JPH04362236A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JPH04362236A
JPH04362236A JP3135178A JP13517891A JPH04362236A JP H04362236 A JPH04362236 A JP H04362236A JP 3135178 A JP3135178 A JP 3135178A JP 13517891 A JP13517891 A JP 13517891A JP H04362236 A JPH04362236 A JP H04362236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
intake
actuator
pole
magnetic pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3135178A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tsunoda
晃 角田
Yurio Nomura
由利夫 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, NipponDenso Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP3135178A priority Critical patent/JPH04362236A/ja
Publication of JPH04362236A publication Critical patent/JPH04362236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクチュエータに係り
、詳しくは弁の開閉制御を行うアクチュエータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば内燃機関の各気筒毎にイン
テークバルブとは別に吸気制御弁を設けることにより、
内燃機関の吸気管での吸気の逆流を防止することが考え
られている。つまり、内燃機関の吸気工程開始時には、
バルブオーバーラップによってシリンダや排気管の既燃
ガスが吸気管側へ逆流する。従って、各気筒内への吸気
の充填効率が低下することがあるため、吸気制御弁を開
閉制御して吸気の逆流を防止し、吸気の充填効率を向上
させて内燃機関の出力アップを図ることが考えられてい
る。
【0003】この吸気制御弁を開閉制御するアクチュエ
ータを図11,図12に示す。このアクチュエータ40
は吸気管41の下面に取付固定されている。そして、ア
クチュエータ40のロータ42が回転することにより、
回転軸43及び吸気制御弁44が回転し、吸気管41を
開口又は閉塞することができるようになっている。又、
前記アクチュエータ40のロータ42を回転させるため
、ケーシング45内の2相4極となる励磁コイル46a
〜46dに電流を流し、各励磁コイル46a〜46dが
巻回された磁極片47a〜47dを磁化する。すると、
ロータ42に固着された磁石48が各磁極片47a〜4
7dの磁力によって吸引又は反発してロータ42の回転
軸43が回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
磁極片47a〜47dに励磁コイル46a〜46dを巻
回するとき、互いに隣接する励磁コイル46a〜46d
同志が干渉するため、図12に示すように対外に隣接す
る励磁コイル46a〜46d同志が干渉しないように巻
回する必要がある。そのため、ケーシング45内には無
駄な空間スペースが形成されるばかりか、ケーシング4
5が大型化してしまい、引いてはアクチュエータ40の
大型化にも繋がるという問題がある。
【0005】又、近年エンジンの高速回転域でも高出力
を得るために各気筒毎に設けられる吸気管41を複数化
している。これにより、各気筒毎に連通する吸気管41
がエンジンルーム内において水平方向に並設され、エン
ジンルーム内の水平方向が過密化する。従って、各吸気
管41に前述したアクチュエータ40を取り付けると、
互いに隣接するアクチュエータ40のケーシング45が
干渉してしまう。その結果、各吸気管41にアクチュエ
ータ40を取り付けることが不可能となってしまう問題
がある。
【0006】更に、前述したアクチュエータ40は2相
4極となっているため、ロータ42を回転制御するには
4極の各励磁コイル46a〜46dに電流を流すことに
なるため、励磁制御が複雑になりロータ42の正確な回
転制御が難しくなるという問題がある。本発明は上記問
題点を解決するためになされたものであって、その目的
は励磁コイルの励磁制御を簡素化してロータの回転制御
を容易にするとともに、小型化を図ることにより複数化
する吸気管に対して容易にかつ、互いに干渉しないよう
に取り付けることができるアクチュエータを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、アクチュエータを構成するロータに取着さ
れた2極からなる第1磁石と、同じくロータに取着され
、前記第1磁石の磁極に対して位置をずらした磁極を形
成するとともに、該第1磁石に対して並設された2極か
らなる第2磁石と、前記アクチュエータを構成するステ
ータ側に前記第1磁石に対して相対向するように配置さ
れたステータ側の固定磁石と、前記アクチュエータを構
成するステータ側に第2磁石に対して相対向するように
配置するとともに、前記固定磁石に対して並設された励
磁コイルとからなることをその要旨とする。
【0008】
【作用】ロータに取着された第1磁石に対して第2磁石
を並設しているため、第1磁石に対して相対向する固定
磁石と第2磁石に対して相対向する励磁コイルとが互い
に干渉することを防止することができる。又、第2磁石
に相対向する励磁コイルのみを励磁すればロータを回転
制御することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を4気筒16バルブエンジンの
吸気管にアクチュエータをそれぞれ設けた一実施例を図
1〜図9に従って説明する。図10に示すように、4気
筒エンジン1を構成する気筒2a〜2dの吸気側には該
気筒2a〜2dにそれぞれ連通する吸気管3a,3bが
設けられている。そして、前記気筒2a〜2dの排気側
には該気筒2a〜2dにそれぞれ連通する排気管4a,
4bが設けられている。又、前記各気筒2a〜2dの吸
気側には図示しない高速適合カムにより開閉されるイン
テークバルブ5a,5bが配設されるとともに、該各気
筒2a〜2dの排気側には図示しない高速適合カムによ
り開閉されるエキゾーストバルブ6a,6bが配設され
ている。
【0010】又、前記吸気管3a,3b内には吸気制御
弁7がそれぞれ回転可能に設けられ、該吸気制御弁7は
それぞれのアクチュエータ8によって開閉制御される。 ここで、吸気制御弁7はインテークバルブ5a,5bの
開閉とは独立して、回転速度の降下に従って実質的にバ
ルブオーバラップ期間が減少するように制御装置(EC
U)9の制御により開閉駆動される。即ち、高速適合カ
ム使用のエンジン1が最大トルクを出力可能な基準回転
速度を上回る回転速度で運転されているときは、吸気制
御弁7をインテークバルブ5a,5bの開期間と略同じ
期間に亘って開弁状態に保持するか、又は、全期間に亘
って開弁状態を保持する。
【0011】一方、基準回転速度以下の回転速度で運転
されているときは、該回転速度に応じて短縮するように
予め定められているバルブオーバラップ期間となるよう
に吸気制御弁7を開閉する制御が行われる。次に、各吸
気管3a,3bに設けられた吸気制御弁7を開閉制御す
るアクチュエータ8の構成について説明する。尚、各吸
気管3a,3bに設けられたアクチュエータ8は全て同
一構成のため、1つのアクチュエータ8のみ説明する。
【0012】図1に示すように、吸気管3aの下部には
アクチュエータ8を構成する上面が開口された平面四角
形状のケーシング10が蓋体11を介してボルト12に
よって締付固定されている。前記ケーシング10内には
ロータ13が設けられている。このロータ13は回転軸
14と一対の第1,2磁石15,16とから構成されて
いる。前記ロータ13の回転軸14の下端は前記ケーシ
ング10に設けられた軸受17によって回転可能に支持
されている。
【0013】前記回転軸14の上部は蓋体11を介して
前記吸気管3a内を挿通し、該吸気管3aの上下に設け
られた一対の軸受18によって回転可能に支持されてい
る。そして、前記吸気管3a内に挿通された回転軸14
に対して前記吸気制御弁7が回転可能に固着されている
。又、図2に示すように、吸気管3aの内部には前記吸
気制御弁7が回転することができるように円形状の凹部
7aが凹設されている。
【0014】図5に示すように、前記回転軸14にそれ
ぞれ並設された一対の第1,2磁石15,16はN,S
の2極によって構成されている。そして、前記吸気制御
弁7が吸気管3aに対して直交している状態(吸気管3
aを閉じた状態)において、第1磁石15のN極は後述
する固定磁石29bに対して時計方向に45°回転させ
た場所に、S極は後述する固定磁石29aに対して時計
方向に45°回転させた場所にそれぞれ位置し、第1磁
石15の2極は左斜め45°となるように第1磁石15
が回転軸14に対して取着されている。一方、第2磁石
のN極は後述する磁極片22bに対して反時計方向に4
5°回転させた場所に、S極は反時計方向に45°回転
させた場所にそれぞれ位置し、第2磁石16の2極は右
斜め45°となるように第2磁石16が回転軸14に対
して取着されている。従って、第1磁石15のN極に対
し、第2磁石16のN極は90°回転させた位置となる
ように第2磁石16が回転軸14に設けられている。
【0015】又、図1,図8に示すように、ケーシング
10内の底部には基台19を介して平面コ字状に形成さ
れたスペーサ20が配設されている。前記スペーサ20
の上部には積層コア21が支持されている。図4に示す
ように、前記積層コア21は前記スペーサ20と同一の
平面コ字状に形成され、その内部には互いに対向する一
対の磁極片22a,22bが一体に突出形成されている
。又、前記磁極片22a,22bの先端部には係止段部
23a,23bがそれぞれ形成されている。
【0016】又、前記各磁極片22a,22bには環状
に形成された樹脂製のボビン24a,24bが装着され
、該磁極片22a,22bの係止段部23a,23bに
よりボビン24a,24bが磁極片22a,22bから
外れないように嵌合固定されている。更に、前記ボビン
24a,24bには励磁コイル25a,25bがそれぞ
れ巻回され、該励磁コイル25a,25bを励磁するこ
とにより、前記磁極片22a,22bが磁化されるよう
になっている。
【0017】尚、励磁コイル25a,25bの励磁によ
り前記磁極片22a,22bは互いに異なる2極のN及
びS極に磁化されるようになっている。又、本実施例に
おいては、エンジン1を始動することにより励磁コイル
25a,25bが励磁されると、磁極片22aの先端部
はN極に、磁極片22bの先端部はS極にそれぞれ磁化
されるようになっている。又、積層コア21は前記スペ
ーサ20にて高さを調節されて前記一対の磁極片22a
,22bが前記ロータ13における第2磁石16と相対
向するように配設されている。
【0018】更に、図1,図3に示すように、前記積層
コア21の上部には前記スペーサ20と同一形状を成す
スペーサ26が配設されている。そして、前記スペーサ
26の上部には積層コア27が支持固定されている。こ
の積層コア27は平面コ字状に形成され、その内部には
互いに突出する突出片28a,28bが一体形成されて
いる。この突出片28a,28bの先端面には固定磁石
29a,29bが付着されている。又、前記突出片28
a,28b及び固定磁石29a,29bの両側面には樹
脂製の支持板30a,30bがそれぞれ付着されている
【0019】これにより、前記固定磁石29a,29b
が水平方向(図3において上下方向)に移動しないよう
にしている。又、積層コア27は前記スペーサ26にて
高さ調節されて前記積層コア27の突出片28a,28
bに設けられた固定磁石29a,29bが前記ロータ1
3の第1磁石15と対向するように配設されている。 尚、本実施例において、固定磁石29aの先端部はN極
となり、固定磁石29bの先端部はS極となるように固
定磁石29a,29bがそれぞれ配設されている。
【0020】又、エンジン1が停止された状態において
は、前記励磁コイル25a,25bが消磁されているた
め、磁極片22a,22bが磁化されない状態にある。 従って、第1磁石15のS極が固定磁石29aのN極に
引き寄せられ、第1磁石15のN極が固定磁石29bの
S極に引き寄せられる。そのため、前記ロータ13の回
転軸14が反時計方向に回転するので、吸気制御弁7は
図2に示すように左斜め45°傾いた状態で停止するよ
うになっている。
【0021】エンジン1が始動すると、ECU9により
励磁コイル25a,25bが励磁され、磁極片22a,
22bはそれぞれ異なった磁極に磁化される。そして、
エンジン1がアイドリング時(低速回転域)において、
前記インテークバルブ5a,5bが閉じた状態において
は、磁極片22aの先端部はN極に、磁極片22bの先
端部はS極にそれぞれ磁化される。そのため、第2磁石
16のN極は磁極片22bのS極に、第2磁石16のS
極は磁極片22aのN極にそれぞれ引き寄せられる。こ
のとき、第2磁石16の磁力と磁極片22a,22bの
磁力とにより回転軸14を時計方向に回転させるトルク
が発生する。
【0022】一方、第1磁石15のN極は固定磁石29
bのS極に、第1磁石15のS極は固定磁石29aのN
極にそれぞれ引き寄せられる。このとき、第1磁石15
の磁力と固定磁石29a,29bの磁力とにより回転軸
14を反時計方向に回転させるトルクが発生する。この
結果、これらの互いに回転方向が異なったトルクのバラ
ンスにより吸気制御弁7が回転位置制御される。そのた
め、前記吸気制御弁7が吸気管3a内に直交した状態(
吸気管3aを閉じた)で停止するようになっている。
【0023】そして、前記励磁コイル25a,25bに
流す電流をECU9によって調整することにより、前記
吸気制御弁7はエンジン1の始動時から高速回転域に達
するまでの間、前記インテークバルブ5a,5bの開き
に対し遅れて開き、該インテークバルブ5a,5bの閉
じに対し早めに閉じるように制御される。そして、前記
励磁コイル25a,25bに流す電流をECU9によっ
て調整することにより、吸気制御弁7のタイミングのず
れはエンジン1が高速回転域に近づくにつれて少なくな
るようにようになっている。
【0024】そして、エンジン1が高速回転域になると
、ECU9により励磁コイル25a,25bに流れる電
流を吸気制御弁7が閉じた状態の時と逆にして該励磁コ
イル25a,25bが励磁され、図9に示すように、磁
極片22aの先端部はS極に、磁極片22bの先端部は
N極にそれぞれ磁化される。そのため、第2磁石16の
N極は磁極片22bのS極に、第2磁石16のS極は磁
極片22aのN極にそれぞれ引き寄せられる。このとき
、第2磁石16の磁力と磁極片22a,22bの磁力と
により回転軸を反時計方向に回転させるトルクが発生す
る。
【0025】一方、第1磁石15のN極は固定磁石29
bのS極に、第1磁石15のS極は固定磁石29aのN
極にそれぞれ引き寄せられる。このとき、第1磁石15
の磁力と固定磁石29a,29bの磁力とにより回転軸
14を時計方向に回転させるトルクが発生する。この結
果、これらの互いに回転方向が異なったトルクのバラン
スにより、図9に示すようにロータ13の回転軸が停止
し、吸気管3a内の吸気制御弁7が該吸気管3a内に平
行となる状態(吸気管3a内を開いた状態)で停止する
ようになっている。
【0026】次に、上記のように構成されたアクチュエ
ータ8の作用について説明する。まず、エンジン1が停
止された状態においては、アクチュエータ8の励磁コイ
ル25a,25bが消磁された状態にあるため、第1磁
石15のN,S極が固定磁石29a,29bに引き寄せ
られ、図1,図2に示すように吸気管3a内の吸気制御
弁7は左斜め45°傾いた状態で停止している。
【0027】そして、エンジン1を始動すると、ECU
9はアクチュエータ8の励磁コイル25a,25bを励
磁し、磁極片22aの先端部をN極に、磁極片22bの
先端部をS極に磁化する。すると、第2磁石16のS極
が磁極片22aのN極に、第2磁石16のN極が磁極片
22bのS極にそれぞれ引き寄せられるため、ロータ1
3の回転軸14が時計方向に回転するトルクが発生して
該回転軸14が時計方向に回転する。そのため、第1磁
石15のN極が固定磁石29bのS極から、第1磁石1
5のS極が固定磁石29aのN極からそれぞれ離間方向
となる。しかし、第1磁石15の磁力と固定磁石29a
,29bの磁力とがそれぞれ引き合うため、回転軸14
は反時計方向に回転しようとするトルクが発生する。 これにより、互いに回転方向が異なったトルクのバラン
スにより回転軸14が回転位置制御される。
【0028】そして、前記インテークバルブ5a,5b
が閉じているときには、図5に示すように吸気制御弁7
も吸気管3aを閉じた状態となり、該インテークバルブ
5a,5bが開くと、遅れて吸気制御弁7は吸気管3a
を開くように回転位置制御される。又、前記吸気制御弁
7は吸気管3aを前記インテーイクバルブ5a,5bが
閉じるよりも先に閉じるように回転位置制御される。そ
して、エンジン1が高速回転域に近づくに連れて吸気制
御弁7の開閉のタイミングとインテークバルブ5a,5
bの開閉のタイミングのずれは少なくなる。
【0029】従って、エンジン1のアイドリング時(低
速回転域)から高速回転域に達するまでの間、インテー
クバルブ5a,5bが開くタイミングよりも吸気制御弁
7が吸気管3aを開くタイミングを遅らせる(閉じた状
態を保つ)ことにより、気筒2a〜2dからの吸気の逆
流を防止することができる。そして、エンジン1が高速
回転域となると、ECU9はアクチュエータ8の励磁コ
イル25a,25bに流れる電流を吸気制御弁7が閉じ
た状態の時と逆にして励磁コイル25a,25bを励磁
し、図9に示すように磁極片22aの先端部をS極に、
磁極片22bの先端部をN極に磁化する。すると、第2
磁石16のS極が磁極片22bのN極に、第2磁石16
のN極が磁極片22aのS極にそれぞれ引き寄せられる
ため、ロータ13の回転軸14が反時計方向に回転する
トルクが発生して該回転軸14が反時計方向に回転する
。そのため、第1磁石15のN極が固定磁石29aのS
極から、第1磁石15のS極が固定磁石29bのN極か
らそれぞれ互いの吸引力に抗して離間する。しかし、第
1磁石15の磁力と固定磁石29a,29bの磁力とが
それぞれ引き合うため、回転軸14は時計方向に回転し
ようとするトルクが発生する。
【0030】従って、互いに回転方向が異なったトルク
のバランスにより回転軸14が停止し、吸気制御弁7は
吸気管3aを開いた状態にする。これにより、エンジン
1の高速回転域において、吸気管3aから各気筒2a〜
2dへスムーズに吸気を行うことができる。尚、励磁コ
イル25a,25bに流す励磁電流を減少させれば、磁
極片22a,22bの磁力が小さくなるので、固定磁石
29a,29bが第1磁石15のN,S極を引き寄せる
。そのため、吸気制御弁7を若干回転させて吸気管3a
を閉じる方向に回転させることができる。
【0031】又、ロータ13の回転軸14に対して第1
,2磁石15,16をそれぞれ並設し、該第1,2磁石
15,16に相対向するように固定磁石29a,29b
及び積層コア21の磁極片22a,22bを配設したの
で、磁極片22a,22bに装着される励磁コイル25
a,25bが固定磁石29a,29bに干渉することを
防止することができる。
【0032】そのため、固定磁石29a,29b及び励
磁コイル25a,25bを配設するスペースの無駄が無
くなり有効的に使用することができる。又、固定磁石2
9a,29b及び励磁コイル25a,25bを縦に配列
することができるので、ケーシング10の幅方向の長さ
を短くすることができる。この結果、アクチュエータ8
のケーシング10を小型化してアクチュエータ8を小型
化することができる。又、アクチュエータ8のケーシン
グ10の幅方向の長さを短くすることができので、図9
に示すように吸気管3a,3bが複数化されて水平方向
が過密化しても容易に各吸気管3a,3bにアクチュエ
ータ8を取り付けることができる。
【0033】又、従来は2相4極となるアクチュエータ
のため、4極に設けられた各励磁コイルに流す励磁電流
を制御しながら吸気制御弁7を回転制御しなければなら
ず、励磁電流の制御が複雑になってしまう。しかし、本
実施例においては、励磁コイル25a,25bの励磁を
行うだけで吸気制御弁7の回転制御を行うことができる
ので、励磁電流の制御を容易に行うことができる。
【0034】尚、本実施例においては、励磁コイル25
a,25bの上部に固定磁石29a,29bを配設した
が、固定磁石29a,29bをケーシング10の下部に
配置し、その上部に励磁コイル25a,25bを配置さ
せることもできる。又、第1磁石15及び第2磁石16
のN極を互いに90°ずらして回転軸14に該第1磁石
15及び第2磁石16を設けたが、互いにずらす角度は
使用用途に応じて変更することも可能である。
【0035】本実施例においては、エンジン1の吸気管
3a,3bの開閉制御を行うアクチュエータ8に具体化
したが、アクチュエータ8の使用用途は上記のみに限定
されるものではなく、角度制御を行う装置に設けること
も可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、励
磁コイルの励磁制御を簡素化してロータの回転制御を容
易にするとともに、小型化を図ることにより複数化する
吸気管に対して容易にかつ、互いに干渉しないように取
り付けることができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸気管の下面に設けられた内燃機関におけるア
クチュエータの内部構造を示す断面図である。
【図2】エンジンが停止状態にあるとき、吸気制御弁が
停止位置を示す平面図である。
【図3】アクチュエータにおけるケーシング内の固定磁
石の支持構造を示す部分断面図である。
【図4】アクチュエータにおけるケーシング内の励磁コ
イルの保持構造を示す部分断面図である。
【図5】エンジンのアイドリング時において、吸気制御
弁の回転により吸気管を閉じた状態を説明する説明図で
ある。
【図6】磁極片の極性が逆転したとき、第1磁石の停止
位置を示す断面図である。
【図7】磁極片の極性が逆転したとき、第2磁石の停止
位置を示す断面図である。
【図8】スペーサの形状を示す平面図である。
【図9】エンジンの高速回転域において、吸気制御弁の
回転により吸気管を開口した状態を説明する説明図であ
る。
【図10】4気筒16バルブエンジンの吸気管毎にアク
チュエータを装着した状態を示す平面図である。
【図11】従来のアクチュエータを示す縦断面図である
【図12】従来のアクチュエータの内部構造を示す横断
面図である。
【符号の説明】
2a〜2d…気筒、3a,3b…吸気管、7…吸気制御
弁、8…アクチュエータ、13…ロータ、15…第1磁
石、16…第2磁石、25a,25b…励磁コイル、2
9a,29b…固定磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクチュエータを構成するロータに取
    着された2極からなる第1磁石と、ロータに取着され、
    前記第1磁石の磁極に対して位置をずらした磁極を形成
    するとともに、該第1磁石に対して並設された2極から
    なる第2磁石と、前記第1磁石に対して相対向するよう
    に配置されたステータ側の固定磁石と、前記第2磁石に
    対して相対向するように配置するとともに、前記固定磁
    石に対して並設されたステータ側の励磁コイルとからな
    ることを特徴とするアクチュエータ。
JP3135178A 1991-06-06 1991-06-06 アクチュエータ Pending JPH04362236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135178A JPH04362236A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135178A JPH04362236A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04362236A true JPH04362236A (ja) 1992-12-15

Family

ID=15145661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3135178A Pending JPH04362236A (ja) 1991-06-06 1991-06-06 アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04362236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002520536A (ja) * 1998-07-08 2002-07-09 ノノックス ビー.ヴィー. ピストン往復内燃機関の給気制御装置ならびにピストン往復内燃機関の運転を制御するための方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002520536A (ja) * 1998-07-08 2002-07-09 ノノックス ビー.ヴィー. ピストン往復内燃機関の給気制御装置ならびにピストン往復内燃機関の運転を制御するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MY131904A (en) Internal combustion engine
US20090229547A1 (en) Electromotive device for operating gas exchange valves
JPH02181007A (ja) 電磁力バルブ駆動装置
JP2011089477A (ja) カム軸のトルク補償装置
US5038064A (en) Limited angle rotary actuator
JP3811038B2 (ja) ステッピングモータ
JPH04362236A (ja) アクチュエータ
JP2606740B2 (ja) バルブのステッピング駆動装置
JP3180044U (ja) カム軸のトルク補償装置
JP3153341B2 (ja) ステップモータおよび該ステップモータを用いたカメラ
JP4962789B2 (ja) 吸気制御装置
JPH08186972A (ja) 積層コア型ステッピングモータ
JP4067886B2 (ja) ロータリーソレノイド
JPH07115762A (ja) 2位置揺動型モータ
JPH04248359A (ja) ステツプモータ
JP3811268B2 (ja) ムービングマグネット型モータ
JPH11266575A (ja) トルクモータ
JPH029160Y2 (ja)
JPH11146625A (ja) トルクモータ
JP2652805B2 (ja) バルブの駆動装置
JPS63255525A (ja) マグネット点火内燃機関のポンプ駆動装置
JP3291757B2 (ja) 内燃機関の電磁駆動バルブ
JP2003161171A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2006074929A (ja) トルクモータ
JPH0349553A (ja) アクチュエータ