JPH0441733Y2 - - Google Patents

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JPH0441733Y2
JPH0441733Y2 JP16325787U JP16325787U JPH0441733Y2 JP H0441733 Y2 JPH0441733 Y2 JP H0441733Y2 JP 16325787 U JP16325787 U JP 16325787U JP 16325787 U JP16325787 U JP 16325787U JP H0441733 Y2 JPH0441733 Y2 JP H0441733Y2
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JP
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adhesive
insulating sheet
waterproof
insulating material
insulating
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JP16325787U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、電線と電線との接続部を防水絶縁処
理するための防水絶縁シートに関するものであ
る。
【従来の技術】
電線と電線との接続部は、絶縁性が保たれ且つ
水が侵入しないよう処理することが必要である
が、従来、このような処理をするための1つの方
法としては、樹脂をモールドする方法があつた。 第4図に、樹脂で処理した電線接続部を示す。
電線4と電線5とを接続用導体6を用いて電気的
に接続し、その接続部を樹脂7でモールドして防
水処理している。 モールドは、所定の金型内に電線接続部を横た
え、そこへ溶融した樹脂を流し込んで固めること
によつて行う。 その外、テープを巻回して防水絶縁処理をする
ものが提案されている(例、実開昭57−147240号
公報、実開昭59−129851号公報)。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、電線接続部を樹脂でモールドし
た場合、次のような問題点があつた。 電線と樹脂との境界部分(第4図の矢印Aで
示した部分)より水が侵入することがある。そ
のため、電線接続部に錆びが発生し、導通不
良、発熱、リーク電流の発生等を引き起こすこ
とがあつた。 モールドするには特別の設備が必要であり、
その設備がある所でしかモールド作業が出来な
かつた。 電線の太さによつてモールド作業に使用する
金型が異なるので、種々のサイズの電線に応じ
て沢山の金型を用意しておかなければならない
が、その管理が大変である。 モールドした部分の径が太い。 また、テープで防水絶縁処理するものについて
も、両面に自己融着剤層があるためベタベタして
扱い難い(実開昭57−147240号公報)とか、粘着
剤層が厚く出来ない構造のため電線接続部におけ
る充分なる密封充填が期待できない(実開昭59−
129851号公報)等の問題点があつた。 本考案は、以上のような問題点を解決すること
を目的とするものである。
【問題点を解決するための手段】
前記問題点を解決するため、本考案では、次の
ような構造の防水絶縁シートによつて、防水絶縁
処理をすることとした。 即ち、本考案の防水絶縁シートは、絶縁シート
と、該絶縁シートの一端の中央領域に粘着存置さ
れ且つ電線接続部の〓間を密封充填するに足る量
の粘着性絶縁材と、該絶縁シートの粘着性絶縁材
が粘着存置された面と同一面の他端に塗布された
粘着剤とから成るものとした。
【作用】
粘着性絶縁材は、電線接続部に押し当てられる
と、電線接続部の狭い〓間にも入り込んでその部
分を密封する。これにより、絶縁作用と共に防水
作用がなされる。 絶縁シートは、粘着性絶縁材を外側から覆い、
その端部に塗布された接着剤によりしつかりと巻
き止めることにより、粘着性絶縁材の脱落の防止
および保護の作用をする。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 第1図に、本考案の実施例にかかわる防水絶縁
シートを示す。第1図において、Sは防水絶縁シ
ート、1は粘着性絶縁材で、接続された電線間の
狭い〓間にも入り込んで粘着する絶縁材(例え
ば、ブチルゴム)である。2は塩化ビニル等の絶
縁シートである。3は絶縁シート2に塗布された
接着剤である。 第2図に、電線4と電線5との電線接続部を、
第1図の防水絶縁シートSを用いて処理した場合
を示す。 先ず、防水絶縁シートSの粘着性絶縁材1が、
電線接続部の〓間にまんべんなく入り込むよう押
し当てる。次に、粘着性絶縁材1がはみ出さない
よう絶縁シート2を巻いて行き、最後に、その端
部を、既に巻かれている絶縁シート2の背面に、
接着剤3によつて接着することにより巻き止め
る。 このようにすると、電線接続部は粘着性絶縁材
1により狭い〓間に至まで密封されることにな
り、例えば、第2図イ、ロの部分の断面図は、そ
れぞれ第3図イ、ロのようになる。
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案によれば、電線接続部
の防水絶縁処理を樹脂のモールドによつてではな
く、防水絶縁シートによつて行うこととし、該防
水絶縁シートの構造を、絶縁シートと、該絶縁シ
ートの一端の中央領域に粘着存置され且つ電線接
続部の〓間を密封充填するに足る量の粘着性絶縁
材と、該絶縁シートの粘着性絶縁材が粘着存置さ
れた面と同一面の他端に塗布された接着剤とから
成るものとしたので、次のような効果を奏する。 樹脂をモールドする従来の技術では、金型と
か樹脂を溶融する設備が必要であつたが、本考
案の防水絶縁シートにすれば、作業をするに当
たつて特別な設備を何ら必要としない。 従つて、どんな場所でも防水絶縁処理の作業
ができると共に、その費用も安価となつた。 防水絶縁処理を施した後の径が、樹脂をモー
ルドした時に比し、小さくなつた。 樹脂をモールドする場合には、金型によつて
本数が制約されたが、本考案によれば電線の接
続本数が異なつても、それに柔軟に対応するこ
とが出来る。 粘着性絶縁材1や接着剤3が施されているの
はテープの片面であるので、両面がベタベタす
ることはなく、扱い易い。 充分な量の粘着性絶縁材1を有しているの
で、電線接続部の〓間の密封が良好に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案の実施例にかかわる防水絶縁
シート、第2図……本考案の防水絶縁シートを用
いて処理した電線接続部、第3図……第2図イ、
ロの部分の断面図、第4図……樹脂で処理した電
線接続部。 図において、Sは防水絶縁シート、1は粘着性
絶縁材、2は絶縁シート、3は接着剤、4,5は
電線、6は接続用導体、7は樹脂である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁シートと、該絶縁シートの一端の中央領域
    に粘着存置され且つ電線接続部の〓間を密封充填
    するに足る量の粘着性絶縁材と、該絶縁シートの
    粘着性絶縁材が粘着存置された面と同一面の他端
    に塗布された粘着剤とから成ることを特徴とする
    防水絶縁シート。
JP16325787U 1987-10-26 1987-10-26 Expired JPH0441733Y2 (ja)

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JP16325787U JPH0441733Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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JP16325787U JPH0441733Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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JPH0169332U JPH0169332U (ja) 1989-05-09
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JP2562352Y2 (ja) * 1989-09-16 1998-02-10 日東電工 株式会社 電線用カバー
JP2593163Y2 (ja) * 1990-04-26 1999-04-05 住友電装 株式会社 電線接続部の防水構造
JP5239989B2 (ja) * 2009-03-25 2013-07-17 パナソニック株式会社 ケースモールド型コンデンサ
JP5889047B2 (ja) 2012-03-08 2016-03-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 絶縁防水部材及び絶縁防水方法

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