JPH046965Y2 - - Google Patents

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JPH046965Y2
JPH046965Y2 JP10317088U JP10317088U JPH046965Y2 JP H046965 Y2 JPH046965 Y2 JP H046965Y2 JP 10317088 U JP10317088 U JP 10317088U JP 10317088 U JP10317088 U JP 10317088U JP H046965 Y2 JPH046965 Y2 JP H046965Y2
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drafter
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side wall
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車室内空気を換気するとき
に、車内の空気を車外に排出し、かつ、排気音を
消音するドラフタ装置に関する。
(従来の技術) 従来のドラフタ装置としては、例えば、実開昭
62−200007号公報に記載されたようなものが知ら
れている。
この従来装置は、アウタパネルの側面部にドラ
フタ組付穴が形成され、ドラフタがこのドラフタ
組付穴を通して側壁空間内に横方向から挿入して
上下方向に配設されてアウタパネルに取り付けら
れ、また、このドラフタの下端部の排出口がバン
パフエイシヤで覆われた構造となつていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来のドラフタ装置に
あつては、アウタパネルの側面部にドラフタ組付
穴が形成されたおり、従つて、このドラフタ組付
穴からドラフタを挿入して組み付ける場合、ドラ
フタを横向きにしてドラフタ組付穴に挿入してい
きながらドラフタを上下方向に向き直させるとい
う作業が必要となるため、作業性が悪いという問
題があつた。
また、上述のようにドラフタを横向きにして挿
入する場合、ドラフタが長いと、その先端がイン
ナパネルに突き当たるため、これを避けるために
はドラフタの長さを短くしなければならず、この
ようにドラフタを短くするとドラフタ内を通る空
気に対して有効な消音効果が得られないという問
題があつた。
本考案は、上述のような従来の問題に着目した
もので、ドラフタの組付作業性がよく、また、ド
ラフタの長さを十分に長くすることができるドラ
フタ装置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案のドラフ
タ装置では、車体外側面及び底部を形成するアウ
タパネルと、車体内側面を形成するインナパネル
との間に側壁空間を有した車体側壁が形成され、
該車体側壁下部には、アウタパネルの車体外側面
と底部の間を覆うバンパフエイシヤが取り付けら
れ、前記側壁空間内に、排気通路を形成すると共
に、消音機能を有したドラフタが設けられたドラ
フタ装置において、前記アウタパネルの底部に、
下向きに開口されたドラクタ組付穴が形成され、
前記ドラフタが、前記側壁空間内に上下方向に延
在されて車体側壁に取り付けられ、前記アウタパ
ネルの底部とバンパフエイシヤの間にバンパ空間
が形成され、車室内空気をバンパ空間に排気する
排気口が形成された車室側壁の下端と、バンパフ
エイシヤ下端との間に、車室内方に向けて開口す
るバンパ開口部が形成され、前記車体側壁の下端
には、前記排気口付近のバンパ開口部と、車体下
方に向けて開口する排出口を連通させるカバーが
取り付けられ、前記排出口は、バンパフエイシヤ
下部に沿つて、バンパフエイシヤ下端とカバー下
端により形成されている構成とした。
(作用) 本考案のドラフタ装置では、ドラフタの組み付
けに際し、アウタパネルの底部に形成されたドラ
フタ組付穴の下方から真直上方にドラフタを挿入
すると、ドラフタの方向を変えたりすることなく
側壁空間内に上下方向に延在され、そのままアウ
タパネルに取付ければよい。
加えて、排出口がバンパフエイシヤの下表面に
連続しれ形成されているので、バンパフエイシヤ
の下表面に沿つて流れる空気によりこの排出口付
近に大きな負圧が発生し、空気誘引力が高められ
て排気性能が向上する。
尚、排出口は、バンパフエイシヤ下部に沿つて
バンパフエイシヤ下端とカバー下端により形成し
たため、外から見えず、外観を損ねない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
本実施例のドラフタ装置Aは、第3図に示すよ
うに、自動車1の後部に設けられており、実施例
装置Aは自動車1の左右両側に設けられるが、左
側に設けられたものについてのみ説明する。
第1図は実施例装置Aを示す縦断面図、第2図
は実施例装置Aの横断面図である。
図において10は自動車1の後部の車体側壁で
あつて、車外2に面したアウタパネルとしてのリ
ヤフエンダパネル11及びロワインナパネル12
と、車室側のトランクルーム30を区画するイン
ナパネルとしてのトリムパネル13とが、側壁空
間14を形成して、下端が接合部16で接合され
ている。
また、この車体側壁10の後部にはリヤバンパ
4のバンパサイド部40が回り込んで設けられ、
バンパフエイシヤ41とリヤフエンダパネル11
の底部との間にはバンパ空間8が形成されてい
る。尚、前記トランクルーム30は図外の車室と
連通されている。
前記リヤフエンダパネル11の底部には下向き
に開口されたドラフタ組付穴15が形成され、こ
のドラフタ組付穴15にドラフタ5が取り付けら
れている。
即ち、このドラフタ5は、前記ドラフタ組付穴
15を通して側壁空間14内に下方から挿入して
上下方向に長く配設される状態で取り付けられ、
この場合、ドラフタ5の外周に設けたフランジ部
51をドラフタ組付穴15の周縁部に固定した取
付構造となつている。
前記ドラフタ5は、トランクルーム(車室)3
0の空気を車外に排出させると共に、排気消音機
能を有するもので、合成樹脂により断面方形の筒
状に形成され、その内部にはドラフタ内流路(排
気通路)52を複数に仕切る仕切壁53が形成さ
れ、かつ上端部にはトリムパネル13に形成され
た連通口(図示省略)を介してトランクルーム3
0に連通する吸気口54が形成され、また、前記
フランジ部51よりも下の部分は車幅方向中央側
に向けてL字形状に曲げられ、その車幅方向中央
を向いた排気口55が設けられている。
尚、前記吸気口54には、側壁空間14内から
ドラフタ内流路52への空気導入のみを許す一方
向弁56が設けられている。
前記ドラフタ5の下端部がバンパサイド部40
のバンパフエイシヤ41の下部(下表面)42で
覆われ、一方、その車幅方向中央側がカバー61
で覆われ、このカバー61によつて、排気口55
に連続して排気通路を形成する排気通路延長部6
が形成されている。即ち、排気のための排気通路
は、前記ドラフタ内流路52と、この排気通路延
長部6とで構成されている。
そして、前記カバー61は、ロワインナパネル
12の下端に接合され、前記排気通路延長部6の
車外側端部である排出口60を、バンパフエイシ
ヤ41の下縁側位置でバンパフエイシヤ41の外
表面に連続して下向きに開口するように形成され
ており、かつ、前記カバー61は、鉄やアルミ等
の金属板で形成され、ドラフタ5の下端部を自動
車のエキゾーストマフラ7の放熱から遮るように
設けられている。
つまり、前記排出口60は、バンパフエイシヤ
41の下端43とカバー61の下端62とにより
形成されている。
次に実施例の作用を説明する。
(イ) ドラフタ組付作業時 ドラフタ5の組付作業に際しては、ドラフタ5
を縦にして、ドラフタ5の上端をドラフタ組付穴
15に下方から挿入して、フランジ部51をドラ
フタ組付穴15の周縁部に係止させた状態で固定
すれば、それだけでドラフタ5を側壁空間14内
に上下方向に配設することができる。
このように、ドラフタ5の挿入方向が車体側壁
10側部のインナパネル12やトリムパネル13
と平行であるため、両パネル12,13の存在に
よつてドラフタ5の長さに制約を受けることがな
く、ドラフタ5の長さを消音に有効な必要長さに
形成することができる。
(ロ) 排気時 上述のようにして組み付けられたドラフタ5
は、トランクルーム(車室)30内の空気を上端
部の吸入口54からドラフタ内流路52に導き、
これを排気口55排気通路延長部6を経て、排出
口60から排出する。
この場合、自動車1が走行するとバンパフエイ
シヤ41の下部(下表面)42には空気の流れが
生じるため、このバンパフエイシヤ41の下部
(下表面)42に連続して設けられた排気通路延
長部6の排出口60付近では、この走行による空
気の流れにより発生する負圧が大きくなり、その
負圧によつて誘引力が高められてドラフタ5によ
る排気が良好に成される。
また、上述のように排出口60がバンパフエイ
シヤ41の下部(下表面)42に連続するように
して、バンパフエイシヤ41の下縁位置に下方に
開口して設けられているため、この排出口60か
らドラフタ5内にエグゾーストマフラ7の排気ガ
スが直接侵入することがなく、しかも、仮に、こ
の排気ガスがバンパフエイシヤ41の内側に溜つ
た場合でも、この排気ガスが侵入することはな
い。
また、排気通路延長部6を形成するカバー61
によつてエキゾーストマフラ7からの放熱を遮る
ことができるので、樹脂製のドラフタ5の熱変形
を防ぐことができる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えば、実施例のドラフタ装置では、
近くにエキゾーストマフラが設けられている関係
で、排気通路延長部を形成するカバーに遮熱を目
的として金属板を用いたが、エキゾーストマフラ
が近くに設けられていない場合には、カバーを金
属板で形成する必要がない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のドラフタ装
置にあつては、ドラフタ組付穴をアウタパネルの
底部に形成し、ドラフタを真直上方に挿入させれ
ば所定位置に配置されるようにしたため、ドラフ
タの組付作業が簡単になつて作業性の向上を図る
ことができるという効果が得られる。
また、この組付作業に際し、車体側壁のインナ
パネルの存在が作業の障害にならないので、ドラ
フタの長さを消音に有効な必要長さに設定し、必
要な消音性能を得ることができるという効果が得
られる。
加えて、排出口をバンパフエイシヤの下縁位置
で下向きに設けたために、高い排気性能が得られ
るという効果が得られる。また、この排出口は外
から見えない位置に配置したため、外観を損ねる
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のドラフタ装置を示す縦
断面図、第2図は実施例装置を示す横断面図、第
3図は実施例装置を備えた自動車後部を示す側面
図である。 A……ドラフタ装置、5……ドラフタ、6……
排気通路延長部(排気通路)、8……バンパ空間、
10……車体側壁、11……リヤフエンダパネル
(アウタパネル)、12……ロワインナパネル(イ
ンナパネル)、13……トリムパネル(インナパ
ネル)、14……側壁空間、15……ドラフタ組
付穴、30……トランクルーム(車室)、41…
…バンパフエイシヤ、42……下部(下表面)、
43……下端、52……ドラフタ内流路(排気通
路)、60……排出口、61……カバー、62…
…下端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体外側面及び底部を形成するアウタパネル
    と、車体内側面を形成するインナパネルとの間に
    側壁空間を有した車体側壁が形成され、 該車体側壁下部には、アウタパネルの車体外側
    面と底部の間を覆うバンパフエイシヤが取り付け
    られ、 前記側壁空間内に、排気通路を形成すると共
    に、消音機能を有したドラフタが設けられたドラ
    フタ装置において、 前記アウタパネルの底部に、下向きに開口され
    たドラクタ組付穴が形成され、 前記ドラフタが、前記側壁空間内に上下方向に
    延在されて車体側壁に取り付けられ、 前記アウタパネルの底部とバンパフエイシヤの
    間にバンパ空間が形成され、 車室内空気をバンパ空間に排気する排気口が形
    成された車体側壁の下端と、バンパフエイシヤ下
    端との間に、車室内方に向けて開口するバンパ開
    口部が形成され、 前記車体側壁の下端には、前記排気口付近のバ
    ンパ開口部と、車体下方に向けて開口する排出口
    を連通させるカバーが取り付けられ、 前記排出口は、バンパフエイシヤ下部に沿つ
    て、バンパフエイシヤ下端とカバー下端により形
    成されていることを特徴とするドラフタ装置。
JP10317088U 1988-08-03 1988-08-03 Expired JPH046965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10317088U JPH046965Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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JP10317088U JPH046965Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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JPH0224712U JPH0224712U (ja) 1990-02-19
JPH046965Y2 true JPH046965Y2 (ja) 1992-02-25

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JP10317088U Expired JPH046965Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2553659Y2 (ja) * 1991-10-11 1997-11-12 愛知機械工業株式会社 ドラフターダクトの取付構造

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JPH0224712U (ja) 1990-02-19

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