JPH0439406Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、燃料噴射式Ｖ形多気筒エンジンの燃
料噴射弁に燃料を供給するための燃料配管に関す
るもので、特に、Ｖ形多気筒エンジンの各シリン
ダ列に沿つて設けられた一対の燃料パイプを１本
の連続した通路として形成するようにした、燃料
噴射式Ｖ形多気筒エンジンの燃料配管に関するも
のである。

（従来の技術） 燃料噴射式多気筒エンジンにおいて、一般に、
各シリンダごとに燃料噴射弁が設けられている。
そして、その噴射弁の上端が共通の燃料パイプに
接続され、その燃料パイプによつて、燃料パイプ
から圧送された燃料が各噴射弁に分配されるよう
になつている。

このような燃料噴射弁は、通常、各シリンダの
燃焼室の近傍、例えば吸気マニホルドのシリンダ
ヘツドへの取付フランジに装着されるようになつ
ている。したがつて、その燃料噴射弁に燃料を供
給する燃料パイプも、シリンダヘツドの近傍に配
設されている。

Ｖ形多気筒エンジンの場合には、一対のシリン
ダ列がＶ字形に配設されるので、各シリンダ列の
シリンダヘツドは互いに離隔することになる。そ
のために、燃料噴射式Ｖ形多気筒エンジンの燃料
パイプは、各シリンダ列ごとにそれぞれ設けなけ
ればならない。その場合、各燃料パイプをそれぞ
れ独立させることも考えられるが、そのようにす
ると、各燃料供給系にそれぞれ独立した燃圧調整
弁等の制御装置を設けることが必要となり、ま
た、配管内のエア抜き等もそれぞれ別個に行うこ
とが必要となる。そこで、そのような場合には、
各燃料パイプを連結管によつて直列に接続し、１
本の連続した通路となるようにしている。

ところで、自動車用のＶ形多気筒エンジンの場
合には、占有スペースをできるだけ小さくするた
めに、そのシリンダ列間の空間にも種々の機器が
配備される。例えばその一端面側には、交流発電
機やパワーステアリング用のポンプ等が配備され
る。そのために、上述のように各シリンダ列に沿
つて設けられる一対の燃料パイプを連結管によつ
て接続する場合には、その連結管を燃料パイプの
端部の一方には接続することが困難となる。

このようなことから、本出願人は、一方の燃料
パイプを、一端部に設けられた接続口から他端側
に延び、その端部から上方に折り返して中央部の
接続口にまで延びる、上下二重の通路を有するも
のとし、その一端部の接続口に燃料供給管を接続
するとともに、中央部の接続口に他方の燃料パイ
プとの連結管を接続するようにした、燃料噴射式
Ｖ形多気筒エンジンの燃料配管構造を開発した
（実願昭60−160954号）。

この燃料配管構造においては、燃料パイプはシ
リンダ列間の空間に配設される吸気マニホルドと
シリンダヘツドとの間に位置し、その両側には十
分なスペースがないので、燃料供給管及び連結管
の接続口はその上面に形成され、それらの管はそ
の上面側から接続されるようになつている。そし
て、その連結管は、吸気マニホルドの上方を通し
て他方の燃料パイプに接続されるようになつてい
る。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、そのように接続口を燃料パイプ
の上面に設けるようにすると、上下二重の通路を
有する燃料パイプ側においては、その燃料パイプ
が上下二重の通路によつて高さの大きいものとな
つている上に、更にその上面に連結管が接続され
るので、その連結管を接続するためのジヨイント
がシリンダヘツドカバーよりも上方に突出するこ
とになり、エンジン全高が高くなつてしまう。

また、燃料噴射式エンジンにおいては、吸気管
長を長くすることにより、吸気慣性効果を利用し
てエンジンの低回転域における出力の向上を図る
ことが多い。そのような場合には、吸気マニホル
ドが大形のもとなり、Ｖ形エンジンのシリンダ列
間から上方に突出することがある。したがつて、
そのような吸気マニホルドの上方に、両側の燃料
パイプを連結する連結管を配置するものとする
と、エンジン全高が一層高くなつてしまう。

自動車用エンジンの場合には、このようにエン
ジン全高が高くなると、ボンネツトラインが制約
されることになり、車体設計の自由度が小さくな
つてしまう。

更に、燃料パイプの接続口周辺は、接続される
管との間のシール性を確保するために仕上げ加工
する必要があり、また、接続口にはねじ部を形成
する必要があるが、燃料パイプの一端部と中央部
との上面に接続口を設けたものでは、その接続口
間が離れ、しかもその高さも異なるので、そのよ
うな加工が煩雑となる。

本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その主な目的は、燃料噴射式Ｖ形多
気筒エンジンにおける燃料供給系の配管が、エン
ジン全高を増すことなく、容易に行われるように
することである。

また、本考案の他の目的は、その燃料配管に用
いられる燃料パイプの加工が容易になされるよう
にすることである。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するために、本考案では、Ｖ形
多気筒エンジンの各シリンダ列に沿つて設けられ
る燃料パイプの一方を、上下一対の通路を有する
ものとし、その各通路の一端が燃料パイプの一端
面に開口するとともに、各通路の他端が燃料パイ
プの他端側において互いに連通するようにしてい
る。そして、その開口の一方に、燃料パイプから
供給される燃料を導く燃料供給管を接続するとと
もに、他方の開口に、他方の燃料パイプに燃料を
導く連結管を接続するようにしている。

（作用） このように構成することにより、燃料供給管及
び連結管はともに燃料パイプの一端面に接続され
ることになるので、それらの接続のためのジヨイ
ントが燃料パイプの上方に突出することがなくな
る。また、その接続口が燃料パイプの一端面に並
設されるので、その周囲の平面仕上げやねじ加工
も容易となる。

そして、このように燃料パイプの一端面に連結
管を接続するようにすることにより、その連結管
は、シリンダ列間の空間の一端部に沿つて配設し
て、他方の燃料パイプに接続することができる。
したがつて、シリンダ列間の空間に大形の吸気マ
ニホルドが設けられている場合にも、その吸気マ
ニホルドの上方を通す必要がなくなり、エンジン
全高の増大が防止されるようになる。

（実施例） 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。

図中、第１，２図は本考案による燃料配管の一
実施例を示すもので、第１図はその燃料配管を備
えたエンジンの切り欠き正面図であり、第２図は
その平面図である。また、第３図はその燃料配管
に用いられる燃料パイプの縦断面図である。

第１，２図から明らかなように、このエンジン
１はＶ形６気筒エンジンで、Ｖ字形に配設された
一対のシリンダ列２，３には、クランク軸４の軸
線方向にそれぞれ３個のシリンダ５が並設されて
いる。このエンジン１は、クランク軸４が車体の
幅方向に延び、図で左側が車体前方となるように
して、自動車の前部に搭載されるようになつてい
る。シリンダ列２，３間の空間６には、その一端
面側に、交流発電機７及びパワーステアリング用
ポンプ８が配備されている。

各シリンダ列２，３のシリンダヘツド９，１０
内には、一端がそれぞれ各シリンダ５の燃焼室１
１に開口する吸気ポート１２と排気ポート１３と
が設けられている。これら吸気ポート１２及び排
気ポート１３は、吸気弁１４及び排気弁１５によ
つてそれぞれ開閉されるようになつている。吸気
ポート１２の入口は、シリンダ列２，３間の空間
６側に位置するシリンダヘツド９，１０の側部上
面に開口している。また、排気ポート１３の出口
は、シリンダヘツド９，１０の他側面に開口して
いる。

シリンダ列２，３間の空間６には、吸気マニホ
ルド１６が配設されている。この吸気マニホルド
１６は、１個の扁平な分配チヤンバ１７と、その
分配チヤンバ１７の上面両側から延出して、各シ
リンダ５ごとの吸気ポート１２に接続される６本
の吸気分配管１８，１８，……とを有するもの
で、その分配チヤンバ１７は、シリンダ列２，３
間の空間６の底部に配置されるようになつてい
る。

分配チヤンバ１７から延出した吸気分配管１８
は、ほぼ垂直に立ち上がり、シリンダヘツドカバ
ー１９，２０よりやや高い位置においてゆるやか
に湾曲して、遠い側のシリンダ列２あるいは３に
向けて斜め下方に延びている。各吸気分配管１８
の垂直部内は、隔壁２１によつて内側の大径通路
２２と外側の小径通路２３とに区画されている。
また、分配チヤンバ１７の内部も、隔壁２４によ
つて内側室２５と外側室２６とに区画されてい
る。そして、その内側室２５が吸気分配管１８の
大径通路２２に連なり、外側室２６が小径通路２
３に連なるようにされている。

こうして、吸気マニホルド１６内には、分配チ
ヤンバ１７から各シリンダヘツド９，１０に至る
短くて大径の通路２７と長くて小径の通路２８と
が形成されるようになつている。その長くて小径
の通路２８は、エンジン１の低回転域において吸
気慣性効果が働くだけの長さに設定されている。
そして、短くて大径の通路２７が、エンジン１の
回転数に応じて作動する開閉弁２９により開閉さ
れるようになつている。

一方、シリンダ列２側に延びる３本の吸気分配
管１８の端部は、共通の取付フランジ３０によつ
てシリンダヘツド９に固着され、それによつて各
吸気分配管１８が、対応する吸気ポート１２を通
して対応するシリンダ５の燃焼室１１に接続され
るようになつている。他方のシリンダ列３側に延
びる３本の吸気分配管１８の端部も、同様に共通
の取付フランジ３１によつてシリンダヘツド１０
に固着され、それぞれ対応するシリンダ５の燃焼
室１１に接続されるようになつている。

そして、これらの取付フランジ３０，３１に
は、各シリンダ列２，３の各シリンダ５に対応す
る吸気ポート１２内に燃料を噴射する燃料噴射弁
３２，３３がそれぞれ装着されている。一方のシ
リンダ列２側の燃焼噴射弁３２は、その上端が第
１の燃料パイプ３４に接続されている。また、他
方のシリンダ列３側の燃料噴射弁３３は、その上
端が第２の燃料パイプ３５に接続されている。こ
れら第１及び第２の燃料パイプ３４，３５は、そ
れぞれ各シリンダ列２，３のシリンダヘツドカバ
ー１９，２０の側面に沿つて延び、その先端はそ
れぞれ交流発電機７及びパワーステアリング用ポ
ンプ８の近傍に位置している。

第３図から明らかなように、第１の燃料パイプ
３４には上下一対の通路３６，３７が設けられて
いる。これらの通路３６，３７は燃料パイプ３４
の一端面に開口し、その開口がそれぞれねじ部を
有する接続口３８，３９として形成されている。
また、その通路３６，３７の他端側は閉塞されて
おり、燃料パイプ３４の下面側から穿孔された垂
直孔４０によつて互いに連通するようにされてい
る。その垂直孔４０の下端には、燃料噴射弁３２
の上端が嵌合されるようになつている。燃料パイ
プ３４の下面側には、更に、下側通路３７に連通
し、他の２個の燃料噴射弁３２が嵌合される垂直
孔４１，４２が形成されている。

この第１の燃料パイプ３４は、接続口３８，３
９が形成された端面が交流発電機７とは反対側、
すなわち分配チヤンバ１７に取り付けられるスロ
ツトルボデイ４３側に面するようして配置されて
いる。シリンダ列２，３間の空間６のこの部分に
は比較的スペースがある。そして、その下方の接
続口３９に、燃料ポンプ（図示せず）によつて燃
料タンクから燃料が圧送される燃料供給管４４
が、ジヨイント４５を介して接続されるようにな
つている。また、上方の接続口３８には、第２の
燃料パイプ３５に燃料を供給する連結管４６が、
ジヨイント４７を介して接続されるようになつて
いる。

第２の燃料パイプ３５は、単一の通路を有する
通常のもので、その一端部、例えばパワーステア
リング用ポンプ８側の端部に、その上面側からジ
ヨイント４８を介して連結管４６が接続されるよ
うになつている。その場合には、その連結管４６
は、第１の燃料パイプ３４の接続口３８から吸気
マニホルド１６の側方を通つて第２の燃料パイプ
３５の上方に延びるように、すなわち吸気マニホ
ルド１６を迂回するように配置される。第２の燃
料パイプ３５の他端部には燃圧調整弁４９が設け
られ、燃料パイプ３４，３５内の燃料圧力が所定
の範囲内に制御されるようになつている。そし
て、余剰の燃料が戻し管５０を通して燃料タンク
に戻されるようになつている。

こうして、第１及び第２の燃料パイプ３４，３
５は、燃料供給管４４と戻し管５０との間を結ぶ
１本の通路となるようにされている。

次に、このように構成された燃料配管の作用に
ついて説明する。

エンジン１の作動時には、エアクリーナを通し
て吸入された空気が、スロツトルボデイ４３にお
いて計量された後、吸気マニホルド１６の分配チ
ヤンバ１７に導かれ、６本の吸気分配管１８，１
８，……に均等に分配される。そして、それぞれ
対応するシリンダ５の吸気ポート１２に導かれ
る。

エンジン１が回転すると、燃料ポンプが駆動さ
れ、燃料供給管４４を通して燃料が圧送される。
その燃料は、第１の燃料パイプ３４の一端両側か
ら下側通路３７に流入し、各燃料噴射弁３２に分
配される。残りの燃料は、他端側の垂直孔４０を
通して上側通路３６に導かれ、折り返して、燃料
パイプ３４の一端面側から連結管４６に導かれ
る。そして、その連結管４６を通して第２の燃料
パイプ３５内に流入し、各燃料噴射弁３３に分配
された後、燃圧調整弁４９に導かれる。

こうして、１個の燃圧調整弁４９によつて一対
の燃料パイプ３４，３５内の圧力が制御され、適
宜の時期に燃料噴射弁３２，３３が作動すること
により、対応する吸気ポート１２内に燃料が噴射
される。噴射された燃料は、吸気マニホルド１６
から導かれた空気と混合され、混合気となつて燃
焼室１１に流入する。燃焼室１１においてはこの
混合気が燃焼し、それによつてエンジン１が駆動
力を発揮する。

この間において、エンジン１の運転状態に応じ
て開閉弁２９が開閉され、低回転域においては長
い通路２８を通して空気が流れることにより吸気
慣性効果が発揮される。また、高回転域において
は短くて大径の通路２７を空気が流れることによ
りその流動抵抗が低減される。したがつて、吸気
充填効率が向上し、常に高出力が得られるように
なる。

そして、第１の燃料パイプ３４の一方の端面に
２個の接続口３８，３９が形成されているので、
連結管４６及び燃料供給管４４は、ともにその端
面に結合されることになる。したがつて、そのジ
ヨイント４７，４５も、第１の燃料パイプ３４の
一端面から側方に突出するだけで、その上方に突
出することはなくなる。その結果、それらのジヨ
イント４７，４５も含めて、第１の燃料パイプ３
４のまわりの燃料配管がその燃料パイプ３４の高
さの範囲内に収められるようになる。

それによつて、第１図に示されているように、
その部分の燃料配管が吸気マニホルド１６のカバ
ー５１の頂部とシリンダヘツドカバー１９の頂部
とを結ぶ面よりも下方に位置することになり、ボ
ンネツトライン５２を低く設定することができる
ようになる。また、第１の燃料パイプ３４と第２
の燃料パイプ３５とを結ぶ連結管４６を、吸気マ
ニホルド１６を迂回するように配管することがで
きるので、それによつてもエンジン１の全高の増
大を防ぐことができる。したがつて、ボンネツト
ライン５２の設計の自由度が増大する。

また、連結管４６及び燃料供給管４４が接続さ
れる接続口３８，３９が、第１の燃料パイプ３４
の一方の端面に隣接して形成されるので、その接
続口３８，３９の周囲の平面仕上げやねじ加工も
一つの面についてのみ行えばよいことになり、そ
の加工が容易となる。更に、このような燃料パイ
プ３４は、通常、アルミのダイカストによつて成
形され、上下の通路３６，３７はそのとき中子を
用いることによつて形成されるが、このように一
端面に開口し平行に延びる穴を有する燃料パイプ
３４は、そのような成形も極めて容易であり、金
型も簡単なものとすることができる。

なお、上記実施例においては、第２の燃料パイ
プ３５のパワーステアリング用ポンプ８側の端部
に連結管４６を接続するものとしているが、この
連結管４６を、第２の燃料パイプ３５の反対側端
部に接続するようにすることもできる。そして、
その場合には、更に、第２の燃料パイプ３５の端
面にその接続口を設けるようにすることもでき
る。そのように、連結管４６を第２の燃料パイプ
３５のスロツトルボデイ４３側端部に接続するよ
うにすれば、その連結管４６を短いものとするこ
とができる。ただし、その場合には、燃圧調整弁
４９を配設し得るだけのスペースを、パワーステ
アリング用ポンプ８側の端部に確保する必要があ
る。

（考案の効果） 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、Ｖ形多気筒エンジンの各シリンダ列に沿つて
配設される燃料パイプの一方を、一端部において
互いに連通する上下二重の通路を有するものと
し、その各通路を、その燃料パイプの一端面に開
口させて、その開口により燃料供給管及び連結管
が接続されるようにしているので、その接続部が
一端側に集中され、エンジンのコンパクト化が可
能となる。また、その接続部が上方に突出するこ
ともなくなるので、エンジン全高の増大も防ぐこ
とができる。更に、それらの管が接続される開口
が隣接して設けられるので、その開口まわりの加
工も容易となる。

そして、その連結管を他方の燃料パイプに接続
するようにしているので、一対の燃料パイプが１
本の直列に連続した通路として容易に形成される
ようになるとともに、その連結管をシリンダ列間
の空間の一端側に配設することができ、他の機器
と干渉することのないように配管することが容易
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案による燃料配管の一実施例を
示すもので、その燃料配管を備えたエンジンの一
部切り欠き概略正面図、第２図は、そのエンジン
の平面図、第３図は、その燃料配管に用いられる
燃料パイプの縦断面図である。 １……エンジン、２，３……シリンダ列、５…
…シリンダ、６……シリンダ列間の空間、１６…
…吸気マニホルド、３２，３３……燃料噴射弁、
３４……第１の燃料パイプ、３５……第２の燃料
パイプ、３６……上側通路、３７……下側通路、
３８，３９……接続口（開口）、４４……燃料供
給管、４５……ジヨイント、４６……連結管、４
７……ジヨイント、４８……ジヨイント、４９…
…燃圧調整弁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 Ｖ字形に配設された一対のシリンダ列に対応し
   てそれぞれ設けられ、各シリンダ列に沿つて延び
   る一対の燃料パイプにより、各シリンダごとに設
   けられた燃料噴射弁に燃料を供給するようにし
   た、燃料噴射式Ｖ形多気筒エンジンにおいて； 前記燃料パイプの一方が、上下一対の通路を有
   しており、 その各通路が、一端においてそれぞれその燃料
   パイプの一端面に開口するとともに、他端におい
   て互いに連通するようにされ、 その燃料パイプの一端面に形成された前記通路
   の開口の一方に、燃料ポンプから供給される燃料
   を導く燃料供給管が接続されるとともに、他方の
   開口に、前記燃料パイプの他方に燃料を導く連結
   管が接続されている、 燃料噴射式Ｖ形多気筒エンジンの燃料配管。