JPH0446858Y2 - - Google Patents

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JPH0446858Y2
JPH0446858Y2 JP1985195988U JP19598885U JPH0446858Y2 JP H0446858 Y2 JPH0446858 Y2 JP H0446858Y2 JP 1985195988 U JP1985195988 U JP 1985195988U JP 19598885 U JP19598885 U JP 19598885U JP H0446858 Y2 JPH0446858 Y2 JP H0446858Y2
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holding part
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フオトマスクブランク、透明導電膜
付基板等の被エツチング層を有する多角形の基板
上にレジスト膜を形成する回転塗布装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置は第4図に示すものがあつ
た。なお、同図aは平面図であり、同図bはX4
−X4線断面図である。この回転塗布装置は、主
表面が四角形のフオトマスクブランク等の基板1
を載置する環状突起部25を固設した円板状の保
持部2と、この保持部2を回転させるための回転
軸(図示せず。)を嵌合・挿入させるための嵌合
部4が設けられた円筒状の回転軸受部5とを具備
していた。そして、この保持部2は、その直径
が、基板1の対角線の寸法よりも小さく、さらに
保持部2の環状突起部25の内側には、基板1を
環状突起部25に吸着させるための4個の真空吸
着用穴26が設けられ、一方、回転軸受部5の内
部には真空吸着用穴26と連結している穴7が設
けられている。
この回転塗布装置によつて、基板1上にレジス
ト膜を形成する方法は、先ず保持部2の環状突起
部25上に基板1を載置し、真空吸着用穴22と
穴7とを介して真空ポンプ(図示せず。)によつ
て基板1を真空吸着する。次に、基板1の主表面
上にレジスト液を滴下し、所望する回転数及び回
転時間で、保持部2を回転、すなわち基板1を回
転してレジスト膜を、基板1の主表面上に形成す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の回転塗布装置では、第5
図に示すように基板1の裏面1a(レジスト膜を
形成した面と相対向する主表面)の角の付近に
は、剥離してゴミとなる、レジストの糸状物3が
付着してしまう欠点があつた。すなわち、保持部
2に基板1を保持し、回転したとき、保持部2か
ら外側の、基板1の部分(図で示す一点鎖線より
も外側の部分)のみならず、一点鎖線の内側にも
糸状物3が付着してしまう欠点があつた。これ
は、基板1が回転すると、基板1の保持部2から
外に出ている角に対する空気抵抗が大きく、その
空気抵抗によつて、裏面1aの角の付近に、回転
中に基板1から飛散したレジストの糸状物3が付
着することによる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述した問題点を除去するためにな
されたもので、その特徴は主表面が多角形の基板
を保持し、回転させる保持部を具備し、前記基板
の一主表面にレジスト膜を形成する回転塗布装置
において、 前記保持部は、円形又は多角形状の保持面と、
前記基板の角の下方に位置する部分のみが切り欠
かれた切欠部とを具備し、かつ前記保持面の直径
又は対角線の長さが、前記基板の主表面の対角線
の長さ以上であることを特徴とする回転塗布装置
である。
〔作用〕
本考案は、回転塗布装置の保持部の保持面の直
径又は対角線の長さが、基板の主表面の対角線の
長さ以上であることから、空気抵抗を抑えること
ができ、これによりレジストの糸状物が基板裏面
に付着することを減少させることができる。ま
た、基板の角に対するところが切り欠かれた切欠
部を有していることから、基板を保持部から外す
ことも効率よく行うことができる。
〔実施例〕
本考案の回転塗布装置の実施例を図に基づいて
以下に詳述する。
〔実施例 1〕 本例を第1図に基づき説明する。なお、同図a
は平面図、同図bはその部分拡大平面図、同図c
は同図aのX1−X1線断面図及び同図dはその部
分拡大断面図である。
本例の回転塗布装置10は、環状突起部11a
(内径:120mm、幅:0.5mm、高さ:0.5mm)を設
け、この環状突起部11a上に主表面が矩形(5
インチ×5インチで、対角線の寸法は177.8mmで
ある。)の例えば被エツチング層としてCr膜から
なる遮光性膜を有するフオトマスクブランク1を
載置して、真空吸着により保持する円板状の保持
部11(保持面11bの直径は183mmであり、厚
さは7mmである。)と、従来と同様の嵌合部4と
穴7とを有する回転軸受部5とを具備している。
なお、環状突起部11aは保持部11に対して同
心円状に配置している。
本例の保持部11には、4個の切欠部12,1
3,14,15(奥行L1:7.2mm、幅L2:12.8mm、
傾斜角θ:20°)が、保持部11の周縁に設けら
れており、さらに従来と同様に真空吸着用穴11
cが4個設けられている。尚、上記切欠部12〜
15は、保持部11の周縁部に向かつて下方に傾
斜している。
この切欠部12,13,14,15は、それぞ
れフオトマスクブランク1を保持部11に保持し
たとき、フオトマスクブランク1の四つの角1
a,1b,1c,1dが配置するような位置に設
けられている。さらに、第1図bに示すように、
例えば角1aに対する切欠部12は、第1図aに
示す矢印方向に基板1が回転するとき、角1aと
切欠部12の一方の側面12aとの距離L21と、
角1aと切欠部12のもう一方の側面12bとの
距離L22とは異なり、距離L21の方が距離L22より
も短く(例えば、L21は3.6mm、L22は9.2mmであ
る。)なるように設けられている。そして、角1
aは切欠部12上方において突出している(突出
距離L11:約4mm)。他の角1b,1c,1dに対
するそれぞれの切欠部13,14,15も同様に
保持部11に設けられている。また、これら切欠
部12,13,14,15は、平面的に見て、保
持部11と同心円状のリングの一部となつてい
る。
本例においてレジスト膜を形成する方法は、従
来と同様に、先ず基板(フオトマスクブランク)
1を環状突起部11a上に、基板1の中心と保持
部11との中心とをほぼ一致させて載置し、真空
吸着用穴11cにより吸引して真空吸着する。次
に、基板1の主表面上にレジスト液(例えば、粘
度30cpのポジ型の電子線レジストであるポリブ
テン−1−スルホン)を滴下する。次に、所望す
る回転数、回転時間で基板1を回転してレジスト
膜を形成する。
本例によれば、先ず保持部11の直径に対して
基板1の対角線の長さが小さいことから、基板1
の裏面の角の稜の付近にのみ、レジストの糸状物
が付着し、従来のように多くの糸状物は付着して
いなかつた。また、本例では、基板1の下方に位
置する保持部11に切欠部12〜15が設けられ
ていることから、レジスト膜を形成した後、基板
1を保持部11から容易に取り外すことができ
る。また、切欠部12〜15の設けられている位
置を、角1a〜1dから距離L21を距離L22に対し
て小となるように決定していることから、本例の
回転方向のときは、切欠部12〜15を設けるこ
とによつて回転時に生ずる空気抵抗も、抑えるこ
とができ、レジストの糸状物を付着させることは
ない。また、切欠部12〜15が、平面的にはリ
ング状の一部であることから、切欠部12〜15
による空気抵抗も抑えることができる。さらに、
基板1の下方に切欠部12〜15を設けている
が、角1a〜1dの下方に位置する保持部を完全
に切り欠いてはいないことから、空気抵抗を抑え
る効果がある。
〔実施例 2〕 本例を第2図に基づき説明する。同図aは平面
図、同図bはその部分拡大平面図、同図cは同図
aのX2−X2線断面図及び同図dはその部分拡大
断面図である。
本例の回転塗布装置10′と前記実施例1の回
転塗布装置10とは、保持部及び保持部に設けら
れた切欠部が異なり、他は同様であることから、
保持部及び切欠部について説明し、他の説明は省
略する。
先ず、保持部16は、保持面16aが矩形
(140×140mm)である薄板(厚さ:7mm)からな
り、この保持部16の4角には、三角錘状に切り
欠かれた切欠部17,18,19,20が設けら
れている。そして、この切欠部17〜20につい
てさらに詳述する。第2図b及び同図dに示す切
欠部17は、底面が直角三角形状であり、その直
角を挟む二辺の長さL3,L4は共に6.5mmであり、
底面の斜辺の長さL5は、約9.1mmである。また、
この切欠部17は、傾斜角θ(例えば、約20°)に
切り欠かれる。これにより、切欠部17は保持部
16の周縁部に向かつて下方に傾斜している。他
の切欠部18〜20についても同様に形成されて
いる。また、この保持部16に保持される基板1
は、基板1の主表面が5インチ×5インチである
こから、保持部16の保持面16a内に配置さ
れ、かつ、基板1の4角1a,1b,1c,1d
はそれぞれ、切欠部17,18,19,20の上
方に、保持面16aの対角線と基板1の主表面の
対角線と一致して配置されている。なお、16b
及び16cは、それぞれ環状突起部及び真空吸着
用穴を示す。
この保持部16により、基板1の主表面にレジ
スト膜を形成する方法は、前記実施例1と同様で
ある。
以上、本考案は前記実施例1,2に限らず、下
記のものであつてもよい。
先ず、切欠部の形状は、第3図に示すようなも
のであつてもよい。すなわち、切欠部22は、保
持部21が実施例1と同様に円板状であり、基板
1の角に対する保持部21の周縁のところが切り
落とされた形状のものである。これは、実施例2
で示した主表面が矩形状の保持部に対しても同様
に切り落とされた形状にすることができる。
また、保持部は、前記実施例1,2のような円
板状、主表面が矩形の薄板に限らず、他の形状、
例えば、主表面が長方形等の多角形状の薄板であ
つてもよく、また環状突起部を設けていない保持
部であつてもよい。また、保持面に基板の位置決
め用ピンを設けた保持部でもよい。また、本考案
によれば、レジストは前述したポジ型の電子線レ
ジストに限らず、フオトレジスト等の他のレジス
トであつてもよいが、特に粘度の高いレジスト、
すなわち30cp以上の粘度のレジストに対して効
果がある。
さらに、本考案によれば、基板は、前述した遮
光層を被エツチング層として有するフオトマスク
ブランクに限らず、他の基板、例えばインジウ
ム・テイン・オキサイド等からなる透明導電膜を
被エツチング層として有する基板にも適用するこ
とができ、基板の主表面が矩形に限らず、長方形
等の他の多角形の基板にも適用することができ
る。また、本考案によれば、保持部の基板の角の
下方に位置する部分のみに切欠部を有しているの
で、基板の裏面にレジストの糸状物が付着する面
積および付着箇所が最小限に押さえられる。な
お、切欠部は基板の角の下方に位置する部分の少
なくとも1ケ所以上に設ければよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のような構造であることから、基
板の裏面にレジストの糸状物の付着を防止するこ
とができ、したがつて、糸状物が剥離してゴミを
生ずることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転塗布装置の一実施例を示
す図であり、同図aは平面図、同図bはその部分
拡大平面図、同図cは同図aのX1−X1線断面図
及び同図dはその部分拡大断面図である。第2図
は本考案の他の実施例を示す図であり、同図aは
平面図、同図bはその部分拡大平面図、同図cは
同図aのX2−X2線断面図及び同図dはその部分
拡大断面図であり、第3図はさらに他の実施例を
示す図であり、同図aは部分拡大平面図及び同図
bは部分拡大断面図である。第4図は従来の回転
塗布装置を示す図であり、同図aは平面図及び同
図bは同図aのX4−X4線断面図であり、第5図
は基板の裏面に付着したレジストの糸状物を示す
平面図である。 1……基板、10,10′……回転塗布装置、
11,16,21……保持部、12〜15,17
〜20,22……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主表面が多角形の基板1を保持し、回転させ
    る保持部11,16,21を具備し、前記基板
    1の一主表面にレジスト膜を形成する回転塗布
    装置において、 前記保持部11,16,21は、円形又は多
    角形状の保持面11b,16aと、前記基板1
    の角の下方に位置する部分のみが切り欠かれた
    切欠部12〜15,17〜20,22とを具備
    し、かつ前記保持面11b,16aの直径又は
    対角線の長さが、前記基板1の主表面の対角線
    の長さ以上であることを特徴とする回転塗布装
    置。 (2) 前記切欠部12〜15,17〜20,22
    は、保持部11,16,21の周縁部に向かつ
    て下方に傾斜して形成されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転
    塗布装置。
JP1985195988U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0446858Y2 (ja)

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JP1985195988U JPH0446858Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JP1985195988U JPH0446858Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JPS62103478U JPS62103478U (ja) 1987-07-01
JPH0446858Y2 true JPH0446858Y2 (ja) 1992-11-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59104650A (ja) * 1982-12-07 1984-06-16 Toshiba Corp レジスト膜形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102135U (ja) * 1980-12-12 1982-06-23

Patent Citations (1)

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JPS59104650A (ja) * 1982-12-07 1984-06-16 Toshiba Corp レジスト膜形成装置

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JPS62103478U (ja) 1987-07-01

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