JPH0458144B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0458144B2 JPH0458144B2 JP61025984A JP2598486A JPH0458144B2 JP H0458144 B2 JPH0458144 B2 JP H0458144B2 JP 61025984 A JP61025984 A JP 61025984A JP 2598486 A JP2598486 A JP 2598486A JP H0458144 B2 JPH0458144 B2 JP H0458144B2
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- Japan
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- wire
- tape
- sleeve
- molybdenum
- manufacturing
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- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は白熱電球用のフイラメントのレグ部を
挿入するスリーブの製造方法に関し、特に、レグ
部を挿入するスリーブの挿入口に、バリを生じさ
せないスリーブの製造方法に関する。
挿入するスリーブの製造方法に関し、特に、レグ
部を挿入するスリーブの挿入口に、バリを生じさ
せないスリーブの製造方法に関する。
一般に、スリーブは、フイラメントのレグ部を
挿入するために、円筒状に加工されている。
挿入するために、円筒状に加工されている。
従来のこの種のスリーブの製造方法は、モリブ
デン等の金属又は合金からなる線を、圧延加工に
よりテープ状に成形し、これを丸め加工により
徐々に円筒状に加工し、一旦、所謂長尺スリーブ
を形成する。その後、このようにして得られた長
尺スリーブを50本程度束ねて、例えば、熱収縮性
のあるヒシチユーブ詰めにし、所望の長さ(l=
2〜5mm)に切断加工し、ヒシチユーブを取り去
る。ここでヒシチユーブとは、商品名であり、熱
により収宿する樹脂性チユーブをいう。モリブデ
ンパイプを一本ずつ切断すると、能率が悪く、コ
ストアツプになることから、モリブデンパイプを
数10〜数100本、この樹脂性チユーブに束ねて入
れ、その後に熱を加えて樹脂チユーブを収縮さ
せ、同時切断して、コストの低減を計るものであ
る。
デン等の金属又は合金からなる線を、圧延加工に
よりテープ状に成形し、これを丸め加工により
徐々に円筒状に加工し、一旦、所謂長尺スリーブ
を形成する。その後、このようにして得られた長
尺スリーブを50本程度束ねて、例えば、熱収縮性
のあるヒシチユーブ詰めにし、所望の長さ(l=
2〜5mm)に切断加工し、ヒシチユーブを取り去
る。ここでヒシチユーブとは、商品名であり、熱
により収宿する樹脂性チユーブをいう。モリブデ
ンパイプを一本ずつ切断すると、能率が悪く、コ
ストアツプになることから、モリブデンパイプを
数10〜数100本、この樹脂性チユーブに束ねて入
れ、その後に熱を加えて樹脂チユーブを収縮さ
せ、同時切断して、コストの低減を計るものであ
る。
ところが、本発明者等の観察によれば、この切
断加工の際に、切断面に沿つて、バリが生じる場
合があり、このバリの発生率は切断加工されたス
リーブの約30%でも達していることが判明した。
しかも、バリが発生している切断端面は、スリー
ブの端面、即ち、フイラメントのレグ部が挿入さ
れる挿入口に位置付けられるものであるから、切
断端面におけるバリはレグ部をスリーブにスムー
ズに挿入する際に大きな障害となつている。
断加工の際に、切断面に沿つて、バリが生じる場
合があり、このバリの発生率は切断加工されたス
リーブの約30%でも達していることが判明した。
しかも、バリが発生している切断端面は、スリー
ブの端面、即ち、フイラメントのレグ部が挿入さ
れる挿入口に位置付けられるものであるから、切
断端面におけるバリはレグ部をスリーブにスムー
ズに挿入する際に大きな障害となつている。
そこで、このバリをエツチングにより除去する
ことが考えられている。
ことが考えられている。
しかしながら、エツチング法によるバリの除去
は、スリーブ自体の肉厚を薄くするばかりか、エ
ツチング後の洗浄工程及び還元雰囲気内でのアニ
ール工程等の余分な工程を必要とし、しかも、バ
リの残存の可能性が高く、歩留りが悪いという欠
点がある。
は、スリーブ自体の肉厚を薄くするばかりか、エ
ツチング後の洗浄工程及び還元雰囲気内でのアニ
ール工程等の余分な工程を必要とし、しかも、バ
リの残存の可能性が高く、歩留りが悪いという欠
点がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、製造工程
を簡素化し、しかも、バリの発生しない白熱電球
用スリーブの製造方法を提供するものである。
を簡素化し、しかも、バリの発生しない白熱電球
用スリーブの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、金属及び合金のうちのいずれ
か一方からなる線を用意する工程と、該線の軸方
向を横切るように切断する工程と、これを圧延し
てテープを形成する工程と、該テープをマンドレ
ルの外周に巻きつけた後、筒状にプレス成型する
工程とを特徴とする白熱電球用スリーブの製造方
法を得る。
か一方からなる線を用意する工程と、該線の軸方
向を横切るように切断する工程と、これを圧延し
てテープを形成する工程と、該テープをマンドレ
ルの外周に巻きつけた後、筒状にプレス成型する
工程とを特徴とする白熱電球用スリーブの製造方
法を得る。
本発明の一実施例に係るスリーブの製造方法を
図面に参照して説明する。
図面に参照して説明する。
尚、ここではハロゲンランプ用のスリーブの製
造方法に適用した場合について説明する。
造方法に適用した場合について説明する。
まず、線を用意する工程(図示しない)におい
て、径φ=1mmの断面円形で、純度99.0%のモリ
ブデン線を用意する。
て、径φ=1mmの断面円形で、純度99.0%のモリ
ブデン線を用意する。
次に、切断する工程(a)において、用意されたモ
リブデン線の軸方向を横切るように切断し、長さ
l=2〜5mmのモリブデン線1を得る。
リブデン線の軸方向を横切るように切断し、長さ
l=2〜5mmのモリブデン線1を得る。
次に圧延してテープを形成する工程(b)におい
て、切断されたモリブデン線1を、板厚t=0.1
mm、巾w=3mmのモリブデンテープ2に圧延加工
する。このモリブデンテープ2は、モリブデン線
1の切断端部3,3に相当する切断端面4,4
と、モリブデン線1の軸方向に沿い、モリブデン
線1の外周面5に相当する側端面6,6と比較的
巾広の上面7及び下面7′とを備えている。この
とき、モリブデンテープ2の一対の側端面6,6
には、モリブデンテープ2の板厚t=0.1mmより
も小さい曲げ半径Rを持たせて圧延加工(c)するこ
とが望ましい。一対の側端面6,6は、切断する
工程(a)を経ないモリブデン線1の外周面5を圧延
加工するものであるから、必然的に、バリの発生
の全くない滑らかな部分であり、しかも、本来的
に所定の曲率を有しているので、容易に圧延する
際に曲げ半径Rを持たせて圧延加工(c)することが
できる。
て、切断されたモリブデン線1を、板厚t=0.1
mm、巾w=3mmのモリブデンテープ2に圧延加工
する。このモリブデンテープ2は、モリブデン線
1の切断端部3,3に相当する切断端面4,4
と、モリブデン線1の軸方向に沿い、モリブデン
線1の外周面5に相当する側端面6,6と比較的
巾広の上面7及び下面7′とを備えている。この
とき、モリブデンテープ2の一対の側端面6,6
には、モリブデンテープ2の板厚t=0.1mmより
も小さい曲げ半径Rを持たせて圧延加工(c)するこ
とが望ましい。一対の側端面6,6は、切断する
工程(a)を経ないモリブデン線1の外周面5を圧延
加工するものであるから、必然的に、バリの発生
の全くない滑らかな部分であり、しかも、本来的
に所定の曲率を有しているので、容易に圧延する
際に曲げ半径Rを持たせて圧延加工(c)することが
できる。
従つて、後述するように、フイラメントのレグ
部の挿入がきわめてスムーズなスリーブ9の挿入
口10の形成部を容易に得ることができる。
部の挿入がきわめてスムーズなスリーブ9の挿入
口10の形成部を容易に得ることができる。
次に、モリブデンテープ2をマンドレル8に巻
きつける工程(d)においては、径φ=0.25mmの円柱
状マンドレル8に巻きつける。このとき、モリブ
デンテープ2の一対の切断端面4,4が互いに向
き合うように丸めて、マンドレル8に巻きつけ
る。
きつける工程(d)においては、径φ=0.25mmの円柱
状マンドレル8に巻きつける。このとき、モリブ
デンテープ2の一対の切断端面4,4が互いに向
き合うように丸めて、マンドレル8に巻きつけ
る。
最後に、マンドレル8に巻きついたモリブデン
テープ2をプレス成型する工程(図示しない)に
おいては、モリブデンテープ2を、内径φ=0.2
〜1.0mm、板厚t=0.07〜020mm、長さl=2〜5
mmの寸法にプレス成型し、スリーブを得る。この
とき、スリーブの合せ目の間〓11、即ち、モリ
ブデンテープ2の一対の切断端面4,4を互いに
向い合せた際に生じる〓間の巾は、板厚tよりも
小さい間〓11の巾にすることが望ましい。多数
のスリーブ9を並べて、フイラメントのレグ部を
自動供給する場合に、スリーブ9の合せ目の間〓
11が、板厚tよりも大きいと、スリーブ9の合
せ目に他のスリーブの合せ目が噛み合つてしま
い、自動供給作業の妨げとなるからである。
テープ2をプレス成型する工程(図示しない)に
おいては、モリブデンテープ2を、内径φ=0.2
〜1.0mm、板厚t=0.07〜020mm、長さl=2〜5
mmの寸法にプレス成型し、スリーブを得る。この
とき、スリーブの合せ目の間〓11、即ち、モリ
ブデンテープ2の一対の切断端面4,4を互いに
向い合せた際に生じる〓間の巾は、板厚tよりも
小さい間〓11の巾にすることが望ましい。多数
のスリーブ9を並べて、フイラメントのレグ部を
自動供給する場合に、スリーブ9の合せ目の間〓
11が、板厚tよりも大きいと、スリーブ9の合
せ目に他のスリーブの合せ目が噛み合つてしま
い、自動供給作業の妨げとなるからである。
〔発明の効果〕
以上の説明から、本発明によれば、全くバリの
発生がないスリーブの挿入口を得ることができる
から、高品質の製品を容易に得ることが可能であ
り、さらに、エツチング工程等を不要とした製造
工程とすることができるから、簡素化した歩留り
の良好な製造工程を提供することが可能である。
発生がないスリーブの挿入口を得ることができる
から、高品質の製品を容易に得ることが可能であ
り、さらに、エツチング工程等を不要とした製造
工程とすることができるから、簡素化した歩留り
の良好な製造工程を提供することが可能である。
第1図は本発明に係る製造方法の一実施例であ
る。 1……モリブデン線、2……モリブデンテー
プ、3,3……モリブデン線の切断端部、4……
モリブデンテープの切断端面、5……モリブデン
線の外周面、6……モリブデンテープの側端面、
8……マンドレル、9……スリーブ、10……挿
入口。
る。 1……モリブデン線、2……モリブデンテー
プ、3,3……モリブデン線の切断端部、4……
モリブデンテープの切断端面、5……モリブデン
線の外周面、6……モリブデンテープの側端面、
8……マンドレル、9……スリーブ、10……挿
入口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属及び合金のうちのいずれか一方からなる
線を用意する工程と、該線の軸方向を横切るよう
に切断する工程と、これを圧延してテープを形成
する工程と、該テープをマンドレルの外周に設け
る工程と、該マンドレルに設けた上記テープを筒
状にプレス成型する工程とを有することを特徴と
する白熱電球要スリーブの製造方法。 2 前記線を用意する工程においては、予め断面
円形状の線を用意し、圧延してテープを形成する
工程においては、前記テープの切断端面と側端面
と上下面とのうち、前記線の外周面に相当する一
対の上記側端面に上記テープの板厚よりも小さい
曲げ半径を持たせて圧延し、テープをマンドレス
に設ける工程においては、前記線の切断端部に相
当する一対の上記切断端面が互いに向い合うよう
に丸めて、マンドレルに設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の発熱電球用スリーブ
の製造方法。 3 前記線を用意する工程においては、上記線は
モリブデン及びモリブデン合金のうちいずれか一
方からなるとしたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の白熱電球用スリーブの
製造方法。 4 前記線を用意する工程においては、上記線を
純度99.0%以上のモリブデンからなるとし、筒状
にプレス成型する工程においては、内径0.2〜1.0
mm、板厚0.07〜0.20mm、長さ2〜5mmの寸法にプ
レス成型することを特徴とする特許請求の範囲第
1項〜第3項記載のいずれかの白熱電球要スリー
ブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2598486A JPS62186457A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 白熱電球用スリ−ブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2598486A JPS62186457A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 白熱電球用スリ−ブの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62186457A JPS62186457A (ja) | 1987-08-14 |
JPH0458144B2 true JPH0458144B2 (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12180978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2598486A Granted JPS62186457A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 白熱電球用スリ−ブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62186457A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5114835A (ja) * | 1974-07-30 | 1976-02-05 | Uemura Kogyo Kk | Metsukisochi |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP2598486A patent/JPS62186457A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5114835A (ja) * | 1974-07-30 | 1976-02-05 | Uemura Kogyo Kk | Metsukisochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62186457A (ja) | 1987-08-14 |
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