JP3207920B2 - エレベーターの遠隔監視システム - Google Patents

エレベーターの遠隔監視システム

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JP3207920B2
JP3207920B2 JP11162292A JP11162292A JP3207920B2 JP 3207920 B2 JP3207920 B2 JP 3207920B2 JP 11162292 A JP11162292 A JP 11162292A JP 11162292 A JP11162292 A JP 11162292A JP 3207920 B2 JP3207920 B2 JP 3207920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの遠隔監
視システムに係り、特に、管轄下にあるエレベーター制
御装置から異常発報があった場合に、発報を行なったエ
レベーターの動作状態をサービス拠点においてリアルタ
イムで表示させるエレベーターの遠隔監視システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】既知のエレベーターの遠隔監視システム
は、各建物(ビル)に設置されている複数台のエレベー
ターの動作制御を行ない、いずれかのエレベーターの動
作状態が異常の時に異常発報する複数のエレベーター制
御装置と、複数のエレベーター制御装置を管轄下におく
複数のサービス拠点と、前記異常発報を受信し、その発
報を行なったエレベーター制御装置の管轄サービス拠点
に通報を行なう中央監視センターとで構成されている。
【0003】この場合、中央監視センターにおいては、
いずれかの建物(ビル)のエレベーター制御装置から異
常発報が送信されると、まず、前記センター内にある監
視表示装置(CRT)の表示画面に異常発報が行われた
ビルの名称、異常状態になったエレベーターの号機数、
その異常状態の内容等が表示される。次いで、前記セン
ターの担当者は、この表示画面の表示内容を見て、現在
のエレベーターの動作状態がどのようになっているかを
確認した後、前記異常発報が行われたエレベーター制御
装置を管轄するサービス拠点、例えば、地区のサービス
センターまたは営業所に対して、異常状態の内容の概要
について自動的にファクシミリで送信するかあるいは担
当者に電話連絡するようにしている。そして、地区のサ
ービスセンターまたは営業所においては、前記エレベー
ターの異常状態の内容の概要が知らされると、その異常
状態の処理が可能な技術者(保守員)を前記異常発報を
行なったエレベーターのある現場に出動させ、前記エレ
ベーターの故障復旧に当たらせるようにしている。
【0004】ところで、前記現場に出動した技術者(保
守員)が、前記エレベーターの故障復旧を迅速に行なう
ためには、前記現場への出動前に、単に、前記エレベー
ターの異常状態の内容の概要を把握していただけでは不
十分であって、より細かい前記異常状態の内容、例え
ば、前記エレベーターの現在の故障の状態やドアの開閉
状況等について事前に詳細に確認しておく必要がある。
【0005】このような要望を満たすため、エレベータ
ーの動作制御状態を中央監視センターの監視表示装置
(CRT)の表示画面において表示する他に、それと異
なる内容を前記センター内にある他の監視表示装置(C
RT)の表示画面において表示するようにした監視装置
が既に開発されており、この種のものは、例えば、特開
昭55−156170号に開示されている。
【0006】そして、前記開示による監視装置は、中央
監視センターとエレベーター制御装置とをオンラインで
結び、このオンラインを通して各エレベーターの制御状
態を前記他の監視表示装置(CRT)の表示画面で監視
するものであつて、実存するエレベーターシステムと等
価なエレベーターモデルを、グラフイツク記号の集合あ
るいはキヤラクタ記号の集合の組合せにより前記他の監
視表示装置(CRT)の表示画面に表示させ、前記実存
するエレベーターの制御状態が、きめ細かに、直感的
に、リアルタイムで把握できるようにしている。
【0007】この他に、前記要望を満たすため、エレベ
ーターの動作制御状態における各種の情報を電話回線を
用いてサービス拠点、例えば、サービスセンターの監視
表示装置に通報するようにしたエレベーターの遠隔保守
装置も既に開発されており、この種のものは、例えば、
特開平2−95684号に開示されている。
【0008】そして、前記開示によるエレベーターの遠
隔保守装置は、エレベーターの制御を行なうマイコンの
所定メモリ領域にエレベーターの各種情報を格納させ、
遠隔地にあるサービスセンターの監視表示装置からの呼
出し指令により、前記各種情報を前記監視表示装置に送
り出すようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
示による監視装置(特開昭55−156170号に開示
のもの)は、中央監視センターにエレベーターからの異
常発報または顧客からのエレベーターの故障通報があつ
た場合、例えば、エレベーターのドアが開かないという
内容の異常発報に対して、中央監視センターの監視表示
装置の表示画面には、前記エレベーターの現在位置や移
動方向、かご呼びの発生状況、ドアの開閉状態、故障の
状況が表示されるに留まり、かご内の運転盤の開き釦や
閉じ釦、ドアの安全装置であるドアセフテイシユー、ド
ア過負荷反転装置、ドアの開閉位置、前記運転盤内のド
ア止めスイツチや停止スイツチの状態等のエレベーター
利用客の取り扱いに関する入力情報、エレベーター走行
時の加速減速区分のいずれの状態である等の詳細な制御
状態までは表示されないという問題を有している。
【0010】また、前記開示による監視装置は、中央監
視センターの監視表示装置に送り出されるデータの送信
周期が比較的長いため、瞬間的に変化するような情報、
例えば、かご内の運転盤のドア閉じ釦が瞬時押された場
合等については、前記監視表示装置の表示画面にはそれ
が変化として表われないものである。このため、エレベ
ーター利用客の操作ミスにより、あるいは、エレベータ
ーの故障により中央監視センターに異常発報が行なわれ
た際に、前記センターの監視表示装置の表示画面を見た
だけでは、その異常状態の詳細な点を把握することがで
きない。例えば、エレベーターのドアのしきいの溝に異
物が挾まり、一時的にドアが開かなかつた場合における
異常発報についても、前記エレベーターが現在どのよう
な状態にあるかについての詳細を知ることができないた
め、サービスセンターの技術者(保守員)は直ちに異常
発報のあつたエレベーターが設置されている現場に出動
しなければならない。そして、前記技術者(保守員)が
現場に行つて見たところ、既に前記エレベーターのドア
の開閉動作が正常になっていたりすると、前記異常発報
は原因不明ということになり、前記技術者(保守員)の
出動が無駄になってしまうという問題を有している。
【0011】一方、前記開示によるエレベーターの遠隔
保守装置(特開平2−95684号に開示のもの)は、
エレベーターを制御するマイコンの中に、各種情報の編
集を行ない、遠隔地のサービスセンターに送り出すため
のソフトウエアと、前記サービスセンターと通信するた
めのハードウエアを必要とし、また、顧客にエレベータ
ーシステムを納入した後で、そのシステム内に前記各種
情報を前記サービスセンターに送り出すための機能を追
加する場合には、エレベーターを制御するプログラムの
他に、通信用のプログラムを容易しなければならないと
いう問題を有している。さらに、エレベーターを制御す
るマイコンを用いて、前記各種情報の編集、及び、前記
サービスセンターへの送り出しを行なっているため、通
常のエレベーターの制御処理以外の処理が増大し、マイ
コンの負荷が大きくなつて、情報処理に要する時間が長
くなり、中央監視センターに対して高速かつ大量の情報
をリアルタイムで送ることは困難になるという問題を有
している。
【0012】本発明は、これらの問題点を解決するもの
であって、その目的は、中央監視センターにエレベータ
ーの異常発報があつた場合、異常発報を行なったエレベ
ーターの現在の制御状態を、詳細にかつ直ちに理解でき
るように表示するようにしたエレベーターの遠隔監視シ
ステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明は、RAMとMPUとマイコンバスを備え、
前記MPUが前記マイコンバスを介して前記RAMにエ
レベーター制御情報を書き込む複数のエレベーター制御
装置と、前記複数のエレベーター制御装置で発生した異
常発報を通信手段を介して受信する中央監視センター
と、前記エレベーター制御情報を表示するエレベーター
運行状態表示装置を備えたサービス拠点とからなるエレ
ベーター遠隔監視システムにおいて、2重ポートRAM
と第2MPUと第2マイコンバスとを備え、前記第2マ
イコンバスと前記マイコンバスとを直接接続するととも
に前記RAMと前記2重ポートRAMに同一アドレスを
付与し、前記RAMへのエレベーター制御情報を書き込
むとき、前記第2MPUがそのエレベーター制御情報を
前記2重ポートRAMに同時に書き込み、通信手段を介
して前記エレベーター運行状態表示装置に接続可能な
ータ収集装置を設け、前記中央監視センターは、いずれ
かのエレベーター制御装置から異常発報を受信したと
き、当該エレベーター制御装置を管轄するサービス拠点
に通報、この通報を受けたサービス拠点は、当該エレ
ベーター制御装置に接続された前記データ収集装置と前
記エレベーター運行状態表示装置とを前記通信手段によ
って接続し、前記2重ポートRAMに書き込まれたエレ
ベーター制御情報を前記エレベーター運行状態表示装置
に供給してその情報内容をリアルタイムで表示する手段
を備えている。
【0014】
【作用】前記手段によれば、データ収集装置は、エレベ
ーター制御装置内にあるエレベーターを制御するマイコ
ン及びRAMの他に、独自に設けた第2マイコン及び第
2RAMを有していて、前記エレベーターを制御するマ
イコンのソフトウエアを用いることなしに、エレベータ
ー制御装置のRAMに記憶される情報内容と同一の情報
内容を前記第2RAMに常時記憶させるようにしてい
る。
【0015】そして、中央監視センターは、いずれかの
エレベーター制御装置からエレベーターの制御状態が異
常であるとの異常発報を受けると、それに応答して前記
異常発報を行なったエレベーター制御装置のエレベータ
ーを管轄するサービス拠点に対して前記異常発報があっ
たことを通報する。次いで、この通報を受けた前記サー
ビス拠点は、前記エレベーター制御装置を呼び出してそ
れらの間に通信路を設定する。
【0016】このとき、データ収集装置は、前記サービ
ス拠点にあるエレベーター運行状態表示装置の要求指令
を受け、この指令を受けた前記第2マイコンの制御によ
って、前記第2RAMに記憶されている情報内容を逐次
読み出し、この読み出した情報内容を短い時間間隔をも
って前記通信路を介して前記エレベーター運行状態表示
装置に供給する。次いで、エレベーター運行状態表示装
置は、この情報内容を受けると、エレベーターシステム
と等価なエレベーターモデルを表示するとともに、前記
情報内容の表示を行なう。
【0017】このように、前記手段によれば、データ収
集装置は、独自に設けた第2のマイコンによりエレベー
ター運行状態表示装置で表示される情報内容を、エレベ
ーターの瞬時の動きをも確実にかつスムーズに表示でき
るような短い時間間隔でもってエレベーター運行状態表
示装置に伝送させているので、運行状態表示装置におい
ては各時点におけるエレベーターの制御状態が詳細にか
つ直ちに理解できるようにリアルタイムで表示される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0019】図1は、本発明に係わるエレベーターの遠
隔監視システムの一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【0020】図1において、1はエレベーター制御装
置、2は異常発報装置、3は中央監視センター、4はサ
ービスセンターまたは営業所からなるサービス拠点、5
はエレベーターマイコン制御部、6は電話回線、7は監
視表示装置、8はエレベーター運行状態表示装置、9は
データ収集装置、7A、8Aは表示部(CRT)、7
B、8Bはキーボードである。
【0021】そして、エレベーター制御装置1はエレベ
ーターマイコン制御部5を備え、中央監視センター3は
監視表示装置7を備え、サービス拠点4はエレベーター
運行状態表示装置8を備えている。エレベーター制御装
置1のエレベーターマイコン制御部5は異常発報装置2
に接続され、異常発報装置2は電話回線6を介して中央
監視センター3の監視表示装置7に接続されている。ま
た、エレベーターマイコン制御部5にはデータ収集装置
9が付属され、データ収集装置9は電話回線6を介して
サービス拠点4のエレベーター運行状態表示装置8に接
続されている。なお、監視表示装置7は表示部(CR
T)7Aとキーボード7Bとを備え、エレベーター運行
状態表示装置8も表示部(CRT)8Aとキーボード8
Bとを備えている。
【0022】前記構成によるエレベーターの遠隔監視シ
ステムは、以下の動作を行なう。
【0023】エレベーター制御装置1に結合されている
データ収集装置9は、エレベーター制御装置1内に設け
られているRAM(図示なし)及びMPU(図示なし)
と同様の第2RAM(図示なし)及び第2MPU(図示
なし)を有し、前記RAM及び第2RAM内にはエレベ
ーター制御装置1が制御状態を監視している複数のエレ
ベーターの制御状態を示すデータが順次記憶される。
【0024】いま、前記複数のエレベーターのいずれか
の制御状態に異常が生じ、エレベーター制御装置1から
異常情報が異常発報装置2に供給されると、この異常情
報に応答して異常発報装置2は電話回線6を通じて中央
監視センター3を呼び出し、異常発報装置2と中央監視
センター3との間に通信路を形成させ、異常発報装置2
は中央監視センター3に異常発報を行なう。次いで、中
央監視センター3は、受信した異常発報を監視表示装置
7に供給し、その表示部7Aにおいて前記異常発報の内
容の表示を行なう。さらに、中央監視センター3の担当
者は、異常情報を行なったエレベーター制御装置1(エ
レベーター)を管轄するサービス拠点4、即ち、サービ
スセンターまたは営業所4に対して、前記異常発報の表
示内容、例えば、異常情報を行なったエレベーター制御
装置1(エレベーター)が設置されている現場(ビル
名)、概略的な異常の内容等を、ファクシミリによりま
たは電話連絡により通報するもので、この動作は従来の
この種のシステムの動作と同じである。
【0025】続いて、サービスセンターまたは営業所4
の担当者は、技術者(保守員)を前記現場に出動させる
前に、エレベーター運行状態表示装置8を起動させると
ともに、電話回線6を通じて異常情報を行なったエレベ
ーター制御装置1に付属のデータ収集装置9を呼び出
し、エレベーター運行状態表示装置8とデータ収集装置
9との間に通信路を形成させる。その後、エレベーター
運行状態表示装置8は、データ収集装置9にある第2の
MPUを介して、第2RAMに記憶されている異常を起
こしたエレベーターの制御状態に関するデータを順次読
み出し、この読み出したデータを前記通信路を介してエ
レベーター運行状態表示装置8の表示部(CRT)8A
に伝達させ、この表示部(CRT)8Aにおいて、前記
データ内容をリアルタイムで表示させる。そして、前記
技術者(保守員)は、前記表示部(CRT)8Aの表示
内容を見ることにより、その異常の具体的な状態を充分
に把握できるので、直ちに前記現場に出動する必要があ
るか否かの判断を即座に行なうことができる。
【0026】次に、図2は、図1の実施例におけるエレ
ベーターマイコン制御部5及びデータ収集装置9の内部
構成を詳細に示すブロック構成図である。
【0027】図2において、10はマイコン(MP
U)、11はリードオンリメモリ(ROM)、12はラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)、13はエレベーター
マイコン制御部5側(以下、これをエレベーター側とい
う)マイコンバス、14はエレベーター側ACIA、1
5はエレベーター側接続コネクタ、16は第2MPU、
17は第2ROM、18は補助RAM、19はデータ収
集装置9側(以下、これをデータ側という)マイコンバ
ス、20は第2RAMである2重ポートRAM(DP−
RAM)、21は信号バッファ、22はデータ側ACI
A、23はモデム、24はデータ側接続コネクタであ
る。
【0028】そして、MPU10は、エレベーターマイ
コン制御部5における各部の制御、例えば、各エレベー
ターの動作制御や各エレベーターの制御状態を示すデー
タの収集等を行なっている。ROM11は、MPU10
が実行するエレベーターの制御に関するプログラムを格
納しており、RAM12は、MPU10が収集した前記
各エレベーターの制御状態を示すデータを順次格納する
ものである。ASIA14は、いずれかのエレベーター
が異常のときに異常発報装置2に異常情報を伝達させる
ものであり、エレベーター側接続コネクタ15は、エレ
ベーター側マイコンバス13のデータをエレベーターマ
イコン制御部5から出力させるものである。なお、前記
マイコンバス13には、MPU10、ROM11、RA
M12、ASIA14、接続コネクタ15がそれぞれ結
合されている。
【0029】また、第2MPU16は、データ収集装置
9における各部の制御、例えば、各エレベーターの制御
状態を示すデータの収集、前記データの読み出し及び外
部への出力等を行なっている。第2ROM17は、第2
MPU16が実行する各種の制御に関するプログラムを
格納しており、補助RAM18は、第2MPU16が収
集したデータを適宜格納するものである。信号バッファ
20は、エレベーターマイコン制御部5からのデータを
データ収集装置9に向かう方向だけに伝達させるもので
ある。第2RAMであるDP−RAM21は、前記各エ
レベーターの制御状態を示すデータを順次格納するもの
で、その周辺回路は前記RAM12と同じアドレスにデ
ータの書き込みが行なわれるように構成されている。こ
の場合、DP−RAM21は、MPUがアクセスできる
バスの接続端子を2組有しているもので、2つのMPU
11、16によりそれぞれ独立にアクセスすることがで
きるものである。データ側ASIA14は、エレベータ
ー運行状態表示装置8からの指令により、前記マイコン
バス19のデータをモデム23を介して逐次エレベータ
ー運行状態表示装置8に伝達させるものであり、データ
側接続コネクタ24は、エレベーターマイコン制御部5
からのデータを受領するものである。なお、データ側マ
イコンバス19には、第2MPU16、第2ROM1
7、補助RAM18、DP−RAM21、データ側AS
IA22、データ側接続コネクタ24がそれぞれ結合さ
れている。
【0030】ここで、エレベーターマイコン制御部5及
びデータ収集装置9においては、以下に述べるような動
作が実行される。
【0031】まず、エレベーターマイコン制御部5のM
PU10が各エレベーターの制御状態に関する種々のデ
ータを逐次収集すると、これらのデータは、エレベータ
ー側のマイコンバス13を介してRAM12に供給さ
れ、そこに逐次記憶されるとともに、前記マイコンバス
13からエレベーター側接続コネクタ15に供給され
る。そして、前記接続コネクタ15に供給された前記デ
ータは、データ側接続コネクタ24に伝送された後、デ
ータ収集装置9に入力され、続いて、信号バッファ20
を介してDP−RAM21に供給され、そこにも逐次記
憶される。
【0032】この場合、データ収集装置9側に、DP−
RAM21を設けた理由は、エレベーター側マイコンバ
ス13に供給されたデータを前記RAM12に書き込む
際に、データ収集装置9が恰もコピーするように、前記
RAM12に書き込んだデータと同じデータをDP−R
AM21に書き込むことができるため、エレベーター制
御装置1がデータ収集装置9に前記データの書き込みを
行なうという特別な処理が不要になり、しかも、エレベ
ーターマイコン制御部5のプログラム処理時間には何の
影響も与えないためである。即ち、データ収集装置9の
DP−RAM21へのデータの書き込み処理は、データ
収集装置9の第2MPU16の動作に関係なくハードロ
ジツクによって行なわれ、エレベーターマイコン制御部
5のMPU10によりRAM12に書き込まれるデータ
は、同時にDP−RAM21にも書き込まれるので、R
AM12に記憶された全データの内容とDP−RAM2
1に記憶された全データ内容は常に等しくなる。一方、
DP−RAM21に書き込まれたデータは、データ収集
装置9の第2MPU16の制御により、自由に読み出す
こともできる。
【0033】このため、データ収集装置9の第2MPU
16は、エレベーターマイコン制御部5の動作に何の影
響を与えることなく、迅速にエレベーターマイコン制御
部5に記憶されているデータと同じデータの中の所望の
ものを、適宜、迅速に読み出すことができるものであ
る。
【0034】次いで、図3は、エレベーター運行状態表
示装置8及びデータ収集装置9の動作を説明するフロー
チャートである。
【0035】以下、このフローチャートを用いて、エレ
ベーター運行状態表示装置8及びデータ収集装置9にお
ける実行動作について説明する。
【0036】通常の状態においては、データ収集装置9
は常に回線接続待ちの状態にある。この状態のとき、中
央監視センター3に異常発報が入力され、中央監視セン
ター3から前記異常発報が行なわれたエレベーター制御
装置1(エレベーター)を管轄するサービス拠点4、即
ち、サービスセンターまたは営業所4に対して、前記異
常発報が行なわれた旨の通報が行なわれた際に、前記実
行動作が開始される。
【0037】まず、ステップS1において、前記サービ
スセンターまたは営業所4は、前記制御状態が異常のエ
レベーター(以下、これを異常エレベーターという)の
現在の状況を確認するためにエレベーター運行状態表示
装置8を起動させ、エレベーター運行状態表示装置8を
動作状態にする。続く、ステップS2において、前記異
常エレベーターの製造番号をエレベーター運行状態表示
装置8のキーボード8Bで打ち込む。次いで、ステップ
S3において、エレベーター運行状態表示装置8は、前
記打ち込んだ製造番号に対応した電話番号の選択を行な
い、前記電話番号に対応するデータ収集装置9に対して
自動ダイアル発信を行ない、前記データ収集装置9との
間に電話回線6を接続させる。次のステップS4におい
て、エレベーター運行状態表示装置8から前記異常エレ
ベーターの制御データが書き込まれているDP−RAM
21のアドレスが、前記接続された電話回線6を介して
データ収集装置9に送信される。続く、ステップS5に
おいて、エレベーター運行状態表示装置8は、エレベー
ターの昇降路、かご廻り、制御盤、地震計、かご内の運
転盤等を表わす固定データを内蔵メモリから読み出し、
これら固定データを表示部(CRT)8Aにグラフイツ
ク表示する。
【0038】一方、データ収集装置9側においては、最
初に、ステップS20において、エレベーター運行状態
表示装置8との間に電話回線6が接続されたか否かの判
断を行ない、接続されたとの判断(YES)がなされた
ときには次のステップS21に移行し、接続されていな
いとの判断(NO)がなされたときには前記ステップS
20が繰返して実行される。続く、ステップS21にお
いて、エレベーター運行状態表示装置8から送信されて
きた前記異常エレベーターの制御データが書き込まれて
いるDP−RAM21のアドレスが受信される。ところ
で、エレベーターにおける瞬時の制御状態を表示装置に
おいて連続的にスムーズに表示するためには、おおよそ
0.1秒以下の間隔で前記制御データをサンプリング
(読み出し)する必要がある。このため、ここでは0.
05秒に設定されたタイマーを用い、前記タイマーの設
定時間が到来により割込みが行なわれる度毎に、前記制
御データのサンプリング(読み出し)を行なうようにし
ている。そこで、次のステップS22においては、前記
タイマーによる割込みが行われたか否かの判断を行な
い、前記割込みが行われたとの判断(YES)がなされ
たときには次のステップS23に移行し、割込みが行な
われていないとの判断(NO)がなされたときには前記
ステップS22が繰返して実行される。続く、ステップ
S23において、DP−RAM21から読み出された前
記異常エレベーターの制御データが、電話回線6を介し
てエレベーター運行状態表示装置8に送信される。
【0039】再び、エレベーター運行状態表示装置8側
においては、ステップS6において、前記異常エレベー
ターの制御データが受信される。続く、ステップS7に
おいて、受信した前記制御データをフロツピーデイスク
に格納する。この前記制御データの格納は、必要なとき
に前記異常エレベーターの制御データを再表示するため
に行なうものである。次に、ステップS8において、表
示部(CRT)8Aに、エレベーターシステムと等価な
エレベーターモデルの表示に重畳させるようにして、前
記異常エレベーターの制御データ、即ち、前記異常エレ
ベーターの制御状態をグラフイツク表示する。次いで、
ステップS9において、前記キーボード8Bからから表
示終了の要求が入力されたか否かの判断を行ない、前記
要求が入力されたとの判断(YES)がなされたときに
は次のステップS10に移行し、前記要求が入力されて
いないとの判断(NO)がなされたときには前記ステッ
プS6に戻る。次いで、ステップS10において、エレ
ベーター運行状態表示装置8は前記通信回線6を介して
データ収集装置9に終了信号を送信する。次に、ステッ
プS11において、前記電話回線6の接続が絶たれ、最
後に、ステップS12において、一連の前記処理が終了
する。
【0040】また、一方で、データ収集装置9側におい
ては、ステップS24において、エレベーター運行状態
表示装置8から送信された終了信号が受信されたか否か
の判断を行ない、前記終了信号が受信されたとの判断
(YES)がなされたときには次のステップS25に移
行し、前記終了信号が受信されていないとの判断(N
O)がなされたときには前記ステップS22に戻る。次
いで、ステップS25において、前記電話回線6の接続
が絶たれ、再び前記回線接続待ちの状態に戻る。
【0041】続いて、図4は、RAM12及びDR−R
AM21内に記憶されるエレベーターの制御データの一
例を表わす説明図である。
【0042】図4において、(a)は現在のかご位置を
表わすデータ、(b)はかご呼びを表わすデータ、
(c)はup(上昇)ホール呼びのデータ、(d)はd
own(下降)ホール呼びのデータ、(e)はup走行
中フラグとdown走行中フラグ、(f)は走行速度、
積載荷重、停止時の着床レベルを表わすデータ、(g)
は走行区分のデータ、(h)は運転モードのデータ、
(i)は故障コードのデータ、(j)はかごドアスイツ
チ、停止スイツチ、起動コンタクタを表わすデータであ
る。
【0043】そして、現在のかご位置を表わすデータ
(a)は、16進数の階床データとして格納されてい
る。例えば、かご位置を表わすデータが08であれば、
表示の際には、かごが8階の位置にあることがグラフイ
ツクまたはキヤラクタにより表示される。かご呼びを表
わすデータ(b)は、例えば、ビツト3のみが1であ
り、かつ、最上位ビツトが(0)であれば、3階に呼び
が登録されていることを示すものであり、表示の際に
は、3階にかご呼び登録があることを何等かの印によっ
て表示を行なう。up(上昇)ホール呼びのデータ
(c)は、例えば、ビツト2のみが1であり、かつ、最
上位ビツトが(1)であれば、10階にup(上昇)ホ
ール呼びが登録されていることを示すものであり、表示
の際には、10階にup(上昇)ホール呼び登録がある
ことを上向きの矢印等によって表示を行なう。down
(下降)ホール呼びのデータ(d)は、例えば、ビツト
5のみが1であり、かつ、最上位ビツトが(0)であれ
ば、6階にdown(下降)ホール呼びが登録されてい
ることを示すものであり、表示の際には、6階にdow
n(下降)ホール呼び登録があることを下向きの矢印等
によって表示を行なう。up走行中フラグとdown走
行中フラグ(e)は、up走行中フラグとdown走行
中フラグを表わすもので、いずれも最上位ビツトが
(1)であればon、(0)であればoffを表してお
り、表示の際には、表示されたかご内にup中であれば
上向きの矢印、down中であれば下向きの矢印で表示
を行なう。走行速度、積載荷重、停止時の着床レベルを
表わすデータ(f)は、現在のかごの走行速度、積載荷
重、停止時の着床レベルを表わすもので、いずれも16
進数により格納されているため、表示の際には、それら
を10進数に変換し、その変換した数値の表示を行な
う。走行区分のデータ(g)は、現在の速度制御の状態
が、起動、加速前半、加速完了、定常走行、減速開始、
一定減速終了、ノロノロ運転、停止の中のどの区分であ
るかを表すもので、例えば、定常走行を表わしていれ
ば、かごが起動、加速前半、加速完了の制御が済んで現
在定常走行であることを意味し、表示の際には、速度曲
線上に定常走行のところまでをマーキングにより表示を
行なう。運転モードのデータ(h)は、各種の運転モー
ドを表すもので、表示の際には、日本語の形で表示を行
なう。故障コードのデータ(i)も、各種の故障状態を
表すもので、表示の際には、日本語の形で表示を行な
う。かごドアスイツチ、停止スイツチ、起動コンタクタ
等を表わすデータ(j)は、それらのon、off状態
を表すもので、表示の際には、on状態のときは赤丸
で、off状態のときは白丸で表示を行なう。
【0044】なお、前述の前記各種のデータ(a)乃至
(j)に対する表示の仕方は、単なる一例であって、表
示の際には前記表示のものに限定されるものでないこと
は勿論である。
【0045】次いで、図5は、をエレベーター運行状態
表示装置8の表示部(CRT)8Aに表示される前記異
常エレベーターの制御データの一例を示す説明図であ
る。
【0046】図5において、25はエレベーターかごの
昇降階と各種の呼びとの関係を図示した部分、26はエ
レベーターかごの走行速度と速度区分を図示した部分、
27はエレベーターかご廻りの状態を図示した部分、2
8は運転モード及び故障コードを図示した部分、29は
制御盤の状態を図示した部分、30はエレベーターかご
内の運転盤かごの状態を図示した部分である。
【0047】そして、エレベーターかごの昇降階と各種
の呼びとの関係を図示した部分25においては、縦方向
に階床数を、横方向にupホール呼び、かご呼び、do
wnホール呼びがそれぞれ図示され、かごは四角で表わ
され、かごの走行方向は前記かご内に矢印で表しされて
いる。また、かご呼びは丸印、upホール呼びは上向き
の三角、downホール呼びは下向きの三角でそれぞれ
表されている。さらに、最上階と最下階の横側には端階
安全スイツチと端階強制減速スイツチのon、off状
態が表されている。ここで、図5に図示の状態において
は、現在、1階、10階、12階においてupホール呼
びの登録、6階、14階においてdownホール呼びの
登録、12階、15階においてかご呼びの登録がなさ
れ、エレベーターかごは8階を上昇走行中であることが
容易に読み取れる。
【0048】次いで、エレベーターかごの走行速度と速
度区分を図示した部分26においては、走行速度と速度
区分との関係が図示され、図示の状態においては、現
在、走行速度が105m/min(毎分105メート
ル)であって、定常走行中であることが直ちに読み取れ
る。
【0049】続く、エレベーターかご廻りの状態を図示
した部分27においては、前記かご廻りの状態が図示さ
れ、エレベーターかごの形状をイメージ的に表わした四
角内の、実際にスイツチが配置されている場所近傍に、
かごのドアスイツチ及びセフテイシユースイツチの設定
状態、かごのドアの開閉状態、かご内の照明の点灯状
態、ドアの開閉許可位置を検出するポジの状態、かご内
の荷重検出量、停止時の着床レベル等が表示されてい
る。この表示においては、例えば、ドアが閉じかけてい
るときに、ドア反転用のセフテイシユーをエレベーター
の利用客が一瞬動作させた場合には、セフテイシユーと
表示された部分の近くにある赤色の発光ダイオード(L
ED)が点灯するので、前記セフテイシユーが動作した
ことが一目で確認できる。
【0050】次に、運転モード及び故障コードを図示し
た部分28においては、運転モード及び故障コードの状
態がそのまま日本語で表示されるので、同様に運転モー
ド及び故障コードの状態が直ちに読み取れる。また、制
御盤の状態を図示した部分29においては、制御盤にお
ける主ブレーカー、安全確認リレー、起動コンタクタ、
ブレーキコンタクタ等の部材のon、off状態が図示
され、同じく前記各部材に対応して設けられた発光ダイ
オード(LED)の点灯、非点灯により前記各部材のo
n、off状態が一目で確認できる。さらに、エレベー
ターかご内の運転盤かごの状態を図示した部分30にお
いては、前記かご内の運転盤におけるインターホン、開
閉釦、各種のスイッチ等の部材の投入、非投入の状態が
図示され、同じく前記各部材に対応して設けられた発光
ダイオード(LED)の点灯、非点灯により前記各部材
の投入、非投入の状態が一目で確認できるものである。
【0051】このように、本実施例においては、中央監
視センター3に異常発報が行なわれた際に、異常発報を
行なったエレベーター(異常エレベーター)を管轄する
サービス拠点4は、前記DP−RAM21に記憶されて
いる前記異常エレベーターの制御データを読み出し、そ
れをエレベーター運行状態表示装置8の表示面8Aに、
短い間隔でリアルタイムに、かつ、エレベーターシステ
ムと等価なエレベーターモデルとともに表示を行なって
いるので、技術者(保守員)は直感的にエレベーターの
制御状態を把握することができ、前記異常エレベーター
の故障時の原因の究明に要する時間及び前記故障を復旧
するための時間を短縮することができる。
【0052】また、本実施例においては、前記DP−R
AM21に記憶されている前記異常エレベーターの制御
データの読み出し及びエレベーター運行状態表示装置8
への送信は専らデータ収集装置9内のMPU16で行な
い、エレベーター制御装置1内のMPU10はエレベー
ターの全体制御や各エレベーターの制御データの収集に
専念できるので、各エレベーターの制御データの収集だ
けでなく、前記異常エレベーターの制御データの読み出
し及び送信は、それぞれ短い周期内に極め細かに行なわ
れ、エレベーターの制御状態における瞬時の変化を示す
データも、エレベーター運行状態表示装置8の表示面8
で表示させることができるようになる。
【0053】さらに、本実施例においては、エレベータ
ー運行状態監視装置8は、データ収集装置9から受領し
た前記異常エレベーターの制御データを表示するととも
に、フロツピーデイスクに記憶しているので、必要なと
きに前記異常エレベーターの運行状態を高速またはスロ
ーで再生することができ、前記異常エレベーターの制御
データにおける瞬時の変化を見逃すことなく、正確に前
記異常エレベーターの制御状態を把握することができる
ものである。
【0054】なお、本実施例において、第2RAMは、
エレベーター制御装置1のRAM12と同一内容のデー
タを、データ収集装置9内に記憶するものとしてDP−
RAM21を用いた例を挙げているが、本発明による第
2RAMは、前記DP−RAM21に限られるものでは
なく、例えば、通常のRAMを使用し、その周辺回路の
構成により2つのMPU11、16からアクセスできる
ような構成を採用することもできる。
【0055】また、本実施例の説明においては、エレベ
ーター運行状態表示装置8はサービス拠点4に設置され
ている例を挙げているが、エレベーター運行状態表示装
置8を携帯可能な機器、例えば、ノートパソコン等で構
成し、エレベーターの制御状態の異常時に、前記機器を
前記異常エレベータのある現場に持参し、それを直接デ
ータ収集装置9に接続して、前記異常エレベーターの制
御状態の確認を行なうようにすることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、エレベーター制御装置に、このエレベーター制
御装置のRAMと同一記憶内容が記憶される第2RAM
を設けたデータ収集装置を付属させ、中央監視センター
3に異常発報が行なわれた際に、異常発報を行なったエ
レベーター(異常エレベーター)を管轄するサービス拠
点は、前記第2のRAMに記憶されている前記異常エレ
ベーターの制御データを読み出し、それをサービス拠点
にあるエレベーター運行状態表示装置において、短い間
隔でリアルタイムに、かつ、エレベーターシステムと等
価なエレベーターモデルとともに表示するようにしてい
るので、技術者(保守員)は直感的に前記異常エレベー
ターの制御状態を把握することができ、前記異常エレベ
ーターの故障時の原因の究明に要する時間及び前記故障
を復旧するための時間を短縮することができるという効
果がある。
【0057】また、本発明によれば、第2のRAMに記
憶されている前記異常エレベーターの制御データの読み
出し及びエレベーター運行状態表示装置への送信は専ら
データ収集装置内の第2のMPUで行ない、エレベータ
ー制御装置内のMPUはエレベーターの全体制御や各エ
レベーターの制御データの収集等を行なうだけであるの
で、各エレベーターの制御データの収集だけでなく、前
記異常エレベーターの制御データの読み出し及び送信
を、それぞれ短い周期内に極め細かに行なうことがで
き、エレベーターの制御状態における瞬時の変化を示す
データも、エレベーター運行状態表示装置の表示面にお
いて表示できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエレベーターの遠隔監視システ
ムの一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の実施例におけるエレベーターマイコン制
御部及びデータ収集装置の詳細な構成の一例を示すブロ
ック構成図である。
【図3】図1の実施例におけるエレベーター運行状態表
示装置及びデータ収集装置の実行動作を説明するフロー
チヤートである。
【図4】RAM及び第2RAMに記憶されるエレベータ
ーの制御状態のデータの一例を表わす説明図である。
【図5】図1の実施例において、エレベーター運行状態
表示装置の表示面に表示されるエレベーターの制御デー
タの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エレベーター制御装置 2 異常発報装置 3 中央監視センター 4 サービス拠点(サービスセンターまたは営業所) 5 エレベーターマイコン制御部 6 電話回線 7 監視装置 8 エレベーター運行状態表示装置 8A、9A 表示部(CRT) 8B、9B キーボード 9 データ収集装置 10 MPU 11 ROM 12 RAM 13 エレベーター側マイコンバス 14 エレベーター側ACIA 15 エレベーター側接続コネクタ 16 第2MPU 17 第2ROM 18 補助RAM 19 データ収集装置マイコンバス 20 信号バッファ 21 第2RAM(DP−RAM) 22 データ側ACIA 23 モデム 24 データ側接続コネクタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−117576(JP,A) 特開 昭55−156170(JP,A) 特開 平2−106576(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 5/28 G08B 25/00 - 25/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RAMとMPUとマイコンバスを備え、
    前記MPUが前記マイコンバスを介して前記RAMにエ
    レベーター制御情報を書き込む複数のエレベーター制御
    装置と、前記複数のエレベーター制御装置で発生した異
    常発報を通信手段を介して受信する中央監視センター
    と、前記エレベーター制御情報を表示するエレベーター
    運行状態表示装置を備えたサービス拠点とからなるエレ
    ベーター遠隔監視システムにおいて、2重ポートRAM
    と第2MPUと第2マイコンバスとを備え、前記第2マ
    イコンバスと前記マイコンバスとを直接接続するととも
    に前記RAMと前記2重ポートRAMに同一アドレスを
    付与し、前記RAMへのエレベーター制御情報を書き込
    むとき、前記第2MPUがそのエレベーター制御情報を
    前記2重ポートRAMに同時に書き込み、通信手段を介
    して前記エレベーター運行状態表示装置に接続可能な
    ータ収集装置を設け、前記中央監視センターは、いずれ
    かのエレベーター制御装置から異常発報を受信したと
    き、当該エレベーター制御装置を管轄するサービス拠点
    に通報、この通報を受けたサービス拠点は、当該エレ
    ベーター制御装置に接続された前記データ収集装置と前
    記エレベーター運行状態表示装置とを前記通信手段によ
    って接続し、前記2重ポートRAMに書き込まれたエレ
    ベーター制御情報を前記エレベーター運行状態表示装置
    に供給してその情報内容をリアルタイムで表示すること
    を特徴とするエレベーター遠隔監視システム。
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