JP2001151771A - 含窒素芳香族複素環誘導体 - Google Patents

含窒素芳香族複素環誘導体

Info

Publication number
JP2001151771A
JP2001151771A JP2000275186A JP2000275186A JP2001151771A JP 2001151771 A JP2001151771 A JP 2001151771A JP 2000275186 A JP2000275186 A JP 2000275186A JP 2000275186 A JP2000275186 A JP 2000275186A JP 2001151771 A JP2001151771 A JP 2001151771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
nmr
method described
methyl
nitrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000275186A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sasaki
慎一 佐々木
Makoto Yoshida
吉田  誠
Toshiaki Kumazawa
利昭 熊澤
Fumitake Takizawa
文健 瀧澤
Yasuhiko Ito
靖彦 伊藤
Shiro Shirokura
史郎 白倉
Hideaki Kusaka
英昭 日下
Masako Uchii
雅子 内井
Nobuo Kosaka
信夫 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000275186A priority Critical patent/JP2001151771A/ja
Publication of JP2001151771A publication Critical patent/JP2001151771A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】頻尿または尿失禁治療剤、あるいは抗炎症剤と
して有用な含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学
的に許容される塩を提供する。 【解決手段】式(I) [式中、−X1=X2−X3=X4−は−CR1=CR2−C
3=CR4−[式中、R1およびR3は同一または異なっ
て、水素、置換もしくは非置換の低級アルキルなどを表
し、R2およびR4は同一または異なって、水素、置換も
しくは非置換の低級アルキル、シアノ、ニトロまたはハ
ロゲンなどを表す]を表し、Yは炭素原子または窒素原
子を表し、Zは窒素原子などを表し、R5は水素(ただ
し、Yが窒素原子を表すときはR5は存在しない)など
を表し、R6およびR7は同一または異なって、水素など
を表し、R8は低級アルコキシなどを表し、R9は水素な
どを表し、Arは置換もしくは非置換のアリールを表
し、A環は含窒素脂肪族複素環を表し、mは0または1
を表し、nは0または1を表し、pは1〜3の整数を表
し、qは0〜3の整数を表す]で表される含窒素芳香族
複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頻尿または尿失禁
治療剤、あるいは抗炎症剤として有用な含窒素芳香族複
素環誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】頻尿または尿失禁状態を改善することを
目的とした治療剤として、塩酸フラボキサート、塩酸オ
キシブチニンなどが使用されている。また特開平8−1
57452号公報や特開平10−338672号公報に
は、膀胱収縮抑制作用を示す化合物が記載されている。
特開平9−124609号公報に、アレルギーの予防、
治療薬として有用なベンゾイミダゾール誘導体が開示さ
れており、炎症疾患などにも有効であると記載されてい
る。
【0003】例えばWO93/20078、WO93/
25524、WO95/16684に含窒素芳香族複素
環誘導体が開示されているが、これらの化合物が頻尿ま
たは尿失禁治療剤あるいは抗炎症剤として有用であるこ
とは全く示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、頻尿
または尿失禁治療剤、あるいは抗炎症剤として有用な新
規含窒素芳香族複素環誘導体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、律動性膀
胱収縮を抑制する化合物、ならびに炎症局所における白
血球の浸潤を抑制する化合物を見出し、本発明を完成さ
せるに至った。本発明は式(I)
【0006】
【化3】
【0007】[式中、−X1=X2−X3=X4−は−CR1
=CR2−CR3=CR4−、−CR1=CR2−CR3=N
−、−CR1=CR2−N=CR4−、−CR1=N−CR
3=CR4−または−N=CR2−CR3=CR4−[式
中、R1およびR3は同一または異なって、水素、置換も
しくは非置換の低級アルキル、ヒドロキシ、置換もしく
は非置換の低級アルコキシ、アルカノイルオキシ、アロ
イルオキシ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、メ
ルカプト、低級アルキルチオ、アルカノイルチオ、アロ
イルチオ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコ
キシカルボニル、低級アルキルチオカルボニル、CON
1011(式中、R10およびR11は同一または異なっ
て、水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
すか、R10とR 11が隣接する窒素原子と一緒になって置
換もしくは非置換の含窒素脂肪族複素環を形成する)、
スルホ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスル
ホニル、SO2NR10a11a(式中、R10aおよびR11a
はそれぞれ前記R10およびR11と同義である)、シア
ノ、ニトロまたはハロゲンを表し、R2およびR4は同一
または異なって、水素、置換もしくは非置換の低級アル
キル、ヒドロキシ、置換もしくは非置換の低級アルコキ
シ、アルカノイルオキシ、アロイルオキシ、アミノ、モ
ノまたはジ低級アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、
アロイルアミノ、メルカプト、低級アルキルチオ、アル
カノイルチオ、アロイルチオ、カルボキシ、低級アルカ
ノイル、低級アルコキシカルボニル、低級アルキルチオ
カルボニル、CONR10b11b(式中、R10bおよびR
11bはそれぞれ前記R10およびR11と同義である)、ス
ルホ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホ
ニル、SO 2NR10c11c(式中、R10cおよびR11c
それぞれ前記R10およびR11と同義である)、シアノ、
ニトロまたはハロゲンを表す]を表し、Yは炭素原子ま
たは窒素原子を表し、Zは炭素原子または窒素原子を表
し、R5は水素、置換もしくは非置換の低級アルキルま
たはハロゲンを表し(ただし、Yが窒素原子を表すとき
はR5は存在しない)、R6およびR7は同一または異な
って、水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを
表し、R8はヒドロキシ、低級アルコキシ、アルカノイ
ルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、シ
アノまたはCONR10d11d(式中、R10dおよびR11d
はそれぞれ前記R10およびR11と同義である)を表し、
9は水素、置換もしくは非置換の低級アルキル、ヒド
ロキシ、オキソ(R9がオキソを表す場合は、A環とR9
の間の結合は二重結合である)、低級アルコキシカルボ
ニル、カルボキシまたは置換もしくは非置換のアリール
を表し(ただし、R8がヒドロキシを表すときはR9は水
素ではない)、Arは置換もしくは非置換のアリールを
表し、A環は含窒素脂肪族複素環を表し、mは0または
1を表し、nは0または1を表し、pは1〜3の整数を
表し、qは0〜3の整数を表す]で表される含窒素芳香
族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩に関
する。
【0008】本発明は、上記式(I)で表される含窒素
芳香族複素環誘導体において、−X 1=X2−X3=X4
が−CR1=CR2−CR3=CR4−であり、Yが炭素原
子である含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的
に許容される塩に関する。中でも、
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R6、R7、R8、R9、Z、A環、
m、n、pおよびqはそれぞれ前記と同義である)で表
される基(A)がインドール環の2位に結合している含
窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容され
る塩が好ましい。その中でも、Arがフェニルまたはチ
エニルである含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理
学的に許容される塩がより好ましい。
【0011】それらの中でも、A環が員数6の置換もし
くは非置換の含窒素脂肪族複素環であり、R8がカルボ
キシである含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学
的に許容される塩、A環が員数6の置換もしくは非置換
の含窒素脂肪族複素環であり、R8がCONR10d11d
(式中、R10dおよびR11dはそれぞれ前記と同義であ
る)である含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学
的に許容される塩がさらにより好ましい。
【0012】本発明は、式(I)で表される含窒素芳香
族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩の少
なくとも一つと薬理学的に許容される担体を含有する医
薬組成物に関する。
【0013】本発明は、式(I)で表される含窒素芳香
族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有
効成分とする頻尿治療剤に関する。本発明は、式(I)
で表される含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学
的に許容される塩を有効成分とする尿失禁治療剤に関す
る。
【0014】本発明は、式(I)で表される含窒素芳香
族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有
効成分とする抗炎症剤に関する。本発明は、式(I)で
表される含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的
に許容される塩の少なくとも一つを含有する医薬に関す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、式(I)で表される化合物
を化合物(I)という。他の式番号の化合物についても
同様である。式(I)の各基の定義において、低級アル
キル、低級アルコキシ、モノまたはジ低級アルキルアミ
ノ、低級アルキルチオ、低級アルカノイル、低級アルコ
キシカルボニル、低級アルキルチオカルボニル、低級ア
ルキルスルフィニルおよび低級アルキルスルホニルの低
級アルキル部分としては、直鎖状、分枝状または環状の
炭素数1〜6の、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、シクロヘ
キシルなどが挙げられる。
【0016】アルカノイルオキシ、アルカノイルアミノ
およびアルカノイルチオのアルカノイル部分としては、
炭素数2〜6の、例えばアセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、トリフルオロアセチル、ピバロイ
ルなどが挙げられる。
【0017】含窒素脂肪族複素環としては、炭素原子以
外に少なくとも1個の窒素原子を含み、それ以外に酸素
原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜2個
のヘテロ原子を含んでいてもよく、環内に二重結合を有
していてもよい員数3〜7の、例えばピロリジニル、ピ
ペリジノ、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリ
ノ、1,2,3,6-テトラヒドロピリジル、アゼチジニル、ア
ジリジニルなどが挙げられる。
【0018】アリールとしては、フェニル、ナフチルな
どの芳香族炭化水素基またはピロリル、フリル、チエニ
ル、イミダゾリル、チアゾリル、ピリジル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、キノリル、イソキノリル、キナゾリ
ニル、フタラジニルなどの芳香族複素環基が挙げらる。
【0019】アロイルオキシ、アロイルアミノおよびア
ロイルチオのアリール部分は、前記アリールと同義であ
る。ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素の各
原子を意味する。
【0020】置換低級アルキルの置換基としては、同一
または異なって、置換数1〜3の、例えばヒドロキシ、
低級アルコキシ、アルカノイルオキシ、アミノ、モノま
たはジ低級アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、メル
カプト、低級アルキルチオ、アルカノイルチオ、カルボ
キシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、
スルホ、低級アルキルスルホニル、ニトロ、シアノまた
はハロゲンなどが挙げられ、低級アルコキシ、アルカノ
イルオキシ、モノまたはジ低級アルキルアミノ、アルカ
ノイルアミノ、低級アルキルチオ、アルカノイルチオ、
低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、低級ア
ルキルスルホニルおよびハロゲンは、それぞれ前記と同
義である。
【0021】置換低級アルコキシの低級アルキル部分の
置換基としては、同一または異なって、置換数1〜3
の、例えばヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、モノ
またはジ低級アルキルアミノ、メルカプト、低級アルキ
ルチオ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキ
シカルボニル、ニトロ、シアノまたはハロゲンなどが挙
げられ、低級アルコキシ、モノまたはジ低級アルキルア
ミノ、低級アルキルチオ、低級アルカノイル、低級アル
コキシカルボニルおよびハロゲンは、それぞれ前記と同
義である。
【0022】置換含窒素脂肪族複素環の置換基として
は、例えば置換もしくは非置換の低級アルキル(該置換
低級アルキルの置換基は前記と同義である)、ヒドロキ
シ、オキソ、低級アルコキシカルボニル、カルボキシな
どが挙げられる。低級アルキルおよび低級アルコキシカ
ルボニルはそれぞれ前記と同義である
【0023】置換アリールの置換基としては、同一また
は異なって、置換数1〜3の、例えば置換もしくは非置
換の低級アルキル(該置換低級アルキルの置換基は前記
と同義である)、ヒドロキシ、置換もしくは非置換の低
級アルコキシ(該置換低級アルコキシの低級アルキル部
分の置換基は前記と同義である)、アルカノイルオキ
シ、アロイルオキシ、アミノ、モノまたはジ低級アルキ
ルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、メル
カプト、低級アルキルチオ、アルカノイルチオ、アロイ
ルチオ、カルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキ
シカルボニル、低級アルキルチオカルボニル、CONR
10e11e(式中、R10eおよびR11eはそれぞれ前記R10
およびR11と同義である)、スルホ、低級アルキルスル
フィニル、低級アルキルスルホニル、SO2NR10f
11f(式中、R10fおよびR11fはそれぞれ前記R10およ
びR11と同義である)、シアノ、ニトロまたはハロゲン
などが挙げられ、低級アルキル、低級アルコキシ、アル
カノイルオキシ、アロイルオキシ、モノまたはジ低級ア
ルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、
低級アルキルチオ、アルカノイルチオ、アロイルチオ、
低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、低級ア
ルキルチオカルボニル、低級アルキルスルフィニル、低
級アルキルスルホニルおよびハロゲンは、それぞれ前記
と同義である。
【0024】化合物(I)の薬理学的に許容される塩
は、薬理学的に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニ
ウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩などを包含
する。酸付加塩としては塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、リン酸塩、硝酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、フマル
酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、
シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、パラトルエンスルホン酸塩などの有機酸塩が挙げら
れ、金属塩としてはリチウム塩、ナトリウム塩、カリウ
ム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛
塩などが挙げられ、アンモニウム塩としてはアンモニウ
ム、テトラメチルアンモニウムなどの塩が挙げられ、有
機アミン付加塩としてはモルホリン、ピペリジンなどの
付加塩が挙げられ、アミノ酸付加塩としてはグリシン、
フェニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リ
ジンなどの付加塩が挙げられるが、これらに限定される
わけではない。
【0025】次に、化合物(I)の製造法について説明
する。なお、以下に示す製造法において、定義した基が
実施の方法の条件下で変化するかまたは方法を実施する
のに不適切な場合、有機合成化学で常用される保護基の
導入および脱離方法[例えば、プロテクティブ・グルー
プス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective G
roups in Organic Synthesis)、グリーン(T.W.Gree
n)著、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インコー
ポレーテッド(John Wiley & Sons Inc.)(1981年)参
照]などを用いることにより、目的化合物を得ることが
できる。また、必要に応じて置換基導入工程の順序を変
えることもできる。
【0026】方法1 化合物(I)は、次の反応工程に従い製造することがで
きる。
【0027】
【化5】
【0028】(式中、X1、X2、X3、X4、Y、Z、R
5、R6、R7、R8、R9、Ar、A環、m、n、pおよ
びqはそれぞれ前記と同義である) 化合物(I)は、化合物(II)と1当量〜大過剰の化
合物(III)をメタノール、エーテル、塩化メチレン
などの溶媒中、1当量〜大過剰の還元剤の存在下、0 ℃
〜用いた溶媒の沸点の間の温度で1〜24時間反応させる
ことにより得ることができる。
【0029】化合物(III)は、市販品として入手可
能であるか、または公知の方法に準じて製造することが
できる。
【0030】化合物(II)は、次の反応工程に従い得
ることができる。
【0031】
【化6】
【0032】(式中、R12は水素または低級アルキルを
表し、Halはハロゲンを表し、X1、X2、X3、X4
Y、R5、R6、R7、Ar、m、nおよびpはそれぞれ
前記と同義である) R12の定義における低級アルキル、Halの定義におけ
るハロゲンはそれぞれ前記と同義である。
【0033】化合物(VI)は、文献記載の方法[ヘテ
ロサイクルズ(Heterocycles)、第22巻、1211頁(1984
年);バイオオーガニック・アンド・メディシナル・ケ
ミストリー・レターズ(Bioorg. Med. Chem. Lett.)、
第9巻、585頁(1999年)など]またはそれらに準じて得
られる化合物(IV)と、化合物(V)をN,N-ジメチル
ホルムアミドなどの溶媒中、1当量〜大過剰の水酸化カ
リウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウムなどの塩基の
存在下、必要であれば酸化銅などの触媒の共存下、-15
℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時間反応さ
せることにより得ることができる。化合物(V)は、化
合物(IV)に対して1当量〜大過剰量用いることがで
きる。
【0034】化合物(VII)は、化合物(VI)をテ
トラヒドロフランなどの溶媒中、例えば水素化リチウム
アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの
還元剤の存在下、-78 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度
で、1〜24時間処理することにより得ることができる。
還元剤は、化合物(VI)に対して1当量〜大過剰量用
いることができる。
【0035】化合物(II)は、化合物(VII)を塩
化メチレンなどの溶媒中、例えばクロロクロム酸ピリジ
ニウムや二酸化マンガンなどの酸化剤の存在下、0 ℃〜
用いた溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時間処理するこ
とにより得ることができる。酸化剤は、化合物(VI
I)に対して1当量〜大過剰量用いることができる。
【0036】化合物(II)のうち、−X1=X2−X3
=X4−が−CR1=CR2−CR3=CR4−であり、Y
が炭素原子であり、R5が水素または置換もしくは非置
換の低級アルキルである化合物(IIa)は、次の反応
工程によっても得ることができる。
【0037】
【化7】
【0038】(式中、R13は水素または低級アルキルを
表し、R5aは水素または置換もしくは非置換の低級アル
キルを表し、R1、R2、R3、R4、R6、R7、Ar、
m、nおよびpはそれぞれ前記と同義である) R13の定義における低級アルキル、R5aの定義における
置換もしくは非置換の低級アルキルは、それぞれ前記と
同義である。
【0039】化合物(VIa)は、文献記載の方法[ジ
ャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J. Or
g. Chem.)、第33巻、3963頁(1968年)]またはそれに
準じて得られる化合物(VIII)と、公知の方法(特
開昭63−126840号公報)またはそれに準じて得
られる化合物(IX)とを、または化合物(VIII)
と文献記載の方法[ケミカル・アブストラクツ(Chem.
Abstr.)、67巻、11229]またはそれに準じて得られる
化合物(X)とを、ベンゼン、エタノールなどの溶媒
中、塩酸、硫酸などの酸の存在下、室温〜用いた溶媒の
沸点の間の温度で、1〜24時間反応させることにより得
ることができる。化合物(IX)または化合物(X)
は、化合物(VIII)に対して1当量〜大過剰量用い
ることができる。酸は、化合物(VIII)に対して触
媒量〜大過剰量用いることができる。化合物(IIa)
は、化合物(VIa)を用いて、化合物(VI)から化
合物(II)を得る方法に準じて製造することができ
る。
【0040】化合物(II)のうち、−X1=X2−X3
=X4−が−CR1=CR2−CR3=CR4−であり、Y
が窒素原子である化合物(IIb)は、次の反応工程に
よっても得ることができる
【0041】
【化8】
【0042】(式中、R14は水素または低級アルキルを
表し、Wは塩素、臭素またはヨウ素の各原子を表し、R
1、R2、R3、R4、R6、R7、Ar、m、nおよびpは
それぞれ前記と同義である) R14の定義における低級アルキルは前記と同義である。
【0043】化合物(VIb)は、文献記載の方法[ジ
ャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J. Or
g. Chem.)、第42巻、1786頁(1977年)]またはそれに
準じて得られる化合物(XI)と、文献記載の方法[ケ
ミカル・アブストラクツ(Chem. Abstr.)、94巻、1916
63]またはそれに準じて得られる化合物(XII)を塩
化メチレンなどの溶媒中、1当量〜大過剰のトリエチル
アミン、ピリジンなどの塩基の存在下、-15 ℃〜用いた
溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時間反応させた後、ベ
ンゼン、トルエンなどの溶媒中、触媒量〜大過剰のp-ト
ルエンスルホン酸などの酸の存在下、室温〜用いた溶媒
の沸点の間の温度で、1〜24時間反応させることにより
得ることができる。化合物(XII)は、化合物(X
I)に対して1当量〜過剰量用いることができる。
【0044】化合物(IIb)は、化合物(VIb)を
用いて、化合物(VI)から化合物(II)を得る方法
に準じて製造することができる。
【0045】化合物(II)のうち、R6が水素であ
り、mが0であり、nおよびpが1である化合物(II
c)は、次の反応工程によっても得ることができる。
【0046】
【化9】
【0047】(式中、R15およびR16は、同一または異
なって水素または低級アルキルを表し、X1、X2
3、X4、Y、R5、R7およびArはそれぞれ前記と同
義である)R15およびR16の定義における低級アルキル
はそれぞれ前記と同義である。化合物(VIc)は、化
合物(II)のうちmおよびnが0であり、pが1であ
る化合物(IId)と、公知の方法(米国特許3578
686号)またはそれに準じて得られる化合物(XII
I)を、 N,N-ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフ
ランなどの溶媒中、1当量〜大過剰の水素化ナトリウム
などの塩基の存在下、0 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温
度で、1〜24時間反応させることにより得ることができ
る。化合物(XIII)は、化合物(IId)に対して
1当量〜大過剰量用いることができる。
【0048】化合物(IIc)は、化合物(VIc)を
用いて、化合物(VI)から化合物(II)を得る方法
に準じて製造することができる。
【0049】化合物(II)のうち、R5が水素であ
り、−[C(=O)]m−(CR6=CR7n−(C
2p-1−CHOが縮合ピロール環または縮合イミダゾ
ール環の2位に置換し、mおよびnが0であり、pが1
である化合物(IIe)は、次の反応工程によっても得
ることができる。
【0050】
【化10】
【0051】(式中、X1、X2、X3、X4、YおよびA
rはそれぞれ前記と同義である) 化合物(IIe)は、文献記載の方法[ケミカル・アン
ド・ファーマシューティカル・ブレタン(Chem. Pharm.
Bull.)、第25巻、3110頁(1977年);ジャーナル・オ
ブ・メディシナル・ケミストリー(J. Med. Chem.)、
第41巻、5457頁(1998年);テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron Lett.)、1909頁(1969年)など]また
はそれらに準じて得られる化合物(XIV)に、例えば
リチウムジイソプロピルアミドやブチルリチウムなどの
塩基を化合物(XIV)に対して1当量〜大過剰量用い
て、テトラヒドロフランなどの溶媒中、-78 ℃〜0 ℃の
間の温度で、1〜24時間反応させた後、引き続いてN,N-
ジメチルホルムアミドと-78 ℃〜用いた溶媒の沸点の間
の温度で、1〜24時間反応させることにより得ることが
できる。 N,N-ジメチルホルムアミドは、化合物(XI
V)に対して1当量〜大過剰量用いることができる。
【0052】方法2 化合物(I)は、次の反応工程によっても製造すること
ができる。
【0053】
【化11】
【0054】(式中、Lは脱離基を表し、X1、X2、X
3、X4、Y、Z、R5、R6、R7、R8、R9、Ar、A
環、m、n、pおよびqはそれぞれ前記と同義である) Lの定義における脱離基としては、塩素、臭素またはヨ
ウ素の各原子、メタンスルホニルオキシ、p-トルエンス
ルホニルオキシなどが挙げられる。
【0055】化合物(I)は、化合物(XV)と1当量
〜大過剰の化合物(III)を、テトラヒドロフラン、
N,N-ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、必要であれば
触媒量〜大過剰のトリエチルアミンや炭酸カリウムなど
の塩基の存在下、0 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度
で、1〜24時間反応させることにより得ることができ
る。
【0056】化合物(XV)は、次の反応工程に従い得
ることができる。
【0057】
【化12】
【0058】(式中、X1、X2、X3、X4、Y、R5
6、R7、m、n、p、ArおよびLはそれぞれ前記と
同義である) 化合物(XV)は、化合物(VII)を塩化メチレンな
どの不活性溶媒中、例えば塩化チオニルなどのハロゲン
化剤の存在下、-15 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度
で、30分間〜24時間処理するか、例えば塩化メタンスル
ホニルや塩化p-トルエンスルホニルなどのスルホニル化
剤の存在下、触媒量〜大過剰のトリエチルアミン、ピリ
ジンなどの塩基の存在下、塩化メチレンなどの溶媒中ま
たは塩基を溶媒として兼用し、-15 ℃〜用いた溶媒の沸
点の間の温度で、1〜24時間処理することにより得るこ
とができる。ハロゲン化剤およびスルホニル化剤は、化
合物(VII)に対して1当量〜大過剰量用いることが
できる。
【0059】化合物(XV)のうち、−X1=X2−X3
=X4−が−CR1=CR2−CR3=CR4−であり、Y
が窒素原子であり、Lが塩素、臭素またはヨウ素である
化合物(XVa)は、次の反応工程によっても得ること
ができる。
【0060】
【化13】
【0061】(式中、WaおよびLaは同一または異なっ
て塩素、臭素またはヨウ素の各原子を表し、R1、R2
3、R4、R6、R7、Ar、m、nおよびpはそれぞれ
前記と同義である)
【0062】化合物(XVa)は、化合物(XI)と、
文献記載の方法[バイオオーガニック・アンド・メディ
シナル・ケミストリー・レターズ(Bioorg. Med. Chem.
Lett.)、第5巻、2341頁(1995年)]またはそれに準
じて得られる化合物(XVI)を用いて、化合物(X
I)と化合物(XII)から化合物(VIb)を得る方
法に準じて製造することができる。化合物(XVI)
は、化合物(XI)に対して、1当量〜大過剰量用いる
ことができる。
【0063】化合物(XV)のうち、Yが炭素原子であ
り、−[C(=O)]m−(CR6=CR7n−(C
2p−Lが縮合ピロール環の3位に置換し、mが1で
あり、Lが塩素、臭素またはヨウ素である化合物(XV
b)は、次の反応工程によっても得ることができる。
【0064】
【化14】
【0065】(式中、X1、X2、X3、X4、Wa、R5
6、R7、Ar、n、pおよびLaはそれぞれ前記と同
義である)化合物(XVb)は、文献記載の方法[ケミ
カル・アンド・ファーマシューティカル・ブレタン(Ch
em. Pharm. Bull.)、第25巻、3110頁(1977年)]また
はそれに準じて得られる化合物(XVII)と、文献記
載の方法[ケミカル・アブストラクツ(Chem. Abst
r.)、69巻、10097]またはそれに準じて得られる化合
物(XVIa)を、塩化メチレン、1,2-ジクロロエタン
などの溶媒中、必要であれば触媒量〜大過剰量の塩化ア
ルミニウムなどの酸の存在下、-15 ℃〜用いた溶媒の沸
点の間の温度で、1〜24時間反応させることにより得る
ことができる。化合物(XVIa)は、化合物(XVI
I)に対して、1当量〜大過剰量用いることができる。
【0066】方法3 化合物(I)において、Yが炭素原子であり、R5が水
素であり、
【0067】
【化15】
【0068】(式中、Z、R8、R9、A環およびqはそ
れぞれ前記と同義である)で表される基(B)が縮合ピ
ロール環の3位に置換している化合物(Ia)は、次の
反応工程によっても製造することができる。
【0069】
【化16】
【0070】(式中、X1、X2、X3、X4、Z、R8
9、Ar、A環およびqはそれぞれ前記と同義であ
る) 化合物(Ia)は、化合物(XVIIa)と1当量〜大
過剰の化合物(III)をエタノール、塩化メチレン、
テトラヒドロフランなどの溶媒中、1当量〜大過剰のホ
ルムアルデヒドの存在下、触媒量〜大過剰の塩酸などの
酸の存在下、0℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、1
〜24時間反応させることにより得ることができる。
【0071】方法4 化合物(I)において、
【0072】
【化17】
【0073】(式中、R17は水素または低級アルキルを
表し、rは1〜3の整数を表し、R6、R7、m、nおよ
びpはそれぞれ前記と同義であり、R17の定義における
低級アルキルは前記と同義である)で表される基(C)
が、含窒素芳香族複素環に置換している化合物(Ib)
は、次の反応工程によっても製造することができる。
【0074】
【化18】
【0075】(式中、X1、X2、X3、X4、Y、R5
6、R7、R17、Ar、m、n、pおよびrはそれぞれ
前記と同義である) 化合物(Id)は、方法1〜3に記載した方法を用いて
得られる化合物(Ic)をメタノール、エタノール、テ
トラヒドロフランなどの溶媒中、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムなどの還元剤の存在下、-78 ℃〜用いた溶媒の
沸点の間の温度で、1〜24時間処理することにより得る
ことができる。還元剤は化合物(Ic)に対して、1当
量〜大過剰量用いることができる。
【0076】化合物(Ib)は、化合物(Id)を、例
えば塩化メタンスルホニルや塩化p-トルエンスルホニル
などのスルホニル化剤の存在下、触媒量〜大過剰のトリ
エチルアミン、ピリジンなどの塩基の存在下、塩化メチ
レンなどの溶媒中または塩基を溶媒として兼用し、-15
℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時間処理し
た後、テトラヒドロフランなどの溶媒中、触媒量〜大過
剰の炭酸カリウム、tert-ブトキシカリウムなどの塩基
の存在下、0 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、1〜
24時間処理することにより得ることができる。スルホニ
ル化剤は、化合物(Id)に対して1当量〜大過剰量用
いることができる。
【0077】方法5 化合物(I)において、R8がカルボキシである化合物
(Ie)は、次の反応工程によっても製造することがで
きる。
【0078】
【化19】
【0079】(式中、R18は低級アルキルを表し、
1、X2、X3、X4、Y、Z、R5、R6、R7、R9、A
r、A環、m、n、pおよびqはそれぞれ前記と同義で
ある) R18の定義における低級アルキルは前記低級アルキルと
同義である。化合物(Ie)は、方法1〜4に記載した
方法を用いて得られる化合物のなかでR8が低級アルコ
キシカルボニルである化合物(If)を、1当量〜大過
剰の水の存在下、触媒量〜大過剰の塩酸、酢酸などの酸
または水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩基の
存在下、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン
などの溶媒中または水を溶媒として兼用し、0 ℃〜用い
た溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時間処理することに
より得ることができる。
【0080】方法6 化合物(I)において、R8がCONR10d11d(式
中、R10dおよびR11dはそれぞれ前記と同義である)で
ある化合物(Ig)は、次の反応工程によっても製造す
ることができる。
【0081】
【化20】
【0082】(式中、X1、X2、X3、X4、Y、Z、R
5、R6、R7、R9、R10d、R11d、Ar、A環、m、
n、pおよびqはそれぞれ前記と同義である) 化合物(Ig)は、化合物(Ie)と化合物(XVII
I)を塩化メチレン、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチ
ルホルムアミドなどの溶媒中、1当量〜大過剰の1,3-ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N'-カルボニルジ
イミダゾールなどの縮合剤の存在下、必要であれば1当
量〜大過剰のトリエチルアミンなどの塩基の共存下、さ
らに必要であれば触媒量〜大過剰のN-ヒドロキシスクシ
ンイミドやN-ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの共存
下、-78 ℃〜用いた溶媒の沸点の間の温度で、1〜24時
間反応させることにより得ることができる。化合物(X
VIII)は、化合物(Ie)に対して1当量〜大過剰
量用いることができる。
【0083】以上に記載した方法を適宜組み合わせて実
施することにより、化合物(I)を得ることができる。
さらに、有機合成化学で常用される他の方法を組み合わ
せることによっても、本発明に記載されている化合物
(I)を得ることができる。上記の製造法における中間
体および目的化合物は、有機合成化学で常用される精製
法、例えば濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各
種クロマトグラフィーなどに付して単離精製することが
できる。また、中間体においては、特に精製することな
く次の反応に供することも可能である。
【0084】化合物(I)には、位置異性体、幾何異性
体または光学異性体のような異性体が存在し得るものも
あるが、可能な異性体および該異性体のいかなる比率に
おける混合物も本発明に包含される。
【0085】化合物(I)の塩を取得したいときは、化
合物(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁させて、適当
な酸あるいは塩基を加えることにより塩を形成させて単
離すればよい。また、化合物(I)およびその薬理学的
の許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形
で存在することもあるが、これらの付加物も本発明に包
含される。
【0086】上記製造法によって得られる化合物(I)
の具体例を第1表に示す。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】
【表4】
【0091】
【表5】
【0092】
【表6】
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】
【表9】
【0096】
【表10】
【0097】
【表11】
【0098】
【表12】
【0099】
【表13】
【0100】
【表14】
【0101】
【表15】
【0102】
【表16】
【0103】
【表17】
【0104】次に化合物(I)の薬理作用について試験
例により具体的に説明する。 <試験例1> ウレタン麻酔下ラット膨張誘発膀胱律動
収縮モデルに対する作用 試験は、文献記載の方法[ジャーナル・オブ・ファーマ
コロジー・アンド・エクスペリメンタル・セラピューテ
ィクス(J. Pharmacol. Exp. Ther.)、第231巻、254頁
(1984年)]を改変して行った。1群につき3匹の雌性
Sprague-Dawleyラット(日本エスエルシー、140〜170
g)をウレタン[国産化学、1.2 g/kg、皮下投与(s.
c.)]で麻酔した。生理食塩液(大塚製薬)の注入と膀
胱内圧の測定を目的に、外尿道口より尿道を通してPE-5
0ポリエチレンチューブ(日本ベクトン・ディッキンソ
ン)を膀胱内に挿入した。カテーテルの一端を圧トラン
スデューサー(TP-200T,日本光電)に接続した。膀胱
内圧の信号はポリグラフを介して測定し、レコーダーで
記録した。37 ℃に温めた生理食塩液(0.8〜1.0 mL)を
膀胱に注入した。律動収縮が少なくとも20分間安定する
のを確認した後、化合物(10 mg/kg)を十二指腸内投与
した。律動収縮頻度に対する化合物の影響を評価するた
めに、膀胱内圧を化合物投与後60分間測定した。化合物
投与前10分間ならびに化合物投与後の4つの時間帯(0
〜10分、10〜20分、20〜40分、40〜60分)における律動
収縮総回数を測定した。律動収縮総回数を測定時間で除
して、4つの各時間帯での律動収縮頻度(律動収縮回数
/分)を算出した。下式により、各化合物の4つの各時
間帯における抑制率を算出した。
【0105】
【数1】
【0106】算出された各化合物の4つの時間帯におけ
る抑制率の中で、最大値を最大抑制率(%)として第2
表に示す。
【0107】
【表18】
【0108】第2表から明らかなように、本発明により
得られる化合物(I)またはその薬理学的に許容される
塩は、優れた膀胱律動収縮抑制作用を有している。
【0109】<試験例2> マウスカラゲニン誘発エア
ポーチ炎症モデルに対する作用 雌性BALB/cマウス(日本チャールズリバー、8週齢)の
背部皮下に、2日毎に計4回、空気(3.0 mL/回)を注
入してエアポーチを作製した。4回目の空気を注入した
翌日に0.2%カラゲニン(シグマ、1.0 mL)をエアポー
チ内に注入して炎症反応を惹起した。化合物(10 mg/k
g)はカラゲニン注入1時間前に経口投与した。カラゲ
ニン注入4時間後に、エアポーチ内に生理食塩水(2.0
mL)を注入し、エアポーチ内の液を吸引して回収し、液
中の浸潤白血球数を測定した。下式により、各化合物の
抑制率を算出した。
【0110】
【数2】
【0111】試験結果を第3表に示す。
【0112】
【表19】
【0113】第3表から明らかなように、本発明により
得られる化合物(I)またはその薬理学的に許容される
塩は、優れた白血球浸潤抑制作用を有している。
【0114】化合物(I)またはその薬理学的に許容さ
れる塩は、そのまま単独で投与することも可能である
が、通常各種の医薬製剤として提供するのが好ましい。
また、それら医薬製剤は、動物および人に使用されるも
のである。
【0115】本発明に係わる医薬製剤は、活性成分とし
て化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩を単
独で、あるいは任意の他の治療のための有効成分との混
合物として含有することができる。また、それら医薬製
剤は、活性成分を薬理学的に許容される1種もしくはそ
れ以上の担体と一緒に混合し、製剤学の技術分野におい
てよく知られている任意の方法により製造される。
【0116】投与経路は、治療に際し最も効果的なもの
を使用するのが好ましく、経口または例えば、静脈内な
どの非経口を挙げることができる。投与形態としては、
カプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、乳剤、
注射剤などがある。
【0117】経口投与に適当な、例えば乳剤およびシロ
ップ剤のような液体調製物は、水、ショ糖、ソルビッ
ト、果糖などの糖類、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのグリコール類、ゴマ油、オリーブ
油、大豆油などの油類、パラヒドロキシ安息香酸エステ
ル類などの防腐剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミ
ントなどのフレーバー類などを使用して製造することが
できる。またカプセル剤、錠剤、散剤および顆粒剤など
は、乳糖、ブドウ糖、ショ糖、マンニットなどの賦形
剤、澱粉、アルギン酸ソーダなどの崩壊剤、ステアリン
酸マグネシウム、タルクなどの滑沢剤、ポリビニルアル
コール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチンなど
の結合剤、脂肪酸エステルなどの界面活性剤、グリセリ
ンなどの可塑剤などを用いて製造できる。
【0118】非経口投与に適当な製剤は、好ましくは受
容者の血液と等張である活性化合物を含む滅菌水性製剤
からなる。例えば、注射剤の場合は、塩溶液、ブドウ糖
溶液または塩水とブドウ糖溶液の混合物からなる担体を
用いて注射用の溶液を調製する。
【0119】また、これら非経口剤においても、経口剤
で例示した希釈剤、フレーバー類、防腐剤(抗酸化剤を
含む)、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、界面活性
剤、可塑剤などから選択される1種もしくはそれ以上の
補助成分を添加することもできる。
【0120】化合物(I)またはその薬理学的に許容さ
れる塩の有効用量および投与回数は、投与形態、患者の
年齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度など
により異なるが、通常投与量は、1日当たり、0.1〜100
00 mg/人、好ましくは1〜1000 mg/人であり、投与回
数は1日1回または分割して投与するのが好ましい。
【0121】以下に実施例および参考例を示す。
【0122】
【実施例】実施例1 1-[(1-フェニルインドール-3-イ
ル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化合物
1) イソニペコチン酸エチル(329 mg, 2.1 mmol)の酢酸
(1 mL)溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.20 m
L)を加え、氷冷下で1時間攪拌した。この溶液に文献記
載の方法[ケミカル・アンド・ファーマシューティカル
・ブレタン(Chem. Pharm. Bull.)、第25巻、3110頁
(1977年)]を用いて得られる1-フェニルインドール
(270 mg, 1.4 mmol)のエタノール(3 mL)溶液を加
え、室温で1時間攪拌した後、60 ℃で12時間攪拌し
た。反応溶液に水酸化ナトリウム水溶液を加え、クロロ
ホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し
て、化合物1(430 mg,84%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.85 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.63-7.4
5 (5H, m), 7.38-7.18 (4H, m), 4.17 (2H, q, J=7.1 H
z), 3.81 (2H, s), 3.11-2.99 (2H, br d), 2.42-2.23
(1H, m), 2.20-2.07 (2H, m), 2.01-1.76 (4H, m), 1.2
8 (3H, t, J=7.1Hz).
【0123】実施例2 1-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩(化合物
2) 化合物1(218 mg,0.60 mmol)のエタノール(2 mL)
溶液に、2 mol/L水酸化ナトリウム水溶液(1.0 mL,2.0
mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液に過
剰の希塩酸を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液を
クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下に留去して、化合物2(195 mg,87
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.54-12.42 (1H, br s), 10.19-
10.07 (1H, br s), 7.97-7.87 (2H, m), 7.68-7.43 (6
H, m), 7.31-7.20 (2H, m), 4.48 (2H, s), 3.58-3.33
(3H, m), 3.08-2.89 (2H, m), 2.17-1.73 (4H, m).
【0124】実施例3 1-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化合物
3) 1-フェニルインドールとニペコチン酸エチルと37%ホル
ムアルデヒド水溶液とを、実施例1に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物3(468 mg,94%)を
得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.78 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.60-
7.53 (6H, m), 7.42-7.35(1H, m), 7.23-7.10 (2H, m),
4.01 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.82 (2H, s), 3.06-2.97
(1H, br d), 2.89-2.78 (1H, br d), 2.62-2.36 (2H,
m), 2.30-2.18 (1H,br t), 1.87-1.64 (2H, m), 1.60-
1.35 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0125】実施例4 1-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩(化合物
4) 化合物3を、実施例2に記載の方法に準じて処理するこ
とにより、化合物4(139 mg, 57%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.91-12.36 (1H, br s), 11.38-
10.80 (1H, br s), 8.00-7.91 (2H, m), 7.63-7.57 (5
H, m), 7.48-7.43 (1H, m), 7.30-7.21 (2H, m),4.53
(2H, s), 3.65-2.77 (5H, m), 2.20-1.96 (3H, m), 1.6
7-1.31 (1H, m).
【0126】実施例5 1-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペリジン-2-カルボン酸エチル(化合物
5) 1-フェニルインドールとピペコリン酸エチルと37%ホル
ムアルデヒド水溶液とを、実施例1に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物5(466 mg,88%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.84 (1H, dd, J=6.9 Hz, 1.6 Hz),
7.56-7.47 (5H, m), 7.34-7.14 (4H, m), 4.23 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.89 (1H, ABq, J=77.0 Hz, 13.9Hz),
3.20-3.08 (2H, m), 2.46-2.02 (1H, m), 1.86-1.77 (2
H, m), 1.59-1.54(3H, m), 1.32-1.24 (4H, m).
【0127】実施例6 1-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペリジン-2-カルボン酸・塩酸塩(化合物
6) 化合物5を、実施例2に記載の方法に準じて処理するこ
とにより、化合物6(164 mg, 59%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.89-7.86 (2H, m), 7.66-7.57
(5H, m), 7.50-7.45 (1H,m), 7.32-7.22 (2H, m), 4.57
(1H, ABq, J=44.5 Hz, 13.5 Hz), 4.08-3.94 (1H, m),
3.65-3.03 (2H, m), 2.27-2.12 (1H, m), 1.81-1.47
(5H, m).
【0128】実施例7 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イン
ドール-3-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
(化合物7) 参考例1で得られる1-(4-ニトロフェニル)インドールと
イソニペコチン酸エチルと37%ホルムアルデヒド水溶液
とを、実施例1に記載の方法に準じて反応させることに
より、化合物7(342 mg, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.40 (2H, d, J=7.3 Hz), 7.83 (1
H, d, J=6.9 Hz), 7.71-7.63 (3H, m), 7.34-7.21 (3H,
m), 4.13 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.74 (2H, s), 3.02-2.
97 (2H,br d), 2.32-2.26 (1H, m), 2.16-2.08 (2H, br
t), 1.92-1.67 (4H, m), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0129】実施例8 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イン
ドール-3-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸
塩(化合物8) 化合物7を、実施例2に記載の方法に準じて処理するこ
とにより、化合物8(147 mg, 80%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.21-10.16 (1H, br s), 8.47
(2H, d, J=8.9 Hz), 8.12-8.01 (1H, m), 7.96-7.00 (1
H, m), 7.95 (2H, d, J=8.9 Hz), 7.77 (1H, d, J=8.9
Hz), 7.40-7.29 (2H, m), 4.57-4.44 (2H, br s), 3.62
-3.24 (4H, m), 3.07-2.97 (1H, m), 2.10-1.74 (4H,
m).
【0130】実施例9 4-[(1-フェニルインドール-3-
イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル(化合物
9) 1-フェニルインドールと1-ピペラジンカルボン酸エチル
と37%ホルムアルデヒド水溶液とを、実施例1に記載の
方法に準じて反応させることにより、化合物9(941 m
g, 99%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.79 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.57-7.4
9 (4H, m), 7.38-7.15 (5H, m), 4.12 (2H, q, J=7.1 H
z), 3.78 (2H, s), 3.50 (4H, t, J=5.0 Hz), 2.51 (4
H, t, J=5.0 Hz), 1.25 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0131】実施例10 4-[(1-フェニルインドール-3
-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
(化合物10) 1-フェニルインドールと1-ピペラジンカルボン酸tert-
ブチルと37%ホルムアルデヒド水溶液とを、実施例1に
記載の方法に準じて反応させることにより、化合物10
(1.40 g, 100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.79 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.57-7.4
8 (4H, m), 7.36-7.14 (5H, m), 3.77 (2H, s), 3.45
(4H, t, J=4.8 Hz), 2.50 (4H, t, J=4.8 Hz), 1.45 (9
H, s).
【0132】実施例11 4-[(1-フェニルインドール-3
-イル)メチル]ピペラジン-1-イル酢酸エチル(化合物1
1) 1-フェニルインドールと1-(エトキシカルボニルメチル)
ピペラジンと37%ホルムアルデヒド水溶液とを、実施例
1に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
11(574 mg, 88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.69-7.64 (2H, m), 7.59-7.49 (5
H, m), 7.41-7.35 (1H, m), 7.30-7.20 (2H, m), 4.23-
4.21 (4H, m), 3.23 (2H, s), 3.25-2.80 (8H, m), 1.2
6 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0133】実施例12 4-[(1-フェニルインドール-3
-イル)メチル]ピペラジン-1-イル酢酸(化合物12) 化合物11を,実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物12(316 mg, 89%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.38 (1H, d, J=6.9 Hz), 7.27-
6.90 (7H, m), 6.83-6.74(2H, m), 3.38 (2H, s), 3.30
(2H, s), 2.36-1.90 (8H, m).
【0134】実施例13 1-[2-オキソ-2-(1-フェニル
インドール-3-イル)エチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物13) 参考例2で得られる3-クロロアセチル-1-フェニルイン
ドール(291 mg,1.1 mmol)のテトラヒドロフラン(4
mL)溶液に、イソニペコチン酸エチル(338 mg,2.1 mm
ol)とトリエチルアミン(324 mg,3.2 mmol)を加え、
室温で12時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製
して、化合物13(369 mg,88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.49 (1H, dd, J=6.6 Hz, 1.3 Hz),
8.43 (1H, s), 7.61-7.44 (6H, m), 7.37-7.29 (2H,
m), 4.13 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.64 (2H, s), 3.05-2.9
6 (2H, m), 2.35-2.18 (3H, m), 1.95-1.79 (4H, m),
1.25 (3H, t, J=7.1Hz).
【0135】実施例14 1-[2-オキソ-2-(1-フェニル
インドール-3-イル)エチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物14) 化合物13を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物14(115 mg, 56%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.62-12.54 (1H, br s), 10.15-
10.13 (1H, br s), 8.84(1H, s), 8.30 (1H, d, J=8.6
Hz), 7.70-7.57 (6H, m), 7.41-7.35 (2H, m),4.84 (2
H, s), 3.60-3.48 (2H, m), 3.24-3.12 (2H, m), 2.66-
2.51 (1H, m), 2.07-1.88 (4H, m).
【0136】実施例15 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化合物
15) 参考例3で得られる1-フェニルインドール-2-カルバル
デヒド(1.45 g,6.6 mmol)のテトラヒドロフラン(25
ml)溶液に、イソニペコチン酸エチル(1.23 g,7.9 m
mol)およびトリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム
(2.09 g,9.9 mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。
反応溶液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=19:1)で精製して、化合物15(1.
66 g,70%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.62-7.43 (6H, m), 7.14-7.09
(3H, m), 6.57 (1H, s),4.10 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.51
(2H, s), 2.84-2.75 (2H, m), 2.27-2.13 (1H,m), 2.0
9-1.94 (2H, br d), 1.71-1.52 (2H, m), 1.23 (3H, t,
J=7.2 Hz).
【0137】実施例16 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩(化合
物16) 化合物15を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物16(1.26 g, 56%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.38-10.07 (1H, br s), 7.72-
7.47 (6H, m), 7.22-7.08(3H, m), 7.06 (1H, s), 4.34
(2H, s), 3.58-3.10 (2H, m), 2.86-2.72 (2H,m), 2.4
4-2.35 (1H, s), 1.96-1.70 (4H, m).
【0138】実施例17 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化合物
17) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとニペコチン
酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、化合物17(3.59 g, 99%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.59-7.44 (6H, m), 7.12-7.98
(3H, m), 6.56 (1H, s),3.98 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.47
(2H, s), 2.72-2.64 (1H, br d), 2.51-2.48 (1H, m),
2.40-2.28 (1H, m), 2.23-2.15 (1H, br t), 2.08-1.9
7 (1H, br t), 1.77-1.65 (1H, m), 1.61-1.48 (1H,
m), 1.44-1.23 (2H, m), 1.08 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0139】実施例18 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩(化合
物18) 化合物17を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物18(2.03 g, 74%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.30-10.89 (1H, br s), 7.71-
7.46 (6H, m), 7.22-7.09(3H, m), 7.07 (1H, s), 4.41
(2H, ABq, J=20.9 Hz, 14.7 Hz), 3.49-3.12 (2H, m),
2.93-2.67 (3H, m), 2.08-1.73 (3H, m), 1.47-1.24
(1H, m).
【0140】実施例19 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-2-カルボン酸エチル(化合物
19) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとピペコリン
酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、化合物19(629 mg, 86%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.68-7.33 (6H, m), 7.21-7.08 (3
H, m), 6.55 (1H, s), 4.11 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.83
(1H, d, J=6.1 Hz), 3.72 (1H, d, J=6.1 Hz), 3.16 (1
H, t, J=4.7 Hz), 2.89-2.81 (1H, m), 2.38-2.32 (1H,
m), 1.82-1.76 (1H, m), 1.48-1.20 (8H, m).
【0141】実施例20 1-[(1-フェニルインドール-
2-イル)メチル]ピペリジン-2-カルボン酸・塩酸塩(化合
物20) 化合物19を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物20(343 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.48-10.14 (1H, br s), 7.72-
7.35 (6H, m), 7.27-6.99(4H, m), 4.62-4.19 (2H, m),
4.03-3.92 (1H, m), 3.51-3.31 (1H, m), 3.18-3.02
(1H, m), 2.81-2.54 (1H, m), 2.14-1.98 (1H, m), 1.9
2-1.21 (4H, m).
【0142】実施例21 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド(化合物2
1) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとイソニペコ
チン酸アミドとを、実施例15に記載の方法に準じて反
応させることにより、化合物21(243 mg, 71%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.61-7.47 (6H, m), 7.18 (1H,
s), 7.09-7.04 (3H, m),6.70 (1H, s), 6.59 (1H, s),
3.50 (2H, s), 2.81-2.71 (2H, m), 2.00-1.86 (3H,
m), 1.64-1.53 (2H, m), 1.51-1.37 (2H, m).
【0143】実施例22 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボキサミド(化合物2
2) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとニペコチン
酸アミドとを、実施例15に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、化合物22(310 mg, 100%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.58-7.47 (6H, m), 7.19 (1H,
s), 7.09-7.06 (3H, m),6.71 (1H, s), 6.58 (1H, s),
3.51 (2H, s), 2.79-2.71 (1H, m), 2.60-2.48 (1H,
m), 2.23-2.15 (1H, m), 2.02-1.86 (2H, m), 1.70-1.6
4 (1H, m), 1.56-1.49 (1H, m), 1.35-1.21 (2H, m).
【0144】実施例23 4-オキソ-1-[(1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物23) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと4-オキソピ
ペリジン-3-カルボン酸エチル・塩酸塩とを、実施例1
5に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
23(463 mg, 72%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.65-7.42 (6H, m), 7.19-7.08 (3
H, m), 6.63 (1H, s), 4.18 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.67-
3.62 (3H, m), 3.13-3.02 (1H, m), 2.77-2.59 (3H,
m), 2.49-2.30 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0145】実施例24 4-ヒドロキシ-1-[(1-フェニ
ルインドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸
エチル(化合物24;ピペリジン環3位および4位にお
ける立体異性体の混合物) 化合物23(654 mg, 1.7 mmol)のテトラヒドロフラン
−エタノール(混合比1:1)混合溶液(6 mL)に、氷
冷下にて水素化ほう素ナトリウム(66.0 mg, 1.7 mmo
l)を加え、氷冷下で30分間攪拌した。反応溶液に飽和
塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に
留去して、化合物24(589 mg, 90%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.41 (6H, m), 7.20-7.04 (3
H, m), 6.56 および 6.55(計 1H, 各々 s), 4.15-4.07
(2H, m), 3.51 (2H, s), 3.13-2.96 (1H, m), 2.77-2.3
1 (4H, m), 2.06-1.33 (3H, m), 1.23および 1.15 (計
3H, 各々 t, J=7.1 Hz).
【0146】実施例25 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カル
ボン酸エチル(化合物25) 化合物24(569 mg, 1.5 mmol)のテトラヒドロフラン
(5 mL)溶液に、トリエチルアミン(546 mg, 5.4 mmo
l)および塩化メタンスルホニル(310 mg, 2.7mmol)を
加え、室温で10時間攪拌した。この反応溶液にtert-ブ
トキシカリウム(511 mg, 4.5 mmol)を加え、室温で17
時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:
1)で精製して、化合物25(337 mg,62%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.62 (1H, m), 7.61-7.37 (5
H, m), 7.18-7.06 (3H, m), 6.95-6.93 (1H, m), 6.61
(1H, s), 4.16 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.63 (2H, s), 3.1
4 (2H, d, J=2.0 Hz), 2.50 (2H, t, J=5.6 Hz), 2.25-
2.18 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0147】実施例26 1-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カル
ボン酸・塩酸塩(化合物26) 化合物25を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物26(131 mg, 38%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.83-10.65 (1H, br s), 7.78-
7.54 (4H, m), 7.53-7.45(2H, m), 7.23-7.06 (4H, m),
6.91 (1H, s), 4.67-4.43 (2H, br s), 3.49-3.24 (2
H, m), 2.57-2.42 (4H, m).
【0148】実施例27 4-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペラジン-1-カルボン酸エチル(化合物
27) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと1-ピペラジ
ンカルボン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物27(411mg, 60
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.59 (1H, m), 7.50-7.42 (5
H, m), 7.14-7.12 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.10 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.50 (2H, s), 3.33 (4H, t, J=5.0 H
z), 2.33 (4H, t, J=5.0 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0149】実施例28 4-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペラジン-1-イル酢酸エチル(化合物2
8) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと1-(エトキシ
カルボニルメチル)ピペラジンとを、実施例15に記載
の方法に準じて反応させることにより、化合物28(38
8 mg, 33%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.63-7.56 (1H, m), 7.54-7.24 (5
H, m), 7.20-7.08 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.16 (2H,
q, J=7.2 Hz), 3.48 (2H, s), 3.07 (2H, s), 2.47 (8
H, m), 1.25 (3H, t, J=7.2 Hz).
【0150】実施例29 4-[(1-フェニルインドール-2
-イル)メチル]ピペラジン-1-イル酢酸(化合物29) 化合物28を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物29(65.0 mg, 30%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.58-7.48 (6H, m), 7.07-7.03
(3H, m), 6.55 (1H, s),3.47 (2H, s), 3.10 (2H, s),
2.51 (4H, m), 2.38 (4H, m).
【0151】実施例30 1-[(3-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物30) 参考例3の工程2で得られる1-フェニルインドール-2-
メタノール(911 mg,4.1 mmol)の塩化メチレン(10 m
L)溶液に、氷冷下にて塩化チオニル(582 mg,4.9 mmo
l)を加え、室温で30分間攪拌した。反応溶液を減圧下
に濃縮して得られた残渣をテトラヒドロフラン(10 m
L)に溶解し、イソニペコチン酸エチル(1.91 g,12.1
mmol)とトリエチルアミン(1.23 g,12.1 mmol)を加
え、加熱還流下で2時間攪拌した。反応溶液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下に留去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精
製して、化合物30(345 mg,21%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.66-7.63 (1H, m), 7.55-7.42 (5
H, m), 7.22-7.15 (3H, m), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz),
3.48 (2H, s), 2.74-2.68 (2H, m), 2.21-2.16 (1H,
m), 2.11-2.02 (2H, br t), 1.81-1.58 (2H, m), 1.56-
1.43 (2H, m), 1.24(3H, t, J=7.1 Hz).
【0152】実施例31 1-[(3-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物31) 化合物30を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物31(212 mg, 93%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.84-12.09 (1H, br s), 11.19-
10.78 (1H, br s), 7.70-7.60 (6H, m), 7.37-7.24 (2
H, m), 7.15 (1H, d, J=7.9 Hz), 4.42 (2H, s),3.22-
2.70 (4H, m), 2.50-2.33 (1H, m), 2.01-1.72 (4H,
m).
【0153】実施例32 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)-trans-2-プロペニル]ピペリジン-4-カルボン
酸エチル(化合物32) 参考例4で得られる3-(1-フェニルインドール-2-イル)-
trans-2-プロペナールと、イソニペコチン酸エチルと
を、実施例15に記載の方法に準じて反応させることに
より、化合物32(713 mg, 58%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.65-7.38 (6H, m), 7.10-7.05
(3H, m), 6.90 (1H, s),6.31 (1H, d, J=15.2 Hz), 6.1
8 (1H, dt, J=15.2 Hz, 5.8 Hz), 4.05 (2H, q,J=7.1 H
z), 3.09 (2H, d, J=5.8 Hz), 2.88-2.74 (2H, br d),
2.33-2.24 (1H,m), 2.11-2.02 (2H, br t), 1.87-1.71
(2H, m), 1.59-1.23 (2H, m), 1.17 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0154】実施例33 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)-trans-2-プロペニル]ピペリジン-4-カルボン
酸・塩酸塩(化合物33) 化合物32を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物33(90.6 mg, 66%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.22-10.12 (1H, br s), 7.74-
7.37 (6H, m), 7.17-6.98(4H, m), 6.56 (1H, d, J=15.
8 Hz), 6.35-6.26 (1H, m), 3.84-3.67 (2H, m),3.55-
3.20 (3H, m), 3.01-2.70 (2H, m), 2.10-1.74 (4H,
m).
【0155】実施例34 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)-trans-2-プロペニル]ピペリジン-3-カルボン
酸エチル(化合物34) 3-(1-フェニルインドール-2-イル)-trans-2-プロペナー
ルと、ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方
法に準じて反応させることにより、化合物34(816 m
g, 63%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.34 (6H, m), 7.14-7.09 (3
H, m), 6.80 (1H, s), 6.31 (1H, d, J=15.8 Hz), 6.23
(1H, d, J=15.8 Hz), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz),3.15-
3.10 (1H, br d), 3.08 (2H, s), 2.86-2.70 (1H, br
d), 2.58-2.46 (1H,m), 2.10 (1H, t, J=10.9 Hz), 2.0
0-1.88 (1H, m), 1.75-1.37 (4H, m), 1.25(3H, t, J=
7.2 Hz).
【0156】実施例35 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)-trans-2-プロペニル]ピペリジン-3-カルボン
酸・塩酸塩(化合物35) 化合物34を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物35(255 mg, 73%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.83-10.71 (1H, br s), 7.68-
7.38 (6H, m), 7.20-7.01(4H, m), 6.60 (1H, d, J=15.
7 Hz), 6.39 (1H, dt, J=15.7 Hz, 5.4 Hz), 3.79-2.71
(5H, m), 2.11-1.82 (3H, m), 1.50-1.35 (1H, m).
【0157】実施例36 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)プロピル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化
合物36) 参考例5で得られる3-(1-フェニルインドール-2-イル)
プロパノール(399 mg,1.6 mmol)の塩化メチレン(4
mL)溶液に、ピリジン(1 mL)と塩化メタンスルホニル
(272 mg,2.3 mmol)を加え、0 ℃で2時間攪拌し
た。反応溶液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去して
得られた残渣をN,N-ジメチルホルムアミド(5 mL)に溶
解し、イソニペコチン酸エチル(498 mg, 3.2 mmol)と
炭酸カリウム(657 mg, 4.8 mmol)を加え、室温で5時
間攪拌した後、80 ℃で3時間攪拌した。反応溶液に水
を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して、
化合物36(344 mg,56%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.59-7.23 (6H, m), 7.11-7.05 (3
H, m), 6.42 (1H, s), 4.12 (2H, q, J=7.1 Hz), 2.76-
2.61 (4H, m), 2.31-2.18 (3H, m), 1.93-1.67 (8H,
m), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0158】実施例37 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)プロピル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩
(化合物37) 化合物36を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物37(192 mg, 77%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.56-12.47 (1H, br s), 10.36-
10.22 (1H, br s), 7.64-7.43 (6H, m), 7.07-6.98 (3
H, m), 6.53 (1H, s), 3.43-3.33 (2H, m), 2.98-2.48
(7H, m), 1.98-1.80 (6H, m).
【0159】実施例38 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)プロピル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化
合物38) 3-(1-フェニルインドール-2-イル)プロパノールとニペ
コチン酸エチルとを、実施例36に記載の方法に準じて
反応させることにより、化合物38(244 mg,40%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.71-7.18 (9H, m), 6.55 (1H, s),
4.23 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.03-2.99 (1H, br d), 2.7
9-2.41 (6H, m), 2.23-2.15 (1H, br t), 2.04-1.76 (5
H, m), 1.65-1.33 (5H, m).
【0160】実施例39 1-[3-(1-フェニルインドール
-2-イル)プロピル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物39) 化合物38を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物39(126 mg, 88%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.13-10.69 (1H, br s), 7.64-
7.43 (6H, m), 7.07-6.98(3H, m), 6.55 (1H, s), 3.64
-2.65 (8H, m), 2.01-1.23 (7H, m).
【0161】実施例40 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物40) 参考例6で得られる1-(4-ニトロフェニル)インドール-2
-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物40(1.22 g, 89%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ8.42 (2H, d, J=8.2 Hz), 7.87
(2H, d, J=8.2 Hz), 7.63-7.59 (1H, m), 7.21-7.12 (3
H, m), 6.69 (1H, s), 4.02 (2H, q, J=7.1 Hz),3.57
(2H, s), 2.68-2.63 (2H, br d), 2.30-2.11 (1H, m),
2.03-1.95 (2H, brt), 1.70-1.65 (2H, br d), 1.38-1.
29 (2H, m), 1.14 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0162】実施例41 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物41) 化合物40を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物41(124 mg, 76%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.49-10.37 (1H, br s), 8.40
(2H, d, J=8.9 Hz), 7.88(2H, d, J=8.9 Hz), 7.61-7.5
8 (1H, m), 7.23-7.11 (3H, m), 6.62 (1H, s),3.31 (2
H, s), 2.63-2.59 (2H, m), 1.98-1.81 (2H, m), 1.69-
1.56 (3H, m), 1.27-1.16 (2H, m).
【0163】実施例42 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物42) 1-(4-ニトロフェニル)インドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物42(161mg, 50
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.39 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.79 (2
H, d, J=8.7 Hz), 7.64-7.61 (1H, m), 7.24-7.16 (3H,
m), 6.61 (1H, s), 4.09 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.48 (2
H, s), 2.93-2.76 (1H, br d), 2.69-2.53 (1H, m), 2.
40-2.01 (3H, m),1.94-1.78 (1H, m), 1.73-1.22 (3H,
m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0164】実施例43 1-[[1-(4-ニトロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物43) 化合物42を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物43(111 mg, 68%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.85-12.61 (1H, br s), 10.98-
10.87 (1H, br s), 8.48(2H, d, J=8.7 Hz), 7.83 (2H,
d, J=8.7 Hz), 7.74 (1H, d, J=6.9 Hz), 7.29-7.19
(4H, m), 4.47 (2H, ABq, J=25.8 Hz, 12.5 Hz), 3.61-
3.28 (2H, m), 3.21-3.09 (1H, m), 2.97-2.62 (2H,
m), 2.00-1.61 (3H, m), 1.42-1.20 (1H, m).
【0165】実施例44 1-[[1-(4-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物44) 参考例7で得られる1-(4-メチルフェニル)インドール-2
-カルバルデヒドと、イソニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物44(1.05 g, 88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.59 (1H, m), 7.35-7.25 (4
H, m), 7.15-7.08 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.11 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.44 (2H, s), 2.84-2.77 (2H, brd),
2.45 (3H, s), 2.29-2.14 (1H, m), 2.05-1.92 (2H, br
t), 1.81-1.60 (2H, br d), 1.72-1.53 (2H, m), 1.24
(3H, t, J=7.1 Hz).
【0166】実施例45 1-[[1-(4-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物45) 化合物44を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物45(404 mg, 64%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.50-12.42 (1H, br s), 10.54-
10.48 (1H, br s), 7.69(1H, d, J=7.6 Hz), 7.47-7.35
(4H, m), 7.30 (1H, dd, J=6.8 Hz, 2.1 Hz),7.21-7.1
1 (3H, m), 4.31 (2H, s), 3.34-3.11 (2H, m), 2.91-
2.73 (2H, m), 2.50-2.38 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.0
0-1.71 (4H, m).
【0167】実施例46 1-[[1-(4-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物46) 1-(4-メチルフェニル)インドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物46(1.13g, 94
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.59 (1H, m), 7.34-7.29 (4
H, m), 7.12-7.08 (3H, m), 6.54 (1H, s), 4.08 (2H,
q, J=7.2 Hz), 3.47 (2H, s), 2.92-2.88 (1H, m), 2.6
9-2.63 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.44-2.32 (1H, m),
2.22-2.14 (1H, m),2.06-1.77 (2H, m), 1.73-1.54 (1
H, m), 1.44-1.36 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7.2 Hz).
【0168】実施例47 1-[[1-(4-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物47) 化合物46を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物47(534 mg, 90%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.94-12.50 (1H, br s), 11.42-
11.20 (1H, br s), 7.69(1H, d, J=8.3 Hz), 7.46-7.34
(4H, m), 7.21-7.11 (3H, m), 7.04 (1H, d, J=8.6 H
z), 4.49-4.25 (2H, m), 3.35-2.67 (5H, m), 2.44 (3
H, s), 1.98-1.69(3H, m), 1.43-1.27 (1H, m).
【0169】実施例48 1-[[1-(4-メトキシフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物48) 参考例8で得られる1-(4-メトキシフェニル)インドール
-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物48(672 mg, 95%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.61-7.58 (1H, m), 7.36 (2H, d,
J=8.9 Hz), 7.13-6.98 (5H, m), 6.51 (1H, s), 4.11
(2H, q, J=7.1 Hz), 3.89 (3H, s), 3.42 (2H, s), 2.8
6-2.73 (2H, br d), 2.27-2.12 (1H, m), 2.02-1.92 (2
H, br t), 1.86-1.74 (2H, m), 1.69-1.53 (2H, m), 1.
24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0170】実施例49 1-[[1-(4-メトキシフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物49) 化合物48を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物49(322 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.57-12.30 (1H, br s), 10.71-
10.50 (1H, br s), 7.69(1H, d, J=7.3 Hz), 7.42 (2H,
d, J=8.6 Hz), 7.19-7.11 (5H, m), 7.00 (1H,d, J=7.
6 Hz), 4.29 (2H, s), 3.87 (3H, s), 3.34-3.19 (2H,
m), 2.85-2.68(2H, m), 2.51-2.32 (1H, m), 1.99-1.76
(4H, m).
【0171】実施例50 1-[[1-(4-メトキシフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物50) 1-(4-メトキシフェニル)インドール-2-カルバルデヒド
とニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に
準じて反応させることにより、化合物50(574 mg, 81
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.61-7.58 (1H, m), 7.34 (2H, d,
J=8.9 Hz), 7.25-6.98 (5H, m), 6.53 (1H, s), 4.07
(2H, q, J=7.1 Hz), 3.88 (3H, s), 3.45 (2H, s), 2.9
4-2.87 (1H, br d), 2.70-2.61 (1H, m), 2.49-2.34 (1
H, m), 2.22-2.14(1H, br t), 2.04-1.83 (2H, m), 1.7
4-1.53 (1H, m), 1.49-1.36 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=
7.1 Hz).
【0172】実施例51 1-[[1-(4-メトキシフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物51) 化合物50を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物51(331 mg, 92%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.10-12.43 (1H, br s), 11.16-
10.98 (1H, br s), 7.69(1H, d, J=7.3 Hz), 7.49-7.27
(2H, m), 7.21-7.11 (5H, m), 7.01 (1H, d, J=7.3 H
z), 4.48-4.24 (2H, m), 3.87 (3H, s), 3.46-2.84 (5
H, m), 1.98-1.62(3H, m), 1.48-1.25 (1H, m).
【0173】実施例52 1-[[1-(4-フルオロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物52) 参考例9で得られる1-(4-フルオロフェニル)インドール
-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物52(2.07 g, 88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.61 (1H, d, J=8.9 Hz), 7.45 (2
H, dd, J=8.7 Hz, 4.8 Hz), 7.21-7.08 (5H, m), 6.53
(1H, s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.41 (2H, s), 2.8
6-2.73 (2H, br d), 2.30-2.16 (1H, m), 2.05-1.91 (2
H, br t), 1.87-1.74 (2H, br d), 1.68-1.48 (2H, m),
1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0174】実施例53 1-[[1-(4-フルオロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物53) 化合物52を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物53(1.28 g, 77%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.61-12.30 (1H, br s), 11.08-
10.96 (1H, br s), 7.70(1H, d, J=6.3 Hz), 7.61-7.44
(4H, m), 7.24-7.12 (3H, m), 7.02 (1H, d, J=7.6 H
z), 4.29 (2H, s), 3.33-3.19 (2H, m), 2.84-2.71 (2
H, m), 2.49-2.33(1H, m), 2.09-1.85 (2H, m).
【0175】実施例54 1-[[1-(4-フルオロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物54) 1-(4-フルオロフェニル)インドール-2-カルバルデヒド
とニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に
準じて反応させることにより、化合物54(2.33 g, 99
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.61 (1H, d, J=8.9 Hz), 7.43 (2
H, dd, J=8.9 Hz, 5.0 Hz), 7.21-7.05 (5H, m), 6.54
(1H, s), 4.07 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.44 (2H, s), 2.9
3-2.82 (1H, m), 2.69-2.59 (1H, m), 2.48-2.35 (1H,
m), 2.27-2.15 (1H, m), 2.07-1.96 (1H, m), 1.95-1.8
0 (1H, m), 1.73-1.55 (1H, m), 1.51-1.36(1H, m), 1.
18 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0176】実施例55 1-[[1-(4-フルオロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物55) 化合物54を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物55(1.55 g, 75%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.32-12.29 (1H, br s), 11.13-
10.90 (1H, br s), 7.71(1H, d, J=8.3 Hz), 7.55-7.44
(4H, m), 7.23-7.13 (3H, m), 7.04 (1H, d, J=8.6 H
z), 4.37 (2H, ABq, J=24.9 Hz, 15.5 Hz), 3.48-2.60
(6H, m), 1.98-1.76 (2H, m), 1.38-1.29 (1H, m).
【0177】実施例56 1-[[1-(4-クロロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物56) 参考例10で得られる1-(4-クロロフェニル)インドール
-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物56(713 mg, 79%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.58 (1H, m), 7.52-7.42 (4
H, m), 7.16-7.11 (3H, m), 6.54 (1H, s), 4.12 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.41 (2H, s), 2.82-2.75 (2H, brd),
2.29-2.08 (1H, m), 2.03-1.93 (2H, br t), 1.84-1.78
(2H, br d), 1.71-1.53 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7.1
Hz).
【0178】実施例57 1-[[1-(4-クロロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物57) 化合物56を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物57(390 mg, 73%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.55-12.27 (1H, br s), 10.89-
10.70 (1H, br s), 7.72-7.69 (3H, m), 7.55 (1H, d,
J=8.3 Hz), 7.23-7.04 (4H, m), 4.32 (2H, s),3.46-3.
11 (2H, m), 2.84-2.70 (2H, m), 2.45-2.29 (1H, m),
2.03-1.74 (2H,m).
【0179】実施例58 1-[[1-(4-クロロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物58) 1-(4-クロロフェニル)インドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物58(785mg, 87
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.58 (1H, m), 7.49-7.40 (4
H, m), 7.16-7.11 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.07 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.44 (2H, s), 2.92-2.81 (1H, brd),
2.68-2.59 (1H, br d), 2.44-1.73 (4H, m), 1.67-1.58
(1H, m), 1.48-1.31 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0180】実施例59 1-[[1-(4-クロロフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物59) 化合物58を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物59(433 mg, 84%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.10-12.39 (1H, br s), 11.14-
10.89 (1H, br s), 7.72-7.51 (5H, m), 7.22-7.05 (4
H, m), 4.39 (2H, ABq, J=24.7 Hz, 13.7 Hz), 3.44-3.
36 (1H, br d), 3.19-3.13 (1H, br d), 3.07-2.61 (3
H, m), 1.99-1.75 (3H, m), 1.46-1.22 (1H, m).
【0181】実施例60 1-[[1-[4-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-
カルボン酸エチル(化合物60) 参考例11で得られる1-[4-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]インドール-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸
エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応させ
ることにより、化合物60(1.23 g, 80%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.97 (1H, s), 7.73-7.60 (4H, m),
7.18-7.13 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.10 (2H, q, J=
7.1 Hz), 3.41 (2H, s), 2.81-2.72 (2H, br d),2.30-
2.16 (1H, m), 2.05-1.94 (2H, br t), 1.86-1.73 (2H,
br d), 1.68-1.43(2H, m), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0182】実施例61 1-[[1-[4-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-
カルボン酸・塩酸塩(化合物61) 化合物60を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物61(816 mg, 86%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.76-12.44 (1H, br s), 10.91-
10.65 (1H, br s), 7.96-7.86 (4H, m), 7.32 (1H, d,
J=7.9 Hz), 7.29-7.17 (3H, m), 7.04 (1H, d, J=6.9 H
z), 4.33 (2H, s), 3.36-3.26 (2H, m), 2.87-2.71 (2
H, m), 2.45-2.33(1H, m), 1.99-1.79 (4H, m).
【0183】実施例62 1-[[1-[4-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-
カルボン酸エチル(化合物62) 1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]インドール-2-カ
ルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施例15に
記載の方法に準じて反応させることにより、化合物62
(1.48 g, 97%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.98 (1H, s), 7.67-7.62 (4H, m),
7.20-7.12 (3H, m), 6.57 (1H, s), 4.07 (2H, q, J=
7.2 Hz), 3.43 (2H, s), 2.94-2.86 (1H, m), 2.73-2.6
0 (1H, m), 2.41-1.83 (4H, m), 1.69-1.58 (1H, m),
1.44-1.33 (2H, m),1.18 (3H, t, J=7.2 Hz).
【0184】実施例63 1-[[1-[4-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-
カルボン酸・塩酸塩(化合物63) 化合物62を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物63(669 mg, 58%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.16-12.32 (1H, br s), 10.81-
10.66 (1H, br s), 7.97-7.82 (4H, m), 7.73 (1H, d,
J=7.3 Hz), 7.23-7.15 (3H, m), 7.05 (1H, d, J=7.6 H
z), 4.38 (2H, ABq, J=33.0 Hz, 13.5 Hz), 3.44-3.40
(1H, m), 3.28-3.17 (1H, m), 2.89-2.62 (3H, m), 2.0
0-1.73 (3H, m), 1.43-1.21 (1H, m).
【0185】実施例64 1-[[1-(3-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物64) 参考例12で得られる1-(3-メチルフェニル)インドール
-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物64(784 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.58 (1H, m), 7.40-7.24 (4
H, m), 7.22-7.09 (3H, m), 6.53 (1H, s), 4.11 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.44 (2H, s), 2.89-2.71 (2H, brd),
2.42 (3H, s), 2.26-2.12 (1H, m), 2.03-1.95 (2H, br
t), 1.86-1.75 (2H, br d), 1.67-1.25 (2H, m), 1.24
(3H, t, J=7.1 Hz).
【0186】実施例65 1-[[1-(3-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物65) 化合物64を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物65(397 mg, 73%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.65-12.28 (1H, br s), 10.76-
10.61 (1H, br s), 7.69(1H, d, J=7.3 Hz), 7.54 (1H,
t, J=7.9 Hz), 7.39 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.31-7.28
(2H, m), 7.19-7.12 (3H, m), 7.05 (1H, d, J=8.9 H
z), 4.33 (2H, s),3.32-3.13 (2H, m), 2.85-2.73 (2H,
m), 2.51-2.31 (1H, m), 2.42 (3H, s), 1.99-1.72 (4
H, m).
【0187】実施例66 1-[[1-(3-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物66) 1-(3-メチルフェニル)インドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物66(742mg, 79
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.59 (1H, m), 7.41-7.25 (4
H, m), 7.15-7.09 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.07 (2H,
q, J=7.1 Hz), 3.47 (2H, s), 2.95-2.89 (1H, brd),
2.71-2.66 (1H, br d), 2.42 (3H, s), 2.41-2.35 (1H,
m), 2.22-2.14 (1H, br t), 2.03-1.78 (2H, m), 1.71
-1.34 (3H, m), 1.18 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0188】実施例67 1-[[1-(3-メチルフェニル)イ
ンドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物67) 化合物66を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物67(352 mg, 62%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.00-12.66 (1H, br s), 11.19-
10.94 (1H, br s), 7.85(1H, d, J=6.3 Hz), 7.68 (1H,
t, J=7.3 Hz), 7.54 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.51-7.18
(6H, m), 4.59-4.46 (2H, br s), 3.45-3.28 (1H, m),
3.24-2.72 (3H, m), 2.70-2.50 (2H, m), 2.57 (3H,
s), 2.14-1.72 (3H, m), 1.58-1.39 (1H, m).
【0189】実施例68 1-[(5-メチル-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物68) 参考例13で得られる5-メチル-1-フェニルインドール-
2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物68(616 mg, 69%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.51-7.39 (6H, m), 7.06-6.93 (2
H, m), 6.46 (1H, s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.43
(2H, s), 2.84-2.71 (2H, br d), 2.26-2.11 (1H,m),
2.00-1.92 (2H, br t), 1.85-1.71 (2H, m), 1.66-1.50
(2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0190】実施例69 1-[(5-メチル-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物69) 化合物68を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物69(275 mg, 64%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.80-12.21 (1H, br d), 10.41-
10.23 (1H, br d), 7.68-7.45 (6H, m), 7.05-6.93 (3
H, m), 4.33 (2H, s), 3.41-3.15 (2H, m), 2.92-2.14
(2H, m), 2.39 (3H, s), 2.38-2.30 (1H, m), 2.02-1.6
5 (4H, m).
【0191】実施例70 1-[(5-メチル-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物70) 5-メチル-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとニ
ペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物70(713 mg, 80%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.49-7.39 (6H, m), 7.05-6.92 (2
H, m), 6.47 (1H, s), 4.07 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.47
(2H, s), 2.94-2.81 (1H, m), 2.73-2.60 (1H, m), 2.4
7-2.34 (1H, m), 2.21-2.16 (1H, m), 2.04-1.81 (2H,
m), 1.71-1.52 (2H, m), 1.47-1.38 (1H, m), 1.23 (3
H, t, J=7.2 Hz).
【0192】実施例71 1-[(5-メチル-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物71) 化合物70を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物71(467 mg, 85%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.08-12.40 (1H, br d), 10.72-
10.51 (1H, br d), 7.67-7.44 (6H, m), 7.07-6.94 (3
H, m), 4.49-4.30 (2H, br s), 3.44-3.10 (2H, m), 2.
82-2.57 (2H, m), 2.40 (3H, s), 1.97-1.53 (4H, m),
1.46-1.21 (1H, m).
【0193】実施例72 1-[(5-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物72) 参考例14で得られる5-メトキシ-1-フェニルインドー
ル-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、
実施例15に記載の方法に準じて反応させることによ
り、化合物72(526 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.59-7.44 (5H, m), 7.10 (1H,
d, J=2.0 Hz), 6.95 (1H,d, J=8.9 Hz), 6.73 (1H, dd,
J=8.9 Hz, 2.0 Hz), 6.55 (1H, s), 4.02 (2H,q, J=7.
1 Hz), 3.76 (3H, s), 3.54 (2H, s), 2.77-2.67 (2H,
br d), 2.29-2.15 (1H, m), 2.14-1.98 (2H, br t), 1.
79-1.67 (2H, m), 1.55-1.38 (2H, m), 1.14 (3H, t, J
=7.1 Hz).
【0194】実施例73 1-[(5-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物73) 化合物72を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物73(253 mg, 64%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.59-12.35 (1H, br d), 10.41-
10.16 (1H, br d), 7.68-7.45 (5H, m), 7.21 (1H, s),
6.96 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.83 (1H, dd, J=8.8Hz, 2.
5 Hz), 6.83 (1H, s), 4.33 (2H, s), 3.78 (3H, s),
3.50-3.13 (2H, m), 2.90-2.68 (2H, m), 2.49-2.35 (1
H, m), 2.00-1.14 (4H, m).
【0195】実施例74 1-[(5-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物74) 5-メトキシ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物74(490mg, 77
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.58-7.44 (5H, m), 7.09 (1H,
d, J=2.2 Hz), 6.95 (1H,d, J=8.9 Hz), 6.72 (1H, dd,
J=8.9 Hz, 2.2 Hz), 6.50 (1H, s), 3.99 (2H,q, J=7.
1 Hz), 3.76 (3H, s), 3.49 (2H, s), 2.76-2.68 (1H,
br d), 2.37-1.97 (3H, m), 1.78-1.47 (2H, m), 1.40-
1.21 (3H, m), 1.09 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0196】実施例75 1-[(5-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物75) 化合物74を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物75(122 mg, 34%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.48-11.60 (1H, br d), 10.82-
10.64 (1H, br s), 7.55-7.45 (5H, m), 7.09 (1H, s),
6.96 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.72 (1H, d, J=8.7Hz), 6.
48 (1H, s), 4.54-4.32 (2H, m), 3.76 (3H, s), 2.88-
2.72 (1H, m), 2.37-1.92 (3H, m), 1.84-1.47 (2H,
m), 1.40-1.16 (3H, m).
【0197】実施例76 1-[(5-フルオロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物76) 参考例15で得られる5-フルオロ-1-フェニルインドー
ル-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、
実施例15に記載の方法に準じて反応させることによ
り、化合物76(404 mg, 71%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.62-7.46 (5H, m), 7.36 (1H,
d, J=7.9 Hz), 7.04-6.89(2H, m), 6.60 (1H, s), 4.02
(2H, q, J=7.1 Hz), 3.47 (2H, s), 2.77-2.60(2H,
m), 2.24-2.04 (3H, m), 1.79-1.65 (2H, m), 1.51-1.3
5 (2H, m), 1.15 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0198】実施例77 1-[(5-フルオロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物77) 化合物76を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物77(449 mg, 79%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.59-12.34 (1H, br d), 10.53-
10.33 (1H, br d), 7.66-7.49 (6H, m), 7.17 (1H, s),
7.05-7.02 (2H, m), 4.33 (2H, s), 3.44-3.15(2H,
m), 2.92-2.70 (2H, m), 2.51-2.37 (1H, m), 1.99-1.7
6 (4H, m).
【0199】実施例78 1-[(5-フルオロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物78) 5-フルオロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物78(159mg, 60
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.60-7.52 (5H, m), 7.37 (1H,
d, J=9.2 Hz), 7.04-6.84(2H, m), 6.06 (1H, s), 3.99
(2H, q, J=7.1 Hz), 3.69-3.35 (2H, br s), 2.81-2.6
7 (1H, m), 2.58-2.41 (1H, m), 2.44-2.32 (1H, m),
2.32-2.17 (1H, m), 2.18-1.99 (1H, m), 1.81-1.69 (1
H, m), 1.62-1.55 (1H, m), 1.43-1.22 (2H, m), 1.09
(3H, t, J=7.1 Hz).
【0200】実施例79 1-[(5-フルオロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物79) 化合物78を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物79(218 mg, 82%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.49-11.27 (1H, br d), 7.68-
7.49 (6H, m), 7.25 (1H,s), 7.06-7.02 (2H, m), 4.46
-4.20 (2H, m), 3.49-2.57 (5H, m), 2.00-1.71(3H,
m), 1.47-1.21 (1H, m).
【0201】実施例80 1-[(5-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物80) 参考例16で得られる5-クロロ-1-フェニルインドール-
2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物80(639 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.57-7.41 (6H, m), 7.09-7.00 (2
H, m), 6.49 (1H, s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.43
(2H, s), 2.79-2.62 (2H, br d), 2.32-2.14 (1H,m),
2.10-1.91 (2H, br t), 1.88-1.77 (2H, br d), 1.73-
1.52 (2H, m), 1.24(3H, t, J=7.1 Hz).
【0202】実施例81 1-[(5-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩
酸塩(化合物81) 化合物80を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物81(602 mg, 78%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.55-10.46 (1H, br d), 7.81-
7.49 (6H, m), 7.22-7.02(3H, m), 4.34 (2H, s), 3.52
-3.10 (2H, m), 2.87-2.67 (2H, m), 2.46-2.34(1H,
m), 2.01-1.69 (4H, m).
【0203】実施例82 1-[(5-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物82) 5-クロロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとニ
ペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物82(350 mg, 79%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.57-7.42 (6H, m), 7.09-6.97 (2
H, m), 6.50 (1H, s), 4.08 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.46
(2H, s), 2.92-2.80 (1H, m), 2.67-2.55 (1H, m), 2.4
6-2.32 (1H, m), 2.25-2.13 (1H, m), 2.04-1.92 (1H,
m), 1.90-1.78 (1H, m), 1.71-1.51 (1H, m), 1.49-1.3
3 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0204】実施例83 1-[(5-クロロ-1-フェニルイ
ンドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩
酸塩(化合物83) 化合物82を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物83(349 mg, 86%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.87-12.60 (1H, br d), 10.72-
10.54 (1H, br d), 7.81(1H, s), 7.68-7.48 (5H, m),
7.22-7.04 (3H, m), 4.46-4.37 (2H, br s), 3.46-3.08
(2H, m), 2.89-2.63 (2H, m), 2.42-2.20 (1H, m), 1.
99-1.67 (3H, m), 1.42-1.30 (1H, m).
【0205】実施例84 1-[(6-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物84) 参考例17で得られる6-メトキシ-1-フェニルインドー
ル-2-カルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物84(246 mg, 57%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.56-7.39 (6H, m), 6.80 (1H, dd,
J=8.6 Hz, 2.3 Hz), 6.73 (1H, d, J=2.3 Hz), 6.54
(1H, s), 4.07 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.75 (3H, s), 3.7
0-3.44 (2H, br s), 2.96-2.35 (3H, m), 2.28-1.83 (3
H, m), 1.72-1.54(2H, m), 1.44-1.27 (1H, m), 1.19
(3H, t, J=7.1 Hz).
【0206】実施例85 1-[(6-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物85) 化合物84を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物85(214 mg, 89%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.26-12.28 (1H, br d), 10.88-
10.74 (1H, br d), 7.69-7.60 (4H, m), 7.58-7.46 (2
H, m), 7.10 (1H, s), 6.82 (1H, d, J=8.7 Hz),6.50
(1H, s), 4.43-4.21 (2H, br s), 3.67 (3H, s), 3.50-
3.34 (1H, m), 3.20-3.03 (1H, m), 2.96-2.39 (3H,
m), 1.99-1.56 (3H, m), 1.43-1.24 (1H, m).
【0207】実施例86 1-[(4-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物86) 参考例18で得られる4-メトキシ-1-フェニルインドー
ル-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、
実施例15に記載の方法に準じて反応させることによ
り、化合物86(727 mg, 84%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.56-7.43 (5H, m), 7.00 (1H,
t, J=7.9 Hz), 6.65-6.56(3H, m), 4.01 (2H, q, J=7.1
Hz), 3.88 (3H, s), 3.54 (2H, s), 2.78-2.60(2H,
m), 2.31-2.19 (1H, m), 2.16-1.87 (2H, m), 1.79-1.6
7 (2H, m), 1.51-1.32 (2H, m), 1.14 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0208】実施例87 1-[(4-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物87) 化合物86を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物87(359 mg, 72%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.15-10.85 (1H, br d), 7.64-
7.45 (5H, m), 7.22 (1H,s), 7.09 (1H, dd, J=8.2 Hz,
7.9 Hz), 6.66-6.60 (2H, m), 4.27 (2H, s), 3.91 (3
H, s), 3.34-3.13 (2H, m), 2.82-2.59 (2H, m), 2.46-
2.32 (1H, m), 1.94-1.66 (4H, m).
【0209】実施例88 1-[(4-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物88) 4-メトキシ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物88(658mg, 76
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.58-7.42 (6H, m), 7.00 (1H,
t, J=7.9 Hz), 6.65-6.53(2H, m), 3.99 (2H, q, J=7.1
Hz), 3.88 (3H, s), 3.51 (2H, s), 2.73-2.68(1H, br
d), 2.49-2.47 (1H, m), 2.38-2.32 (1H, m), 2.24-2.
18 (1H, m), 2.07-1.99 (1H, m), 1.73-1.65 (1H, m),
1.59-1.51 (1H, m), 1.42-1.19 (2H, m),1.09 (3H, t,
J=7.1 Hz).
【0210】実施例89 1-[(4-メトキシ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物89) 化合物88を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物89(194 mg, 46%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.32-11.07 (1H, br s), 7.63-
7.46 (5H, m), 7.21 (1H,s), 7.18 (1H, dd, J=8.3 Hz,
7.9 Hz), 6.65-6.61 (2H, m), 4.45-4.21 (2H,br s),
3.91 (3H, s), 3.43-2.52 (5H, m), 1.97-1.63 (3H,
m), 1.41-1.21 (1H, m).
【0211】実施例90 1-[[1-(2-チエニル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化
合物90) 参考例19で得られる1-(2-チエニル)インドール-2-カ
ルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施例1
5に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
90(577 mg, 77%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.57 (1H, d, J=5.3 Hz), 7.33-7.0
4 (6H, m), 6.53 (1H, s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz),
3.45 (2H, s), 2.85-2.78 (2H, br d), 2.27-2.16(1H,
m), 2.05-1.96 (2H, br t), 1.84-1.78 (2H, br d), 1.
72-1.59 (2H, m),1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0212】実施例91 1-[[1-(2-チエニル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩
(化合物91) 化合物90を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物91(317 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.22-10.95 (1H, br d), 7.77
(1H, d, J=5.3 Hz), 7.69(1H, d, J=7.6 Hz), 7.41 (1
H, s), 7.26-7.12 (5H, m), 4.33 (2H, s), 3.57-3.18
(2H, m), 3.00-2.73 (2H, m), 2.51-2.39 (1H, m), 2.0
2-1.80 (4H, m).
【0213】実施例92 1-[[1-(2-チエニル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化
合物92) 1-(2-チエニル)インドール-2-カルバルデヒドとニペコ
チン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反
応させることにより,化合物92(689 mg, 92%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.59 (1H, d, J=5.9 Hz), 7.33-7.0
4 (6H, m), 6.55 (1H, s), 4.09 (2H, q, J=7.2 Hz),
3.53 (2H, s), 2.93-2.87 (1H, m), 2.71-2.64 (1H,
m), 2.46-2.38 (1H, m), 2.25-2.17 (1H, m), 2.05-1.9
6 (1H, m), 1.92-1.83 (1H, m), 1.70-1.58 (1H, m),
1.52-1.37 (2H, m), 1.18 (3H, t, J=7.2 Hz).
【0214】実施例93 1-[[1-(2-チエニル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物93) 化合物92を,実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物93(450 mg, 89%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.96-10.90 (1H, br s), 10.27-
10.18 (1H, br s), 7.77(1H, d, J=5.3 Hz), 7.70 (1H,
d, J=7.3 Hz), 7.37 (1H, s), 7.29-6.95 (5H,m), 4.4
7-4.36 (2H, br s), 2.98-2.85 (1H, m), 2.84-2.47 (3
H, m), 2.28-2.06 (1H, m), 1.90-1.62 (1H, m), 1.44-
0.93 (3H, m).
【0215】実施例94 1-[[1-(2-ピリジル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化
合物94) 参考例20で得られる1-(2-ピリジル)インドール-2-カ
ルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施例1
5に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
94(467 mg, 74%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.60 (1H, d, J=4.9 Hz), 7.87 (1
H, t, J=7.6 Hz), 7.71-7.58 (2H, m), 7.42 (1H, d, J
=6.9 Hz), 7.33-7.14 (3H, m), 6.60-6.51 (1H, br s),
4.08 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.88-3.68 (2H, br s), 2.8
5-2.66 (2H, m), 2.29-1.83 (3H, m), 1.74-1.32 (4H,
m), 1.22 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0216】実施例95 1-[[1-(2-ピリジル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩
(化合物95) 化合物94を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物95(321 mg, 72%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.41-10.19 (1H, br d), 8.71
(1H, d, J=4.6 Hz), 8.16(1H, t, J=8.3 Hz), 7.81-7.7
0 (2H, m), 7.57-7.50 (2H, m), 7.31-7.18 (3H,m), 4.
53 (2H, s), 3.46-3.17 (2H, m), 3.13-2.84 (3H, m),
2.12-1.78 (4H,m).
【0217】実施例96 1-[[1-(2-ピリジル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化
合物96) 1-(2-ピリジル)インドール-2-カルバルデヒドとニペコ
チン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反
応させることにより、化合物96(527 mg, 84%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.62 (1H, d, J=3.3 Hz), 7.88 (1
H, d, J=7.7 Hz), 7.72-7.48 (2H, m), 7.43 (1H, d, J
=7.7 Hz), 7.38-7.14 (3H, m), 6.69-6.48 (1H, br s),
4.06 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.91-3.65 (2H, br s), 2.9
3-2.72 (1H, m), 2.67-2.47 (1H, m), 2.34-1.45 (5H,
m), 1.42-1.23 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0218】実施例97 1-[[1-(2-ピリジル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物97) 化合物96を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物97(475 mg, 98%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.73-10.27 (1H, br s), 8.73
(1H, d, J=3.5 Hz), 8.17(1H, t, J=8.2 Hz), 7.89-7.4
2 (4H, m), 7.35-7.06 (3H, m), 4.58 (2H, s),3.72-2.
66 (5H, m), 1.98-1.57 (3H, m), 1.50-1.27 (1H, m).
【0219】実施例98 1-[[1-(2-メチル-4-ニトロフ
ェニル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カル
ボン酸エチル(化合物98) 参考例21で得られる1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)
インドール-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチ
ルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応させるこ
とにより、化合物98(558 mg, 76%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.27 (1H, s), 8.19 (1H, d, J=8.9
Hz), 7.68-7.62 (1H, m), 7.46 (1H, d, J=8.3 Hz),
7.18-7.11 (2H, m), 6.80-6.76 (1H, m), 6.59 (1H,
s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.35 (2H, ABq, J=46.7
Hz, 13.8 Hz), 2.71-2.57 (2H, m), 2.24-2.12 (1H,
m), 2.06 (3H, s), 2.00-1.86 (2H, m), 1.77-1.72 (2
H, m), 1.57-1.39 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0220】実施例99 1-[[1-(2-メチル-4-ニトロフ
ェニル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カル
ボン酸・塩酸塩(化合物99) 化合物98を、実施例2に記載の方法に準じて処理する
ことにより、化合物99(174 mg, 91%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.60-12.38 (1H, br s), 10.85-
10.65 (1H, br s), 8.44(1H, s), 8.29 (1H, d, J=6.6
Hz), 7.79-7.74 (2H, m), 7.31-7.18 (3H, m),6.85 (1
H, s), 4.26 (2H, ABq, J=97.9 Hz, 10.9 Hz), 3.43-3.
15 (2H, m), 2.88-2.62 (2H, m), 2.50-2.32 (1H, m),
2.02-1.79 (7H, m).
【0221】実施例100 1-[[1-(2-メチル-4-ニトロ
フェニル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カ
ルボン酸エチル(化合物100) 1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)インドール-2-カルバル
デヒドとニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の
方法に準じて反応させることにより、化合物100(73
1 mg, 89%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.27 (1H, d, J=2.0 Hz), 8.18 (1
H, dd, J=8.6 Hz, 2.0 Hz), 7.66-7.62 (1H, m), 7.48-
7.42 (1H, m), 7.18-7.13 (2H, m), 6.60 (1H, s), 4.0
6 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.39 (2H, ABq, J=44.5 Hz, 15.
4 Hz), 2.79-2.70(1H, br t), 2.63-2.40 (1H, m), 2.3
4-2.07 (2H, m), 2.05 (3H, s), 2.01-1.73 (2H, m),
1.63-1.47 (1H, m), 1.43-1.25 (4H, m), 1.20 (3H, t,
J=7.2 Hz).
【0222】実施例101 1-[[1-(2-メチル-4-ニトロ
フェニル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カ
ルボン酸・塩酸塩(化合物101) 化合物100を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物101(156 mg, 58%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.08-12.41 (1H, br s), 10.95-
10.74 (1H, br s), 8.45(1H, s), 8.28 (1H, d, J=8.9
Hz), 7.79-7.65 (2H, m), 7.29-7.14 (3H, m),6.89 (1
H, s), 4.30 (2H, ABq, J=58.4 Hz, 11.6 Hz), 3.56-3.
08 (3H, m), 2.96-2.80 (2H, m), 1.98 (3H, s), 1.97-
1.77 (2H, m), 1.45-1.22 (1H, m).
【0223】実施例102 1-[[1-(2-メチルフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物102) 化合物98(287 mg, 0.68 mmol)のエタノール(3 m
L)溶液に、10%パラジウム−炭素(70 mg)を加え、水
素雰囲気下室温で4時間攪拌した後、ラジオライトを用
いて反応溶液を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して得ら
れた残渣をテトラヒドロフラン(7 mL)に溶解させ、次
亜リン酸(7.5 mL)を加えた。この溶液に、氷冷下にて
亜硝酸ナトリウム(60.1 mg, 0.87 mmol)の水溶液(1
mL)を5分間かけて滴下した後、室温で19時間攪拌し
た。反応溶液を飽和重曹水に注いだ後、酢酸エチルで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に
留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で精製して、化合
物102(58.9 mg, 23%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.63-7.59 (1H, m), 7.31-7.21 (5
H, m), 7.13-7.00 (2H, m), 6.84-6.81 (1H, m), 6.54
(1H, s), 4.10 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.34 (2H, ABq, J=
37.8 Hz, 13.9 Hz), 2.77-2.62 (2H, m), 2.23-2.11 (1
H, m), 1.98-1.92(2H, m), 1.91 (3H, s), 1.83-1.73
(2H, m), 1.67-1.43 (2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0224】実施例103 1-[[1-(2-メチルフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物103) 化合物102を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物103(45.9 mg, 76%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.86-11.94 (1H, br s), 11.09-
10.88 (1H, br s), 7.72-7.68 (1H, m), 7.53-7.42 (4
H, m), 7.27-7.11 (3H, m), 6.79 (1H, s), 4.15(2H, A
Bq, J=136.2 Hz, 13.5 Hz), 3.34-3.16 (2H, m), 2.86-
2.64 (2H, m), 2.51-2.37 (1H, m), 2.09-1.85 (4H,
m), 1.79 (3H, s).
【0225】実施例104 1-[[1-(2-メチルフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物104) 化合物100を、実施例102に記載の方法に準じて処
理することにより、化合物104(170 mg, 53%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.65-7.61 (1H, m), 7.37-7.25 (4
H, m), 7.16-7.09 (2H, m), 6.86-6.81 (1H, m), 6.57
(1H, s), 4.07 (2H, q, J=6.9 Hz), 3.31 (2H, ABq, J=
35.9 Hz, 22.2 Hz), 2.94-2.23 (4H, m), 2.12-2.05 (1
H, m), 1.95-1.76(1H, m), 1.92 (3H, s), 1.59-1.45
(1H, m), 1.41-1.22 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=6.9 H
z).
【0226】実施例105 1-[[1-(2-メチルフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物105) 化合物104を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物105(107 mg, 70%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.80-10.62 (1H, br s), 7.72
(1H, d, J=7.3 Hz), 7.54-7.34 (4H, m), 7.18-7.14 (3
H, m), 6.79 (1H, s), 4.28 (2H, ABq, J=95.8 Hz, 16.
2 Hz), 2.92-2.60 (2H, m), 2.53-2.47 (3H, m), 1.99-
1.90 (1H, m), 1.88-1.65 (1H, m), 1.81 (3H, s), 1.4
7-1.17 (2H, m).
【0227】実施例106 1-[[1-(3-ニトロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物106) 参考例22で得られる1-(3-ニトロフェニル)インドール
-2-カルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施例
15に記載の方法に準じて反応させることにより、化合
物106(112 mg, 58%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.65 (1H, s), 8.25 (1H, t, J=8.4
Hz), 7.89 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.71-7.61 (2H, m),
7.23-7.14 (3H, m), 6.61 (1H, s), 4.07 (2H, q,J=7.1
Hz), 3.46 (2H, s), 2.96-2.87 (1H, br d), 2.76-2.6
0 (1H, m), 2.51-2.35 (1H, m), 2.26-2.14 (1H, br
t), 2.06-1.85 (2H, m), 1.73-1.55 (1H, m), 1.48-1.3
4 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0228】実施例107 1-[[1-(3-ニトロフェニル)
インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物107) 化合物106を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物107(82.3 mg, 67%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.26-12.40 (1H, br s), 11.17-
10.87 (1H, br s), 8.44-8.37 (2H, m), 8.02-7.88 (2
H, m), 7.73 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.38-7.09 (4H,m),
4.44 (2H, ABq, J=36.6 Hz, 14.3 Hz), 3.65-3.11 (2H,
m), 2.96-2.41 (3H, m), 2.03-1.58 (3H, m), 1.40-1.
29 (1H, m).
【0229】実施例108 1-[[1-[3-(トリフルオロメ
チル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-
4-カルボン酸エチル(化合物108) 参考例23で得られる1-[3-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]インドール-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸
エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応させ
ることにより、化合物108(104 mg, 53%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.97 (1H, s), 7.72-7.57 (4H, m),
7.19-7.12 (3H, m), 6.55 (1H, s), 4.11 (2H, q, J=
7.1 Hz), 3.41 (2H, s), 2.78-2.74 (2H, br d),2.28-
2.15 (1H, m), 2.03-1.95 (2H, br t), 1.83-1.78 (2H,
br d), 1.64-1.46(2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0230】実施例109 1-[[1-[3-(トリフルオロメ
チル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-
4-カルボン酸・塩酸塩(化合物109) 化合物108を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物109(64.8 mg, 61%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.85-12.24 (1H, br s), 10.36-
10.22 (1H, br s), 8.01-7.82 (4H, m), 7.73 (1H, d,
J=7.6 Hz), 7.25-7.03 (4H, m), 4.41-4.30 (2H,m), 3.
51-3.15 (2H, m), 2.97-2.63 (2H, m), 2.55-2.31 (1H,
m), 1.99-1.73(4H, m).
【0231】実施例110 1-[[1-[3-(トリフルオロメ
チル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-
3-カルボン酸エチル(化合物110) 1-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]インドール-2-カ
ルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施例15に
記載の方法に準じて反応させることにより、化合物11
0(333 mg, 76%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.96 (1H, s), 7.76-7.64 (4H, m),
7.21-7.16 (3H, m), 6.57 (1H, s), 4.07 (2H, q, J=
7.1 Hz), 3.54-3.38 (2H, br s), 2.99-2.82 (1H,m),
2.76-2.60 (1H, m), 2.42-2.26 (1H, m), 2.21-2.12 (1
H, m), 2.05-1.83(2H, m), 1.71-1.49 (1H, m), 1.44-
1.25 (2H, m), 1.18 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0232】実施例111 1-[[1-[3-(トリフルオロメ
チル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-
3-カルボン酸・塩酸塩(化合物111) 化合物110を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物111(318 mg, 99%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.13-11.99 (1H, br s), 11.23-
10.93 (1H, br s), 7.94-7.85 (4H, m), 7.72 (1H, d,
J=6.6 Hz), 7.26-7.03 (4H, m), 4.45-4.22 (2H,m), 3.
59-3.07 (2H, m), 3.02-2.60 (3H, m), 1.96-1.55 (3H,
m), 1.42-1.24(1H, m).
【0233】実施例112 1-[[1-[3,5-ビス(トリフル
オロメチル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペ
リジン-3-カルボン酸エチル(化合物112) 参考例24で得られる1-[3,5-ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル]インドール-2-カルバルデヒドとニペコチ
ン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応
させることにより、化合物112(223 mg, 80%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.22 (1H, s), 7.91 (1H, s), 7.69
-7.63 (1H, m), 7.21-7.14 (3H, m), 6.60 (1H, s), 4.
07 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.42 (2H, s), 3.01-2.87 (1H,
br d), 2.78-2.67 (1H, br d), 2.42-2.23 (1H, s),
2.19-2.11 (1H, brt), 2.08-1.87 (2H, m), 1.74-1.62
(1H, m), 1.47-1.32 (2H, m), 1.18 (3H,t, J=7.1 Hz).
【0234】実施例113 1-[[1-[3,5-ビス(トリフル
オロメチル)フェニル]インドール-2-イル]メチル]ピペ
リジン-3-カルボン酸・塩酸塩(化合物113) 化合物112を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物113(187 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.69-10.46 (1H, br s), 8.41-
8.24 (3H, m), 7.74 (1H,d, J=8.9 Hz), 7.22-7.07 (4
H, m), 4.57-4.25 (2H, m), 3.65-3.07 (2H, m),2.92-
2.68 (2H, m), 2.60-2.34 (1H, m), 2.06-1.55 (3H,
m), 1.39-1.20 (1H,m).
【0235】実施例114 1-[(5-ニトロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物114) 参考例25で得られる5-ニトロ-1-フェニルインドール-
2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物114(265 mg, 48%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.58 (1H, d, J=2.0 Hz), 8.04 (1
H, dd, J=9.2 Hz, 2.0 Hz), 7.62-7.68 (5H, m), 7.11
(1H, d, J=9.2 Hz), 6.91-6.68 (1H, br s), 4.11(2H,
q, J=7.1 Hz), 3.64-3.38 (2H, br s), 2.83-2.74 (2H,
m), 2.36-1.47 (7H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0236】実施例115 1-[(5-ニトロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・
塩酸塩(化合物115) 化合物114を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物115(204 mg, 82%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.01-10.82 (1H, br s), 8.77
(1H, d, J=2.1 Hz), 8.07(1H, dd, J=9.2 Hz, 2.1 Hz),
7.73-7.50 (6H, m), 7.19 (1H, d, J=9.2 Hz),4.41-4.
35 (2H, br s), 3.54-3.12 (2H, m), 2.85-2.67 (2H,
m), 2.47-2.34 (1H, m), 2.01-1.70 (4H, m).
【0237】実施例116 1-[(5-ニトロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エ
チル(化合物116) 5-ニトロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとニ
ペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物116(401mg, 74
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.57 (1H, d, J=2.1 Hz), 8.02 (1
H, dd, J=9.0 Hz, 2.1 Hz), 7.61-7.39 (5H, m), 7.11
(1H, d, J=9.0 Hz), 6.81-6.67 (1H, br s), 4.08(2H,
q, J=7.1 Hz), 3.68-3.35 (2H, br s), 2.92-2.75 (1H,
m), 2.67-2.19 (3H, m), 2.16-1.74 (2H, m), 1.73-1.
32 (3H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0238】実施例117 1-[(5-ニトロ-1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・
塩酸塩(化合物117) 化合物116を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物117(323 mg, 86%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.23-11.14 (1H, br s), 8.77
(1H, d, J=2.3 Hz), 8.07(1H, dd, J=9.1 Hz, 2.3 Hz),
7.72-7.47 (6H, m), 7.20 (1H, d, J=9.1 Hz),4.50-4.
34 (2H, br s), 3.62-3.15 (4H, m), 3.11-2.62 (2H,
m), 1.98-1.65 (2H, m), 1.42-1.29 (1H, m).
【0239】実施例118 1-[[1-フェニル-5-(トリフ
ルオロメトキシ)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン
-4-カルボン酸エチル(化合物118) 参考例26で得られる1-フェニル-5-(トリフルオロメト
キシ)インドール-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸
エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応させ
ることにより、化合物118(286 mg, 44%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.59-7.41 (6H, m), 7.09 (1H, d,
J=8.9 Hz), 6.99 (1H, d, J=8.6 Hz), 6.79-6.56 (1H,
br s), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.52-3.43 (2H, br
s), 2.82-2.73 (2H, br d), 2.28-2.17 (1H, m), 2.14-
1.86 (2H, m), 1.68-1.49 (2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.
1 Hz).
【0240】実施例119 1-[[1-フェニル-5-(トリフ
ルオロメトキシ)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン
-4-カルボン酸・塩酸塩(化合物119) 化合物118を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物119(239 mg, 82%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.91-10.76 (1H, br s), 7.75-
7.50 (6H, m), 7.28 (1H,s), 7.18-7.07 (2H, m), 4.32
(2H, s), 3.36-3.23 (2H, m), 2.85-2.66 (2H,m), 2.4
6-2.41 (1H, m), 2.00-1.69 (4H, m).
【0241】実施例120 1-[[1-フェニル-5-(トリフ
ルオロメトキシ)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン
-3-カルボン酸エチル(化合物120) 1-フェニル-5-(トリフルオロメトキシ)インドール-2-カ
ルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施例15に
記載の方法に準じて反応させることにより、化合物12
0(389 mg, 60%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.58-7.36 (6H, m), 7.08 (1H, d,
J=8.6 Hz), 6.99 (1H, d, J=9.2 Hz), 6.79-6.58 (1H,
br s), 4.08 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.59-3.40 (2H, br
s), 2.97-2.14 (4H, m), 2.08-1.72 (2H, m), 1.70-1.2
9 (3H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0242】実施例121 1-[[1-フェニル-5-(トリフ
ルオロメトキシ)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン
-3-カルボン酸・塩酸塩(化合物121) 化合物120を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物121(306 mg, 77%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.75-12.09 (1H, br s), 11.61-
11.13 (1H, br s), 7.75-7.50 (6H, m), 7.31 (1H, s),
7.19-7.09 (2H, m), 4.57-4.19 (2H, br s), 3.38-2.5
7 (4H, m), 2.04-1.54 (3H, m), 1.49-1.13 (2H, m).
【0243】実施例122 1-[[1-(2-チアゾリル)イン
ドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
(化合物122) 参考例27で得られる1-(2-チアゾリル)インドール-2-
カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施例
15に記載の方法に準じて反応させることにより、化合
物122(231 mg, 53%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.28 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.66-7.6
2 (2H, m), 7.37-7.32 (2H, m), 7.22 (1H, d, J=7.6 H
z), 6.70 (1H, s), 4.13 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.81-3.7
1 (2H, br s), 3.01-2.90 (2H, br d), 2.65-1.76 (7H,
m), 1.25 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0244】実施例123 1-[[1-(2-チアゾリル)イン
ドール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸
塩(化合物123) 化合物122を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物123(165 mg, 70%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.26-12.42 (1H, br s), 11.56-
11.28 (1H, br s), 8.32(1H, d, J=7.8 Hz), 7.91 (1H,
d, J=3.5 Hz), 7.85 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=7.8 H
z), 7.39 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.27 (1H, d, J=7.8 H
z), 6.87 (1H, d, J=3.5 Hz), 4.63 (2H, s), 3.70-3.1
1 (3H, m), 3.15-2.72 (2H, m), 2.11-1.73(4H, m).
【0245】実施例124 1-[[1-(2-チアゾリル)イン
ドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル
(化合物124) 1-(2-チアゾリル)インドール-2-カルバルデヒドとニペ
コチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて
反応させることにより、化合物124(300 mg, 69%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.28 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.66-7.6
1 (2H, m), 7.39-7.32 (2H, m), 7.22 (1H, d, J=7.3 H
z), 6.70 (1H, s), 4.12 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.82-3.6
3 (2H, br s), 3.13-2.47 (3H, m), 2.44-1.88 (3H,
m), 1.85-1.67 (1H,m), 1.66-1.37 (2H, m), 1.23 (3H,
t, J=7.1 Hz).
【0246】実施例125 1-[[1-(2-チアゾリル)イン
ドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸
塩(化合物125) 化合物124を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物125(187 mg, 61%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.10-12.16 (1H, br s), 11.22-
10.97 (1H, br s), 8.31(1H, d, J=7.9 Hz), 7.90 (1H,
d, J=3.5 Hz), 7.85 (1H, s), 7.39 (1H, t, J=7.9 H
z), 7.27 (1H, t, J=7.9 Hz), 6.87 (1H, d, J=3.5 H
z), 4.59 (2H, s),3.73-3.12 (2H, m), 3.03-2.87 (3H,
m), 2.15-1.77 (3H, m), 1.54-1.32 (1H,m).
【0247】実施例126 1-[[1-(2-フリル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(化
合物126) 参考例28で得られる1-(2-フリル)インドール-2-カル
バルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施例15
に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物1
26(215 mg, 68%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.56 (1H, dd, J=6.3 Hz, 2.5 Hz),
7.39 (1H, dd, J=2.0 Hz, 1.0 Hz), 7.33-7.10 (3H,
m), 6.58-6.49 (2H, m), 6.37 (1H, dd, J=3.0 Hz, 1.0
Hz), 4.11 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.56 (2H, s), 2.85-
2.69 (2H, m), 2.28-2.15 (1H, m), 2.04-1.95 (2H,
m), 1.85-1.71 (2H, m), 1.66-1.49 (2H, m),1.23 (3H,
t, J=7.1 Hz).
【0248】実施例127 1-[[1-(2-フリル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩
(化合物127) 化合物126を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物127(111 mg, 54%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.91-11.89 (1H, br s), 10.78-
10.46 (1H, br s), 7.82(1H, t, J=1.0 Hz), 7.71 (1H,
d, J=7.3 Hz), 7.34-7.15 (4H, m), 6.81-6.74(2H,
m), 4.48-4.25 (2H, br s), 3.59-3.11 (2H, m), 3.05-
2.82 (2H, m), 2.54-2.38 (1H, m), 2.09-1.76 (4H,
m).
【0249】実施例128 1-[[1-(2-フリル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化
合物128) 1-(2-フリル)インドール-2-カルバルデヒドとニペコチ
ン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反応
させることにより、化合物128(218 mg, 69%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.56 (1H, dd, J=6.3 Hz, 2.7 Hz),
7.39 (1H, dd, J=2.0 Hz, 1.3 Hz), 7.26-7.11 (3H,
m), 6.54-6.50 (2H, m), 6.36 (1H, dd, J=3.0 Hz, 1.3
Hz), 4.07 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.58 (2H, s), 2.95-
2.82 (1H, m), 2.72-2.58 (1H, m), 2.47-2.30 (1H,
m), 2.24-2.10 (1H, m), 2.06-1.94 (1H, m),1.88-1.76
(1H, m), 1.71-1.49 (1H, m), 1.38-1.28 (1H, m), 1.
19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0250】実施例129 1-[[1-(2-フリル)インドー
ル-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物129) 化合物128を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物129(165 mg, 80%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.20-12.09 (1H, br s), 11.17-
10.81 (1H, br s), 7.81(1H, t, J=1.0 Hz), 7.71 (1H,
d, J=7.6 Hz), 7.34-7.19 (4H, m), 6.84-6.70(2H,
m), 4.57-4.22 (2H, br s), 3.55-3.11 (2H, m), 3.05-
2.66 (3H, m), 2.06-1.68 (3H, m), 1.49-1.32 (1H,
m).
【0251】実施例130 1-[[1-(5-メチル-2-チエニ
ル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン
酸エチル(化合物130) 参考例29で得られる1-(5-メチル-2-チエニル)インド
ール-2-カルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実
施例15に記載の方法に準じて反応させることにより、
化合物130(264 mg, 62%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.57 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.27-7.1
0 (3H, m), 6.87 (1H, d, J=3.5 Hz), 6.71 (1H, d, J=
3.5 Hz), 6.58-6.49 (1H, br s), 4.08 (2H, q,J=7.1 H
z), 3.65-3.46 (2H, br s), 3.03-2.88 (1H, m), 2.82-
2.76 (1H, m), 2.55-2.48 (1H, m), 2.32-2.18 (1H,
m), 2.13-1.97 (1H, m), 1.95-1.83 (1H, m), 1.73-1.2
8 (3H, m), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0252】実施例131 1-[[1-(5-メチル-2-チエニ
ル)インドール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン
酸・塩酸塩(化合物131) 化合物130を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物131(226 mg, 88%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.99-11.84 (1H, br s), 11.24-
10.79 (1H, br s), 7.68(1H, t, J=6.9 Hz), 7.24-7.15
(5H, m), 6.93 (1H, s), 4.52-4.21 (2H, br s), 3.75
-3.08 (2H, m), 3.03-2.71 (2H, m), 2.51-2.48 (1H,
m), 2.08-1.69 (3H, m), 1.53-1.24 (1H, m).
【0253】実施例132 1-[[1-(3-チエニル)インド
ール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
(化合物132) 参考例30で得られる1-(3-チエニル)インドール-2-カ
ルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、実施例1
5に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
132(251 mg, 66%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.67-7.59 (1H, m), 7.51-7.36 (2
H, m), 7.30-7.07 (5H, m), 4.13 (2H, q, J=7.1 Hz),
3.68-3.41 (2H, br s), 2.96-2.73 (2H, m), 2.61-2.49
(1H, m), 2.32-2.03 (2H, m), 1.96-1.47 (4H, m), 1.
23 (3H, t, J=7.1Hz).
【0254】実施例133 1-[[1-(3-チエニル)インド
ール-2-イル]メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩
(化合物133) 化合物132を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物133(218 mg, 85%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.61-11.92 (1H, br s), 10.70-
10.41 (1H, br s), 7.89-7.86 (2H, m), 7.69 (1H, d,
J=6.9 Hz), 7.31 (1H, dd, J=4.6 Hz, 1.7 Hz),7.25-7.
13 (4H, m), 4.50-4.27 (2H, m), 3.48-3.13 (2H, m),
2.95-2.63 (2H,m), 2.56-2.33 (1H, m), 2.01-1.79 (4
H, m).
【0255】実施例134 1-[[1-(3-チエニル)インド
ール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル
(化合物134) 1-(3-チエニル)インドール-2-カルバルデヒドとニペコ
チン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準じて反
応させることにより、化合物134(253 mg,67%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.68-7.37 (3H, m), 7.27-7.09 (5
H, m), 4.08 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.76-3.38 (2H, br
s), 3.04-2.86 (1H, m), 2.63-2.34 (2H, m), 2.29-2.0
5 (2H, m), 1.97-1.80 (1H, m), 1.69-1.25 (3H, m),
1.19 (3H, t, J=7.2Hz).
【0256】実施例135 1-[[1-(3-チエニル)インド
ール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物135) 化合物134を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物135(215 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ13.15-12.51 (1H, br s), 10.84-
10.62 (1H, br s), 7.90-7.84 (2H, m), 7.69 (1H, d,
J=8.3 Hz), 7.31-7.12 (5H, m), 4.55-4.30 (2H,m), 3.
52-3.11 (2H, m), 2.95-2.61 (2H, m), 2.54-2.45 (1H,
s), 1.99-1.60(3H, m), 1.46-1.25 (1H, m).
【0257】実施例136 1-[[1-(2-チエニル)インド
ール-2-イル]メチル]ピペリジン-3-カルボキサミド(化
合物136) 1-(2-チエニル)インドール-2-カルバルデヒドとニペコ
チン酸アミドとを、実施例15に記載の方法に準じて反
応させることにより、化合物136(253 mg,67%)を
得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.77 (1H, d, J=5.6 Hz), 7.70
(1H, d, J=7.6 Hz), 7.56(1H, s), 7.40-7.13 (6H, m),
7.00 (1H, s), 4.39 (2H, s), 3.56-3.21 (3H,m), 2.9
8-2.70 (2H, m), 1.98-1.58 (3H, m), 1.49-1.27 (1H,
m).
【0258】実施例137 (S)-1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸メチル
(化合物137) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとL-プロリン
メチルエステル・塩酸塩とを、実施例15に記載の方法
に準じて反応させることにより、化合物137(164 m
g, 52%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.29 (6H, m), 7.15-7.06 (3
H, m), 6.57 (1H, s), 3.83 (2H, ABq, J=34.1 Hz, 14.
2 Hz), 3.47 (3H, s), 3.22 (1H, dd, J=8.7 Hz,5.1 H
z), 2.98-2.90 (1H, m), 2.49-2.40 (1H, m), 2.08-1.6
1 (3H, m).
【0259】実施例138 (S)-1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸tert-ブ
チル(化合物138) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとL-プロリンt
ert-ブチルエステルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物138(470 mg, 74
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.27 (6H, m), 7.19-7.06 (3
H, m), 6.58 (1H, s), 3.82 (2H, ABq, J=18.6 Hz, 14.
0 Hz), 3.20-3.15 (1H, m), 2.97-2.86 (1H, m),2.53-
2.33 (1H, m), 2.06-1.62 (4H, m), 1.31 (9H, s).
【0260】実施例139 (S)-1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸・塩酸塩
(化合物139) 化合物137を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物139(71.0 mg, 42%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.71-7.43 (6H, m), 7.18-6.97
(3H, m), 6.78 (1H, s),4.38-3.93 (2H, m), 3.68-3.14
(2H, s), 2.86-2.59 (1H, s), 2.25-1.97 (1H,m), 1.9
1-1.66 (3H, m).
【0261】実施例140 (S)-1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボキサミド(化
合物140) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとL-プロリン
アミドとを、実施例15に記載の方法に準じて反応させ
ることにより、化合物140(290 mg, 95%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.68-7.27 (6H, m), 7.22-6.97 (3
H, m), 6.59 (1H, s), 6.10-5.94 (1H, br s), 4.72-4.
58 (1H, br s), 4.05 (1H, d, J=13.5 Hz), 3.53(1H,
d, J=13.5 Hz), 2.98 (1H, dd, J=10.2 Hz, 5.3 Hz),
2.89-2.80 (1H, m),2.37-2.08 (2H, m), 1.85-1.50 (2
H, m).
【0262】実施例141 3-オキソ-1-[(1-フェニル
インドール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(化合物141) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと3-オキソピ
ペリジン-4-カルボン酸エチル(参考例31で得られる3
-オキソピペリジン-4-カルボン酸エチル・塩酸塩を常法
により遊離化して、3-オキソピペリジン-4-カルボン酸
エチルを得た)とを、実施例15に記載の方法に準じて
反応させることにより、化合物141(490 mg, 34%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.28 (6H, m), 7.24-7.10 (3
H, m), 6.61 (1H, s), 4.20 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.75
(1H, s), 3.59 (2H, s), 3.07 (2H, s), 2.61-2.52 (2
H, br t), 2.28-2.14 (2H, m), 1.29 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0263】実施例142 4-[[1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-イル]カルボニル]モ
ルホリン(化合物142) 化合物18(146 mg, 0.80 mmol)のN,N-ジメチルホルム
アミド(5 mL)溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド・塩酸塩(184 mg, 0.96mmol)お
よびモルホリン(0.10 mL, 1.15 mmol)を加え、室温で24
時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
に留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製し、化合
物142(146 mg, 45%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.70-7.35 (6H, m), 7.14-7.07 (3
H, m), 6.55 (1H, s), 3.69-3.46 (8H, m), 3.47-3.37
(2H, br s), 2.84-2.73 (2H, m), 2.58-2.42 (1H,m),
2.04-1.89 (1H, m), 1.78-1.55 (3H, m), 1.53-1.39 (2
H, m).
【0264】実施例143 4-ヒドロキシ-1-[[1-[(1-
フェニルインドール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-イ
ル]カルボニル]ピペリジン(化合物143) 化合物18と4-ヒドロキシピペリジンとを、実施例14
2に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
143(360 mg, 99%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.64-7.40 (6H, m), 7.15-6.99
(3H, m), 6.56 (1H, s),3.65-3.36 (2H, br s), 3.24-
3.05 (1H, m), 2.89-2.41 (9H, m), 2.07-1.42 (6H,
m), 1.36-1.14 (2H, m).
【0265】実施例144 1-[[1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-イル]カルボニル]ピ
ペリジン-4-カルボン酸エチル(化合物144) 化合物18とイソニペコチン酸エチルとを、実施例14
2に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物
144(391 mg, 99%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.62-7.38 (6H, m), 7.13-7.08 (3
H, m), 6.55 (1H, s), 3.71 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.49
(2H, s), 3.30-3.21 (2H, m), 3.01-2.77 (5H, m), 2.3
2-2.10 (6H, m), 2.06-1.76 (2H, m), 1.73-1.63 (2H,
m), 1.44-1.28 (1H, m), 1.12 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0266】実施例145 1-[[1-[(1-フェニルインド
ール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-イル]カルボニル]ピ
ペリジン-4-カルボン酸・塩酸塩(化合物145) 化合物144を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物145(215 mg, 83%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.98-11.75 (1H, br s), 11.13-
10.65 (1H, br s), 7.79-7.40 (6H, m), 7.24-6.99 (4
H, m), 4.57-4.28 (2H, br s), 4.00-3.01 (9H, m), 2.
97-2.54 (3H, m), 2.52-2.48 (1H, m), 1.99-1.57 (4H,
m), 1.52-1.21 (2H, m).
【0267】実施例146 1-[(1-フェニルインドール
-2-イル)メチル]アゼチジン-3-カルボン酸メチル(化合
物146) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドとアゼチジン-
3-カルボン酸メチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物146(164 mg, 52
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.40 (6H, m), 7.16-7.09 (3H,
m), 6.54 (1H, s), 3.69(3H, s), 3.58-3.46 (3H, m),
3.32-3.21 (2H, m).
【0268】実施例147 1-[(1-フェニルインドール
-2-イル)メチル]アジリジン-2-カルボン酸メチル(化合
物147) 1-フェニルインドール-2-メタノール(202 mg, 0.90 mm
ol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に、2,4,
6-コリジン(137 mg, 1.1 mmol)、塩化リチウム(40.0
mg, 0.94 mol)および塩化メタンスルホニル(130 mg,
1.1 mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。反応溶液に
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出
し、飽和塩化アンモニウム水溶液と飽和食塩水で順次洗
浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減
圧下に留去し、得られた残渣をN,N-ジメチルホルムアミ
ド(2 mL)に溶解し、アジリジン-2-カルボン酸メチル
(76.0 mg, 0.75 mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルア
ミン(1.0 mL, 4.2 mmol)を加え、60℃で8時間攪拌し
た。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢
酸エチルで抽出し、飽和塩化アンモニウム水溶液と飽和
食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で
精製して、化合物147(63.0 mg, 28%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.65-7.36 (6H, m), 7.18-7.07 (3H,
m), 6.68 (1H, s), 3.71(3H, s), 3.56 (2H, ABq, J=3
7.2 Hz, 14.5 Hz), 2.23 (1H, dd, J=3.1 Hz, 1.0 Hz),
2.14 (1H, dd, J=6.4 Hz, 3.1 Hz), 1.64 (1H, dd, J=
6.4 Hz, 1.0 Hz).
【0269】実施例148 4-ヒドロキシ-4-フェニル-
1-[(1-フェニルインドール-2-イル)メチル]ピペリジン
(化合物148) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと4-ヒドロキ
シ-4-フェニルピペリジンとを、実施例15に記載の方
法に準じて反応させることにより、化合物148(348
mg, 89%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.64-7.51 (6H, m), 7.43-7.40
(2H, m), 7.30 (2H, t, J=7.6 Hz), 7.21-7.07 (4H,
m), 6.64 (1H, s), 3.61 (2H, s), 2.61-2.40 (4H,m),
1.82-1.74 (2H, m), 1.53-1.48 (2H, m).
【0270】実施例149 4-シアノ-4-フェニル-1-
[(1-フェニルインドール-2-イル)メチル]ピペリジン
(化合物149) 1-フェニルインドール-2-カルバルデヒドと4-シアノ-4-
フェニルピペリジンとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物149(449 mg, 63
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.60-7.34 (11H, m), 7.09-7.06
(3H, m), 6.63 (1H, s),3.60 (2H, s), 2.87-2.82 (2H,
br d), 2.35-2.26 (2H, br t), 2.05-2.00 (2H, br
d), 1.84-1.76 (2H, m).
【0271】実施例150 4-ヒドロキシ-4-フェニル-
1-[[1-(2-チエニル)インドール-2-イル]メチル]ピペリ
ジン(化合物150) 1-(2-チエニル)インドール-2-カルバルデヒドと4-ヒド
ロキシ-4-フェニルピペリジンとを、実施例15に記載
の方法に準じて反応させることにより、化合物150
(361 mg, 92%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.79 (1H, d, J=5.6 Hz), 7.72
(1H, d, J=7.9 Hz), 7.56-7.05 (11H, m), 5.46-5.35
(1H, br s), 4.45 (2H, s), 3.46-3.12 (4H, m), 2.57-
2.31 (2H, m), 1.81-1.61 (2H, m).
【0272】実施例151 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸エチ
ル(化合物151) 公知の方法(特開平9−124609号公報)を用いて
得られる2-クロロメチル-1-フェニルベンゾイミダゾー
ル(399 mg,1.6 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド
(5 mL)溶液に、イソニペコチン酸エチル(310 mg, 2.
0 mmol)と炭酸カリウム(341 mg, 2.5 mmol)を加え、
室温で22時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル)で精製して、化合物151(53
2 mg,89%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.81 (1H, d, J=6.9 Hz), 7.59-7.4
6 (5H, m), 7.33-7.18 (3H, m), 4.11 (2H, q, J=7.1 H
z), 2.87-2.79 (2H, m), 2.29-2.05 (3H, m), 1.87-1.7
4 (2H, m), 1.65-1.48 (2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 H
z).
【0273】実施例152 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸・二
リン酸塩(化合物152) 化合物151を、実施例2に記載の方法に準じて処理
し、得られた塩酸塩を常法により遊離塩基にした後に、
イソプロピルアルコール中にてリン酸を作用させ、生じ
た結晶を濾取して化合物152(179 mg, 29%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.75-12.09 (1H, br s), 7.80
(1H, d, J=6.3 Hz), 7.71-7.59 (5H, m), 7.37-7.28 (2
H, m), 7.21 (1H, d, J=6.3 Hz), 4.54-4.35 (2H,br
s), 3.61-2.92 (3H, m), 2.55-2.49 (2H, m), 2.12-1.7
1 (4H, m).
【0274】実施例153 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチ
ル(化合物153) 2-クロロメチル-1-フェニルベンゾイミダゾールとニペ
コチン酸エチルとを、実施例151に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物153(582mg, 97
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.81 (1H, d, J=6.9 Hz), 7.63-7.4
2 (5H, m), 7.35-7.12 (3H, m), 4.04 (2H, q, J=7.1 H
z), 3.65 (2H, s), 2.96-2.85 (1H, m), 2.74-2.64 (1
H, m), 2.47-2.26 (2H, m), 2.21-2.03 (1H, m), 1.92-
1.78 (1H, m), 1.74-1.53 (1H, m), 1.49-1.38 (2H,
m), 1.16 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0275】実施例154 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸・二
リン酸塩(化合物154) 化合物153を、実施例2に記載の方法に準じて処理
し、得られた塩酸塩を常法により遊離塩基にした後に、
イソプロピルアルコール中にてリン酸を作用させ、生じ
た結晶を濾取して化合物154(295 mg, 35%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.44-11.45 (1H, br s), 7.79-
7.43 (6H, m), 7.27-7.12(3H, m), 3.93-3.62 (2H, br
s), 3.01-2.79 (1H, m), 2.72-2.53 (1H, m), 2.32-2.0
3 (3H, m), 1.84-1.69 (1H, m), 1.67-1.45 (1H, m),
1.40-1.31 (2H, m).
【0276】実施例155 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボキサミド
(化合物155) 2-クロロメチル-1-フェニルベンゾイミダゾールとイソ
ニペコチン酸アミドとを、実施例151に記載の方法に
準じて反応させることにより、化合物155(463 mg,
81%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.79-7.51 (6H, m), 7.37-7.10
(4H, m), 6.75 (1H, s),3.79 (2H, s), 3.01-2.76 (2H,
m), 2.33-2.14 (2H, m), 2.12-1.94 (1H, m), 1.74-1.
32 (4H, m).
【0277】実施例156 1-[(1-フェニルベンゾイミ
ダゾール-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボキサミド
(化合物156) 2-クロロメチル-1-フェニルベンゾイミダゾールとニペ
コチン酸アミドとを、実施例151に記載の方法に準じ
て反応させることにより、化合物156(522mg, 93
%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.79-7.49 (6H, m), 7.33-7.08
(4H, m), 6.78 (1H, s),3.74 (2H, s), 2.89-2.76 (1H,
m), 2.68-2.63 (1H, m), 2.37-2.10 (3H, m), 1.71-1.
44 (2H, m), 1.38-1.21 (2H, m).
【0278】実施例157 4-ヒドロキシ-4-フェニル-
1-[(1-フェニルベンゾイミダゾール-2-イル)メチル]ピ
ペリジン(化合物157) 2-クロロメチル-1-フェニルベンゾイミダゾールと4-ヒ
ドロキシ-4-フェニルピペリジンとを、実施例151に
記載の方法に準じて反応させることにより、化合物15
7(628 mg, 100%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ7.79-7.49 (6H, m), 7.42-7.12
(8H, m), 3.96 (2H, s),2.88-2.66 (4H, m), 1.97-1.86
(2H, m), 1.58-1.52 (2H, m).
【0279】実施例158 1-[(1-フェニルピロロ[2,3
-b]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸
エチル(化合物158) 参考例32で得られる1-フェニルピロロ[2,3-b]ピリジ
ン-2-カルバルデヒドとイソニペコチン酸エチルとを、
実施例15に記載の方法に準じて反応させることによ
り、化合物158(330 mg, 69%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.26 (1H, d, J=4.7 Hz), 7.89 (1
H, d, J=7.7 Hz), 7.64-7.36 (5H, m), 7.07 (1H, dd,
J=7.7 Hz, 4.7 Hz), 6.50 (1H, s), 4.11 (2H, q,J=7.1
Hz), 3.47 (2H, s), 2.91-2.70 (2H, br d), 2.26-2.1
3 (1H, m), 2.07-1.93 (2H, br t), 1.91-1.77 (2H, br
d), 1.71-1.52 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0280】実施例159 1-[(1-フェニルピロロ[2,3
-b]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボン酸
・二塩酸塩(化合物159) 化合物158を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物159(169 mg, 47%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.32-10.96 (1H, br s), 8.26-
8.16 (2H, m), 7.62-7.47(5H, m), 7.33-7.21 (2H, m),
4.36 (2H, s), 4.30-3.74 (2H, m), 3.61-3.21(2H,
m), 2.92-2.63 (2H, m), 2.53-2.33 (1H, m), 2.08-1.7
6 (2H, m).
【0281】実施例160 1-[(1-フェニルピロロ[2,3
-b]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸
エチル(化合物160) 1-フェニルピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルバルデヒドと
ニペコチン酸エチルとを、実施例15に記載の方法に準
じて反応させることにより、化合物160(319 mg, 61
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.25 (1H, d, J=4.7 Hz), 7.89 (1
H, d, J=7.8 Hz), 7.61-7.33 (5H, m), 7.06 (1H, dd,
J=7.8 Hz, 4.7 Hz), 6.51 (1H, s), 4.07 (2H, q,J=7.2
Hz), 3.50 (2H, s), 2.95-2.80 (1H, br d), 2.70-2.5
6 (1H, m), 2.51-2.35 (1H, m), 2.29-2.12 (1H, m),
2.10-1.94 (1H, m), 1.92-1.76 (1H, m), 1.71-1.57 (1
H, m), 1.53-1.32 (2H, m), 1.18 (3H, t, J=7.2 Hz).
【0282】実施例161 1-[(1-フェニルピロロ[2,3
-b]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸
・二塩酸塩(化合物161) 化合物160を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物161(112 mg, 31%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.97-10.50 (1H, br s), 8.25-
8.18 (2H, m), 7.80-7.07(7H, m), 4.41 (2H, ABq, J=1
9.6 Hz, 10.2 Hz), 3.41-3.35 (1H, br d), 3.26-2.90
(2H, m), 2.83-2.55 (2H, m), 2.08-1.50 (3H, m), 1.4
7-1.20 (3H, m).
【0283】実施例162 1-[(1-フェニルピロロ[3,2
-c]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸
エチル(化合物162) 参考例33で得られる1-フェニルピロロ[3,2-c]ピリジ
ン-2-カルバルデヒドとニペコチン酸エチルとを、実施
例15に記載の方法に準じて反応させることにより、化
合物162(327 mg, 41%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.89 (1H, s), 8.22 (1H, d, J=5.4
Hz), 7.60-7.28 (5H, m), 7.03 (1H, d, J=5.4 Hz),
6.64 (1H, s), 4.07 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.48 (2H,
s), 2.88-2.78 (1H, br d), 2.65-2.55 (1H, br d), 2.
46-2.31 (1H, m), 2.29-2.15 (1H, br t), 2.09-1.94
(1H, m), 1.92-1.77 (1H, m), 1.72-1.55 (1H,m), 1.53
-1.30 (2H, m), 1.18 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0284】実施例163 1-[(1-フェニルピロロ[3,2
-c]ピリジン-2-イル)メチル]ピペリジン-3-カルボン酸
・二塩酸塩(化合物163) 化合物162を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物163(63.2 mg, 17%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ12.50-11.38 (1H, br s), 9.50
(1H, s), 8.45 (1H, d, J=6.6 Hz), 7.97-7.38 (6H,
m), 6.54 (1H, s), 4.62-4.42 (2H, br s), 3.94-2.67
(4H, m), 2.06-1.51 (3H, m), 1.42-1.07 (2H, m).
【0285】実施例164 1-[2-(1-フェニルインドー
ル-2-イル)エチル]ピペリジン-3-カルボン酸エチル(化
合物164) 参考例34で得られる2-(1-フェニルインドール-2-イ
ル)エタノールとニペコチン酸エチルとを、実施例36
に記載の方法に準じて反応させることにより、化合物1
64(113 mg, 46%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.33 (3H, m), 7.14-7.09 (3
H, m), 6.42 (1H, s), 4.13 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.90-
3.68 (2H, m), 2.96-2.45 (5H, m), 2.17-1.81 (3H,
m), 1.77-1.32 (3H, m), 1.29 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0286】実施例165 1-[2-(1-フェニルインドー
ル-2-イル)エチル]ピペリジン-3-カルボン酸・塩酸塩
(化合物165) 化合物164を、実施例2に記載の方法に準じて処理す
ることにより、化合物165(50.2 mg, 44%)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ10.88-9.35 (1H, br s), 7.79-7.
37 (6H, m), 7.25-6.80(3H, m), 6.56 (1H, s), 3.81-
2.74 (8H, m), 2.09-1.17 (5H, m).
【0287】参考例1 1-(4-ニトロフェニル)インドー
ル インドール(1.0 g,8.5 mmol)のN-メチル-2-ピロリド
ン(18 mL)溶液に、氷冷下にて水素化ナトリウム(690
mg,17.2 mmol)を加え、0 ℃で30分間攪拌した後、1-
フルオロ-4-ニトロベンゼン(1.80 g,12.8 mmol)を加
え、120 ℃で8時間攪拌した。反応溶液に水を加え、生
じた結晶を濾取し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製して、1-(4
-ニトロフェニル)インドール(480 mg,24%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.41 (2H, d, J=9.2 Hz), 7.72-7.6
4 (4H, m), 7.38 (1H, d, J=3.3 Hz), 7.31-7.23 (2H,
m), 6.78 (1H, d, J=3.3 Hz).
【0288】参考例2 3-クロロアセチル-1-フェニル
インドール 1-フェニルインドール(270 mg,1.4 mmol)の1,2-ジク
ロロエタン(5 mL)溶液に、氷冷下にて塩化クロロアセ
チル(158 mg,1.4 mmol)を加え、室温で1時間攪拌し
た後、加熱還流下で24時間攪拌した。反応溶液に水を加
え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で
精製して、3-クロロアセチル-1-フェニルインドール(3
51 mg,93%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.44 (1H, d, J=7.5 Hz), 8.05 (1
H, s), 7.63-7.46 (6H, m), 7.42-7.29 (2H, m), 4.58
(2H, s).
【0289】参考例3 1-フェニルインドール-2-カル
バルデヒド 工程1 市販の1,1-ジフェニルヒドラジン・塩酸塩(15.0 g,67.
9 mmol)のエタノール(150 mL)溶液に、ピルビン酸エ
チル(7.90 g,68.0 mmol)を加え、加熱還流下で1時
間攪拌した。反応溶液に濃硫酸(4 mL)を加え、加熱還
流下で8時間攪拌した。反応溶液を水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=32:1)で精製して、1-フェニル
インドール-2-カルボン酸エチル(17.8 g,99%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.73 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.55-7.4
5 (4H, m), 7.35-7.07 (5H, m), 4.21 (2H, q, J=7.1 H
z), 1.22 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0290】工程2 工程1で得られた1-フェニルインドール-2-カルボン酸
エチル(4.68 g,17.6mmol)のテトラヒドロフラン(40
mL)溶液に、氷冷下にて水素化リチウムアルミニウム
(800 mg,21.0 mmol)を加え、0℃で11時間攪拌し
た。反応溶液に硫酸ナトリウム・十水和物を加え、氷冷
下で攪拌した。ラジオライトを用いて反応溶液を濾過し
た後、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
で精製して、1-フェニルインドール-2-メタノール(3.7
7 g,96%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.66-7.50 (6H, m), 7.48-7.12 (3
H, m), 6.66 (1H, s), 4.66 (2H, d, J=5.1 Hz).
【0291】工程3 工程2で得られた1-フェニルインドール-2-メタノール
(1.21 g,5.7 mmol)のクロロホルム(20 mL)溶液
に、二酸化マンガン(2.45 g,28.1 mmol)を加え、加
熱還流下で3時間攪拌した。ラジオライトを用いて反応
溶液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=50:1)で精製して、1-フェニルインドール-2-カ
ルバルデヒド(1.20 g,96%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.85 (1H, s), 7.90 (1H, d, J=8.6
Hz), 7.54-7.31 (7H, m), 7.24-7.19 (2H, m).
【0292】参考例4 3-(1-フェニルインドール-2-イ
ル)-trans-2-プロペナール 工程1 市販のエトキシカルボニルメタンホスホン酸ジエチル
(2.04 g,9.1 mmol)のテトラヒドロフラン(10 mL)
溶液に、氷冷下にて水素化ナトリウム(723 mg,18.0 m
mol)を加え、0 ℃で20分間攪拌した。この反応溶液に
氷冷下にて、参考例3で得られた1-フェニルインドール
-2-カルバルデヒド(1.0 g,4.5 mmol)のテトラヒドロ
フラン(10 mL)溶液を加え、室温で1時間攪拌した。反
応溶液にエタノールおよび水を加えた後、酢酸エチルで
抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下
に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製して、3-(1-
フェニルインドール-2-イル)-trans-2-プロペン酸エチ
ル(1.03 g,79%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.68-7.46 (5H, m), 7.37-7.34 (2
H, m), 7.26-7.09 (4H, m), 6.27 (1H, d, J=16.2 Hz),
4.19 (2H, q, J=7.1 Hz), 1.28 (3H, t, J=7.1 Hz).
【0293】工程2 工程1で得られた3-(1-フェニルインドール-2-イル)-tr
ans-2-プロペン酸エチル(1.03 g,3.5 mmol)の塩化メ
チレン(10 mL)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウムのトルエン溶液(7.7 mL,7.8 mmol)を加え、室温
で15時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水
溶液を加え、0 ℃で攪拌した。ラジオライトを用いて
反応溶液を濾過し、濾液をクロロホルムで抽出した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=2:1)で精製して、3-(1-フェニ
ルインドール-2-イル)-trans-2-プロペノール(786 m
g,89%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.64-7.33 (6H, m), 7.16-7.11 (3
H, m), 6.82 (1H, s), 6.44-6.29 (2H, m), 4.22 (2H,
d, J=4.3 Hz).
【0294】工程3 工程2で得られた3-(1-フェニルインドール-2-イル)-tr
ans-2-プロペノールを、参考例3の工程3に記載の方法
に準じて処理することにより、3-(1-フェニルインドー
ル-2-イル)-trans-2-プロペナール(164 mg,41%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.49 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.71-7.5
0 (4H, m), 7.39-7.36 (2H, m), 7.29-7.13 (5H, s),
6.50 (1H, dd, J=15.8 Hz, 7.8 Hz).
【0295】参考例5 3-(1-フェニルインドール-2-イ
ル)プロパノール 参考例4の工程1で得られる3-(1-フェニルインドール-
2-イル)-trans-2-プロペン酸エチルを参考例3の工程2
に記載の方法に準じて処理することにより、3-(1-フェ
ニルインドール-2-イル)プロパノール(1.50 g,66%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.61-7.34 (6H, m), 7.14-7.03 (3
H, m), 6.44 (1H, s), 3.64 (2H, t, J=6.2 Hz), 2.74
(2H, t, J=6.2 Hz), 1.89-1.78 (2H, m).
【0296】参考例6 1-(4-ニトロフェニル)インドー
ル-2-カルバルデヒド 工程1 公知の方法(特開平9−87282号公報)を用いて得
られる2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシメチル)イ
ンドールと1-フルオロ-4-ニトロベンゼンとを、参考例
1に記載の方法に準じて反応させることにより、2-(ter
t-ブチルジメチルシリルオキシメチル)-1-(4-ニトロフ
ェニル)インドール(2.01 g,86%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.38 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.73 (2
H, d, J=8.7 Hz), 7.27-7.16 (4H, m), 6.65 (1H, s),
4.67 (2H, s), 0.83 (9H, s), 0.01 (6H, s).
【0297】工程2 工程1で得られた2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ
メチル)-1-(4-ニトロフェニル)インドール(1.93 g,5.
0 mmol)のテトラヒドロフラン(20 mL)溶液に、4 mol
/L塩酸水溶液(7.5 mL,30.0 mmol)を加え、室温で17
時間攪拌した。反応溶液を飽和重曹水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して、[1
-(4-ニトロフェニル)インドール-2-イル]メタノール
(1.05 g,78%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.42 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.76 (2
H, d, J=8.6 Hz), 7.67 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.26-7.20
(3H, m), 6.75 (1H, s), 4.69 (2H, s).
【0298】工程3 工程2で得られた[1-(4-ニトロフェニル)インドール-2-
イル]メタノールを、参考例3の工程3に記載の方法に
準じて処理することにより、1-(4-ニトロフェニル)イン
ドール-2-カルバルデヒド(995 mg,99%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.89 (1H, s), 8.41 (2H, d, J=8.3
Hz), 7.84 (1H, d, J=8.9 Hz), 7.56 (2H, d, J=8.3 H
z), 7.45-7.21 (4H, m).
【0299】参考例7 1-(4-メチルフェニル)インドー
ル-2-カルバルデヒド 工程1 市販のインドール-2-カルボン酸(2.51 g, 15.5 mmol)の
N,N-ジメチルホルムアミド(35 mL)溶液に、水酸化カリ
ウム(1.95 g, 34.7 mmol)、酸化銅(II)(607 mg,
7.63 mmol)および4-ヨードトルエン(4.40 g, 20.2 mmo
l)を加え、加熱還流下で5時間攪拌した。ラジオライト
を用いて反応溶液を濾過し、濾液に水と酢酸エチルを加
え、水層を抽出した。水層に希塩酸を加えて酸性にした
後、クロロホルムで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:
1)で精製して、1-(4-メチルフェニル)インドール-2-
カルボン酸(2.75 g, 70%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.73 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.54 (1
H, s), 7.32-7.15 (6H, m), 7.10 (1H, d, J=7.9 Hz),
2.46 (3H, s).
【0300】工程2 工程1で得られた1-(4-メチルフェニル)インドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2、参考例3の工程3に
記載の方法に準じて順次処理することにより、1-(4-メ
チルフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(1.53 g,
61%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.85 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=8.9
Hz), 7.44 (1H, s), 7.38-7.18 (7H, m), 2.46 (3H,
s).
【0301】参考例8 1-(4-メトキシフェニル)インド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と4-ヨードアニソールとを、
参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させること
により、1-(4-メトキシフェニル)インドール-2-カルボ
ン酸(2.02 g, 49%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.73 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.53 (1
H, s), 7.37-7.14 (4H, m), 7.10-6.98 (3H, m), 3.90
(3H, s).
【0302】工程2 工程1で得られた1-(4-メトキシフェニル)インドール-2
-カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工
程3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-
(4-メトキシフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(9
82 mg, 53%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.84 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=7.9
Hz), 7.43 (1H, s), 7.35-7.16 (5H, m), 7.07-7.02
(2H, m), 3.90 (3H, s).
【0303】参考例9 1-(4-フルオロフェニル)インド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と1-フルオロ-4-ヨードベンゼ
ンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、1-(4-フルオロフェニル)インドール-2
-カルボン酸(3.41 g, 85%)を得た。
【0304】工程2 工程1で得られた1-(4-フルオロフェニル)インドール-2
-カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工
程3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-
(4-フルオロフェニル)インドール-2-カルバルデヒド
(2.96 g, 94%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.95 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.3
Hz), 7.44 (1H, s), 7.40-7.31 (3H, m), 7.25-7.14
(4H, m).
【0305】参考例10 1-(4-クロロフェニル)インド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と1-クロロ-4-ヨードベンゼ
ンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、1-(4-クロロフェニル)インドール-2-
カルボン酸(2.21 g, 66%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.75 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.56 (1
H, s), 7.50-7.47 (2H, m), 7.35-7.18 (4H, m), 7.08
(1H, d, J=8.3 Hz).
【0306】工程2 工程1で得られた1-(4-クロロフェニル)インドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-(4
-クロロフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(1.16
g, 52%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.86 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=7.9
Hz), 7.53-7.44 (3H, m), 7.50-7.16 (5H, m).
【0307】参考例11 1-[4-(トリフルオロメチル)
フェニル]インドール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と4-ブロモベンゾトリフルオ
リドとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応
させることにより、1-[4-(トリフルオロメチル)フェニ
ル]インドール-2-カルボン酸(3.44 g, 73%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.77-7.72 (2H, m), 7.68-7.53 (4
H, m), 7.33 (1H, dd, J=8.4 Hz, 7.1 Hz), 7.22 (1H,
d, J=8.4 Hz), 7.08 (1H, d, J=8.2 Hz).
【0308】工程2 工程1で得られた1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]
インドール-2-カルボン酸を、参考例3の工程2および
参考例3の工程3に記載の方法に準じて順次処理するこ
とにより、1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]インド
ール-2-カルバルデヒド(2.07 g, 70%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.87 (1H, s), 7.83-7.55 (5H, m),
7.48 (1H, s), 7.39 (1H, ddd, J=8.2 Hz, 7.3 Hz, 1.
3 Hz), 7.25 (1H, ddd, J=7.3 Hz, 6.9 Hz, 1.0Hz), 7.
17 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.0 Hz).
【0309】参考例12 1-(3-メチルフェニル)インド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と3-ヨードトルエンとを、参
考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させることに
より、1-(3-メチルフェニル)インドール-2-カルボン酸
(2.19 g, 49%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.73 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.54 (1
H, s), 7.39 (1H, t, J=8.0 Hz), 7.32-7.25 (3H, m),
7.22-7.09 (3H, m), 2.43 (3H, s).
【0310】工程2 工程1で得られた1-(3-メチルフェニル)インドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-(3
-メチルフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(1.19
g, 63%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.85 (1H, s), 7.98 (1H, d, J=7.9
Hz), 7.44-7.20 (8H, m), 2.44 (3H, s).
【0311】参考例13 5-メチル-1-フェニルインド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-メチルインドール-2-カルボン酸とヨードベン
ゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応
させることにより、5-メチル-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸(2.02 g, 73%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.53-7.44 (5H, m), 7.34-7.30 (2
H, m), 7.12 (1H, dd, J=8.7 Hz, 1.5 Hz), 6.99 (1H,
d, J=8.7 Hz), 2.44 (3H, s).
【0312】工程2 工程1で得られた5-メチル-1-フェニルインドール-2-カ
ルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程3
に記載の方法に準じて順次処理することにより、5-メチ
ル-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(1.11 g,
61%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.82 (1H, s), 7.55-7.44 (4H, m),
7.39-7.35 (3H, m), 7.18 (1H, dd, J=8.6 Hz, 1.7 H
z), 7.11 (1H, d, J=8.6 Hz), 2.46 (3H, s).
【0313】参考例14 5-メトキシ-1-フェニルイン
ドール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-メトキシインドール-2-カルボン酸とヨードベ
ンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反
応させることにより、5-メトキシ-1-フェニルインドー
ル-2-カルボン酸(1.83 g, 53%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.52-7.41 (4H, m), 7.36-7.26 (2
H, m), 7.11 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.02-6.90 (2H, m),
3.86 (3H, s).
【0314】工程2 工程1で得られた5-メトキシ-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、5-メ
トキシ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(813
mg, 48%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.81 (1H, s), 7.54-7.47 (3H, m),
7.40-7.36 (3H, m), 7.15-7.10 (2H, m), 7.02 (1H, d
d, J=9.1 Hz, 2.5 Hz), 3.88 (3H, s).
【0315】参考例15 5-フルオロ-1-フェニルイン
ドール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-フルオロインドール-2-カルボン酸とヨードベ
ンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反
応させることにより、5-フルオロ-1-フェニルインドー
ル-2-カルボン酸(1.27 g, 45%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.57-7.44 (4H, m), 7.41-7.22 (3
H, m), 7.05-6.97 (2H, m).
【0316】工程2 工程1で得られた5-フルオロ-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、5-フ
ルオロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(715
mg, 64%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.84 (1H, s), 7.58-7.50 (3H, m),
7.44-7.36 (4H, m), 7.17-7.10 (2H, m).
【0317】参考例16 5-クロロ-1-フェニルインド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-クロロインドール-2-カルボン酸とヨードベン
ゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応
させることにより、5-クロロ-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸(1.94 g, 69%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.71 (1H, s), 7.52-7.46 (4H, m),
7.32-7.21 (3H, m), 7.01 (1H, d, J=8.6 Hz).
【0318】工程2 工程1で得られた5-クロロ-1-フェニルインドール-2-カ
ルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程3
に記載の方法に準じて順次処理することにより、5-クロ
ロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(1.08 g,
61%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.85 (1H, s), 7.77 (1H, d, J=2.0
Hz), 7.58-7.51 (3H, m), 7.39-7.23 (4H, m), 7.14
(1H, d, J=9.2 Hz).
【0319】参考例17 6-メトキシ-1-フェニルイン
ドール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の6-メトキシインドール-2-カルボン酸メチルを実
施例2に記載の方法に準じて処理することにより、6-メ
トキシインドール-2-カルボン酸(1.77 g, 96%)を得
た。
【0320】工程2 工程1で得られた6-メトキシインドール-2-カルボン酸
とヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法
に準じて反応させることにより、6-メトキシ-1-フェニ
ルインドール-2-カルボン酸(1.46 g, 59%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.60 (1H, d, J=8.9 Hz), 7.52-7.4
7 (4H, m), 7.36-7.32 (2H, m), 6.87 (1H, d, J=2.3 H
z), 6.86 (1H, dd, J=8.9 Hz, 2.3 Hz), 3.74 (3H, s).
【0321】工程3 工程2で得られた6-メトキシ-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、6-メ
トキシ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(276
mg, 38%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.73 (1H, s), 7.75 (1H, d, J=8.9
Hz), 7.58-7.37 (6H, m), 6.88 (1H, dd, J=8.9 Hz,
2.3 Hz), 6.56 (1H, d, J=2.3 Hz), 3.76 (3H, s).
【0322】参考例18 4-メトキシ-1-フェニルインド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の4-メトキシインドール-2-カルボン酸メチルを実
施例2に記載の方法に準じて処理することにより、4-メ
トキシインドール-2-カルボン酸(2.05 g, 98%)を得
た。
【0323】工程2 工程1で得られた4-メトキシインドール-2-カルボン酸
とヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法
に準じて反応させることにより、4-メトキシ-1-フェニ
ルインドール-2-カルボン酸(2.40 g, 84%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.66 (1H, s), 7.54-7.44 (3H, m),
7.35-7.31 (2H, m), 7.20 (1H, dd, J=8.3 Hz, 7.8 H
z), 6.68 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.54 (1H, d, J=7.8 H
z), 3.98 (3H, s).
【0324】工程3 工程2で得られた4-メトキシ-1-フェニルインドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、4-メ
トキシ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(1.11
g, 50%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.80 (1H, s), 7.57-7.47 (4H, m),
7.40-7.34 (2H, m), 7.26 (1H, dd, J=8.4 Hz, 7.9 H
z), 6.78 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.55 (1H, d, J=7.9 H
z), 4.00 (3H, s).
【0325】参考例19 1-(2-チエニル)インドール-2
-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と2-ヨードチオフェンとを、
参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させること
により、1-(2-チエニル)インドール-2-カルボン酸(1.8
6 g, 60%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.72 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.56 (1
H, s), 7.38-7.32 (2H, m), 7.23-7.17 (2H, m), 7.11-
7.07 (2H, m).
【0326】工程2 工程1で得られた1-(2-チエニル)インドール-2-カルボ
ン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程3に記
載の方法に準じて順次処理することにより、1-(2-チエ
ニル)インドール-2-カルバルデヒド(921 mg, 56%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.89 (1H, s), 7.77 (1H, dt, J=7.
9 Hz, 1.0 Hz), 7.50-7.34 (3H, m), 7.30-7.21 (2H,
m), 7.15-7.09 (2H, m).
【0327】参考例20 1-(2-ピリジル)インドール-2
-カルバルデヒド 文献記載の方法[ヘテロサイクルズ(Heterocycles)、
第37巻、993頁(1994年)]を用いて得られる1-(2-ピリ
ジル)インドール(2.26 g, 11.6 mmol)のテトラヒドロ
フラン(30 mL)溶液に、-60 ℃を超えない温度で1.5 m
ol/Lリチウムジイソプロピルアミド−シクロヘキサン溶
液(11.6 mL, 17.4 mmol)を20分間かけて滴下した後、
-60 ℃で1.5時間攪拌した。この反応溶液に-30 ℃を超
えない温度でN,N-ジメチルホルムアミド(1.69 g, 23.2
mmol)を滴下した後、室温で6時間攪拌した。反応溶
液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチ
ルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製して、1-
(2-ピリジル)インドール-2-カルバルデヒド(770 mg, 3
0%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.93 (1H, s), 8.73-8.57 (1H, br
s), 7.99-7.83 (1H, brt), 7.78 (1H, d, J=8.2 Hz),
7.51-7.22 (6H, m).
【0328】参考例21 1-(2-メチル-4-ニトロフェニ
ル)インドール-2-カルバルデヒド 工程1 2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシメチル)インドー
ルと2-フルオロ-5-ニトロトルエンとを、参考例1に記
載の方法に準じて反応させることにより、2-(tert-ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ
フェニル)インドール(1.87 g,83%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.34 (1H, d, J=2.3 Hz), 8.26 (1
H, dd, J=8.6 Hz, 2.3 Hz), 7.75-7.71 (1H, m), 7.55
(1H, d, J=8.6 Hz), 7.25-7.21 (2H, m), 6.86-6.82 (1
H, m), 6.71 (1H, s), 4.64 (2H, ABq, J=23.1 Hz, 12.
7 Hz), 2.12 (3H,s), 0.86 (9H, s), 0.03 (6H, s).
【0329】工程2 工程1で得られた2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ
メチル)-1-(2-メチル-4-ニトロフェニル)インドールを
参考例6の工程2および参考例3の工程3に記載の方法
に準じて順次処理することにより、1-(2-メチル-4-ニト
ロフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(1.09g,93
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.86 (1H, s), 8.28 (1H, d, J=1.6
Hz), 8.21 (1H, dd, J=8.3 Hz, 1.6 Hz), 7.84 (1H,
d, J=8.3 Hz), 7.50 (1H, s), 7.42-7.35 (2H, m), 7.2
7 (1H, dd, J=7.6 Hz, 7.3 Hz), 6.91 (1H, d, J=8.2 H
z), 2.03 (3H, s).
【0330】参考例22 1-(3-ニトロフェニル)インド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と1-ヨード-3-ニトロベンゼン
とを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させ
ることにより、1-(3-ニトロフェニル)インドール-2-カ
ルボン酸(1.51 g, 50%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.35-8.33 (1H, m), 8.24 (1H, s),
7.79-7.69 (2H, m), 7.61 (1H, s), 7.35-7.22 (3H,
m), 7.07 (1H, d, J=8.6 Hz).
【0331】工程2 工程1で得られた1-(3-ニトロフェニル)インドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-(3
-ニトロフェニル)インドール-2-カルバルデヒド(137 m
g, 11%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.89 (1H, s), 8.35 (1H, d, J=7.6
Hz), 8.26 (1H, s), 7.83 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.73-
7.71 (2H, m), 7.51 (1H, s), 7.31-7.25 (2H, m), 7.1
8 (1H, d, J=7.9 Hz).
【0332】参考例23 1-[3-(トリフルオロメチル)
フェニル]インドール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と3-ブロモベンゾトリフルオ
リドとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応
させることにより、1-[3-(トリフルオロメチル)フェニ
ル]インドール-2-カルボン酸(580 mg, 20%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.78-7.71 (2H, m), 7.69-7.52 (4
H, m), 7.30 (1H, t, J=7.6 Hz), 7.22 (1H, d, J=7.6
Hz), 7.06 (1H, d, J=8.5 Hz).
【0333】工程2 工程1で得られた1-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]
インドール-2-カルボン酸を、参考例3の工程2および
参考例3の工程3に記載の方法に準じて順次処理するこ
とにより、1-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]インド
ール-2-カルバルデヒド(267 mg, 53%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.88 (1H, s), 7.83-7.56 (5H, m),
7.48 (1H, s), 7.40 (1H, dd, J=8.4 Hz, 7.1 Hz), 7.
29-7.15 (2H, m).
【0334】参考例24 1-[3,5-ビス(トリフルオロメ
チル)フェニル]インドール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と3,5-ビス(トリフルオロメチ
ル)ヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方
法に準じて反応させることにより、1-[3,5-ビス(トリフ
ルオロメチル)フェニル]インドール-2-カルボン酸(776
mg, 20%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.98 (1H, s), 7.83 (2H, s), 7.78
(1H, t, J=7.9 Hz), 7.64 (1H, s), 7.41-7.23 (2H,
m), 7.06 (1H, d, J=8.3 Hz).
【0335】工程2 工程1で得られた1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フ
ェニル]インドール-2-カルボン酸を、参考例3の工程2
および参考例3の工程3に記載の方法に準じて順次処理
することにより、1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フ
ェニル]インドール-2-カルバルデヒド(198 mg, 29%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.89 (1H, s), 7.98 (1H, s), 7.85
(2H, s), 7.83 (1H, d,J=7.9 Hz), 7.52 (1H, s), 7.4
4 (1H, dd, J=8.2 Hz, 7.3 Hz), 7.29 (1H, dd,J=7.9 H
z, 7.3 Hz), 7.15 (1H, d, J=8.2 Hz).
【0336】参考例25 5-ニトロ-1-フェニルインド
ール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-ニトロインドール-2-カルボン酸エチルを実施
例2に記載の方法に準じて処理することにより、5-ニト
ロインドール-2-カルボン酸(2.12 g, 90%)を得た。
【0337】工程2 工程1で得られた5-ニトロインドール-2-カルボン酸と
ヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に
準じて反応させることにより、5-ニトロ-1-フェニルイ
ンドール-2-カルボン酸(2.46 g, 85%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.74 (1H, d, J=2.0 Hz), 8.17 (1
H, dd, J=9.2 Hz, 2.0 Hz), 7.70 (1H, s), 7.58-7.54
(3H, m), 7.37-7.33 (2H, m), 7.14 (1H, d, J=9.2 H
z).
【0338】工程3 工程2で得られた5-ニトロ-1-フェニルインドール-2-カ
ルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程3
に記載の方法に準じて順次処理することにより、5-ニト
ロ-1-フェニルインドール-2-カルバルデヒド(721 mg,
31%)を得た。。1 H-NMR(CDCl3):δ9.91 (1H, s), 8.79 (1H, d, J=2.3
Hz), 8.21 (1H, dd, J=9.2Hz, 2.3 Hz), 7.62-7.56 (4
H, m), 7.41-7.37 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=9.2Hz).
【0339】参考例26 1-フェニル-5-(トリフルオロ
メトキシ)インドール-2-カルバルデヒド 工程1 市販の5-(トリフルオロメトキシ)インドール-2-カルボ
ン酸とヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の
方法に準じて反応させることにより、1-フェニル-5-(ト
リフルオロメトキシ)インドール-2-カルボン酸(1.73 g,
88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.63-7.48 (5H, m), 7.34-7.29 (2
H, m), 7.15 (1H, d, J=9.2 Hz), 7.06 (1H, d, J=9.2
Hz).
【0340】工程2 工程1で得られた1-フェニル-5-(トリフルオロメトキ
シ)インドール-2-カルボン酸を、参考例3の工程2およ
び参考例3の工程3に記載の方法に準じて順次処理する
ことにより、1-フェニル-5-(トリフルオロメトキシ)イ
ンドール-2-カルバルデヒド(884 mg, 59%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.86 (1H, s), 7.64 (1H, s), 7.60
-7.48 (3H, m), 7.45 (1H, s), 7.40-7.34 (2H, m), 7.
21-7.17 (2H, m).
【0341】参考例27 1-(2-チアゾリル)インドール
-2-カルバルデヒド 工程1 インドールと2-ブロモチアゾールとを、参考例7の工程
1に記載の方法に準じて反応させることにより、1-(2-
チアゾリル)インドール(1.05 g, 52%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.29 (1H, d, J=7.7 Hz), 7.70 (1
H, d, J=3.3 Hz), 7.64 (1H, d, J=7.7 Hz), 7.60 (1H,
d, J=3.6 Hz), 7.37 (1H, d, J=7.7 Hz), 7.24 (1H,
d, J=7.7 Hz), 7.04 (1H, d, J=3.6 Hz), 6.71 (1H, d,
J=3.3 Hz).
【0342】工程2 工程1で得られた1-(2-チアゾリル)インドールを参考例
20に記載の方法に準じ処理することにより、1-(2-チ
アゾリル)インドール-2-カルバルデヒド(581 mg,51
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.97 (1H, s), 8.35 (1H, d, J=8.4
Hz), 8.20 (1H, s), 7.71 (1H, d, J=3.6 Hz), 7.65
(1H, d, J=7.8 Hz), 7.42 (1H, dd, J=8.4 Hz, 7.4 H
z), 7.31 (1H, dd, J=7.8 Hz, 7.4 Hz), 6.79 (1H, d,
J=3.6 Hz).
【0343】参考例28 1-(2-フリル)インドール-2-
カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と2,5-ジブロモフランとを、
参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させること
により、1-(5-ブロモ-2-フリル)インドール-2-カルボン
酸(1.13 g, 29%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.72 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.55 (1
H, s), 7.45-7.19 (3H, m), 6.51 (1H, d, J=3.3 Hz),
6.40 (1H, d, J=3.3 Hz).
【0344】工程2 工程1で得られた1-(5-ブロモ-2-フリル)インドール-2-
カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程
3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-(2
-フリル)インドール-2-カルバルデヒド(379 mg, 74
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.88 (1H, s), 7.66 (1H, dd, J=7.
9 Hz, 1.0 Hz), 7.47-7.39 (3H, m), 7.30-7.22 (2H,
m), 6.60 (1H, dd, J=3.3 Hz, 2.3 Hz), 6.43 (1H, dd,
J=3.3 Hz, 1.0 Hz).
【0345】参考例29 1-(5-メチル-2-チエニル)イ
ンドール-2-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と2-ブロモ-5-メチルチオフェ
ンとを、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応さ
せることにより、1-(5-メチル-2-チエニル)インドール-
2-カルボン酸(660 mg, 14%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.71 (1H, d, J=7.6 Hz), 7.55 (1
H, s), 7.42-7.14 (3H, m), 6.87 (1H, d, J=3.6 Hz),
6.73 (1H, d, J=3.6 Hz), 2.55 (3H, s).
【0346】工程2 工程1で得られた1-(5-メチル-2-チエニル)インドール-
2-カルボン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工
程3に記載の方法に準じて順次処理することにより、1-
(5-メチル-2-チエニル)インドール-2-カルバルデヒド
(269 mg, 44%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.90 (1H, s), 7.75 (1H, d, J=8.3
Hz), 7.47-7.20 (4H, m), 6.91 (1H, d, J=3.5 Hz),
6.75 (1H, d, J=3.5 Hz), 2.55 (3H, s).
【0347】参考例30 1-(3-チエニル)インドール-2
-カルバルデヒド 工程1 インドール-2-カルボン酸と3-ブロモチオフェンとを、
参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させること
により、1-(3-チエニル)インドール-2-カルボン酸(879
mg, 35%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.72 (1H, d, J=7.3 Hz), 7.54 (1
H, s), 7.44-7.40 (1H, m), 7.35-7.17 (4H, m), 7.08
(1H, dd, J=4.9 Hz, 1.3 Hz).
【0348】工程2 工程1で得られた1-(3-チエニル)インドール-2-カルボ
ン酸を、参考例3の工程2および参考例3の工程3に記
載の方法に準じて順次処理することにより、1-(3-チエ
ニル)インドール-2-カルバルデヒド(469 mg, 58%)を
得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.87 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=7.9
Hz), 7.49-7.40 (4H, m), 7.38-7.19 (2H, m), 7.13
(1H, dd, J=4.9 Hz, 1.3 Hz).
【0349】参考例31 3-オキソピペリジン-4-カル
ボン酸エチル・塩酸塩 市販の1-ベンジル-3-オキソピペリジン-4-カルボン酸エ
チル(2.99 g, 11.4 mmol)のエタノール(50 mL)溶液に、
10%パラジウム−炭素(660 mg)および希塩酸(11 mL)を
加え、水素雰囲気下室温で7時間攪拌した。ラジオライ
トを用いて反応溶液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し
て、3-オキソピペリジン-4-カルボン酸エチル・塩酸塩
(2.07 g, 88%)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6):δ11.86-11.70 (1H, br s), 9.89-
9.63 (1H, br s), 4.21 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.75 (2H,
s), 3.17 (2H, t, J=5.9 Hz), 2.44 (2H, t, J=5.9 H
z), 1.25 (3H, s).
【0350】参考例32 1-フェニルピロロ[2,3-b]ピ
リジン-2-カルバルデヒド 工程1 市販の7-アザインドールとヨードベンゼンとを、参考例
7の工程1に記載の方法に準じて反応させることによ
り、1-フェニルピロロ[2,3-b]ピリジン(264 mg,31%)
を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.37 (1H, dd, J=4.6 Hz, 1.3 Hz),
7.96 (1H, dd, J=7.9 Hz,1.0 Hz), 7.77-7.68 (2H, m),
7.56-7.49 (3H, m), 7.33 (1H, dd, J=8.9 Hz,6.9 H
z), 7.16-7.07 (1H, m), 6.63 (1H, s).
【0351】工程2 工程1で得られた1-フェニルピロロ[2,3-b]ピリジン(1
92 mg, 0.99 mmol)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液
に、-65 ℃を超えない温度で1.6 mol/L tert-ブチルリ
チウム−ペンタン溶液(1.85 mL, 3.0 mmol)を20分間
かけて滴下した後、-78 ℃で30分間攪拌した。この反応
溶液にN,N-ジメチルホルムアミド(1.88g, 25.8 mmol)
を滴下した後、室温で1時間攪拌した。反応溶液に飽和
塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出
し、飽和重曹水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)
で精製して1-フェニルピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルバ
ルデヒド(150 mg, 68%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.90 (1H, s), 8.53 (1H, d, J=3.3 H
z), 8.14 (1H, d, J=7.9Hz), 7.66-7.34 (6H, m), 7.22
(1H, dd, J=7.9 Hz, 4.6 Hz).
【0352】参考例33 1-フェニルピロロ[3,2-c]ピ
リジン-2-カルバルデヒド 工程1 公知の方法(特開平9−124609号公報)を用いて
得られるピロロ[3,2-c]ピリジンとヨードベンゼンと
を、参考例7の工程1に記載の方法に準じて反応させる
ことにより、1-フェニルピロロ[3,2-c]ピリジン(3.42
g, 87%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.99 (1H, s), 8.34 (1H, d, J=5.9 H
z), 8.59-7.36 (7H, m),6.98 (1H, d, J=3.3 Hz).
【0353】工程2 工程1で得られた1-フェニルピロロ[3,2-c]ピリジンを
参考例32の工程2に記載の方法に準じて処理すること
により、1-フェニルピロロ[3,2-c]ピリジン-2-カルバル
デヒド(492 mg, 13%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ9.88 (1H, s), 8.55 (1H, s), 7.84
(1H, d, J=5.9 Hz), 7.62-7.25 (6H, m).
【0354】参考例34 2-(1-フェニルインドール-2-
イル)エタノール 工程1 公知の方法[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー(J. Org. Chem.)、第46巻、157頁(1981年)]
を用いて得られる2-(インドール-2-イル)-2-オキソ酢酸
メチル(6.32 g, 31.1 mmol)のエタノール(50 mL)溶
液に、水酸化カリウム(16.5 g, 294 mmol)とヒドラジ
ン・一水和物(30.0 mL, 31.0 g, 618mmol)を加え、加
熱還流下で5時間攪拌した。反応溶液に水酸化カリウム
(16.5g, 294 mmol)を加えた後、反応溶液を濃縮し、
残渣を180 ℃で1時間加熱した。反応物に塩酸を加え、
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去してイン
ドール-2-酢酸(5.44 g,100%)を得た。
【0355】工程2 工程1で得られたインドール-2-酢酸を参考例3の工程
2に記載の方法に準じて処理することにより、2-(イン
ドール-2-イル)エタノール(1.56 g, 31%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ8.59-8.32 (1H, br s), 7.54 (1H, d,
J=7.3 Hz), 7.32 (1H,d, J=7.9 Hz), 7.16-7.04 (2H,
m), 6.29 (1H, s), 3.98 (2H, t, J=5.7 Hz), 3.02 (2
H, t, J=5.7 Hz).
【0356】工程3 工程2で得られた2-(インドール-2-イル)エタノールと
ヨードベンゼンとを、参考例7の工程1に記載の方法に
準じて反応させることにより、2-(1-フェニルインドー
ル-2-イル)エタノール(552 mg, 49%)を得た。1 H-NMR(CDCl3):δ7.67-7.33 (6H, m), 7.18-6.92 (3H,
m), 6.52 (1H, s), 3.77(2H, t, J=6.4 Hz), 2.93 (2H,
t, J=6.4 Hz).
【0357】
【発明の効果】本発明により、頻尿または尿失禁治療
剤、あるいは抗炎症剤として有用な含窒素芳香族複素環
誘導体またはその薬理学的に許容される塩が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/5377 A61K 31/5377 A61P 13/02 A61P 13/02 29/00 29/00 C07D 209/14 C07D 209/14 401/14 401/14 403/06 403/06 405/14 405/14 409/14 409/14 417/14 417/14 471/04 104 471/04 104Z (72)発明者 瀧澤 文健 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 伊藤 靖彦 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 白倉 史郎 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 日下 英昭 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 内井 雅子 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 (72)発明者 小坂 信夫 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 協 和醗酵工業株式会社本社内 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB02 BB03 CC10 CC12 CC62 CC73 CC92 DD06 EE01 4C065 AA01 AA04 BB04 CC01 DD02 EE02 HH01 JJ01 KK05 KK09 LL01 PP08 4C086 AA01 AA02 AA03 BC13 BC39 CB05 EA06 GA02 GA04 GA06 GA10 MA04 NA14 ZA81 ZB11 4C204 BB01 CB03 DB13 EB02 FB08 GB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、−X1=X2−X3=X4−は−CR1=CR2−C
    3=CR4−、−CR1=CR2−CR3=N−、−CR1
    =CR2−N=CR4−、−CR1=N−CR3=CR4
    または−N=CR2−CR3=CR4−[式中、R1および
    3は同一または異なって、水素、置換もしくは非置換
    の低級アルキル、ヒドロキシ、置換もしくは非置換の低
    級アルコキシ、アルカノイルオキシ、アロイルオキシ、
    アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、メルカプト、低
    級アルキルチオ、アルカノイルチオ、アロイルチオ、カ
    ルボキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニ
    ル、低級アルキルチオカルボニル、CONR1011(式
    中、R10およびR11は同一または異なって、水素または
    置換もしくは非置換の低級アルキルを表すか、R10とR
    11が隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置
    換の含窒素脂肪族複素環を形成する)、スルホ、低級ア
    ルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、SO2
    NR10a11a(式中、R10aおよびR11aはそれぞれ前記
    10およびR11と同義である)、シアノ、ニトロまたは
    ハロゲンを表し、R2およびR4は同一または異なって、
    水素、置換もしくは非置換の低級アルキル、ヒドロキ
    シ、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、アルカノイ
    ルオキシ、アロイルオキシ、アミノ、モノまたはジ低級
    アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミ
    ノ、メルカプト、低級アルキルチオ、アルカノイルチ
    オ、アロイルチオ、カルボキシ、低級アルカノイル、低
    級アルコキシカルボニル、低級アルキルチオカルボニ
    ル、CONR10b11b(式中、R10bおよびR11bはそれ
    ぞれ前記R10およびR11と同義である)、スルホ、低級
    アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、SO
    2NR10c11c(式中、R10cおよびR11cはそれぞれ前
    記R10およびR11と同義である)、シアノ、ニトロまた
    はハロゲンを表す]を表し、Yは炭素原子または窒素原
    子を表し、Zは炭素原子または窒素原子を表し、R5
    水素、置換もしくは非置換の低級アルキルまたはハロゲ
    ンを表し(ただし、Yが窒素原子を表すときはR5は存
    在しない)、R6およびR7は同一または異なって、水素
    または置換もしくは非置換の低級アルキルを表し、R8
    はヒドロキシ、低級アルコキシ、アルカノイルオキシ、
    カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、シアノまたは
    CONR10d11d(式中、R10dおよびR11dはそれぞれ
    前記R10およびR11と同義である)を表し、R9は水
    素、置換もしくは非置換の低級アルキル、ヒドロキシ、
    オキソ(R9がオキソを表す場合は、A環とR9の間の結
    合は二重結合である)、低級アルコキシカルボニル、カ
    ルボキシまたは置換もしくは非置換のアリールを表し
    (ただし、R8がヒドロキシを表すときはR9は水素では
    ない)、Arは置換もしくは非置換のアリールを表し、
    A環は含窒素脂肪族複素環を表し、mは0または1を表
    し、nは0または1を表し、pは1〜3の整数を表し、
    qは0〜3の整数を表す]で表される含窒素芳香族複素
    環誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 −X1=X2−X3=X4−が−CR1=C
    2−CR3=CR4−であり、Yが炭素原子である請求
    項1記載の含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学
    的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 【化2】 (式中、R6、R7、R8、R9、Z、A環、m、n、pお
    よびqはそれぞれ前記と同義である)で表される基
    (A)がインドール環の2位に結合している請求項2記
    載の含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許
    容される塩。
  4. 【請求項4】 Arがフェニルまたはチエニルである請
    求項3記載の含窒素芳香族複素環誘導体またはその薬理
    学的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 A環が員数6の置換もしくは非置換の含
    窒素脂肪族複素環であり、R8がカルボキシである請求
    項3または4記載の含窒素芳香族複素環誘導体またはそ
    の薬理学的に許容される塩。
  6. 【請求項6】 A環が員数6の置換もしくは非置換の含
    窒素脂肪族複素環であり、R8がCONR10d11d(式
    中、R10dおよびR11dはそれぞれ前記と同義である)で
    ある請求項3または4記載の含窒素芳香族複素環誘導体
    またはその薬理学的に許容される塩。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の含窒素
    芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    の少なくとも一つと薬理学的に許容される担体を含有す
    る医薬組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の含窒素
    芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    を有効成分とする頻尿治療剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の含窒素
    芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    を有効成分とする尿失禁治療剤。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれかに記載の含窒
    素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される
    塩を有効成分とする抗炎症剤。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6のいずれかに記載の含窒
    素芳香族複素環誘導体またはその薬理学的に許容される
    塩の少なくとも一つを含有する医薬。
JP2000275186A 1999-09-10 2000-09-11 含窒素芳香族複素環誘導体 Withdrawn JP2001151771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275186A JP2001151771A (ja) 1999-09-10 2000-09-11 含窒素芳香族複素環誘導体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25745099 1999-09-10
JP11-257450 1999-09-10
JP2000275186A JP2001151771A (ja) 1999-09-10 2000-09-11 含窒素芳香族複素環誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001151771A true JP2001151771A (ja) 2001-06-05

Family

ID=26543212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000275186A Withdrawn JP2001151771A (ja) 1999-09-10 2000-09-11 含窒素芳香族複素環誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001151771A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040866A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Nippon Kayaku Co Ltd N置換インドール誘導体、その製造法及びそれを有効成分とする害虫防除剤
JP2006528698A (ja) * 2003-05-19 2006-12-21 アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 免疫抑制化合物および組成物
US7939519B2 (en) 2003-05-19 2011-05-10 Novartis Ag Immunosuppresant compounds and compositions
US8354425B2 (en) 2008-01-22 2013-01-15 Sanofi Azabicyclic carboxamide derivatives, preparation thereof and therapeutic use thereof
US8680108B2 (en) 2009-12-18 2014-03-25 Incyte Corporation Substituted fused aryl and heteroaryl derivatives as PI3K inhibitors
JP2014514362A (ja) * 2011-05-12 2014-06-19 プロテオステイシス セラピューティクス,インコーポレイテッド プロテオスタシス調節因子
US8759359B2 (en) 2009-12-18 2014-06-24 Incyte Corporation Substituted heteroaryl fused derivatives as PI3K inhibitors
US8940752B2 (en) 2009-06-29 2015-01-27 Incyte Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US9062055B2 (en) 2010-06-21 2015-06-23 Incyte Corporation Fused pyrrole derivatives as PI3K inhibitors
US9096600B2 (en) 2010-12-20 2015-08-04 Incyte Corporation N-(1-(substituted-phenyl)ethyl)-9H-purin-6-amines as PI3K inhibitors
US9108984B2 (en) 2011-03-14 2015-08-18 Incyte Corporation Substituted diamino-pyrimidine and diamino-pyridine derivatives as PI3K inhibitors
US9126948B2 (en) 2011-03-25 2015-09-08 Incyte Holdings Corporation Pyrimidine-4,6-diamine derivatives as PI3K inhibitors
US9193721B2 (en) 2010-04-14 2015-11-24 Incyte Holdings Corporation Fused derivatives as PI3Kδ inhibitors
US9199982B2 (en) 2011-09-02 2015-12-01 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US9309251B2 (en) 2012-04-02 2016-04-12 Incyte Holdings Corporation Bicyclic azaheterocyclobenzylamines as PI3K inhibitors
US20160333031A1 (en) * 2013-11-12 2016-11-17 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US9732097B2 (en) 2015-05-11 2017-08-15 Incyte Corporation Process for the synthesis of a phosphoinositide 3-kinase inhibitor
US9849135B2 (en) 2013-01-25 2017-12-26 President And Fellows Of Harvard College USP14 inhibitors for treating or preventing viral infections
US9988401B2 (en) 2015-05-11 2018-06-05 Incyte Corporation Crystalline forms of a PI3K inhibitor
US10077277B2 (en) 2014-06-11 2018-09-18 Incyte Corporation Bicyclic heteroarylaminoalkyl phenyl derivatives as PI3K inhibitors
US10336759B2 (en) 2015-02-27 2019-07-02 Incyte Corporation Salts and processes of preparing a PI3K inhibitor
US10351568B2 (en) 2010-01-28 2019-07-16 President And Fellows Of Harvard College Compositions and methods for enhancing proteasome activity

Cited By (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040866A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Nippon Kayaku Co Ltd N置換インドール誘導体、その製造法及びそれを有効成分とする害虫防除剤
JP2006528698A (ja) * 2003-05-19 2006-12-21 アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 免疫抑制化合物および組成物
US7939519B2 (en) 2003-05-19 2011-05-10 Novartis Ag Immunosuppresant compounds and compositions
AU2009200338B2 (en) * 2003-05-19 2011-11-17 Irm, Llc Immunosuppressant compounds and compositions
US8354425B2 (en) 2008-01-22 2013-01-15 Sanofi Azabicyclic carboxamide derivatives, preparation thereof and therapeutic use thereof
US11401280B2 (en) 2009-06-29 2022-08-02 Incyte Holdings Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US10428087B2 (en) 2009-06-29 2019-10-01 Incyte Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US8940752B2 (en) 2009-06-29 2015-01-27 Incyte Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US9975907B2 (en) 2009-06-29 2018-05-22 Incyte Holdings Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US9434746B2 (en) 2009-06-29 2016-09-06 Incyte Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US10829502B2 (en) 2009-06-29 2020-11-10 Incyte Corporation Pyrimidinones as PI3K inhibitors
US8759359B2 (en) 2009-12-18 2014-06-24 Incyte Corporation Substituted heteroaryl fused derivatives as PI3K inhibitors
US8680108B2 (en) 2009-12-18 2014-03-25 Incyte Corporation Substituted fused aryl and heteroaryl derivatives as PI3K inhibitors
US9403847B2 (en) 2009-12-18 2016-08-02 Incyte Holdings Corporation Substituted heteroaryl fused derivatives as P13K inhibitors
US10351568B2 (en) 2010-01-28 2019-07-16 President And Fellows Of Harvard College Compositions and methods for enhancing proteasome activity
US9193721B2 (en) 2010-04-14 2015-11-24 Incyte Holdings Corporation Fused derivatives as PI3Kδ inhibitors
US9062055B2 (en) 2010-06-21 2015-06-23 Incyte Corporation Fused pyrrole derivatives as PI3K inhibitors
US9815839B2 (en) 2010-12-20 2017-11-14 Incyte Corporation N-(1-(substituted-phenyl)ethyl)-9H-purin-6-amines as PI3K inhibitors
US9096600B2 (en) 2010-12-20 2015-08-04 Incyte Corporation N-(1-(substituted-phenyl)ethyl)-9H-purin-6-amines as PI3K inhibitors
US9527848B2 (en) 2010-12-20 2016-12-27 Incyte Holdings Corporation N-(1-(substituted-phenyl)ethyl)-9H-purin-6-amines as PI3K inhibitors
US9108984B2 (en) 2011-03-14 2015-08-18 Incyte Corporation Substituted diamino-pyrimidine and diamino-pyridine derivatives as PI3K inhibitors
US9126948B2 (en) 2011-03-25 2015-09-08 Incyte Holdings Corporation Pyrimidine-4,6-diamine derivatives as PI3K inhibitors
US9556166B2 (en) 2011-05-12 2017-01-31 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteostasis regulators
US10532996B2 (en) 2011-05-12 2020-01-14 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteostasis regulators
JP2014514362A (ja) * 2011-05-12 2014-06-19 プロテオステイシス セラピューティクス,インコーポレイテッド プロテオスタシス調節因子
US9199982B2 (en) 2011-09-02 2015-12-01 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US11819505B2 (en) 2011-09-02 2023-11-21 Incyte Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US9730939B2 (en) 2011-09-02 2017-08-15 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US10376513B2 (en) 2011-09-02 2019-08-13 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US11433071B2 (en) 2011-09-02 2022-09-06 Incyte Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US9707233B2 (en) 2011-09-02 2017-07-18 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US10092570B2 (en) 2011-09-02 2018-10-09 Incyte Holdings Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US10646492B2 (en) 2011-09-02 2020-05-12 Incyte Corporation Heterocyclylamines as PI3K inhibitors
US10259818B2 (en) 2012-04-02 2019-04-16 Incyte Corporation Bicyclic azaheterocyclobenzylamines as PI3K inhibitors
US9944646B2 (en) 2012-04-02 2018-04-17 Incyte Holdings Corporation Bicyclic azaheterocyclobenzylamines as PI3K inhibitors
US9309251B2 (en) 2012-04-02 2016-04-12 Incyte Holdings Corporation Bicyclic azaheterocyclobenzylamines as PI3K inhibitors
US9849135B2 (en) 2013-01-25 2017-12-26 President And Fellows Of Harvard College USP14 inhibitors for treating or preventing viral infections
US20160333031A1 (en) * 2013-11-12 2016-11-17 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US11242361B2 (en) 2013-11-12 2022-02-08 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US9850262B2 (en) * 2013-11-12 2017-12-26 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US20220298181A1 (en) * 2013-11-12 2022-09-22 Proteostasis Therapeutics, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US11958873B2 (en) * 2013-11-12 2024-04-16 Kineta, Inc. Proteasome activity enhancing compounds
US10479803B2 (en) 2014-06-11 2019-11-19 Incyte Corporation Bicyclic heteroarylaminoalkyl phenyl derivatives as PI3K inhibitors
US10077277B2 (en) 2014-06-11 2018-09-18 Incyte Corporation Bicyclic heteroarylaminoalkyl phenyl derivatives as PI3K inhibitors
US11130767B2 (en) 2014-06-11 2021-09-28 Incyte Corporation Bicyclic heteroarylaminoalkyl phenyl derivatives as PI3K inhibitors
US10336759B2 (en) 2015-02-27 2019-07-02 Incyte Corporation Salts and processes of preparing a PI3K inhibitor
US11084822B2 (en) 2015-02-27 2021-08-10 Incyte Corporation Salts and processes of preparing a PI3K inhibitor
US10125150B2 (en) 2015-05-11 2018-11-13 Incyte Corporation Crystalline forms of a PI3K inhibitor
US9988401B2 (en) 2015-05-11 2018-06-05 Incyte Corporation Crystalline forms of a PI3K inhibitor
US9732097B2 (en) 2015-05-11 2017-08-15 Incyte Corporation Process for the synthesis of a phosphoinositide 3-kinase inhibitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001151771A (ja) 含窒素芳香族複素環誘導体
JP6948322B2 (ja) Apj受容体のapjアゴニストとしてのヘテロアリールヒドロキシピリミジノン
EP1343761B1 (en) Piperidine mch antagonists and their use in the treatment of obesity
KR101335050B1 (ko) 피롤리딘 유도체 또는 그의 염
US6946467B2 (en) Serine protease inhibitors
JP6392888B2 (ja) ヒストン脱アセチル化酵素6阻害剤としての新規化合物およびこれを含む薬剤学的組成物
US6486173B2 (en) 5-HT7 receptor antagonists
US5116846A (en) N-aralkyl piperidine derivatives as psychotropic drugs
CA2112397A1 (en) Azacyclic compounds, processes for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
CA3001974A1 (en) 2,4-dihydroxy-nicotinamides as apj agonists
KR20070007361A (ko) 1-아미노-프탈라진 유도체, 이의 제조 방법 및 치료적 용도
NZ519981A (en) Nitrogenous cyclic compounds and pharmaceutical compositions containing the same
EP0605031B1 (en) Phenoxy- and phenoxyalkyl-piperidines as antiviral agents
JP2011251974A (ja) 新規ヘテロアリール誘導体
IL111970A (en) The Nzo-converted benzo compounds are a process for the preparation and compounds of myroquinine opponents containing them.
KR20220141331A (ko) P2x3 조정제
AU616708B2 (en) 4-heteropentacyclic-4-{n-(phenyl)amido}piperidine derivatives and pharmaceutical compositions and method employing such compounds
JPH02152963A (ja) 4―フェニル―4―〔n―(フェニル)アミド〕ピペリジン誘導体及びこの誘導体を含む製剤組成物
WO1991008206A1 (en) N-acyl-substituted azacyclic compounds, processes for their preparation, and their use as pharmaceuticals
US6624313B2 (en) Process for preparing hydroxypyrrolidinyl ethylamine compounds useful as kappa agonists
CA2109342A1 (en) 4-heterocyclophenyl-substituted dihydropyridines
JP2001270861A (ja) 含窒素環化合物およびそれらを含んでなる医薬組成物
TWI643847B (zh) Novel benzoazepine derivatives and their medical uses
HU211690A9 (hu) Az átmeneti oltalom az 1—18. igénypontokra vonatkozik.
WO2000044707A1 (fr) Nouveaux derives de guanidine substitues et leur procede de preparation

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204