JPH04318875A - カラー画像電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置に係り、
特に多色又はフルカラー印刷に好適なカラー画像電子写
真装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のフルカラー印刷方法は、特開平１
−４０８６０号公報に記載のように３個又は４個の感光
体ドラム又は感光体ベルトに形成したトナー像を順次重
ねて転写する方法を行なっていた。この方法では複数の
感光体を用いるために装置が複雑で大型化するという欠
点があった、また、構造が複雑なために、メンテナンス
が煩雑になるという欠点もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
写真方式における多色又はフルカラー印刷を、小形コン
パクトな装置で実現することにある。又、他の目的は、
トナー補給や感光体の交換等のメンテナンスあるいは紙
ジャム等のメンテナンスが容易である装置を提供するこ
とにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、略三角状の記録体ベルトの上部に現像器、下部にレ
ーザビーム発生器、給紙カセットを積み重ね、記録体ベ
ルトの他の一辺に転写ドラムを接触させ、かつ、現像器
と記録体ベルトを本体に対し回転自在なクラムシェル部
に設けた。

【０００５】また、転写ドラムに対し、記録体ベルト接
触面の略反対側に用紙搬送路を設け、用紙は下から上に
略直線状に移動する様に構成するとともに、用紙搬送路
の一面を構成する各ユニットが本体に対して回転自在な
送紙ユニットを構成する様にしたものである。

【０００６】

【作用】この発明は上記の手段を採用したことにより、
トナー補給や記録体の交換、紙ジャムのメンテナンスを
容易に確実に行なえる小形コンパクトな装置にすること
ができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１により説明す
る。図において、有機光導電体よりなる記録体ベルト２
は、ベルト駆動ローラ１８により駆動されて矢印方向（
イ）に移動する。記録体ベルト２は、図示したように三
角形に折れ曲って搬送し、その外周面にそって上部に、
第１現像器６ａ，第２現像器６ｂ，第３現像器６ｃ，第
４現像器６ｄが設けられている。記録体ベルト２は、帯
電器４により一様に帯電され、次いでレーザビーム発生
器３からのレーザビーム２０で露光して静電潜像を形成
し、これを第１現像器６ａのイエロートナーで現像する
。出来たトナー画像を転写ドラム１に転写する。記録体
ベルト２は、イレーズ５で除電され、ベルトクリーニン
グ２１により、残トナー除去されて、帯電器４により再
度一様に帯電する。さらに、レーザビーム発生器３によ
る静電潜像形成をくり返えすことにより、第２現像器６
ｂのマゼンタトナーで現像し、転写ドラム１にマゼンタ
トナーを重ね合わせる。第３現像器６ｃのシアントナー
、第４現像器６ｄのブラックトナーに対しても同様に帯
電・露光・現像が行なわれ、転写ドラム１上に４色のト
ナーを重ね合わせることができる。

【０００８】４色を重ね合わせたタイミングと同期して
、給紙カセット７に堆積された用紙８を給紙ローラ９と
分離部１０により一枚ずつレジストローラ１２に送り出
される。レジストローラ１２により、前述のトナー画像
と転写タイミングを取り、紙搬送路２９を通過させ、転
写ドラム１に接触させ、転写器１３により転写バイアス
を与えて転写ドラム１上のトナー画像を用紙に転写する
。

【０００９】転写後の用紙８は、定着器１４を通過する
際に熱定着されて、排紙ローラ１５により、トップカバ
ー１７の上に排出される。

【００１０】また、手差しトレー１１からも、用紙８を
紙送りローラ２８によりレジストローラ１２に送り出さ
れ、前述と同期の印字工程を行なうことができる。

【００１１】次に図１および図２により、本発明の詳細
構成について説明する。図１は本発明の全体断面図であ
り、トナー補給及び現像器まわりのメンテナンスを図示
している。図２は記録体ベルト交換や紙ジャム処理のメ
ンテナンスを図示している。図１において、記録体ベル
ト２は本体部２７の略中央部に配置しており、内側のベ
ルト駆動ローラ１８を含む３本のローラで張りを持たせ
て三角形状をなしている。記録体ベルト２の上部は水平
な平坦部であり、上面に４個の現像器６が等間隔に横一
列に設置している。

【００１２】現像器６は本体部２７の最上部にあり、そ
の上には、トップカバー１７でフタされている。トップ
カバー１７はクラムシェル部２６に固定している支点（
１）２２に開閉自在に軸支している。矢印方向（ハ）に
回転させ、トップカバー１７を図中の実線で示す開放状
態に位置することにより、現像器６の上方向の障害はな
くなり、現像器６を取り出すことができる。現像器６は
クラムシェル部２６の側板に対して、上下方向に着脱自
在に構成することにより、図示している矢印方向（ニ）
に取り出すことができる。各４ケの現像器６は独立して
おり、同様に矢印方向（ニ）に取り出すことができる。

【００１３】本構成によれば、現像器６を上から完全に
見ることができ、またトナー補給や現像器交換等のメン
テナンスが容易にかつ確実に行なうことができる。

【００１４】次に、記録体ベルト２の下部には、イレー
ズ５，ベルトクリーニング２１，帯電器４があり、さら
にその下にレーザビーム発生器３を配置し、与えられた
スペースを有効に利用し、本体部２７の小形・コンパク
ト化が実現されている。さらに、レーザビーム発生器３
の直下に給紙カセット７を収納しているので、従来のプ
リンターに見られた給紙カセット７の本体からのはみ出
しがなく、すっきりしたデサインでかつ省略スペースが
実現できる。

【００１５】記録体ベルト２の真横には転写ドラム１が
接触しており、記録体ベルト２と同一周速で回転できる
様に設けられている。

【００１６】転写ドラム１における記録体ベルト２のほ
ぼ反対側に用紙搬送路２９，レジストローラ１２および
転写器１３がある。給紙カセット７あるいは手差しトレ
ー１１から送り出された用紙８はレジストローラ１２に
より転写ドラム１と同一周速で移動し、転写ドラム１と
接する位置で、転写器１３によりトナー画像が用紙８に
転写する。転写ドラム１は矢印方向（ロ）に同速で回転
しており、記録体ベルト２からトナー画像をもらい、転
写器Ｂで用紙８に転写し、ドラムクリーニング１６によ
り不要トナーを除去し、一回転のプロセスを終り、同様
のプロセスをくり返すことができる。用紙８は転写器１
３でＡＣ除電され、転写ドラム１からはく離し、定着器
１４に送り込まれ、排紙ローラ１５でトップカバー１７
上に排紙する。

【００１７】図２は記録体ベルト１まわりのメンテナン
スおよび紙ジャムまわりのメンテナンスを図示したもの
である。

【００１８】装置は大きく、本体部２７，クラムシェル
部２６，送紙ユニット３０に分けることができる。クラ
ムシェル部２６には、記録体ベルトユニット１９，現像
器６，トップカバー１７が組込まれており、クラムシェ
ル支点２４により本体部２７に対して回動自在に構成さ
れている。クラムシエル部２６が矢印方向（ヘ）に開く
ことにより、記録体ベルト２下の排トナーの処理、ある
いは、本体部２７内の清掃を容易に行なうことができる
。また、記録体ベルトユニット１９はクラムシェル部２
６に対して、矢印方向（ト）にスライド移動自在に構成
されているので、図中実線で示した様に記録体ベルトユ
ニット１９を容易に装置から取りはずすことができ、交
換，清掃等のメンテナンスが簡易にできる。

【００１９】送紙ユニット３０は、手差しトレー１１，
紙送りローラ（従動）２８ａ，紙搬送路２９ａ，レジス
トローラ（従動）１２ａ，転写器１３，排紙ローラ（従
動）１５ａ，開閉レバー２３が組込まれている。開閉レ
バー２３の操作により、支点（２）を中心に送紙ユニッ
ト３０は大きく開放することができる。これにより、給
紙ローラ９から排紙ローラ１５までの紙ジャム処理、各
ローラの清掃等のメンテナンスが簡単にできる。また、
転写ドラム１，定着器１４のまわりが大きく開くことが
できるので、清掃，排トナー処理，定着ローラ交換等の
メンテナンスが容易にできる。

【００２０】図３，図４は本発明の他の実施例を示した
ものである。図３は本発明の他の実施例の全体断面図で
あり、トナー補給及び現像器まわりのメンテナンスやカ
セットまわりの用紙ハンドリングを図示している。図４
は記録体ベルト交換や紙ジャム処理のメンテナンスを図
示している。

【００２１】図３において、装置の正面すなわち、操作
面は手差しトレー１１が配置されている図示上の左側面
である。給紙カセット７は矢印方向（ホ）にスライド着
脱可能であり、手差しトレー１１を矢印方向（リ）に回
動自在であり、用紙８セットおよび収納を行なうことが
できる。この構成により、給紙カセット７と手差しトレ
ー１１の用紙ハンドリングを同一操作面で実施でき、操
作スペースの統一や設置面積の省スペース化を実現でき
る。トップカバー１７はクラムシェル部２６の右側面方
向に固定している支点（１）２２に開閉自在に軸支して
いる。矢印方向（ハ）に回転させ、トップカバー１７の
図中の実線で示す開放状態に位置することにより、図示
上の左側面である操作面から現像器６の脱着メンテナン
スおよび交換を行なうことができる。これにより、用紙
ハンドリングと現像器メンテナンスを同一方向から操作
でき、作業性の大幅向上，省スペース化を実現すること
ができる。

【００２２】図４は記録体ベルト１まわりのメンテナン
スおよび紙ジャムまわりのメンテナンスを図示したもの
である。

【００２３】本体部２７，クラムシェル部２６，送紙ユ
ニット３０から大別構成されている装置の構造は図４の
ものと同じである。クラムシェル部２６が矢印方向（ヘ
）に開くことにより、記録体ベルト２下の排トナーの処
理、あるいは本体部２７内の清掃を前述の図示上左側図
の操作面から行なうことができる。また、記録体ベルト
ユニット１９の着脱も矢印方向（ト）に行なうことによ
り、同一操作面で実現できる。

【００２４】送紙ユニット３０は、開閉レバー２３の操
作により、支点（２）を中心に大きく開放することがで
きる。これにより、紙ジャム処理や転写ドラム１，定着
器１４まわりのメンテナンスも同様に同一操作面で実現
できる。

【００２５】以上の構成により、小形・コンパクトであ
りながら、給紙まわり，紙ジャム処理等の用紙ハンドリ
ングや、現像器・記録体ベルトまわりのメンテナンスを
、すべて同一操作面で実現でき、操作が簡易にして省ス
ペースマシーンを実現できる。

【００２６】

【発明の効果】本発明によれば、小形・コンパクトにし
て、用紙ハンドリングおよび現像器・記録体ベルト等の
メンテナンスが簡易に実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるカラー画像電子写真装
置の縦断側面図である。

【図２】メンテナンス方法を示す図面である。

【図３】他の実施例であるカラー画像電子写真装置の縦
断側面図である。

【図４】メンテナンス方法を示す図面である。

【符号の説明】

１…転写ドラム、２…記録体ベルト、６…現像器、７…
給紙カセット、１２…レジストローラ、１３…転写器、
１５…排紙ローラ、１７…トップカバー、１９…記録体
ベルトユニット、２６…クラムシェル部、２７…本体部
、２８…紙送りローラ、２９…紙搬送路、２０…送紙ユ
ニット。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録体表面に形成した静電潜像を順次異な
   る色のトナーで現像し、該トナー画像を転写体に重ね合
   わせ、さらに、転写体かに用紙に該トナー画像を転写す
   ることにより、多色又はフルカラー画像をえる電子写真
   装置において、前記記録体をエンドレスのベルトを略三
   角形状に掛け渡して形成し、略上部に複数の現像器を設
   け、略下部にレーザビーム発生器を設け、前記三角状の
   他の一辺の記録体に転写体を接触させる構成としたこと
   を特徴とするカラー画像電子写真装置。
2. 【請求項２】前記レーザビーム発生器の略直下に給紙カ
   セットを設けたことを特徴とする請求項１のカラー画像
   電子装置。
3. 【請求項３】前記複数個の現像器を装置本体の上部に配
   置し、本体上面のカバーを開閉自在に構成し、かつ、前
   記現像器を上下方向に着脱自在にしたことを特徴とする
   請求項１または２のカラー画像電子装置。
4. 【請求項４】前記複数個の現像器と記録体のユニットを
   、支点部により本体と回転自在に分離できるクラムシェ
   ル部に配置し、記録体ユニットがクラムシェル部に対し
   て、スライド移動自在な構成であることを特徴とする請
   求項１または２または３のカラー画像電子装置。
5. 【請求項５】前記転写体に対し、前記記録体と転写体の
   接触部の略反対側に用紙搬送部を設け、転写体の下部に
   給紙カセット、近傍下部にレジストローラ、かつ、上部
   に定着器、排紙ローラを配置し、用紙は下から上に略直
   線状に移動することを特徴とする請求項１または２また
   は３のカラー画像電子装置。
6. 【請求項６】前記用紙搬送路において、本体に対し開閉
   自在な送紙ユニットに紙送りローラ，レジストローラ，
   排紙ローラの一方、紙ガイド、転写器を組込むことを特
   徴とする請求項５のカラー画像電子装置。