JPH0459254B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0459254B2
JPH0459254B2 JP19827083A JP19827083A JPH0459254B2 JP H0459254 B2 JPH0459254 B2 JP H0459254B2 JP 19827083 A JP19827083 A JP 19827083A JP 19827083 A JP19827083 A JP 19827083A JP H0459254 B2 JPH0459254 B2 JP H0459254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quartz tube
quartz
gas
glass
dopant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19827083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6090838A (ja
Inventor
Haruo Okamoto
Mikio Endo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP19827083A priority Critical patent/JPS6090838A/ja
Publication of JPS6090838A publication Critical patent/JPS6090838A/ja
Publication of JPH0459254B2 publication Critical patent/JPH0459254B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/018Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by glass deposition on a glass substrate, e.g. by inside-, modified-, plasma-, or plasma modified- chemical vapour deposition [ICVD, MCVD, PCVD, PMCVD], i.e. by thin layer coating on the inside or outside of a glass tube or on a glass rod
    • C03B37/01807Reactant delivery systems, e.g. reactant deposition burners

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光伝送用石英ガラス母材の製造方法、
特には内付けMCVAD法により元素状または化
合物状の塩素を含有しない光伝送用石英ガラス母
材を製造する方法に関するものである。
光伝送用石英ガラス母材の製造方法については
各種の方法が知られているが、これにはそれが純
度の極めて高いものとする必要があり、さらには
断面方向の屈折率制御を行なう必要があるという
ことから化学反応を利用した化学気相沈積法
(CVD法)が汎用されている。そして、この
CVD法については、けい素化合物の酸化により
得られるシリカを石英管内に透明なガラス膜とし
て形成させる内付け法(MCVD法)、芯材の外表
面にけい素化合物の火炎加水分解で作つたシリカ
を堆積させる外付け法、さらには回転しつつある
耐火性物資にけい素化合物の火炎加水分解で作つ
たシリカを堆積してこれを棒状体とする気相軸付
法(VAD法)が知られているが、この外付け法、
VAD法はMCVD法とは異なり、その反応が閉じ
られた系で行なわれるものでないためにガラス母
材の屈折率制御が難しいということから、高品質
の光フアイバーの製造にはドープ剤量の制御が容
易な内付けMCVD法が好ましいものとされてい
る。
しかし、従来公知の内付けMCVD法は、石英
管の一端からガラス形成原料ガスとしての四塩化
けい素(SiCl4)とガラスの屈折率を制御するた
めのドーパントとしての四塩化ゲルマニウム
(GeCl4)、オキシ塩化リン(POCl3)、三塩化ホウ
素(BCl3)などとを、酸化用酸素ガスと共に送
入し、この石英管の外側に酸化素炎バーナーある
いは電気抵抗加熱装置などをガス供給側から排ガ
ス側にくり返し移動してこれらをガスを加熱し、
その気相酸化反応により生成するドープ剤を含む
シリカを石英管内の長さ方向に透明なガラス膜と
して堆積させ、ついでこのガラス膜層を有する中
空の石英管を中実化して石英ガラス母材とすると
いう方法であるため、この方法で得られた石英ガ
ラス母材には塩素または塩素化合物が多く溶存し
ており、この溶存塩素によつてこれから作られる
光フアイバーについてはその可視領域の0.6〜
1.1μmの波長帯での吸収損失が生じるという不利
があるほか、この溶存塩素は上記した中実化工程
あるいはその後の紡糸工程において発泡を起すと
いう問題点を与えるものでもある。
また、この内付けMCVD法では上記したよう
に原料ガスの気相酸化反応が生じるに必要な熱が
石英管の外側から供給され、この外側からの加熱
によつて石英ガラス管が軟化点にまで加熱される
ために、この石英管にねじれやたわみが発生し易
く、これはまたガラスの堆積層が厚くなるにした
がつて伝熱がわるくなり、それに応じて外部から
の加熱を増さざるを得なくなるので、この変形が
さらに助長されることになる。そして、これは特
に外部加熱源を酸水素炎とする場合には、この加
熱温度を増すためには水素を増さざるを得ず、そ
れによつて火炎の速度が速くなるために結果にお
いてこの変形がますます起り易くなるという傾向
があつた。なお、この変形はガラス堆積層の厚さ
を不均一とするので、目的とする石英ガラス母材
の屈折率分布が著しく乱れるようになるという不
利を伴なうものでもあつた。
本発明はこのような不利を解決した内付け
MCVD法による光伝送用石英ガラス母材の製造
方法に関するものであり、これは一般式 R1 oSi(OR24-o(こゝにR1は水素原子またはメ
チル基、エチル基、R2はメチル基またはエチル
基、nは0〜4の正数)で示されるエステルシラ
ンと、式Ge(OR34、B(OR33(ここにR3は1価
炭化水素基)またはPH3で示されるドープ剤とを
石英管中で加熱燃焼させ、これによつて発生する
ドープ剤を含むシリカを石英管内壁に透明ガラス
膜として積層させたのち、この石英管を加熱溶融
して中実化することを特徴とするものである。
これを説明すると、本発明者らは特にハロゲン
原子またはハロゲン化合物を含有せず、好ましい
屈折率分布をもつ光伝送用石英ガラス母材の製造
方法について検討し、これについてはガラス形成
原料およびドープ剤としてその分子中にハロゲン
原子を含有しないシランおよびドープ剤を使用す
ればよいということに注目して研究を行ない、こ
のシランとして上記した一般式で示されるエステ
ルシランを使用すればそれが沸点が概ね100℃以
上で燃焼速度も小さく、取扱いも容易で、しかも
工業的にも安価であること、またこのドープ剤に
ついてもこれをアルコキシ基を含むゲルマニウ
ム、ホウ素またはPH3とすればそれらがハロゲン
原子を含まず、低温での反応化率も高いものであ
ることから、これらの原料ガス、ドープ剤を使用
すれば確実にハロゲン原子またはハロゲン化合物
を含まない、しかも良好な屈折率分布をもつ石英
ガラス母材が得られるほか、これによればこれら
のガスの種類による反応化率の違いがなくなり、
さらにはこれらのガスが従来法のものにくらべて
易反応性であることからこの石英管を外部から加
熱するための熱量が少なくてすみ、例えばこの外
部加熱源を酸水素炎とする場合には、この加熱の
ための水素量を従来の1/5〜1/2とすることができ
るので火炎を弱くすることができ、結果において
石英管の変形が防止されるので目的とする石英ガ
ラス母材の屈折率分布が良好になるということを
見出し、これらの諸条件についてさらに検討を重
ね、本発明を完成させた。
本発明の方法においてガラス形成原料とされる
エステルシランは前記したように一般式 R1 oSi(OR24-oで示されるものであり、これに
はメチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、トリメチルメトキシシラン、テトラメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テト
ラエトキシシランなどが例示されるが、これは安
価であり扱いやすいということから工業的にはメ
チルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン
とすることがよい。このエステルシランはメチル
クロライドと金属けい素との直接反応による、シ
リコーンゴム、シリコーンワニス、シリコーン油
の主原料とされるジメチルジクロロシラン合成時
の副生物であるトリメチルクロロシラン、メチル
トリクロロシランをメタノール、エタノールなど
のアルコールと反応させるか、あるいはこのジメ
チルジクロロシランの製造工程で得られる一般式
(CH3oSinClxOyで示されるポリメチルポリクロ
ロポリシラン、ポリメチルポリクロロポリシロキ
サンを熱分解して得られるモノメチルトリクロロ
シラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルク
ロロシラン、モノメチルジクロロシランなどの混
合物をアルコールと反応させることによつて容易
に得ることができるし、このテトラメトキシシラ
ンは金属けい素とメチルアルコールを触媒として
のNaOCH3の存在下に反応させて、次式 Si+4CH3OHNoOCH3 ――――――――→ 100〜110℃Si(OCH34+2H2 によつて製造することができるので、これは工業
的に安価に供給することができるし、これはまた
その原料であるクロロシランまたはそのエステル
シランの精留によつて容易に不純物を含まない精
製物として取得することができるので、これによ
れば純度の高い石英ガラス母材が得られるという
有利性が与えられる。
他方、本発明の方法で使用されるドープ剤は前
記した式Ge(OR34、B(OR33、PH3で示される
ものであり、これにはGe(OCH34〔沸点150℃〕、
Ge(OC2H54〔沸点190℃〕、Ge(O−n−C3H74
〔沸点240℃〕、Ge(O−n−C4H94〔沸点290℃〕、
B(OCH33〔沸点68℃〕、B(OC2H53〔沸点117
℃〕、B(O−n−C3H73〔沸点176℃〕、B(O−
n−C4H93〔沸点227℃〕などが例示されるが、
これらのなかではR3基がメチル基、エチル基で
あるものが比較的沸点が低く、キヤリヤーガスへ
の同伴で反応器内に供給することができるので好
ましいものとされる。なお、このGe(OR34、B
(OR33の製造法は公知であり、これは例えばJ.
Amer.Chem.Soc.,1953,75,P.718,J.Chem.
Soc.,1956,P.4916,Encyclopedia of
Chemical Technology 第3版、4巻、P.111な
どに記載されている方法で容易に得ることができ
る。また、このPH3(沸点−88℃)については、
リンの化合物の中でもこれがハロゲンを含まない
代表的な化合物であり、空気中あるいは酸素中に
おいてもきわめて高い燃焼効率を示すこと、ボン
ベに充填した形態で高純度のものが簡便に得られ
ることなどの理由で最適とされる。
本発明の方法はこのエステルシランとドープ剤
との混合ガスとを必要に応じキヤリヤーガスで搬
送し、酸化剤としての酸素ガスと共に石英管内に
送入し、この石英管内で酸化反応を行なわせ、こ
れによつて発生したドープ剤を含むシリカを石英
管の内壁に堆積させることによつて行なわれる。
なお、従来公知の内付けMCVD法ではこの石英
管内に送入された反応ガスから発生するシリカを
石英管内壁に均一に堆積させるために、この石英
管内に沿つて酸水素炎バーナーを順次移動させ、
これを往復運動させる必要があつたけれども、本
発明の方法ではこのエステルシラン、ドープ剤が
いずれも可燃性物質であり、これらは石英管への
送入のためのフイードノズル先端で燃焼して直ち
にドープ剤を含むシリカとなり石英管壁に堆積さ
れるので、この実施に当つては酸水素炎バーナー
などの加熱源を固定しておいて石英管自身を移動
させ、往復移動させるほうが好ましい。また、こ
れらの原料ガスの石英管への送入はその速度が小
さいと逆火現象を伴なうおそれがあるので、これ
は十分な流速で石英管内に噴射することがよく、
またこれに酸素ガスを混入しないとその燃焼速度
が低下し完全燃焼が達成されなくなるおそれがあ
るので、これにはフイードノズルの直前で酸素を
混入することが好ましい。
なお、石英管内に堆積されたシリカは原料ガス
の燃焼熱および外部からのバーナーあるいは電気
加熱によつて溶融して石英管の内壁にガラス膜と
して被着されるが、このシリカないしガラス膜は
ドープ剤を含んでおり、このドープ剤量によつて
異なる屈折率を示すので、この実施に当つては石
英管内の内径方向に順次所定の屈折率をもつガラ
ス膜が順次に積層されるように原料混合ガス中の
ドープ剤濃度を順次変えるようにすることがよ
い。
また、このようにして得られたドープ剤を含む
ガラス層をその内壁に積層した石英管はついでこ
れを加熱溶融して中実化し、石英ガラス母材とす
るのであるが、これは従来公知のコラプス工程を
適用すればよく、これには例えばこの石英管を
2000℃程度で加熱溶解させ、溶融したガラスの粘
性、ガラスの表面張力を利用して内側に空気が残
らないようにしてこれを中実につぶすという方法
を採ればよい。
つぎに本発明方法を添付の図面にもとづいて説
明する。第1図は本発明方法を実施するための装
置の縦断面要図、第2図はその石英管の移動を示
す縦断面要図を示したものであり、エステルシラ
ン容器1、Ge(OR34容器2、B(OR34容器3、
PH3容器4に収容された原料ガスドープ剤はそれ
ぞれ管5から導入されるキヤリヤーガスとしての
アルゴンガスに搬送され、これらは混合器6で導
管7から送られる酸素ガスと合して石英ガス管8
に送入される。これらのガス送入はフイードノズ
ル9から石英管内に噴射されるが、この石英管8
がその外部から酸水素炎バーナー10で加熱され
ているため、こゝに送入されたガスはフイードノ
ズル9の先端で燃焼し、この酸化反応によつてド
ープ剤を含むシリカとなり、このシリカは回転し
ている石英管内壁に堆積される。このシリカの堆
積は静止しているバーナーに対し石英管がその端
部から他端にまで順次移動されるので、この石英
管の内壁に均一に堆積され、このシリカは原料ガ
スの燃焼熱およびバーナーからの加熱で溶融し、
ガラス層として石英管壁に積層され、このガラス
膜化されなかつたシリカおよび排ガスは石英管の
他端から外部に排出される。第2図はこの石英管
の移動を示したものであり、これには固定されて
いるバーナー10に対し、石英管8が、a)図か
らb)図のように移動され、b)図のように末端
まで移動した後は直ちにa)図の状態に復帰する
という手段で順次ガラス膜を形成していることが
示されている。
この場合、前記したようにエステルシランに対
するドープ剤の添加量はこの石英管に積層される
ガラス膜中に含まれるドープ剤濃度が予じめ定め
られた屈折率を示すように、時間の経過と共に増
加または減少するように調整され、このガラス膜
が所定の厚さになつたときに原料ガスの供給を止
め、ついでこゝに得られた中空の石英管を前記し
たコラプス工程で処理して中実化すれば、目的と
する石英ガラス母材を得ることができる。
これを要するに、本発明の方法はハロゲン原
子、ハロゲン化合物を含有しないエステルシラン
およびドープ剤を始発材として内付けMCVD法
で石英管内壁にドープ剤を含むガラス層を積層さ
せ、この溶融中実化によつて光伝送用石英ガラス
母材を製造するものであり、これによればハロゲ
ン原子、ハロゲン化合物を全く含まない、したが
つてハロゲン分の存在による光吸収損失のない石
英ガラス母材を容易に得ることができ、これはま
たこのドープ剤が低温での反応率のよいものであ
ることから屈折率分布の変化が小さく、比屈折率
差の大きい光伝送用石英ガラス母材が容易に得ら
れ、この場合には外部からの加熱を従来法にくら
べて、低温とすることができるので石英管の変形
を防止することができ、結果において好ましい屈
折率分布をもつ石英ガラス母材の取得が容易にな
るという有利性が与えられる。
つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例 1 外径30mm、長さ1000mmの合成石英管を使用し
て、第1図に示したような装置を作り、原料ガス
としてメチルトリメトキシシラン〔CH3Si
(OCH33〕、ドープ剤としてGe(OC2H54および
PH3を使用し、これらをアルゴンガスで搬送し、
酸素ガスと混合してフイーダーノズルから石英管
内に供給するようにした。
そして、この石英管は酸水素炎バーナーで加熱
することとし、このバーナーを固定して石英管を
150mm/分の速度で移動させることとして、この
移動加熱を100回行なう間に原料ガス、ドープ剤、
酸素の量を第3図に示したように変化させて、石
英管の内壁にSiO2−P2O5−GeO2の組成をもつガ
ラス膜を100層形成させた。
ついで、この原料ガスの供給を停止し、外部加
熱の温度をあげてこの石英管を中実化してロツド
状の石英ガラス母材とした。
この石英ガラス母材は透明であり、この断面に
ついての屈折率分布を測定したところ、これは第
4図に示したようなグレーデツト・インデツクス
型であり、これから作つたフアイバーについてX
線マイクロアナライザーで分析したところ塩素原
子は検出されず、また、この母材は延伸しても発
泡は起らず、塩素原子に起因する吸収損失も全く
なかつた。
実施例 2 外径30mm、長さ1000mmの合成石英管を使用して
第1図に示したような装置を作り、原料ガスとし
てのメチルトリメトキシシラン100C.C.(毎分値、
以下同じ)、ドープ剤としてのB(OCH33200C.C.
をアルゴンガス400C.C.で搬送し、これに酸素ガ
ス1850C.C.を混合して石英管に送入し、実施例1
と同様に処理してSiO2−B2O3の組成をもつガラ
ス膜を石英管内壁にクラツド層として30層形成さ
せた。
つぎに、この原料ガスとしてのメチルトリメト
キシシラン100C.C.、ドープ剤としてのPH310C.
C.とGe(OC2H5430C.C.とをアルゴンガス300C.C.
で搬送し、これに酸素ガスを1250C.C.混合してか
ら石英管に送入し、実施例1と同様に処理して
SiO2−P2O5−GeO2の組成をもつガラス膜をコア
層として70層形成させた。
その後、原料ガスの供給を停止し、外部加熱源
の温度をあげてこの石英管を中実化してロツド状
の石英ガラス母材とした。
得られた透明なガラス体についてその断面の屈
折率分布を測定したところ、これは第5図aに示
したようなステツプインデツクス型であり、これ
から作つたフアイバーをX線マイクロアナライザ
ーで分拆したところ、これには塩素原子が全く検
出されず、またこの母材は延伸しても発泡が起ら
ず、塩素原子の存在に起因する吸収損失も全くな
かつた。
実施例 3 外径30mm、長さ1000mmの合成石英管を使用して
第1図に示した装置を作り、原料ガスとしてのテ
トラメトキシシラン〔Si(OCH34〕100C.C.、ド
ープ剤としてのB(OC2H53200C.C.をアルゴンガ
ス200C.C.で搬送し、これに酸素ガス2900C.C.を
混合して石英管に送入し、実施例1と同様に処理
してSiO2−B2O3の組成をもつガラス膜をクラツ
ド層として50層形成させた。
つぎに、この原料ガスとしてのテトラメトキシ
シラン100C.C.とドープ剤としてのPH310C.C.,
Ge(OCH3435C.C.とをアルゴンガス300C.C.で搬
送し、これに酸素ガスを1000C.C.を混合して石英
管に送入し、実施例1と同様に処理してSiO2
P2O5−GeO2の組成をもつガラス層をコア層とし
て50層形成させた。
その後、原料ガスの供給を停止し、外部加熱源
の温度を上げてこの石英管を中実化してロツド状
の石英ガラス母材とした。
得られた透明なガラス体についてその屈折率分
布を測定したところ、これは第5図bに示したよ
うなステツプインデツクス型であり、これから作
つたフアイバーをX線マイクロアナライザーで分
析したところ、これには塩素原子が全く検出され
ず、またこの母材は延伸しても発泡せず、塩素原
子の存在に起因する吸収損失も全くなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の縦
断面要図、第2図はその石英管の移動を示す縦断
面図、第3図は実施例1における原料ガス、ドー
プ剤、酸素ガスのガス流量を示すグラフ、第4図
は実施例1、第5図a,bはそれぞれ実施例2,
3で作られた石英ガラス母材の屈折率分布図を示
したものである。 1……エステルシラン容器、2……Ge(OR34
容器、3……B(OR33容器、4……PH3容器、
5,7……導管、6……混合器、8……石英ガラ
ス管、9……フイードノズル、10……バーナ
ー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式R1 oSi(OR24-o〔こゝにR1は水素原子
    またはメチル基、エチル基、R2はメチル基また
    はエチル基、nは0〜4の正数〕で示されるエス
    テルシランおよび式 Ge(OR34、B(OR33 〔こゝにR3は1価炭化水素基〕またはPH3
    示されるドープ剤とを石英管中で加熱燃焼させ、
    これによつて発生するドープ剤を含むシリカを石
    英管内壁に透明なガラス膜として積層させたの
    ち、この石英管を加熱溶融して中実化することを
    特徴とする光伝送用石英ガラス母材の製造方法。
JP19827083A 1983-10-25 1983-10-25 光伝送用石英ガラス母材の製造方法 Granted JPS6090838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19827083A JPS6090838A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 光伝送用石英ガラス母材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19827083A JPS6090838A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 光伝送用石英ガラス母材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6090838A JPS6090838A (ja) 1985-05-22
JPH0459254B2 true JPH0459254B2 (ja) 1992-09-21

Family

ID=16388339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19827083A Granted JPS6090838A (ja) 1983-10-25 1983-10-25 光伝送用石英ガラス母材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6090838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8693833B2 (en) 2009-03-26 2014-04-08 Fujikura Ltd. Manufacturing method for optical fiber preform and optical fiber

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60232085A (ja) * 1984-04-28 1985-11-18 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 無菌的濾過方法
US5043002A (en) * 1990-08-16 1991-08-27 Corning Incorporated Method of making fused silica by decomposing siloxanes
US5152819A (en) * 1990-08-16 1992-10-06 Corning Incorporated Method of making fused silica
JPH0782999B2 (ja) * 1991-04-15 1995-09-06 株式会社半導体プロセス研究所 気相成長膜の形成方法、半導体製造装置、および半 導体装置
US5154744A (en) * 1991-08-26 1992-10-13 Corning Incorporated Method of making titania-doped fused silica
US5703191A (en) * 1995-09-01 1997-12-30 Corning Incorporated Method for purifying polyalkylsiloxanes and the resulting products
US6312656B1 (en) 1995-12-19 2001-11-06 Corning Incorporated Method for forming silica by combustion of liquid reactants using oxygen
US5879649A (en) * 1995-12-19 1999-03-09 Corning Incorporated Method for purifying polyalkylsiloxanes and the resulting products
KR100473827B1 (ko) 1995-12-19 2005-07-18 코닝 인코포레이티드 액체반응물의연소에의해용융실리카를제조하는방법및장치
FR2759465B1 (fr) * 1996-04-30 1999-04-30 Corning Inc Procede de formation d'un circuit optique
US5979185A (en) * 1997-07-16 1999-11-09 Corning Incorporated Method and apparatus for forming silica by combustion of liquid reactants using a heater

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8693833B2 (en) 2009-03-26 2014-04-08 Fujikura Ltd. Manufacturing method for optical fiber preform and optical fiber

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6090838A (ja) 1985-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0463045B1 (en) Improved vitreous silica products
JP3233298B2 (ja) 高純度溶融シリカガラスの非多孔質物体を作成する方法
EP0471139B1 (en) Method of making high purity, non-porous fused silica bodies
KR100473827B1 (ko) 액체반응물의연소에의해용융실리카를제조하는방법및장치
GB1500530A (en) Process for producing optical fibre preforms
JPH0459254B2 (ja)
JP2001524064A (ja) ゲルマニウム添加シリカ形成供給原料および方法
KR100622616B1 (ko) 유기실란의 분해에 의한 실리카 제조방법
US4432781A (en) Method for manufacturing fused quartz glass
AU8473098A (en) Germanium chloride and siloxane feedstock for forming silica glass and method
SU1194266A3 (ru) Способ получени заготовки дл выт гивани оптического волокна
JPH0420853B2 (ja)
US4610892A (en) Method for producing a directed aerosol stream
US4735648A (en) Optical fibre manufacture
US6336347B1 (en) Process for producing silica by decomposition of an organosilane
JPS6117433A (ja) 光フアイバ母材の製造方法
US20210214266A1 (en) Organic germania and silica sources for making optical fiber preforms
JPH0364459B2 (ja)
JPH0424292B2 (ja)
JPS629536B2 (ja)
JP3417962B2 (ja) 合成石英ガラス部材の製造方法
JPS6126504B2 (ja)
JPH0459253B2 (ja)
JPS6117434A (ja) 光フアイバ母材の製造方法
JPS6229379B2 (ja)