JPH0462323A - 暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、暖房装置に関するものである。

従来の技術 高気密、高断熱住宅の普及増加の中でエアコンやファン
ヒータの樟な送風タイプの暖房装置が多く使用されてい
る。しかしこのような送風タイプの暖房装置は体感温度
の関係で比較的高い室温で使用されており空気の乾燥の
原因になっている。

また一方、快適な輻射暖房手段として部屋の床面に熱源
を敷設したり、また床材の下面に熱源を敷設した床暖房
が近年多く採用されている。この床暖房の特徴は （１）床面に近いほど温度が高く、垂直方向の温度分布
が良い。

（２）熱源及び可動部分が床上にないため、運転音が静
かであると同時に室内空間が広く使える。

（３）室温設定値が他の暖房手段に比べて比較的低（、
外気温との温度差が小さくできるため熱損失が少なく経
済的であると同時に、空気が乾燥しにくく健康的である
。

第４図は従来の暖房装置の制御ブロンク図、第５図は従
来の暖房装置の動作フロー図である。図においてスター
トから、まず室温設定４５が行われつぎに室温センサ４
１による室温検知４６によって所定の室温になるように
室温調節が行われる。次にタイマ一部４３の設定が通電
時間帯かどうか判断し４７．０Ｎ４９であれば制御部４
２で設定された室温設定値になるよう暖房運転５０がお
こなわれる。タイマ一部４３がＯＮでなければ４８、暖
房停止５１となり、加熱手段４４への通電は停止する０
以上暖房運転５０、暖房停止５１のいずれの動作も決定
後は再度径路５２を通り室温検知４５から繰り返しとな
る。

このような従来型の床暖房を高気密、高断熱構造の住宅
に使用した場合は、一方で暖房装置の運転を停止した後
、室温の低下と同時に空気中の水蒸気が結露しやすく、
家具や内装材料にかびなどによる汚れを発生させると同
時に、次に運転を再開した場合、上記床暖房などのよう
に比較的立ち上がりの遅い暖房装置の場合、室温が所望
の温度に達するのに時間がかかるという重大な課題を有
していた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような従来の暖房装置では結露防止
のためには暖房装置の運転を停止せず暖房時と同じ室温
を保つか、暖房装置の運転を停止した後換気扇や除湿器
を運転するなど、余分の設備が必要であったり、運転騒
音が発生するなどの問題点があった。

本発明はかかる従来の問題を解消するもので、換気扇の
運転など他の手段を用いる事なく室内の結露を防止でき
る暖房装置を捷供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の暖房装置は、室温セ
ンサと絶対湿度センサとタイムスイッチと室温設定手段
および表示装置を備えた制御装置と、上記制御装置より
出力される制御信号にもとづき通電量を制御できる加熱
手段および上記制御装置の設置場所に相対する壁、窓よ
りの輻射熱を検知できる輻射温度センサを備えたもので
ある。

作用 上記の構成により本発明の暖房装置は、暖房運転を停止
した後も絶対湿度センサによってあらかじめ検出した空
気中の水分量より演算した、露点温度を下回らないよう
に、常に室温センサで検知しながら室温を保つキープ運
転を行うため、結露による家具の汚損などのおそれがな
く、結露防止のために運転する換気扇などにより室温が
極端に低下したり、運転騒音が気になるという問題もな
い。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は本発明による暖房装置の制御装置の操作部
分を示す。図において１は運転スイッチ、２は運転ラン
プ、３はタイマースイッチ、４はタイマーランプ、５は
室温センサ、絶対湿度センサ、および輻射温度センサを
載置したセンサ窓である。タイムスイッチの現在時刻表
示部９は、時刻合わせスイッチ６の操作によって「＋」
または「−」方向に７セグメント数字表示器の表示およ
び、午前表示１０、午後表示１）とともに設定された後
、現在時刻を表示する。タイマー表示部１２は、タイマ
ー合わせスイッチ７と全取消スイッチ８の操作によって
２４時間のタイマー運転が予約され、その状況が表示さ
れる。室温調節は室温調節スイッチ１５のｒ＋」または
「−」を押すと室温調節表示部１６のランプが点灯し設
定される。キープスイッチ１３を押すとキープ表示１４
が点灯しキープ運転状態にはいる。第２図は本発明によ
る暖房装置の制御ブロック図である。室温センサ１８、
絶対湿度センサ１９、および輻射温度センサ２０の信号
によってあらかじめ設定された室温に、制御部２１によ
って調節される。タイマ一部２２は上記のように２４時
間の通電予約に応して加熱手段２３の運転を制御する。

第３図は本発明による暖房装置の動作フロー図である。

第１図の操作部分の図および第２図のブロック図と同時
に説明する。スタートから、まず室温調節スイッチ１５
によって室温設定２４が行われる。つぎに室温センサ１
８による室温検知２５および絶対湿度センサ１９により
絶対湿度検知２６とにより露点および相対湿度を演算２
７シ、所定の相対湿度以下になるおそれがある室温を算
定し室温表示部１６のランプを点滅させる等して、それ
以上の室温になると空気が乾燥しすぎることを警告表示
２８する。ここで所定の相対湿度とは暖房によって室温
上昇とともに空気が乾燥するので、その乾燥状態が不快
に感じる限界の相対湿度になる室温である０次に上記で
検知した絶対湿度より一点を算出し、サラに輻射温度セ
ンサ２０によって検知した輻射温度の値から上記露点温
度を輻射温度補正２９シた値をもってキープ温度を決定
３０する。輻射温度は制御部の設置場所と相対した壁、
窓などよりの輻射温度を検知しており、たとえば夜間の
窓よりの冷輻射や、壁の温度などにより上記絶対湿度か
ら演算した露点温度をキープしても窓などに局部結露が
発生するおそれがあるため輻射温度補正２９をしてキー
プ温度を決定するものである。次に上記タイマ一部２３
の設定が通電時間帯かどうかを判断し３１．０Ｎ３３で
あれば制御部２１で設定された室温設定値になるよう暖
房運転３７がおこなわれる。

タイマ一部２３がＯＮでなければ３２、次にキープスイ
ッチ１３によってキープ運転か判断する３４、ｒＹＥＳ
」３６であれば上記演算、あるいは補正して決定したキ
ープ温度になるようにキープ温度運転３８が行われる。

キープ運転か判断３４シて、ｒＮＯＪ３５であれば暖房
停止３９となり、加熱手段２３への通電は停止する。以
上暖房運転３７、キープ運転３８、暖房停止３９のいず
れの動作も決定後は再度径路４０を通り室温検知２４か
ら操り返しとなる。

発明の効果 以上のように本発明の暖房装置によれば次の効果が得ら
れる。

（１）暖房運転を停止した後も絶対湿度センサによって
あらかじめ検出した空気中の水分量より演算した露点温
度を下回らないように、常に室温センサで検知しながら
室温を保つキープ運転を行うため、結露による家具の汚
損などのおそれがない。

（２）上記キープ運転時の温度は一般的に暖房温度より
低く、また外気温度より高いため連続暖房運転の場合よ
り省エネルギーとなるばかりでなく、床暖房システムの
ように比較的立ち上がりの遅い暖房装置の再運転時の立
ち上がりの改善になる。

（３）　　結露防止のために運転する換気扇などにより
室温が極端に低下したり、運転騒音が気になるという問
題もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の暖房装置の一実施例を示す制御装置の
操作部の正面図、第２図は同暖房装置の制御ブロック図
、第３図は同暖房装置の動作フロー図、第４図は従来の
暖房装置の制御ブロック図、第５図は同暖房装置の動作
フロー図である。 １８・・・室温センサ、１９・・・絶対湿度センサ、２
０・・・輻射温度センサ、１５・・・室温調整スイッチ
。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第１図 惰　２　図 第 図 胃 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）室温センサと絶対湿度センサとタイムスイッチと
   室温設定手段および表示装置を備えた制御装置と、上記
   制御装置より出力される制御信号にもとづき通電量を制
   御できる加熱手段とよりなる暖房装置。
2. （２）制御装置には、設置位置に相対する壁、窓よりの
   輻射熱を検知できる輻射温度センサを載置した請求項（
   １）記載の暖房装置。