラン150m7懸濁液
を約5分間で加え、40℃で1時間撹拌した後、−40
℃で塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧下、加熱し
て乾燥する) 7.6gのテトラヒドロフラン70mJ
溶液を加え、40℃で30分間撹拌した。さらにこの反
応液に40℃でn−ブチルアルデヒド6.2ゎlのテト
ラヒドロフラン15m1溶液を加え、40℃で1時間撹
拌した後、室温で2時間撹拌した。この反応液を氷冷し
た5%塩酸200mjにあけ、エーテル抽出2回(30
0mj x2)、エーテル層を飽和食塩水で1回洗浄、
乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色油
状物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、230〜400メツシユ、φ6.5X
20.約300g;溶出液、酢酸エチル:n−ヘキサン
=1=1、圧力0.2kg / cm2.1フラクシヨ
ン= 100m? )で分離精製し、溶出分画(190
0〜3500m? )から、上記式■で表される3−(
1−ヒドロキシブチル)4,7−シメトキシフタリド8
.98g(収率72.8%)を無色油状物として得た。
3−(1−ヒドロキシブチルル4,7−シメトキシフタ
リド赤外線吸収スペクトル戸T cm−1:3504、
3本H(OR)、 2956.2868.28躬。
1754(C=O)、 1608.1504.1444
.1272.1234゜1082.1046.994.
824.730.712.490IH−核磁気共鳴スペ
クトル(200MHz)(δppm in CDC13
) : 0.86 and 0.96(3H,t、J = 7.
OHz and t。
J=7.0Hz)。
1.10〜1.60(4H,m)。
2.50〜2.60(IH,br、D20 excha
ng、)。
3.80〜4.20(IH,m)、 3.88(3H,
s)。
3.94 and 3.95(3H,s and s)
5.41 and 5.49(IH,d、J = 1.
5 and d。
J=4.6Hz)。
6.88 and 6.90(IH,d、 J = 8
.8Hz and d。
8.8Hz)、 7.08 and 7.10(IH,
d、J=8.8Hz and d。
J = 8.8Hz) マススペクトルEI−MS m/z(%):266(M
 ” 、5)、 194(100,M−CH3CH2C
H2CHO)。
179(39,194−CH3)、 165(8)、 
163(8)、 149(7)。
135(3)、 120(4)、 77(5)具体例5
−■ 還流冷却器を付した20OFFLJナス型フラスコに3
.4−ジメトキシ安息香酸5.0g、35%塩酸50m
1、濃硫酸0.5mlおよびジメトキシメタン2−9m
1を入れ、撹拌下、外温(90−100℃)で7時間加
熱した。この反応液を室温に戻し、クロロホルム抽出2
回(150mj X2)、クロロホルム層を5%水酸化
ナトリウム水溶液100mJおよび飽和食塩水でそれぞ
れ1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、セライト
濾過、減圧留去し、白色固体を得た。これを酢酸エチル
−n−ヘキサンから再結晶し、5,6−シメトキシフタ
リド1.36g(収率25.4%)を無色鱗片状晶とし
て得た。
5.6−ジメトキシフタリド 融点=163〜164℃ 赤外線吸収スペクトルν:”” ’ 3088、3012.2980.2936.2836.
1754.1604゜1504、1454.1348.
1296.1226.1124.1044.996゜8
62、832.764.674.596.548.45
61H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δp
pm in CD013) : 3.95(3H,s )t 3.98(3H,s )、
 5.23(2H,s入6.91(IH,s )、 7
.31(IH,s )マススペクトルEI−MS m/
z(%):194(M+、61 )、 165(100
,M−CHO)、 137(11)。
122(7)、 107(5)、 95(9)、 77
(12)具体例5−■ セプタムラバーを付した500m1二頚フラスコにジイ
ソプロピルアミン4.4mlを入れ、アルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン50m1を加え溶解させた後、
−10℃で1.6M n−ブチルリチウム22m1を加
え、−10℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液に
40℃で、具体例5−■で得た5、6−ジメトキシフタ
リド6.0gのテトラヒドロフラン130m1懸濁液を
約5分間で加え、40℃で1時間撹拌した後、40℃で
塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧下、加熱して乾
燥する)5.1gのテトラヒドロフラン50m1溶液を
加え、40℃で30分間撹拌した。さらにこの反応液に
40℃でn−ブチルアルデヒド4.1mlのテトラヒド
ロフラン10m1溶液を加え、40℃で1時間撹拌した
後、室温で2時間撹拌した。この反応液を氷冷した5%
塩酸150m1にあけ、エーテル抽出2回(300mj
 X2)、エーテル層を飽和食塩水で1回洗浄、乾燥(
硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、黄色油状物を
得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル、230〜400メツシユ、φ6.5X20、
約300g ;溶出液、酢酸エチル:n−ヘキサン=1
:1、圧力0.2kg1cm2.1フラクシヨン= 1
00mj )で分離精製し、溶出分画(1900〜60
00mJ )から、上記式■で表される3−(1−ヒド
ロキシブチル)−5,6−シメトキシフタリド5.74
g(収率69.7%)を無色油状物として得た。
3−(1−ヒドロキシブチル)−5,6−ジメトキシフ
タリド赤外線吸収スペクトルνn−ern−1=346
4(OH)、2956,2932,2872,2840
゜1724(C=O)、 1600.1502.147
6、1330.1286゜1226、1140.104
8.1000.864.854.774.638.53
8IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δp
pm in CDC13) : 0.95 and 0.97(3H,t、 J = 6
.8Hz and t。
J=6.8Hz)。
1.20〜1.70(4H,m)。
1.90〜2.10(IH,br、D20exchan
g、入3.80〜4.00(IH,m)、 3.96(
3H,s)、 4.02(3H,s)。
4.48 and 4.54(IH,d、 J = 5
.6Hz and d。
J=3−7Hz)。
6.97 and 7.04(IH,s and s)
、 7.30(IH,s)マススペクトルEl−MS 
m/z(%):266(M ” 、4)、 194(1
00,M−CH3CH2CH2CHO)。
179(8,194−CH3)、 166(18,19
4−Co)、 151(7)。
135(2)、 120(2)、 77(6)具体例6
−■ シリング酸(3,5−ジメトキシ4−ヒドロキシ安息香
酸) 28.88.に35%塩酸570m?およびジメ
トキシメタン14−2mJを加え、1.5時間加熱撹拌
した。この反応液を室温にもどして、クロロホルムで抽
出(500mJ X2)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液および飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、
溶媒を減圧除去して、4,6−シメトキシー5−ヒドロ
キシフタリド16.97gを得た。
さらにこれを無水アセトン290mJに溶解させた後、
炭酸カリウム80.56gおよびメチルクロロメチルエ
ーテル22.1mJを加え、室温で終夜撹拌した。
この反応混合物から減圧除去してアセトンを除いた後、
水を加え過剰の炭酸カリウムを溶解させて不溶物を濾取
した。これをベンゼンから再結晶して、白色微針状晶の
4,6−シメトキシー5−メトキシメトキシフタリド1
2.10g(収率33%)を得た。
4.6−シメトキシー5−メトキシメトキシフタリド赤
外線吸収スペクトル1111 cm−1:2952、2
840.1758.1616.1482.1446.1
432゜1408.1374.1344,1254.1
210.1138.1120゜1100、1042.1
012.928.856.760IH−核磁気共鳴スペ
クトル(200MHz)(δppm in CDC13
) : 3.61(3H,s)、 9.62(3H,s)、3.
98(3H,s)。
5.20(2H,s)、 5.32(2H,s)、 7
.16(IH,s)。
マススペクトルEI−M8 m/z(%):254(3
,M”)、224(2)、209(1)、 195(1
)。
181(2)、 178(1)、 147(1)、 9
3(1)、 45(100)具体例6−0 セプタムラバーを付した500m1三頚フラスコにジイ
ソプロピルアミン5.5mjを入れ、アルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン70m1を加え溶解させた後、
−10℃で撹拌しながら1.6M n−ブチルリチウム
27m1を2〜3分で加え、−10℃で30分間撹拌し
た。さらにこの反応液に一10℃で具体例6−■で得た
4、6−シメトキシー5−メトキシメトキシフタリド1
0.0gのテトラヒドロフラン120m1懸濁液を約1
0分間で加え、−10℃で10分間撹拌した後、0℃で
1時間撹拌し、塩化亜鉛(細かく砕いた後、撹拌、減圧
下、加熱して乾燥する)6.7gの無水テトラヒドロフ
ラン100mJ溶液を加え、30分間撹拌した。次いで
40℃に冷却し、n−ブチルアルデヒド5.2mlの無
水テトラヒドロフラン20m1溶液を加え、30分間撹
拌した後、室温で終夜撹拌した。この反応混合物を氷冷
した2%塩酸200mjにあけ、ジエチルエーテル抽出
2回(400ml X2)、ジエチルエーテル層を水、
飽和食塩水で1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)
、溶媒を減圧留去し、茶色油状物を得た。これをフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、230〜
400メツシユ、φ6.5 X 20、約300g ;
溶出液、酢酸エチル:n−ヘキサン=2二3、圧力0.
2kg1cm”、1フラクシヨン=80raJ)で分離
精製し、溶出分画(1360〜2720rrz?)から
、上記式■で表される4、6−シメトキシー5.メトキ
シメトキシ−3−(1−ヒドロキシブチル)フタリド4
.98g(収率39%)を無色油状物として得た。
4.6−シメトキシー5−メトキシメトキシ−3−(1
−ヒドロキシブチル)フタリド 赤外線吸収スペクトルν:!cm−1=3476(OH
入2956,1764(C=0)、1616,1480
゜1426、1344,1160,1112,1086
.1020.942.854゜IH−核磁気共鳴スペク
トル(200MZ)(δppm in CDC13) 
: 0.88 and 0−97(3H,t、J = 6.
8Hz)。
1.25〜1.65(4H,m)。
1.84 and 2.77(LH,d、 D20 e
xchang、)。
3.60(3H,s、 0−C−0−CH3)、 3.
91.3.92゜3.98 and 3−99(6H,
s、 −0CH3X 2)。
3.80〜4.05(IH,m)、 5.20.5.2
3゜5−29 and 5.32(2H,d、J = 
6.0Hz、 −0−CH2−0−)。
5.46 and 5.49(IH,d、J= 1.7
 and 4.9Hz)7、17 and 7.18(
IH,s)マススペクトルEI−MS m/z(%):
326(1,M”)、308(1,M−H2O)。
279(4,308−02H5)、 264(9,27
9−CH3)。
254(25,M、 −CH5CH2CH2CHO)、
 235(2)。
224(4)、 222(4)、 209(30,25
4−CH30CH2)192(4)、 167(9)、
 149(18)、 113(3)。
45(100,CH30CH2) 具体例7−■ 3.4−ジメトキシ安息香酸30.0gに水冷下で塩化
チオニル58.8gを加え、室温で終夜撹拌した。この
反応混合物から過剰の塩化チオニルを常圧で留去した後
、減圧蒸留し、緑白色粉状晶の3,4−ジメトキシ安息
香酸クロリド30.2gを得た(収率91%)。
2−アミノ−2,メチル−1−プロパツール22.3g
をアルゴン置換した後、無水塩化メチレン50m1を加
えて溶解させ、この溶液に撹拌氷冷下、3,4−ジメト
キシ安息香酸クロリド25.1gの無水塩化メチレン溶
液150m1を滴下し、さらに室温で2時間撹拌した。
この反応混合物に水50m1を加えた後、クロロホルム
で抽出(350mJ X 2)、クロロホルム層を5%
水酸化ナトリウム水溶液50m1.5%塩酸50m1お
よび飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を減圧留去し、無色アワ状物質を得た。このN−(1,
1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−3,4−ジメ
トキシベンズアミドに塩化チオニルを加え、室温で2時
間撹拌した。この反応混合物にエーテル200m1を加
え、結晶化させて2−(3,4−ジメトキシフェニル)
−4,4−ジメチルオキサゾリンの塩酸塩を白色結晶と
して濾取した。この白色結晶を水100mJに溶解させ
た後、20%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とし
、エーテルで抽出(250mlX2)、炭酸カリウムお
よび硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し黄色油
状物質を得た。これを蒸留して、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)4,4−ジメチル−2−オキサゾリン2
4.4g (収率83%)を無色粘稠性物質として得た
2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチ
ル−2−オキサゾリン 赤外線吸収スペクトルνnv cm−1:2960、2
925.2895.2836.1646.1604.1
586゜1514、1464.1422.1358.1
310.1272.1260゜1232、1172.1
140.1078.1026.974.764.714
1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD013) : 1.38(6H,s)、 3.91(3H,s)、 3
.93(3H,s)。
4.08(2H,s)、 6.86(IH,d、 J 
= 8.3Hz)。
7.46(IH,d、J =2.0Hz)。
7.53(IH,dd、J=8.3,2.0Hz)マス
スペクトルEI−MS m/z(%):235(M”、
35)、220(100)、205(7)、192(2
5)。
164(24)、 148(5) この2−(3,4−ジメトキシフェニル)4,4ジメチ
ル−2−オキサゾリン29.98.をアルゴン置換し、
無水テトラヒドロフラン270m1を加えて溶解させた
後、45℃に冷却し撹拌下1.6M n−ブチルリチウ
ム95.6mlを加え、45℃で2時間撹拌した。この
反応液に45℃でパラホルムアルデヒド11.48gを
加え、45℃で1時間撹拌した後、室温で終夜撹拌した
。この反応混合物に水を加え、エーテルで抽出(300
mJ X 2)、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム
で乾燥、溶媒を減圧除去して黄色油状物質を得た。これ
に3規定塩酸水溶液1.21mJを加え、3時間加熱還
流した。この反応混合物を室温で終夜放置し、析出した
針状晶を濾取して、4,5−ジメトキシフタリド19.
14メ収率77%)を得た。
4.5−ジメトキシフタリド 赤外線吸収スペクトルνn−cm−1=2992、29
64.29祠、 2836.1752.1616.14
98゜1462、1432.1368.1322,12
76、1226.1086゜1024、996.944
.894.832.774.742.656.562プ
ロトン核磁気共鳴スペクトル (Jppm in CDC13) : 3.95(3H,s)、 3.96(3H,s)、 5
.32(2H,s)。
7.08(LH,d、 J = 8.3Hz)、 7.
62(IH,d、J = 8.3Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):194(M”、 94)、
 179(5)、 165(100)、 151(18
)。
137(11)、123(11)、108(5)、92
(5)、77(13)。
具体例7−■ ジイソプロピルアミン7.2mjを無水テトラヒドロフ
ラン90m1に溶解させた後、−10℃に冷却し、撹拌
下1.6M n−ブチルリチウム35.4mlを加え、
30分間撹拌した。さらにこの溶液を一70℃に冷却し
、撹拌下、具体例7−■で得た4、5−ジメトキシフタ
リド10.0gの無水テトラヒドロフラン溶液200m
Jを加えて30分間撹拌した後、40℃に温度を上げて
塩化亜鉛8.42gの無水テトラヒドロフラン溶液10
0m1を加え、1時間撹拌した。次いで40℃でn−ブ
チルアルデヒド6.8mlの無水テトラヒドロフラン溶
液30m1を加え、30分間撹拌した後、室温で終夜撹
拌した。この反応混合物を氷5%塩酸水溶液にあけ、ジ
エチルエーテルで抽出(300mJ X2)、飽和食塩
水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧除去し
て茶色油状物を得た。これを、フラッシュカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル230〜400メツシ!、1
50g;径6.5cm、長さ10cm;溶出液、酢酸エ
チル:n−ヘキサン= 1:1.0.2kg / am
2)に付し、150mJずつ分取して8〜14番目のフ
ラクションを合併し、上記式■で表される4、5−ジメ
トキシ−3゜(l−ヒドロキシブチル)フタリド13.
24g(収率97%)を黄色固体として得た。
4.5−ジメトキシ−3−(1−ヒドロキシブチル)フ
タリド赤外線吸収スペクトルνKlr crn−1:3
488、3004.2952.2932.2860.2
844,1746゜1614、1502.1456.1
444.1402,1358,1284゜1226、1
108.1078.1022.974.958.878
.838゜744.644 IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13) : 0.88,0.96(3H,t、J=6.8Hz)。
1.20〜1.70(4H,m)、 1.92゜2.7
9(IH,d、J = 6.8,10.0Hz、 D2
0添加で消失)。
3.95.3.96.3.98.3.98(6H,s)
、 5.50゜5.53(IH,d、J=2.2.4.
9Hz)、 7.09゜7.10(IH,d、J=8.
3Hz)、7.64゜7.65(IH,d、 J =8
.3Hz)マススペクトルEI−MS mHz(%):
266(9,M+)、248(3)、219(4)、1
94(100)。
179(37)、166(24)、151(20)、1
36(12)。
122(14)、107(16)、 77(26)次に
上記式■で表される化合物を原料として、上記式1、I
Iおよび■で表される化合物を得る方法を示す。
上記式■で表される化合物をメシル化した後、アミン類
を作用させることにより、メシル基を脱離すること、さ
らに必要に応じて、そのまままたは接触還元した後、水
または有機溶媒中、酸を反応させて脱メチル化すること
により得ることが出来る。
メシル化の試薬としては、メタンスルボニルクロリド−
ピリジン、メタンスルホニルクロリド、トリエチルアミ
ン等が挙げられ、有機溶媒の具体例としては、無水テト
ラヒドロフラン、クロロホルム、塩化メチレン等が挙げ
られる。反応は、室温から使用する溶媒の沸点程度まで
加熱して行うのが好ましい。
脱メチル化に使用する有機溶媒の具体例としては、無水
塩化メチレン、クロロホルム、エタノール等カ挙げられ
、酸の具体例としては、三臭化ポウ素、三塩化ホウ素、
三フッ化ホウ素、三臭化アルミニウム、三塩化アルミニ
ウム、三フッ化アルミニウム等のルイス酸、ヨウ化水素
酸、臭化水素酸または塩酸およびトリフルオロ酢酸等が
挙げられる。反応温度としては、0℃から使用する溶媒
の沸点程度が適当である。
接触還元に使用する触媒としては、5〜10%パラジウ
ム炭素、酸化白金、ラネーニッケル等が挙げられ、使用
する溶媒としては、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類、酢酸エチル等の有機溶媒が挙げられる。反応圧
力は、1〜10気圧程度が適当であり、反応温度は、室
温が適当である。
アミン類の具体例としては、1,8−ジアザビシクロ[
5,4,Olウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−
ジアザビシクロ[4,3,01ノナ−5−エン(DBN
)等が挙げられ、用いる溶媒としては、ベンゼン等の有
機溶媒が挙げられ、室温から使用する溶媒の沸点程度ま
で加熱して行うのが好ましい。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 還流冷却器を付した500m1ナス型フラスコに具体例
1−■で得た3−(1−ヒドロキシブチル)−6,7−
シメトキシフタリド10.0gを入れアルゴン置換し、
無水ベンゼン80m1および無水ピリジン7.6mlを
加え溶解させた後、メタンスルホニルクロリド5.8m
lを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷水にあ
け、エーテル抽出2回(200mJ X 2)、エーテ
ル層を5%塩酸および飽和食塩水でそれぞれ1回洗浄、
乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、3−(
1−メタンスルホニルオキシブチル)−6,7−ジメト
キシフタリドを黄色油状物として得た。次にこの油状物
を無水ベンゼン100m1に溶解させ、DBU8.4m
lを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷冷した
2%塩酸200mJにあけ、エーテル抽出2回(200
nzlX 2)、エーテル層を水および飽和食塩水でそ
れぞれ1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減
圧留去し、黄色油状物を得た。これをフラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル、230〜400メツ
シユ、φ7.5X20.約450g ;溶出液、クロロ
ホルム、圧力0.2kg/cm2.1フラクシヨン= 
100mJ )で分離精製し、第一溶出分画(1100
〜2400mJ )から無色アモルファス3.75g(
収率40%)を得、第二溶出分画(2500〜3900
m? )から無色油状物2.1g(収率22%)を得た
。これらは下記に示す理化学的性質を有することから、
それぞれ上記式1で表される(Z)−3−ブチリデン−
6,7−ジメトキシフタリドおよび(E)−3−ブチリ
デン−6,7−ジメトキシフタリドと決定された。
(Z)−3−ブチリデン−6,7,ジメトキシフタリド
赤外線吸収スペクトル−’cm・l: 2956、2872.2840.1778(C: o)
、 1688.1594゜1502、1464.143
8.1346.1274.1078.1030゜101
6、932.878.818.796.766、730
.672IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)
(δppm in CDC13) 0.98(3H,t、J = 7.3Hz)。
1.53(2H,t−q、J =7.6,7.3Hz)
2.41(2H,d−t、J=7.8.7.6Hz)。
3.92(3H,s)、 4.13(3H,s)。
5.46(IH,t、J =7.8Hz)。
7.22(IH,d、J=8.5Hz)。
7.28(IH,d、J=8.5Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):248(M” 、 28)
、 219(100,M−CH3CH2)。
206(12,M−CH3CH= CH2)。
191(25,219−Co)、 177(9)、 1
63(10)、 148(7)。
135(12)、 105(11)、 91(7)、 
77(11)(E)−3−ブチリデン−6,7−ジメト
キシフタリド赤外線吸収スペクトルν:!c、n−1:
2960、2872.1778(C= O)、 168
6,1594,1504゜1462.1440.134
6.1274.1078,1058,1030゜936
、886.820.740.672IH−核磁気共鳴ス
ペクトル(200MHz)(δppm in CDC1
3) 1.02(3H,t、J=7.3Hz)。
1.60(2H,t−q、J=7.6.7.3H7)。
2.46(2H,d−t、 J = 8.2.7.6H
z)。
3.94(3H,s)、 4.12(3H,s)。
5.70(IH,t、J=8.2Hz)。
7.25(IH,d、 J = 8.3Hz)。
7.46(IH,d、 J = 8.3Hz)マススペ
クトルEI−MSm/z(%):248(M ” 、 
28)、 219(100,M−CH3CH2)。
206(13,M−CH3CH= CH2)。
191(25,219−Co)、 177(8)、 1
63(11)、 148(7)。
135(12)、 105(11)、 91(6)、 
77(10)実施例2 還流冷却器を付した200mJナス型フラスコに具体例
2−■で得た3−(1−ヒドロキシブチル)−4,6−
ジメトキシフタリド720rrLgを入れアルゴン置換
し、無水ベンゼン2mlおよび無水ピリジン0.55m
1を加え溶解させた後、メタンスルホニルクロリド0.
42m7を加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷
水にあけ、エーテル抽出2回(100mjX2)、エー
テル層を5%塩酸および飽和食塩水でそれぞれ1回洗浄
、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、3−
(1−メタンスルホニルオキシブチル)4,6−シメト
キシフタリドを黄色油状物として得た。次各ここの油状
物を無水ベンゼン9mlに溶解させ、DBUO,6ml
をカロえ、1時間加熱還流した。この反応液を氷冷した
2%塩酸200m2にあけ、エーテル抽出2回(100
mj×2)、エーテル層を水および飽和食塩水でそれぞ
れ1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留
去し、黄色油状物を得た。これをフラ・ノシュカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル、230〜400メツシ
ユ、φ6.5 X 30、約450g ;溶出液、クロ
ロホルム、圧力0.2kg / cm2.1フラクシヨ
ン= 200rnJ )で分離精製し、第一溶出分画(
1000〜1800ml)から白色固体460mg(収
率68%)を得、さらにこれを酢酸エチル−n−ヘキサ
ン力)ら再結晶し、無色針状晶を得た。また、第二溶出
分画(2000〜30000mj )から白色固体13
0rng(収率19%)を得、さらにこれを酢酸エチル
、n−ヘキサンから再結晶し、無色鱗片状晶を得た。こ
れら無色針状晶および無色鱗片状晶は、それぞれ下記に
示す理化学的性質を有することから、上記式Iで表され
る(Z)−3−ブチリデン4,6−シメトキシフタリド
および(E)−3−ブチリデン−4,6−シメトキシフ
タリドと決定された。
(Z)−3−ブチリデン−4,6−シメトキシフタリド
融点:129〜131℃ 赤外線吸収スペクトルν:xcrn−1:2948、2
868.1772(C=O)、 1686.1604.
1504゜1464、1434.1324.1240.
1152.1052.1032゜1018、982.9
22.846.778.738.636IH−核磁気共
鳴スペクトル(200MHz)(δppm in CD
013) 0.98(3H,t、J =7.3Hz)。
1.54(2H,t−q、J=7.6,7.3Hz)。
2.42(2H,d−t、 J = 7.9.7.6H
z)、 3.87(3H,s)。
3.94(3H,s)、 5.79(IH,t、 J 
= 7.9Hz)。
6.69(IH,d、 J = 2.0Hz)、 6.
91 (IH,d、 J = 2.0Hz)マススペク
トルEI−MS m/z(%):248(M+、 26
)、 219(100,M−CH3CH2)。
206(1,M−CH3CH=CH2)。
191(30,219−Co)、 177(1)、 1
63(9)、 148(7)。
135(7)、 106(7)、 91(5)、 77
(7)(E)−3−ブチリデン−4,6−ジメトキシフ
タリド融点=97〜98℃ 赤外線吸収スペクトル’:”” ’ 2956、2868.2840.1754(C=O)、
 1622,1590゜1502.1468,1456
,1342,1318,1230.1210゜1158
.1040.996.936.842.780.734
.714゜634、494 1H−a磁気共鳴スペクトル(200MH7)(δpp
m in CD013) 0.97(3H,t、 J = 7.3Hz)。
1.52(2H,t−q、J=7.6.7.3Hz)。
2.67(2H,d−t、 J=8.5.7.6Hz)
3.89(3H,s)、 3.92(3H,s)。
5.79(IH,t、 J =8.5Hz)。
6.70(IH,d、J =2.0Hz)。
6.94(IH,d、J=2.0Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):248(M +、 29)
、 219(100,M−CH3CH2)。
206(1,M−CH3CH= CH2)、 191(
31,219−Co)。
176(4)、 163(10)、 148(7)、 
135(7)。
106(8)、 91(5)、77(7)実施例3 還流冷却器を付した300mJナス型フラスコに具体例
3−■で得た3−(1−ヒドロキシブチル)−5,7−
シメトキシフタリド7.3gを入れアルゴン置換し、無
水ベンゼン22m1および無水ピリジン5.5mlを加
え溶解させた後、メタンスルホニルクロリド4.2ml
を加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷水にあけ
、エーテル抽出2回(200mJ X 2)、エーテル
層を5%塩酸および飽和食塩水でそれぞれ1回洗浄、乾
燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、3−(1
−メタンスルホニルオキシブチル)−5,7−シメトキ
シフタリドを黄色油状物として得た。次にこの油状物を
無水ベンゼン90m1に溶解させ、DBU6.2mlを
加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷冷した2%
塩酸200m1にあけ、エーテル抽出2回(200mJ
×2)、エーテル層を水および飽和食塩水でそれぞれ1
回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し
、黄色油状物を得た。これを半分ずつフラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル、230〜400メツ
シユ、φ6.5X30、約450g ;溶出液、クロロ
ホルム、圧力0.2kg1cm2.1フラクシヨン= 
200mJ )で分離精製し、第一溶出分画(1600
〜3200mj )から白色固体3.70g (収率5
4%)を得、さらにこれを酢酸エチル−n−ヘキサンか
ら再結晶し、無色プリズム晶を得た。また第二溶出分画
(4000〜4200mJ )から白色固体2.08g
(収率31%)を得、さらにこれを酢酸エチル−n−ヘ
キサンから再結晶し、無色針状晶を得た。これら無色プ
リズム晶および無色針状晶は、それぞれ下記に示す理化
学的性質を有することから、上記式1で表される(Z)
−3−ブチリデン−5,7−ジメトキシフタリドおよび
(E)−3−ブチリデン−5,7,ジメトキシフタリド
と決定された。
(Z)−3−ブチリデン−5,7−シメトキシフタリド
融点:96〜98℃ 赤外線吸収スペクトル−1,・1: 2952、2872.2840.1768(C=Q )
、 1688.1598゜1494.1466.143
2.1342.1208,1160.1046゜102
2、988.926.832.788.690.588
.5121H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)
(δppm in CD013) 0.98(3H,t、J =7.3Hz)。
1.53(2H,t−q、J =7.6,7.3Hz)
2.42(2H,d−t、 J = 7.9.7.6H
z)。
3.91(3H,s)、 3.95(3H,s)。
5.56(IH,t、 J = 7.9Hz)。
6.42(IH,d、 J = 1.7Hz)、 6.
62(IH,d、 J = 1.7Hz)マススペクト
ルEI−MS m/z(%):248(M” 、 16
)、219(93,M−CH3CH2)。
206(100,M−CH3CH= CH2)。
191(48,219−Co)、177(8)、163
(19)。
161(25)、 148(12)、 133(15)
、 105(8)、91(10)。
(E)−3−ブチリデン−5,7−ジメトキシフタリド
融点=79〜81℃ 赤外線吸収スペクトルl/” cm−” :2960.
2932,2872,1762(C= O)、 167
0.1598゜1494、1476、1455.143
4.1376.1352.1306゜1224、120
2,1164,1056,996,934,886,8
36゜818、696.550 1H−核磁気共鳴スペクトル(2ooMH2)(δpp
m in CDC13) 1.03(3H,t、J=7.3Hz)。
1.62(2H,t−q、J = 7.6.7.3Hz
)。
2.48(2H,d−t、J = 7.9.7.6Hz
)。
3.93(3H,s)、 3.97(3H,s)。
5.79(LH,t、 J = 7.9Hz)。
6.48(IH,d、J=1.7Hz)。
6.80(IH,d、J =1.7Hz)マススペクト
ルEI−MS m/z(%):248(M”、 14)
、219(96,M−CH3CH2)。
206(100,M−CH3CH=CH2)。
191(50,219−Co)、 176(5)、 1
63(20)。
161(24)、 148(11)、 135fll)
、 106(17)、 91(10)。
実施例4 還流冷却器を付した300mJナス型フラスコに、具体
例4−■で得た3−(1−ヒドロキシブチル)−4,7
−シメトキシフタリド8.9gを入れアルゴン置換し、
無水ベンゼン27m1および無水ピリジン6.8mlを
加え溶解させた後、メタンスルホニルクロリド5.2m
lを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷水にあ
け、エーテル抽出2回(200mj X2)、エーテル
層を5%塩酸および飽和食塩水でそれぞれ1回洗浄、乾
燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、3゜(1
−メタンスルホニルオキシブチル)−4,7−ジメトキ
シフタリドを黄色油状物として得た。次にこの油状物を
無水ベンゼン100rrLlに溶解させ、DBU7.5
rnJを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷冷
した2%塩酸2θOmlにあけ、クロロホルム抽出2回
(200mlX2)、クロロホルム層を水および飽和食
塩水でそれぞれ1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、
溶媒を減圧留去し、黄色油状物を得た。これを半分ずつ
フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、2
30〜400メツシユ、φ6.5 X 30、約45Q
g;溶出液、クロロホルム、圧力0−2kg / cm
2.1フラクシヨン= 100mJ )で分離精製し、
第一溶出分画(1100〜2000mJ )から白色固
体6.46g (収率78%)を得、さらにこれを酢酸
エチル−n−ヘキサンから再結晶し、無色鱗片状具を得
た。
また第二溶出分画(2500〜3600m1)から白色
固体0.45g (収率5.4%)を得、さらにこれを
酢酸エチル。
n−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得た。こ
れら無色鱗片状具および無色プリズム晶は、それぞれ下
記に示す理化学的性質を有することから、上記式lで表
される(Z)−3−ブチリデン−4,7−ジメトキシフ
タリドおよび(E)−3−ブチリデン−4,7−ジメト
キシフタリドと決定された。
(Z)−3−ブチリデン4,7−シメトキシフタリド融
点:164〜166℃ 赤外線吸収スペクトル−j cm−1:2956、28
64.1768(C= O)、1680,1606.1
516゜1452、1360.1270,1208,1
070.1036.1016.996゜942、812
.788.700 IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD013) 0.98(3H,t、J=7.3Hz)。
1.54(2H,t−q、 J = 7.6.7.3H
z)。
2.44(2H,d−t、J = 8.1.7.6Hz
)。
3.93(3H,s)、 3.95(3H,s)。
5.98(IH,t、J=8.06Hz)。
6.83(IH,d、 J = 8.8Hz)、 7.
07(IH,d、J = 8.8Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):248(M”、29)、2
19(100,M−CH3CH2)。
206(7,M−CH3CH=CH2)、191(14
,219−Co)。
176(8)、163(9)、161(14)、148
(5)、133(10)。
105(10)、 91(6)、 77(10)(E)
−3−ブチリデン−4,7−シメトキシフタリド融点:
117〜119℃ 赤外線吸収スペクトルν=、あ−l: 2956、2928.2872.2844.1758(
C:0)、 1658゜1616.1506,1440
,1324.1276、1232.1196゜1052
.1000.946.814.710IH〜核磁気共鳴
スペクトル(200MHz)(δppm in CDC
l5) 0.97(3H,t、 J = 7.3Hz)。
1.52(2H,t−q、J=7.6,7.3Hz)。
2.71(2H,d−t、J =8.5.7.6Hz)
3.91(3H,s)、3.95(3H,s)。
5.89(IH,t、J=8.5Hz)。
6−92(IH,d、J=9.0Hz)。
7.11(IH,d、J =9.0Hz)マススペクト
ルEI−MS m/z(%):248(M” 、26)
、219(100,M−CH3CH2)。
206(8,M−CH3CH= CH2)。
191(15,219−CO)、 176(9)、 1
63(10)。
161(14)、148(5)、135(10)、10
5(10)、91(5人実施例5 還流冷却器を付した300m1ナス型フラスコに具体例
5−■で得た3−(1−ヒドロキシブチル)−5,6−
シメトキシフタリド5.7gを入れアルゴン置換し、無
水ベンゼン20m1および無水ピリジン4.’amlを
加え溶解させた後、メタンスルホニルクロリド3.3m
lを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷水にあ
け、エーテル抽出2回(200?FIJX 2)、エー
テル層を5%塩酸および飽和食塩水でそれぞれ1回洗浄
、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し、3−
(1−メタンスルホニルオキシブチル)−5,6−ジメ
トキシフタリドを黄色油状物として得た。次にこの油状
物を無水ベンゼン70m1に溶解させ、DBU4.8m
Jを加え、1時間加熱還流した。この反応液を氷冷した
2%塩酸200mJにあけ、エーテル抽出2回(200
mlX2)、エーテル層を水および飽和食塩水でそれぞ
れ1回洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留
去し、黄色油状物を得た。これを半分ずつフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル、230〜400
メツシユ、φ6.5X30、約450g;溶出液、クロ
ロホルム、圧力0.2kg/ cm2.1フラクシヨン
= 200mJ )で分離精製し、第一溶出分画(22
00〜4000mJ )から白色固体1.2g(収率2
3%)を得、さらにこれを酢酸エチル−n−ヘキサンか
ら再結晶し、無色針状晶を得た。また、第二溶出分画(
4200〜6000m? )から白色固体0.8g (
収率15%)を得、さらにこれを酢酸エチル−n−ヘキ
サンから再結晶し、無色微針状晶を得た。これら無色針
状晶および無色微針状晶は、それぞれ下記に示す理化学
的性質を有することから、上記式1で表される(2)−
3−ブチリデン−5,6−シメトキシフタリドおよび(
E)−3−ブチリデン−5,6−シメトキシフタリドと
決定された。
(Z)−3−ブチリデン−5,6−シメトキシフタリド
融点:129〜130℃ 赤外線吸収スペクトルν1lJr コI :3092、
2956.2932,2872.2836.1752(
C= O)。
1688、1606.1504.1480.1458.
1318.1266゜1222.1118.1074.
1008.948.878.824゜772、730.
670.528 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD013) 0.99(3H,t、J=7.3Hz)。
1.55(2H,t−q、J = 7.6.7.3Hz
)。
2.44(2H,d−t、 J = 7.8.7.6H
z)、 3.95(3H,s)。
4.00(3H,s)、 5.49(IH,t、 J=
 7.8Hz)y7.00(IH,s)、 7.25(
IH,s)マススペクトルEI−M 248(M” 、 32)、 219(100,M−C
H3CH2)。
206(58,M−CH3CH= CH2)。
191(90,219−CO)、 177(1)、 1
63(32)、 148(9)。
136(9)、 119(8)、 105(5)、 9
3(10)、 77(12)(E)−3−ブチリデン−
5,6−シメトキシフタリド融点二101〜103℃ 赤外線吸収スペクトルνU・cm・】:2956、28
68.2832.1764(C= O)。
1668、1592,1498.1480,1370.
1356.1294゜1252、1224.1112.
1076、1014.944゜862、832.820
.778.678.5001H$磁気共鳴スペクトル(
200MHz)(δppm in CDC13) 1.04(3H,t、J==7.3Hz)。
1.64(2H,t−q、J=7.3,7.3Hz)。
2.50(2H,d−t、 J =EL1.7.3Hz
)、 3.97(3H,s)。
4.01(3H,s)、5.76(IH,t、J=8.
1Hz)。
7.18(IH,s)、 7.30(IH,s)マスス
ペクトルEI−MSm/z(%):248(M” 、 
32)、 219(100,M−CH3CH2)、。
206(52,M−CH3CH=CH2)。
191(88,219−Co)、175(5)、163
(34)、148(9)。
136(10)、 119(8)、 93(10)、 
77(12)実施例6 100m1ナス型フラスコに実施例3で得た(Z)−3
−ブチリデン−5,7ジメトキシフタリド2.0gを入
れアルゴン置換し、無水塩化メチレン40m1を加え溶
解させた後、水冷下、0.8M三臭化ホウ素の塩化メチ
レン溶液40m1を加え、室温で2時間撹拌した。この
反応液を氷水にあけ、酢酸エチル抽出2回(200ry
zJX2)、酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で1回ず
つ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去し
、黄色固体を得た。これをフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル、230〜400メツシユ、φ4
,5X15、約120g ;溶出液、酢酸エチル:n−
ヘキサン=l:3、圧力0.2kg / cm2.1フ
ラクシヨン= 50m1 )で分離精製し、第一溶出分
画(200〜450m1)から(Z)−8−ブチリデン
−7−ヒドロキシ−5,メトキシフタリドを白色固体(
534WLg、収率30%)として得た。これをさらに
酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し、白色粒状晶を
得た。また第2溶出分画(500〜1100m? )か
ら(Z)−3−ブチリデン−5,7−シヒドロキシフタ
リドを白色固体455WLg(収率26%)として得た
。これをさらに酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し
、白色粒状晶を得た。また第3溶出分画(1150〜2
000mj )から(Z)−3−ブチリデン−5−ヒド
ロキシ−7−メトキシフタリドを白色固体431WLg
(収率24%)として得た。これをさらに酢酸エチル−
n−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得た。こ
れらの白色粒状晶および無色プリズム晶は、下記に示す
理化学的性質から、上記式1で表される(Z)−3−ブ
チリデン−7−ヒドロキシ−5,メトキシフタリド、(
Z)−S−ブチリデン−5,7−シヒドロキシフタリド
、(Z)−3−ブチリデン−5−ヒドロキシ−7−メト
キシフタリドと決定された。
1.55(2H,t−q、J = 7.6.7.3Hz
)。
2.38(2H,d−t、J=7.8,7.6Hz)、
3.84(3H,s)。
5.72(IH,t、J=7.8Hz)、6.36(I
H,s)、6.73(IH,s)マススペクトルEI−
MS m/z(%):234(M” 、30)、 20
5(100,M−CH3CH2)。
192(96,M−CH3CH= CH2)。
177(77、205−CO)、 149(31)、 
122(16)、 106(8)。
91(11)、 77(11) (Z)−3−ブチリデン−7−ヒドロキシ−5,メトキ
シフタリド 融点=107〜109℃ 赤外線吸収スペクトルvnr Crn−” :3444
(OH)、2960,2932,2868.1740(
C=O)。
1678、1612.1468.1384.1300.
1202.1164゜1038、830.790.69
6.640゜582(CC14):1758(C= 0
)IH−a磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δp
pm in CD30D) 0.99(3H,t、J=7.3Hz)。
(Z)−3−ブチリデン−5,7−シヒドロキシフタリ
ド融点:179〜180℃ 赤外線吸収スペクトル−’cm・1: 3124(OH)、 2960.2932.2868.
1728(C= O)。
1686、1616,1482.1368.1338.
1218.1172゜1036、844.782.69
2.632.566(CC14):1758(C= 0
) IHH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δp
pm in CD30D) 0.99(3H,t、 J = 7.3Hz)。
1.54(2H,t−q、J =7.6,7.3Hz)
2.37(2H,d−t、 J = 7.8.7.6H
z)。
5.61(IH,t、 J = 7.8Hz)、 6.
31(IH,s)。
6.57(IH,s) マススペクトルEI−MS m/z(%) :S m/
z(%)=220(M” 、 29)、191(100
,M−CH3CH2)。
178(77、M−CH3CH= CH2)。
163(77、191−Co)、 135(32)、 
108(18)、 77(11)(Z)−3−ブチリデ
ン−5−ヒドロキシ−7−メトキシフタリド 融点:160〜162℃ 赤外線吸収スペクトル−・C□・1゜ 3280(OH)、 2960.2872.1742(
C: o)、 1686゜1608.1494.144
2.1348.1316,1196.1154゜105
8、1020.970.846.786.696.54
8CC14:1788(C:0) IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD30D) 0.99(3H,t、J =7.3Hz)。
1.55(2H,t−q、J = 7.6.7.3Hz
)。
2.37(2H,d−t、 J = 7.9.7.6H
z)。
5.65(IH,t、 J = 7.9Hz)、 3.
90(3H,s)。
6.46(IH,s)、 6.65(IH,s)マスス
ペクトルEI−MS m/z(%):234(M”、 
21)、205(100,M−CH3CH2)。
192(89,M−CH3CH= CH2)。
177(52,205−Co)、 149(25)、1
34(11)、 121(14)。
92(20)、 77(10) 実施例7 300mJナス型フラスコに、実施例4で得た(Z)−
3−ブチリデン4,7−シメトキシフタリド2.6gを
入れアルゴン置換し、無水塩化メチレン52m1を加え
、溶解させた後、水冷下、0.8M三臭化ホウ素の塩化
メチレン溶液52m1を加え、室温で2時間撹拌した。
この反応液を氷水にあけ、酢酸エチル抽出2回(200
mj x2)、酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で1回
ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を減圧留去
し、黄色固体を得た。これをフラッシュカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル、230〜400メツシユ、φ
4.5X15、約120g ;溶出液、酢酸エチル:n
−ヘキサン=l:2、圧力0.2kg / em2.1
フラクション=50ml)で分離精製し、第1溶出分画
(350〜600mj )から白色固体(965mg、
収率42%)を得た。これをさらに酢酸エチル−n−ヘ
キサンから再結晶し、無色針状晶を得た。また第2溶出
分画(700〜10100O)から白色固体(381m
g、収率17%)を得た。これをさらに酢酸エチル−n
−ヘキサンがら再結晶し、無色針状晶を得た。これらの
無色針状晶は、それぞれ下記に示す理化学的性質がら、
上記式1で表される(Z)−3−ブチリデン−4,7,
ジヒドロキシフタリド、(Z)−3−ブチリデン−本ヒ
ドロキシ−7−メドキシフタリドと決定された。
(Z)−3−ブチリデン−4,7−シヒドロキシフタリ
ド融点:204〜206℃ 赤外線吸収スペクトル−’ cm’ :3292(OH
)、 2960.2932.2868.1730. (
C:O)。
1680、1630.1504,1376.1306.
1286.1198゜1026、972.834.79
2.660.632.580.478(CC14):1
760(C=0) IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD30D) 1.00(3H,t、J=7.3Hz)。
1.55(2H,しq、J=7.6,7.3Hz)。
2.40(2H,d−t、J=7.9,7.6Hz)。
5.93(IH,t、J=7.9Hz)。
6.72(IH,d、J =8.6Hz)。
6.98(IH,d、J=8.6Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):220(M”、33)、1
91(100,M−CH3CH2)。
178(29,M−CH3CH=CH2)。
163(45,191−Co)、135(15)、10
7(24)、91(7)。
?1(7)、 77(11) (Z)−3−ブチリデン−4,ヒドロキシ−7−メドキ
シフタリド 融点二150〜152℃ 赤外線吸収スペクトルvnr ハl :3380(OH
)、 2964.2936.2872.2840゜17
46(C−0)、 1680.1618.1514.1
454.1436゜1322、1302,1284,1
272.1238.1194,1064゜1002、9
74.810.784.762.690.620.58
6゜(CC14):1784(C:0) IH−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD30D) 1.00(3H,t、J =7.3Hz)。
1.56(2H,t−q、J =7.6.7.8Hz)
2.41(2H,d−t、 J = 7.9.7.6H
z)。
3.89(3H,8)。
5−99(IH,t、J = 7.9Hz)。
6.91(IH,d、J=8.8Hz)7.09(IH
,d、J =8.8Hz)マススペクトルEI−MS 
m/z(%):234(M+、28)、205(100
,M−CH3CH2)。
192(41,M−CH3CH=CH2)。
177(29,205−Co)、 162(16)、 
149(15)、 134(10)。
121(20)、91(12)、77(9)実施例8 100mJナス型フラスコに実施例5で得た(Z)−3
−ブチリデン−5,6−シメトキシフタリド620mg
を入れアルゴン置換し、無水塩化メチレン12.5mJ
を加え溶解させた後、水冷下、0.8M三臭化ポウ素の
塩化メチレン溶液12.5m7を加え、室温で1.5時
間撹拌した。この反応液を氷水にあけ、酢酸エチル抽出
2回(150m2 X2)、酢酸エチル層を水及び飽和
食塩水で1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶
媒を減圧上留去し、黄色固体を得た。これをフラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、230〜40
0) 7シユ、φ3.5X10、約50g;溶出液、酢
酸エチル:n−ヘキサン=l:2、圧力0.2kg1 
cm2.1フラクシヨン=50rnl)で分離精製し、
第1溶出分画(350〜600mJ )がら白色固体(
470rrLIl、収率86%)を得た。これをさらに
酢酸エチル−n、ヘキサンから再結晶し、無色プリズム
品を得た。この無色プリズム晶は、下記に示す理化学的
性質がら、上記式Iで表される(Z)−3−ブチリデン
、5,6−ジヒドロキシフタリドであると決定された。
(Z)−S−ブチリデン−5,6−ジヒドロキシフタリ
ド融点=177〜179℃ 赤外線吸収スペクトル’:”” ’ 3260(OH)、 2960.2932.2872.
1720(C= O)。
1682、1598.1486.1326,1182.
1156.1076゜1016、972.870.78
0.6581H$磁気共鳴スペクトル(200MHz)
(δppm in CD30D) 0.99(3H,t、 J = 7.3Hz)。
1.54(2H,t−q、J=7.6,7.3Hz)。
2.37(2H,d−t、J=7.9,7.6Hz)。
5.51(IH,t、J = 7.9Hz)、 7.0
6(IH,s)。
7.11(IH,s) マススペクトルEI−MS m/z(%):220(M
” 、30)、 191(100,M−CH3CH2)
178(43,M−CH3CH= CH2)、 163
(74,191−Co)。
135(30)、108(19)、89(15)、77
(10)実施例9 200m1ナス型フラスコに実施例1で得た(Z)−3
−ブチリデン−6,7−シメトキシフタリド2.0g、
を入れアルゴン置換し、無水塩化メチレン40m1を加
え溶解させた後、水冷下、0.8M三臭化ホウ素の塩化
メチレン溶液40m1を加え、室温で30分間撹拌した
この反応液を氷水にあけ、10分間撹拌し、析出する不
溶物を濾取し、乾燥(50〜b 間)して、白色固体(1,20g、収率68%)を得た
。これを酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し、無色
微針状晶を得た。この無色微針状晶は、下記に示す理化
学的性質から、上記式IIで表される6、7−シヒドロ
キシー3−バレリルベンゾイックアシッドと決定された
6.7−シヒドロキシー3−バレリルベンゾイックアシ
・ノド 融点=98〜100℃ 赤外線吸収スペクトルν:xcrn4:3364、32
32(OH)、 2956.2932.2872゜17
26(C=O)、 1618.1524.1460.1
404゜1292.1204.1138.1086.9
36.870.846.782.728゜662、56
6、450 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CD30D) 0.88(3H,t、J =6.0Hz)、 1.10
〜1.40(4H,m)。
1.90〜2.40(2H,m)、 6.87(IH,
d、J = 7.6Hz)。
7.06(IH,d、J=7.6Hz)マススペクトル
EI−MS m/z(%):238(M”、 14)、
220(32,M−H2O)。
191(37,220−CH3CH2)。
181(71,M−CH3CH2CH2CH2)、 1
7堕34)。
163(100,191−Co)、 150(24)、
 136(19)。
119(13)、 108(17)、 79(36)実
施例10 101O0ナス型フラスコに実施例5で得た(E)−3
−ブチリデン−5,6−ジメトキシフタリド350rn
gを入れアルゴン置換し、無水塩化メチレン7mlを加
え、溶解させた後、水冷下、0.8M三臭化ホウ素の塩
化メチレン溶液7mj (5,64mmol )を加え
、室温で1.5時間撹拌した。この反応液を氷水にあけ
、酢酸エチル抽出2回(100nzj X2)、酢酸エ
チル層を水及び飽和食塩水で1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸
マグネシウム)、溶媒を減圧上留去し、黄色固体を得た
。これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、230〜400メツシユ、φ3.5X10、約5
0g;溶出液1酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2、圧
力0.2kg/ cm”、1フラクション=50mJ)
で分離精製し、第1溶出分画(100〜500rn? 
)から白色固体181rrLg(収率58%)を得た。
これをさらに酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し、
無色プリズム晶を得た。この無色プリズム晶は、下記に
示す理化学的性質から、上記式1で表される(E)−3
−ブチリデン、5,6−シヒドロキシフタリドであると
決定された。
(E)−3−ブチリデン−5,6,ジヒドロキシフタリ
ド融点=182〜184℃ 赤外線吸収スペクトルν■・ern−1=3260(O
H)、 2960.2932.2872.1720(C
: o)。
1682、1598.1486.1326.1182.
1156.1076゜1016.972.870.78
0.6581H−a磁気共鳴スペクトル(200MHz
)(δppm in CD30D) 1.04(3H,t、J=7.3Hz)。
1.61(2H,t−q、J=7.6,7.3Hz)。
2.47(2H,d−t、J=8.2.7.6Hz)。
5.66(LH,t、 J = 8.2Hz)、 7.
16(IH,s)。
7.26(IH,s) マススペクトルEI−MS m/z(%):220(M
 +、33)、 191(100,M−CH3CH2)
178(31,M−CH3CH=CH2)。
163(45,191−Co)、 135(15)、 
108(14)、 91(9)。
実施例11−■ 具体例6−■で得た4、6−シメトキシー5−メトキシ
メトキシ−3−(1−ヒドロキシブチル)フタリド2.
33gをアルゴン置換した後、無水ベンゼン5mlを加
えて溶解し、無水ピリジン1.1m?およびメタンスル
ホニルクロリド1lrnlを室温で加えて10分間撹拌
し、さらに15分間加熱還流した。この反応混合物を室
温にもどした後、氷水にあけてジエチルエーテルで抽出
(100riJ X2)、水および飽和食塩水で洗浄、
硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧除去して黄色油状
物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、230〜400メツシユ、 sog 。
径4.5cm、長さ10cm;溶出液、酢酸エチル:n
−ヘキサン=2:3.0.2kg/cmりに付し、50
m1ずつ分取して8〜11番目のフラクションを合併し
、白色アモルファスの4,6−シメトキシー5−メトキ
シメトキシ−3−(1−メタンスルホニルオキシブチル
)フタリド1.91g(収率66%)を得た。
4.6−シメトキシー5−メトキシメトキシ−3−(1
−メタンスルホニルオキシブチル)フタリド 赤外線吸収スペクトル’:”” ’ 3024、2952.2870.2840,1770.
1620.1480゜1430、1354.1250.
1176、1162.1116.1106゜1080、
1028.966、942.918.896.852.
804.764゜558、526 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13) : 0.85.1.03(3H,t、 J=7.3Hz)、
 0.95〜1.80゜1.90〜2.10(4H,m
)、 2.54.3.14(3H,s)、 3.59゜
3.60(3H,s)、 3.92.3.93.4.0
1.4.07(6H,s)。
5.17,5.20.5.21.5.24(2H,s)
、 5.25.5.35(IH,ddd、J = 1.
5.3.0.10.0Hz、 J = 2.2.3.0
゜10.0Hz)、 5.53.5.89(IH,d、
J = 1.5Hz。
J=2.2Hz)、7.16,7.17(IH,s)マ
ススペクトルEI−MS m/z(%):404(5,
M”)、372(2)、309(2)、308(2人2
79(2)、264(33)、253(4)、235(
10)、223(4)。
209(6)、 45(100) 実施例114 次に、実施例11−■で得た4、6.ジメトキシ−5−
メトキシメトキシ−3−(1−メタンスルホニルオキシ
ブチル)フタリド1.66gをアルゴン置換した後、無
水ベンゼン13rrL1を加えて溶解し、次いでDBU
 O,92mJを加え室温で10分間撹拌し、1時間加
熱還流した。この反応混合物を室温にもどし、氷冷した
2%塩酸水溶液50m1にあけ、ジエチルエーテルで抽
出(100ryzJ X2)、水および飽和食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧除去し、黄色
油状物を得た。これをフラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル、 230−400メツシユ、 20
0g ;径4.5cm、長さ25cm ;溶出液、塩化
メチレン:クロロホルム=1:1;0.2kg/cm2
)に付し、30m1ずつ分取して8〜29番目のフラク
ションを合併し、無色油状物の(Z)4.6−シメトキ
シー5.メトキシメトキシ−3−ブチリデンフタリド8
02rrLgを得た(収率63%)。また、31〜42
1〜42番目ションを合併して、無色油状物の(E)−
4,6−シメトキシー5−メトキシメトキシ−3−ブチ
リデンフタリド182mg(収率14%)を得た。
(Z)−4,6−シメトキシー5−メトキシメトキシ−
3−ブチリデンフタリド 赤外線吸収スペクトル、tmx’よ−1:2956、1
870.2840,1776、1681.1609.1
481゜1429、1398.1337.1267、1
207.1161.1130゜1100.1044,1
022.991.960.936.766IH−核磁気
共鳴スペクトル(200MHz)(δppm in C
DC13) : 0.99(3H,t、J =7.3Hz)。
1.55(2H,t−q、 J=7.3Hz)。
2.44(2H,d−t、 J = 7.9.7.3H
z)、 3.62(3H,s)。
3.92(3H,s)、 3.98(3H,s)、 5
.22(2H,s)。
5.84(IH,t、 J= 7.9Hz)、 7.1
5(IH,s)マススペクトルEI−MS m/z(%
):279(5)、 265(3)、 263(4)、
 249(3)、 246(2)。
235(2)、 233(3)、 221(1)、 2
17(1)、 207(1)。
205(1)、 93(1)、 45(100)実施例
11−■ さらに、実施例11−■で得た(Z)−4,6−シメト
キシー5−メトキシメトキシ−3,ブチリデンフタリド
1.23gにジオキサン10m1を加えて溶解させた後
、リン酸2mlを加え室温で10分間撹拌し、さらに1
0分間加熱還流した。この反応液を室温にもどし、水1
1を加えて結晶を析出させ、濾取して白色微針状晶の(
Z)−3−ブチリデン−5−ヒドロキシ−4,6−ジメ
トキシフタリド873rng(収率83%)を得た。
(Z)−3−ブチリデン−5−ヒドロキシ−4,6,ジ
メトキシフタリド 赤外線吸収スペクトル’:”” ’ 3384、2988,2948.2864.2B32.
1744.1680゜1614、1596.1502.
1480.1458.1428.1372゜1336、
1280.1228.1204.1180.1152.
1098゜1052、1018.960.924.86
8.780.754.706.5281H−a磁気共鳴
スヘクトル(200MH2)(δppm in CDC
13) : 0.98(3H,t、 J = 7.3Hz)。
1.55(2H,tq、J= 7.3.7.3Hz)。
2.44(2H,dt、J=7.9,7.3Hz)。
3.98(3H,s)、 4.03(3H,s)。
5.85(IH,t、J =7.9Hz)。
6.12(LH,s、 D20添加で消失)、 7.2
6(LH,s)マススペクトルEI−MS m/z(%
):264(30,M”)、 235(100)、 2
22(9)、 20?(14)。
192(2)、 179(3)、 164(2)、 1
49(2)、 137(3)。
実施例11−■ 200mjナス型フラスコに実施例11−■で得た(2
)−3−ブチリデン−5−ヒドロキシ−4,6−シメト
キシフタリド1.0gを入れアルゴン置換し、無水塩化
メチレン28m1を加え、溶解させた後、水冷下、0.
8M三臭化ホウ素の塩化メチレン溶液28rnl (2
2,70rrLr+zol)を加え、室温で2.5時間
撹拌した。この反応液を氷水にあけ、酢酸エチル抽出2
回(150mlX2)、酢酸エチル層を水及び飽和食塩
水で1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を
減圧下留去し、黄色固体を得た。これをフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、230〜400メ
ツシユ、φ3.5X10、約50g;溶出液、酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:1、圧力0.2kg / cm
2、lフラクション=50ml)で分離精製し、第1溶
出分画(350〜600m1)から白色固体240mg
(収率27%)を得た。これをさらに酢酸エチル−n−
ヘキサンから再結晶し、無色針状晶を得た。この無色針
状晶は、下記に示す理化学的性質から、上記式■で表さ
れる(Z)−3−ブチリデン。
4.5.6−トリヒドロキシフタリドと決定された。
(Z)−3−ブチリデン−4,5,6−ドリヒドロキシ
フタリド融点:175〜178℃ 赤外線吸収スペクトルνnr crn−1:35弱、 
3412(OH)、 2956.2932.2868゜
1710(C=0)1678.1632.1530.1
498.1348゜1220、1188.1158.1
100.1024.7886.7741H−核磁気共鳴
スペクトル(200MHz)(δppm in CD3
0D) 0.99(3H,t、 J = 7−3Hz)。
1.54(2H,tq、J = 7.6.7.3Hz 
)t2.38(2H,d−t、 J =7.9.7.6
Hz)。
5.78(IH,t、J=7.9Hz)、6.79(I
H,s)。
マススペクトルEI−MS m/z(%):250(M
” 、 8)、 236(30)、 221(18,M
−CH3CH2)207(100,M−CH3CH2C
H2)、 194(28)。
179(74,207−Co)、166(12)、15
1(17)、133(24)。
124(12)、 105(12)、 77(10)実
施例12 具体例7−■4,5−ジメトキシー3−(1−ヒドロキ
シブチル)フタリド12.42gをアルゴン置換した後
、無水ベンゼン30m1を加えて溶解し、無水ピリジン
7.6mlおよびメタンスルホニルクロライド7.2m
lを室温で加えて10分間撹拌し、さらに1時間加熱還
流した。この反応混合物を室温にもどした後、氷水にあ
けジエチルエーテルで抽出(300nzJ X 2)、
水および飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、
溶媒を減圧除去して茶色油状物を得た。これをフラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、230〜4
00メツシユ、 80g、径4.5cm、長さ10cm
;溶出液、クロロホルム:塩化メチレン=1:1.0.
2kg/cm2)に付し、100m1ずつ分取して3〜
10番目のフラクションを合併し、無色油状物の4,5
−ジメトキシ−3−(1−メタンスルホニルオキシブチ
ル)フタリド16.03g(収率99%)を得た。
4.5−ジメトキシ−3−(1−メタンスルホニルオキ
シブチル)フタリド 赤外線吸収スペクトル−’cm・1: 2960、2876、2840.1770.1726.
1614.1500゜1462、1352.1282.
1226.1176、1088.1076゜1010、
938.922.898.800.738.5261H
−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δppm 
in CD013) : 0.84.1.03(3H,t、J= 7.3Hz)。
1.20〜2.10(4H,m)、2.55,3.13
(3H,s)、3.97゜3.98.3.99.4.0
5(6H,s)、 5.26゜5.41[IH,ddd
、 (J = 1.0.1.5.8.0Hz)。
(J =2.0.3.0.10.0Hz)]、5.55
゜5.92(IH,d、 J= 1.5Hz、 J =
2.0Hz)、 7.11゜7.12(IH,d、 J
 = 8.3Hz)、 7.60゜7.64(IH,d
、J=8.3Hz)マススペクトルEI−MS m/z
(%):344(4,M”)、248(7)、219(
10)、206(4人193(100)、179(3)
、163(5)、150(6)、135(4)。
122(9)、 79(14)、 55(16)さらに
、この4,5−ジメトキシ−3−(1−メタンスルホニ
ルオキシブチル)フタリド16.03gをアルゴン置換
した後、無水ベンゼン150mJを加えて溶解し、次い
でDBU 9.75mJを加え室温で10分間撹拌し、
1時間加熱還流した。この反応混合物を室温にもどし、
氷冷した2%塩酸水溶液100m1にあけ、エーテルで
抽出(300mlX2)、水および飽和食塩水で洗浄、
硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧除去し、黄色固体
を得た。これをn−ヘキサンから再結晶し、白色針状晶
(Z)4.5−ジメトキシ−3−ブチリデンフタリド8
.4gを得た。
(Z)J、5−ジメトキシ−3−ブチリデンフタリド赤
外線吸収スペクトルν:”’・1: 2948、2912.2872.2832,1774.
1680,1614゜1498、1458,1428,
1342.1278,1258.1194゜1074.
1054,1020.992.934.888.816
.786.732゜654、608 1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in CDC13): 1.00(3H,t、J=7.3Hz入1.56(2H
,tq、J=7.3,7.3Hz)。
2、45(2H,dt、J=7.9.7.3Hz)。
3、95(3H,s)、 3.97(3H,s)。
5.98(IH,t、J=7.9Hz)、 7.04(
IH,d、J=8.3Hz)。
7.62(IH,d、J==8.3Hz)マススペクト
ルEI−MS m/z(%):248(24,M”)、
 219(100)、 206(18)、 191(1
9)。
176(8)、163(8)、148(6)、135(
11)、133(6)。
118(6)、105(9)、91(6)、77(11
)100rrLl広ロナス型フラスコに(Z)−4,5
−ジメトキシ−3−ブチリデンフタリド1.0g(4,
03rnma? )を入れ、メタノール10m1に溶解
させ、5%パラジウム炭素100mzを加えた後、常圧
接触還元装置に付し、室温で2時間撹拌した。この反応
液をセライト濾過(メタノールで洗う)し、濾液を減圧
留去して白色固体1.03gを得た。これをn−ヘキサ
ンから再結晶し、3−ブチル−4,5−ジメトキシフタ
リド0.95g (収率94%)を無色針状晶として得
た。
3−ブチル−4,5−ジメトキシフタリド赤外線吸収ス
ペクトル−’cm・l: 2952、2868.1766(C=O)、 1614
.1498.1462゜1440、1344.1278
.1236.1222.1162.1092゜1052
.970.820.736 tn−a磁気共鳴スヘクトル(200MH2)(δpp
m in CDC13): 0.89(3H,t、J=6−8Hz)+ 1.15−
1.50(4H,m)。
1.65−1.85(IH,m)、 2.10−2.3
5(IH,m)。
3.92(3H,s)、 3.97(3H,s)。
5.51(IH,dd、 J=7.8.3.2Hz)。
7.07(IH,d、 J = 8.3Hz)、 7.
60(LH,d、 J = 8.3Hz)マススペクト
ルEI−MS m/z(%):250(M”、17人1
93(100,M−CH3CH2CH2CH2)Cal
cd;C:67.18. Hニア、25Found;C
:67.24. Hニア、43次に、100m?ナス型
フラスコに3−ブチル−4,5−ジメトキシフタリド1
.2g(4,79mrnol )を入れアルゴン置換し
、無水塩化メチレン18m1を加え溶解g e タ後、
水冷下、0.8M三臭化ホウ素の塩化メチレン溶液18
m1 (14,38mrrLoJ )を加え、室温で2
時間撹拌した。この反応液を氷水にあけ、室温で30分
撹拌した後、減圧留去(塩化メチレンおよび臭化メチル
を除去)し、析出する白色不溶物を濾取(pH7になる
まで水でよく洗う)、乾燥(減圧下、50〜60℃で5
時間)し、白色固体865rrLgを得た。これをベン
ゼンから再結晶し、無色微針状晶(782rrLg、収
率74%)を得た。この無色微針状晶は、下記に示す理
化学的性質を有することから、上記式IIIで表される
3゜ブチル4,5−ジヒドロキシフタリドであると決定
された。
3−ブチル−4,5−ジヒドロキシフタリド融点:13
8〜140℃ 赤外線吸収スペクトル、0・cm−’ :3484(O
H)、 3200(OH)、 2952.2928.2
864゜1716(C=O)、 1628.1532.
1472.1408.1300゜1226、1164.
1122.1096.1074.1052.948.9
36゜892、830.764.732.634.53
01H−核磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δp
pm in Acetone−d6):0.90(3H
,t、J=7.1Hz)、1.20−1.50(4H,
m)。
1.60〜1.85(IH,m)、 2.10〜2.4
0(IH,m)。
5.51(IH,dd、J =7.3,2.9Hz)。
7.06(IH,d、J =8.3Hz)、 7.21
(IH,d、 J=8.3Hz)。
8.25(IH,s、 D20 exchang、)。
9.42(IH,s、 D20 exchang、)マ
ススペクトル EI−MS m/z(%):222(M
” 、18)、 165(100,M−CH3CH2C
H2CH2)。
Ca1cd;C:64.85. H:6.35Foun
d;C:64.44. H:6.29実施例13 100ml広ロナス型フラスコに実施例1で得た(2)
3−ブチリデン−6,7−ジメトキシフタリド1.52
g(6,12mrrLDJ )を入れ、メタノール15
mJに溶解させ、5%パラジウム炭素150mgを加え
た後、常圧接触還元装置に付し、室温で2時間撹拌した
。この反応液をセライト濾過(メタノールで洗浄)し、
濾液を減圧留去して白色固体1.53gを得た。これを
n−ヘキサンから再結晶し、無色針状晶(1,43g、
収率93%)を得た。この無色針状晶は、下記に示す理
化学的性質から、上記式■で表される3−ブチル−6,
7−ジメトキシフタリドと決定された。
3−ブチル−6,7−ジメトキシフタリド融点ニア5〜
76℃ 赤外線吸収スペクトル−’cm・1: 2952、2928.2864.1746(C: o)
、 1600.1502゜1466、1440.142
4.1352.1304.1274.1224゜112
4、1050.1012.974.964.916.8
76、826.796゜760、732.694.63
8.604IH−核磁気共鳴スペクトル(200MH2
)(δppm in CD013): (191(3H,t、J=7.0Hz)、1.20−1
.50(4H,m)。
1.60−1.80(IH,m)、 1.80−2.1
0(IH,m)、 3.91(3H,s)。
4.11(3H,s)、5.34(IH,dd、J=7
.6,3.9Hz)。
7.03(IH,d、J=8.3Hz)、7.22(I
H,d、J=8.3Hz)マススペクトルEI−MS 
m/z(%):250(M ” 、26)、 193(
100,M−CH3CH2CH2CH2)。
Calcd;C:67.18. Hニア、25. N:
Found;C:67.24. Hニア、43. N:
実施例14 100rnJナス型フラスコに実施例13で得た3−ブ
チル−6,7−シメトキシフタリド1.2g (4,7
9mnzoJ )を入れアルゴン置換し、無水塩化メチ
レン24m1を加え溶解させた後、水冷下、0.8M三
臭化ホウ素の塩化メチレン溶液24m1 (19,16
mmoJ )を加え、室温で2時間撹拌した。この反応
液を氷水にあけ、室温で30分撹拌した後、減圧留去(
塩化メチレン及び臭化メチルを除去)した。析出する白
色不溶物を濾取(pH7になるまで水でよく洗う)し、
乾燥(減圧下、50−60℃、5−6時間)し、白色固
体914mgを得た。また先の濾液を酢酸エチルで1回
抽出(200m7 )、酢酸エチル層を水及び飽和食塩
水で1回ずつ洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)、溶媒を
減圧留去し、白色固体160F714Fを得た。先の白
色固体を合わせ、ベンゼンから再結晶し、無色微針状晶
(966mg、収率91%)を得た。この無色微針状晶
は、下記に示す理化学的性質を有することから、上記式
■■で表される3−ブチル−6,7−シヒドロキシフタ
リドと決定された。
3−ブチル−6,7−シヒドロキシフタリド融点:13
1〜133℃ 赤外線吸収スペクトルνKBv c、、・l:3412
(OH)、 3172(OH)、 2952.2868
゜1728(C= O)、 1614.1522.14
68.1400.1326゜1280、1212.11
02.1006.968.938.894.832゜7
94、774.728.610 1H$、磁気共鳴スペクトル(200MHz)(δpp
m in Acetone−d6) :0.90(3H
,t、J = 7.1Hz)、 1.20〜1.50(
4H,m)。
1.60〜1.80(IH,m)、 190〜2−10
(IH,m)。
5.45(LH,dd、J=7.3,3.9Hz)。
6.90(IH,d、 7.8Hz)、 7.20(L
H,d、 J=7.8Hz)マススペクトルEI−MS
 m/z(%):222(M ” 、 52)、 20
4(28)。
165(100,M−CH3CH2CH2CH2)、 
137(41)Calcd; C:64.85. H:
6.35Found; C:64.82. H:6.4
8上記式1〜mで表される本発明の化合物は、プロスタ
グランジンF2.J害作用を有し、医薬品として有用で
ある。このことについて実験例を挙げて説明する。
実験例 ウィスター系雌性ラットの卵巣を摘出し、その約3週間
後に子宮角を摘出した。各子宮角をマグヌス管につるし
、気泡を通じ、25℃に保った口・ツク−リンガ−液に
浸して、プロスタグランジンF2aの添加による収縮を
ペンレコーダーで記録した。
実施例6、実施例7、実施例8および実施例10で得た
化合物は、最終濃度が5X10’g/mjとなるように
エタノールに溶解し、プロスタグランジンF2aを添加
する5分前に添加した。その収縮の結果より実施例で得
た化合物のプロスタグランジンF2a阻害率を次式によ
り算出した。
−B 阻害率−X100(%) A:実施例で得た化合物を含まない場合の収縮度B:実
施例で得た化合物を添加した場合の収縮度その結果を第
1表に示す。
以上の結果より、本発明の化合物に、プロスタグランジ
ンF2a阻害作用があることが確認された。
本発明の化合物は、そのまま、あるいは慣用の製剤担体
と共に動物および人に投与することができる。投与形態
としては、特に限定はなく、必要に応じ適宜選択して使
用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤等の経口剤、注射剤
、全開等の非経口剤が挙げられる。錠剤、カプセル剤、
顆粒剤等の経口剤は、常法に従って製造される。錠剤は
本発明の化合物をゼラチン、澱粉、乳糖、ステアリン酸
マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の製剤学的賦形剤
と混合し、賦形することにより製造され、カプセル剤は
、本発明の化合物を不活性の製剤充填剤、もしくは希釈
剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル等に充填することに
より、製造される。シロップ剤、エリキシル剤は、本発
明の化合物をショ糖等の甘味剤、着色剤、調味剤、芳香
剤、補助剤と混合して製造される。
非経口剤は、常法に従って製造され、希釈剤として一般
に注射用蒸留水、止理食塩水、デキストロース水溶液、
プロピレングリコール等を用いることができる。さらに
必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい
。また、この非経口剤は安定性の点から、アンプル等に
充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を留去し
、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもで
きる。
(以下余白) その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための全開等が挙げられ、常法に従って
製造される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中R_1、R_2およびR_3は、メトキシル基、
    水酸基または水素原子を示す。)で表されるフタリド誘
    導体。
  2. (2)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中R_4およびR_5は、メトキシル基または水酸
    基を示す。) で表されるフタリド誘導体。
  3. (3)下記式III ▲数式、化学式、表等があります▼III (式中R_6およびR_7は、メトキシル基または水酸
    基を示す。) で表されるフタリド誘導体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006125651A3 (en) * 2005-05-24 2007-07-19 Dsm Ip Assets Bv Ligustilide derivatives for the treatment of inflammatory disorders
JP2009269883A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Mie Univ フタリド誘導体及び抗肥満剤
JP2009269885A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Mie Univ フタリド誘導体及び内臓脂肪蓄積抑制剤
JP2009269884A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Mie Univ フタリド誘導体及び基礎代謝調整剤

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