JPH044255A - 合成皮革表皮層用ポリウレタン組成物及び合成皮革 - Google Patents

合成皮革表皮層用ポリウレタン組成物及び合成皮革

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JPH044255A
JPH044255A JP10570090A JP10570090A JPH044255A JP H044255 A JPH044255 A JP H044255A JP 10570090 A JP10570090 A JP 10570090A JP 10570090 A JP10570090 A JP 10570090A JP H044255 A JPH044255 A JP H044255A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic leather
composition
polyurethane resin
fatty acid
unsaturated fatty
Prior art date
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Pending
Application number
JP10570090A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyasu Kuranuki
倉貫 公保
Kazunari Matsuura
一成 松浦
Yoshio Kobayashi
良夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH044255A publication Critical patent/JPH044255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は合成皮革表皮層用非粘着性ポリウレタン樹脂組
成物に関する。
[従来の技術] 従来、非粘着性ポリウレタン樹脂組成物として、ポリウ
レタン樹脂と不飽和脂肪酸ビスアマイドとの組成物が知
られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、不飽和脂肪酸ビスアマイドは溶剤溶解性
が低く、合成皮革にした場合の表面の滑り性も効果が小
さいという問題がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は溶剤溶解性が良く、合成皮革にした場合の
表面の滑り性の良い合成皮革表皮層用非粘着性ポリウレ
タン樹脂組成物および合成皮革について鋭意検討した結
果、本発明に到達した。すなわち本発明はポリウレタン
樹脂および置換基を有しない不飽和脂肪酸モノアマイド
からなる合成皮革表皮層用非粘着性ポリウレタン樹脂組
成物およびこの組成物の塗布層を有する基布からなる合
成皮革である。
本発明において、置換基を有しない不飽和脂肪酸モノア
マイドは滑剤として有効であり、具体例としては、置換
基を存しない炭素数16〜24の不飽和脂肪酸モノアマ
イドたとえばパルミトレイン酸アマイド、オレイン酸ア
マイド、エルカ酸アマイドおよびリノール酸アマイドが
挙げられる。
これらのうち、好ましくはオレイン酸アマイドおよびエ
ルカ酸アマイドであり、特に好ましくは工ルカ酸アマイ
ドである。本発明に係る不飽和脂肪酸モノアマイドに代
えて、飽和脂肪酸モノアマイド、置換基を有する脂肪酸
モノアマイド、脂肪酸ビスアマイド、脂肪酸および脂肪
酸エステルを使用した場合は、溶剤溶解性が低いか、溶
剤溶解性が高くても滑り性の効果が小さい。
ポリウレタン樹脂としては有機ジイソシアネートと高分
子ジオールおよび必要により鎖伸長剤とからのポリウレ
タン樹脂が挙げられる。
有機ジイソシアネートとしては、芳香族ジイソシアネー
ト[トリレンジイソシアネー)(TDIという)、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDIという)、ナフ
チレン−1,5−ジイソシアネートなどコ、脂肪族およ
び脂環式系ジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、水素化TDL
  水素化MDIなど)が挙げられる。
高分子ジオールとしてはポリエステルジオール、ポリエ
ーテルジオールおよびポリカーボネートジオールが挙げ
られる。ポリエステルジオールとしては、たとえばジカ
ルボン酸と低分子ジオールとからの縮合ポリエステルジ
オールおよびラクトンの開環重合によるポリラクトンジ
オールが挙げられる。ジカルボン酸としてはコハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
テレフタル酸などが挙げられ、好ましくはアジピン酸お
よびセバシン酸である。ジオールとしてはエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、1,4−ブタンジオール、1゜6−ヘキサンジオール
、ネオペンチルグリコールなどが挙げられる。好ましく
はエチレングリコールおよび1,4−ブタンジオールで
ある。
縮合ポリエステルジオールの具体例としてはポリエチレ
ンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレン
ブチレンアジペート1、ポリへキサメチレンアジペート
が挙げられる。ポリラクトンジオールの具体例としては
ポリε−カプロラクトンジオールが挙げられる。
ポリエーテルジオールとしては、例えば低分子ジオール
のアルキレンオキサイド付加物およびアルキレンオキサ
イドの開環重合物が挙げられる。
低分子ジオールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどが挙げられる。アルキレンオキサイ
ドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドなどが挙げられる。低分子ジオールのフルキレンオキ
サイド付加物の具体例としては、ポリプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコールおよびポリオキシプロピ
レン・オキシエチレングリコールが挙げられる。アルキ
レンオキサイドの開環重合物の例としては、テトラハイ
ドロフランのカチオン重合によるポリテトラメチレング
リコールが挙げられる。ポリカーボネートジオールとし
ては、たとえばポリブチレンカーボネートジオール、ポ
リへキサメチレンカーボネートジオールが挙げられる。
ポリエステルジオール、ポリエーテルジオールおよびポ
リカーボネートジオールの分子量は通常500〜4,0
00、好ましくは700〜2500である。
鎖伸長剤としては低分子ジオール(エチレングリコール
、1,4−ブタンジオールなど)、ジアミン(エチレン
ジアミン、インホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ンなど)が挙げられる。
ポリウレタン樹脂はNCO/活性水素比がほぼ1のもの
が好ましいが、NCO過剰のものも湿気硬化させること
ができ、使用できる。
本発明の合成皮革表皮層用非粘着性ポリウレタン樹脂組
成物は置換基を有しない不飽和脂肪酸モノアマイドおよ
びポリウレタン樹脂のほかに、公知の配合剤、たとえば
安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、ガス黄変防止剤な
ど)、充填剤(セルロースアセテート、炭酸カルシウム
など)、着色剤(顔料、染料など)を含有していてもよ
い。
本発明の合成皮革表皮層用非粘着性ポリウレタン樹脂組
成物において、置換基を有しない不飽和脂肪酸モノアマ
イドの量は組成物の重量に基づいて通常0.01〜5%
、好ましくは0. 1〜3%である。このモノアマイド
の量が0.01%未満では非粘着性にならず不十分であ
り、5%を越えても効果は増大しない。また、ブルーミ
ングして合成皮革の外観を損ねる。配合剤の量は組成物
の重量に基づいて通常2.1〜22%である。安定剤の
量は組成物の重量に基づいて通常0.1〜2%である。
充填剤の量は組成物の重量に基づいて通常1〜10%で
ある。着色剤の量は組成物の重量に基づいて通常1〜1
0%である。
本発明の非粘着性ポリウレタン樹脂組成物は乾式合成皮
革の表皮層用、湿式合成皮革の表皮層用などに使用され
る。本発明の組成物を合成皮革表皮層用に使用する場合
、本発明の組成物を溶剤(ジメチルホルムアミド、トル
エン、メチルエチルケトンおよびこれらの二種以上の混
合物など)に溶解して、濃度は固形分当り通常10〜6
0重量%、好ましくは20〜35重量%の溶液とし、基
布(綿、ナイロン、ポリエステル等の材質からなる織布
、起毛布、編布、不織布など)にコーティングするかま
たは、離型紙にコーティングして乾燥した後、接着剤で
基布に転写する。塗布厚みは乾燥時の厚さで通常1〜5
0μmである。次いで乾燥する。乾燥条件は通常、50
〜130℃で1〜3分である。
本発明の組成物を合成皮革に使用した場合、皮革表面の
粘着性を減少させ、滑性を改善することができる。
[実施例コ 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
実施例I MDIと分子量約1.500のエチレンブチレンアジペ
ートとエチレングリコール(モル比的1゜0:  0.
34:  0.6B)とからのポリウレタン樹脂98.
5gとエルカ酸アマイド1.5gとを混合して、本発明
の組成物を得た。
この組成物をジメチルホルムアミド400gに溶解し、
さらにリオエーストナーM 915 Black(東洋
インキ社製)10gを加え、溶液を作成した[粘度70
ポイズ(20℃)コ。この溶液を、乾燥時の厚さが15
μmになるように離型紙[味の素(株)社製DN−TP
−AP−DE−31にコーティングし、60〜80℃で
1分、100〜120℃で1分乾燥し、合成皮革表皮を
得た。その後、サンブレン5P−708(ウレタン系接
着剤、三洋化成工業株式会社製)を接着剤として、乾燥
時の厚さが20μmになるように本表皮層上に重ね塗り
し、その上に基布としてポリエステルトリコットを貼り
合わせ100〜120℃で2分乾燥した後、離型紙をは
がし乾式合成皮革を作成した。こうして作成した乾式合
成皮革の表皮の動摩擦係数を表面試験機[KES−F4
コ (Kawabata’s Evaluation 
System 4)で測定し、評価した。
結果は第1表に併記される通りであった。
実施例2 MDIに代えてTDll エチレンブチレンアジペート
に代えて分子量約1.000のポリε−カプロラクトン
ジオールをそれぞれ使用し、実施例1と同様に行った。
結果は第1表に併記される通りであった。
実施例3 MDIと分子量約2,000のポリテトラメチレングリ
コールと1,4−ブタンジオール(モル比的1.0: 
 0.25:  0.75)とからのポリウレタン樹脂
98.5gとエルカ酸アマイド1゜5gとを混合して本
発明の組成物を得た。
この組成物をジメチルホルムアミド100gとトルエン
300gに溶解し、さらにリオエーストナーM 915
 Black  (東洋インキ社製)10gを加え、溶
液を作成した[粘度100ポイズ(20℃)コ。この溶
液をガラス板上に固定したポリエステルタフタ上に乾燥
時の厚さが10μmになるようにダイレクトコーティン
グし、60〜80℃で3分乾燥して乾式合成皮革を作成
した。この乾式合成皮革の表皮の動摩擦係数を表面試験
機[KES−F4コで測定し、評価した。
結果は第1表に併記される通りであった。
比較例1 エルカ酸アマイドを使用せず、実施例1と同様に行った
。結果は第1表に併記される通りであうた。
比較例2 エルカ酸アマイドに代えてヘキサメチレンビスエルカ酸
アマイドを使用し、実施例1と同様に行った。結果は第
1表に併記される通りであった。
比較例3 エルカ酸アマイドに代えてエルカ酸を使用し、実施例1
と同様に行った。結果は第1表に併記される通りであっ
た。
比較例4 エルカ酸アマイドに代えてエルカ酸オレイルエステルを
使用し、実施例1と同様に行った。結果は第1表に併記
される通りであった。
比較例5 エルカ酸アマイドに代えてN−ステアリルエルカ酸アマ
イドを使用し、実施例1と同様に行った。
結果は第1表に併記される通りであった。
比較例6 エルカ酸アマイドに代えてN−ステアリルエルカ酸アマ
イドを使用し、実施例3と同様に行った。
結果は第1表に併記される通りであった。
第1表から明らかなように本発明の組成物を使用した試
料は他の組成物に比較して優れた効果を発揮している。
第1表 [発明の効果] 本発明の組成物は溶剤溶解性がよく、合成皮革にした場
合の表面の滑り性の大きい、粘着性のない合成皮革用ポ
リウレタン樹脂組成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリウレタン樹脂および置換基を有しない不飽和脂
    肪酸モノアマイドからなる合成皮革表皮層用非粘着性ポ
    リウレタン樹脂組成物。 2、請求項1記載の組成物の塗布層を有する基布からな
    る合成皮革。
JP10570090A 1990-04-20 1990-04-20 合成皮革表皮層用ポリウレタン組成物及び合成皮革 Pending JPH044255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294174C (zh) * 2002-11-22 2007-01-10 拜尔公司 热塑性、无粘性的聚氨酯的制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052204A (ja) * 1973-09-10 1975-05-09
JPS59113043A (ja) * 1982-12-17 1984-06-29 Bridgestone Corp 輸送ベルト用材料

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