JPH04348200A - 毛皮の防ダニ・防虫加工方法 - Google Patents

毛皮の防ダニ・防虫加工方法

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JPH04348200A
JPH04348200A JP15100091A JP15100091A JPH04348200A JP H04348200 A JPH04348200 A JP H04348200A JP 15100091 A JP15100091 A JP 15100091A JP 15100091 A JP15100091 A JP 15100091A JP H04348200 A JPH04348200 A JP H04348200A
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JP
Japan
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fur
insect
coating liquid
resin
coating
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JP15100091A
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JPH0713240B2 (ja
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Hirohisa Hattori
宏久 服部
Yasumitsu Aoki
青木 保光
Masaaki Asai
浅井 雅章
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NICHIRO KEGAWA KK
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NICHIRO KEGAWA KK
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛皮の表面を被覆液剤に
より被覆し、毛皮を塵芥やダニ、虫等の害虫から防止す
る毛皮の防ダニ及び防虫加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、毛皮を保存管理する方法としては
、防虫剤と毛皮とを密封する方法があった。しかしなが
ら、防虫剤による保存管理の場合には、防虫効果はある
ものの、逆に防虫剤の臭気が毛皮に付着してしまうとい
う問題を有していた。そのために酸素を吸収する固形の
脱酸素剤組成物と毛皮とを気密容器に密封することによ
り、防虫剤の臭気を毛皮に付着させずに防ダニ及び防虫
して保存管理する方法があった(例えば、特公平1−2
8723号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、毛皮が気密容器に密封されている状態
で、毛皮の防ダニ及び防虫効果が得られるものであるが
、長時間の着用使用によって防虫効果が薄れてしまい、
あるいは密封容器にしまい忘れた場合には、防ダニ及び
防虫効果がなくなってしまうという問題を有している。 更に防ダニ剤や防虫剤を毛皮にスプレーしたり、含浸し
たりする場合には、一定の期間については防ダニ・防虫
効果を有するものの、再度、薬剤によってスプレーや含
浸したりする必要があり、防虫効果に持続性がないとい
う問題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決しようとするもので、次のような手段を講じた
ものである。特許を受けようとする第1の発明は、防ダ
ニ・防虫の加工薬剤と合成樹脂や蛋白樹脂等の樹脂とを
混合して被覆液剤を形成し、この被覆液剤を毛皮の表面
に固着させ、この後、加熱・加圧により毛皮を乾燥し、
被覆液剤により毛皮の表面に被覆膜を形成するようにし
たものである。
【0005】被覆液剤を加工薬剤と樹脂とを混合して形
成することにより、加工薬剤のみの場合に比べて毛皮の
表面への付着率が高くなる。本件発明でいう加工薬剤と
は、市販されている公知の防ダニ加工剤や防虫加工剤で
ある。また、樹脂とは、例えばアクリル系、ポリウレタ
ン系、ブタジエン系、ビニル系、メラニン系の合成樹脂
やアミノ系、カゼイン系、アルブミン系の蛋白樹脂等が
あり、これらの一種または2種以上の組み合わせによる
混合が考えられる。これらの加工薬剤と樹脂との混合比
率は、1:1〜2:1である。被覆液剤の毛皮への定着
手段としては、スプレーによる吹き付け手段か、あるい
は刷毛塗りやカーテンコートによる手段が考えられる。 そして、加熱・加圧により毛皮を乾燥することにより、
溶媒中の水分のみが蒸発して毛皮の一本一本の毛が独立
してサラサラ状態の毛さばきとなって櫛やブラシの通り
が良くなる。加熱・加圧の温度と時間は150℃〜20
0℃の温度で、約15秒程度である。更に毛皮の一本一
本の表面に樹脂による被覆膜が形成されるので、加工薬
剤の蒸発性を抑える剥離防止の効果を有すると共に、耐
クリーニング性が良好となる。
【0006】特許を受けようとする第2の発明は、被覆
液剤を毛皮の表面に固着させるための手段として被覆液
剤に浸漬するようにしたものである。毛皮を被覆液剤に
浸漬するのは、被覆液剤を毛皮の表面全体にまんべんな
く固着させるためである。浸漬する被覆液剤は、重量比
に対して2%濃度で、浴比は約1:25である。
【0007】
【実施例】実施例1:ムートンの毛皮を用い、混合する
被覆液剤として、水溶性のアルコールと加工薬剤とアク
リル樹脂とを混合して被覆液剤を形成した。この被覆液
剤の加工薬剤がムートンの毛皮に10g/m2 固着す
るようにスプレーし、150℃〜200℃の温度で、1
5秒、加熱乾燥した。
【0008】実施例2:ムートンの毛皮を用い、水溶性
のアルコールの加工薬剤とアクリル樹脂とを混合して被
覆液剤を形成した。被覆液剤は重量に対して2%濃度で
、1:25の浴比で、40℃の温度で1時間処理後、6
0℃の温度で3時間加熱して乾燥した。
【0009】上記の実施例1について、加工処理したム
ートン切片と、加工処理しないムートン切片とを試料と
して、ダニの忌避率を算出した。図1に示すように、そ
れぞれのシャーレを配置してセットする。Aは繁殖させ
たダニを入れたシャーレで、Bは防ダニ加工処理をした
ムートン切片を入れ、中央に餌を置いたシャーレで、C
は防ダニ加工処理をしないムートン切片を入れ、中央に
餌を置いたシャーレである。これらのシャーレを25℃
に調節した恒温器内に48時間放置する。その後、それ
ぞれのシャーレを水で洗い、吸引濾過する。そして、濾
紙上に残ったダニの数を数え、忌避率とドライクリーニ
ングによる変化をみた。防ダニの加工を施した処理区の
忌避率は、75.2%であった。また、ドライクリーニ
ング後の忌避率は、1回目が71.4%、2回目が69
.8%で、3回目が70.5%であった。尚、ドライク
リーニングは、パークロルエチレンを使用し、常法とお
り、洗浄、脱液、乾燥の工程を採用した。上記の忌避率
は下記の数式1によって表される。
【0010】
【数式1】
【0011】
【発明の効果】本発明は上述したように、防ダニ・防虫
の加工薬剤と合成樹脂や蛋白樹脂等の樹脂とを混合して
被覆液剤を形成し、この被覆液剤を毛皮の表面に固着さ
せ、この後、加熱・加圧により毛皮を乾燥し、被覆液剤
により毛皮の表面に被覆膜を形成するようにしたことを
特徴とする。
【0012】また、被覆液剤を毛皮の表面に固着させる
ための手段として被覆液剤に浸漬するようにしたことを
特徴とする。
【0013】従って、被覆液剤の毛皮の表面への付着率
が高くなる。そして、加熱・加圧により毛皮を乾燥する
ことにより、溶媒中の水分のみが蒸発して毛皮の一本一
本の毛が独立してサラサラ状態の毛さばきとなって櫛や
ブラシの通りが良くなり、毛皮の一本一本の表面に樹脂
による極薄の被覆膜が形成されるので、加工薬剤の蒸発
性を抑える剥離防止の効果を有すると共に、耐クリーニ
ング性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダニの忌避率を算出するためのシャーレの配置
を示した説明図である。
【数1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  防ダニ・防虫の加工薬剤と合成樹脂や
    蛋白樹脂等の樹脂とを混合して被覆液剤を形成し、この
    被覆液剤を毛皮の表面に固着させ、この後、加熱・加圧
    により毛皮を乾燥し、被覆液剤により毛皮の表面に被覆
    膜を形成するようにしたことを特徴とする毛皮の防ダニ
    ・防虫加工方法。
  2. 【請求項2】  被覆液剤を毛皮の表面に固着させるた
    めの手段として被覆液剤に浸漬するようにした請求項1
    の毛皮の防ダニ・防虫加工法。
  3. 【請求項3】  被覆液剤を毛皮の毛及び皮の両部材に
    被覆するようにした請求項1の防ダニ・防虫加工方法。
JP3151000A 1991-05-27 1991-05-27 毛皮の防ダニ・防虫加工方法 Expired - Lifetime JPH0713240B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727253B1 (ko) * 2001-11-27 2007-06-11 주식회사 효성 항진드기성 카페트
RU2767204C1 (ru) * 2020-12-14 2022-03-16 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московская государственная академия ветеринарной медицины и биотехнологии - МВА имени К.И. Скрябина" (ФГБОУ ВО МГАВМиБ - МВА имени К.И. Скрябина) Комплексный препарат для борьбы с насекомыми-кератофагами и плесневыми грибами

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962508A (ja) * 1982-08-26 1984-04-10 チバ−ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト 衣蛾類および甲虫類の防虫剤
JPH023602A (ja) * 1988-06-14 1990-01-09 Kanebo Ltd 防虫ストッキング
JPH0247374A (ja) * 1988-08-05 1990-02-16 Kanebo Ltd 耐久性防虫繊維
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