JPH0436915Y2 - - Google Patents

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JPH0436915Y2
JPH0436915Y2 JP2591687U JP2591687U JPH0436915Y2 JP H0436915 Y2 JPH0436915 Y2 JP H0436915Y2 JP 2591687 U JP2591687 U JP 2591687U JP 2591687 U JP2591687 U JP 2591687U JP H0436915 Y2 JPH0436915 Y2 JP H0436915Y2
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paper threading
paper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、新聞輪転機の紙通し装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の新聞輪転機の紙通し装置は、必要とする
紙通し経路のうち最も使用頻度の高い経路(例え
ばモノクロ印刷)に沿わせて平ベルトをループ状
に敷設し、この平ベルトに形成されたスリツト部
に、給紙部に設置されたロールに巻かれた印刷用
の巻取紙の先端を差し込み、小型モータ又は輪転
機の駆動されているガイドローラにより、前記平
ベルトを回転させることによつて紙通し経路の所
定の部位にまで巻取紙先端を通すようにしてい
た。
ところで、紙通し経路は例えばモノクロ印刷か
ら多色印刷への変更等印刷方式の変更や建ページ
の変更等に応じてその最適な経路に変更する必要
があるが、上記従来技術においては、一つの給紙
部と一つの印刷部に対しては一つの紙通し経路し
か設定できないため、紙通し経路の変更に際して
は手動で紙通し作業を行う必要があり、この作業
に多大の時間と労力とを要していた。
このような従来技術の欠点を解消する手段とし
て、例えば特開昭61−76368号に示すように、印
刷紙の所定経路に沿つてその一側部にそれぞれ張
設された複数系列の孔あきベルトと、印刷紙との
係合部を有する本体と、該本体の両側にそれぞれ
突出して設けられた前記孔あきベルトへの連結部
を有する連結部材と、前記各孔あきベルト間の近
接部分にそれぞれ設けられ前記連結部材に選択的
に係合してつかみ替えを行うつかみ替え機構とを
設け、印刷紙を例えば系列から系列に移行す
るときには、前記つかみ替え機構によつて連結部
材をつかみ換えるようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報に記載の手段において
は、印刷紙を搬送するベルトとして複数の長孔を
形成した孔あきベルトを用いているため、例えば
系列と2系列とにおいて印刷紙の紙通し経路
を切り替える場合、両ベルトの長孔は同じ位相の
なるように、しかも同じ速度で近接するように制
御しなければならず、この制御のために長孔を検
出するセンサを設けたり、前記位相合わせや両ベ
ルトの等速駆動のために制御機構を設ける必要が
あり、制御まわりが大掛かりなものとなる。又、
つかみ替え機構の構成が複雑で部品点数が多いと
いう欠点がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、複数の紙通し経路
を自在に設定することができ、特に、複雑な制御
機構を用いることなく、簡単に紙通し経路の変更
を行うことができ、かつ、構成の簡単な新聞輪転
機の紙通し装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る新聞
輪転機の紙通し装置は、予め想定される複数の紙
通し経路に沿わせて、その一側部にそれぞれ張設
された複数系列の紙通し用ベルト又はチエーン
と、該ベルト又はチエーンの側方に突設された磁
気式吸着部と、該磁気式吸着部に磁気的に吸着さ
れる鉄片を備え、かつ、巻取紙の先端部に取り付
けられるタブと、前記ベルト又はチエーン間の近
接部分に設けられ、かつ、選択された紙通し経路
に前記タブを移行させる電磁石と、該電磁石を上
下動させるシリンダとを具備した点に特徴があ
る。
〔作用〕
上記構成の新聞輪転機の紙通し装置において
は、巻取紙の先端部に取り付けられるタブの鉄片
を、紙通し用のベルト又はチエーンに突設された
磁気式吸着部に吸着させることにより、巻取紙と
ベルト又はチエーンとの連結が即座にできる。
又、巻取紙を、ある紙通し経路から他の紙通し経
路に移行させるときは、シリンダによつて上下動
される電磁石の吸引力によつて、タブを所定の紙
通し経路側に移行する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。
先ず、第4図は、本考案に係る新聞輪転機の紙
通し装置における紙通し経路の一例を示し、同図
において、1は印刷用紙としての巻取紙、2はモ
ノクロ印刷機、3は多色印刷機、4は折機であ
り、これらの構成は従来の装置と変わるところは
ない。
5は上記巻取紙1からモノクロ印刷機2を経て
折機4に至り、更に、巻取紙1に亘つて閉ループ
状に形成された紙通し経路に沿わせて張設された
無端状体としての平ベルトで、6はこの平ベルト
5を駆動するためのベルト駆動装置であり、7…
は適宜の間隔をおいて設けられるベルト案内ロー
ルである。
8は多色印刷機3を囲むようにして閉ループ状
に形成された紙通し経路に沿わせて張設された無
端状体としての平ベルトで、9はこの平ベルト8
を駆動するためのベルト駆動装置であり、10は
適宜の間隔をおいて設けられるベルト案内ロール
である。
11,12は平ベルト5,8の近接部分に設け
られた互いに同一構成の経路切替部(この経路切
替部11,12の構成については後述する)であ
る。
尚、上記平ベルト5,8は経路切替部11,1
2においては勿論のこと、他の部分においても互
いに接触しないように配置されている。
次に、本考案に係る新聞輪転機の紙通し装置の
構成を第1図乃至第3図に基づいて説明する。
第1図において、13…は紙案内ロールで、こ
の紙案内ロール13…は一部のベルト案内ロール
7…,10…と同軸に設けてあつてもよい。
14,15は平ベルト5,8におけるそれぞれ
の継目部分5A,8Aに設けられた磁気式吸着部
で、磁気式吸着部14は平ベルト5a,5b間に
挟持された取付けアーム16の端部に永久磁石1
7を取り付けてなり、又、磁気式吸着部15は平
ベルト8a,8bの間に挟持された取付けアーム
18の端部に永久磁石19を取り付けてなる。つ
まり、前記磁気式吸着部14,15は互いに同一
部材を用いて同一構成にしてある。そして、本実
施例では、平ベルト5には巻取紙1の近傍と経路
切替部12とにそれぞれ磁気式吸着部14,14
が設けてあり、平ベルト8には経路切替部11に
磁気式吸着部15が設けてある。
20は巻取紙1の先端部1Aに、例えば両面テ
ープ等の接着部材21によつて取り付けられる合
成樹脂製のタブで、このタブ20の前端側には例
えばばね鋼よりなる保持部材22を介して鉄片2
3が取り付けられている。この鉄片23は上記磁
気式吸着部14又は15に吸着保持されるもので
ある。
次に、経路切替部11,12における構成につ
いて説明すると、これら経路切替部11,12は
互いに同一に構成されており、従つて、第2図及
び第3図に基づいて一方の経路切替部11につい
てのみ説明する。
24は鉄心25及びコイル26よりなる電磁石
で、コイル26は図外のスイツチを介して図外の
電源に接続されている。27は電磁石24を上下
動させるエヤシリンダ等のシリンダである。そし
て、鉄片23が上方の永久磁石17に吸着保持さ
れた状態で、下方の永久磁石19の上方位置にあ
る場合、シリンダ27を作動させて電磁石19を
上昇させた後コイル26に通電して電磁石24を
作動させたとき、この電磁石24がその吸引力に
よつて鉄片23を下方の永久磁石19側に移動さ
せ、この永久磁石19に吸着保持させることがで
きる程度の吸着力を備えているものとする。尚、
28,29はベルトガイドで、下側のベルトガイ
ド29には前記電磁石24が上下動し得るように
適宜の開口29aが形成してある。又、第4図に
おいて、24′,27′はそれぞれ経路切替部12
における電磁石、シリンダを示す。
而して、上記構成の紙通し装置において、今、
第1図に示すように、巻取紙1の先端部1Aに接
着部材21によつてタブ20を取り付け、このタ
ブ20に設けられた鉄片23を、平ベルト5の継
目5Aに設けられた磁気式吸着部14の永久磁石
17に吸着保持させることにより、前記巻取紙1
の先端部1Aを平ベルト5に保持させる。
モノクロ印刷を行う場合は、経路切替部11,
12における電磁石24に通電しないと共に、シ
リンダ27は動作させないようにする。
そして、ベルト駆動装置6を作動させて平ベル
ト5を所定の方向及び速度で走行させると、この
平ベルト5に保持された巻取紙1の先端部1Aは
紙通し経路にそつて走行し、モノクロ印刷機2を
通過して経路切替部11,12に至るが、電磁石
24及びシリンダ27が不動作であるので、前記
巻取紙1の先端部1Aは経路が切り替えられるこ
となく折機4に至り、これによつてモノクロ印刷
時の紙通し作業が完了する。
一方、モノクロ印刷後多色印刷を行う場合は、
平ベルト5に設けた磁気式吸着部14が経路切替
部11に到達し、第2図及び第3図に示すよう
に、平ベルト5側の永久磁石17が平ベルト8側
の永久磁石19の真上に位置するようにベルト駆
動装置6を停止する。この状態で、シリンダ27
を駆動して電磁石24を上昇させ、下方に位置す
る平ベルト8側の永久磁石19を鉄片23の下面
に接触させるようにすると共に、電磁石24のコ
イル26に通電する。これによつて、鉄片23に
対してはこれを上方側(即ち、永久磁石17側)
よりも下方側(即ち、永久磁石19側)へ吸引す
る力が大きくなるので、鉄片23は永久磁石19
側に吸引されて、この永久磁石19に吸着保持さ
れる。これによつて、巻取紙1の先端部1Aは平
ベルト8に保持されることとなり、経路が切り替
わる。
ここで、今度はベルト駆動装置9を作動させて
平ベルト8を所定の方向及び速度で走行させる
と、この平ベルト8に保持された巻取紙1の先端
部1Aは紙通し経路に沿つて走行し、多色印刷機
3の周囲を通過して経路切替部12に至る。そし
て、平ベルト8側の永久磁石19が平ベルト5側
の永久磁石17の真上に位置するようにベルト駆
動装置9を停止する。この状態で、経路切替部1
2に設けられたシリンダ27′を駆動して電磁石
24′を下降させ、上方に位置する平ベルト5側
の永久磁石17を鉄片23の上面に接触させるよ
うにすると共に、電磁石24′のコイルに通電す
る。これによつて、鉄片23に対してはこれを下
方側(即ち、永久磁石19側)よりも上方側(即
ち、永久磁石17側)へ吸引する力が大きくなる
ので、鉄片23は永久磁石17側に吸引されて、
この永久磁石17に吸着保持される。これによつ
て、巻取紙1の先端部1Aは再び平ベルト5に保
持されることとなり、経路が切り替わる。
ここで、再びベルト駆動装置6を作動させて平
ベルト6を所定の方向及び速度で走行させると、
この平ベルト6に保持された巻取紙1の先端部1
Aは紙通し経路に沿つて走行して折機4に至り、
これによつて、モノクロ印刷後多色印刷を行う場
合の紙通し作業が完了する。
本考案は上述の実施例にのみ限られるものでは
なく、種々に変形して実施することができる。
例えば平ベルト5,8に代えてチエーンを用い
てもよい。又、磁気式吸着部14,15は平ベル
ト58の継目以外の部分に設けてあつてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る新聞輪転機
の紙通し装置は、予め想定される複数の紙通し経
路に沿わせて、その一側部にそれぞれ張設された
複数系列の紙通し用ベルト又はチエーンと、該ベ
ルト又はチエーンの側方に突設された磁気式吸着
部と、該磁気式吸着部に磁気的に吸着される鉄片
を備え、かつ、巻取紙の先端部に取り付けられる
タブと、前記ベルト又はチエーン間の近接部分に
設けられ、かつ、選択された紙通し経路に前記タ
ブを移行させる電磁石と、該電磁石を上下動させ
るシリンダとを具備しているので、複数の紙通し
経路を自在に設定することができ、複雑な制御機
構を用いることなく、簡単に紙通し経路の変更を
行うことができる。そして、本考案に係る紙通し
装置は、従来のこの種装置に比べて構成が簡単で
あり、しかも安価であるといつた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は紙通し装置の要部を示す斜視図、第2図
及び第3図は経路切替部の構成を示す断面図及び
側面図、第4図は本考案を適用した紙通し経路の
一例を示す構成図である。 1……巻取紙、5,8……平ベルト、14,1
5……磁気式吸着部、17,19……永久磁石、
20……タブ、23……鉄片、24,24′……
電磁石、27,27′……シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予め想定される複数の紙通し経路に沿わせて、
    その一側部にそれぞれ張設された複数系列の紙通
    し用ベルト又はチエーンと、該ベルト又はチエー
    ンの側方に突設された磁気式吸着部と、該磁気式
    吸着部に磁気的に吸着される鉄片を備え、かつ、
    巻取紙の先端部に取り付けられるタブと、前記ベ
    ルト又はチエーン間の近接部分に設けられ、か
    つ、選択された紙通し経路に前記タブを移行させ
    る電磁石と、該電磁石を上下動させるシリンダと
    を具備したことを特徴とする新聞輪転機の紙通し
    装置。
JP2591687U 1987-02-23 1987-02-23 Expired JPH0436915Y2 (ja)

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JP2591687U JPH0436915Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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JP2591687U JPH0436915Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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