JPH04356018A - 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子Info
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- JPH04356018A JPH04356018A JP24306991A JP24306991A JPH04356018A JP H04356018 A JPH04356018 A JP H04356018A JP 24306991 A JP24306991 A JP 24306991A JP 24306991 A JP24306991 A JP 24306991A JP H04356018 A JPH04356018 A JP H04356018A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
ターやワードプロセッサ、データターミナルなどの情報
、ＯＡ関連機器分野において最も実用化が進展している
液晶表示素子に関するものである。
ターやワードプロセッサ、データターミナルなどの情報
、ＯＡ関連機器分野において最も実用化が進展している
液晶表示素子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶表示素子は、時計、電卓など
だけでなく、ＯＡ関連機器にも広く応用され、液晶カラ
ーテレビも市場に出始めている。
だけでなく、ＯＡ関連機器にも広く応用され、液晶カラ
ーテレビも市場に出始めている。
【０００３】この液晶表示素子の製造方法は（図３）に
示すように、スペーサー１４を介して対向して張り合わ
された上下基板１１の間に、スペーサー１４に形成され
ている開口部から液晶を注入する。減圧下で開口部より
液晶１５を注入後、スペーサー１４の開口部を熱硬化型
あるいは光硬化型の樹脂で封止し、さらに注入した液晶
に熱処理を行って、除冷後、上下基板１１の外側表面に
偏光板を貼付していわゆる液晶セルを完成する。注入法
はこれに限定されない。
示すように、スペーサー１４を介して対向して張り合わ
された上下基板１１の間に、スペーサー１４に形成され
ている開口部から液晶を注入する。減圧下で開口部より
液晶１５を注入後、スペーサー１４の開口部を熱硬化型
あるいは光硬化型の樹脂で封止し、さらに注入した液晶
に熱処理を行って、除冷後、上下基板１１の外側表面に
偏光板を貼付していわゆる液晶セルを完成する。注入法
はこれに限定されない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造工程においては、作製直後の特性や配向性能が
低下していたり、作製放置後の劣化を早めるといった問
題が生じていた。これは紫外線を含む波長領域の光が液
晶表示素子内部の液晶層や配向膜層に悪影響を与えるた
めである。そのためコントラスト、マージン、しきい値
などの良好な諸特性が得られず、表示不可能となるとい
う問題があった。
来の製造工程においては、作製直後の特性や配向性能が
低下していたり、作製放置後の劣化を早めるといった問
題が生じていた。これは紫外線を含む波長領域の光が液
晶表示素子内部の液晶層や配向膜層に悪影響を与えるた
めである。そのためコントラスト、マージン、しきい値
などの良好な諸特性が得られず、表示不可能となるとい
う問題があった。
【０００５】本発明は、上記従来の問題を解消するもの
であり、液晶表示素子作製直後や放置後の良好な諸特性
が得られ、長寿命を有する液晶表示素子の製造方法を提
供することを目的とする。
であり、液晶表示素子作製直後や放置後の良好な諸特性
が得られ、長寿命を有する液晶表示素子の製造方法を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子の
製造方法及び液晶表示素子は、透明電極層と液晶配向制
御膜が形成された一対の基板間に液晶を注入し、封入し
た液晶に熱処理をして液晶表示素子を製造するに際し、
液晶の注入過程、前記熱処理のうち少なくとも一方を４
００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光する環境下で行い、
４００ｎｍ以下の波長領域の光を吸収または反射するフ
ィルターを使用することを特徴とする。
製造方法及び液晶表示素子は、透明電極層と液晶配向制
御膜が形成された一対の基板間に液晶を注入し、封入し
た液晶に熱処理をして液晶表示素子を製造するに際し、
液晶の注入過程、前記熱処理のうち少なくとも一方を４
００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光する環境下で行い、
４００ｎｍ以下の波長領域の光を吸収または反射するフ
ィルターを使用することを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の液晶表示素子の製造方法及び液晶表示
素子は、液晶の注入過程、注入後の熱処理過程のうち少
なくとも一方を４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光す
る環境下で行い、４００ｎｍ以下の波長領域の光を吸収
または反射するフィルターを使用することにより紫外線
による液晶表示素子内部の液晶層や配向膜層の劣化を解
消し、コントラスト、マージン、しきい値、配向性など
の良好な諸特性が得られ、寿命を延長することができる
。
素子は、液晶の注入過程、注入後の熱処理過程のうち少
なくとも一方を４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光す
る環境下で行い、４００ｎｍ以下の波長領域の光を吸収
または反射するフィルターを使用することにより紫外線
による液晶表示素子内部の液晶層や配向膜層の劣化を解
消し、コントラスト、マージン、しきい値、配向性など
の良好な諸特性が得られ、寿命を延長することができる
。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例の液晶表示素子の製造
方法及び液晶表示素子について、図面を参照しながら説
明する。
方法及び液晶表示素子について、図面を参照しながら説
明する。
【０００９】最初に本実施例において使用した強誘電性
液晶材料の諸物性値を（表１）に示す。
液晶材料の諸物性値を（表１）に示す。
【００１０】
【表１】
【００１１】相転移温度は、偏光顕微鏡によるテクスチ
ャー観察、およびＤＳＣ（示差走査熱量計）により測定
した。
ャー観察、およびＤＳＣ（示差走査熱量計）により測定
した。
【００１２】本発明の製造方法に基づいて造られた液晶
表示素子の製造工程を説明する。スペーサー１４を介し
て対向して張り合わされた上下基板１１の間に、スペー
サー１４に形成されている開口部から液晶を注入し、減
圧下で開口部より液晶１５を注入後、スペーサー１４の
開口部を熱硬化型あるいは光硬化型の樹脂で封止し、さ
らに封入した液晶に熱処理を行って徐冷した後、上下基
板１１の外側表面に偏光板１７を貼付して、いわゆる強
誘電性液晶セルを完成した。注入法はこれに限定される
ものではない。
表示素子の製造工程を説明する。スペーサー１４を介し
て対向して張り合わされた上下基板１１の間に、スペー
サー１４に形成されている開口部から液晶を注入し、減
圧下で開口部より液晶１５を注入後、スペーサー１４の
開口部を熱硬化型あるいは光硬化型の樹脂で封止し、さ
らに封入した液晶に熱処理を行って徐冷した後、上下基
板１１の外側表面に偏光板１７を貼付して、いわゆる強
誘電性液晶セルを完成した。注入法はこれに限定される
ものではない。
【００１３】なお、液晶１５の注入過程、前記熱処理の
うち少なくとも一方を遮光された環境下で行った。
うち少なくとも一方を遮光された環境下で行った。
【００１４】（図２（ａ））、（図２（ｂ））は強誘電
性液晶材料としてＺＬＩー３６５４をセルに注入すると
ともに、その製造工程における液晶１５の注入過程かつ
前記熱処理のいずれも遮光されていない環境下で行った
場合の初期のしきい値特性を示し、（図２（ｃ）），（
図２（ｄ））は強誘電性液晶材料としてＺＬＩ−３６５
４をセルに注入するとともに、その製造工程における液
晶１５の注入過程、前記熱処理のうち少なくとも一方を
遮光された環境下で行った場合の初期のしきい値特性を
示す。セルギャップは２μｍである。○印は電圧を印加
した時の最大（または最低）の相対輝度であり、メモリ
ー応答を表す。
性液晶材料としてＺＬＩー３６５４をセルに注入すると
ともに、その製造工程における液晶１５の注入過程かつ
前記熱処理のいずれも遮光されていない環境下で行った
場合の初期のしきい値特性を示し、（図２（ｃ）），（
図２（ｄ））は強誘電性液晶材料としてＺＬＩ−３６５
４をセルに注入するとともに、その製造工程における液
晶１５の注入過程、前記熱処理のうち少なくとも一方を
遮光された環境下で行った場合の初期のしきい値特性を
示す。セルギャップは２μｍである。○印は電圧を印加
した時の最大（または最低）の相対輝度であり、メモリ
ー応答を表す。
【００１５】この（図２）より、液晶注入過程、注入後
の熱処理過程のいずれも遮光されていない環境下で行っ
た場合の初期のしきい値特性は劣化しているのに対し、
液晶注入過程、注入後の熱処理過程のうち少なくとも一
方において遮光した場合は良好なしきい値特性が得られ
ることがわかった。液晶注入過程、注入後の熱処理過程
のどちらも４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光された
環境下で実施した場合も同様な効果を示した。４００ｎ
ｍ以下の波長領域の光を透過したものは、すべて（図２
（ａ））、（図２（ｂ））の様に良好なしきいち特性は
得られなかった。 また、（図１）は液晶表示素子を
製造するに際し、ガラス基板に４００ｎｍ以下の波長領
域の光を吸収または反射するフィルター１７を貼付した
場合の強誘電性液晶セルである。この（図１）に示す強
誘電性液晶セルは作製後１０００時間経過しても良好な
しきい値特性が得られた。フィルター１７を貼付する位
置はこれに限定されない。
の熱処理過程のいずれも遮光されていない環境下で行っ
た場合の初期のしきい値特性は劣化しているのに対し、
液晶注入過程、注入後の熱処理過程のうち少なくとも一
方において遮光した場合は良好なしきい値特性が得られ
ることがわかった。液晶注入過程、注入後の熱処理過程
のどちらも４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光された
環境下で実施した場合も同様な効果を示した。４００ｎ
ｍ以下の波長領域の光を透過したものは、すべて（図２
（ａ））、（図２（ｂ））の様に良好なしきいち特性は
得られなかった。 また、（図１）は液晶表示素子を
製造するに際し、ガラス基板に４００ｎｍ以下の波長領
域の光を吸収または反射するフィルター１７を貼付した
場合の強誘電性液晶セルである。この（図１）に示す強
誘電性液晶セルは作製後１０００時間経過しても良好な
しきい値特性が得られた。フィルター１７を貼付する位
置はこれに限定されない。
【００１６】なお、本発明に使用する液晶は（表１）に
示すＺＬＩー３６５４に限定されるものではなく、また
強誘電性液晶に限定されるものではない。
示すＺＬＩー３６５４に限定されるものではなく、また
強誘電性液晶に限定されるものではない。
【００１７】本発明の液晶表示素子の製造方法および液
晶表示素子は、表示手段、シャッター、ライトバルブ、
空間変調素子などに適用可能である。
晶表示素子は、表示手段、シャッター、ライトバルブ、
空間変調素子などに適用可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶の注
入過程、注入後の熱処理過程のうち少なくとも一方にお
いて４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光し、４００ｎ
ｍ以下の波長領域の光を吸収または反射するフィルター
を基板上もしくは偏光板上に貼付することにより、配向
性能や特性が良好でかつ長寿命を有する高品位な液晶表
示素子を提供することが可能となった。
入過程、注入後の熱処理過程のうち少なくとも一方にお
いて４００ｎｍ以下の波長領域の光を遮光し、４００ｎ
ｍ以下の波長領域の光を吸収または反射するフィルター
を基板上もしくは偏光板上に貼付することにより、配向
性能や特性が良好でかつ長寿命を有する高品位な液晶表
示素子を提供することが可能となった。
【００１９】
【００２０】
【図１】本発明の液晶表示素子の概略構成を示す断面図
【００２１】
【図２】比較例の液晶表示素子の初期のしきい値特性図
と本発明の製造方法による液晶表示素子の初期のしきい
値特性図
と本発明の製造方法による液晶表示素子の初期のしきい
値特性図
【００２２】
【図３】従来の液晶表示素子の概略構成を示す断面図
【
００２３】
００２３】
１１ 基板
１２ 透明電極層
１３ 配向膜層
１４ スペーサー
１５ 液晶
１６ 偏光板
１７ フィルター
Claims (2)
- 【請求項１】透明電極層と液晶配向制御膜が形成された
一対の基板間に液晶を注入し、封入した液晶に熱処理を
し、液晶表示素子を製造するに際し、液晶の注入過程、
前記熱処理のうち少なくとも一方を４００ｎｍ以下の波
長領域の光を遮光する環境下で行う液晶表示素子の製造
方法。 - 【請求項２】透明電極層と液晶配向制御膜が形成された
一対の基板間に液晶を注入し、封入した液晶に熱処理を
し、液晶表示素子を製造するに際し、４００ｎｍ以下の
波長領域の光を吸収または反射するフィルターを使用す
ることを特徴とする請求項１記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24306991A JPH04356018A (ja) | 1990-12-26 | 1991-09-24 | 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40637890 | 1990-12-26 | ||
| JP2-406378 | 1990-12-26 | ||
| JP2-406377 | 1990-12-26 | ||
| JP40637790 | 1990-12-26 | ||
| JP40637990 | 1990-12-26 | ||
| JP2-406379 | 1990-12-26 | ||
| JP24306991A JPH04356018A (ja) | 1990-12-26 | 1991-09-24 | 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04356018A true JPH04356018A (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=27477910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24306991A Pending JPH04356018A (ja) | 1990-12-26 | 1991-09-24 | 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04356018A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006330601A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Sharp Corp | 液晶表示装置の製造方法。 |
| JP2009058962A (ja) * | 2002-03-06 | 2009-03-19 | Lg Display Co Ltd | 液晶表示素子の製造ライン |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24306991A patent/JPH04356018A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009058962A (ja) * | 2002-03-06 | 2009-03-19 | Lg Display Co Ltd | 液晶表示素子の製造ライン |
| JP2006330601A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Sharp Corp | 液晶表示装置の製造方法。 |
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