JP4161246B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像を形成するためのカラーレーザプリンタとしては、たとえば、各色毎のトナーが収容され、現像ローラを備える複数の現像装置と、各現像ローラから供給されるトナーによって現像される可視像を担持する感光体と、感光体に担持される可視像が重ねて転写されることにより形成される多色像を担持し、その多色像を用紙に転写するための中間転写体と、その用紙に転写された多色像を定着するための定着装置とを備えるものが知られている。
【0003】
このようなカラーレーザプリンタでは、通常、各現像ローラと感光体とを、それらの接触部分において、現像ローラが下向きに回転するような状態で、同方向で回転または移動させるとともに、感光体と中間転写体とを、それらの接触部分において同方向で回転または移動させるために、各現像装置と定着装置とが、感光体に対して、必然的に同じ側に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように配置されると、複数の現像装置と定着装置とが重なって配置されるため、装置の大型化が不回避となる。とりわけ、カラーレーザプリンタでは、通常、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色毎に現像装置が必要であるため、4つの現像装置と定着装置とを重ねて配置すると、非常に装置が大型となる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、カラー画像を形成することができながら、簡易な構成により小型化を図ることのできる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤を各色毎に担持する複数の現像剤担持体と、各前記現像剤担持体と接触可能に配置され、各前記現像剤担持体から供給される現像剤によって現像される可視像を担持する感光体とを備える画像形成装置において、各前記現像剤担持体と前記感光体とは、それらの接触部分において、ともに下向きに移動するとともに、前記感光体に担持される可視像が転写される第1転写体と、前記第1転写体に形成される可視像が転写され、その可視像を記録媒体に転写するための第2転写体と、記録媒体に転写された可視像を定着させるための定着装置とを備え、前記第1転写体には、前記感光体に担持される可視像が各色毎に単色で転写されるとともに、前記第2転写体には、前記第1転写体に転写された単色の可視像が重ねて転写されることにより、多色像が形成され、前記複数の現像剤担持体と前記定着装置とは、前記感光体に対して、両側に配置されていることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、各現像剤担持体と感光体とが、それらの接触部分においてともに下向きに移動し、かつ、感光体から第1転写体に転写した後、さらに第1転写体から第2転写体に転写する。2回転写後に記録媒体に転写することで、記録媒体の移動方向を反転できるため、複数の現像剤担持体と、記録媒体に転写された可視像を定着させるための定着装置とを、感光体に対して、両側に配置することができる。そのため、複数の現像剤担持体と定着装置とを重ねて配置しなくてもよく、簡易な構成により装置の小型化を図ることができる。
【0008】
また、可視像は、1回目の第1転写体での転写で重ねられることなく、2回目の第2転写体での転写で重ねられる。これによって、感光体から各可視像を、一旦、第1転写体に単色で転写することにより、その可視像を形成する現像剤の帯電量の増加を有効に低減することができる。したがって、順次重ねられる可視像を形成する現像剤の帯電量の増加を有効に低減して、良好な多色像の形成を達成することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1転写体がローラにより構成されていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、第1転写体がローラにより構成されるので、転写精度を向上させることができ、良好な画像形成を達成することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記感光体がベルトにより構成されていることを特徴としている。
【0012】
感光体をベルトにより構成すれば、ドラムによって構成する場合に比べて、小さく構成することができる。そのため、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記第2転写体がベルトにより構成されていることを特徴としている。
【0014】
第2転写体をベルトにより構成すれば、ローラにより構成する場合に比べて、小さく構成することができる。そのため、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、ローラからなる第1転写体に対向し、前記感光体のベルトを駆動するための感光体ベルト駆動ローラと、ローラからなる第1転写体に対向し、前記第2転写体のベルトを駆動するための第2転写体駆動ローラとを備え、前記感光体ベルト駆動ローラと、前記第2転写体駆動ローラと、前記第1転写体のローラとが、すべて実質的に同一径で形成されていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、感光体ベルト駆動ローラ、第2転写体駆動ローラおよび第1転写体のローラが、すべて実質的に同一径で形成されているので、これらを等速回転させることにより、たとえ、感光体ベルト駆動ローラ、第2転写体駆動ローラおよび第1転写体のローラのいずれかで偏心回転が生じても、それに起因する位相のずれを合わせることができ、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記感光体ベルト駆動ローラを駆動するための感光体ベルト駆動ローラギヤと、前記第2転写体駆動ローラを駆動するための第2転写体駆動ローラギヤと、前記第1転写体のローラを駆動するための第1転写体ローラギヤとを備え、前記感光体ベルト駆動ローラギヤと、前記第2転写体駆動ローラギヤと、前記第1転写体ローラギヤとは、実質的に同一歯数で形成されていることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、感光体ベルト駆動ローラギヤ、第2転写体駆動ローラギヤおよび第1転写体ローラギヤが、実質的に同一歯数で形成されているので、感光体ベルト駆動ローラ、第2転写体駆動ローラおよび第1転写体のローラを、簡易かつ確実に等速で回転させることができる。そのため、より一層、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載の発明において、前記第1転写体のローラは、前記感光体ベルト駆動ローラに接触する前記感光体のベルトの部分、および、前記第2転写体駆動ローラに接触する前記第2転写体のベルトの部分には、接触しないように配置されていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、第1転写体のローラと感光体ベルト駆動ローラとは、感光体のベルトを介して互いに少しずれた位置で配置され、また、第1転写体のローラと第2転写体駆動ローラとは、第2転写体のベルトを介して互いに少しずれた位置で配置される。すなわち、これら第1転写体のローラ、感光体ベルト駆動ローラおよび第2転写体駆動ローラは、互いに少しずつずれた位置で配置されるので、各ニップ部分において、各ローラの圧力を直接受けることがなく、良好な転写性を確保することができる。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載の発明において、ローラからなる第1転写体に対向し、前記感光体のベルトを駆動するための感光体ベルト駆動ローラと、ローラからなる第1転写体に対向し、前記第2転写体のベルトを駆動するための第2転写体駆動ローラとを備え、前記第2転写体のベルトの周長が、前記感光体ベルト駆動ローラ、ローラからなる第1転写体、および、第2転写体駆動ローラの少なくともいずれかの周長の整数倍であることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、第2転写体のベルトの周長が、感光体ベルト駆動ローラ、ローラからなる第1転写体、および、第2転写体駆動ローラの少なくともいずれかの周長の整数倍であるため、その整数倍とされたローラの位相のずれを合わせて、同じ位置で、各色毎の可視像を精度良く転写および重ね合わせることができる。そのため、より一層良好な多色画像を形成することができる。
【0023】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記感光体と前記第1転写体とが、装置本体に対して、一体的に着脱可能に構成されていることを特徴としている。
【0024】
このような構成によると、感光体と第1転写体とを、装置本体に対して、一体的に着脱することができる。そのため、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0025】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記第1転写体と前記第2転写体とが、装置本体に対して、一体的に着脱可能に構成されていることを特徴としている。
【0026】
このような構成によると、第1転写体と第2転写体とを、装置本体に対して、一体的に着脱することができる。そのため、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0027】
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記感光体がベルトにより構成されるとともに、前記感光体を駆動するための駆動源を備え、前記駆動源は、前記感光体のベルトの内側に配置されていることを特徴としている。
【0028】
このような構成によると、駆動源が感光体のベルトの内側に配置されるので、感光体のベルトの内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0029】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記第2転写体を駆動するための駆動源を備え、前記第2転写体がベルトにより構成され、前記駆動源は、前記第2転写体のベルトの内側に配置されていることを特徴としている。
【0030】
このような構成によると、駆動源が、第2転写体のベルトの内側に配置されるので、第2転写体のベルトの内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0031】
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記感光体は、装置本体の上方から着脱可能に構成されており、前記感光体の着脱時には、前記第1転写体が、前記感光体から離れる方向に退避可能に構成されていることを特徴としている。
【0032】
このような構成によると、感光体の交換時には、まず、第1転写体を感光体から離れる方向に退避させ、次いで、感光体を装置本体の上方から取り出し、その後、新しい感光体を装置本体の上方から装着した後に、第1転写体をその感光体に近づける方向に進出させれば、容易に、感光体を交換することができる。そのため、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0033】
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記感光体に担持される単色の可視像を、直接記録媒体に転写可能に構成されていることを特徴としている。
【0034】
このような構成によると、感光体に担持される単色の可視像を、直接記録媒体に転写することができるので、たとえば、黒の現像剤が担持される現像剤担持体によって感光体に黒色の可視像を形成して、それを直接記録媒体に転写すれば、迅速かつ良好にモノクロ画像を形成することができる。
【0035】
また、請求項15に記載の発明は、請求項1ないし14のいずれかに記載の発明において、各前記現像剤担持体と各色毎の現像剤とを、それぞれ収容する現像装置を各色毎に複数備え、各前記現像剤は、水平方向に対して、一方側端部が上側に、他方側端部が下側に傾けて配置されており、各前記現像装置の一方側端部の下方に、記録媒体を供給するための供給手段が配置されていることを特徴としている。
【0036】
このような構成によると、傾斜して配置された各現像装置の一方側端部の下方に、記録媒体を供給するための供給手段が配置されるので、傾斜して配置された各現像装置の下方のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0037】
また、請求項16に記載の発明は、請求項1ないし15のいずれかに記載の発明において、前記感光体と、前記第1転写体または前記第2転写体との間に、前記感光体に静電潜像を形成するための露光手段が設けられていることを特徴としている。
【0038】
このような構成によると、感光体と、第1転写体または第2転写体との間に感光体に静電潜像を形成するための露光手段が設けられるので、感光体と、第1転写体または第2転写体との間のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、このカラーレーザプリンタ1は、装置本体としての本体ケーシング2内に、用紙3を供給するための給紙部4や、供給された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0040】
給紙部4は、給紙トレイ45と供給手段としての給紙ローラ46を備えており、用紙3は、給紙部4内の給紙トレイ45に積層されている。そして、給紙トレイ45の最上位にある用紙3は、給紙ローラ46によって1枚毎に画像形成部5に給紙される。
【0041】
画像形成部5は、露光手段としてのスキャナユニット6、現像装置としての複数(4つ)の現像カートリッジ7、感光体としての感光ベルト機構8、第1転写体としての1次転写ローラ9、第2転写体としての2次転写ベルト機構10、3次転写ローラ11、帯電ローラ12および定着部13などを備えている。
【0042】
スキャナユニット6は、本体ケーシング2内の前側上部で、かつ、後述する2次転写ベルト機構10の上方において、その2次転写ベルト機構10の後述する2次転写ベルト27の上側の面と略平行に設けられるスキャナケーシング47内に、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー14、レンズ49および反射鏡50aを備えるとともに、そのスキャナケーシング47の外部の後側上方に反射鏡50bを備えている。そして、このスキャナユニット6では、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、矢印で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ49、反射鏡50aおよび50bの順に通過あるいは反射させて、後述する感光ベルト機構8の感光ベルト22の表面上に高速走査にて照射させている。
【0043】
なお、このスキャナユニット6では、スキャナケーシング47からレーザビームを射出するための射出窓48を、後述する2次転写ベルト27の反対側に設けており、これによって、スキャナケーシング47内にトナーが混入することを有効に防止している。
【0044】
4つの現像カートリッジ7は、各色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ7M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ7Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ7Kのそれぞれが、本体ケーシング2内の後側において、上下方向において互いに所定の間隔を隔てて並列状に順次配置されている。
【0045】
各現像カートリッジ7は、それぞれ、現像剤担持体としての現像ローラ15、層厚規制ブレード16、供給ローラ17およびトナー収容室18を備えており、各現像ローラ15を後述する感光ベルト22の表面に接触または離間させることができるように、水平方向に移動可能に構成されている。
【0046】
各トナー収容室18内にはイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の現像剤としての正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。また、各トナー収容室18内には、前後方向に所定の間隔を隔てて配置される複数(2つ)のアジテータ19が設けられており、これらアジテータ19を回転させることにより、トナー収容室18内のトナーを、効率良く循環させて供給ローラ17に供給するようにしている。
【0047】
各現像カートリッジ7において、供給ローラ17と現像ローラ15とは、そのそれぞれがある程度圧縮されるような状態で回転可能に設けられており、現像ローラ15は、その回転方向が、後述する感光ベルト22と接触する接触部分(ニップ部分)において、上から下に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。また、現像ローラ15には、後述する感光ベルト22に対して所定の現像バイアスが印加されている。また、層厚規制ブレード16は、供給ローラ17の上方、すなわち、現像ローラ15における感光ベルト22と対向する反対側の表面を押圧するように設けられている。
【0048】
そして、トナー収容室18に収容されているトナーは、アジテータ19の回転により放出され、供給ローラ17の回転により、現像ローラ15に供給される。この時、供給ローラ17と現像ローラ15との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ15上に供給されたトナーは、現像ローラ15の回転に伴って、層厚規制ブレード16と現像ローラ15との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ15上に担持される。
【0049】
感光ベルト機構8は、4つの現像カートリッジ7の前側側方に配置され、最上位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yと対向する感光体支持ローラ20と、この感光体支持ローラ20の垂直方向下方で、最下位に位置するブラック現像カートリッジ7Kと対向する感光体ベルト駆動ローラとしての感光体駆動ローラ21と、これら感光体支持ローラ20および感光体駆動ローラ21の間に巻回されるエンドレスベルトからなる感光ベルト22とを備えている。この感光ベルト22は、その表面に有機感光体からなる感光層を備えており、すべての現像ローラ15と対向接触できるように、上下方向に配置されている。
【0050】
そして、この感光ベルト機構8では、感光体駆動ローラ21に、図示しない感光体ベルト駆動ローラギヤとしての駆動ギヤが設けられており、その駆動ギヤに、図示しないモータからの動力が伝達されることにより、感光体駆動ローラ21が回転駆動(時計方向に回転駆動)されるとともに、感光体支持ローラ20が従動(時計方向に従動)することにより、感光ベルト22が、これら感光体支持ローラ20および感光体駆動ローラ21の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。これによって、感光ベルト22は、最上位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yの現像ローラ15から最下位に位置するブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15に向けて移動、つまり、各現像ローラ15と接触する接触部分(ニップ部分)において、各現像ローラ15と同方向、すなわち、下向きに移動される。なお、この感光ベルト機構8には、各現像カートリッジ7と感光ベルト22を挟んで対向するテンションローラ43が設けられている。
【0051】
1次転写ローラ9は、弾性体のローラからなり、感光ベルト22の表面と接触するように、感光ベルト機構8を挟んで最下位に位置するブラック現像カートリッジ7Kと対向配置されている。より具体的には、この1次転写ローラ9は、感光体駆動ローラ21と実質的に同一径で形成されており、感光体駆動ローラ21に接触する感光ベルト22の部分(感光体駆動ローラ21と感光ベルト22とのニップ部分)には接触しないように、感光体駆動ローラ21に対して、感光ベルト22を介して少しずれた位置で対向配置されている。そして、この1次転写ローラ9には、図示しない第1転写体ローラギヤとしての駆動ギヤが、感光体駆動ローラ21と同一歯数で設けられており、その駆動ギヤに、図示しないモータからの動力が伝達されることにより、回転駆動(反時計方向に回転駆動)するように構成されている。これによって、1次転写ローラ9は、感光ベルト22との接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向、すなわち、上向きに回転される。
【0052】
2次転写ベルト機構10は、スキャナユニット6の下方であって、感光ベルト機構8の前側側方に配置され、つまり、感光ベルト機構8に対して各現像カートリッジ7と反対側に配置されており、4つのローラ、すなわち、第2転写体駆動ローラとしての第1ベルトローラ23、第2ベルトローラ24、第3ベルトローラ25および第4ベルトローラ26と、エンドレスベルトからなる2次転写ベルト27を備えている。
【0053】
第1ベルトローラ23は、感光体駆動ローラ21および1次転写ローラ9と実質的に同一径で形成されており、1次転写ローラ9の上方において、次に述べるように、1次転写ローラ9に接触する2次転写ベルト27の部分(1次転写ローラ9と2次転写ベルト27とのニップ部分)には接触しないように、1次転写ローラ9に対して、2次転写ベルト27を介して少しずれた位置で対向配置されている。そして、この第1ベルトローラ23には、図示しない第2転写体駆動ローラギヤとしての駆動ギヤが、感光体駆動ローラ21および1次転写ローラ9と同一歯数で設けられており、その駆動ギヤに、図示しないモータからの動力が伝達されることにより、回転駆動(時計方向に回転駆動)するように構成されている。
【0054】
第2ベルトローラ24は、第1ベルトローラ23に対して、斜め前側下方に配置され、後述する3次転写ローラ11と、2次転写ベルト27を介して対向配置されている。この第2ベルトローラ24は、第1ベルトローラ23の駆動により、2次転写ベルト27を介して従動(時計方向に従動)するように構成されている。
【0055】
第3ベルトローラ25は、第1ベルトローラ23に対して、斜め前側上方に配置され、第1ベルトローラ23の駆動により、2次転写ベルト27を介して従動(時計方向に従動)するように構成されている。
【0056】
第4ベルトローラ26は、第3ベルトローラ25に対して後側側方であって、第1ベルトローラ23に対して、斜め前側上方に配置され、第1ベルトローラ23の駆動により、2次転写ベルト27を介して従動(時計方向に従動)するように構成されている。
【0057】
そして、これら第1ベルトローラ23ないし第4ベルトローラ26は、略ひし形状に配置され、その周りに2次転写ベルト27が巻回され、第1ベルトローラ23の回転駆動により、これら第1ベルトローラ23ないし第4ベルトローラ26の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0058】
2次転写ベルト27は、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂から形成されており、この2次転写ベルト27の移動方向における第1ベルトローラ23の近傍下流側において、1次転写ローラ23と、その1次転写ローラ23における感光ベルト22の反対側において対向接触するように配置されている。これによって、2次転写ベルト27は、1次転写ローラ23との接触部分(ニップ部分)において、1次転写ローラ23と同方向に移動される。また、この2次転写ベルト27の周長は、感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23のすべての周長の整数倍となる長さで形成されている。
【0059】
3次転写ローラ11は、2次転写ベルト27の表面と接触するように、2次転写ベルト機構10の第2ベルトローラ24と2次転写ベルト27を挟んで対向配置されており、2次転写ベルト27との接触部分(ニップ部分)において、2次転写ベルト27と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。また、この3次転写ローラ11には、2次転写ベルト27に対して所定の転写バイアスが印加されている。
【0060】
なお、これによって、3次転写ローラ11は、スキャナユニット6と2次転写ベルト機構10に対して反対側に配置されるので、後述する一括転写においてトナーが飛散しても、スキャナユニット6への汚染が有効に防止される。
【0061】
帯電ローラ12は、感光ベルト22の表面と接触するように、感光ベルト22の移動方向における感光体支持ローラ20の近傍上流側において、感光ベルト22との接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に回転(時計方向に回転)するように設けられている。この帯電ローラ12には、感光ベルト22の表面を一様に正帯電させることができるように、所定の帯電電圧が印加されている。
【0062】
そして、感光ベルト22の表面は、帯電ローラ12により一様に正帯電された後、スキャナユニット6からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0063】
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト22に、特定の現像カートリッジ7の現像ローラ15を接触させることにより、感光ベルト22上に、その特定の現像カートリッジ7に収容される単色の可視像が形成される。感光ベルト22上に形成された単色の可視像は、次いで、1次転写ローラ9と対向した時に、その1次転写ローラ9に転写され、その後、1次転写ローラ9に転写された単色の可視像は、2次転写ベルト27と対向した時に、その2次転写ベルト27に転写される。そして、1次転写ローラ9に転写された各色毎の単色の可視像が、2次転写ベルト27において順次重ね合わされることにより、多色像が形成される。
【0064】
すなわち、たとえば、最上位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yを水平方向前方に移動させて、イエロー現像カートリッジ7Yの現像ローラ15を、静電潜像が形成される感光ベルト22に接触させるとともに、マゼンタ現像カートリッジ7M、シアン現像カートリッジ7Cおよびブラック現像カートリッジ7Kを水平方向後方に移動させて残りの現像ローラ15を感光ベルト22から離間させることにより、イエロー現像カートリッジ7Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト22上にイエローの可視像が形成される。
【0065】
次いで、感光ベルト22の移動により、そのイエローの可視像が1次転写ローラ9と対向した時に、その1次転写ローラ9に転写される。その後、1次転写ローラ9の回転により、そのイエローの可視像が2次転写ベルト27と対向した時に、その2次転写ベルト27に転写される。
【0066】
次いで、上記と同様にして、再び感光ベルト22上に静電潜像が形成される一方で、各現像カートリッジ7を水平方向に適宜移動させることにより、上から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ7Mの現像ローラ15を感光ベルト22に接触させるとともに、残りの現像ローラ15を離間させることにより、マゼンタ現像カートリッジ7Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト22上にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、上記と同様にして、1次転写ローラ9に転写される。その後、1次転写ローラ9に転写されたマゼンタの可視像は、2次転写ベルト27と対向した時に、既にイエローのトナー画像が転写されている2次転写ベルト27上に重ねて転写される。
【0067】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ7Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ7Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、2次転写ベルト27上に多色像が形成される。
【0068】
そして、このようにして2次転写ベルト27上に形成された多色像は、用紙3が2次転写ベルト27と3次転写ローラ11との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0069】
なお、このレーザプリンタ1では、感光ベルト22における各現像カートリッジ7の反対側に、転写後における感光ベルト22の表面を除電するための除電ランプ42が、感光ベルト22の移動方向における1次転写ローラ9の下流側であって、帯電ローラ12の上流側において、感光ベルト22に対向して設けられている。これによって、感光ベルト22の表面は、各色毎の可視像が転写される毎にこの除電ランプ42によって除電される。
【0070】
定着部13は、2次転写ベルト27の前側側方であって、感光ベルト機構8に対して各現像カートリッジ7と反対側に配置されており、加熱ローラ28と、その加熱ローラ28を押圧する押圧ローラ29とを備えている。加熱ローラ28は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、用紙3上に転写された多色像を、用紙3が加熱ローラ28と押圧ローラ29との間を通過する間に熱定着させるようにしている。そして、このように定着部13において多色像が熱定着された用紙3は、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ30上に排紙される。
【0071】
また、このカラーレーザプリンタ1には、感光ベルト22上に残存するトナーを回収するベルトクリーナ装置31が備えられている。
【0072】
このベルトクリーナ装置31は、感光ベルト22における各現像カートリッジ7の反対側であって、2次転写ベルト27の第1ベルトローラ23の上方に配置され、クリーニングボックス35内に、ベルトクリーニングローラ32、回収ローラ33および掻取ブレード34を備えるとともに、そのクリーニングボックス35と連結管36を介して連結される回収ボックス37を備えている。
【0073】
クリーニングボックス35は、感光ベルト22の移動方向における1次転写ローラ9の下流側であって、各現像カートリッジ7の反対側に対向配置されており、その対向部分の一部が開口されている。ベルトクリーニングローラ32は、そのクリーニングボックス35の開口部において回転可能に支持されており、感光ベルト22と接触するように配置されている。また、ベルトクリーニングローラ32は、感光ベルト22に対して所定のクリーニングバイアスが印加されるように構成されている。また、回収ローラ33は、ベルトクリーニングローラ32と、感光ベルト22の反対側において接触するように回転可能に設けられており、ベルトクリーニングローラ32に対して所定の回収バイアスが印加されるように構成されている。また、掻取ブレード34は、その回収ローラ33の表面と下方において接触するように設けられている。
【0074】
また、回収ボックス37は、感光体支持ローラ20と感光体駆動ローラ21との間に巻回される感光ベルト22の内側に配置され、感光ベルト22の幅方向側方に配置される連結管36を介してクリーニングボックス35と連結されている。
【0075】
そして、1次転写ローラ9の転写後に感光ベルト22上に残存するトナーは、感光ベルト22の移動によってベルトクリーニングローラ32と対向した時に、そのベルトクリーニングローラ32に電気的に捕捉され、次いで、ベルトクリーニングローラ32上に捕捉された残存トナーは、回収ローラ33と接触した時に、その回収ローラ33によって電気的に回収される。次いで、回収ローラ33上に回収された残存トナーは、掻取ブレード34によって掻き取られた後、連結管36を介して回収ボックス37に回収される。
【0076】
なお、このように回収ボックス37を、感光体支持ローラ20と感光体駆動ローラ21との間に巻回される感光ベルト22の内側に配置することにより、感光ベルト22の内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を図ることができる。
【0077】
また、このカラーレーザプリンタ1には、3次転写ローラ11上のトナーを回収する転写クリーナ装置38が備えられている。
【0078】
転写クリーナ装置38は、3次転写ローラ11の側方に配置され、クリーニングボックス41内に、転写クリーニングローラ39および掻取ブレード40を備えている。クリーニングボックス41は、3次転写ローラ11の移動方向における2次転写ベルト27の下流側において、3次転写ローラ11に対向配置されており、その対向部分の一部が開口されている。転写クリーニングローラ39は、そのクリーニングボックス41の開口部において回転可能に支持されており、3次転写ローラ11と接触するように配置されている。また、転写クリーニングローラ39は、3次転写ローラ11に対して所定のクリーニングバイアスが印加されるように構成されている。また、掻取ブレード40は、その転写クリーニングローラ39の表面と3次転写ローラ11の反対側において接触するように設けられている。
【0079】
そして、3次転写ローラ11に付着したトナーは、3次転写ローラ11の回転によって転写クリーニングローラ39と対向した時に、その転写クリーニングローラ39に電気的に捕捉され、次いで、転写クリーニングローラ39上に捕捉された残存トナーは、掻取ブレード34によって掻き取られ、クリーニングボックス41内において収容される。
【0080】
そして、このカラーレーザプリンタ1では、各現像ローラ15と感光ベルト22とが、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに下向きに回転または移動し、かつ、感光ベルト22から1次転写ローラ9に転写した後、さらにこの1次転写ローラ9から2次転写ベルト27に転写され、つまり、2回中間転写され、その後に、3次転写ローラ11によって用紙3に転写されるので、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置することができる。
【0081】
すなわち、このカラーレーザプリンタ1においては、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において同方向で回転または移動させ、その後も、感光ベルト22と1次転写ローラ9、および、1次転写ローラ9と2次転写ベルト27、さらには、2次転写ベルト27と3次転写ローラ11を、それらの接触部分(ニップ部分)においてすべて同方向で回転または移動させることができながら、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して同じ側に重ねて配置しなくてもよく、これによって、簡易な構成により装置の小型化を図ることができる。
【0082】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光ベルト22に担持される可視像が各色毎に単色で1次転写ローラ9に転写されるとともに、2次転写ベルト27には、1次転写ローラ9に転写された単色の可視像が重ねて転写されることにより、多色像が形成されるので、各色毎の可視像は、1回目の1次転写ローラ9での転写で重ねられることなく、2回目の2次転写ベルト27での転写で重ねられる。これによって、感光ベルト22から各色毎の可視像は、一旦、1次転写ローラ9に単色で転写されるため、感光ベルト22の未露光部と、2次転写ベルト27とがトナーを挟んで高い電位差を形成することがなく、その可視像を形成するトナーの帯電量の増加を有効に低減することができる。したがって、順次重ねられる可視像を形成するトナーの帯電量の増加を有効に低減して、良好な多色像の形成を達成することができる。
【0083】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光ベルト22と2次転写ベルト27との間にローラからなる1次転写ローラ9を設けて1次転写している。このように、1次転写部材を1次転写ローラ9により構成すると、ギヤにより動力を伝達させて精度良く回転させることができる。そのため、転写精度を向上させることができ、良好な画像形成を達成することができる。
【0084】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光体として、感光ドラムではなく、感光ベルト機構8が設けられている。このように、感光体を感光ベルト機構8により構成すると、ドラムによって構成する場合に比べて、小さく構成することができる。そのため、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0085】
また、このカラーレーザプリンタ1では、1次転写ローラ9と3次転写ローラ11との間にベルトからなる2次転写ベルト機構10を設けて2次転写している。このように、2次転写部材を2次転写ベルト機構10により構成すると、ローラにより構成する場合に比べて、小さく構成することができる。そのため、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0086】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光体駆動ローラ21と1次転写ローラ9と第1ベルトローラ23とが、すべて実質的に同一径で形成されているので、これらを等速回転させることにより、たとえ、感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23のいずれかで偏心回転が生じても、それに起因する位相のずれを合わせることができ、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0087】
しかも、このカラーレーザプリンタ1では、感光体駆動ローラ21の駆動ギヤ、1次転写ローラ9の駆動ギヤおよび第1ベルトローラ23の駆動ギヤが、実質的に同一歯数で形成されているので、感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23を、簡易かつ確実に等速で回転させることができる。そのため、より一層、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0088】
なお、これら感光体駆動ローラ21の駆動ギヤ、1次転写ローラ9の駆動ギヤおよび第1ベルトローラ23の駆動ギヤは、1つの駆動源(モータ)からギヤ列によって連結し、互いにリンクさせてもよい。
【0089】
また、このカラーレーザプリンタ1では、上記したように、1次転写ローラ9は、対向配置される感光体駆動ローラ21に接触する感光ベルト22の部分(感光体駆動ローラ21と感光ベルト22とのニップ部分)、および、対向配置される第1ベルトローラ23に接触する2次転写ベルト27の部分(第1ベルトローラ23と2次転写ベルト27とのニップ部分)には接触しないように配置されているので、1次転写ローラ9と感光体駆動ローラ21とは、感光ベルト22を介して互いに少しずれた位置で配置され、また、1次転写ローラ9と第1ベルトローラ23とは、2次転写ベルト27を介して互いに少しずれた位置で配置されている。すなわち、これら感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23は、互いに少しずつずれた位置で配置されるので、ニップ部分においては、各ローラの圧力を直接受けることがなく、良好な転写性が確保される。
【0090】
また、このカラーレーザプリンタ1では、2次転写ベルト27の周長が、感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23のすべての周長の整数倍となる長さで形成されているので、その整数倍とされた感光体駆動ローラ21、1次転写ローラ9および第1ベルトローラ23の位相のずれを合わせて、同じ位置で、各色毎の可視像を精度良く転写および重ね合わせることができる。そのため、より一層良好な多色画像を形成することができる。
【0091】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光ベルト機構8と1次転写ローラ9とが図示しないリンク部材により連結可能に構成されており、このリンク部材によって連結されているときには、これらが、本体ケーシング2に対して、一体的に着脱可能に構成されている。これによって、感光ベルト機構8と1次転写ローラ9とを、本体ケーシング2に対して、一体的に着脱することができるので、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0092】
さらに、このカラーレーザプリンタ1では、1次転写ローラ9と2次転写ベルト機構10が図示しないリンク部材により連結可能に構成されており、このリンク部材によって連結されているときには、これらが、本体ケーシング2に対して、一体的に着脱可能に構成されている。これによって、1次転写ローラ9と2次転写ベルト機構10とを、本体ケーシング2に対して、一体的に着脱することができるので、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0093】
なお、このレーザプリンタ1においては、感光体駆動ローラ21の下方に、仮想線で示す転写ローラ44を、転写ベルト22を挟んで対向配置して、感光ベルト22に担持される単色の可視像を、直接用紙3に転写するように構成してもよい。このような転写ローラ44を設けると、たとえば、ブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15によって感光ベルト22に黒色の可視像を形成して、それを直接用紙3に転写すれば、迅速かつ良好にモノクロ画像を形成することができる。
【0094】
また、このレーザプリンタ1においては、上下方向に順次配置される各現像カートリッジ7は、水平方向に対して、その後側端部が上側に、前側端部が下側に傾けて配置されており、最下位のブラック現像カートリッジ7Kの後端部と給紙トレイ45との間に所定の空間が形成され、その空間に給紙ローラ46が配置されている。このような配置によると、傾斜して配置された各現像カートリッジ7の後側下方のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0095】
また、以上に述べた図1に示すカラーレーザプリンタ1では、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに下向きに回転または移動させ、かつ、感光ベルト22から1次転写ローラ9に転写した後、さらにこの1次転写ローラ9から2次転写ベルト27に転写し、その後に、3次転写ローラ11によって用紙3に転写することにより、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置するようにしたが、たとえば、図2に示すカラーレーザプリンタ51のように、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、互いに逆方向、すなわち、現像ローラ15を上から下に回転させ、かつ、感光ベルト22を上向きに移動させるとともに、1次転写ローラ9および2次転写ベルト機構10に代えて、1つの中間転写ベルト機構53を設けることにより、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置するように構成してもよい。
【0096】
すなわち、図2において、このカラーレーザプリンタ51では、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様に、給紙部4や画像形成部5などを備えている。なお、図2において、図1に示す部材と同一の部材は、同じ符号で示している。
【0097】
給紙部4は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされているが、図1に示すカラーレーザプリンタ1とは、前後逆向きに配置されており、また、給紙ローラ46の上方には、レジストローラ52が設けられている。そのため、給紙トレイ45の最上位にある用紙3は、給紙ローラ46によって、本体ケーシング2の前側において1枚毎に給紙され、レジストローラ52によって所定のレジスト後に画像形成部5に搬送される。
【0098】
画像形成部5は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様に、スキャナユニット6、複数(4つ)の現像カートリッジ7、感光ベルト機構8、帯電ローラ12および定着部13を備えているが、1次転写ローラ9および2次転写ベルト機構10に代えて、中間転写ベルト機構53が設けられるとともに、3次転写ローラ11に代えて、転写ローラ54が設けられている。
【0099】
スキャナユニット6は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされているが、本体ケーシング2内における給紙部4の上方であって、中間転写ベルト機構53の下方において、図1に示すカラーレーザプリンタ1とは、上下逆向きに配置されている。そのため、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームは、矢印で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ49、反射鏡50aおよび50bの順に通過あるいは反射させて、感光体支持ローラ20に接触する感光ベルト22の表面上に高速走査にて照射させている。
【0100】
また、4つの現像カートリッジ7および感光ベルト機構8は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされているが、図1に示すカラーレーザプリンタ1とは、上下方向が逆配置され、4つの現像カートリッジ7においては、最下位にイエロー現像カートリッジ7Yが配置されるとともに、順次、マゼンタ現像カートリッジ7M、シアン現像カートリッジ7Cが配置され、最上位にブラック現像カートリッジ7Kが配置されている。また、感光ベルト22は、感光体支持ローラ20および感光体駆動ローラ21の間を逆方向に周回移動(反時計方向に周回移動)するように構成されている。そのため、感光ベルト22は、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yの現像ローラ15から最上位に位置するブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15に向けて移動、つまり、各現像ローラ15と接触する接触部分(ニップ部分)において、各現像ローラ15と逆向き、すなわち、現像ローラ15が上から下に回転する一方で、感光ベルト22が上向きに移動される。
【0101】
中間転写ベルト機構53は、スキャナユニット6の上方であって、感光ベルト機構8の前側側方に配置され、つまり、感光ベルト機構8に対して各現像カートリッジ7と反対側に配置されており、3つのローラ、すなわち、中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57と、エンドレスベルトからなる中間転写ベルト58とを備えている。
【0102】
中間転写体駆動ローラ55は、感光ベルト22および中間転写べルト58を挟んで感光体駆動ローラ21と対向配置され、第1中間転写体支持ローラ56は、中間転写体駆動ローラ55に対して、斜め前側下方に配置され、後述する転写ローラ54と中間転写ベルト58を挟んで対向配置され、第2中間転写体支持ローラ57は、中間転写体駆動ローラ55の下方であって、第1中間転写体支持ローラ56に対して後側側方に配置されている。
【0103】
そして、これら中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57が、略三角形状に配置され、その周りに中間転写ベルト58が巻回され、中間転写体駆動ローラ55の回転駆動により、これら中間転写体駆動ローラ55ないし第2中間転写体支持ローラ57の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。これによって、中間転写ベルト58は、中間転写体駆動ローラ55において、感光ベルト22と対向接触し、その接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に移動される。
【0104】
転写ローラ54は、中間転写ベルト58の表面と接触するように、中間転写ベルト機構53の第1中間転写体支持ローラ56と中間転写ベルト58を挟んで対向配置されており、中間転写ベルト58との接触部分(ニップ部分)において、中間転写ベルト58と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。また、この転写ローラ54には、中間転写ベルト58に対して所定の転写バイアスが印加されている。
【0105】
帯電ローラ12は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされ、感光ベルト22の表面と接触するように、感光ベルト22の移動方向における感光体支持ローラ20の近傍上流側において、感光ベルト22との接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に回転(時計方向に回転)するように構成されている。
【0106】
そして、感光ベルト22の表面は、帯電ローラ12により一様に正帯電された後、スキャナユニット6からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0107】
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト22に、特定の現像カートリッジ7の現像ローラ15を接触させることにより、感光ベルト22上に、その特定の現像カートリッジ7に収容される単色の可視像が形成される。感光ベルト22上に形成された単色の可視像は、次いで、中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写され、その中間転写ベルト58において順次重ね合わされることにより、多色像が形成される。
【0108】
すなわち、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様に、たとえば、まず、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト22上にイエローの可視像が形成され、次いで、感光ベルト22の移動により、そのイエローの可視像が中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写される。そして、上記と同様にして、再び感光ベルト22上に静電潜像が形成される一方で、下から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ7Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト22上にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、中間転写ベルト58と対向した時に、既にイエローのトナー画像が転写されている中間転写ベルト58上に重ねて転写される。
【0109】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ7Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ7Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト58上に多色像が形成される。
【0110】
そして、このようにして中間転写ベルト58上に形成された多色像は、用紙3が中間転写ベルト58と転写ローラ54との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0111】
なお、この図2に示すカラーレーザプリンタ51では、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成のベルトクリーナ装置31が、感光ベルト22における各現像カートリッジ7の反対側であって、帯電ローラ12の上方に配置されるとともに、同じく、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成の除電ランプ42が、感光ベルト22の移動方向における中間転写ベルト58の下流側であって、ベルトクリーナ装置31の上流側において、感光ベルト22に対向して設けられている。
【0112】
また、この図2に示すカラーレーザプリンタ51では、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成の転写クリーナ装置38が、転写ローラ54の下方に配置され、転写クリーニングローラ39が転写ローラ54の下方から接触するように構成されている。
【0113】
定着部13は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされているが、転写ローラ54の上方であって、感光ベルト機構8に対して現像カートリッジ7と反対側に配置されている。そして、定着部13において多色像が熱定着された用紙3は、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ30上に排紙される。
【0114】
そして、図2に示すカラーレーザプリンタ51では、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、互いに逆向き、すなわち、各現像ローラ15を下向きに回転させるとともに、感光ベルト22を上向きに移動させることにより、図1に示すカラーレーザプリンタ1のように、2回中間転写することなく、各現像カートリッジ7と定着部13とを、複数の現像ローラ15と定着部13とを重ねて配置することなく感光ベルト22に対して両側に配置して、簡易な構成により装置の小型化を図るようにしている。
【0115】
また、図2に示すカラーレーザプリンタ51では、感光ベルト機構8は、ユニットとして構成され、本体ケーシング2の上方から着脱可能に設けられており、また、中間転写ベルト機構53は、この感光ベルト機構8の着脱時において、矢印59で示すように、第1中間転写体支持ローラ56を支点として前方に回動して、感光ベルト機構8から離れる方向に退避可能に構成されている。
【0116】
これによって、感光ベルト機構8の交換時には、まず、中間転写ベルト機構53を感光ベルト機構8から離れる前方に退避させ、次いで、感光ベルト機構8を本体ケーシング2の上方から取り出し、その後、新しい感光ベルト機構8を本体ケーシング2の上方から装着した後に、中間転写ベルト機構53を、再びその感光ベルト機構8に接触させる後方に進出させれば、容易に、感光ベルト機構8を交換することができる。そのため、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0117】
なお、図1に示すカラーレーザプリンタ1においても、感光ベルト機構8をユニットとして構成するとともに、1次転写ローラ9および/または2次転写ベルト機構10を感光ベルト機構8から離れる方向に退避可能に構成し、上記と同様に、感光ベルト機構8を上方から着脱させてもよい。
【0118】
また、以上に述べた図2に示すカラーレーザプリンタ51では、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、互いに逆向き、すなわち、各現像ローラ15を下向きに回転させるとともに、感光ベルト22を上向きに移動させることにより、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置するようにしたが、たとえば、図3に示すカラーLEDプリンタ61のように、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに上向き、すなわち、現像ローラ15を下から上に回転させるとともに、感光ベルト22を上向きに移動させることにより、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置するように構成してもよい。
【0119】
すなわち、図3において、このカラーLEDプリンタ61では、図1示すカラーレーザプリンタ1および図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様に、給紙部4や画像形成部5などを備えている。なお、図3において、図1および図2に示す部材と同一の部材は、同じ符号で示している。
【0120】
給紙部4は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされており、給紙トレイ45の最上位にある用紙3は、給紙ローラ46によって、1枚毎に画像形成部5に給紙される。
【0121】
画像形成部5は、図2に示すカラーレーザプリンタ1と同様に、複数(4つ)の現像カートリッジ7、感光ベルト機構8、帯電ローラ12、定着部13、中間転写ベルト機構53および転写ローラ54を備えているが、スキャナユニット6に代えて、露光手段としてのLEDアレイ62が設けられている。
【0122】
すなわち、LEDアレイ62は、感光ベルト22における各現像カートリッジ7の反対側であって、感光体支持ローラ20に対向配置されており、感光体支持ローラ20に接触する感光ベルト22の表面に、所定の画像データに基づいて発光されるように構成されている。
【0123】
また、4つの現像カートリッジ7は、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成であって、それら配置も同様であって、最下位にイエロー現像カートリッジ7Yが配置されるとともに、順次、マゼンタ現像カートリッジ7M、シアン現像カートリッジ7Cが配置され、最上位にブラック現像カートリッジ7Kが配置されているが、各現像カートリッジ7における配置が、上下逆向きに配置されている。
【0124】
すなわち、各現像カートリッジ7において、供給ローラ17と現像ローラ15とは、そのそれぞれがある程度圧縮されるような状態で回転可能に設けられているが、現像ローラ15は、その回転方向が、感光ベルト22と接触する接触部分(ニップ部分)において、下から上に回転(時計方向に回転)するように構成されるとともに、層厚規制ブレード16が、供給ローラ17の下方において、現像ローラ15の表面を押圧するように設けられている。
【0125】
また、感光ベルト機構8も、図2に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされており、感光ベルト22が、感光体支持ローラ20および感光体駆動ローラ21の間を周回移動(反時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0126】
そのため、感光ベルト22は、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yの現像ローラ15から最上位に位置するブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15に向けて移動、つまり、各現像ローラ15と接触する接触部分(ニップ部分)において、各現像ローラ15と同方向、すなわち、現像ローラ15および感光ベルト22がともに上向きに回転または移動される。
【0127】
中間転写ベルト機構53は、感光ベルト機構8の前側側方に配置され、つまり、感光ベルト機構8に対して各現像カートリッジ7と反対側に配置されており、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成とされており、3つのローラ、すなわち、中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57と、エンドレスベルトからなる中間転写ベルト58を備えている。
【0128】
なお、この図3に示すカラーLEDプリンタ61では、中間転写体駆動ローラ55が、感光ベルト22および中間転写べルト58を挟んで感光体駆動ローラ21と対向配置され、第1中間転写体支持ローラ56が、中間転写体駆動ローラ55に対して、斜め前側下方に配置され、転写ローラ54と中間転写ベルト58を挟んで対向配置され、第2中間転写体支持ローラ57が、第1中間転写体支持ローラ56の上方であって、中間転写体駆動ローラ55に対して前側側方に配置されている。
【0129】
そして、これら中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57が、略三角形状に配置され、その周りに中間転写ベルト58が巻回され、中間転写体駆動ローラ55の回転駆動により、これら中間転写体駆動ローラ55ないし第2中間転写体支持ローラ57の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。これによって、中間転写ベルト58は、中間転写体駆動ローラ55において、感光ベルト22と対向接触し、その接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に移動される。
【0130】
転写ローラ54は、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成とされ、中間転写ベルト58の表面と接触するように、中間転写ベルト機構53の第1中間転写体支持ローラ56と中間転写ベルト58を挟んで、第1中間転写体支持ローラ56の下方において、対向配置されており、中間転写ベルト58との接触部分(ニップ部分)において、中間転写ベルト58と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。また、この転写ローラ54には、中間転写ベルト58に対して所定の転写バイアスが印加されている。
【0131】
帯電ローラ12は、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成とされ、感光ベルト22の表面と接触するように、感光ベルト22の移動方向における感光体支持ローラ20の近傍上流側において、感光ベルト22との接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に回転(時計方向に回転)するように設けられている。
【0132】
そして、感光ベルト22の表面は、帯電ローラ12により一様に正帯電された後、LEDアレイ62により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、静電潜像が形成された感光ベルト22に、特定の現像カートリッジ7の現像ローラ15を接触させることにより、感光ベルト22上に、その特定の現像カートリッジ7に収容される単色の可視像が形成される。感光ベルト22上に形成された単色の可視像は、次いで、中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写され、その中間転写ベルト58において順次重ね合わされることにより、多色像が形成される。
【0133】
すなわち、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様に、たとえば、まず、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト22上にイエローの可視像が形成され、次いで、感光ベルト22の移動により、そのイエローの可視像が中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写される。そして、上記と同様にして、再び感光ベルト22上に静電潜像が形成される一方で、下から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ7Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト22上にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、中間転写ベルト58と対向した時に、既にイエローのトナー画像が転写されている中間転写ベルト58上に重ねて転写される。
【0134】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ7Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ7Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト58上に多色像が形成される。
【0135】
そして、このようにして中間転写ベルト58上に形成された多色像は、用紙3が中間転写ベルト58と転写ローラ54との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0136】
なお、この図3に示すカラーLEDプリンタ61では、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成のベルトクリーナ装置31が、感光ベルト22における各現像カートリッジ7の反対側であって、帯電ローラ12の上方に配置されるとともに、同じく、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成の除電ランプ42が、感光ベルト22の移動方向における中間転写ベルト58の下流側であって、ベルトクリーナ装置31の上流側において、感光ベルト22に対向して設けられている。
【0137】
定着部13は、図2に示すカラーレーザプリンタ51と同様の構成とされているが、転写ローラ54の前側側方であって、感光ベルト機構8に対して各現像カートリッジ7と反対側に配置されている。そして、定着部13において多色像が熱定着された用紙3は、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ30上に排紙される。
【0138】
そして、図3に示すカラーLEDプリンタ61では、各現像カートリッジ7を上下逆向きに配置して、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに上向きに回転または移動させることにより、図1に示すカラーレーザプリンタ1のように、2回中間転写することなく、各現像カートリッジ7と定着部13とを、複数の現像ローラ15と定着部13とを重ねて配置することなく感光ベルト22に対して両側に配置して、簡易な構成により装置の小型化を図るようにしている。
【0139】
なお、この図3に示すカラーLEDプリンタ61では、感光ベルト機構8の感光ベルト22の内側であって、感光体駆動ローラ21の近傍に、感光体駆動ローラ21を駆動するための駆動源としてのモータ63が配置されており、このモータ63の作動により、ギヤ64を介して、感光体駆動ローラ21を回転駆動し、これによって、感光ベルト22を移動させるように構成している。このように、モータ63を感光ベルト22の内側に配置すれば、感光ベルト22の内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0140】
また、この図3に示すカラーLEDプリンタ61では、LEDアレイ62が、感光ベルト機構8の感光体支持ローラ20と、中間転写ベルト機構53の第1中間転写体支持ローラ56との間に配置されているので、感光ベルト機構8と中間転写ベルト機構53との間のスペースを有効活用して、装置の小型化が、より一層図られている。
【0141】
また、以上に述べた図3に示すカラーLEDプリンタ61では、各現像カートリッジ7を上下逆向きに配置して、各現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに上向きに回転または移動させることにより、複数(4つ)の現像カートリッジ7と定着部13とを、感光ベルト機構8に対して、両側に配置するようにしたが、たとえば、図4に示すカラーLEDプリンタ71のように、各現像カートリッジ7を、感光ベルト機構8に対して両側に配置するとともに、一方に配置される各現像カートリッジ7の現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに下向き、すなわち、現像ローラ15を上から下に回転させ、かつ、感光ベルト22を下向きに移動させるとともに、他方に配置される各現像カートリッジ7の現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに上向き、すなわち、現像ローラ15を下から上に回転させ、かつ、感光ベルト22を上向きに移動させることにより、さらなる装置の小型化を図るようにしてもよい。
【0142】
すなわち、図4において、このカラーLEDプリンタ71では、図1示すカラーレーザプリンタ1、図2に示すカラーレーザプリンタ51および図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様に、給紙部4や画像形成部5などを備えている。なお、図4において、図1、図2および図3に示す部材と同一の部材は、同じ符号で示している。
【0143】
給紙部4は、図1に示すカラーレーザプリンタ1と同様の構成とされており、給紙トレイ45の最上位にある用紙3は、給紙ローラ46によって、1枚毎に画像形成部5に給紙される。
【0144】
画像形成部5は、基本的には、図3に示すカラーレーザプリンタ1と同様に、複数(4つ)の現像カートリッジ7、感光ベルト機構8、帯電ローラ12、定着部13、中間転写ベルト機構53、転写ローラ54およびLEDアレイ62を備えている。
【0145】
LEDアレイ62は、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成であって、次に述べる感光ベルト22における他方の各現像カートリッジ7と同じ側の下方であって、感光体支持ローラ20に対向配置されており、感光体支持ローラ20に接触する感光ベルト22の表面に、所定の画像データに基づいて露光するように構成されている。
【0146】
また、4つの現像カートリッジ7のうち、一方の1つの現像カートリッジ7(ブラック現像カートリッジ7K)が、図2に示すカラーレーザプリンタ51と略同様の構成であり、感光ベルト機構8に対して定着部13と同じ側に配置されるとともに、他方の3つの現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)が、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成であり、感光ベルト機構8に対して定着部13と反対側に配置されている。
【0147】
すなわち、一方に配置されるブラック現像カートリッジ7Kは、次に述べる中間転写ベルト機構53の上方において、その中間転写ベルト機構53の中間転写ベルト58の上側の面と略平行に配置され、その現像ローラ15が、感光ベルト22と接触する接触部分(ニップ部分)において、上から下に回転(時計方向に回転)するように構成されている。
【0148】
なお、このブラック現像カートリッジ7Kは、他方に配置される3つの現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)よりも、トナー収容室18が大きく(アジテータ19が3つ配置されている。)形成されている。このように、トナー消費量の多いブラック現像カートリッジ7Kのみを、一方に配置すれば、トナー収容室18を大きく形成することができ、これによって、ブラック現像カートリッジ7Kの交換頻度を低減して、メンテナンスフリーの向上を図ることができる。
【0149】
また、他方に配置される3つの現像カートリッジ7は、最下位にイエロー現像カートリッジ7Yが配置されるとともに、次いで、マゼンタ現像カートリッジ7Mが配置され、最上位にシアン現像カートリッジ7Cが配置されており、各現像カートリッジ7における配置が、上下逆向きに配置されている。すなわち、これらの各現像カートリッジ7では、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様に、現像ローラ15の回転方向が、感光ベルト22と接触する接触部分(ニップ部分)において、下から上に回転(時計方向に回転)するように構成されるとともに、層厚規制ブレード16が、供給ローラ17の下方において、現像ローラ15の表面を押圧するように設けられている。そして、これら3つ現像カートリッジ7は、それらの現像ローラ15の感光ベルト22との接触部分が、略垂直となるように配置されている。
【0150】
また、感光ベルト機構8も、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成とされており、感光ベルト22が、感光体支持ローラ20および感光体駆動ローラ21の間を周回移動(反時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0151】
そのため、感光ベルト22は、定着部13と同じ側において、一方に配置されるブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15と、その接触部分(ニップ部分)において、同方向、すなわち、下向きに移動されるとともに、定着部13と反対側においても、他方に配置される各現像カートリッジ7の現像ローラ15と、その接触部分(ニップ部分)において、同方向、すなわち、上向きに移動される。
【0152】
中間転写ベルト機構53は、一方に配置される現像カートリッジ7の下方であって、感光ベルト機構8の前側側方に配置され、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成とされており、3つのローラ、すなわち、中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57と、エンドレスベルトからなる中間転写ベルト58を備えている。
【0153】
なお、この図4に示すカラーLEDプリンタ71では、中間転写体駆動ローラ55が、中間転写べルト58を挟んで感光体駆動ローラ21の下流側近傍において感光ベルト22と対向配置され、第1中間転写体支持ローラ56が、中間転写体駆動ローラ55に対して、斜め前側下方に配置され、転写ローラ54と中間転写ベルト58を挟んで対向配置され、第2中間転写体支持ローラ57が、第1中間転写体支持ローラ56の前側上方であって、中間転写体駆動ローラ55に対して前側側方に配置されている。
【0154】
そして、これら中間転写体駆動ローラ55、第1中間転写体支持ローラ56および第2中間転写体支持ローラ57が、略三角形状に配置され、その周りに中間転写ベルト58が巻回され、中間転写体駆動ローラ55の回転駆動により、これら中間転写体駆動ローラ55ないし第2中間転写体支持ローラ57の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。これによって、中間転写ベルト58は、中間転写体駆動ローラ55において、感光ベルト22と対向接触し、その接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に移動される。
【0155】
転写ローラ54は、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成とされ、中間転写ベルト58の表面と接触するように、中間転写ベルト機構53の第1中間転写体支持ローラ56と中間転写ベルト58を挟んで、第1中間転写体支持ローラ56の下方において、対向配置されており、中間転写ベルト58との接触部分(ニップ部分)において、中間転写ベルト58と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。また、この転写ローラ54には、中間転写ベルト58に対して所定の転写バイアスが印加されている。
【0156】
帯電ローラ12は、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成とされ、感光ベルト22の表面と接触するように、感光体支持ローラ20における、感光ベルト22との接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト22と同方向に回転(時計方向に回転)するように構成されている。
【0157】
そして、感光ベルト22の表面は、帯電ローラ12により一様に正帯電された後、LEDアレイ62により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、静電潜像が形成された感光ベルト22に、特定の現像カートリッジ7の現像ローラ15を接触させることにより、感光ベルト22上に、その特定の現像カートリッジ7に収容される単色の可視像が形成される。感光ベルト22上に形成された単色の可視像は、次いで、中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写され、その中間転写ベルト58において順次重ね合わされることにより、多色像が形成される。
【0158】
すなわち、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様に、たとえば、まず、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ7Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト22上にイエローの可視像が形成され、次いで、感光ベルト22の移動により、そのイエローの可視像が中間転写ベルト58と対向した時に、その中間転写ベルト58に転写される。そして、上記と同様にして、再び感光ベルト22上に静電潜像が形成される一方で、下から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ7Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト22上にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、中間転写ベルト58と対向した時に、既にイエローのトナー画像が転写されている中間転写ベルト58上に重ねて転写される。
【0159】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ7Cに収容されるシアンのトナーによって繰り返され、その後、それらの反対側に配置されるブラック現像カートリッジ7Kに収容されるブラックのトナーによっても繰り返され、これによって、中間転写ベルト58上に多色像が形成される。
【0160】
そして、このようにして中間転写ベルト58上に形成された多色像は、用紙3が中間転写ベルト58と転写ローラ54との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0161】
なお、この図4に示すカラーLEDプリンタ71では、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成のベルトクリーナ装置31が、感光ベルト22におけるブラック現像カートリッジ7Kと同じ側であって、帯電ローラ12の上方に配置されるとともに、同じく、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成の除電ランプ42が、感光ベルト22の移動方向における中間転写ベルト58の下流側であって、ベルトクリーナ装置31の上流側において、感光ベルト22に対向して設けられている。
【0162】
定着部13は、図3に示すカラーLEDプリンタ61と同様の構成とされており、転写ローラ54の前側側方であって、感光ベルト機構8に対して他方(3つ)の現像カートリッジ7と反対側に配置されている。そして、定着部13において多色像が熱定着された用紙3は、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ30上に排紙される。
【0163】
そして、図4に示すカラーLEDプリンタ71では、4つの現像カートリッジ7のすべてを重ねて配置せずに、感光ベルト機構8に対して、その一方側に、1つの現像カートリッジ7(ブラック現像カートリッジ7K)を配置するとともに、その他方側に、3つの現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)を配置しているので、両側に配置する分(つまり、この配置ではブラック現像カートリッジ7Kの分)、装置の小型化を図ることができる。また、その一方に配置されるブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15と感光ベルト22とが、それらの接触部分(ニップ部分)においてともに下向きに移動し、他方に配置される各現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)と定着部13とが、感光ベルト機構8に対して両側に配置されているので、その分も、装置の小型化を図ることができる。したがって、これらの配置により、より一層、装置の小型化を図ることができる。しかも、この図4に示すカラーLEDプリンタ71では、すべての現像ローラ15を、感光ベルト22に対してそれらの接触部分において同方向に回転させているので、各現像ローラ15から供給されるトナーによって良好な可視像を形成して、より一層良好な多色画像の形成を達成することができる。
【0164】
また、以上に述べた図4に示すカラーLEDプリンタ71では、他方に配置される各現像カートリッジ7の現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、ともに上向き、すなわち、現像ローラ15を下から上に回転させるとともに、感光ベルト22を上向きに移動させているが、たとえば、図5に示すカラーLEDプリンタ72のように、他方に配置される各現像カートリッジ7の現像ローラ15と感光ベルト22とを、それらの接触部分(ニップ部分)において、逆方向、すなわち、現像ローラ15を上から下に回転させるとともに、感光ベルト22を上向きに移動させてもよい。
【0165】
すなわち、図5において、このカラーLEDプリンタ72では、他方に配置される各現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)以外は、図4に示すカラーLEDプリンタ71と同様の構成とされており、図4に示す部材と同一の部材は、同じ符号で示している。
【0166】
すなわち、図5において、他方に配置される3つの現像カートリッジ7は、図4に示すカラーLEDプリンタ71と同様に、最下位にイエロー現像カートリッジ7Yが配置されるとともに、次いで、マゼンタ現像カートリッジ7Mが配置され、最上位にシアン現像カートリッジ7Cが配置されているが、各現像カートリッジ7においては、図2に示す現像カートリッジ7と同様の構成とされており、現像ローラ15が、感光ベルト22と接触する接触部分(ニップ部分)において、上から下に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。
【0167】
このような、図5に示すカラーLEDプリンタ72においても、図4に示すカラーLEDプリンタ71と同様に、各現像カートリッジ7を両側に配置する分、装置の小型化を図ることができ、また、他方に配置される各現像カートリッジ7と定着部13とが、感光ベルト機構8に対して両側に配置されているので、その分も、装置の小型化を図ることができる。しかも、この図5に示すカラーLEDプリンタ72では、その一方に配置されるブラック現像カートリッジ7Kの現像ローラ15を、感光ベルト22に対してそれらの接触部分(ニップ部分)において同方向に回転させる一方で、他方に配置される各現像カートリッジ7(イエロー現像カートリッジ7Y、マゼンタ現像カートリッジ7Mおよびシアン現像カートリッジ7C)を、感光ベルト22に対してそれらの接触部分において逆方向に移動させることができる。そのため、各色の現像カートリッジ7を一方または他方に選択的に配置させて、それらの各現ローラ15から供給されるトナーによって良好な可視像を形成して、より一層良好な多色画像の形成を達成することができる。
【0168】
また、これら図4に示すカラーLEDプリンタ71および図5に示すカラーLEDプリンタ72においては、仮想線で示すように、本体ケーシング2の上部を開閉するための開閉カバー73が設けられている。この開閉カバー73は、本体ケーシング2の上部を覆い、その一端部が本体ケーシング2の上部後端部において回動可能に支持されている。そして、両側に配置される最上位の各現像カートリッジ7、すなわち、一方に配置されるブラック現像カートリッジ7K、および、他方の最上位に配置されるシアン現像カートリッジ7Cは、この開閉カバー73と対向するように配置されるので、開閉カバー73をオープンすれば、各現像カートリッジ7を容易に着脱させることができる。そのため、このような開閉カバー73を設けることにより、現像カートリッジ7の交換時などにおいて、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0169】
また、これら図4に示すカラーLEDプリンタ71および図5に示すカラーLEDプリンタ72においては、中間転写ベルト機構53の中間転写ベルト58の内側であって、中間転写体駆動ローラ55の近傍に、中間転写体駆動ローラ55を駆動するための駆動源としてのモータ74が配置されており、このモータ74の作動により、ギヤ75を介して、中間転写体駆動ローラ55を回転駆動し、これによって、中間転写ベルト58を移動させるように構成されている。このように、モータ74を中間転写ベルト58の内側に配置すれば、中間転写ベルト58の内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0170】
なお、たとえば、図1に示すカラーレーザプリンタ1において、第1ベルトローラ23を駆動するためのモータを、2次転写ベルト27の内側に配置して、上記と同様に、装置の小型化を図るようにしてもよい。
【0171】
また、たとえば、図1に示すカラーレーザプリンタ1において、1次転写ローラ9に代えて、2次転写ベルト機構10と同様の構成の1次転写ベルト機構を設けるとともに、2次転写ベルト機構10に代えて、1次転写ローラ9と同様の構成の2次転写ローラを設けもよく、そのような場合において、第1ベルトローラを駆動するためのモータを、1次転写ベルトの内側に配置して、上記と同様に、装置の小型化を図るようにしてもよい。
【0172】
また、たとえば、図1に示すカラーレーザプリンタ1において、スキャナユニット6に代えて、LEDアレイを、感光ベルト機構9と、1次転写ローラ9または2次転写ベルト機構10との間に配置するようにしてもよい。
【0173】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、複数の現像剤担持体と定着装置とを重ねて配置しなくてもよく、簡易な構成により装置の小型化を図ることができる。
【0174】
また、順次重ねられる可視像を形成する現像剤の帯電量の増加を有効に低減して、良好な多色像の形成を達成することができる。
【0175】
請求項2に記載の発明によれば、転写精度を向上させることができ、良好な画像形成を達成することができる。
【0176】
請求項3に記載の発明によれば、感光体をドラムにより構成する場合に比べて、小さく構成することができ、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0177】
請求項4に記載の発明によれば、第2転写体をローラにより構成する場合に比べて、小さく構成することができ、より一層、装置の小型化を図ることができる。
【0178】
請求項5に記載の発明によれば、たとえ、感光体ベルト駆動ローラ、第2転写体駆動ローラおよび第1転写体のローラのいずれかで偏心回転が生じても、それに起因する位相のずれを合わせることができ、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0179】
請求項6に記載の発明によれば、感光体ベルト駆動ローラ、第2転写体駆動ローラおよび第1転写体のローラを、簡易かつ確実に等速で回転させることができる。そのため、より一層、各色毎の可視像を、精度良く同じ位置で転写および重ね合わせすることができる。
【0180】
請求項7に記載の発明によれば、第1転写体のローラ、感光体ベルト駆動ローラおよび第2転写体駆動ローラを、互いに少しずつずれた位置で配置することにより、各ニップ部分において、各ローラの圧力を直接受けることがなく、良好な転写性を確保することができる。
【0181】
請求項8に記載の発明によれば、整数倍とされたローラの位相のずれを合わせて、同じ位置で、各色毎の可視像を精度良く転写および重ね合わせることができる。そのため、より一層良好な多色画像を形成することができる。
【0182】
請求項9に記載の発明によれば、感光体と第1転写体とを装置本体に対して一体的に着脱させて、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0183】
請求項10に記載の発明によれば、第1転写体と第2転写体とを装置本体に対して一体的に着脱させて、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0184】
請求項11に記載の発明によれば、感光体のベルトの内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0185】
請求項12に記載の発明によれば、第2転写体のベルトの内側のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0186】
請求項13に記載の発明によれば、容易に、感光体を交換することができ、簡易な作業により、効率的なメンテナンスを達成することができる。
【0187】
請求項14に記載の発明によれば、黒の現像剤が担持される現像剤担持体によって感光体に黒色の可視像を形成して、それを直接記録媒体に転写すれば、迅速かつ良好にモノクロ画像を形成することができる。
【0188】
請求項15に記載の発明によれば、傾斜して配置された各現像装置の下方のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【0189】
請求項16に記載の発明によれば、感光体と、第1転写体または第2転写体との間のスペースを有効活用して、装置の小型化を、より一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態(3次転写タイプ)を示す要部側断面図である。
【図2】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態(中間転写、感光ベルト上向移動、現像ローラ下向回転タイプ)を示す要部側断面図である。
【図3】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態(中間転写、感光ベルト上向移動、現像ローラ逆転配置上向回転タイプ)を示す要部側断面図である。
【図4】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態(中間転写、感光ベルト上向移動、現像カートリッジ両側配置、一方側現像ローラ下向回転、他方側現像ローラ逆転配置上向回転タイプ)を示す要部側断面図である。
【図5】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態(中間転写、感光ベルト上向移動、現像カートリッジ両側配置、一方側現像ローラ下向回転、他方側現像ローラ下向回転タイプ)を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
7 現像カートリッジ
8 感光ベルト機構
9 1次転写ローラ
10 2次転写ベルト機構
13 定着部
15 現像ローラ
21 感光体駆動ローラ
23 第1ベルトローラ
44 転写ローラ
46 給紙ローラ
58 中間転写ベルト
61 カラーLEDプリンタ
62 LEDアレイ
63 モータ
71 カラーLEDプリンタ
72 カラーLEDプリンタ
73 開閉カバー
74 モータ

Claims (16)

  1. 現像剤を各色毎に担持する複数の現像剤担持体と、各前記現像剤担持体と接触可能に配置され、各前記現像剤担持体から供給される現像剤によって現像される可視像を担持する感光体とを備える画像形成装置において、
    各前記現像剤担持体と前記感光体とは、それらの接触部分において、ともに下向きに移動するとともに、
    前記感光体に担持される可視像が転写される第1転写体と、前記第1転写体に形成される可視像が転写され、その可視像を記録媒体に転写するための第2転写体と、記録媒体に転写された可視像を定着させるための定着装置とを備え、
    前記第1転写体には、前記感光体に担持される可視像が各色毎に単色で転写されるとともに、前記第2転写体には、前記第1転写体に転写された単色の可視像が重ねて転写されることにより、多色像が形成され、
    前記複数の現像剤担持体と前記定着装置とは、前記感光体に対して、両側に配置されていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1転写体がローラにより構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体がベルトにより構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2転写体がベルトにより構成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. ローラからなる第1転写体に対向し、前記感光体のベルトを駆動するための感光体ベルト駆動ローラと、ローラからなる第1転写体に対向し、前記第2転写体のベルトを駆動するための第2転写体駆動ローラとを備え、
    前記感光体ベルト駆動ローラと、前記第2転写体駆動ローラと、前記第1転写体のローラとが、すべて実質的に同一径で形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体ベルト駆動ローラを駆動するための感光体ベルト駆動ローラギヤと、前記第2転写体駆動ローラを駆動するための第2転写体駆動ローラギヤと、前記第1転写体のローラを駆動するための第1転写体ローラギヤとを備え、
    前記感光体ベルト駆動ローラギヤと、前記第2転写体駆動ローラギヤと、前記第1転写体ローラギヤとは、実質的に同一歯数で形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1転写体のローラは、前記感光体ベルト駆動ローラに接触する前記感光体のベルトの部分、および、前記第2転写体駆動ローラに接触する前記第2転写体のベルトの部分には、接触しないように配置されていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. ローラからなる第1転写体に対向し、前記感光体のベルトを駆動するための感光体ベルト駆動ローラと、ローラからなる第1転写体に対向し、前記第2転写体のベルトを駆動するための第2転写体駆動ローラとを備え、
    前記第2転写体のベルトの周長が、前記感光体ベルト駆動ローラ、ローラからなる第1転写体、および、第2転写体駆動ローラの少なくともいずれかの周長の整数倍であることを特徴とする、請求項4ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記感光体と前記第1転写体とが、装置本体に対して、一体的に着脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記第1転写体と前記第2転写体とが、装置本体に対して、一体的に着脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記感光体がベルトにより構成されるとともに、前記感光体を駆動するための駆動源を備え、前記駆動源は、前記感光体のベルトの内側に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 記第2転写体を駆動するための駆動源を備え、
    前記第2転写体がベルトにより構成され、
    前記駆動源は、前記第2転写体のベルトの内側に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記感光体は、装置本体の上方から着脱可能に構成されており、
    前記感光体の着脱時には、前記第1転写体が、前記感光体から離れる方向に退避可能に構成されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記感光体に担持される単色の可視像を、直接記録媒体に転写可能に構成されていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 各前記現像剤担持体と各色毎の現像剤とを、それぞれ収容する現像装置を各色毎に複数備え、
    各前記現像剤は、水平方向に対して、一方側端部が上側に、他方側端部が下側に傾けて配置されており、各前記現像装置の一方側端部の下方に、記録媒体を供給するための供給手段が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記感光体と、前記第1転写体または前記第2転写体との間に、前記感光体に静電潜像を形成するための露光手段が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
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