JPH04333480A - エレベーターの群管理制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はエレベーターの制御信号
伝送装置のアドレス設定作業の自動化機能を有するエレ
ベーターの群管理制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術について、図８を用いて説明
する。

【０００３】群管理制御部１Ａに接続されたコンソール
７からの入力により群管理制御部１Ａは、主に共通の乗
り場呼びの伝送を行う共通伝送ライン１１をアドレスセ
ットモードに切り替える。次に群管理制御部１Ａは、マ
スタ号機の単体制御部２より入力したかご状態データ２
２によりマスタ号機のかご位置階の第１シャフトのアド
レス２４を送信する。これにより各乗り場の従制御部で
ある伝送ステーションホールコントローラ５はアドレス
セット可能となる。保守員はマスタ号機によりかご呼び
でアドレスをセットする階へ向い、第１シャフトの乗り
場呼びボタン６を押す。ホールコントローラ５は乗り場
呼びボタン６が押されると、共通伝送ライン１１に伝送
されているアドレスデータ２４を受信し自ユニットのア
ドレスデータとして設定する。

【０００４】第１シャフトの全ホールコントローラのア
ドレスセットが終了後、群管理制御部１Ａに接続された
コンソール７からの入力によりシャフトを切り替え、第
１シャフトと同様に第２シャフトのアドレスセットを行
うことができる。

【０００５】このようにして、全シャフトのホールコン
トローラのアドレスセットが完了後、群管理制御部１Ａ
に接続されたコンソール７からの入力により群管理制御
部１Ａは共通伝送ライン１１をテスト伝送モードに切り
替える。テスト伝送の結果はコンソール７に表示し確認
する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、アド
レスセットが１シャフト終了する毎に保守員が機械室に
戻り、コンソールの操作を必要とした。また、テスト伝
送も機械室で行い、伝送エラーがあれば、再度アドレス
セットを行う必要があった。そのため、保守員は最低で
もシャフト数分、最下階から最上階までエレベーターで
往復し、機械室へ行き来しなければならなかった。

【０００７】本発明は共通伝送ラインの全ホールコント
ローラのアドレスセットを機械室へ戻ることなく、かご
・乗り場にて実施可能とすることにより作業の省力化を
実現できるエレベーターの群管理制御装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】群管理制御装置と単体制
御装置と群管理制御装置内の主伝送制御部と各乗り場の
従制御部と前記従制御部の伝送アドレスの設定を伝送路
を介しアドレス情報を各従制御部に送ることにより行う
機能と前記構成により同一階床でもシャフト毎に異なる
アドレス情報を自動的に切り替える手段とアドレス情報
が切り替わることを報知する装置及び手段とアドレス情
報が切り替わることを認識し該当シャフトの従制御部の
アドレスを設定する装置及び手段により構成する。

【０００９】

【作用】同一階床でもシャフト毎に異なるアドレス情報
を群管理制御装置にて一定時間毎に自動的に切り替える
。群管理制御装置からの情報により単体制御装置がアド
レス情報が切り替わることをかごに設置されている報知
装置により報知する。また、かご内の操作スイッチの操
作状況を単体制御装置が検出し、群管理制御装置にテス
ト伝送指令を送信する。群管理制御装置は単体制御装置
からテスト伝送指令により伝送系をテスト伝送に切り替
える。結果は群管理制御装置より伝送エラーデータを単
体制御装置に送信し、単体制御装置がかご内に表示する
。

【００１０】

【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 本発明の一実施例の構成を図１により説明する。

【００１１】群管理制御装置１と、単体制御装置２と、
群管理制御装置内の群管理制御部１Ａと、主伝送制御部
１Ｂと、各乗り場の従制御部であるホールコントローラ
５と、乗り場呼びボタン６と、かご３と、アドレス情報
が切り替わることを報知するために用いるかご上ブザー
１０と、エレベーターかご内より伝送系をテスト伝送に
切り替えるスイッチとして用いる戸開ボタン９と、かご
呼びを登録しかつテスト伝送の結果を表示するかご呼び
ボタン８と、保守員がアドレスセットを実施するときに
アドレスセットモードに切り替える指令がアドレスセッ
トモードを抜けるときのブレーク指令を操作するコンソ
ール７とで構成される。本発明の一実施例について、図
１から図７までのフローチャートを用いて説明する。

【００１２】マスタ号機の群管理制御部１Ａに接続され
たコンソール７からの入力により群管理制御部１Ａは、
主に共通の乗り場呼びの伝送を行う共通伝送ライン１１
がアドレスセットモードであることを単体制御部２に送
信し、更に単体制御部２にかご３の最上階への引き戻し
指令を出力する。単体制御装置２は、かご３を最上階に
引き戻し、戸開待機させる。その後、単体制御装置２は
、アドレスセットモード・テスト伝送モードを抜けるま
では、戸開時は全戸閉まで戸閉ボタンを押し続けなけれ
ば戸閉しないよう戸開させ続ける。これにより保守員が
戸開ボタンを操作する必要がなく、また、作業も１人で
行うことができる。かご３が最上階に引き戻されたら、
群管理制御部１Ａは、共通伝送ライン１１をアドレスセ
ットモードに切り替える。

【００１３】次に保守員は、かごに乗り、アドレスセッ
トする階へかご呼びで向かう。目的階で停止、全戸開後
、群管理制御部１Ａは単体制御部２にかご上ブザーを一
定時間鳴動させ、かご位置階の第１シャフトのアドレス
２４を共通伝送ライン１１に送信する。ブザーの鳴動が
止まったら保守員が第１シャフトの乗り場呼びボタン６
を押すことにより、各乗り場の従制御部である伝送ステ
ーションホールコントローラ５は共通伝送ライン１１に
伝送されているアドレスデータ２４を受信し自ユニット
のアドレスデータとして設定する。最初のブザーの鳴動
より一定時間後に群管理制御部１Ａが単体制御部２に再
度かご上ブザーを一定時間鳴動させ、かご位置階の第２
シャフトのアドレス２４を共通伝送ライン１１に送信す
る。ブザーの鳴動が止まったら保守員が第２シャフトの
乗り場呼びボタン６を押すことにより、第２シャフトの
ホールコントローラ５のアドレスをセットする。このよ
うにして、群管理制御部１Ａは共通伝送ライン１１に送
信するアドレスを一定時間毎に切り替え、また、アドレ
スを切り替える度に単体制御装置２にブザーを鳴動させ
る。これにより、保守員はその階床の全シャフトのホー
ルコントローラのアドレスを設定することができる。

【００１４】保守員は全ホールコントローラの設定を終
了したら、かご内の戸開ボタン９を一定時間押し続ける
。これを単体制御装置２が検出し、群管理制御部１Ａへ
出力する。群管理制御部１Ａは、共通伝送ライン１１を
テスト伝送モードに切り替える。主伝送制御部１Ｂがテ
スト伝送を行い伝送エラーを検出し、群管理制御部１Ａ
に出力する。群管理制御部１Ａは伝送エラーテーブルの
全シャフトの論理和をとり階床毎のデータに変換し、変
換した伝送エラーデータを単体制御装置２に送信しかご
３内のかご呼びボタン８に出力させる。

【００１５】テスト伝送を行って、伝送エラーがある場
合は、群管理制御部１Ａは共通伝送ラインを再度アドレ
スセットモードにする。伝送エラーのない場合はノーマ
ルに戻す。

【００１６】保守員がアドレスセットを止めたい場合は
マスタ号機の群管理制御部１Ａに接続されたコンソール
７からの入力により、群管理制御部１Ａはアドレスセッ
トモードよりノーマルモードに切り替える。

【００１７】共通伝送ラインの全ホールコントローラの
アドレスセットを機械室へ戻ることなく、かご・乗り場
にて実施可能とすることにより作業の省力化をすること
ができる。

【００１８】また、テスト伝送モードに切り替わるため
のスイッチを戸開ボタン、伝送エラーの表示をかご呼び
ボタン、シャフト切り替え報知をかご上ブザーで行って
いるため、アドレスセット用の機器の特別に取り付ける
必要はない。

【００１９】なお、本実施例ではアドレスが切り替わる
ことを報知する手段として発音装置を例にとり説明した
がこれに限るものではない。かご内操作盤のかご呼び登
録ランプ、ホールランタン、ホールチャイム等も同様に
扱えることは明白である。

【００２０】

【発明の効果】共通伝送ラインの全ホールコントローラ
のアドレスセットを機械室へ戻ることなく、かご・乗り
場にて実施可能とすることにより作業の省力化をするこ
とができる。特に対面構成のビルや群管理制御号機の中
に非常用エレベーターを含む場合には、シャフト数が多
くなり１階床あたりの従制御部の数が増えるため有効と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に基づく一実施例のエレベーター
の群管理制御装置のブロック構成図である。

【図２】図２は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図３】図３は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図４】図４は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図５】図５は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図６】図６は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図７】図７は本発明における群管理制御の作用を示す
フローチャート図である。

【図８】図８は従来のエレベーターの群管理制御装置の
ブロック構成図である。

【符号の説明】

１…群管理制御装置　　　　　　　　　　　　　　　　
１Ａ…群管理制御部 １Ｂ…主伝送制御部　　　　　　　　　　　　　　　　
２…単体制御装置３…かご　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　４…単体伝送ライン ５…ホールコントローラ　　　　　　　　　　　　６…
乗り場呼びボタン ７…コンソール　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　８…かご呼びボタン ９…戸開ボタン　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　１０…かご上ブザー １１…共通伝送ライン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数階床間に複数のエレベーターを稼
   動させ、共通の乗り場呼びに対して、前記複数のエレベ
   ーターのうち、いずれかを割り付ける機能を持つエレベ
   ーターの群管理制御装置と群管理制御装置に主伝送制御
   部と各乗り場に従制御部を有し、制御信号をシリアル伝
   送で伝送するもので前記従制御部の伝送アドレスの設定
   を伝送路を介しアドレス情報を各従制御部に送ることに
   より行うものにおいて、同一階床でもシャフト毎に異な
   るアドレス情報を自動的に切り替える手段と、前記アド
   レス情報が切り替わることを報知する手段と、前記アド
   レス情報が切り替わることを認識し前記シャフトの従制
   御部のアドレスを設定する手段とを設けたことを特徴と
   するエレベーターの群管理制御装置。