JPH0434102Y2 - - Google Patents

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JPH0434102Y2
JPH0434102Y2 JP1987110816U JP11081687U JPH0434102Y2 JP H0434102 Y2 JPH0434102 Y2 JP H0434102Y2 JP 1987110816 U JP1987110816 U JP 1987110816U JP 11081687 U JP11081687 U JP 11081687U JP H0434102 Y2 JPH0434102 Y2 JP H0434102Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は前輪と後輪とを推進軸で連結した四輪
駆動車(以下に4WD車と略称する)における推
進軸に介設されてブレーキ作動時に動力伝達を遮
断するようにした動力切換用ドグクラツチに関す
る。
(従来の技術) 制動時に前輪の制動力が後輪に伝達されないよ
うにするワンウエイクラツチは、既に実用化され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記装置として前輪から後輪への推進軸にコス
ト的に安い簡易型のドグクラツチを設けることが
考えられるが、従来のドグクラツチは互いに噛み
合うドグ歯の噛み合い面が軸方向と平行面となつ
ていたため、動力伝達中における遮断を行う場合
はドグ歯の噛み合い力に打ち勝つに充分な非常に
高い操作力が必要となる。
そこで本考案の目的は、前進駆動力伝達中のブ
レーキ作動時における推進軸に作用する減速力を
利用して低い操作力で容易に遮断できるととも
に、両ドグ歯を噛み合い可能とする許容差回転数
をアツプできる動力切換用ドグクラツチを提供す
るにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本考案
は、前輪と後輪とを連結する推進軸にブレーキ作
動時に動力伝達を遮断する動力切換用ドグクラツ
チ10を介設した4WD車において、入・出力軸
1,2の一方に固定されるドグピース4と他方に
軸方向へ摺動自在に設けられるハブ5とこのハブ
5の軸方向への摺動を規制または解除する電動ア
クチユエータ97とを備え、且つドグピース4と
ハブ5とにそれぞれ設けられて互いに噛み合う両
ドグ歯42…,52…の前進駆動力伝達時におけ
る回転伝達側の一側面及びその反対側の他側面
を、ともに軸線と交差する角度をもつたデーパ面
に形成するとともに、その回転伝達側のテーパ面
の軸線との交差角を、回転伝達側と反対側のテー
パ面の軸線との交差角より小さく形成して成る動
力切換用ドグクラツチ10を装備したことを特徴
とする。
(作用) 前進駆動力伝達中において、ドグピース4及び
ハブ5にそれぞれ設けられたドグ歯42…,52
…における回転伝達側とは反対側の他側面がテー
パ面43…,53…となつているので、ブレーキ
作動時における減速力によつて固定のドグピース
4のドグ歯テーパ面43…との噛み合いによるス
ラスト力をハブ5のドグ歯テーパ面53…が受
け、ハブ5がドグピース4から離間する方向に付
勢されることになる。
斯かるブレーキ作動時に各ドグ歯テーパ面43
…、53…間に発生するスラスト力を利用してハ
ブ5を移動できるので、電動アクチユエータ97
による低い操作力で容易にドグクラツチ10を遮
断することができる。
そして両ドグ歯42…,52…の回転伝達側も
テーパ面44…、54とし、このテーパ面44
…,54…の軸線と交差するテーパ角θ1を、他方
のテーパ面43…,53…の軸線と交差するテー
パ角θ2より小さくしているので、両ドグ歯42
…,52…を噛み合い可能とする許容差回転数を
アツプすることができる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図において、1は入力軸、2は出力軸、3
はクラツチケースであり、クラツチケース3前部
にベアリング31にて位置決めされた入力軸1の
前部外周上にスプライン11,33篏合してフラ
ンジ継手32がナツト12で固定され、またクラ
ツチケース3後部にベアリング34にて位置決め
された出力軸2の前端外周は入力軸1後部の円形
凹部13内にベアリング35を介して相対回転自
在に篏合されている。
ここで、第9図の如くエンジン101からの回
転駆動力は前輪駆動系102の差動装置103に
入力されるとともに、エンジン101から後方に
延出されて回転駆動力を伝達する推進軸104が
入力軸1にフランジ継手32で連結され、出力軸
2は後方の後輪駆動系105のビスカスカツプリ
ングによる差動装置106に連結されており、斯
かる4WD車における推進軸を構成する入力軸1
と出力軸2間に本考案に係る動力切換用ドグクラ
ツチ10が配設されている。
第1図のようにドグクラツチ10はドグピース
4とハブ5とボール6とスリーブ8等から成り、
ドグピース4はクラツチケース3内における出力
軸2の前部外周上にスプライン21,41篏合し
てナツト22で固定され、またハブ5はクラツチ
ケース3内における入力軸1の前部外周上にスプ
ライン15,51篏合して軸方向へ摺動自在、且
つ回転方向は軸一体に設けられている。ドグピー
ス4とハブ5の両対向面には軸方向に突出して互
いに噛み合い自在な多数のドグ歯42…,52…
がそれぞれ円周方向に等間隔で設けられ、斯かる
ドグ歯42,52は第2図に示すように前進駆動
力伝達時における回転方向を矢印Fとした場合、
回転伝達側とは反対側の側面が軸線と比較的大き
な角度をもつて交差するテーパ面43,53に形
成されており、また回転伝達側の側面も軸線と僅
かに小さな角度で交差するテーパ面44,54に
形成されている。
特に回転伝達側の各テーパ面44…,54…の
噛み合いによる矢印F方向への前進駆動力伝達中
において、安定性確保のために後輪側より前輪側
を強くしたブレーキ配分によるブレーキングを行
うと、そのブレーキ配分により先ず入力軸1側に
回転方向Fとは逆に矢印B方向への減速力が作用
するので、今度は回転伝達側と反対側の各テーパ
面43…,53…が噛み合うことになり、この各
テーパ面43…,53…の噛み合いによりハブ5
にはスラスト方向への移動力が発生するようにな
つている。
以下では回転伝達側と反対側のテーパ面43,
53を減速側テーパ面、逆に回転伝達側のテーパ
面44,54を加速側テーパ面と呼ぶ。
そしてハブ5の前部は小径部55に形成されて
入力軸1の中間部外周上に摺動自在に延出し、こ
の小径部55の後部には例えば円周方向に等間隔
で三箇所のガイド孔56…が放射状に貫通形成さ
れるとともに、小径部55の前部にも同様のガイ
ド孔57…が貫通形成されており、これら各ガイ
ド孔56…,57…内にボール6…,7…がそれ
ぞれ収納されている。また入力軸1の中間部外周
でスプライン15前端に連続する部分には後方の
各ボール6…が押し込まれる環状の係合溝16が
形成されている。
更にハブ5の小径部55外周側にはスリーブ8
が軸方向へ摺動自在に配設されており、スリーブ
8の後寄り中間部内周には後方の各ボール6…を
入力軸1外周の係合溝16内に押し込み自在で、
且つ小径部55外周上を摺動自在な環状の突部8
6が形成されている。またスリーブ8の前部内周
は入力軸1の中間部外周上を転動する前方の各ボ
ール7…と摺接するガイド面87となつており、
斯かるスリーブ8の前方への移動時に後部内周も
後方の各ボール6…のガイド面88となつてい
る。
一方、クラツチケース3に以上のドグクラツチ
10の操作装置9が設けられている。即ちスリー
ブ8の外周に設けた環状溝82に係合する二股状
のフオーク爪92,92を備えたシフトフオーク
91がスプリングピン93にてシフトロツド94
に結合され、シフトロツド94は同一軸線上に配
置された入・出力軸1,2と平行にクラツチケー
ス3内に軸方向へ摺動自在に組み込まれている。
またシフトロツド94外周でクラツチケース3内
の前部とシフトフオーク91間にはドグクラツチ
10を接続方向に付勢するリターンスプリング9
5が縮装され、更にクラツチケース3から前方へ
突出するシフトロツド94前端には連結ピン96
にて電動アクチユエータであるソレノイド97の
可動部98が結合されている。
斯くしてブレーキ作動時に連動してソレノイド
97を通電すると、その磁力により可動部98が
連結ピン96を介しシフトロツド94を図示状態
からリターンスプリング95の付勢に抗して前方
へ移動させ、これによりシフトフオーク91を介
しスリーブ8を図示状態から前方に移動させる。
またソレノイド97への通電を遮断すれば、リタ
ーンスプリング95の付勢によつて操作装置9及
びスリーブ8は図示状態に復帰する。
以上において、図示状態のようにドグクラツチ
10の接続による入力軸1から出力軸2への動力
伝達中、特に第2図のように各加速側テーパ面4
4…,54…の噛み合いによる矢印F方向への前
進駆動力伝達中において、ブレーキ作動と同時に
ソレノイド97を通電し、リターンスプリング9
5の付勢に抗してシフトロツド94及びシフトフ
オーク91を介しスリーブ8を前方に移動させる
と、先ずスリーブ8内周の突部86による後方の
ボール6…の入力軸1外周に設けた係合溝16へ
の押し込みが解除される。
そして前述の如くブレーキングは安定性確保の
ために後輪側より前輪側を強くしたブレーキ配分
により行われ、これにより入力軸1側に回転方向
Fとは逆に矢印B方向への減速力が作用して各減
速側テーパ面43…,53…が噛み合うことにな
るので、出力軸2上に固定したドグピース4のド
グ歯42…の減速側テーパ面43…と入力軸1上
にスプライン15,51篏合したハブ5のドグ歯
52…の減速側テーパ面53…との回転中での噛
み合いによるスラスト力が作用するため、そのス
ラスト力によつて係合溝16からボール6…が外
れてスリーブ8後部内周のガイド面88に突出す
ると同時に、ハブ5が入力軸1上を前方に移動し
て両ドグ歯42…,52…の噛み合いが断たれ
る。
またソレノイド97への通電を遮断すれば、リ
ターンスプリング95の付勢によつて操作装置9
及びスリーブ8は図示状態に復帰し、更にドグク
ラツチ10が接続される。
このように本考案のドグクラツチ10は前進駆
動トルク伝達中でのブレーキ作動時において、前
進駆動系102側の入力軸1に作用する減速力に
よる両ドグ歯42…,52…の各減速側テーパ面
43…,53…の噛み合いにより発生するスラス
ト力を利用することによつて、ボール6…の動き
を規制するスリーブ8を移動するだけの低い操作
力で入力軸1から出力軸2へのトルク伝達を遮断
することができる。
従つて第9図に示す4WD車に四輪アンチロツ
クブレーキを組み合わせた場合において、四輪ア
ンチロツクブレーキ作動に連動させて後輪駆動系
105へのトルク伝達を低い操作力で遮断できる
ため、四輪アンチロツクブレーキを有効に作動す
ることができる。また通常のブレーキとの組み合
わせでも車両の挙動安定確保に有効である。
尚、入力軸1にドグピース4を配置して出力軸
2にハブ5を配置しても良い。
次に本考案のドグクラツチ10が特に減速時に
おいて、低い操作力で切り換え可能であることを
理論計算式を用いて解析する。
第3図において、Fa1はドグ歯42,52の噛
み合いにより発生するスラスト力、Fa2は入力軸
1とハブ5とのスプライン15,51篏合による
軸方向の摩擦抵抗、Faはハブ5がボール6を押
す力、Tは伝達トルク、r1はドグ歯42,52の
回転半径、r2はスプライン15,51の回転半径
であり、 Fa=Fa1−Fa2 と表せる。
ここで、第4図の如く仮に加速側テーパ面4
4,54と減速側テーパ面43,53の両テーパ
角θ1,θ2を同角度(θ1=θ2)とした場合、 Fa>0 となるが、本考案では第5図のように加速側テー
パ面44,54のテーパ角θ1を減速側テーパ面4
3,53のテーパ角θ2より小さくし、 Fa<0 となる設定としている。
即ちドグ歯42,52の歯面の摩擦係数をμ1
すると、 Fa1=T/r1tanθ1−μ1・T/r1 が求められる。
またスプライン15,51の圧力角をα、その
歯面の摩擦係数をμ2とすると、 Fa2=T/r2・μ2/cosα が求められる。
そして加速方向Fの動力伝達において、 Fa<0 であるから、 Fa=Fa1−Fa2<0 Fa1<Fa2 T/r1tanθ1−μ1・T/r1<T/r2・μ2/cosα ∴θ1<tan-1r1μ2/r2cosα+μ1 となるようθ1を設定すれば良い。
次に本考案のドグクランチ10による噛み合い
可能な許容差回転数のアツプについて説明する。
先ず本考案のドグクラツチ10の構造上、加速
方向Fの動力伝達において、Fa<0のため、第
6図のような加速側テーパ面44…,54…の噛
み合いが不完全な状態、つまりボール6が入力軸
1の係合溝16に完全に入り込まない状態におい
ても、ハブ5は第6図の状態を保つことが可能で
ある。
ここで、Fa>0の場合、第7図のようにボー
ル6が入力軸係合溝16に完全に入り込み、且つ
スリーブ8の内周突部86がボール6のセンター
を乗り越さない限りトルク伝達不能であり、結果
としてハブ5はスラストFaの力で後退すること
になる。特にハブ5とドグピース4の差回転が大
の場合、ハブ5とドグピース4の相対速度が速い
ため、上記動作が異音を伴つて連続的に発生して
しまう。
これに対しFa<0の場合は、第6図の噛み合
い不完全状態でハブ5とドグピース4との差回転
を0にし、伝達トルクが低下した時にボール6が
入力軸係合溝16に完全に入り込み、スリーブ内
周突部86がボール6のセンターを乗り越えてシ
フト完了となる。
故にFa>0よりFa<0となるドグ歯テーパ角
を設定することにより噛み合い可能なスリーブ8
のストロークを低減でき、許容差回転数のアツプ
が図れる。
またスリーブ8のストローク低減はボール6の
小径化によつても達成できる。
即ちFa>0の場合は伝達トルクTの増加によ
りFaの値、つまりボール6にかかる荷重が増加
するが、本考案では加速方向Fにおいて、Fa<
0のため、ボール6に荷重は加わらない。故に減
速方向Bのトルク伝達時のみボール6に荷重がか
かる。減速トルクは加速トルクに比較して小さい
ため、ボール6の強制的制約は半減する。従つて
ボール6の小径化が可能となる。
以下に斯かるボール6の小径化によるスリーブ
8のストローク低減を理論計算式で証明する。
第8図において、Dsはスリーブ内周突部86
の直径、D1はボール6とスリーブ内周突部86
側面との接触部である点Pの直径、Xは4WD時
の破線で示すボール6のセンターから点Pまでの
軸方向距離、D2は入力軸1の直径、aは4WD時
のボール6センターからスリーブ内周突部86終
端までの軸方向距離の、rはボール6の半径、θ
はスリーブ内周突部86側面の傾斜角度である。
斯かる第8図において、ボール6とスリーブ8
の相対位置が破線から実線へ移行すると、ハブ5
は軸方向摺動可能となる。との時、ボール6はス
リーブ内周突部86側面の傾斜面点Pで接触す
る。この状態になるまでのスリーブストローク
Lsを求める。
D1=D2+2r+2rsinθ =D2+2r(1+sinθ) … X=a+D1−Ds/2tanθ … そして Ls=X+rcosθ であるから、式を代入して Ls=a+D1−Ds/2tanθ+rcosθ 更に式を代入すると、 Ls=a+{D2+2r(1+sinθ)+Ds} ×tanθ/2+rcosθ を得る。
故にrを小さくすると、Lsが小さくなる。
(考案の効果) 以上のように本考案に係る4WD車の動力切換
用ドグクラツチよれば、前進駆動力伝達中におい
て、ドグピース及びハブにそれぞれ設けられたド
グ歯における回転伝達側とは反対側の他側面がテ
ーパ面となつているので、ブレーキ作動時におけ
る推進軸に作用する減速力によつて固定のドグピ
ースのドグ歯テーパ面との噛み合いによるスラス
ト力をハブのドグ歯テーパ面が受け、ハブがドグ
ピースから離間する方向に付勢されることにな
り、即ちブレーキ作動時に各ドグ歯テーパ面間に
発生するスラスト力を利用してハブを移動できる
ため、電動アクチユエータによる低い操作力で容
易にドグクラツチを遮断することができる。
そして本考案では、両ドグ歯の回転伝達側もテ
ーパ面とし、このテーパ面の軸線と交差するテー
パ角を、他方のテーパ面の軸線と交差するテーパ
角より小さくしているので、両ドグ歯を噛み合い
可能とする許容差回転数をアツプすることができ
る。
以上の通り、本考案によれば、特に、両ドグ歯
のの回転伝達側と反対側のテーパ面の軸線との交
差角を大きくすることにより、4WD車のブレー
キ時におけるドグクラツチの遮断を容易にするこ
とができ、また、ハブの軸方向への摺動を規制ま
たは解除する電動アクチユエータを設けること
で、クラツチの制御を行なうことができ、電動ア
クチユエータの駆動力のみでハブの摺動を行なう
ものと比較して、クラツチ自体をコンパクトに製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドグクラツチ部分の断面
図、第2図は両ドグ歯の噛み合いを示す展開図、
第3図は理論解析のために軸とハブとボール及び
スリーブの関係の諸元を示す模式図、第4図は加
速側と減速側の両側面を同角度のテーパ面とした
ドグ歯噛み合い状態の模式図、第5図は本考案に
よる減速側のテーパ面の角度を大きくしたドグ歯
噛み合い状態の模式図、第6図はそのドグ歯の半
噛み合い状態の模式図、第7図は同ボール部分の
模式図、第8図は更なる理論解析のための諸元を
示す模式図、第9図は4WD車の模式的構成図で
ある。 尚、図面中、1は入力軸、2は出力軸、4はド
グピース、42はドグ歯、43は減速側テーパ
面、44は加速側テーパ面、5はハブ、52はド
グ歯、53は減速側テーパ面、54は加速側テー
パ面、10はドグクラツチ、97は電動アクチユ
エータである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前輪と後輪とを連結する推進軸にブレーキ作動
    時に動力伝達を遮断する動力切換用ドグクラツチ
    を介設した四輪駆動車において、 前記ドグクラツチは入・出力軸の一方に固定さ
    れるドグピースと他方に軸方向へ摺動自在に設け
    られるハブとこのハブの軸方向への摺動を規制ま
    たは解除する電動アクチユエータとを備え、 且つドグピースとハブとにそれぞれ設けられて
    互いに噛み合う両ドグ歯の前進駆動力伝達時にお
    ける回転伝達側の一側面及びその反対側の他側面
    を、ともに軸線と交差する角度をもつたテーパ面
    に形成するとともに、 その回転伝達側のテーパ面の軸線との交差角
    を、回転伝達側と反対側のテーパ面の軸線との交
    差角より小さく形成してなる、 四輪駆動車の動力切換用ドグクラツチ。
JP1987110816U 1987-07-20 1987-07-20 Expired JPH0434102Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987110816U JPH0434102Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20
US07/221,293 US5038884A (en) 1987-07-20 1988-07-19 Dog clutch mechanism
DE8888306680T DE3865568D1 (de) 1987-07-20 1988-07-20 Kupplungsmechanismus mit klauen.
EP88306680A EP0300776B1 (en) 1987-07-20 1988-07-20 Dog clutch mechanism

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JPS6414532U JPS6414532U (ja) 1989-01-25
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