JPH04357539A - 2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス - Google Patents

2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス

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JPH04357539A
JPH04357539A JP3047216A JP4721691A JPH04357539A JP H04357539 A JPH04357539 A JP H04357539A JP 3047216 A JP3047216 A JP 3047216A JP 4721691 A JP4721691 A JP 4721691A JP H04357539 A JPH04357539 A JP H04357539A
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JP
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entry
address
memory array
memory device
local
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Application number
JP3047216A
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Alex D Daly
アレックス・ディー・デイリー
Rickie Lynn Tuttle
リッキー・リン・タトル
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STMicroelectronics lnc USA
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SGS Thomson Microelectronics Inc
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Publication date
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0844Multiple simultaneous or quasi-simultaneous cache accessing
    • G06F12/0853Cache with multiport tag or data arrays
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0806Multiuser, multiprocessor or multiprocessing cache systems
    • G06F12/0815Cache consistency protocols
    • G06F12/0831Cache consistency protocols using a bus scheme, e.g. with bus monitoring or watching means

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、概してデジタルコン
ピュータシステムに関し、特にキャッシュメモリシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャッシュメモリは、システム性能を改
善するために、多くのコンピュータシステムに用いられ
ている。キャッシュメモリ(以下、単にキャッシュとい
う)は、中央プロセッサとシステムの主記憶装置との間
にある比較的小さく高速なメモリである。中央プロセッ
サにより記憶場所がアクセスされるとき、その場所の内
容はキャッシュに出される。典型的には、いくつかの連
続する記憶場所が一度にキャッシュにロードされる。キ
ャッシュ内に格納された記憶場所の内容をプロセッサが
読出すときにはいつでも、そのような場所をアクセスす
るために必要な時間は非常に短縮される。キャッシュ内
に格納されたデータのアクセスは、3〜10倍の割合で
アクセス時間を改善することができる。
【0003】典型的なプログラムの性質は、読出アクセ
スが、記憶場所の書込アクセスに対して、ほぼ8対1又
は9対1の割合で、数で圧倒しているようなものである
。記憶場所にデータが書込まれるとき、このデータは後
で主記憶装置のみに書込まれるべくキャッシュ内に保持
されてもよく、その後の時間のみに主記憶装置に書込ま
れるべきか、又は、キャッシュに書込まれるのと同様に
主記憶装置にすぐに書込まれてもよい。前者の機能はラ
イトバック(write−back)として知られてい
るのに対し、後者の機能はライトスルー(write−
through)として知られている。ライトスルーキ
ャッシュでは、システムの主記憶装置がとにかくアクセ
スされるので、中央プロセッサによる書込時に時間が全
く短縮されなくても、読出動作が優位にある理由から、
ほとんどのプログラムの統計量及び良いキャッシュアル
ゴリズムは、システム性能を著しく改善することができ
る。良いキャッシュ技術は、実行された読出動作の90
%以上に対して主記憶装置のアクセスが全く必要ないと
いうことを意味する、好都合な90%以上の「ヒット率
(hit ratio)」を提供することができる。
【0004】キャッシュは、2つのタイプのメモリとし
て考慮することができる。第1のタイプはデータが実際
に格納されるデータメモリである。第2のタイプは、ど
の記憶場所がキャッシュ内に実際に格納されるのかを決
定するのに用いられるタグメモリ、即ち、タグRAMと
して知られている。一般に、キャッシュタグRAMはデ
ータキャッシュのエントリに対応した複数のエントリを
含む。各エントリは、対応するデータキャッシュエント
リに格納される記憶場所のMSB(most sig−
nificant bit)を含むタグエントリ自身と
共に、中央プロセッサにより発生されるアドレスのいく
つかのLSB(least significant 
bit)によりインデクスされる。もし、キャッシュタ
グ内に格納されたMSBが、現在発生されているアドレ
スのMSBと、タグRAMに対するインデクスとして作
用するこのアドレスのLSBとを整合させるならば、キ
ャッシュの「ヒット」が起こり、読出されるべきデータ
は、対応するデータキャッシュエントリから取り出され
てもよい。もし、所望のアドレスに対応するデータがデ
ータキャッシュ内に位置しなければ、タグエントリは、
アドレスのMSBと整合せず、「ミス(miss)」が
起こるだろう。これは、データがシステムの主記憶装置
からデータキャッシュに取り出されなければならないと
いうことを示している。このとき、キャッシュタグエン
トリの現在の内容は、新しく取り出されたアドレスのM
SBにより書き直される。
【0005】マルチプロセッサシステムにおいて、シス
テム内の各プロセッサにそれ自身のキャッシュを提供す
ることができる。各ローカルプロセッサは、可能なとき
にはいつでも自身のキャッシュをアクセスし、必要なと
きのみにシステムバスを介してシステムの主記憶装置を
アクセスする。
【0006】この状態は、「キャッシュ密着性(coh
erency)問題」として知られた重要な問題を導入
する。この問題は、システムの主記憶装置内に分配され
た変数がシステム内の2つ以上のプロセッサによりアク
セスされ得るときにはいつでも起こる。これらのプロセ
ッサは、ローカルCPU、又は、バスに結合された入出
力デバイスであり得る。キャッシュ密着性問題は、単一
の記憶場所が2つ以上のローカルキャッシュ内にキャッ
シュされたときに起こる。もし、プロセッサのうちの1
つがその記憶場所に新しい値を書込むならば、その記憶
場所は、同一の変数の値と相反するか、又は、他のキャ
ッシュ内に現在キャッシュされている主記憶装置の場所
と相反するだろう。キャッシュ密着性問題は、非キャッ
シュ(non−caching)デバイスが、他のデバ
イスによりキャッシュされているシステムの記憶場所に
書込むときにも起こる。
【0007】キャッシュ密着性問題を扱う1つの方法は
、キャッシュを有する全てのローカルプロセッサが、常
にメインシステムバスをモニタする、即ち「詮索(sn
oop)」するようにさせることである。もし、他のプ
ロセッサ又はデバイスが、ローカルキャッシュ内に現在
格納されている記憶場所にデータを書込めば、ローカル
キャッシュエントリは無効にされなければならない。も
し、ローカルプロセッサによりその場所が後でアクセス
されれば、更新された値は、システムの主記憶装置から
取り出されるだろう。
【0008】このバス詮索方法を実行する現在の方法は
、煩わしく且つ複雑である。典型的には、それらは、1
つはローカルプロセッサ用、もう1つはバス詮索回路装
置用、の2つのキャッシュタグメモリを使用する。1つ
のタグメモリに対する変更が起きたときにはいつでも、
常にそれらが整合するように、制御回路装置は他のキャ
ッシュタグを更新する。キャッシュタグの密着性を維持
するこの方法は、速度が遅く、コストがかかり、かなり
複雑である。
【0009】キャッシュ密着性を維持するためのバス詮
索を簡単にするキャッシュタグメモリデバイスを提供す
ることが望ましいだろう。比較的簡潔で安価であり、全
体的に更新されてきたかも知れないキャッシュ場所を、
ローカルプロセッサがアクセスしないようにするような
デバイスを提供することが更に望ましいだろう。
【0010】
【発明の概要】従って、この発明の1つの目的は、マル
チプロセッサシステムと共に用いるのに適したキャッシ
ュタグメモリデバイスを提供することにある。この発明
の他の目的は、もしシステムバスに接続された他のデバ
イスが、キャッシュサブシステム内に含まれた対応する
システムの主記憶装置の場所にデータを書込めば、キャ
ッシュエントリを無効としてマークするようなキャッシ
ュタグメモリデバイスを提供することにある。この発明
の更に他の目的は、最小の複雑さでローカルキャッシュ
を実施するために用いられ得るようなキャッシュタグメ
モリデバイスを提供することにある。
【0011】従って、この発明によれば、キャッシュタ
グメモリデバイスは、キャッシュタグを含む2重ポート
メモリアレイを有する。ローカルプロセッサによりアク
セスされる1つのポートは、アレイから読取ること及び
アレイに書込むことができる。他のポートは、全体のシ
ステムバスを通してアクセスされ、メモリアレイを読取
ることのみができる。アレイ内の各エントリと関連する
格納ビットは、有効ビットとして用いられる。もし、シ
ステムの書込動作中にキャッシュエントリがシステムの
アドレスと整合すれば、2重ポートキャッシュタグメモ
リはその動作をモニタし、対応する有効ビットは、エン
トリが無効であることを示す値に設定される。比較サイ
クル中に、そのような有効ビットがエントリの無効を示
す場合、キャッシュタグエントリは決して整合されるこ
とがない。
【0012】この発明の特徴と信じられる新規な要点は
、付加された特許請求の範囲に示されている。しかし、
この発明自身は、用途の好ましいモード、又、他の目的
及びその利点と同様に、添付された図面と共に明細書を
読む場合、実施例についての以下の詳細な説明を参照す
ることにより最も良く理解されるだろう。
【0013】
【実施例】図1について説明すると、これにはマルチプ
ロセッサコンピュータシステム8が示されている。ロー
カルプロセッサ10、12、14には、それぞれローカ
ルキャッシュ16、18、20が配設されている。ロー
カルプロセッサ10、12、14は、互いに通信すると
共に、システムバス26を介してシステムの主記憶装置
24と通信する。複数の入出力デバイス28、30も、
システムバス26に結合されている。入出力デバイス2
8、30は、一般にローカルキャッシュメモリを含まな
い。
【0014】種々のローカルキャッシュ16、18、2
0に格納されて分配された変数の間で密着性を維持する
問題は、いくつかの方法で起こり得る。例えばその1つ
において、ローカルキャッシュ16及び18は、それぞ
れシステムの主記憶装置24から分配された変数のコピ
ーを含むかもしれない。もし、ローカルプロセッサ12
が、そのような分配された変数の値を更新すれば、ロー
カルキャッシュ18は、システムの主記憶装置24が更
新されるのと同様に更新されるだろう。ローカルキャッ
シュ16の密着性を保証するために、いくつかの技術を
用いて、ローカルキャッシュ16に格納されたようなロ
ーカル変数に対して古くなった値が無効としてマークさ
れることを保証しなければならない。もし、入出力デバ
イス28が主記憶装置24に或る値を書込めば、同様の
状態が起こり得る。もし、そのような記憶場所が、ロー
カルキャッシュ20内に予めキャッシュされているなら
ば、現在のメモリ値及びローカルキャッシュ20内の値
は同一ではないだろう。
【0015】両方の例において、いずれかのデバイスに
より主記憶装置24に書込みが行われた場合、アドレス
はシステムバス26上の全てのローカルキャッシュに対
して役立つ。これは、各ローカルキャッシュ16、18
、20に、バスのアドレスをモニタする機会を提供し、
もし、ローカルキャッシュに格納されているエントリに
データが書込まれていれば、それらのローカルキャッシ
ュエントリを無効にする。
【0016】図2について説明すると、バス詮索を実行
する1つの従来技術が図示されている。2つのタグRA
Mデバイス(以下、単にタグRAMという)32及び3
4が設けられている。単一のデータキャッシュRAM(
図示せず)のみが設けられている。タグRAM32は、
システムバス26上で実行される書込動作のアドレスを
モニタするために用いられる。タグRAM34は、ロー
カルバス36上のメモリアクセスのために、ローカルプ
ロセッサにより用いられる。密着性制御器38はタグR
AM32及び34の両方と通信し、それらが一致するこ
とを確実にする。もし、システムバス26上で、タグR
AM32内のエントリに整合するアドレスに対して書込
が実行されれば、そのような対応したエントリは無効と
してマークされる。密着性制御器38は、そのような事
象を認識し、ローカルバス36によってアクセスされな
い時刻にタグRAM34を一度に更新する。タグRAM
34をアクセス中の矛盾を防止するために実行されてい
るのに反して、バス36の上でタグRAMに対するアク
セスをブロックアウトする必要があるかも知れない。そ
のような従来技術による方法はかなりコストがかかり効
果がない。
【0017】図3について説明すると、単一プロセッサ
システム又はマルチプロセッサシステム内のキャッシュ
密着性を確実にするための好適なシステムが示されてい
る。データキャッシュ40及びキャッシュタグRAM4
2は、システムバス26及びローカルプロセッサ44と
通信する。キャッシュ制御器46は、単一プロセッサシ
ステムと共に用いるのに適したキャッシュに見られる通
常のキャッシュ制御機能を実行する。
【0018】データキャッシュ40は、キャッシュ制御
器46の制御下で、ローカルプロセッサ44及びシステ
ムバス26と共にデータを交換する。種々の制御信号は
ローカルプロセッサ44及びキャッシュ制御器46によ
り交換される。 アドレス及び制御信号はローカルプロセッサ44からタ
グRAM42に伝送される。アドレス及び制御信号は、
タグRAM42とシステムバス26との間でも伝送され
る。
【0019】この発明は、詮索書込と称される書込動作
がシステムバス26上で起こることを示すために、制御
信号SWがシステムバス26からタグRAM42に通信
されることを提供する。制御信号MTCHBは、詮索書
込動作中にシステムバスアドレスがタグRAM42内の
エントリと整合するときには、いつでもシステムバス2
6に戻される。制御信号MTCHBは、キャッシュ制御
機能の性能において、システムにより所望通り用いられ
得る。
【0020】タグRAM42は、制御信号MTCHAを
もキャッシュ制御器46に通過させる。この制御信号M
TCHAは、ローカルプロセッサ44によって現在アド
レスされている記憶場所がデータキャッシュ40内に存
在することを示すと共に、エントリが現在有効であるこ
とを示す。そして、キャッシュ制御器46は、ローカル
プロセッサ44によってアクセスされる場所がデータキ
ャッシュ40から直接読出されるようにする。もし制御
信号MTCHAがミスを示すならば、キャッシュ制御器
46は、アドレス場所の内容がシステムバス26上で主
記憶装置からアクセスされるようにする。
【0021】図4について説明すると、好適なタグRA
M42のブロック図が示されている。タグRAM42は
、キャッシュタグを格納するために用いられる2重ポー
トRAMであるメモリアレイ48を含む。詮索有効ビッ
ト50のカラムはメモリアレイ48内に含まれ、メモリ
アレイ48内の各エントリは、対応した詮索有効ビット
50を有している。
【0022】メモリアレイ48は、ローカルプロセッサ
からのアドレスのLSB並びにシステムアドレスのLS
Bの両方によりアドレスされ得る。ローカルアドレスの
MSBは、これらのMSBと、ライン54上で役立つロ
ーカルアドレスのLSBによって現在選択されているメ
モリアレイ48のエントリとが比較される場合に比較器
52に入力される。もし、選択されたエントリがローカ
ルアドレスのMSBと整合すれば、論理1が比較器52
から出力され、アンドゲート56の1つの入力端子に入
力される。 又、対応したアドレスからの詮索有効ビット50も、ア
ンドゲート56の入力として印加され、アンドゲート5
6の出力信号は、制御信号MTCHAを定める。従って
、制御信号MTCHAは、ローカルアドレスのLSBに
よりインデクスされたメモリアレイ48のエントリがロ
ーカルアドレスのMSBと整合したときのみ、キャッシ
ュヒットを示す論理1であり、そのエントリに対応した
詮索有効ビット50は論理1である。
【0023】又、メモリアレイ48は、システムアドレ
スのLSBによってもアドレスされ得る。メモリアレイ
内のそのような場所に対応したエントリは、データライ
ン58上に出力され、比較器60に入力される。比較器
60は、ライン58上に存在するエントリとシステムア
ドレスのMSBと比較し、それらが整合したときに論理
1を発生する。比較器60の出力端子は、各アンドゲー
ト62及び64の入力端子に接続されている。又、シス
テムアドレスのLSBによるエントリインデクスの詮索
有効ビット50も、アンドゲート62に入力されている
。制御信号MTCHBは、選択されたエントリがシステ
ムアドレスのMSBと整合したときのみ論理1であり、
詮索有効ビット50は論理1の値を有する。
【0024】詮索書込信号SWは、アンドゲート64の
第2入力端子に印加される。アンドゲート64の出力信
号は、システムバス上のアドレスがメモリアレイ48内
のエントリと整合したときのみ論理1であり、書込動作
はシステムバス上で実行されるだろう。このような状態
において、そのようなエントリに対してデータキャッシ
ュ内に格納された値は、もはや時代遅れであり、無効と
してマークされなければならない。アンドゲート64の
出力信号が論理1のとき、現在のシステムアドレスのL
SBによりインデクスされたエントリの詮索有効ビット
は、論理0にリセットされる。このことは、そのような
エントリに対するアンドゲート56の出力信号がもはや
論理0であるので、ローカルプロセッサによるこのエン
トリの将来のどのアクセスもミスを示すようにさせる。
【0025】エントリの詮索有効ビット50内に論理0
を書込む能力の他に、ポートBは、メモリアレイ48を
読出すためのみに用いられる。このルールの例外は、図
5に関連して述べられる。ローカルプロセッサによりア
クセスされるポートAは、キャッシュタグが更新される
ときにはいつでもメモリアレイ48に新しい値を書込む
ために用いられる。メモリアレイ48の全ての読出及び
書込は、比較器52をバイパスしてメモリアレイ48と
ローカルアドレスのMSBに接続されたデバイスのアド
レスピンとの間でデータを直接通信させる、両方向バッ
ファ66を介して実行される。両方向バッファ66は、
ローカルアドレス上で比較動作が実行されるときにはい
つでもハイインピーダンス状態にトライステート(tr
istated)され、比較器52の出力信号は、キャ
ッシュタグを更新するために、メモリアレイ48に対し
てデータの読出又は書込が行われるときにはいつでも無
視される。
【0026】図5について説明すると、これにはタグR
AM42の好適な実施例の更に詳細な構成図が示されて
いる。4k×10の2重ポートメモリアレイ68は実際
のキャッシュエントリを含む。各エントリは、メモリア
レイ68内の有効ビット70を含み、又、パリティビッ
ト72及び詮索有効ビット74をも含む。詮索有効ビッ
ト74は、図4に関連して記載された詮索有効ビット5
0と同一機能を有する。
【0027】ポートAのアドレスバッファ76及びポー
トBのアドレスバッファ78は、メモリアレイ68をア
クセスするために用いられる。ポートAのアドレスは、
ローカルプロセッサにより発生されるアドレスの12個
のLSBからなる信号INDEXAにより駆動される。 ポートBのアドレスは、システムバス上に存在するアド
レスからの12個のLSBから構成される信号INDE
XBにより駆動される。アドレスストローブ信号ASA
及びASBは、信号INDEXA及びINDEXB上の
アドレスがそれぞれ有効であることを知らせるために用
いられる。
【0028】INDEXAに対応するエントリはデータ
ポート(A)80で役立つようにされる。これは、その
ようなエントリに対する有効ビット70及びパリティビ
ット72を含む。詮索有効ビット74は、信号ライン8
2上の値SVとして別に役立つようにされ、アンドゲー
ト84の1つの入力端子に印加される。11ビット信号
のパリティは、もしパリティが有効であれば論理1の出
力信号を発生するパリティ検出器86内でチェックされ
る。その出力信号は、アンドゲート84の他の入力端子
に印加される。出力信号PARITYAは、パリティ検
出器86からも役立ち、パリティエラーの発生を示す。 図5に示すように、低い出力信号はパリティエラーを示
す。
【0029】パリティビット72を含まない10ビット
のエントリは、比較器88の入力信号として用いられる
。比較器88は、アンドゲート84の第3の入力端子に
印加される論理出力信号を発生し、アンドゲート84の
出力信号は信号MTCHAを定める。
【0030】好適な実施例は、各エントリに対する有効
ビット70が所望ならばデータビットとして使用され得
るように、即ちメモリアレイ68が4k×10のアレイ
として機能するように工夫される。もし、有効ビット7
0がキャッシュ制御の目的で有効ビットとして実際に用
いられるならば、ライン90上の入力信号VALIDは
、永久に論理1の値にされることができ、システムアド
レスの9個のLSBのみがタグデータのために用いられ
る。この構成により、エントリに対する有効ビット70
は、有効であるべきそのエントリに対して、並びに、論
理1を発生することにより整合を示すために比較器88
に対して論理1でなければならない。有効ビット70が
各エントリに対する有効ビットとして使用されることは
、全ての有効ビット70を0にセットすることのみによ
り、タグRAM42が単一のステップでクリアされる(
全てのキャッシュエントリが無効にされるか又は揃えら
れる)ことを可能にする。このことは、例えば、システ
ムがパワーアップしたとき、又は、ローカルプロセッサ
により或る関係が切換わった後に、行われ得る。もし、
4k×10のメモリとしてタグRAM42を使用したけ
れば、入力信号VALIDは、単にシステムアドレスの
第10番目のビットに結合され得る。
【0031】又、図5のタグRAM42は、メモリアレ
イ68の各エントリからの4ビットを状態表示ビット又
は状態表示データに対して使用可能にするためにも設計
される。タグRAM42の動作モードは信号COMP6
により決定される。ローカルアドレスのMSBの6つの
ビットは、比較器88及び2方向バッファ91に直接入
力される。 COMP6の値に依存した、MSBのアドレス又は状態
表示ビットのアドレスを表わす残りの4つのビットは、
2方向バッファ92に印加される。2方向バッファ91
は、データポート(A)80に直接接続される。2方向
バッファ92は、データポート(A)80と比較器88
の入力端子とに直接接続される。比較器88、データポ
ート(A)80及び2方向バッファ92に対する信号の
手順決定は、タグRAM42のポートA上で実行される
動作により制御される。メモリアレイ68にエントリが
書込まれるときにはいつでも、パリティ発生器94は、
好ましくは偶数パリティを用いて、パリティビット72
に対する適切な値を計算し、その値をメモリアレイに書
込む。メモリアレイ68に新しい値が書込まれるときに
はいつでも、そのエントリに対する詮索有効ビット74
は、論理1に常に設定される。
【0032】COMP6が「L(ロー)」の場合、タグ
RAM42は予期された態様で動作する。全部で10個
のアドレスビット、又は9個のアドレスビット及び有効
ビットは、比較サイクル中に比較器88に接続される。 書込動作中、全部で10個のビットは、メモリアレイ6
8に書込むために、データポート(A)80への2方向
バッファ91及び92を介して手順が運ばれる。読出サ
イクル中、データは、2方向バッファ91及び92を介
して、10個のライン上の全てに出力される。
【0033】COMP6が「H(ハイ)」の場合、各エ
ントリの4つのビットは状態表示ビットとして用いられ
る。 それらは、ポートAの書込及び読出サイクル中、通常の
態様で、2方向バッファ92を介して書込まれ且つ読出
される。比較サイクル中、4つの状態表示ビットは、比
較のために用いられず、代わりに、キャッシュ制御器4
6による使用のために2方向バッファ92を介して出力
される。4つの状態表示ビットは、比較器88により無
視され、有効ビット70を含む6ビットのタグのみが提
供される。
【0034】INDEXBによりインデクスされたエン
トリの値は、データポート(B)96上で役立つように
される。通常、INDEXBは、INDEXAとは異な
る値を有するが、同じ値であってもよい。データポート
(B)96上のエントリは、有効ビット70及びパリテ
ィビット72をも含む。パリティ検出器98は、エント
リのパリティが正しいか否かを判定し、アンドゲート1
00の入力端子に印加される論理出力を発生する。出力
信号PARITYBは、システムに対するパリティエラ
ーを示すために提供される。データポート(B)96で
役立つエントリの10個のビットは、パリティビット7
2を含まず、比較器102への入力信号として提供され
る。システムアドレスのMSBからの10ビットの入力
信号は比較器102への入力信号としても提供される。 4つのビットは、COMP6が「H」のときに状態表示
ビットとして用いられ、2方向バッファ103を介して
伝送される。
【0035】ポートAの場合のように、VALIDビッ
トは、有効ビット70として実際に用いられることが可
能であり、又は、エントリに対する第10のデータビッ
トとして用いられてもよい。比較器102の出力信号は
、アンドゲート100の1つの入力端子に印加される。 又、比較器102の出力信号は、アンドゲート104の
入力端子にも印加される。比較器88の場合のように、
論理1の出力信号は、2つの入力信号の値が整合したと
きのみに発生される。INDEXBによって選択された
エントリに対する詮索有効(SV)ビットは、アンドゲ
ート100への入力信号としてデータポートB96から
直接提供される。もし、アンドゲート100への全ての
入力信号が論理1であれば、信号MTCHBは論理1で
あり、このことは、システムバス上の現在のアドレスが
、このキャッシュタグRAM42内の対応したエントリ
を有することを示す。MTCHBは、システムバス動作
が読出動作であるか又は書込動作であるかとは無関係に
、そのような整合を示す。
【0036】COMP6が「L」のとき、ポートBは、
有効ビット70の機能に依存した9個又は10個のビッ
トを用いて、比較のみを実行する。COMP6が「H」
のとき、4つのビットは、上述したような状態表示ビッ
トとして用いられる。これらの4つのビットは、全体の
システムによる使用のために、2方向バッファ103を
介して得られる。このモードでタグRAM42が動作す
るとき、6つのビットのみが比較器102で比較される
。状態表示ビットは、ポートBから読出すことのみがで
き、それらは上述したようにポートAのみを介して書込
むことができる。
【0037】異なる制御信号即ちポートA制御信号及び
ポートB制御信号は、ポートA制御部106及びポート
B制御部108のそれぞれへの入力信号として提供され
る。 大部分の場合、これらの制御信号の正確な一致はこの発
明にとって重要でなく、それらは種々のイネーブル信号
及びアドレスストローブ(アドレス有効)信号等からな
る。ポートB制御部108への1つの制御信号は、アン
ドゲート104にも印加される詮索書込信号SWである
。ポートBは、常にエントリを比較し、ポートB制御部
108にへの詮索書込信号SWの状態とは無関係にヒッ
ト又はミスを示す。アンドゲート104の出力信号が論
理1のとき、タグRAM42内に整合エントリが見つか
り、これは詮索書込動作が起きている間に発生した。こ
れは、対応する詮索有効ビット74が無効(即ち、論理
0に設定)にされるべきことを示す。マスタ/スレーブ
バー(master/slave bar)信号は、詮
索有効ビット74が、タグRAM42上で機能的にされ
て、モード制御ブロック110への入力信号として提供
されているか否かを判定するために用いられる。アンド
ゲート104からの出力信号は、モード制御ブロック1
10へのエントリとしても提供される。もし、マスタ/
スレーブバー信号が、タグRAM42がマスタであるこ
とを示す論理1であれば、詮索有効ビット74はいまま
で記載したように用いられる。もし、そのような信号が
、タグRAM42がスレーブデバイスであることを示す
論理0であれば、詮索有効ビット74は用いられない。 それは決して論理0にリセットされることなく、従って
、常に有効を示す。
【0038】上述したように、信号INDEXA及びI
NDEXBは、通常は異なる値を有する。しかし、それ
らは時々、ローカルプロセッサ及びシステムバスが両方
ともタグRAMテーブル68内の同一のエントリをアク
セスしていること示す同一の値を有する。タグRAMテ
ーブル68が2重ポートメモリアレイであるので、これ
は問題を引き起こさず、上述した種々の機能は予期され
たように作用する。しかし、そのような競合は、ローカ
ルプロセッサによって今得られた情報が正確でないかも
知れないので、ある種の特殊動作がとられる必要がある
ことを示し得る。これが起こり得るのは、ローカルプロ
セッサ及びシステムバスによるアクセスが完全に同期し
ており、ローカルプロセッサの同一場所のアクセス中に
はいつでも、特定の場所のシステムバスのアクセスが起
こり得るからである。
【0039】競合検出回路装置112は、そのような競
合の発生を判定するために用いられ、ローカルキャッシ
ュ制御器46に伝送されることが可能な競合フラグCF
を確認することにより同一を示す。競合検出回路装置1
12は、INDEXA及びINDEXBを入力信号とし
て用いる。 又、アドレスストローブ信号ASA及びASBも入力信
号として提供される。競合検出回路装置112は、読出
、書込又は比較などの、各ポートに対して実行されてい
る動作のタイプを示す信号も必要とする。SW信号は詮
索ポート上でシステムの読出又は書込が実行されている
か否かを示し、いくつかのポートA制御信号は、ローカ
ルプロセッサにより実行されている動作を示す。
【0040】潜在的な競合は、INDEXA及びIND
EXBが同一の値を有するときにはいつでも起きる。し
かし、全ての潜在的な競合が、例外として特殊に操作さ
れる必要があるかも知れない状態を引き起こすとは限ら
ない。図6は、競合検出回路装置112のための好適な
実施例のテーブル機能を示す。全てのエントリは、IN
DEXAがINDEXBと同一の値を有することの仮定
をなす。
【0041】カラム114はポートA上で現在起きてい
る動作をリストするのに対して、カラム116は、ポー
トB上で現在起きている対応する動作をリストする。全
てのエントリに対して、Xは注意しないことを示す。カ
ラム118はASAの値を示し、カラム120はASB
の値を示す。カラム122は、競合が起きるたと定めら
れているか否かを示し、これはローカルプロセッサ44
及びキャッシュ制御器46による特定の回復動作を保証
するかも知れない。カラム122内のYESエントリは
、図5のCFフラグがそのような競合を示す値に設定さ
れていることを示し、これに対し、カラム122内のN
Oエントリは、CFフラグが現れていないことを示す。
【0042】競合は、ポートASA及びASBの両方に
対するアドレスストローブが、同時に現れる(論理Hと
なる)場合のみに起こり得る。競合は、ポートBが書込
を行い且つポートAが書込又は比較を実行しているとき
、並びに、ポートAが書込を行い且つポートB上でシス
テムの読出が実行されているときに起きる。
【0043】SVの状態表示は、競合の存在により決定
されるが、ポート動作及び詮索有効プロトコルの関数で
ある。SVビットは、ポートB上の書込中に、MTCH
Bが真であるときのみに無効にされる。SVビットは、
もしポートB上でミスが起きれば無効にされない。もし
、両方のポート上で同時に書込動作が起き且つMTCH
Bが真であれば、ポートBの書込は先行し、SVビット
は無効にされる。もし、ASBが「L」となった後に「
H」を続けるASAにより明示され、ポートAの書込動
作がポートBの書込動作の終わりを越えて延長するなら
ば、ポートAの書込動作が効力を発揮し、SVは再び有
効となる。競合フラグは、ポートAの書込及びポートB
の読出中に現れ、システムがいま更新されたばかりの値
を読出したことを知ることを可能にする。特殊なシステ
ムの実施例は、システムがそのような環境で行うことを
決定する。
【0044】図5に戻って説明すると、入力信号MXI
により提供された信号ライン128上のイネーブル入力
を有するものとして、比較器102が示されている。こ
の信号は、図7に示すような10ビットより広いキャッ
シュタグエントリを容易に提供するために、用いられる
ことができる。
【0045】最初に、タグRAM42が電力アップされ
たとき、ランダムデータは、メモリアレイ68、対応す
るパリティビット72及び詮索有効ビット74に格納さ
れる。最初に、タグRAM42は、有効ビット70に0
を書込むことによりクリアされ得る。しかし、タグRA
M42がクリアされた以上、まだ書込まれていないエン
トリに対するパリティは、しばしば不正確であるだろう
。従って、にせのパリティエラー信号を出力信号とする
ことを防止するために、パリティ信号出力は、有効ビッ
ト70及び詮索有効ビット74の両方が論理0であって
、且つ、マスタ/スレーブバー入力信号が論理1の場合
に、強制的にH(ハイ)にされる。このことは、タグR
AM42がクリアされた後にエントリが実際に書込まれ
た後のみに、パリティ出力信号にパリティエラーを実際
に知らせる。
【0046】図7について説明すると、2つのタグRA
M130及び132が、それぞれ図5に関連して示され
ている。タグRAM132は、マスタデバイスに定めら
れており、タグRAM130は、スレーブデバイスに定
められている。これは、タグRAM132のマスタ/ス
レーブバー入力端子134をVcc(論理1)に接続す
ると共に、タグRAM130の対応する入力端子136
をグランド(論理0)に接続することにより定められる
。タグRAM130のMXI入力端子138は論理1に
接続され、タグRAM130のMTCHB出力端子14
0は、タグRAM132のMXI入力端子142に接続
されている。従って、最終のMTCHB出力149はタ
グRAM132から得られる。MTCHA出力144及
び146は、好ましくはオープンコレクタ出力であり、
接続点148におけるそれらの接続は、ワイヤードアン
ド機能(wired−AND function)を提
供する。又は、階層(totempole)出力は、ア
ンド機能を提供するために、ゲートと共に用いられ得る
。信号MTCHAOUT及びMTCHBOUTは、2つ
のタグRAM130及び132の組合わせのためのロー
カルプロセッサ信号及びシステムバス信号を提供する。
【0047】タグRAM132内のポートA及びBの両
方のためのVALID入力端子150は、論理1に接続
される。これは、タグRAM132内の有効ビット70
が実際に有効ビットとして用いられるようにする。従っ
て、ポートA及びBの両方のアドレスからタグRAM1
32に9個のアドレスビットが提供される。タグRAM
130に対して、有効ビット70がデータとして用いら
れ、従って、各ポートA及びBのアドレスからの10個
のビットは、図5に関連して説明したように、タグRA
M130に提供される。それらは図7には示されていな
いが、タグRAM130及び132の両方にINDEX
Aと同一の値が提供される。同様に、タグRAM130
及び132の両方にINDEXBと同一の値が提供され
る。
【0048】図5に示した4k×10のデバイスがタグ
RAM130及び132に用いられる場合、その結果は
、外部の有効ビットを伴う4k×19のタグRAMであ
る。もし、より大きいタグRAMエントリを望むならば
、タグRAM132のMXI入力端子142への接続に
対し、それらのMTCHB出力の全ての論理積をとるこ
とにより、付加されたスレーブデバイス130をマスタ
デバイス132に接続することができる。この技術で知
られるように、12ビットより多いビットを有するIN
DEXA信号及びINDEXB信号に余分のデコーディ
ング論理を提供することにより、8k×n又はそれ以上
のタグRAMを作ることができる。
【0049】ここで述べたキャッシュタグメモリは、シ
ステムバス上の他のデバイスがキャッシュされた記憶場
所に書込むときに、キャッシュタグエントリを無効にす
るための簡潔な技術を提供する。これは、1つのポート
が読出のみの機能を有し、且つ、詮索ポートにより書込
可能な詮索有効ビットである2重ポートメモリを提供す
ることにより達成される。説明された実施例に対しては
、もちろん種々の変更がなされ得る。例えば、キャッシ
ュタグメモリアレイの寸法は変更可能であり、有効ビッ
ト及びパリティビットの一方又は両方は除去されてもよ
い。もし望むならば、従来技術のキャッシュタグRAM
において一般的な、他の異なる特徴が含まれてもよい。 もし望むならば、特定のシステム要求に従って、競合検
出回路の定義を変更することができる。
【0050】この発明は、特定の実施例について説明し
てきたが、この説明は限定された意味で解釈されるべき
ではない。開示された実施例の種々の変更は、この発明
の他の実施例と同様に、この発明の説明に対する記載に
対して当業者に明らかとなるであろう。従って、特許請
求の範囲は、この発明の真の範囲内に入るどんな変更又
は実施例をも含むであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチプロセッサコンピュータシステムのハイ
レベルブロック図である。
【図2】キャッシュ密着性の維持を達成する従来技術の
マルチプロセッサシステムを示すブロック図である。
【図3】この発明によるキャッシュタグメモリデバイス
を用いたキャッシュメモリのハイレベルブロック図であ
る。
【図4】好適なキャッシュタグメモリデバイスを更に詳
細に示すブロック図である。
【図5】好適なキャッシュタグメモリデバイスを非常に
詳細に示すブロック図である。
【図6】図5内に示す競合検出回路の動作を示す説明図
である。
【図7】単一デバイスによって提供されるものよりも大
きいタグフィールドのエントリを有するキャッシュタグ
メモリを提供するように接続された2つの好適なキャッ
シュタグメモリデバイスを示すブロック図である。
【符号の説明】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のエントリを有するメモリアレイ
    と、前記メモリアレイ内の各エントリに対応する第1の
    有効ビットと、ローカルプロセッサにより発生されたア
    ドレスが前記メモリアレイ内のエントリに整合し、且つ
    対応した第1の有効ビットが第1の値を有するときに、
    ローカルキャッシュ整合信号を発生する手段と、全体の
    書込動作中に全体のシステムにより発生されたアドレス
    が前記メモリアレイ内のエントリと整合するときに、そ
    のようなエントリに対応した第1の有効ビットを第2の
    値に設定する手段と、を備えた2重ポートのキャッシュ
    タグメモリデバイス。
  2. 【請求項2】  前記メモリアレイ内の各エントリに対
    応するパリティビットを更に備え、1つのエントリに対
    応した前記パリティビットは、前記整合信号発生手段が
    ローカルキャッシュ整合信号を発生するために、有効パ
    リティを発生しなければならない請求項1の2重ポート
    のキャッシュタグメモリデバイス。
  3. 【請求項3】  パリティがいつ有効でないかを示すパ
    リティエラー出力信号を更に備えた請求項2の2重ポー
    トのキャッシュタグメモリデバイス。
  4. 【請求項4】  全体のシステムにより発生されたアド
    レスが前記メモリアレイ内のエントリに整合し、且つ対
    応した第1の有効ビットが第1の値を有するときに、全
    体のキャッシュ整合信号を発生する手段を更に備えた請
    求項1の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス。
  5. 【請求項5】  全体のシステムのアドレスの第1の部
    分は前記メモリアレイ内のインデクスとして用いられ、
    前記全体のシステムのアドレスの第2の部分はインデク
    スされたエントリと比較され、前記全体の整合信号発生
    手段は、インデクスされたエントリが第2のアドレスの
    部分と同一の値を有するときのみに、整合信号を発生す
    る請求項4の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイ
    ス。
  6. 【請求項6】  前記メモリアレイ内のエントリに対応
    した前記第1の有効ビットは、そのようなエントリに新
    しい値が書込まれたときに第1の値に設定される請求項
    1の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス。
  7. 【請求項7】  ローカルプロセッサのアドレスの第1
    の部分は前記メモリアレイ内のインデクスとして用いら
    れ、前記ローカルプロセッサのアドレスの第2の部分は
    インデクスされたエントリと比較され、前記ローカルプ
    ロセッサのアドレスは、第2のアドレスの部分がインデ
    クスされたエントリと同一の値を有するときのみ、前記
    メモリアレイ内のエントリと整合する請求項1の2重ポ
    ートのキャッシュタグメモリデバイス。
  8. 【請求項8】  ローカルプロセッサのアドレスの第1
    の部分と全体のシステムのアドレスの第1の部分とが前
    記メモリアレイ内の同一のエントリをいつインデクスす
    るかを検出する競合検出ロジックを更に備えた請求項1
    の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス。
  9. 【請求項9】  ローカルプロセッサ又は全体のシステ
    ムの少なくとも一方で書込が実行されている間に、前記
    メモリアレイ内の同一のエントリがインデクスされてい
    るときのみに、前記競合検出ロジックによって競合は検
    出される請求項8の2重ポートのキャッシュタグメモリ
    デバイス。
  10. 【請求項10】  前記メモリアレイ内の各エントリに
    対応した第2の有効ビットを更に備え、1つのエントリ
    に対する第2の有効ビットは、ローカルプロセッサ又は
    全体のシステムのアドレスの一方との整合を発生するた
    めに、第1の値を有さなければならない請求項1の2重
    ポートのキャッシュタグメモリデバイス。
  11. 【請求項11】  前記第1の有効ビット設定手段は、
    全体のシステムのアドレスの第1の部分によりインデク
    スされたメモリアレイのエントリの値が全体のシステム
    のアドレスの第2の部分と同一か否かを判定する比較ロ
    ジックと、全体のシステムの書込動作の間に整合が起き
    たときに、そのようなインデクスされたエントリに対応
    した第1の有効ビットを第2の値に設定するロジック手
    段と、を備えた請求項1の2重ポートのキャッシュタグ
    メモリデバイス。
  12. 【請求項12】  各エントリの選択された部分を状態
    情報として役立たせるための手段を更に備え、ローカル
    プロセッサのアドレスに対応したエントリの選択された
    部分の値は前記ローカルプロセッサに出力され、全体の
    システムにより発生されたアドレスに対応した1つのエ
    ントリの選択された部分の値は前記全体のシステムに出
    力される請求項1の2重ポートのキャッシュタグメモリ
    デバイス。
  13. 【請求項13】  複数のエントリを有し、その各々が
    対応する有効ビットを有する2重ポートのメモリアレイ
    と、前記メモリアレイに対して読出及び書込が可能であ
    り、ローカルアドレスの第1の部分が前記メモリアレイ
    内の1つのエントリを選択するためのインデクスとして
    用いられる第1のメモリポートと、前記第1のメモリポ
    ートに接続され、前記ローカルアドレスの第1の部分に
    よって選択されたメモリアレイのエントリと前記ローカ
    ルアドレスの第2の部分とを比較して、整合を示す出力
    信号を発生する第1の比較器と、前記第1の比較器の出
    力信号と前記ローカルアドレスの第1の部分によって選
    択された前記エントリに対応した有効ビットとの論理積
    をとる第1のロジックゲートと、前記メモリアレイから
    エントリの読出のみが可能で、且つインデクスされたエ
    ントリに対応した有効ビットに或る値を書込可能であり
    、全体のアドレスの第1の部分が前記メモリアレイ内の
    1つのエントリを選択するためのインデクスとして用い
    られる第2のメモリポートと、前記第2のメモリポート
    に接続され、前記全体のアドレスの第1の部分によって
    選択されたメモリアレイのエントリと前記全体のアドレ
    スの第2の部分とを比較して、整合を示す出力信号を発
    生する第2の比較器と、前記第2の比較器の出力信号と
    全体の動作が読出動作か書込動作かを示す信号との論理
    積をとり、第2の比較器の出力信号が整合を示し且つ全
    体の書込動作が起きているときに出力を発生する第2の
    ロジックゲートと、前記第2のロジックゲートに接続さ
    れ、前記第2のロジックゲートが出力を発生するときに
    、全体のアドレスの第1の部分によって選択されたエン
    トリに対する有効ビットを論理0に設定する書込ロジッ
    クと、を備えた2重ポートのキャッシュタグメモリデバ
    イス。
  14. 【請求項14】  ローカルアドレスの第1の部分と全
    体のアドレスの第1の部分とがいつ同一のエントリを同
    時に選択するかを示す競合検出回路を更に備えた請求項
    13の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイス。
  15. 【請求項15】  前記第1又は第2のメモリポートの
    少なくとも一方で書込が実行されている間に、前記メモ
    リアレイ内の同一のエントリがインデクスされていると
    きのみに、前記競合検出回路によって競合は検出される
    請求項14の2重ポートのキャッシュタグメモリデバイ
    ス。
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