JPH0451193B2 - - Google Patents

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JPH0451193B2
JPH0451193B2 JP60026499A JP2649985A JPH0451193B2 JP H0451193 B2 JPH0451193 B2 JP H0451193B2 JP 60026499 A JP60026499 A JP 60026499A JP 2649985 A JP2649985 A JP 2649985A JP H0451193 B2 JPH0451193 B2 JP H0451193B2
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Kenkichi Nakajima
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Heiwa Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発発明は、遊戯ににグラフイツク要素による
数値変化または番数変化の面白さを加えるため、
該グラフイツク要素と変動入賞装置とを連携させ
て成るパチンコ機の改良に関し、特にに当該変動
入賞装置におおける入賞部構成の改良に関する。
<従来の技術> 盤面上に設けた特定の入賞口に遊戯球が入賞す
る度に、数値値、文字、記号、絵、光点等、これ
らの総称であるグラフイツク要素の位置とは番
数、乃至種類を変更表示し、当該グラフイツク要
素が特定の位置乃至番数に至つた場合、あるいは
特定のグラフイツク要素が現れた場合、または複
数のグラフイツク要素を用いてそれらの間に特定
の組合せが成就した場合、特定の変動入賞装置を
遊戯球が入り易い状態に所定時間乃至所定回数に
亘り変化させるとか、予め定めた個数の変動入賞
装置群を一斉に開いて、遊戯者に大きな利益を与
えるようにしたパチンコ機用の入賞装置制御方法
は公知である。特に後者は、例えば特公昭57−
35025号公報に見ることができる。
<発明が解決しようとする問題点> 上記したような従来例におおいては、表示され
るグラフイツク要素を変更するための“+p”用
ないし“−q”用入賞部は、変動装置とは無関係
な位置に設けられているか、そうでなければ、変
動入賞装置内に入賞してきた遊戯球は、必ず“+
p”用または“−q”用入賞部に入賞部し、その
表示を変更させてしまう。
従つてそのため、遊戯形態が単純になりやす
く、妙味に欠けるものとなる。
本発明は基本的にこの点に鑑みて成されたもの
で、グラフイツク要素の変更表示に基いて何等か
の特定の入賞容易状態を盤面に具現させる場合に
おいても、変動入賞装置内に入賞してくる遊戯球
が“+p”用入賞部や“−q”用入賞部に入り得
るようにするのみならず、そのとき表示されてい
るグラフイツク要素の番数iに対しての“±0”
を意味する“0”入賞部にも入り得るようにし、
もつて変動入賞装置に入賞したにもかかわらず、
グラフイツク要素が変更されない状態をも実現で
きるようにしたものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記目的を達成するため、次のような
構成のパチンコ機を提供する。
『n個のグラフイツク要素Gl〜Gnの中、グラ
フイツク要素指定信号により指定されたグラフイ
ツク要素Gi(1≦i≦n)を選択的に表示できる
グラフイツク要素表示部を盤面上に設けた上で、
“+p”用入賞部への遊戯球の入賞があつた場合
には上記グラフイツク要素指定信号をしてi+p
番目のグラフイツク要素Gi+pを、また同じく
“−q”用入賞部への遊戯球の入賞があつた場合
には上記グラフイツク要素指定信号をしてi−q
番目のグラフイツク要素Gi−qを各指定させ、
そのようにして該グラフイツク要素指定信号によ
り変更指定されて上記グラフイツク要素表示部に
て表示されるその時々のグラフイツク要素Giが
所定のものとなつたときには、上記盤面に設けた
変動入賞装置を予定の態様で稼動させるようにし
たパチンコ機であつて; 上記変動入賞装置内にあつて該変動入賞装置内
に入賞してきた入賞球を受け入れることができる
部位には、上記“+p”用入賞部、及び上記“−
q”用入賞部を設けるに加え、“0”入賞部も設
け; 該“0”入賞部に入賞した入賞球をしては上記
グラフイツク要素Giの番数iの指定は変化させ
ないこと; を特徴とするパチンコ機。』 <作 用> 上記本発明の要旨構成によれば、変動入賞装置
に入賞する遊戯球があつても、それに伴い、必ず
しもグラフイツク要素表示部におけるグラフイツ
ク要素が変更になるとは限らない状態を作ること
ができる。
従つてこのことは、極めて多様な遊戯形態を導
き得ることを意味する。
例えば特定のグラフイツク要素が表示されると
遊戯者に大きな利益を与え得る状態が盤面上にて
具現する場合、すなわち一般に言う“役”が成立
すると変動入賞装置が所定時間開くか所定回数開
閉し、あるいはまた所定個数の変動入賞装置が一
斉に開くような場合、本発明により当該変動入賞
装置内に“0”入賞部が設けられていると、運が
良ければ当該“役”に関する動作が終了した時点
で再び当該“役”動作が生起するといつた可能性
を持たせることができるし、逆にまた運が悪い
と、“役”成立以前において変動入賞装置内に入
賞してくる遊戯球があつても、それらはことごと
く“0”入賞部に入賞してしまい。“役”を作る
ためのグラフイツク要素の変更には結び付かない
等の状態をも考えることができる。
すなわち、本発明によると、一種の“運”ない
し“ツキ”を試す遊戯機であるパチンコ機におい
て、当該“運”等、そうした科学的には未だ解明
されていない変動要素を更に巧みに利用して、よ
り一層、興趣の深いパチンコ機を提供できるよう
になる。
<実施例> 以下、添付図面に即し、本発明の実施例に就い
て説明するが、本書では、本発明による変動入賞
装置付きパチンコ機のための一つの望ましい遊戯
形態を挙げ、それに即しての実施例の説明を行な
う。
すなわち、グラフイツク要素が特定の表示にな
つたときに更に特定の入賞口に入賞する遊戯球が
あると、遊戯者に利益を与える“役”が成立した
ものとするが、当該“役”は、従来良く見られた
ような単一の“役”にてのみ規定されるものでは
なく、同じ遊戯者への利益状態であつても、中程
度の利益状態、即ち“中役”と、極めて大きな利
益状態、即ち、“大役”とを段階的に具現できる
ようにする。
例えばグラフイツク要素の個数を規定する正の
整数nとして数値“10”を選んだとしよう。すな
わち、グラフイツク要素は1番目のグラフイツク
要素G1から10番目のグラフイツク要素G10また
は10個とする。
そして、各グラフイツク要素としては十進数値
を選ぶもののとし、桁上げを考えずに数値“1”
から“0”までの当該十進法における順番の通
り、1番目のグラフイツク要素G1から10番目の
グラフイツク要素G10までに順に割振るものとす
る。
換言すれば、番数が“1番目”として定義され
るグラフイツク要素G1は数値“1”であり、2
番目のグラフイツク要素G2は数値“2”、3番目
は数値“3”であつて、以下、4,5,……,9
と進み、10番目の桁上げのない数値“0”に至
る。
ただし、n番目から更に正方向に進んだn+1
番目のグラフイツク要素は1番目のグラフイツク
要素にに戻り、11番目のグラフイツク要素は1番
目のグラフイツク要素G1、即ち数値“1”に戻
るように、これら10個のグラフイツク要素はエン
ドレスに順番付けられているものとする。
そのため、逆に負方向に考えた場合には、1番
目のグラフイツク要素G1より一つ番数の少ない
番目グラフイツク要素G0は10番目のグラフイツ
ク要素、すなわち数値“0”となる。
こうしたグラフイツク要素Giは、盤面上の適
当な個所に設けられたグラフイツク要素表示部に
て可視表示される。
しかして、ここでは、上記要旨構成中における
数値p,qをそれぞれ“1”に選び、遊戯開始に
伴い、遊戯者が弾発した遊戯球が盤面のの適当な
個所に設けた“+1”入賞部に入ると、その度毎
に、グラフイツク要素指定信号の指定する番数は
一つづつ進まされ、また、“−1”入賞部に入賞
する度毎には一つづつ後退させられるものとす
る。勿論、その変化の結果はグラフイツク要素表
示部にて読み取ることができる。
ここで、“中役”を成就するための必要十分条
件の中、必要条件を規定する第一予定番数Xとし
て例えば番数“3”と“7”を選ぶ。これは、対
応するグラフイツク要素G3,G7で言つても、数
値“3”と“7”になる。
“+1”入賞部や“−1”入賞部への入賞に伴
い、グラフイツク要素指定信号の指定するグラフ
イツク要素が変更されていつて、上記第一予定番
数に対応する数値値“3”または“7”がグラフ
イツク要素表示部にて表示されると、盤面の適当
な個所に設けた第一チヤツカ部が有効状態とな
る。第一チエツカ部は通常の入賞口のような形態
を採つていて良く、従つて非有効状態においては
通常の入賞口と同様な機能を有していて良いが、
特に、当該有効状態となつているとき、すなわち
中役権発生状態下においてこの第一チエツカ部に
入賞する球があると、これが検出され、“中役”
の十分条件も満たされたものとして、変動入賞装
置の駆動制御回路に“中役”指令信号が送出され
る。
“中役”指令信号が与えられると、当該変動入
賞装置の駆動制御回路は中役権利を行使すべく、
例えば正の整数回a=2として2回、変動入賞装
置の閉じていた翼とかゲート等を開き、遊戯球を
受け入れ易くする。これは勿論、例えば第一予定
時間Taとして1.6secを選ぶ等しても良い。
同様に、“+1”入賞部や“−1”入賞部への
入賞に伴つてグラフイツク要素指定信号の指定す
るグラフイツク要素が更に変更されていき、“大
役”の成就のための必要条件を規定する第二予定
番数Yに対応する数値GYがグラフイツク要素表
示部にて表示されると、盤面の適当な個所に設け
た第二チエツカ部が有効状態となる。第二チエツ
カ部も、通常の入賞口のような形態を採つていて
も良いが、これは大役の成就に関与するので、有
効状態、すなわち大役権発生状態となつたときだ
け、遊戯球を受け入れ可能な状態としても良い。
上記第二予定番数Yは例えば“10”とする。す
なわち、ここ挙げている例においては、対応する
グラフイツク要素G10は数値“0”である。
この条件が満たされることによつて有効状態と
なつている第二チエツカ部に入賞する遊戯球があ
ると、それは“大役”成就のための十分条件をも
満たしたことになる。
すなわち、グラフイツク要素表示部にて予定の
“大役”必要条件数値、この場合“0”が示され
ている条件下で当該第二チエツカ部に入賞する遊
戯球があると、変動入賞装置の駆動制御回路には
“大役”指令信号が送られる。
これに伴い、駆動制御回路は所定の回数bとし
てb=15回に亘り、変動入賞装置の翼とかゲート
を開閉するか、或いは第二予定時間Tb=30sに亘
り、開放を続けさせ、遊戯者に大役権を行使した
結果としての大きな利益を与えんとする。
また望ましくは、“大役”稼動中にあつても、
それに伴つて当該変動入賞装置に入賞してくる遊
戯球が所定の個数l、例えば10個に至つたなら
ば、b回の開閉動作または第二予定時間Tbに亘
る開放動作を全うする以前において、そこで強制
的に変動入賞装置の駆動を中止する。
尚、こうした制御系を具体的に電子回路系で実
現した場合には、電源投入に伴う初期状態に就い
ても考えて置いた方が望ましい。例えば、電源が
投されたときには、初期条件として5番目のグラ
フイツク要素G5、すなわち数値“5”が現れる
ようにして置く等すると良い。
こうした場合、“大役”必要条件がグラフイツ
ク要素“5”の表されている上記初期状態から最
短時間で実現するのは、“+1”入賞部へ連続し
て5発の入賞球があつた場合、または“−1”入
賞部へ連続して5発の入賞球があつた場合となる
こと、顕かである。勿論、一般には行つたり来た
りの繰返しとなることが予想され、それが遊戯の
興趣を生む因となる。
上記のような遊戯形態は次のようにして実現す
ることができる。
第1図には盤面中央に特徴ある入賞部構成を有
する変動入賞装置1の配された本発明実施例とし
てのパチンコ機の正面概略構成が示されている。
第2図は第1図中の変動入賞装置1の拡大正面概
略構成で、第3図は上記した遊戯形態を満足する
ための制御回路系の一例を示している。
変動入賞装置1は俗に“役物”と呼ばれるもの
で、図示のものは、そうした中にあつても飛行機
を模したもとなつている。
この変動入賞装置の基本的な構成や大略的な意
匠は既に公知であるので簡単に説明するが、第3
図中、当該変動入賞装置の駆動制御回路としての
ソレノイド・ドライブ回路2及びソレノイド3に
より、通常は閉じている一対の翼4,4が矢印F
に沿つて選択的に第2図中で斜線を付した位置に
まで開くと、遊戯球を受け入れ易い状態となるも
のである。
翼4が開いてる間にこの入賞装置に入賞した遊
戯球は、前下がりの“滑走路”5に落ち、ここを
転動して最下部手前に設けられてる三つの通路口
6,7,8のいづれかを介し、機内に取込まれて
いく。後述のように、本実施例ではこの三つの通
路口の中、両側の通路口6,8を“+1”入賞部
口と“−1”入賞口の一方宛に割当て、中央の通
路口7を“0”入賞口としている。
また、中央の機体模型の固定の翼部4cの上面
に乗つた遊戯球の或るものは、滑走路5に乗ら
ず、その裏側に直接に落ちるようにすることもで
きるが、そうした場合には、この裏側への通路口
も本発明で言う“0”入賞口と考えて良い。
この変動入賞装置1の上部には、この種の役物
における常套手段として、天下入賞口9があり、
ここから入つた遊戯球が“+1”入賞口6や“−
1”入賞口8に入賞すれば、グラフイツク要素表
示部11における表示が変更されることなる。し
かし、最上部に三個所程度設けられた天入賞口1
0は、単なる通常の入賞口である。
本実施例のために更に追加になつてるのは、本
発明で言うグラフイツク要素表示部11が機体模
型のエンジン部正面に設けられていること、“大
役”時の翼の開閉回路bを順番に点灯していくこ
とによつて表す開閉回数表示アレイ12が装置枠
の輪郭の一部に沿つて設けられてること、そして
“大役”時の本入賞装置1への入賞球数を表す入
賞球数表示部13が天入賞口10と天下入賞口9
とで囲まれる領域に設けられていることである。
各表示部は具体的には公知既存の適当なものを
使用して良いが、この実施例では通常の7セグメ
ント型デイスプレイを用いるものとして置く。
遊戯盤面14には、第1図示されるように、通
常、この種パチンコ機に用いられている普通の入
賞口15や“チユーリツプ”と俗称される変動入
賞16等が設けられているが、本実施例では、
“中役”の必要条件が成立した後に十分条件を満
足させるため入賞球を受け入れる第一チエツカ部
17を盤面下部両側に一つ宛計二つ、そして“大
役”の必要条件が成立した後に十分条件を満足さ
せるため入賞球を受け入れる第二チエツカ部18
を盤面下部中央に一つ、各設けている。
また、第一チエツカ部17には、その入賞部下
部に、“中役”の必要条件が満たされて当該第一
チエツカ部が有効状態あること、即ち中役権が発
生していることを表す発光素示手段乃至ランプ1
9,19も設けられ、同様にして第一チエツカ部
18にも、後述のように、それが開くと中に見え
る位置、有効状態、即ち大役権発生状態を示す発
光示手段乃至ランプ20が備えられている。
他の弾発機構や遊戯球経路、賞球提供機構、ア
ウト球処理等に就ては公知既存のパチンコ機にお
けるそれらを用いて差支えないので、説明は省略
する。
以下、第3図に示されている制御回路系の一例
に即して説明を続けると、望ましくは設けられて
いるパワー・オン・リセツト回路21は、電源の
投入に伴い、プリセツト回路23を介してリン
グ・カウンタ構成を採るプリセツタブル・アツ
プ・ダウン・カウンタ22の内容を数値“5”に
リセツトし、且つ後述のリセツト回路24,25
をリセツトする。
これにより本制御動作乃至遊戯形態の初期条件
が満たされるが、プリセツトされたカウンタ22
の内容“5”は、先の5番目ののグラフイツク要
素G5に相当し、これが7セグメト・デコーダ2
6を介して7セグメント・グラフイツク要素示部
11に与えられ、具体的には第1図にて機体模型
のエンジン正面に配したグラフイツク要素表示部
11に数値“5”が可視表示される。
遊戯者の遊戯に供されて、その結果、変動入賞
装置1の天下入賞口9から滑走路5に落ちてきた
入賞球が“+1”入賞口6に入ると、アツプ・カ
ウント入賞スイツチ27がその旨検出し、入力回
路28を介して発光ダイオード(LED)のドラ
イブ回路29から確認ランプ30をちよつとの
間、点灯させる。当該ランプ30は第2図中に示
されるように、対応する入賞口6の近くに設けて
置けば良い。
一方で、“+1”情報は、同じ入力回路28か
らアツプ・ダウン・カウンタ22に与えられ、そ
の内容を“1”だけインクリメントさせる。従つ
て、グラフイツク要素表示部11の表示は、それ
までの一つ上の番目の数値、例えばそれまでが5
番目の数値“5”であつたなら、6番目の数値
“6”に変更される。
同様に、変動入賞装置1の天下入賞口9から滑
走路5に落ちてきた入賞球が“−1”入賞口8に
入ると、ダウン・カウント入賞スイツチ31がそ
の旨検出し、入力回路32を介してLEDドライ
ブ回路29から確認ランプ33を一瞬、点灯させ
る。当該ランプ33も第2図中に示されるよう
に、対応する入賞口8の近くに設けて置けば良
い。
これと同時に、“−1”情報は入力回路32か
らアツプ・ダウン・カウンタ22に与えられ、そ
の内容を“1”だけデイクリメントさせる。従つ
て、グラフイツク要素表示部11の表示は、それ
までの一つ下の番目の数値、例えばそれまでの番
目の数値が“5”であつたなら“4”に、“6”
であつたなら“5”に、変更される。
しかし一方、変動入賞装置1の天下入賞口9か
ら滑走路5に落ちてきた入賞球が“0”入賞口7
に入つた場合には、零カウト入賞スイツチ34が
その旨検出し、入力回路35、LEDドライブ回
路29を介して確認ランプ36を一瞬、点灯させ
るが、アツプ・ダウン・カウンタ22に対しては
何等、カウント情報を与えない。滑走路裏側に入
賞球が落ちた場合も同様である。
アツプ・ダウン・カウンタ22の出力データは
プリセツタブル・デジタル比較器等で構成するこ
とのできるデータ判定回路37で常に監視されて
おり、カウンタ22の出力数値がこの場合、第一
予定番数X=3or7としたこと対応して“3”また
は“7”なると、“中役”の必要条件が成就し、
中役権利保持回路38がその状態を保持する。こ
れにより、ランプ・ドライブ回路39が稼動して
必要条件としての中役権が発生していることをラ
ンプ19の点滅乃至点灯で遊戯者に知らせる。
この状態下において、第一チエツカ部17に遊
戯球が入賞すると、第一チエツカ・スイツチ40
がその旨検出し、入力回路41を介して中役出力
動作保持回路42に稼動命令を与える。
当該中役出力動作保持回路42は記憶回路や所
定間隔、所定個数のパルス出力回路を有してお
り、入力回路41からの信号に応答して、回数a
として選んだこの場合、2発分のパルスをその出
力に生ずる。
これが“中役”指令信号であつて、これによ
り、ソレノイド・ドライブ回路2を介し、ソレノ
イド3が駆動され、変動入賞装置1の翼4が2
回、開閉して、中役権行使の結果としての中程度
の利益を遊戯者に与えるようになる。
上記中役動作の開始と同時に、入力回路41か
らの信号はリセツト回路24にも与えられ、クロ
ツク発振器43の発振周波数を分周回路44にて
適当に分周したパルス列をカウンタすることによ
り時間を計測するタイマ45が一旦、リセツトさ
れた後、稼動し始める。
そして、予め定められた時間を経過すると、当
該タイマのタイム・アツプ・パルスに基いてリセ
ツト回路25からリセツト・パルスが出力され、
中役出力動作保持回路42がリセツトされ、次の
動作に対しての待機状態となる。
もつとも、上記2回に亘る翼4,4の開閉にも
拘らず、“+1”入賞口6や“−1”入賞口8に
入賞する遊戯球がなかつた場合、あるいは“+
1”入賞口6が“−1”入賞口8に入賞する遊戯
球が共に同数であつたか、“0”入賞口にしか入
賞しなかつたために、このリセツト・パルスの発
生時点においても再びカウンタ22が数値“3”
または“7”を出力していた場合には、上記中役
権行使に寄与する動作が再開する。
以上の過程を経た後、遊戯の続行に伴い、やが
てのことにカウンタ22の出力に数値“0”が現
れた場合、即ち“大役”の必要条件が満たされ、
大役権発生状態となつた場合には、データ判定回
路37でその旨の検出が為され、大役権利保持回
路46がその状態を保持する。
これにより、ランプ・ドライブ回路51を介し
て大役権発生状態であることを示す大役権利表示
ランプ20が点灯されるが、こうしたときに当該
ランプの備えられている第二チエツカ部18に入
賞する遊戯球があると、第二チエツカ・スイツチ
47がその旨検出し、入力回路48を介して大役
出力動作保持回路49に稼動命令を与える。
当該大役出力動作保持回路49は既述した中役
用と同様、記憶回路や所定間隔、所定個数のパル
ス出力回路を有しており、入力回路48からの信
号に応答して、回数bとして選んだこの場合、15
発分のパルスをその出力に生ずる。
これが“大役”指令信号であつて、これにより
ソレノイド・ドライブ回路2を介し、ソレノイド
3が駆動されて、変動入賞装置1の翼4が15回、
開閉し、大役権行使の結果として最も大きな利益
を遊戯者に与えるようになる。
上記大役動作の開始と同時に、先の中役に関し
てと同様、入力回路48から信号はリセツト回路
4も与えられ、タイマ45が一旦、リセツトされ
るが、その時点以降、タイマ45にセツトされた
時間を経過すると、リセツト回路25からリセツ
ト・パルスが出力され、大役出力動作保持回路4
9がリセツトされる。
しかし、これも先と同様、上記15回に亘る翼の
開閉にも拘らず、“+1”入賞口6や“−1”入
賞口8に入賞する遊戯球がなかつたか、あるいは
より考え得る状態として、“+1”入賞口6や
“−1”入賞口8に入賞する遊戯球が共に同数で
あつたり、または幾つも入つて来ず、しかも入つ
てきた遊戯球がことごとく“0”入賞口に入つて
しまつた等といつた場合には、このリセツト・パ
ルス発生時点においてもカウンタ22が数値
“0”を出力していることが起こり得、そうした
場合には上記大役権行使に寄与する動作は再び開
始される。
但し、一回、“大役”が生起した場合には、そ
の回の終了と共に、回路系を電源投入時における
と同様な初期状態、即ち数値“5”を示す状態に
リセツトしても良い。
また、“大役”に関する変動入賞装置1の翼4
の開始動作中は、その開閉回数を表示するように
しても良く、この実施例の場合は先に少し触れた
ように、“大役”指令信号に基いてランプ・ドラ
イブ回路51を介し一つづつ順番に点灯されてい
く複数の発光ダイオードから成る表示手段12を
用いている。
これに加えて、同じく“大役”指令信号に基
き、第1図中に例示するように、盤面の目立つ位
置に設けた大役ランプ50を点滅駆動するように
図ると尚、良い。
更にまた、中役権に関する場合も大役権に関す
る場合も、変動入賞装置の翼4が開閉している間
は、例えば適当な電子音発生回路52から適当な
増幅器53を介する等しいスピーカ等、適当な発
音体54を駆動するようにすると、より一層、遊
戯に迫力を持たせることができる。
更に、上記構成に加え、変動入賞装置1内への
入賞球を、それらがいづれの入賞口に入つたにし
てもその度毎に検出する検出スイツチ55を設
け、適当な入力回路56を介してlカウント回路
57でこれをカウントし、当該計数球数が所定の
l個、例えば10個になつたら、リセツト回路2
4,25に強制リセツトを掛けるようにしても良
い。
そのようにした場合には、現在、幾つまで、変
動入賞装置への入賞球があるかを表示するため、
変動入賞装置1の天下に設けた7セグメント・デ
イスプレイ13をlカウント回路57の出力をデ
コードする7セグメント・デコーダ58でドライ
ブすると良い。勿論、これは加算表示であつても
良いし、最大許容入賞球数lからの減算方式でも
良い。
第4図に示す変動入賞装置は、グラフイツク要
素示手法を変更した第二実施例用のものである。
第1〜3図中におけると対応する構成子乃至変更
を用さない構成子には同一の符号を付してあり、
説明を省略するものもある。
この第二実施例で上記第一実施例と最も異なる
点は、グラフイツク要素G1〜Gnとして“1”か
ら“9”までの十進数値を用いるのではなく、発
光ダイオード等、適当な発光手段の発する光点を
用いた点である。即ち、それまでとは異なる番数
iのグラフイツク要素Giを指定すると、それま
でとは異なる位置に当該グラフイツク要素Giと
しての光点Giが現れるようにしたものである。
従つて、グラフイツク要素表示部11は、各対応
する番数の光点を生成するために、変動入賞装置
1の装置枠下部に一列に備えられた発光ダイオー
ド・アレイとなつてる。
第4図中において、向かつて最左端の発光ダイ
オードを1番目のグラフイツク要素乃至光点G1
を表示できる発光ダイオードD1とし、以下、右
に向かつて順にD1,D2,D3,…,D10と行くと
従つて対応するグラフイツク要素番数を増すもの
と規定し、初期状態においてはグラフイツク要素
G5を表示するため、発光ダイオードD5を点灯さ
せるものとすると、“+1”入賞口6への入賞で
は番数を一つ増したことに対応する発光ダイオー
ドD6が点灯することによつてグラフイツク要素
G6が表示され、“−1”入賞口8への入賞では番
数が一つ減ることに対応して左側に一つ進めた
(後退させた)発光ダイオードD4が点灯すること
によつてグラフイツク要素G4が表示される。
このようなグラフイツク要素の表示手法下にお
いてまた、“中役”の必要条件乃至中役権発生条
件を、第一実施例におけると同様に、数値“3”
と“7”に対応する発光ダイオードD3,D7が点
灯したときとし、“大役”の必要条件乃至大役権
の発生条件も、数値“0”に対応する最右端の発
光ダイオードD10が点灯したときとする。
この第二の実施例においても、グラフイツク要
素G1〜Gnはエンドレスに順番付けられており、
最左端の発光ダイオードD1が点灯してグラフイ
ツク要素G1が表示されている状態から“−1”
入賞口8への入賞があると、点灯は発光ダイオー
ドD10に移り、また発光ダイオードD10が点灯し
ている状態から“+1”入賞口6への入賞がある
と、点灯は発光ダイオードD1に移る。“0”入賞
口7への入賞に関しては点灯位置は変わらない。
その他の物理的構成上の改変は、少し細かなこ
とになるが、“+1”入賞口6、“−1”入賞口
8、“0”入賞口7の各入賞口に入賞したときの
確認用の各発光ダイオード30,33,36を滑
走路5上に移したこと、機体模型のエンジン部正
面にはグラフイツク要素表示部が不要となつたの
で、プペラPを付けて意匠感を強めたこと位であ
る。
この実施例の動作も、第3図に示した制御回路
系を略ゞそのままの形で使つて為すことができ
る。
即ち、リング・カウンタ構成によるプリセツタ
ブル・アツプ・ダウン・カウンタ22のバイナリ
出力を十進数値にデコードするデコーダ回路26
を単に1番端子から10番端子までを持つものに変
更し、各番端子を各適当なドライバ回路に接続し
て対応する各グラフイツク要素番数相当の発光ダ
イオードDiの点灯のために用いれば良い。
例えば、初期状態において上記数値“5”に対
応する発光ダイオードD5を点灯させるならば、
プリセツト回路23によりプリセツトされた当該
数値“5”に対応する5番端子の出力によつての
み、当該発光ダイオードD5を適当なドライブ回
路を介して点灯させるようにすれば良い。
以下、遊戯開始に伴うグラフイツク要素の上記
変更表示、中役及び大役の成就条件の発生、それ
に伴う変動入賞装置1の翼4,4の定められた開
閉動作、その他の付帯的作用等は第一実施例と全
く同様で良ので、ここで再び説明する無駄は省い
て置く。簡単にだけ述べて置くと、中央の発光ダ
イオードD5が点灯している状態から左右いづれ
かにに光点が二つズレて発光ダイオードD3また
はD7が点灯すれば“中役”必要条件成就となる
し、左右いづれかに五つ光点がズレて、発光ダイ
オードD10が点灯すれば“大役”の必要条件成就
となる。
尚、初期状態としての、また発光ダイオード・
アレイ内において、“中役”及び“大役”の必要
条件成就のための丁度中間のグラフイツク要素
G5を他とは区別して目立たせるためには、この
グラフイツク要素表示用の発光ダイオードD5を
他とは異なる発光色のもの、例えば他が赤なら緑
にする等すると良い。
第5図に示す第三の実施例は、グラフイツク要
素として数値を用いていることに就いては第一実
施例と変わりはない。
然し、機械的な動きを取入れて当該グラフイツ
ク要素を表示せんとするように改変されており、
ステツプ・モータ等の原動機手段を利用して環状
に数値の配された円板Qを回すことにより、矢印
Aが指し示す数値をそのときに指定されているグ
ラフイツク要素Giとするものである。
当該円板Qはその回転中点軸が機体模型のエン
ジン軸に整合するように配されており、円板Qに
は周方向に適宜な間隔を置いて各グラフイツク要
素G1〜Gn(G10)に対応する数値“1”から
“0”までが記されている。
各数値条件は、理解の簡単化のため、第一、第
二実施例におけると同様とする。
初期設定を考えるなら、矢印Aが5番目のグラ
フイツク要素G5に対応する数値“5”を指し示
している状態から、“+1”入賞口6へ入賞する
遊戯球があると、第3図に示した制御回路系のカ
ウンタ22の出力が十進数値で“6”になるに従
い、デコーダ回路26に代えて用いたステツプ・
モータ用の適当な公知既存のデコーダ・ドライバ
により、図示していないが公知既存の適当なステ
ツプ・モータが向かつて右方向に円板Qを回すよ
うに所定角度回転し、数値“6”を矢印Aの下に
持つてくる。
また逆に、“−1”入賞口8への入賞球に就い
ては、ステツプ・モータは円板Qを向かつて左方
向に所定角度回転させ、i−1の数値を矢印下に
持つてくる。
矢印Aの下の数値が“3”または“7”になつ
たときには“中役”の必要条件が、数値“0”に
なつたときには“大役”の必要条件が、各成就す
ることは第一実施例と全く同様で良い。その他、
第一実施例に関して述べたことは同様にこの実施
例に就いても適用することができる。
この第5図の実施例を更に押し進めれば、円板
Qは遊戯者に向かつて平行な平面内で回転するも
のに限らず、直交する平面内で回転するように変
更しても同機能を営みみ得ることが分かる。こう
した場合には、言わばスロツトル・マシーンの一
列分の回転表示のようになる。
第6図以降に示す実施例は、更に機械的な機構
部分を改変した実施例である。本発明の技術思想
により制御される変動入賞装置1は、この実施例
の場合、盤面下部に横に亘つて設けられ、手前に
向かつて開くゲート4′を有するものとなつてい
る。ゲート4′は機能的には先の実施例における
翼4に相当する。この詳細図は第7図に示されて
いるが、便宜上、第8図にその詳細を示す本実施
例固有の付加的な入賞装置60から説明する。
これまでの実施例においては、“+1”入賞口
6、“0”入賞口7、“−1”入賞口8は、本発明
要旨に沿う通り、制御すべき変動入賞装置1内に
のみ、設けられていた。
これに対して、この第6図に示す実施例におい
ては、当該変動入賞装置のゲート4′が開いたと
きに当該入賞群6b,7b,8bが有効となるの
は勿論であるが、これに加え、閉じているときに
はこの変動入賞装置のゲート内の入賞口群6b,
7b,8bは使用することなく、型は大きいが変
動することはない中央の大型入賞装置60の中に
まとめて設けられている入賞口群6a,7a,8
aを使用する。
当該入賞装置60は、第8図に良く示されてい
るように、枠体乃至ハウジング61で囲まれた内
部空間を有し、天下左右の賞口62,62に入賞
した入賞球や、“飛び込み”と俗称されるように、
盤面14に直接に開口した入賞口3,63に入賞
して図示していない誘導樋からハウジング両側の
開口64,64に送られてきた入賞球がこの内部
空間内に落下してくる。
内部空間内の下部には、前下がりに傾斜し、複
数の突起群を有する振分け板65が備えられ、従
つてこの上に落ちてきた落下球はその転動方向が
不定となつて振分け板65の下部に設けられた三
つの入賞口6a,7a,8aのいづれかに入つて
いき、夫々対応して設けてある入賞検出スイツチ
27,34,31で検出される。
こうした物理的構成の入賞装置60はそれ自
体、公知である。本実施例では、この公知の入賞
装置にあつて、入賞口6aを“+1”入賞口、入
賞口7aを“0”入賞口とし、入賞口8aを“−
1”入賞口として考え、それらに各対応している
スイツチをそれぞれアツプ・カウント入賞スイツ
チ27、零カウント入賞スイツチ34、ダウン・
カウント入賞スイツチ31として用いている。
しかし、本実施例のための制御回路系も、略ゞ
第3図に示されたものをそのまま用いることがで
きる。
従つて便宜のため、この実施例でも第一実施例
と同様にグラフイツク要素が“1‘から“9”を
経て“0”までの10個の十進数値であり、且つ、
“中役”や“大役”の成立条件や初期回路条件も
同様であるとして説明すると、電源投入に伴い、
盤面下部に移されている変動入賞装置1のゲート
4′下に備えられているグラフイツク要素表示部
11には、初期条件として、5番目のグラフイツ
ク要素G5に対応する数値“5”が表される。
遊技開始により、やがてのことに中央入賞装置
60に入賞する遊技球があり、それが“+1”入
賞口6aに入賞したならば、第3図におけるカウ
ンタ22の内容が“1”だけインクリメントさ
れ、“0”入賞口7aに入賞したならば当該カウ
ンタ内容はそのまま、そして“−1”入賞口8a
に入賞したならば当該カウンタ内容は“1”だだ
けデイクリメントされる。
これにより、その度毎に変更表示されていくグ
ラフイツク要素Giが、所定の番目の数値、この
場合、“3”または“7”になつたならば、中役
権利表示ランプ19,19が点灯され、ゲート
4′の両脇に備えられている第一チエツカ部17,
17が有効状態となる。
この状態下で当該第一チエツカ部17に入賞す
る遊技球があると、“中役”の必要十分条件成就
として、第3図中のソレノイド・ドライブ回路2
により、第7図にも示されているソレノイド3が
a回、例えば2回、励磁され、ゲート4′が当該
回数だけ、開閉する。但し、a回に変えて時間
Taに亘り、開放を続ける動作にに変更しても良
い。
同様にしてグラフイツク要素表示部11の表示
内容が第二予定番数Y=10に相当する番目のグラ
フイツク要素G10=“0”になると、“大役”の必
要条件が満たされ、中央入賞装置60の下に設け
られている第二チエツカ部18が有効状態とな
り、対応するランプ20が点灯乃至点滅される。
この状態下において当該第二チエツカ部18に
入賞する入賞球があると、“大役”の十分条牛も
満たされ、ゲート4′がb回として選んだ、例え
ば15回、開閉し、大役権行使の結果としての大き
な利益を遊技者に与えるようになる。
この実施例の場合、ゲート4′内に“+1”入
賞口6b、“0”入賞口7b、“−1”入賞口8b
が設けられていて、上記“中役”動作の場合も
“大役”動作の場合も、このゲート4′が開いてい
るときには勿論、“+1”入賞口6b、“−1”入
賞口8bへの入賞は表示部11において表示され
ているグラフイツク要素を変更するものとなる。
尚、この実施例においての付加的入賞装置60
は、変動入賞装置1の一部をなすものと考えるこ
ともできる。
以上、幾つかの実施例に就いて述べてきたが、
最後にいづれの実施例に就いても共通して言える
そ他の配慮点に就き述べて置く。
“中役”及び“大役”動作中は、その間に仮に
“+1”入賞口6,6a,6bや“−1”入賞口
7,7a,7bに入賞してくる入賞球があつて
も、グラフイツク要素の表示は変更させるにし
ろ、当該“中役”乃至“大役”動作は継続させる
ことが望ましい。換言すれば、中役出力動作保持
回路42や大役出力動作保持回路49はそのため
機能をも有している。
但し、先にも少し触れたように、特に“大役”
動作中には、“+1”入賞口6,6a,6bや
“−1”入賞口7,7a,7bに入賞してくる入
賞球があつた場合にも、当該“大役”動作完了ま
ではグラフイツク要素の表示を変更させないよう
にし、動作完了後、初期状態に戻すようにしても
良い。
これとは逆に、“大役”の継続を許すようにし
た場合には、その継続回数を表示する発光手段ア
レイやデジタル表示部を別途、設けたり、第1図
から第5図までの実施例にて用いた翼の開閉回数
表示部12をこの“大役”継続回数表示部に変え
ても良い。
その場合、“大役”継続回数に上限を設けるこ
ともできる。且つまた、そのようにすることは、
公知のこの種技術分野における回路技術をして極
めて簡単に行なえるものとなる。
また、“+p”入賞口や“−q”入賞口は図示
実施例の場合、本発明により制御する変動入賞装
置1(追加の中央入賞装置60を含む)内に設け
られていたが、これに限るものではなく、盤面の
適当な個所に設けるようにししても良い。
更に、図示実施例おける数値や光点に限らず、
グラフイツク要素として絵表示や文字表示等の他
の表示要素を用いても、それらを予めエンドレス
に一定の順番に付けさえすれば、同様に使用可能
であることは顕かである。
勿論、グラフイツク要素の数nや、上記歩進係
数p,q、“中役”及び“大役”の必要条件成就
のための番数X,Yの設定、変動入賞装置の開閉
回数a,bまたは開閉時間Ta,Tbの設定等は任
意設計的な選択の問題である。
またそもそも、上記実施例における遊戯形態自
体も、本発明のパチンコ機の言わば一つの使用形
態であつて、これに限ることはない。
例えば最も簡単には、グラフイツク要素が特定
のものとなつたときに変動入賞装置を特定の態様
で稼動させるだけのものでも良い。ただそれだけ
であつても、本発明のように“0”入賞部がある
と、ある回の特定動作終了後に再度、当該“役”
動作再開の可能性を持たせることもできるし、逆
に、なかなかグラフイツク要素の番数が進まない
等の可能性も持たせることができ、いづれにして
も遊戯に大きな変化を付けることができる。
<発明の効果> 本明によれば、従来のグラフイツク要素を用い
た制御回路系と略ゞ変わりない程度の回路系で遥
かに混み入つた遊技形態や変化の大きな遊戯形態
を実現することができる。
特に特徴的なのは、変動入賞装置内に入つてき
た遊戯球が単に“+p”用入賞部や“−q”用入
賞部へるに限らず、“0”入賞部へ入賞する場合
もあることである。逆にそうなつているからこ
そ、既述した実施例におけるような複雑な遊戯形
態も採ることができ、また大きな変化も付けられ
るのであつて、俗に言う“運”の面白さを加味で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例としてのパチンコ
機の概略正面構成図、第2図は当該第一実施例に
用いる変動入賞装置の拡大正面概略構成図、第3
図は同じく第一実施例における電気的な制御回路
系の一例の概略構成図、第4図は本発明第二実施
例に用いる変動入賞装置の拡大正面概略構成図、
第5図は更に他の実施例に用いる変動入賞装置の
拡大正面概略構成図、第6図は更にまた別の実施
例としてのパチンコ機の概略正面構成図、第7図
は当該第6図示実施例に用いる変動入賞装置の拡
大正面概略構成図、第8図は同じく第6図示実施
例に付加的に用いる、または変動入賞装置の一部
をなす入賞装置の一例の概略構成図、である。 図中、1は変動入賞装置、3は変動入賞装置駆
動用のソレノイド、4は変動入賞装置の変動部と
しての翼、4′は同じく変動入賞装置の変動部の
他の一例としてのゲート、6,6a,6bは“+
p”入賞口、7,7a,7bは“0”入賞口、
8,8a,8bは“−q”入賞口、11はグラフ
イツク要素表示部、13は“大役”発生時におけ
る変動入賞装置内への入賞球数の表示部、14は
パチンコ機盤面、17は第一チエツカ部、18は
第二チエツカ部、19は中役権利表示ランプ、2
0は大役権利表示ランプ、22はプリセツタブ
ル・アツプ・ダウン・カウンタ、27はアツプ・
カウント入賞スイツチ、31はダウン・カウント
入賞スイツチ、34は零カウント入賞スイツチ、
37はデータ判定回路、38は中役権保持回路、
40は第一チエツカ・スイツチ、42は中役出力
動作保持回路、45はタイマ、46は大役権保持
回路、47は第二チエツカ・スイツチ、49は大
役出力動作保持回路、55は変動入賞装置内入賞
球検出スイツチ、57はlカウント回路、58は
デコーダ回路、60は付加的な、または変動入賞
装置の一部としての中央入賞装置、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 n個のグラフイツク要素G1〜Gnの中、グラ
    フイツク要素指定信号により指定されたグラフイ
    ツク要素Gi(1≦i≦n)を選択的に表示できる
    グラフイツク要素表示部を盤面上に設けた上で、
    “+p”用入賞部への遊戯球の入賞があつた場合
    には上記グラフイツク要素指定信号をしてi+p
    番号のグラフイツク要素Gi+pを、また同じく
    “−q”用入賞部への遊戯球の入賞があつた場合
    には上記グラフイツク要素指定信号をしてi−q
    番目のグラフイツク要素Gi−qを各指定させ、
    そのようにしてグラフイツク要素指定信号により
    変更指定されて上記グラフイツク要素表示部にて
    表示されるその時々のグラフイツク要素Giが所
    定のものとなつたときには、上記盤面に設けた変
    動入賞装置を予定の態様で稼動させるようにした
    パチンコ機であつて; 上記変動入賞装置内にあつて該変動入賞装置内
    に入賞してきた入賞球を受け入れることができる
    部位には、上記“+p”用入賞部、及び上記“−
    q”用入賞部を設けるに加え、“0”入賞部も設
    け; 該“0”入賞部に入賞した入賞球をしては上記
    グラフイツク要素Giの番数iの指定は変化させ
    ないこと; を特徴とするパチンコ機。
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