JPH04338623A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
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- JPH04338623A JPH04338623A JP13975691A JP13975691A JPH04338623A JP H04338623 A JPH04338623 A JP H04338623A JP 13975691 A JP13975691 A JP 13975691A JP 13975691 A JP13975691 A JP 13975691A JP H04338623 A JPH04338623 A JP H04338623A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気二重層コンデンサに
関し、さらに詳しく言えば、そのセパレータに関するも
のである。
関し、さらに詳しく言えば、そのセパレータに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図１に例示されているように、電気二重
層コンデンサ１は皿状のケース本体２と、同ケース本体
２にシール手段としてのガスケット３を介して被せられ
るキャップ４とを備えている。
層コンデンサ１は皿状のケース本体２と、同ケース本体
２にシール手段としてのガスケット３を介して被せられ
るキャップ４とを備えている。
【０００３】製造に際しては、ケース本体２にガスケッ
ト３を嵌合させた後、同ケース本体２の底部に導電性接
着剤を介してシート状の分極性電極５が取付けられる。 これと並行して、キャップ４の底部にも同じくシート状
の分極性電極６が導電性接着剤を介して取付けられる。
ト３を嵌合させた後、同ケース本体２の底部に導電性接
着剤を介してシート状の分極性電極５が取付けられる。 これと並行して、キャップ４の底部にも同じくシート状
の分極性電極６が導電性接着剤を介して取付けられる。
【０００４】そして、例えばケース本体２側の分極性電
極５上にセパレータ７が載置され、同ケース本体２とキ
ャツプ４に電解液が注入され、各分極性電極５，６に対
する電解液の含浸が行なわれる。
極５上にセパレータ７が載置され、同ケース本体２とキ
ャツプ４に電解液が注入され、各分極性電極５，６に対
する電解液の含浸が行なわれる。
【０００５】しかる後、ケース本体２に対してキャップ
４が被せられ、同ケース本体２の周縁がかしめられて所
定容量のコインセルが作られる。
４が被せられ、同ケース本体２の周縁がかしめられて所
定容量のコインセルが作られる。
【０００６】なお、分極性電極５，６は、例えば導電性
物質として活性炭、カーボンの粉末にバインダーとして
のＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）を混練し、
所定の厚みに圧延してなるシートから例えば円形に打ち
抜くことにより得られる。
物質として活性炭、カーボンの粉末にバインダーとして
のＰＴＦＥ（ポリテトラフルオロエチレン）を混練し、
所定の厚みに圧延してなるシートから例えば円形に打ち
抜くことにより得られる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】分極性電極５，６への
電解液の含浸時、セパレータ７にも同電解液の含浸が行
なわれるようにするため、セパレータ７には電解液に対
する濡れ性と保液力が要求される。
電解液の含浸時、セパレータ７にも同電解液の含浸が行
なわれるようにするため、セパレータ７には電解液に対
する濡れ性と保液力が要求される。
【０００８】この意味からすれば、ポリプロピレンやポ
リエチレンなどの不織布が好ましいが、そのままでは機
械的強度が弱い。そこで、ガラス繊維を混入している。 ガラス繊維はその線径を細くすることができるため、機
械的強度が高められることに加えて全体としての表面積
が拡大され、その分保液力が高められる。
リエチレンなどの不織布が好ましいが、そのままでは機
械的強度が弱い。そこで、ガラス繊維を混入している。 ガラス繊維はその線径を細くすることができるため、機
械的強度が高められることに加えて全体としての表面積
が拡大され、その分保液力が高められる。
【０００９】しかしながら、製造上次のような問題があ
る。すなわち、ガラス繊維を混入した後、ローラがけを
行なうのであるが、その際抜け落ちることがあり、ピン
ホール発生の原因となる。また、マザーシートからセパ
レータ７を型で打ち抜くのであるが、ガラス繊維が混入
されているため、その打ち抜き型の消耗が激しい。
る。すなわち、ガラス繊維を混入した後、ローラがけを
行なうのであるが、その際抜け落ちることがあり、ピン
ホール発生の原因となる。また、マザーシートからセパ
レータ７を型で打ち抜くのであるが、ガラス繊維が混入
されているため、その打ち抜き型の消耗が激しい。
【００１０】これに代わる素材としてメルトブローン不
織布がある。メルトブローンとは、ポリマーを溶解（メ
ルト）し、吹き飛ばす（ブロー）の意味である。
織布がある。メルトブローンとは、ポリマーを溶解（メ
ルト）し、吹き飛ばす（ブロー）の意味である。
【００１１】すなわち、このメルトブローン不織布は、
溶解した熱可塑性ポリマー、例えばポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどを押出機
のノズルダイから捕集機に高速加熱ガスで吹き出すこと
により得られる。
溶解した熱可塑性ポリマー、例えばポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどを押出機
のノズルダイから捕集機に高速加熱ガスで吹き出すこと
により得られる。
【００１２】メルトブローン不織布は成形性および機械
的強度の点では好ましいと言えるが、従来のものはその
平均線径が６〜１００μｍと太いため表面積が小さく、
電解液に対する濡れ性および保液力が余り良くない。
的強度の点では好ましいと言えるが、従来のものはその
平均線径が６〜１００μｍと太いため表面積が小さく、
電解液に対する濡れ性および保液力が余り良くない。
【００１３】このメルトブローン不織布をセパレータと
して使用する場合、一枚で使用されたり、あるいは複数
枚、例えば二枚重ねて使用する場合があるが、いずれに
しても電解液不足となり、コンデンサの短命化を招来す
るおそれがある。
して使用する場合、一枚で使用されたり、あるいは複数
枚、例えば二枚重ねて使用する場合があるが、いずれに
しても電解液不足となり、コンデンサの短命化を招来す
るおそれがある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
を解消するためになされたもので、その構成上の特徴は
、分極性電極の間にセパレータを介在させてなる電気二
重層コンデンサにおいて、セパレータとして平均繊維径
が０．５〜５μｍのメルトブローン不織布を用いたこと
にある。
を解消するためになされたもので、その構成上の特徴は
、分極性電極の間にセパレータを介在させてなる電気二
重層コンデンサにおいて、セパレータとして平均繊維径
が０．５〜５μｍのメルトブローン不織布を用いたこと
にある。
【００１５】このメルトブローン不織布の素材はポリプ
ロピレン、ポリエチレンもしくはポリエチレンテレフタ
レートなどであってよく、また、この線径のものは、例
えば押出機のノズルダイの口径を小さなものに代えるこ
とにより得られる。
ロピレン、ポリエチレンもしくはポリエチレンテレフタ
レートなどであってよく、また、この線径のものは、例
えば押出機のノズルダイの口径を小さなものに代えるこ
とにより得られる。
【００１６】セパレータとしての使用に際しては、メル
トブローン不織布を複数枚重ねて用いることが好ましい
。また、保液力をより高めるには、メルトブローン不織
布に表面活性剤処理、電子線処理、無機酸化物の粉末塗
布処理を単独もしくは組合せて行なうと良い。
トブローン不織布を複数枚重ねて用いることが好ましい
。また、保液力をより高めるには、メルトブローン不織
布に表面活性剤処理、電子線処理、無機酸化物の粉末塗
布処理を単独もしくは組合せて行なうと良い。
【００１７】ここで、無機酸化物としては、シリカ（Ｓ
ｉＯ２）、アルミナ（Ａｌ２Ｏ３）、ＺｒＯ２、ＴｈＯ
２、ＴｉＯ２、ＭｇＯ、Ｆｅ２Ｏ３、ＣａＯ、ＮａＯ、
Ｓｂ２Ｏ５、タルク、マイカ、硅砂やカオリンなどを例
示することができ、これらはその単体で使用してもよく
、また混合物として使用してもよい。
ｉＯ２）、アルミナ（Ａｌ２Ｏ３）、ＺｒＯ２、ＴｈＯ
２、ＴｉＯ２、ＭｇＯ、Ｆｅ２Ｏ３、ＣａＯ、ＮａＯ、
Ｓｂ２Ｏ５、タルク、マイカ、硅砂やカオリンなどを例
示することができ、これらはその単体で使用してもよく
、また混合物として使用してもよい。
【００１８】
【作用】メルトブローン不織布の平均繊維径を０．５〜
５μｍとしたことにより表面積が拡大され、電解液に対
する濡れ性および保液力が大幅に改善される。
５μｍとしたことにより表面積が拡大され、電解液に対
する濡れ性および保液力が大幅に改善される。
【００１９】
【実施例】本発明の実施例を比較例とともに説明する。
【００２０】《実施例１》平均繊維径０．５〜５μｍの
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布、厚さ１
５０μｍ、目付量３８ｇ／平方ｍをセパレータとした。
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布、厚さ１
５０μｍ、目付量３８ｇ／平方ｍをセパレータとした。
【００２１】《実施例２》平均繊維径０．５〜５μｍの
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に表面活
性剤による処理を行ない、厚さ１５０μｍ、目付量４０
ｇ／平方ｍのセパレータを得た。
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に表面活
性剤による処理を行ない、厚さ１５０μｍ、目付量４０
ｇ／平方ｍのセパレータを得た。
【００２２】《実施例３》平均繊維径０．５〜５μｍの
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に電子線
を照射し、厚さ１５０μｍ、目付量３８ｇ／平方ｍのセ
パレータを得た。
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に電子線
を照射し、厚さ１５０μｍ、目付量３８ｇ／平方ｍのセ
パレータを得た。
【００２３】《実施例４》平均繊維径０．５〜５μｍの
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布にシリカ
の粉末を塗布し、厚さ１７０μｍ、目付量４３ｇ／平方
ｍのセパレータを得た。
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布にシリカ
の粉末を塗布し、厚さ１７０μｍ、目付量４３ｇ／平方
ｍのセパレータを得た。
【００２４】《実施例５》平均繊維径０．５〜５μｍの
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に表面活
性剤処理を行ない、二枚重ねとし、厚さ２００μｍ、目
付量４０ｇ／平方ｍのセパレータを得た。
ポリプロピレンからなるメルトブローン不織布に表面活
性剤処理を行ない、二枚重ねとし、厚さ２００μｍ、目
付量４０ｇ／平方ｍのセパレータを得た。
【００２５】〈比較例１〉平均繊維径６〜１０μｍのポ
リプロピレンからなるメルトブローン不織布、厚さ１５
０μｍ、目付量３５ｇ／平方ｍをセパレータとした。
リプロピレンからなるメルトブローン不織布、厚さ１５
０μｍ、目付量３５ｇ／平方ｍをセパレータとした。
【００２６】上記各実施例１〜５および比較例１につい
てその保液率（％）および寿命テストにおけるドライア
ップ発生率（％）を測定した結果を表１に示す。
てその保液率（％）および寿命テストにおけるドライア
ップ発生率（％）を測定した結果を表１に示す。
【００２７】
【表１】
保液率の測定方法は次のとおりである。
【００２８】（１）まず、大きさ５０×５０ｍｍの試験
片をとり、これをプロピレンカーボネイト中に浸漬し、
十分に含浸させる。
片をとり、これをプロピレンカーボネイト中に浸漬し、
十分に含浸させる。
【００２９】（２）試験片の端をピンセットではさんで
取り出し、４５度に傾けたガラス板に３分間放置した後
、液滴を取り除き重量を測定し、次式によって保液率を
算出する。
取り出し、４５度に傾けたガラス板に３分間放置した後
、液滴を取り除き重量を測定し、次式によって保液率を
算出する。
【００３０】
保液率（％）＝（Ｗ２−Ｗ１）／Ｗ１×１００式中、Ｗ
１は浸漬前の重量、Ｗ２は浸漬後の重量である。
１は浸漬前の重量、Ｗ２は浸漬後の重量である。
【００３１】（３）しかる後、試験片を２枚のろ紙には
さみ、おもりを載せる。おもりとしては、５×２５ｃｍ
の治具（６５０ｇ）を用いた。
さみ、おもりを載せる。おもりとしては、５×２５ｃｍ
の治具（６５０ｇ）を用いた。
【００３２】（４）１分後に試験片を取り出し、重量を
測定し、上記の式によって保液率を求めた。
測定し、上記の式によって保液率を求めた。
【００３３】また、ドライアップ発生率とは高温負荷テ
スト（雰囲気温度７０℃、印加電圧２．８Ｖ、経過時間
３０００時間）後に、初期容量変化率が５０％を越えた
ものを不良品とした発生率である。各実施例および比較
例ともに１０００個について実施した。
スト（雰囲気温度７０℃、印加電圧２．８Ｖ、経過時間
３０００時間）後に、初期容量変化率が５０％を越えた
ものを不良品とした発生率である。各実施例および比較
例ともに１０００個について実施した。
【００３４】この測定結果から分かるように、本発明に
よると、いずれの実施例においても高い保液率を示し、
コンデンサの長寿命化が図れる。
よると、いずれの実施例においても高い保液率を示し、
コンデンサの長寿命化が図れる。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セパレータとして平均繊維径が０．５〜５μｍのメルト
ブローン不織布を用いたことにより、電解液に対する濡
れ性および保液力が改善され、コンデンサの長寿命化が
達成される。
セパレータとして平均繊維径が０．５〜５μｍのメルト
ブローン不織布を用いたことにより、電解液に対する濡
れ性および保液力が改善され、コンデンサの長寿命化が
達成される。
【図１】電気二重層コンデンサの内部構造を図解した断
面図。
面図。
１ 電気二重層コンデンサ
２ ケース本体
３ ガスケット（シール手段）
４ キャップ
５，６ 分極性電極
７ セパレータ
Claims (5)
- 【請求項１】分極性電極の間にセパレータを介在させて
なる電気二重層コンデンサにおいて、上記セパレータと
して、平均繊維径が０．５〜５μｍのメルトブローン不
織布を用いたことを特徴とする電気二重層コンデンサ。 - 【請求項２】上記メルトブローン不織布を複数枚重ねて
用いることを特徴とする請求項１に記載の電気二重層コ
ンデンサ。 - 【請求項３】上記メルトブローン不織布は表面活性剤に
て処理されていることを特徴とする請求項１または２に
記載の電気二重層コンデンサ。 - 【請求項４】上記メルトブローン不織布は電子線処理さ
れていることを特徴とする請求項１または２に記載の電
気二重層コンデンサ。 - 【請求項５】上記メルトブローン不織布には無機酸化物
の粉末が塗布されていることを特徴とする請求項１また
は２に記載の電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13975691A JPH04338623A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13975691A JPH04338623A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04338623A true JPH04338623A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=15252659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13975691A Pending JPH04338623A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04338623A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07106206A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-04-21 | Nec Corp | 電気二重層コンデンサ |
| US6097587A (en) * | 1997-10-28 | 2000-08-01 | Nec Corporation | Electric double layer capacitor |
| JP2016111127A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 日本バイリーン株式会社 | 電気二重層キャパシタ用セパレータ及び電気二重層キャパシタ |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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