JPH04331189A - 熱染料昇華転写受容材料 - Google Patents

熱染料昇華転写受容材料

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JPH04331189A
JPH04331189A JP3298284A JP29828491A JPH04331189A JP H04331189 A JPH04331189 A JP H04331189A JP 3298284 A JP3298284 A JP 3298284A JP 29828491 A JP29828491 A JP 29828491A JP H04331189 A JPH04331189 A JP H04331189A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は熱染料昇華転写により使用するた
めの染料像受容材料に関する。 【0002】熱染料拡散転写とも称される熱染料昇華転
写は、熱転写可能性を有する昇華性染料を含有する染料
像を設けた染料供与体材料を、染料像受容材料と接触状
態にし、パターン情報信号に従って、多数の並置した熱
発生レジスターを設けた熱印刷ヘッドで選択的に加熱し
、これによって染料供与体材料の選択的に加熱された帯
域から染料が染料像受容材料に転写され、その上にパタ
ーンを形成する、その形及び濃度は染料供与体材料に付
与された熱のパターン及び強度に従う。 【0003】熱染料昇華転写により使用するための染料
像受容材料は通常中へと染料がより容易に拡散できるよ
うな染料像受容層で被覆した支持体例えば紙又は透明フ
イルムを含有する。支持体と受容層の間に接着剤層を設
けてもよい。 【0004】染料像受容層は結合剤として例えばポリカ
ーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド
、ポリビニルクロライド、ポリスチレン−コ−アクリロ
ニトリル、ポリカプロラクトン又はそれらの混合物を含
有できる。 【0005】一般的に使用される結合剤は、一つ又はそ
れ以上のジカルボン酸及び一つ又はそれ以上のジオール
間の(共)重縮合によって得られる(コ)ポリエステル
である。好ましくはジカルボン酸及び/又はジオールの
少なくとも一つは、(コ)ポリエステルのガラス転移点
が少なくとも0℃、好ましくは少なくとも20℃である
ように芳香族部分を含有する。 【0006】かかるポリエステル受容層は例えばEP2
89161,EP275319,EP261505,E
P368318,JP86/3796及びJP89/2
69589に記載されている。 【0007】従来技術のポリエステル像受容層において
は、可染性が必ずしも充分に良好でなく、高濃度を有す
る像が所望されるとき、印刷中それに応じた過度の熱含
量が要求される。このため熱ヘッドへのエネルギー負荷
が不可避的に増大し、これによって熱ヘッド駆動電圧が
不利な程大になる。 【0008】更に、熱転写を行った後に、供与体材料及
び受容材料を剥離するとき、供与体層が受容層に接着し
、従ってその上に転写されるように剥離される、これに
よって両シートが決して使用に適合しなくなるであろう
。従って像受容層の粘着防止性を改良するため、一般に
剥離剤が従来技術の像受容層中に又はこの像受容層上の
表面被覆中に混入されている。 【0009】本発明の目的はすぐれた可染性のポリエス
テル染料像受容層を提供することにある。 【0010】本発明の別の目的は、像受容層又は像受容
層の上の層中に別に剥離剤を混入する必要なしに改良さ
れた剥離性を有するポリエステル染料像受容層を提供す
ることにある。本発明の他の目的は以下の説明から明ら
かになるであろう。 【0011】本発明によれば熱染料昇華転写により使用
するための染料像受容材料を提供し、前記染料像受容材
料は一つ又はそれ以上のジオール及び一つ又はそれ以上
のジカルボン酸の縮合残基を含有する(コ)ポリエステ
ルを含有する染料像受容層を上に有する支持体を含有し
、前記(コ)ポリエステルは更に、少なくとも8個の炭
素原子を有する長鎖アルキル又はアルキレン基を含有す
る一つ又はそれ以上のヒドロキシ−カルボン酸の縮合残
基を含有することを特徴とする。 【0012】例えば本発明のヒドロキシ−カルボン酸は
合計で少なくとも8個の炭素原子を有する非分枝アルキ
ル又はアルキレン基、又は合計で少なくとも8個の炭素
原子を有する分枝アルキル又はアルキレン基を含有する
。 【0013】好ましくは長鎖アルキル又はアルキレン基
は10個以上の炭素原子を含有する。 【0014】長鎖アルキル又はアルキレン基は、ヒドロ
キシ−カルボン酸の主鎖中に導入するとよく、或いは結
合基を介して、例えば芳香族部分及び脂環式部分を介し
て、及び前記部分に結合した異種原子(例えば−O−,
−NH−,−O−CO−,−NHCO−)を介してヒド
ロキシ又はカルボキシ官能基に接続しているとよい。或
いは長鎖アルキル又はアルキレン基は、例えば主鎖の芳
香族部分の置換基としてヒドロキシ−カルボン酸の側鎖
中に導入されていてもよく、又は−O−,−NH−,−
O−CO−,及び−NHCO−の如き結合基を介して主
鎖に結合されていてもよい。 【0015】後者の場合又は分枝が分枝アルキル又はア
ルキレン基の場合において充分に長い(例えば側鎖中に
少なくとも6個炭素原子を含有する)ならば、改良され
た可染性とは別に、染料受容材料の改良された粘着防止
性により、染料転写後の受容材料及び供与体材料からの
剥離が改良される。 【0016】長鎖アルキル又はアルキレン基を含有する
本発明のヒドロキシ−カルボン酸の例には、メチル−n
−ヘキシルグリコール酸、2,3−ジヒドロキシノナノ
ン酸、11−ヒドロキシウンデカン酸、2−ヒドロキシ
−4,6,6−トリメチルヘプタン酸、16−ヒドロキ
シヘキサデカン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、1
2−ヒドロキシ−9−オクタデセン酸(リシノレイン酸
)、12,13−エポキシ−9−オクタデセン酸、アナ
カルド酸を含む。これらの中12−ヒドロキシステアリ
ン酸及びリシノレイン酸が特に好ましい。 【0017】これらの長鎖含有ヒドロキシ−カルボン酸
の外に、他のヒドロキシ−カルボン酸をポリエステル中
に導入できる。これらのヒドロキシ−カルボン酸の例を
以下に示す:ヒドロキシ酢酸、β−ヒドロキシプロピオ
ン酸、γ−ヒドロキシ酪酸、2,3−ジヒドロキシ酪酸
、δ−ヒドロキシバレリアン酸、α−ヒドロキシ−α−
メチル酪酸、β−ヒドロキシイソバレリアン酸、2,3
−ジヒドロキシペンタン酸、α−ヒドロキシカプロン酸
、ε−ヒドロキシカプロン酸、α−ヒドロキシ−α−メ
チルバレリアン酸、β,β,β−トリメチル乳酸、2,
3−ジヒドロキシヘキサン酸、メチル−n−ブチルグリ
コール酸、4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸、
トランス−シクロペンタノール−2−酢酸、α−ヒドロ
キシカプリル酸、メチル−n−アミルグリコール酸、メ
チル−ネオペンチルグリコール酸、トランス−シクロヘ
キサノール−2−酢酸、1−ヒドロキシ−4−メチルシ
クロヘキサンカルボン酸、o−ヒドロキシ安息香酸、m
−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、2,
4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息
香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、α−ヒドロキシ
フエニル酢酸、o−ヒドロキシフエニル酢酸及びm−ヒ
ドロキシフエニル酢酸。 【0018】本発明の(コ)ポリエステルは、長鎖アル
キル又はアルキレン基を含有する本発明のヒドロキシ−
カルボン酸の一つ又はそれ以上を含有し、かつ芳香族及
び脂肪族ジカルボン酸及びジオールを含有する一つ又は
それ以上のジカルボン酸を一つ又はそれ以上のジオール
と縮合することによって得ることができる。縮合は又相
当するエステルの形でのジカルボン酸の誘導体及び/又
は相当するエポキシドの形又は相当するアセテートの形
でのジオールの誘導体を用いて行うこともできる。 【0019】好ましくは縮合残基の少なくとも一つは芳
香族部分を含有する。 【0020】芳香族ジカルボン酸の例には、テレフタル
酸、イソフタル酸、スルホイソフタル酸、オルソフタル
酸、t−ブチルイソフタル酸、4,4′−オキシビス安
息香酸、2,5−,2,6−もしくは2,7−ナフタレ
ンジカルボン酸、4,4−ジフエニルジカルボン酸、ジ
ピコリン酸及び2,2−ビス(p−カルボキシフエニル
)プロパンを含む。 【0021】芳香族ジオールの例には、ビスフエノール
A、エトキシル化ビスフエノールA(例えばAkzoに
よって供給されているDianol22)、プロポキシ
ル化ビスフエノールA(例えばAkzoによって供給さ
れているDianol33)、p−キシリレングリコー
ル、5−スルホレゾルシンナトリウムを含む。 【0022】脂肪酸ジカルボン酸の例には、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を含む。 【0023】脂肪族ジオールの例には、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール
、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シ
クロヘキサンジオール、2,2′−ビス(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパンを含む。 【0024】前記ジオール及びジカルボン酸とは別に、
更に可染性を増強するため、長鎖アルキル又はアルキレ
ン基を含有するジオール及び/又はジカルボン酸の少量
をポリエステル中に導入できる。 【0025】長鎖アルキル又はアルキレン基を含有する
前記ジオールの例には、1,8−オクタンジオール、1
,2−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1
,2−デカンジオール、1,10−デカンジオール、1
,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオ
ール、1,2−ドデカンジオール、1,13−トリデカ
ンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,1
5−ペンタデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオ
ール、1,16−ヘキサデカンジオール、1,17−ヘ
プタデカンジオール、1,12−オクタデカンジオール
、1,4−オクタデカンジオール、1,18−オクタデ
カンジオール、1,2−エポキシオクタデカンジオール
、1,19−ノナデカンジオール、1,20−エイコサ
ンジオール、1,21−ヘネイオコサンジオール、1,
22−ドコサンジオール、1,25−ペンタコサンジオ
ール、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)ステアリン酸ア
ミド、N,N−ジ(n−セシル)アミノ−2,3−プロ
パンジオール、9−オクタデセン−1,2−ジオール、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−1−n−ド
デカン、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノ
オレエート、グリセリンモノリシノレエート、グリセリ
ンモノラウレート、グリセリンモノカプリレート、ペン
タエリスリトールジステアレート、4−n−ドデシルレ
ゾルシノール、カルドール、ダイマー脂肪酸アルコール
、ソルビタン脂肪酸エステル(例えばソルビタンステア
レート、ソルビタンオレエート、及びソルビタンパルミ
テート)を含む。 【0026】長鎖アルキル又はアルキレン基を含有する
前記ジカルボン酸の例には、セバチン酸、アゼライン酸
、デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデ
カンジカルボン酸、トリデカンジカルボン酸、テトラデ
カンジカルボン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、オクタ
デカンジカルボン酸、ノナデカンジカルボン酸、エイコ
サンジカルボン酸、ドコサンジカルボン酸、テトラデシ
ルマロン酸、ヘキサデシルマロン酸、オクタデシルマロ
ン酸、ジヘプチルマロン酸、オクチルコハク酸、デシル
コハク酸、ドデシルコハク酸、テトラデシルコハク酸、
ヘキサデシルコハク酸、オクタデシルコハク酸、オクテ
ニルコハク酸、イソ−オクテニルコハク酸、デセニルコ
ハク酸、ドデセニルコハク酸、テトラデセニルコハク酸
、ヘキサデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、
ドコシルコハク酸、ドコセニルコハク酸、テトラプロペ
ニルコハク酸、トリアコンテニルコハク酸、ポリイソブ
テニルコハク酸、ダイマー脂肪酸及び誘導体例えばPR
IPOL1008/1009(CAS登録No. 68
783−41−5)(これは芳香族、環式脂肪族及び脂
肪族C36ダイマー脂肪酸異性体の混合物である)、及
びPRIPLAST3008(CAS登録No. 68
956−10−5)〔これは前記ダイマー酸、PRIP
OL1004(これはC44ダイマー脂肪酸である)の
ジメチルエステルである〕(これらは全てUniche
maより市販されている)、C36脂肪族ダイマー酸で
あるQuantum Chemicals より市販さ
れているEMPOL 、及びUnion Camp. 
によって市販されているUNIDYME 14を含む。 【0027】本発明により使用するためのポリエステル
樹脂は当業者に知られている縮重合によって作ることが
できる。一つ以上の二重結合を含有するポリエステルの
場合においては、架橋及び/又は副反応を避けるため防
止剤を加えることができる。 【0028】本発明のヒドロキシ−カルボン酸はポリエ
ステル中に、全ジオール及びジカルボン酸含有量の1〜
60モル%、好ましくは5〜25モル%、更に好ましく
は5〜10モル%の量で導入するのが好ましい。 【0029】本発明によるポリエステル結合剤の分子量
は約1000〜10000であるのが好ましい。分子量
は重縮合反応中に少量(例えば約0.1モル%)の3官
能性又は4官能性生成物、例えば下記式に相当する化合
物を加えることによって増大させることができる。 【0030】 【化1】 【0031】好ましくはCOO− ,SO3−,O− 
又はポリエチレンオキサイド鎖の如き可溶性化基は、(
コ)ポリエステル中に、ジカルボン酸(例えばスルホイ
ソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホオルソフタル
酸)の一つを介して、又はジオール〔例えばGolds
chmidt より共に市販されている下記式(a)に
相当するTegomerDS3117又は下記式(b)
に相当するTegomer D3403〕の一つを介し
て導入する、かくすると次に支持体に像受容層の水性付
与を容易になしうる利点をもたらす。かかる可能性化基
の例はEP368318及びJP86/3796に記載
されている。 【0032】 【化2】 【0033】 【化3】 【0034】本発明の好ましい(コ)ポリエステルを下
表1に示すが、本発明はこれに限定されない。 【0035】                          
     表        1  No.   TP
A    IPA     SIPA    EG  
   DIA22    HDD    ODSUC 
    LCA    1     42    37
       16     74       21
                     HSA=
10    2     47    32     
  16     75       20     
                HSA=10   
 3     44    32.5     16 
   72.5      20          
           HSA=15    4   
  47    32       16     7
0       20      5        
      HSA=10    5     45 
   31.5     16     75    
   20             2.5    
 HSA=10 【0036】表示TPA,IPA,S
IPA,EG,DIA22,HDD,ODSUC及びL
CAは、ポリエステルの単位が誘導される化合物を表わ
し、これらの表示は下記の通りである。 【0037】TPA      テレフタル酸IPA 
     イソフタル酸 SIPA    5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩
EG        エチレングリコールDIA22 
 Akzoによって市販されているDianol22(
エトキシル化ビスフエノールA) HDD      1,2−ヘキサデカンジオールOD
SUC  オクタデシルコハク酸 LCA      長鎖アルキル又はアルキレン基を有
する本発明のヒドロキシ−カルボン酸、例としてHSA
,12−ヒドロキシステアリン酸。 【0038】上記表中の数値は、それぞれの合計ジオー
ル、ジカルボン酸含有量についてのモル%での(コ)ポ
リエステル組成中のジオール又はジカルボン酸残基の量
を示す。ヒドロキシ−カルボン酸残基の量の半分が全ジ
カルボン酸含有量に対するモル%で示してあり、ヒドロ
キシ−カルボン酸残基の量の半分が全ジオール含有量に
対するモル%で示してある。 【0039】本発明のポリエステル樹脂は、支持体の1
m2 について0.5〜100gの量で被覆するのが好
ましく1〜10g/m2 が更に好ましい。 【0040】本発明において本発明の(コ)ポリエステ
ル樹脂の混合物を使用できる、又これらの樹脂と他の既
知の染料受容樹脂との混合物も使用できる。 【0041】例えば本発明の(コ)ポリエステル樹脂と
組合せて、下記に示す合成樹脂(a)〜(e)を単独で
又は2種以上の混合物で使用できる。 【0042】(a)エステル結合を有するもの:ポリエ
ステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ア
クリレート樹脂、ビニルトルエン−アクリレート樹脂等
。 (b)ウレタン結合を有するもの:ポリウレタン樹脂等
。 (c)アミド結合を有するもの:ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの:尿素樹脂等。 (e)高度に極性結合を有するもの:ポリカプロラクト
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルクロライド樹脂
、ポリアクリロニトリル樹脂、セルロース誘導体樹脂。 【0043】かかる樹脂の例は例えばEP133011
,EP133012,EP144247,EP2270
94,EP228066に記載されている。 【0044】例えば受容層は本発明による(コ)ポリエ
ステルと従来の(コ)ポリエステル樹脂の樹脂混合物か
ら構成できる。 【0045】本発明の(コ)ポリエステル樹脂を他の樹
脂と組合せて使用するとき、他の樹脂の量は、使用する
本発明の(コ)ポリエステルにもよって決るが、本発明
の(コ)ポリエステル樹脂100重量部について好まし
くは0〜100重量部である。 【0046】染料に対する拡散促進剤として又は染料を
受容又は溶解しうる物質として、高沸点有機溶媒又は熱
溶媒又は可塑剤を像受容層中に含有させることができる
。かかる高沸点有機溶媒及び熱溶媒の有用な例には、例
えばJP62/174754,JP62/245253
,JP61/209444,JP61/200538,
JP62/8145,JP62/9348,JP62/
30247,JP62/136646に記載された化合
物を含む。 【0047】転写された像の鮮鋭度を改良するため受容
層の白度を改良し、又は受容面への書込み性を与え、転
写された像の再転写を防止する目的のため、受容層に白
色顔料を加えることができる。白色顔料としては、酸化
チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム
、微粉末シリカ等を使用でき、これらは前述した如く2
種以上の混合物として使用できる。 【0048】又転写された像の耐光性を更に増強するた
め、紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤の如き添加
剤の1種又は2種以上を必要により加えることができる
。これらの紫外線吸収剤及び光安定剤の量は、受容層を
構成する樹脂100重量部について、それぞれ0.05
〜10重量部及び0.5〜3重量部であるのが好ましい
。 【0049】本発明の染料受容材料は、供与体材料に対
する剥離性を改良するため剥離剤を含有できる。剥離剤
としては、固体ワックス例えばポリエチレンワックス、
アミドワックス、及びテフロン粉末;弗素基及びホスフ
エートエステル基界面活性剤;及びパラフイン基、シリ
コーン基及び弗素基油、シリコーン油、好ましくは反応
性シリコーン油及びシリコーン含有コポリマー例えばポ
リシロキサン−ポリエーテルコポリマーが好ましい。 【0050】又像受容層の表面の少なくとも一部上に、
適切な溶媒中の前記剥離剤の分散液又は溶液の被覆を付
与し、次いで乾燥及び他の工程を行って剥離剤を与える
ことができる。剥離層の厚さは0.01〜5μm、特に
0.005〜2μmであるのが好ましい。 【0051】受像層の形成は、既知の被覆又は印刷法で
のみならず、適切な材料を溶解又は分散して得られた受
容層組成物を別の仮支持体上に先ず被覆し、次いでそこ
からそれを永久支持体上に転写することによっても実施
できる。 【0052】受容体シート用支持体としては、種々のプ
ラスチック例えばポリエチレンテレフタレート、ポリオ
レフイン、ポリビニルクロライド、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、セ
ルロースエステル、又はポリビニルアルコール−コ−ア
セタールの透明フイルム又はシートを使用することがで
きる。支持体は又、紙(最上級紙、アート紙、セルロー
ス繊維紙)、バライタ被覆紙、ポリオレフイン被覆紙例
えば二重ポリエチレン被覆紙、合成紙(ポリオレフイン
系、ポリスチレン系)、又は白色ポリエステル例えば白
色顔料化ポリエステルの如き反射性のものであることも
できる。 【0053】又前記の任意の組合せによる積層製品も使
用できる。積層体の代表例には、スルロース繊維紙と合
成紙の積層体及びセルロース繊維紙とプラスチックフイ
ルム又はシートの積層体を含む。積層体の別の例として
、セルロース繊維紙の代りに合成紙を用いたプラスチッ
クフイルムを使用できる。更にセルロース繊維紙、プラ
スチックフイルム及び合成紙の積層体も使用できる。 【0054】支持体シートは染料受容層を支持する作用
をし、そして支持体シートは、熱転写記録を行う時間加
熱される染料受容シートを取り扱うのに充分な機械的強
度を有することが望ましい。染料受容層単独が必要な機
械的強度を有するときには、支持体は除くことができる
。 【0055】本発明の染料受容層は、染料受容層が支持
体シート上に設けられるときには0.5〜50μmの全
面厚さを有するのが好ましく、2.5〜10μmの厚さ
を有するのが更に好ましい、又は支持体シートを省略す
るときには3〜120μmの厚さを有するのが好ましい
。 【0056】像受容層は単一層であることができる、或
いは二つ以上のかかる層を支持体上に設けてもよい。 【0057】又受容層は支持体の両面に形成してもよい
。ヨーロッパ特許出願No. 96200930.7に
記載されている如き両受容層上に表裏(recto−v
erso )印刷する透明支持体の場合、転写された像
の濃度の増大をもたらす。 【0058】本発明の像受容材料は又支持体と像受容層
の間に一つ以上の中間層を有することができる。それら
が形成される材料によって、中間層は緩衝層、多孔質層
又は染料拡散防止層として機能することができ、或いは
これらの機能の二つ以上を果すことができる、そしてそ
れらは又特別の応用によっては接着剤の目的も果す。 【0059】中間層を構成する材料には例えばウレタン
樹脂、アクリル樹脂、エチレン樹脂、ブタジエンゴム、
又はエポキシ樹脂を含むことができる。中間層の厚さは
約2〜20μmであるのが好ましい。 【0060】染料拡散防止層は染料が支持体中に拡散す
るのを防止する層である。これらの層を形成するため使
用する結合剤は水溶性又は有機溶媒可溶性であることが
できる、しかし水溶性結合剤が好ましく、特にゼラチン
が最も好ましい。 【0061】多孔質層は、付与された熱が効率的に使用
されることを確実にするため、熱転写するときに付与さ
れる熱が像受容層から支持体へ拡散するのを防止する層
である。 【0062】例えばシリカ、クレー、タルク、ケイソウ
土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、酸化亜鉛、リト
ポン、酸化チタン又はアルミナからなる微粉末は、本発
明の熱転写像受容材料を構成する像受容層、緩衝層、多
孔質層、拡散防止層及び接着剤層等中に含有させること
ができる。 【0063】又本発明の像受容材料はその前面又は裏面
に付与した帯電防止処理を有することができる。かかる
帯電防止処理は、例えば像受容層に付与した帯電防止層
中に又は前面に来る像受容層中に帯電防止剤を混入する
ことによって行うことができる。同じ処理は裏面にも行
うことができる。かかる処理によって像受容シート間の
相互の滑りをなめらかに行うことができ、像受容シート
上への粉塵の付着を防止する効果も有する。 【0064】更に像受容シートはシート支持体の裏面に
設けた滑性層を有することができる。滑性層のための材
料にはメタクリレート樹脂例えばメチルメタクリレート
等、又は相当するアクリレート樹脂、ビニル樹脂例えば
ビニルクロライド−ビニルアセテートコポリマーを含み
うる。 【0065】受容材料は、受容材料が転写中所望位置で
正しく設定できるよう一つの面、好ましくは裏面に設け
た検出マークを有することができる、これによって像は
常に正しい所望の位置で形成できる。 【0066】本発明の受容材料と組合せて、熱染料昇華
転写により使用するための染料供与体材料は非常に薄い
支持体例えばポリエステル支持体を通常含み、その一側
は印刷染料を含有する染料層で被覆されている。通常支
持体及び染料層の間には接着剤層又は下塗層を設ける。 通常反対側は、熱印刷ヘッドが摩耗に悩まされることな
く通過できるよう滑性にされた面を与える滑性層で被覆
する。 【0067】染料層は単色層であることができる、或い
はそれは例えばシアン、マゼンタ、黄及び場合によって
は黒色相の異なる染料等の逐次反復部域を含むことがで
きる。3色又はそれ以上の原色染料を含有する染料供与
体材料を使用するとき、各色に対して染料転写処理工程
を逐次行うことによって多色像を得ることができる。 【0068】かかる熱染料昇華転写供与体材料の染料層
は、好適な溶媒又は溶媒混合物に染料、重合体結合剤媒
体、及び他の任意成分を加え、成分を溶解又は分散させ
て支持体に付与する被覆組成物を形成する、支持体には
初めに接着剤層又は下塗層を設けておいてもよい、そし
て乾燥する。 【0069】かくして形成される染料層は約0.2〜5
.0μm、好ましくは0.4〜2.0μmの厚さを有し
、染料対結合剤の比は重量で9:1〜1:3、好ましく
は2:1〜1:2である。 【0070】重合体結合剤としては下記のものを使用で
きる:セルロース誘導体例えばエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース
、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロース
、セルロースアセテートホーメート、セルロースアセテ
ート水素フアレート、セルロースアセテート、セルロー
スアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブ
チレート、セルロースアセテートペンタノエート、セル
ロースアセテートベンゾエート、セルローストリアセテ
ート;ビニル系樹脂及び誘導体例えばポリビニルアルコ
ール、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、
コポリビニルブチラール−ビニルアセタール−ビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセトア
セタール、ポリアクリルアミド;アクリレート及びアク
リレート誘導体から誘導された重合体及び共重合体例え
ばポリアクリル酸、ポリメチルメタクリレート、及びス
チレン−アクリレート共重合体;ポリエステル樹脂;ポ
リカーボネート;オルガノシリコーン例えばポリシロキ
サン;ポリフエニレンオキサイド;アラビヤゴム。好ま
しくは染料層の結合剤としてセルロースアセテートブチ
レート又はコポリスチレン−アクリロニトリルを使用す
る。 【0071】熱の作用により受容シートの染料像受容層
に容易に転写できるならば任意の染料をかかる染料層で
使用できる。 【0072】熱染料昇華転写に使用するための染料の代
表的かつ特別の例は例えばEP400706,EP20
9990,EP209991,EP216483,EP
218397,EP227095,EP227096,
EP229374,EP235939,EP24773
7,EP257577,EP257580,EP258
856,EP279330,EP279467,EP2
85665,US4743582,US4753922
,US4753923,US4757046,US47
69360,US4771035,JP84/7889
4,JP84/78895,JP84/78896,J
P84/227490,JP84/227948,JP
85/27594,JP85/30391,JP85/
229787,JP85/229789,JP85/2
29790,JP85/229791,JP85/22
9792,JP85/229793,JP85/229
795,JP86/41596,JP86/26849
3,JP86/268494,JP86/268495
及びJP86/284489に記載されている。 【0073】原色染料供与体材料に使用するため特に好
ましい染料又は染料混合物には下記の物がある:【00
74】黄については、1:10〜10:1の比での下記
式に相当する染料の混合物; 【0075】 【化4】 【0076】 【化5】 【0077】マゼンタについては1:10〜10:1の
比での下記式に相当する染料の混合物;【0078】 【化6】 【0079】 【化7】 【0080】マゼンタについては1:10〜10:1の
比での下記式に相当する染料の混合物;【0081】 【化8】 【0082】 【化9】 【0083】シアンについては1:10〜10:1の比
での下記式に相当する染料の混合物; 【0084】 【化10】 【0085】 【化11】 【0086】黒については下記式(1)に相当するマゼ
ンタ染料、下記式(2)に相当するシアン染料及び下記
式(3)に相当する黄染料の混合物; 【0087】 【化12】 【0088】 【化13】 【0089】 【化14】 【0090】前記原色染料層に使用するのに好ましい結
合剤には構成成分の何れかが0〜100%の比の範囲で
のコ−スチレン−アクリロニトリル及びコ−スチレン−
アクリロニトリル−ブタジエンの混合物がある。好まし
い結合剤/染料比は5:1〜1:5である。 【0091】被覆層は又他の成分例えば硬化剤、保恒剤
、有機もしくは無機微粒子、分散剤、帯電防止剤、消泡
剤、粘度制御剤等も含有できる。これらの及び他の成分
はEP133011,EP133012,EP1110
04及びEP279467に更に完全に記載されている
。 【0092】染料供与体材料用の支持体としては、それ
が20ミリ秒以下の間にわたって400℃までを含む温
度に耐えることができ寸法的に安定であり、更にかかる
短時間、代表的には1〜10ミリ秒内で受容体シートへ
転写を行うため、他側上の染料を通って一側上に付与し
た熱を伝達するのに充分な薄さであるならば、任意の材
料を使用できる。かかる材料にはポリエチレンテレフタ
レートの如きポリエステル、ポリアミド、ポリアクリレ
ート、ポリカーボネート、セルロースエステル、弗素化
重合体、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフイ
ン、ポリイミド、グラシン紙及びコンデンサー紙を含む
。好ましいのはポリエチレンテレフタレートである。 一般に支持体は2〜30μmの厚さを有する。支持体は
又所望によって接着剤層又は下塗層で被覆してもよい。 【0093】染料供与体材料の染料層は支持体上に被覆
してもよく、或いはグラビヤ法の如き印刷法でその上に
印刷してもよい。 【0094】支持体の方へ向って染料の誤った方向への
転写を防止することによって染料転写濃度を改良するた
め支持体と染料層の間で染料供与体材料中に、親水性コ
ロイド重合体を含有する染料バリヤー層を使用してもよ
い。染料バリヤー層は意図する目的にとって有用である
任意の親水性材料を含有できる。一般に良好な結果は、
ゼラチン、ポリアクリルアミド、ポリイソプロピルアク
リルアミド、ブチルメタクリレートグラフト化ゼラチン
、エチルメタクリレートグラフト化ゼラチン、エチルア
クリレートグラフト化ゼラチン、セルロースモノアセテ
ート、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンイミン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコー
ルとポリビニルアセテートの混合物、ポリビニルアルコ
ールとポリアクリル酸の混合物又はセルロースモノアセ
テートとポリアクリル酸の混合物を用いて得られた。 好適な染料バリヤー層は例えばEP227091及びE
P228065に記載されている。或る種の親水性重合
体、例えばEP227091に記載されているものは、
支持体及び染料層に対する適切な接着性も有する、従っ
て別の接着剤層及び下塗層の必要をなくすことができる
。供与体材料で単一層の形で使用するこれらの特別な親
水性重合体は従って二重機能を果す、従ってここでは染
料バリヤー/下塗層と称する。 【0095】好ましくは染料供与体材料の反対側は、染
料供与体材料への粘着から印刷ヘッドを防ぐため滑性層
で被覆できる。かかる滑性層は、重合体結合剤を用い又
は用いずに、滑性材料例えば界面活性剤、液体潤滑剤、
固体滑剤又はそれらの混合物を含有する。界面活性剤は
当業者に知られている任意のもの、例えばカルボキシレ
ート、スルホネート、ホスフエート、脂肪族アミン塩、
脂肪族四級アンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
フルオロアルキルC2 〜C20脂肪酸であることがで
きる。液体潤滑剤の例にはシリコーン油、合成油、飽和
炭化水素及びグリコールを含む。固体滑剤の例には各種
高級アルコール例えばステアリルアルコール、脂肪酸及
び脂肪酸エステルを含む、好適な滑性層は例えばEP1
38483、EP227090,US4567113,
US4572860,US4717711に記載されて
いる。好ましくは滑性層は結合剤としてスチレン−アク
リロニトリル共重合体又はスチレン−アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体を含有し、滑剤としてポリシロキ
サン−ポリエーテル共重合体又はポリテトラフルオロエ
チレン又はそれらの混合物を結合剤(混合物)の0.1
〜10重量%の量で含有する。 【0096】染料供与体材料の染料層は、転写後染料受
容材料から染料供与体材料を分離するのを助ける剥離剤
も含有できる。剥離剤は染料層の少なくとも一部上に別
の層の形で付与することもできる。剥離剤としては固体
ワックス、弗素もしくはホスフエート含有界面活性剤及
びシリコーン油を使用する。好適な剥離剤は例えばEP
133012,JP85/19138,EP22709
2に記載されている。 【0097】本発明による染料受容材料は染料転写像を
形成するために使用される。かかる方法は供与体材料の
染料層を受容体シートの染料受容層と面対面関係に置き
、供与体材料の裏から像に従って加熱することを含む。 染料の転写は400℃の温度で約数ミリ秒の間加熱する
ことによって達成される。 【0098】この方法を単一色のみについて行うとき、
単色染料転写像が得られる。多色像は3色又はそれ以上
の原色染料を含有する供与体材料を用い、各色に対して
前述した処理工程を逐次行うことによって得ることがで
きる。供与体材料と受容体シートの上記サンドイッチは
、熱印刷ヘッドによって熱を供給する時間の間三つの場
合で形成する。第一の染料が転写された後材料を引き離
す。第二の染料供与体材料(又は異なる染料部域を有す
る供与体材料の別の部域)を次いで染料受容材料と整合
させておき、この方法を繰返す。第3の色及び所望によ
ってそれ以上の色は同じ方法で得られる。 【0099】この方法を一色より多くについて行う時完
全な整合を達成するため、及び色が供与体材料の印刷部
分で存在していることを検出するため、供与体材料の一
面に検出マークを通常付与する。一般に光源又は光セン
サーで検出できる光学的検出可能マークを用いる、検出
は検出マークから反射されるか又は検出マークを透過し
た光を測定することによって行うことができる。光吸収
性又は光反射性被覆の形であるマークを例えばグラビヤ
印刷により供与体材料上の予め定めた位置に形成する。 検出マークはカーボンブラックの如き赤外吸収化合物を
含有できる。検出マークは又像形成のため使用する像染
料の一つを含有することもでき、この検出は可視範囲で
ある。 【0100】熱ヘッドに加えて、レーザー光、赤外フラ
ッシュまたは加熱ペンを熱エネルギーを供給するための
熱源として使用できる。本発明の染料供与体材料から受
容体シートへ染料を転写するため使用できる熱印刷ヘッ
ドは市場で入手できる。レーザー光を使用する場合、染
料材料の染料層又は別の層は、レーザーによって放出さ
れる光を吸収し、それを熱に変える化合物、例えばカー
ボンブラックを含有しなければならない。 【0101】或いは染料供与体材料の支持体は、例えば
薄いアルミニウムフイルムで被覆した炭素充填ポリカー
ボネートの多層構造からなる電気抵抗リボンであること
ができる。電流は、適合電極の下のリボンの高度に局在
化した加熱を生ぜしめるプリントヘッド電極を電気的に
目的として抵抗リボン中に注入する。この場合熱は抵抗
リボン中で直接発生すること、及び従って熱くなるのが
リボンであることの事実は、熱ヘッドの各素子が熱を得
、ヘッドを次の印刷位置へ動かすことができる前に冷却
しなければならない熱ヘッド技術と比較して抵抗リボン
/電極ヘッド技術を用いると印刷速度における固有の利
点をもたらす。 【0102】下記実施例は本発明を更に詳細に示すが、
これに限定されるものではない。 【0103】実施例  1:ポリエステルの合成樹脂N
o. 1: 【0104】0.42モルのテレフタル酸ジメチルエス
テル、0.37モルのイソフタル酸ジメチルエステル、
0.16モルの5−スルホイソフタル酸ジメチルエステ
ルナトリウム塩及び1.7モルのエチレングリコール、
0.21モルのDianol22(Akzoより入手)
及び0.1モルの12−ヒドロキシステアリン酸の混合
物を、0.0002モルの酢酸亜鉛及び0.0001モ
ルの酸化アンチモン(III) と共に、窒素雰囲気下
で反応器中で溶融し、200℃で攪拌した。 【0105】エステル化は急速に開始し、メタノール及
び水を溜去した。約60〜90分の間で温度は255℃
に上昇し、理論量のメタノール及び水が溜出した。所望
の重合度が得られるまで、255〜280℃で60〜1
20分減圧下で反応生成物を縮合させた。縮合反応中過
剰のエチレングリコールは溜出させた。 【0106】縮合収率は100%であった。25℃でフ
エノール/ジクロロベンゼン(60/40)の混合物中
で測定した固有粘度(0.5%の濃度)は0.10〜0
.40dl/gであった。 【0107】表1に示した如き本発明による他のポリエ
ステル樹脂は前述した方法によって製造できる。 【0108】実施例  2:像受容材料の製造10重量
%の水性ポリエステル分散液を支持体材料(ポリエチレ
ン被覆紙)に、バー被覆で、20μmの湿潤厚さで付与
し、40℃で乾燥し、更に30分間90℃で乾燥した。 【0109】下記表2に示したポリエステル樹脂を含有
する像受容材料をこの方法で作った。 【0110】実施例  3:像受容材料の評価染料供与
体材料として市場で入手しうる三菱材料タイプCK10
05を用いた。 【0111】得られた染料受容材料を、黄、マゼンタ及
びシアン像を重ねることによって黒色像を形成するよう
に、三菱ビデオプリンタータイプCP100で染料供与
体材料と組合せて印刷した。 【0112】受容体シートを染料供与体材料から分離し
、受容シート上に記録された黒色像の色濃度をMacb
eth RD919濃度計で測定した。 【0113】この実験を表2に示したポリエステル樹脂
の各々について繰返した。その結果として、表2に示し
た色濃度の黒色着色記録が得られた。 【0114】 【0115】これらの結果は本発明のポリエステル像受
容層で高濃度が得られたことを示している。 【0116】更に受容層又は最上層中で剥離化合物を用
いずに像受容層の粘着防止性が改良された。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一つ又はそれ以上のジオール及び一つ
    又はそれ以上のジカルボン酸の縮合残基を含有する(コ
    )ポリエステルを含有する染料像受容層を上に有する支
    持体を含む熱染料昇華転写により使用するための染料像
    受容材料において、前記(コ)ポリエステルが更に少な
    くとも8個の炭素原子を有する長鎖アルキル又はアルキ
    レン基を含有する一つ又はそれ以上のヒドロキシ−カル
    ボン酸の縮合残基を含有することを特徴とする染料像受
    容材料。
  2. 【請求項2】  長鎖アルキル又はアルキレン基が少な
    くとも10個の炭素原子を含有することを特徴とする請
    求項1の染料像受容材料。
  3. 【請求項3】  長鎖アルキル又はアルキレン基が分枝
    していることを特徴とする請求項1又は2の染料像受容
    材料。
  4. 【請求項4】  分枝が側鎖に少なくとも6個の炭素原
    子を含有することを特徴とする請求項3の染料像受容材
    料。
  5. 【請求項5】  長鎖アルキル又はアルキレン基がヒド
    ロキシ−カルボン酸の側鎖中に組入れられていることを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項の染料像受容材料
  6. 【請求項6】  前記ヒドロキシ−カルボン酸が12−
    ヒドロキシステアリン酸又はリシノレイン酸であること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項の染料像受容材
    料。
  7. 【請求項7】  (コ)ポリエステルが一つ又はそれ以
    上の芳香族ジカルボン酸及び一つ又はそれ以上の脂肪族
    ジオールの縮合残基を含有することを特徴とする染料像
    受容材料。
  8. 【請求項8】  芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸、
    イソフタル酸及び5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩
    からなる群から選択した一つ又はそれ以上のジカルボン
    酸であり、脂肪族ジオールがエチレングリコールである
    ことを特徴とする請求項7の染料像受容材料。
  9. 【請求項9】  (コ)ポリエステルが可溶性化基を含
    有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項の染
    料像受容材料。
  10. 【請求項10】  (コ)ポリエステルが、長鎖アルキ
    ル又はアルキレン基を含有するジオール又はジカルボン
    酸の一つ又はそれ以上の縮合残基を更に含有することを
    特徴とする請求項1〜9の何れか1項の染料像受容材料
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