JPH04323289A - 水性分散型粘着剤組成物 - Google Patents

水性分散型粘着剤組成物

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JPH04323289A
JPH04323289A JP9189891A JP9189891A JPH04323289A JP H04323289 A JPH04323289 A JP H04323289A JP 9189891 A JP9189891 A JP 9189891A JP 9189891 A JP9189891 A JP 9189891A JP H04323289 A JPH04323289 A JP H04323289A
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JP
Japan
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aqueous dispersion
weight
copolymer
parts
average particle
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JP9189891A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Fujii
藤 井 靖 久
Akira Hagiwara
萩 原   昭
Makoto Yaegashi
八 重 樫  誠
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高水準でバランスのと
れた粘着性能を有する水性分散型粘着剤組成物に関する
【0002】
【従来の技術】近年、粘着剤分野においては、公害規制
、安全衛生、省資源等の面から、無溶剤化が強く要望さ
れており、従来主体であった溶剤型粘着剤から、水性分
散型粘着剤に置き換わりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水性分
散型粘着剤は、粘着性能上、未だ溶剤型の水準まで到達
しておらず、高度な粘着性能を要求される用途には、従
来通り、溶剤型粘着剤が使用されており、水性分散型粘
着剤の更なる改良が切望されている。水性分散型粘着剤
の大きな欠点の一つとして、粘着物性のバランスをとる
ことが非常に困難であるという問題がある。即ち、初期
接着力(タック)、或は粗面に対する接着力、或はポリ
オレフィン等の低極性被着体に対する接着力と凝集力(
保持力)との関係において、前者の粘着性能を向上させ
るため、一般的に低分子量化、或は粘着付与樹脂の添加
等の手段が知られている。こうした場合、凝集力、特に
高温における保持力が著しく損なわれるという欠点を有
し、これらの粘着性能を、高水準でバランス良く保つこ
とは困難である。従来、上記のような問題点に対して、
主に水性分散型アクリル系粘着剤において改良検討が行
われてきたが、これまで有効な手段を見い出すに至って
いない。特に、水性分散体の重要因子である粒子径に着
目した粘着性能の改良検討は、数少ない。その中で、例
えば、特開昭63−234076号には、水性分散型ア
クリル系粘着剤において、特定の平均粒子径を有する粒
子を、特定割合で混在させる組成物が開示されている。 しかしながら、本発明者らの研究によると、上記の提案
のように、同一組成共重合物での粒子径が、単に2ピー
クとなる粒子の混在だけでは、高水準での粘着特性のバ
ランスをとることは不十分である。本発明は、上記のよ
うな、従来の水性分散型粘着剤の欠点を克服した高水準
でバランスのとれた粘着性能を有する水性分散型粘着剤
組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するため、水性分散体における粒子径が粘
着性能に及ぼす影響が極めて大きいことに着目して鋭意
研究を行った結果、アクリル酸アルキルエステルを主成
分とする共重合体の水性分散体において、特定の平均粒
子径を有する分散体の混合物とし、それぞれの分散体の
平均粒子径比を特定し、更にそれぞれの分散体の組成を
異なった特定の共重合組成物とすることにより、高水準
でバランスのとれた粘着性能を有する粘着剤組成物とな
ることを見い出し、本発明に到達した。
【0005】即ち本発明は、アクリル酸アルキルエステ
ル単量体を主成分とする単量体混合物を水媒体中で乳化
重合して得られる、下記2種の水性分散体A及びBを含
有し、Aの混合割合が5〜95重量%(固形分換算)、
Bが95〜5重量%からなる混合体であることを特徴と
する水性分散型粘着剤組成物。 (1) Aは平均粒子径が0.01〜1μの範囲にあり
、共重合体のゲル含有率が35重量%未満の水性分散体
(2) Bは平均粒子径がAの平均粒子径の2倍以上で
、かつ0.1〜3μの範囲にあり、共重合体のゲル含有
率が35重量%以上の水性分散体
【0006】本発明で用いられるアクリル酸アルキルエ
ステル単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル等
が挙げられるが、特に望ましいものとしては、炭素数2
〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル
である。また、これらの主単量体とともに、これと共重
合可能な他の単量体も使用できる。このような共重合可
能な他の単量体としては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド等の官能基含有単量体、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート
等のメタクリル酸アルキルエステル単量体、その他酢酸
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、塩化ビニル等の
ビニル系単量体、ブタジエン、ジビニルベンゼン、(ポ
リ)エチレングリコールジアクリレート、(ポリ)エチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート等の架橋性単量体等が挙げられる。
【0007】これら単量体混合物の水性分散体を得るに
は、従来より公知の、通常の乳化重合法が適用される。 即ち、水、単量体混合物、界面活性剤、連鎖移動剤(重
合度調節剤)、ラジカル重合開始剤を基本構成とする水
分散系において、単量体混合物を、共重合体粒子の水性
分散体とする製造方法で合成できる。この際の共重合体
粒子濃度は、一般的に30〜70重量%の範囲が適当で
ある。上記界面活性剤としては、例えば、脂肪酸石鹸、
ロジン酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩、ア
ルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸塩等
のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、オ
キシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー等の
ノニオン性界面活性剤が挙げられる。通常アニオン性界
面活性剤単独またはアニオン性界面活性剤とノニオン性
界面活性剤の混合系で用いられ、単量体混合物に対する
使用割合としては、0.01〜5重量%の範囲が一般的
である。上記連鎖移動剤としては、例えば、n−オクチ
ルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデ
シルメルカプタン、メルカプトエタノール等のメルカプ
タン類、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等が挙げ
られる。上記ラジカル重合開始剤としては、例えば、過
硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム
等の過硫酸塩、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキ
サイド等の過酸化物、2, 2−アゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾビス化合物等が挙げられるが、特に過硫
酸塩が最も好ましい。尚、重合温度は通常60〜90℃
の範囲が一般的であるが、重亜硫酸ソーダ、アスコルビ
ン酸(塩)、ロンガリット等の還元剤をラジカル重合開
始剤に組合わせた低温レドックス重合も用いることがで
きる。また所望によっては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等のP
H調節剤等の重合調節剤を添加することもできる。水性
分散体粒子の粒子径は、単量体混合物組成、重合温度等
の様々な、重合因子により変化するが、粒子径の制御は
界面活性剤の使用割合によるのが一般的であり、さらに
公知であるシード重合方法を用いればより簡便となる。
【0008】本発明における水性分散体の平均粒子径は
、サブミクロン粒子アナライザーN4SD型(コールタ
ーエレクトロニック社製)により測定したものである。 また乳化重合で得られる共重合体のゲル含有率も、粒子
径同様様々な重合因子により変化するが、ゲル含有率の
制御は連鎖移動剤、架橋性単量体の使用によるのが一般
的かつ簡便である。本発明におけるゲル含有率とは、3
0℃で減圧乾燥した共重合体1gを、テトラハイドロフ
ラン200cc中に、30℃で24時間浸漬後、ガラス
フィルター(3号)で濾別し、濾別された共重合体重量
の、もとの共重合体重量に対する割合である。
【0009】本発明における水性分散体は、水性分散体
(A)においては、平均粒子径が0.01〜1μの範囲
にあり、かつ、その共重合体のゲル含有率が35重量%
未満であることが必要であり、好ましくは、平均粒子径
が0.05〜0.5μの範囲にあり、かつ、その共重合
体のゲル含有率が25重量%未満である。また、水性分
散体(B)においては、平均粒子径が、0.1〜3μの
範囲にあり、かつ、上記水性分散体(A)の2倍以上で
あり、さらにその共重合体のゲル含有率が35重量%以
上であることが必要であり、好ましくは、平均粒子径が
、0.5〜1.5μの範囲にあり、かつその共重合体の
ゲル含有率が45〜85重量%である。上記の範囲内な
らば、本発明の効果が十二分に発揮されるが、これらの
範囲を外れた場合には本発明の目的を達成することはで
きない。即ち、水性分散体(A)において平均粒子径が
0.01μ未満の場合は、水性分散体の粘度が著しく増
大し、安定的製造が困難となり、また共重合体粒子濃度
も高くすることができず、実用上極めて困難を伴う。   また、1μを超える場合は、満足できる凝集力を得
ることが困難となる。また、共重合体のゲル含有率が3
5重量%以上になると、満足できる初期タック等の粘着
性能が得られない。水性分散体(B)において、平均粒
子径が水性分散体(A)の2倍未満或は0.1μ未満の
場合は、本発明の目的である高水準で粘着性能のバラン
スを保つことが極めて困難となり、また水性分散体(A
)との関連で、比較的高粘度となり、共重合体粒子濃度
を高くすることができず実用上不都合である。また3μ
を超える場合も、製造上、重合安定性、保存安定性等に
問題があり、乾燥時の造膜性にも支障をきたし、実用上
不都合である。また、共重合体のゲル含有率が35重量
%未満になると、満足できる凝集力を得ることが困難に
なる。さらに、本発明は水性分散体(A)と水性分散体
(B)との混合体であることが必要であり、水性分散体
(A)の混合割合が、固形分重量の百分率で5〜95重
量%の範囲でなければならない。即ちこの範囲を外れた
場合には、本発明の目的は達成されない。好ましくは水
性分散体(A)の混合割合が、固形分重量の百分率で3
0〜80重量%であり本発明の効果が十二分に発揮され
る。本発明の水性分散型粘着剤は、必要に応じて可塑剤
、粘着付与樹脂、増粘剤、PH調整剤、湿潤剤、防かび
剤等を添加して使用することができる。また本発明の水
性分散型粘着剤が加工される支持体として、例えば、上
質紙、アート紙、コート紙、クラフト紙等の紙類、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アセテート
、ポリ塩化ビニル等のフィルム類或いはこれらの複合体
を挙げることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を、更に具体的に説明するため
、実施例及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。尚、部は重量部
を示す。
【0011】製造例1 [水性分散体(A)]窒素導入管、撹拌機を設置した温
度調節可能な反応器に、蒸留水96部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ0.3部、過硫酸カリウム1.0部
を仕込み、窒素気流下で70℃まで昇温した後、2−エ
チルヘキシルアクリレート66部、ブチルアクリレート
116部、メチルアクリレート12部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート4部、アクリル酸2部、t−ドデ
シルメルカプタン0.6部からなる単量体混合物を、ド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.8部、蒸留水68
部に乳化分散させた、単量体乳化物を3時間で連続的に
添加し、さらに80℃で3時間反応を継続し重合を完結
させ、共重合体粒子濃度55%の水性分散体を得た。こ
の水性分散体の平均粒子径は0.14μ、ゲル含有率は
21%であった。 製造例2 [水性分散体(B)]製造例1と同様の装置で、蒸留水
68部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.005
部、過硫酸カリウム2.0部を仕込み、窒素気流下で7
0℃まで昇温した後、2−エチルヘキシルアクリレート
66部、ブチルアクリレート116部、メチルアクリレ
ート12部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4部
、アクリル酸2部からなる単量体混合物を、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ0.8部、蒸留水68部に乳化
分散させた単量体乳化物を、5時間で連続的に添加し、
さらに80℃で3時間反応を継続し重合を完結させ、共
重合体粒子濃度60%の水性分散体を得た。この水性分
散体の平均粒子径は、0.64μ、ゲル含有率は48%
であった。 製造例3 [水性分散体(B)]製造例1と同様の装置で、蒸留水
68部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.001
部、過硫酸カリウム1.0部を仕込み、窒素気流下で6
5℃まで昇温した後、2−エチルヘキシルアクリレート
116部、ブチルアクリレート56部、酢酸ビニル20
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4部、メタク
リル酸2部、アクリルアミド2部、ジビニルベンゼン2
部からなる単量体混合物を、ドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ1.0部、蒸留水68部に乳化分散させた単量
体乳化物を、6時間で連続的に添加し、さらに80℃で
3時間反応を継続し重合を完結させ共共重合体粒子濃度
60%の水性分散体を得た。この水性分散体の平均粒子
径は、0.87μ、ゲル含有率は75%であった。 製造例4 [比較例の水性分散体]製造例2の単量体混合物に、t
−ドデシルメルカプタン0.6部を添加した以外は製造
例2と同様の方法で、共重合体粒子濃度60%の水性分
散体を得た。この水性分散体の平均粒子径は0.66μ
、ゲル含有率は19%であった。 製造例5 [比較例の水性分散体]製造例1の単量体混合物におい
て、t−ドデシルメルカプタンを無くし、ジビニルベン
ゼン2部を添加した以外は製造例1と同様の方法で、共
重合体粒子濃度55%の水性分散体を得た。この水性分
散体の平均粒子径は0.16μ、ゲル含有率は74%で
あった。
【0012】実施例1 製造例1の水性分散体の固形分で40重量%と、製造例
2の水性分散体の固形分で60重量%とを混合した後ア
ンモニア水でPH8.5に調整し次にプライマルASE
−60(増粘剤:日本アクリル社製)を少量添加し約5
000cpsまで増粘した。これを剥離紙に乾燥重量で
約20g/m2 となる様に塗工し、100℃で3分乾
燥させた後上質紙に転写させ粘着物性測定用試料を作成
した。物性測定は以下の方法により行った。 1) 初期接着力:上部水平面にポリエチレンの被着体
を取り付けた分銅(50g刻み)に対し、ループ状にし
た幅25mm、長さ250mmの試験片を20℃の雰囲
気下で、接着面積25mm×25mm、荷重10gで3
秒間圧着後、直ちに上方に引き上げ、20秒以上接着を
保持できる最大の分銅の重量を初期接着力とした。 2) 接着力 幅25mm、長さ150mmの試験片を、20℃の雰囲
気下において、2kg重量のゴムロールを用いて、ポリ
エチレン及びKライナーに300mm/分の速さで圧着
し、この接着サンプルの180度ピーリング強度を圧着
30分後にテンシロン型引っ張り試験機を用いて荷重ス
ピード30mm/分で測定した。 3) 保持力 幅25mm、長さ150mmの試験片を、20℃の雰囲
気下において、2kg重量のゴムロールを用いて、ステ
ンレス鋼板(SUS304)に接着面積が25mm×2
5mmになる様に圧着した接着サンプルを、圧着30分
後に70℃の雰囲気中に垂直に吊し、試験片の下端に1
kgの分銅を掛け静置させ分銅が落下するまでの時間を
測定した。
【0013】実施例2 製造例1の水性分散体の固形分で70重量%と、製造例
3の水性分散体の固形分で30重量%とを混合した後、
これを実施例1と同様の方法で、粘着物性を測定した。
【0014】比較例1 製造例1の水性分散体を単独で用い、これを実施例1と
同様の方法で、粘着物性を測定した。 比較例2 製造例3の水性分散体を単独で用い、これを実施例1と
同様の方法で、粘着物性を測定した。 比較例3 製造例1の水性分散体の固形分で40重量%と、製造例
4の水性分散体の固形分で60重量%とを混合した後、
これを実施例1と同様の方法で、粘着物性を測定した。 比較例4 製造例5の水性分散体の固形分で70重量%と、製造例
3の水性分散体の固形分で30重量%とを混合した後、
これを実施例1と同様の方法で、粘着物性を測定した。 比較例5 製造例1の水性分散体の固形分で70重量%と、製造例
5の水性分散体の固形分で30重量%とを混合した後、
これを実施例1と同様の方法で、粘着物性を測定した。 比較例6 製造例4の水性分散体の固形分で40重量%と、製造例
2の水性分散体の固形分で60重量%とを混合した後、
これを実施例1と同様の方法で、粘着物性を測定した。 下表にこれらの粘着物性測定結果を示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、水性分散型粘着剤にお
いて従来技術では達成されなかった高水準でバランスの
とれた粘着性能が達成される。即ち、本発明の範囲外で
ある比較例1、比較例3は、高温での凝集力が著しく劣
り、比較例2、比較例4は高温での凝集力は良好である
が、初期タック等が劣っている。また比較例5、比較例
6の粘着性能も満足できるものではない。これに対し本
発明の範囲内である実施例1、実施例2は、すべての粘
着性能に優れており、高水準でバランスがとれている。 従って、本発明の水性分散型粘着剤を使用すれば、相反
物性である初期接着力、粗面に対する接着力、ポリオレ
フィン等の低極性被着体に対する接着力と高温での凝集
力において高度にバランスのとれた粘着ラベル、粘着テ
ープの製造を可能にし、従来水性分散型粘着剤が使用不
能であった分野にも用途拡大が可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクリル酸アルキルエステル単量体を
    主成分とする単量体混合物を水媒体中で乳化重合して得
    られる、下記2種の水性分散体A及びBを含有し、Aの
    混合割合が5〜95重量%(固形分換算)、Bが95〜
    5重量%からなる混合体であることを特徴とする水性分
    散型粘着剤組成物。 (1) Aは平均粒子径が0.01〜1μの範囲にあり
    、共重合体のゲル含有率が35重量%未満の水性分散体
    (2) Bは平均粒子径がAの2倍以上で、かつ0.1
    〜3μの範囲にあり、共重合体のゲル含有率が35重量
    %以上の水性分散体
JP9189891A 1991-04-23 1991-04-23 水性分散型粘着剤組成物 Pending JPH04323289A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543852A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Toyo Ink Mfg Co Ltd 粘着剤
JPH11140409A (ja) * 1997-09-02 1999-05-25 Basf Ag 積層品の製造方法、該方法により製造した積層品およびその際に使用する接着剤
JP2013514445A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 低表面エネルギー基材用感圧性接着剤
JP2018538162A (ja) * 2015-10-16 2018-12-27 トーレ・フィルムズ・ヨーロッパ 粘着性であり、気体に対して不透過性である改良されたポリエステル/プライマー/金属複合体フィルム、その製造方法、及びかかる方法において用いるプライマー

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