JPH0436226A - 水性シャンプー組成物の調製方法 - Google Patents

水性シャンプー組成物の調製方法

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JPH0436226A
JPH0436226A JP2407428A JP40742890A JPH0436226A JP H0436226 A JPH0436226 A JP H0436226A JP 2407428 A JP2407428 A JP 2407428A JP 40742890 A JP40742890 A JP 40742890A JP H0436226 A JPH0436226 A JP H0436226A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、シャンプー組成物、特に毛髪を比較的柔軟で
扱いやすい状態に維持するべくコンディショニングする
不揮発性シリコーン物質を含有するシャンプー組成物に
係わる。
【従来の技術】
通常のシャンプー組成物で洗髪すると、汚れ及び不要の
油分と共に自然の油分も除去される。自然の油分が、例
えばきわめて頻繁に洗髪することにより過剰に除去され
ると、毛髪は梳いたりまとめたりしにくくなり、また静
電気の増加により　゛ばさばざ°　してしまう。 毛髪の状態を回復しようとするヘアコンディショナーが
開発されている。それらのコンディショニング組成物は
通常シャンプー後の毛髪に塗布し、そのまましばらく放
置してから濯ぎ落とす。このようなコンディショニング
方法は、２種の別個の製剤を要するので手間も経費も掛
かる。 カチオン性コンデイショニング剤を含有するコンディシ
ョニングシャンプーが例えばヨーロッパ特許第１８　７
１７号（Ｕｎｉｌｅｖｅｒ）に開示されている。上記カ
チオン性製剤は、毛髪のコンディショニングにおいては
たしかに有益であるが、毛髪が乾燥後に艶を失う原因と
なりかねない残留物を毛髪上に残すとしばしば考えられ
る。 不揮発性のシリコーン油がコンデイショニング剤として
有用であるカミシリコーンを過剰に用いればやはり毛髪
の艶が失われかねず、またシリコーンが毛髪上に堆積す
ることによって見た目が油っぽくなる恐れも有る。その
うえ、シリコーン油の含有は通常消泡効果をもたらす。 ヨーロッパ特許第３５　８９９号（Ｐｒｏｃｔｏｒ　　
＆　　Ｇａｍｂｌｅ）には毛髪コンディショニングエマ
ルションが開示されている。このエマルションは揮発性
シリコーンまたは揮発性炭化水素を含有し、最終組成物
中の揮発性物質の粒径は１〜１０μｍとされている。 しかし、このような組成物はシャンプーとして用いるに
は不適当であり、上記コンディショニングエマルション
を適用する場合は事前にまず洗髪を行なうべきである。 ヨーロッパ特許第７４　２６４号（Ｕｎｉｌｅｖｅｒ）
に開示されているように不揮発性のシリコーン油をシャ
ンプー組成物に直接混入する試みも為されているが、シ
ャンプー組成物に直接混入したシリコーン油の粒径は２
りｍを上回り、消泡効果がもたらされる恐れが有る。 本出願人は、界面活性剤をベースとするシャンプー組成
物中にシリコーン油の水性エマルションと特別の種類の
カチオン性コンディショニングポリマーとを組み合わせ
て用いると、他のコンディショニング製品を用いた場合
に認められる望ましくない艶消し効果や油っぽい堆積を
認めることなく、また洗髪してからコンディショニング
するという２段階手順を必要とせずに毛髪をより有効に
コンディショニングできることを発見した。 シリコーン油は、予め製造した水性エマルションとして
添加すれば、２μｍ未満の小さい粒径を有する粒子の形
態で組成物中に存在させることができる。シリコーンは
不溶性で、組成物全体に分散した状態を維持する。シリ
コーン油をこのように添加することによって組成物の製
造がより容易となる。また、シリコーン油の消泡効果も
低減し、より安定な組成物が得られる。 従っ、て本発明は、水以外に （ａ）アニオン性、非イオン性及び両性界面活性剤並び
にこれらの混合物の中から選択された界面活性剤を２〜
４０重量％、（ｂ）グアーゴムのカチオン性誘導体であ
るカチオン性コンディショニングポリマーを０．０１〜
３重量％、 （ｃ）平均粒径２μｍ未満の分散粒子として存在する不
溶性でかつ不揮発性のシリコーンを０．１〜１０重量％ 含有する水性シャンプー組成物を提供する。 本発明は、上記のようなシャンプー組成物を、界面活性
剤、カチオン性コンディショニングポリマー　及びシリ
コーンが平均粒径２μｍ未満で分散した水性シリコーン
エマルションを水と混合することによって製造する方法
も提供する。
【好ましい例の説明】
ａ）界面活性剋 本発明による組成物は、アニオン性、非イオン性及び両
性界面活性剤並びにこれらの混合物の中から選択された
界面活性剤を含有する。 適当なアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート
、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホ
ネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシ
ネート、Ｎ−アルコイルサルコシネート、アルキルホス
フェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエ
ーテルカルボキシレート及びαオレフインスルホネート
で、特にナトリウム、マグネシウム、アンモニウム、モ
ノエタノールアミン、ジェタノールアミン及びトリエタ
ノールアミンの塩である。アルキル基は通常８〜１８個
の炭素原子を有し、不飽和であり得る。アルキルエーテ
ルスルフェート、アルキルエーテルホスフェート及びア
ルキルエーテルカルボキシレートは１分子当たり１〜１
０のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドユニッ
トを含み、好ましくは１分子当たり２または３のエチレ
ンオキシドユニットを含む。 適当なアニオン性界面活性剤の例には、ナトリウムオレ
イルスクシネート、アンモニウムラウリルスルホスクシ
ネート、アンモニウムラウリルスルフェート、ナトリウ
ムドデシルベンゼンスルホネート、トリエタノールアミ
ンドデシルベンゼンスルホネート及びナトリウムＮ−ラ
ウリルサルコシネートが含まれる。最も好ましいアニオ
ン性界面活性剤は、ナトリウムラウリルスルフェート、
トリエタノールアミンラウリルスルフェート、トリエタ
ノールアミンモノラウリルホスフェート、ナトリウムラ
ウリルエーテルスルフェートＩＥＯ１２ＥＯ及び３ＥＯ
、アンモニウムラウリルスルフェート、並びにアンモニ
ウムラウリルエーテルスルフェートＩＥＯ１２Ｅ○及び
３Ｅ○である。 本発明の組成物中に用いるのに適した非イオン性界面活
性剤としては、普通エチレンオキシドであるアルキレン
オキシドを含み、通常は６〜３０ＥＯを含む脂肪族（０
８〜Ｃｌ８）第一または第二直鎖または分枝鎖アルコー
ルまたはフェノールの縮合物などを挙げることができる
。 適当な非イオン性界面活性剤には、モノまたはジアルキ
ルアルカノールアミドやアルキルポリグルコシドも含ま
れる。例えば、ココモノまたはジェタノールアミド、コ
コモノイソプロパツールアミド及びココジグルコシドな
どである。 本発明の組成物中に用いるのに適した両性界面活性剤と
しては、アルキル基及びアシル基が８〜１８個の炭素原
子を有するアルキルアミンオキシド、アールキルベタイ
ン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホ
ベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシ
グリシネート、アルキルアンホプロピオネート、アルキ
ルアミドプロピルヒドロキシスルティン、アシルタウレ
ート及びアシルグルタメートなどを挙げることができる
。適当な両性界面活性剤の例にはラウリルアミンオキシ
ド及びココジメチルスルホプロピルベタインが含まれ、
特に好ましいものとしてラウリルベタイン、ココアミド
フロビルベタイン及びナトリウムココアンホプロピオネ
ートが有る。 本発明のシャンプー組成物中に界面活性剤は２〜４０重
量％、好ましくは５〜３０重量％の量で存在する。 ｂ）カチオン　コンディショニングポリマー本発明の組
成物は、グアーゴムのカチオン性誘導体であるカチオン
性コンディショニングポリマーを含有する。 適当なカチオン性グアーゴム誘導体は、例えばＪａｇｕ
ａｒ　　Ｃ１３Ｓとして市販されている、ＣＴＦＡ名“
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド″の誘
導体である。この誘導体はカチオン基の置換度が低く、
カリ粘度が高く、カチオン基置換度が低い結果として０
．０００８のカチオン電荷密度を有する。 他の適当物質としては、中位の置換度と低い粘度とを有
するＪａｇｕａｒ　　Ｃ１５、（置換度が高く、０．０
０１６のカチオン電荷密度を有し、カリ高い粘度を有す
る）Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ１７、及び低レベルの置換基と
、カチオン性第四アンモニウム基とを有するヒドロキシ
プロピル化されたカチオン性グアー誘導体であるＪａｇ
ｕａｒ　　Ｃ１６などが挙げられる。Ｊａｇｕａｒ　　
Ｃ１６（７）カチオン電荷密度は０．０００８である。 低い置換度及び中位の粘度を有する、透明度の高いグア
ーであるＪａｇｕａｒ　　１６２も適当である。 本発明の組成物はカチオン性コンディショニングポリマ
ーを０．０１〜３重量％、好ましくは０．１〜２重量％
含有する。 Ｃ）シリコーン 本発明のシャンプー組成物は、１種以上のポリアルキル
シロキサン、１種以上のポリアルキルアリールシロキサ
ン、またはこれらの混合物であり得る不溶性でかつ不揮
発性のシリコーンも含有する。このシリコーンは本発明
組成物の水性マトリックス中で溶解せず、分散粒子の形
態で存在して乳濁状態を創出する。 適当なポリアルキルシロキサンには、２５℃で５〜１０
０，０００センチストークスの粘度を有する、ＣＴＦＡ
名゛ジメチコゾ°のポリジメチルシロキサンが含まれる
。このシロキサンは、Ｇｅｎｅｒａｌ　　Ｅｌｅｃｔｒ
ｉｃ　　ＣｏｍｐａｎｙからＶｉｓｃａｓｉｌシリーズ
として、またＤｏｗ　　ＣｏｒｎｉｎｇからＤＣ２００
シリーズとして市販されている。粘度は、Ｄｏｗ　　Ｃ
ｏｒｎｉｎｇＣｏｒｐｏｒａｔｅ　　Ｔｅ５ｔ　　Ｍｅ
ｔｈｏｄ　　ＣＴＭＯＯ４Ｊｕｌｙ　　２０１９７０に
詳述されているようなガラス細管粘度計を用いて測定し
得る。 ポリジエチルシロキサンも適当である。 本発明の組成物中に用い得るポリアルキルアリールシロ
キサンには、２５℃で１５〜６５センチストークスの粘
度を有するポリメチルフェニルポリシロキサンが含まれ
る。このシロキサンは、Ｇｅｎｅｒａｌ　　Ｅｌｅｃｔ
ｒｉｃ　　ＣｏｍｐａｎｙからＳＦ　　１０７５メチル
フエニル液として、またＤｏｗ　　Ｃｏｒｎｉｎｇから
５５６　　Ｃｏｓｍｅｔｉｃ　　Ｇｒａｄｅ　　Ｆｌｕ
ｉｄとして市販されティる。 米国特許第４，１５２，４１６号（ＳｐｉｔＺｅｒ）に
開示されているシリコーンゴム、並びにＧｅｎｅｒａｌ
　　Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　　５ｉｌｉｃｏｎｅ　　Ｒｕｂ
ｂｅｒ　　Ｐｒｏｄｕｃｔ　　Ｄａｔａ　　５ｈｅｅｔ
の５Ｅ３０、ＳＦ３３．５Ｅ５４及び５Ｅ７６に記載さ
れているシリコーンゴムなとも適当である。゛′シリコ
ーンゴム゛°とは分子量２００，０００〜１，０００，
０００のポリジオルガノシロキサンのことであり、特定
例としてポリジメチルシロキサンポリマー　ポリジメチ
ルシロキサン／ジフェニル／メチルビニルシロキサンコ
ポリマー　ポリジメチルシロキサン／メチルビニルシロ
キサンコポリマー　及びこれらの混合物などを挙げるこ
とができる。 Ｕｎｉｏｎ　　ＣａｒｂｉｄｅのＴＰ　　４０７（７）
ような、ＣＴＦＡ名°゛アモジメチコン゛°のアミノ官
能シリコーンも本発明の組成物中に好ましく用い得る。 上述のようなシリコーン物質は、好ましくは予め製造し
た水性エマルションとして本発明のシャンプー組成物に
添加する。エマルション及びシャンプー組成物中でのシ
リコーン物質の平均粒径は２μｍ未満で、好ましくは０
．０１〜１μｍである。粒径は、Ｍａｌ、ｖｅｒｎ　　
ＩｎｓｔｒｕｍｅｎｔＳの２６００Ｄ　　Ｐａｒｔｉｃ
ｌｅ　　５ｉｚｅｒを用いて、レーザー光散乱技術で測
定し得る。 エマルションは、シリコーンと水との高剪断機械混合に
よって製造しても、また不溶性でかつ不揮発性のシリコ
ーンを水及び乳化剤と混合して、即ち例えば加熱した乳
化剤溶液にシリコーンを混入して製造してもよく、機械
的乳化と化学的乳化とを組み合わせることも可能である
。 シリコーンエマルションの製造では、任意の界面活性剤
物質を単独で、あるいは幾種か混合して乳化剤として用
い得る。好ましい乳化剤には、例えばナトリウムドデシ
ルベンゼンスルホネートなどのアルキルアリールスルホ
ネート、例えばナトリウムラウリルスルフェートなどの
アルキルスルフェート、例えばナトリウムラウリルエー
テルスルフェートｎＥＯ（ｎは１〜２０）などのアルキ
ルエーテルスルフェート、例えばオクチルフェノールエ
ーテルスルフェートｎＥ○（ｎば１〜２０）などのアル
キルフェノールエーテルスルフェート、及び例えばナト
リウムジオクチルスルホスクシネートなどのスルホスク
シネートのようなアニオン性乳化剤が含まれる。 例えばノニルフェノールエトキシレートｎＥｏ　（ｎは
１〜５０）などのアルキルフェノールエトキシレート、
例えばラウリルアルコールｎＥｏ　（ｎは１〜５０）な
どのアルコールニドキシレート、及び例えばオキシエチ
レンユニットの数が１〜３０であるポリオキシエチレン
モノステアレートなどのエステルエトキシ］／−トのよ
うな非イオン性乳化剤も適当である。 典型的には、予め製造するエマルションのシリコーン含
量は５０％前後とする。Ｄｏｗ　　Ｃｏｒｎｉｎｇ、Ｇ
ｅｎｅｒａｌ　　Ｅｌｅｃｔｒｉｃ、ＵｎｉｏｎＣａｒ
ｂｉｄｅ、Ｗａｃｋｅｒ　　Ｃｈｅｍｉｅ、５ｈｉｎ　
　Ｅｔｓｕ、Ｔｏｓｈｉｂａ、Ｔｏｙｏ　　Ｂｅａｕｔ
ｙ　　Ｃｏ、及びＴｏｒａｙ　　５ｉｌｉｃｏｎｅＣｏ
、のようなシリコーン油供給元からは既製のエマルショ
ンが入手可能である本発明の組成物は不溶性でかつ不揮
発性のシリコーンを０．０１〜１０重量％好ましくは０
．　１〜５重量％含有する。シリコーン含量が０．０１
重量％を下回ると組成物は僅かなコンディショニング機
能しか発揮せず、他方１０重量％を上回ると毛髪の見た
目が油っぽくなる。 予め製造した水性エマルションはシャンプー組成物に、
０．０２〜５０重量％好ましくは０．２〜２０重量％の
量で添加し得る。 当然ながら、正確なエマルション量はエマルションの濃
度に従属し、エマルションの添加量は、最終組成物が含
有する不溶性でかつ不揮発性のシリコーンの量が所望量
となるように選択するべきである。 安定性向上のなめ、本発明の組成物は好ましくは、架橋
ポリアクリレートのような剪断減粘性ポリマーか、また
は組成物中で網状構造を構成する不溶固体を含有する。 上記のような固体にエチレングリコールジステアレート
が有り、この物質は真珠箔顔料としても機能する。 ［組成物の用法］ 本発明のシャンプー組成物は、濡らした毛髪に３〜５ｍ
ｌの量で適用し得る。 濡らした毛髪を揉んで泡を立てる。濯ぎは、泡を短い時
間、即ち例えば１〜４分間維持した後に行なっても、ま
た直ちに行なってもよい。この洗髪手順は、必要であれ
ば繰り返すことが可能である。 上記のように洗髪すれば、通常毛髪は清潔で扱いやすく
なって、梳いたりまとめたりするのが容易となり、その
際別途コンディショニングを行なう必要はない本発明は
、大部分が界面活性剤から成るシャンプー組成物の毛髪
コンディショニング特性を改善するべく該シャンプー組
成物中にグアーゴムのカチオン性誘導体を組成物全体の
重量の少なくとも０．０１％の量で用い、同時に不溶性
でかつ不揮発性のシリコーンが平均粒径２μｍ未満で分
散した水性エマルションを組成物全体の重量の少なくと
も０．１％の量で用いることも目的とする。 任意成分 本発明のシャンプー組成物には、先に述べた諸成分以外
に、シャンプー組成物中に通常見いだされる抗菌剤、亜
鉛ピリジンチオンもしくは○ＣｔｏｐｉｒｏＸのような
ふけ防止剤、起泡増進剤、真珠箔顔料、香料、染料、着
色剤、防腐剤、粘度調整剤、タンパク質、ポリマー　緩
衝剤、ポリオールその他の湿潤剤、ハーブエキス、ミン
クオイルまたは蜂蜜といった成分も少量含有させ得る。 本発明を、以下の実施例によって更に詳述する。
【実施例１】 次の組成を有するシャンプーを製造する。 成分　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　重量％ナトリウムラウリルエーテルスルフェート２Ｅ
○　　　　　　　１６．０ラウリルベタイン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２．０シリコー
ン油１）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．５Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　Ｏ，２Ｃａｒｂｏｐｏｌ　　
９４０２）　　　　　　　　　　０．４防腐剤、着色剤
、香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量
水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　バランス１）；　シリコーン油の含有は
Ｔｏｒａｙ　　５ｉｌｉｃｏｎｅ　　Ｃｏ、　　　Ｌｔ
ｄの、 ラウリルアルコールエトキシレート２Ｅ０　　　　　　
　　　２．０重量％ラウリルアルコールエトキシレート
２１Ｅ０　　　　　　　　２．０重量％ポリジメチルシ
ロキサン（６０，０００ｃＳｔ）　　　　　　５０．０
重量％防腐剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　適量水　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　バランスを含有するエマ
ルションＢＹ２２−０２６を１重量％添加することによ
って実現した。 ２）：　　Ｃａｒｂｏｐｏ　１　９４０はＢ　　Ｆ　　
Ｇｏｏｄｒｉｃｈから入手可能な架橋ポリアクリレート
である。 このシャンプーの製造には、全成分を櫂形攪拌機で混合
する単純な常温法を用いる。 エマルション中のシリコーン粒子は０．４μｍの平均粒
径を有し、シャンプー組成物中でもこの粒径を維持する
。
【実施例２】 次の組成を有するシャンプーを製造する。 炭分　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　重量％ナトリウムラウリルエーテルスルフェート２
ＥＯ１６，０ココアミドプロピルベタイン　　　　　　
　　　　　　　　　　　２．０ウリヨーア油１）　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４．０Ｊａ
ｇｕａｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　Ｏ，１エチレングリコールジステアレート
　　　　　　　　　　　　　　　２．００ｃｔｏｐｉｒ
ｏＸ２）　　　　　　　　　　　　０．５防腐剤、着色
剤、香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適
量水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　バランス１）；　実施例１で用いたエ
マルションＢＹ２２−０２６を４．０重量％添加。 ２）：　　Ｈｏｅｃｈｓｔのピロクトンオラミン。 このシャンプーの製造には単純な高温法を用い、この方
法では香料以外の全成分を、櫂形攪拌機を用いて７０℃
で混合する。得られた混合物をゆっくり冷却し４０℃よ
り低い温度で香料を添加する。
【実施例３】 数種のシャンプーを実施例２に述べた高温混合法で製造
し、シャンプーのコンディショニング特性を評価する比
較試験に用いた。 製造したシャンプー組成物は次のような組成を有した。 ナトリウムラウリルエーテルスルフェート２Ｅ０　　　
　　　　１６．０ココアミドプロピルベタイン　　　　
　　　　　　　　　　　　　　２．　０エチレングリコ
ールジステアレート　　　　　　　　　　　　　　　２
．　０シリコーン油　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０または３カチオン性ポリマー　　　
　　　　　　　　０または０．０４または０．　３防腐
剤、着色剤、香料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　適量水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　バランスいずれの組成物でも
、シリコーン油（含有される場合）はエマルションとし
て添加した。 シャンプー組成物の試、験は、８グラム（２０ｃｍ）の
毛髪束を６つ用いて実施した。各毛髪束を、毎回０．５
グラムのシャンプーを用いて３０秒間ずつ２回洗い、そ
の後濯いで乾燥する。３つの毛髪束に対して試験シャン
プーを用い、他の３つの毛髪束に対しては（シリコーン
またはカチオン性ポリマーを含有しない）対照シャンプ
ーを用いた。 １２人のパネリストに、ペア比較試験で試、験毛髪束を
対照毛髪束と比較して、乾燥した毛髪束の梳きやすさを
評価するように依頼した。 次の表１に、用いたシリコーンエマルション及びカチオ
ン性ポリマーの詳細、１８６一 並びに得られた試験結果を示す。 パネリストには最も梳きやすいと感じた毛髪束を選択し
てもらった。この結果は、当該試、験毛髪束を対照毛髪
束より梳きやすいとしたパネリストのパーセンテージと
して示しである。
【表１】 シャンプーにおける含量 Ｊａｇｕａｒ １３Ｓ ０゜ ３％ 試験毛髪束 選択率（％） 統計的有意性 有意゛でない シリコーン ０％ カチオン性ポリマー シリコーンエマルションＩ） ０％ ６％ 有意でない Ｊａｇｕａｒ　　ＣＬ３Ｓ シリコーンエマルションり ０゜ ６％ ３％ ９９゜ ９％より良 Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　０．０４％シリコーン
エマルション１）６％ ９つ。 ９％より艮 Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ１３Ｓ　　　　０．３％　　　　９
７　　　　　９９．９％より良シリコーンエマルション
２′６％ オζリマーＪＲ４００”　　　０．３％　　　６４　　
　　９５％より良シリコーンエマルション１）６％ １３：　　平均粒径０．４μｍの３５０センチストーク
スシリコーンを５０％含有する、Ｔｏｒａｙ　　５ｉｌ
ｉｃｏｎｅ　　Ｃｏ　　Ｌｔｄ、の［３Ｙ　　２２−０
０７゜２）：　　平均粒径０．４μｍの６０，０００セ
ンチストークスシリコーンを５０％含有する、Ｔｏｒａ
ｙ　　５ｉｌｉｃｏｎｅ　　Ｃｏ　　Ｌｔｄ−のＢＹ　
　２２−０２６゜ ３７；　　ポリマーＪＲ４００は、米国特許第３，４７
２，４８０号に開示されているようなカチオン性セルロ
ース誘導体で、０．００１３のカチオン電荷密度を有す
る。
【実施例４】 実施例１に述べた常温混合法で、次の組成を有する３種
の組成物を調製した。 炭分　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　重量％ナトリウムラウリルエーテルスルフェート
２ＥＯ１５，０ラウリルベタイン　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　６．６ココモノエタノールア
ミド　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．５ニ
チレングリコールジステアレート１．５Ｊａｇｕａｒ　
　Ｃ１３Ｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　Ｏ，１ホルマリン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　０．１５グリセロール　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０シリコー
ン油　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　Ｏまたは１水　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　バランスエチレングリコ
ールジステアレートは、上記アルカノールアミド、及び
上記ラウリルエーテルスルフェートの一部も含有させて
予め製造したペーストとして添加した。 一つの組成物にはシリコーンを含有させなかった。 別の組成物には実施例１で用いた、平均シリコーン粒径
が０．４μｍであるシリコーンエマルションを２％含有
させた。第三の組成物には、上記エマルションと同じシ
リコーン油を用いて製造しであるが、平均シリコーン粒
径が４μｍであるシリコーンエマルションを２％含有さ
せた。このエマルションは、シリコーン油をグリセロー
ル中にナトリウムラウリルエーテルスルフェート２ＥＯ
の存在下に分散させて予め製造した、５０％のシリコー
ン油と、２％の界面活性剤と、バランス量のグリセロー
ルとを含有するエマルションであった（グリセロールは
他の二つの組成物にも単独で添加した）。 組成物の用時発泡能力を、人工脂０．０８ｇを含浸させ
た８ｇ（２０ｃｍ）の毛髪束を用いて試、験した。 毛髪束をプラスチック袋に入れ、４０℃の水８ｍｌ、続
いて組成物０．８ｍｌを添加した。袋を閉じたまま、毛
髪束を溶液中で３０秒間揉んだ。次に毛髪束を取り出し
たが、その際毛髪束を扱いて泡を全部袋内に残した。泡
を計量シリンダに移し、その量を測定した。 得られた結果を表２に示す。
【表２】 シリコーン含有せず 粒径０．４μｍのシリコーン含有 ２２゜ Ｏｍｌ±３゜ ｍ１ ２２゜ Ｏｍｌ±２゜ ｍｌ このように、粒径が比較的大きいシリコーンは泡を減少
させるが、本発明による比較的小粒径のシリコーンでは
そのようなことはない。
【実施例５】 実施例１に述べた常温混合法で、次の組成を有する２種
の組成物を調製した。 ナトリウムラウリルエーテルスルフェート２Ｅ０　　　
　　　　　１６．１ココアミドプロピルベタイン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　２．０ココモノエタ
ノールアミド　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　０．５シリコーン油　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　１．　０Ｊａｇｕａｒ　　Ｃ
１３Ｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Ｏ，Ｌグリセロール　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１０エチレングリコールジステアレート
　　　　　　　　　　　　　　　　１．８ホルマリン　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．　１よ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　バ″″″シリコーンは６０，０
００ｃＳｔシリコーン油含有のエマルションとして添加
した。一方の組成物には平均シリコーン粒径０，４μｍ
の、実施例１と同じエマルションを２％の量で用いた。 他方の組成物に用いたエマルションの平均シリコーン粒
径は３．０μｍであった。このエマルションは実施例４
に述べた方法を用いて製造した。 エチレングリコールジステアレートは、上記モノエタノ
ールアミド、並びに上記ベタイン及びエーテルスルフェ
ートそれぞれの一部も含有させて予め製造したペースト
として添加した。 組成物試料を２８℃、３７℃及び５０℃で貯蔵した。 ２８℃では、シリコーン粒子が大きい方の試料が６力月
後２相に分離した。シリコーン粒子が小さい方の試料で
は、そのような分離は起こらなかった。大きいシリコー
ン粒子を含有する組成物は、３７℃では２力月後、５０
℃では２週間後にやはり２層に分離したが、小さいシリ
コーン粒子を含有する組成物ではそのようなことはなか
った。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】水以外に （ａ）アニオン性、非イオン性及び両性界面活性剤並び
    にこれらの混合物の中から選択された界面活性剤を２〜
    ４０重量％、（ｂ）グアーゴムのカチオン性誘導体であ
    るカチオン性コンディショニングポリマーを０，０１〜
    ３重量％、 （ｃ）平均粒径２μｍ未満の分散粒子として存在する不
    溶性でかつ不揮発性のシリコーンを０．１〜１０重量％ 含有する水性シャンプー組成物。
  2. 【請求項２】アニオン性界面活性剤がナトリウムラウリ
    ルスルフェート、トリエタノールアミンラウリルスルフ
    ェート、トリエタノールアミンモノラウリルホスフェー
    ト、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート２ＥＯ、
    ナトリウムラウリルエーテルスルフェート３ＥＯ、アン
    モニウムラウリルスルフェート、アンモニウムラウリル
    エーテルスルフェート１ＥＯ、アンモニウムラウリルエ
    ーテルスルフェート２ＥＯ、アンモニウムラウリルエー
    テルスルフェート３ＥＯ、またはこれらの混合物である
    ことを特徴とする請求項１に記載の組成物。
  3. 【請求項３】両性界面活性剤がＣ＿８〜Ｃ＿１＿８アル
    キルアミドプロピルベタインまたはＣ＿８〜Ｃ＿１＿８
    アルキルベタインであることを特徴とする請求項１に記
    載の組成物。
  4. 【請求項４】両性界面活性剤がラウリルベタイン、ココ
    アミドプロピルベタインまたはナトリウムココアンホプ
    ロピオネートであることを特徴とする請求項３に記載の
    組成物。
  5. 【請求項５】カチオン性グアーゴム誘導体がグアーヒド
    ロキシプロピルトリモニウムクロリドであることを特徴
    とする請求項１から４のいずれか１項に記載の組成物。
  6. 【請求項６】不溶性でかつ不揮発性のシリコーンがポリ
    アルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン
    、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項
    １から５のいずれか１項に記載の組成物。
  7. 【請求項７】不溶性でかつ不揮発性のシリコーンがポリ
    ジメチルシロキサンまたはポリメチルフェニルシロキサ
    ンであることを特徴とする請求項６に記載の組成物。
  8. 【請求項８】シリコーンの平均粒径が０．０１〜１μｍ
    であることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項
    に記載の組成物。
  9. 【請求項９】毛髪に不溶性でかつ不揮発性のシリコーン
    を付着させる美髪処理方法であって、 （ａ）アニオン性、非イオン性及び両性界面活性剤並び
    にこれらの混合物の中から選択された界面活性剤を２〜
    ４０重量％、（ｂ）グアーゴムのカチオン性誘導体であ
    るカチオン性コンディショニングポリマーを０・０１〜
    ３重量％、 （ｃ）平均粒径２μｍ未満の分散粒子として存在する不
    溶性でかつ不揮発性のシリコーンを０・０１〜１０重量
    ％ 含有する水性シャンプー組成物で洗髪することを含む、
    水性シヤンプー組成物を用いる美髪処理方法。
  10. 【請求項１０】界面活性剤、カチオン性コンディショニ
    ングポリマー、及びシリコーンが平均粒径２μｍ未満で
    分散した水性シリコーンエマルションを水と混合するこ
    とを含む、請求項１から８のいずれか１項に記載の水性
    シャンプー組成物の調製方法。
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