JPH04317929A - シート給送装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート給送装置及びシート処理装置

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JPH04317929A
JPH04317929A JP11114191A JP11114191A JPH04317929A JP H04317929 A JPH04317929 A JP H04317929A JP 11114191 A JP11114191 A JP 11114191A JP 11114191 A JP11114191 A JP 11114191A JP H04317929 A JPH04317929 A JP H04317929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタ・複写
機・ファクシミリ・簡易印刷機などの記録(印字)装置
・画像形成装置、その他のシート処理装置において、印
字用紙・記録用紙・転写用紙・感光紙・印刷用紙等のシ
ート(枚葉紙、カットシート)を該シートの積載収納部
から給送手段により1枚ずつプリンタ等のシート処理装
置内へ供給するシート給送装置に適用して有効な新規な
シート収納体(シートマガジン)、それを用いたシート
給送装置及びシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート給送装置において
シート積載収納部の構成方式として、シートカセット着
脱式、シート台スライド引き出し式、シートデッキ昇降
動式、固定シートトレイ式等がある。
【0003】何れの場合も、包装或いは梱包を解いてむ
き出しに取り出したシートの積み重ね体(シート堆積体
、以下、シート束と記す)をよく捌き、縦・横をよく揃
えてシートカセット、シート台、シートデッキ、シート
トレイに所定に積載収納セットして使用するものである
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来のシート給
送装置においては、シートカセット・シート台等へのシ
ートの収納や取り出し等の操作の際にむき出しのばらけ
易いシート束を扱うのでシートのハンドリング性が悪い
【0005】(2)むき出しに取り出したシート束を、
捌き処理したり、縦・横揃え処理したり、シートカセッ
ト内やシート台等のシート位置決め規制部材の内側に所
定に収納したり、逆に取り出したりするときに、シート
に汚れ・キズ・折れ曲り・コバ折れ等を生じさせてしま
ったりしやすかった。
【0006】シート面の汚損は、シート処理装置が記録
装置・画像形成装置であれば出力される記録・画像形成
シートの品位を低下させることになる。
【0007】シート面のキズは、インクジェット記録用
シートを例にすれば、そのコーティング面(記録面)が
キズつけられると、キズに沿ってインクが流れたり、イ
ンクにじみを生じて画像欠陥部を発生させることになる
【0008】シートの折れ・コバ折れは、シートの給送
・搬送経路でシート斜行・シートジャム等を生じさせる
原因となる。例えばインクジェット記録装置ではシート
と記録ヘッドとの離間ギャップは1mm程度から望まし
くはそれ以下の設定であるから、シートに折れ曲りやコ
バ折れがあると記録ヘッド面にシートが干渉してシート
ジャムや画像のこすれによる崩れ・汚れ等の発生をみや
すい。
【0009】(3)使用シートに表裏の別がある場合に
、該シートをシートカセット・シート台等に積載収納し
てセットするときその表裏面の向きを間違えてセットし
てしまいやすい。
【0010】インクジェット記録用シートを例にすれば
、該シートには、普通紙にインク吸収保持層をコーティ
ングしたコート紙、PETなどの透明なベースフィルム
に透明なインク吸収保持層をコーティングしたOHP用
フィルム、また同様の構成で白色のインク吸収保持層を
コーティングし、該コーティング面に対して鏡像画像を
印字して裏面より見て正規像を得るバックプリントフィ
ルム等がある。
【0011】何れもインク吸収保持層のコーティング側
の面が記録面としてのシート表面側である。このシート
表面側が記録ヘッドに対面してシートの搬送がなされる
ように、該シートをシートカセット・シート台等に対し
てシート表面を所定の向き(上向き又は下向き)にして
積載収納する必要がある。
【0012】該シートの表面側に対して印字することで
付着した印字インクの吸収がシート表面のインク吸収保
持層によりすばやく行われ、良好な印字画像が得られる
。しかし、該シートの裏面側に対して印字がなされた場
合にはインク吸収が遅く、あるいは全く吸収されないた
めインクが流れてしまう。特に複数の記録ヘッドを有し
たカラー記録装置ではシートの同一箇所に複数色のイン
クの印字が行なわれるため、付着インク量が多くなり、
より一層のインク流れや混色等が生じる結果となる。
【0013】これは不良画像となるばかりでなく、記録
ヘッド部を通過した印字済みシートを挾持搬送する搬送
ローラをインクで汚染させて、ローラ跡汚れ、シート搬
送不良等を生じさせることにもなる。
【0014】従って使用シートに上記のような表裏の別
がある場合には該シートをシートカセット・シート台等
に対してシート表面側を所定の向きにして積載収納する
必要があるが、それを間違えてしまうことがある。
【0015】シートの表裏を判別する手段として、■シ
ートの表裏の色差より判別する手段、■シートの表裏の
反射光量差により判別する手段、■シートの表裏の摩擦
係数差により判別する手段等がある。
【0016】しかしながら、一般にオフィスユースのシ
ート類は表裏とも白色であり、コート紙類も表裏白色と
することが望まれており、またコート厚は数十μm程度
で紙としての質感や表面状態も大差なく、上記■の色差
や■の反射光量差による表裏判別は困難或いは実質不可
能な場合が多い。また記録装置等のシート処理装置の設
置されている環境、特に温湿度によりシート表裏の摩擦
係数は大きく変化し、さらにシートマテリアルによって
も異なるため上記■の摩擦係数差によっても確実な表裏
判別ができない場合も多い。
【0017】シートの表裏両面に同じコーティングを施
すことで表裏の別をなくしてしまう考えもあるが、シー
トのコストアップとなる等で問題がある。
【0018】本発明は上記のような問題点を解決するこ
とを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、シート収納体、それを用いたシート給送装置
及びシート処理装置である。
【0020】(1)シートの積み重ね体と、シート給送
装置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納
容体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容
体に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開
封して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及び
シート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開
口部を形成可能である或は該開口部を有することを特徴
とするシート収納体。
【0021】(2)シートの積み重ね体は個々のシート
の表面を同じ方向にしてシート収納容体内に収納してあ
る(1)記載のシート収納体。
【0022】(3)シート給送装置のシート積載収納部
に対して所定の方向で装着されたことを検知或は認識さ
せる手段を有していることを特徴とする(1)記載のシ
ート収納体。
【0023】(4)シートの積み重ね体と、シート給送
装置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納
容体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容
体に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開
封して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及び
シート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開
口部を形成可能である或は該開口部を有するシート収納
体をシート積載収納部にセツトして該シート収納容体の
収納シートを順次に一枚宛送り出すシート給送装置であ
り、シート収納体がシート給送装置のシート積載収納部
に対して所定の方向で装着されたことを検知或は認識さ
せる手段を有し、該手段でシート収納体がシート給送装
置のシート積載収納部に対して所定の方向で装着された
ことが検知或は認識されたときのみシート給送を可能と
したことを特徴とするシート給送装置。
【0024】(5)シートの積み重ね体と、シート給送
装置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納
容体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容
体に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開
封して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及び
シート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開
口部を形成可能である或は該開口部を有するシート収納
体をシート積載収納部にセツトして該シート収納容体の
収納シートを順次に一枚宛送り出すシート給送装置によ
りシート給送を受けることを特徴とするシート処理装置
【0025】(6)シート収納体がシート給送装置のシ
ート積載収納部に対して所定の方向で装着されたことを
検知或は認識させる手段を有し、該手段でシート収納体
がシート給送装置のシート積載収納部に対して所定の方
向で装着されたことが検知或は認識されたときのみシー
ト給送を可能としたことを特徴とする(5)記載のシー
ト処理装置。
【0026】(7)シート処理装置は記録装置であり、
記録手段が信号に応じて電気熱変換体に通電し、前記電
気熱変換体による膜沸騰を越える加熱によって生ずる気
泡の成長により、インクを吐出口より吐出して記録を行
うジェット記録方式であることを特徴とする(6)記載
のシート処理装置。
【0027】
【作用】シート給送装置のシート積載収納部に対するシ
ートの収納や取り出し等の操作はシートの積み重ね体(
シート束)を収納させたままの容体を扱い、該容体自体
をシート積載収納部に対して装着・取り出しすることで
、シートのハンドリングが極めて容易となる。
【0028】上記のような操作のとき容体内に収納のシ
ート束には直接に手指を触れないので、シート面に汚れ
・キズ・折れ曲がり・コバ折れ等を与えてしまうことや
、これによる不具合・トラブルの発生を防止することが
できる。
【0029】シート収納体内の収納シート束は容体開封
または開蓋前は容体内に密閉されていて温度・湿度等の
環境変化やゴミやチリ等から防護されており、また開封
または開蓋後でも収納シート束の外部露出部は先端部側
の必要最小限部分だけにすることができるから、同じく
温度・湿度等の環境変化やゴミやチリ等から防護でき、
温度・湿度の影響を受けるにしてもシートが容体内に納
まっていることでシートの吸湿・乾燥の進行度合はゆる
やかなものとなり、急激な環境変動に伴なうシートの波
打等の発生を防止できる。
【0030】シート給送装置のシート繰り出し手段の作
動によるシート送り出し時にはシート送り方向で容体の
両側壁内面がシートのほぼ全長にわたる良好なサイドカ
イドとして作用し、シート繰り出し手段によるシート送
り出し時に生じやすいシートの斜行発生が防止される。
【0031】シート収納体のシート積載収納部に対する
装着方向検知手段によりシート収納体がシート積載収納
部に対して所定の方向に装着されていると検知されたと
きのみシート給送を可能にすることができ、これにより
シート裏面印字の発生を厳に防止できる。
【0032】
【実施例】
<実施例1>(図1〜図4) (1)記録装置(図1・図2) 図1は本発明に従うシート処理装置としての記録装置の
一例の概略構成図、図2は上段のシート台を引き出した
状態の記録装置の外観斜視図である。
【0033】200は記録装置本体、100は該記録装
置本体上に載置した画像読み取り装置である。
【0034】a)画像読み取り装置1001は原稿ガラ
スであり、この原稿ガラスの上面に対して原稿2を画像
面下向きにして所定の載置基準に合せて載置し、その上
から原稿押えカバー3をかぶせてセットする。この原稿
ガラス1の幅方向(図面に垂直な方向)を主走査方向、
長さ方向(図面の左右方向)を副走査方向とする。
【0035】4は原稿ガラスの下面側に上向きに配設し
た主走査体、8はこの主走査体4を内設させた副走査体
である。主走査体4は、CCD等の撮像素子5、結像レ
ンズ6、原稿照明ランプ7等を設けてある。
【0036】主走査体4は副走査体8に設けた並行一対
の主走査方向レール9・9に沿って往復移動駆動され、
副走査体8は並行一対の副走査方向レール10・(10
)に沿って往復移動駆動される。従って主走査体4は原
稿ガラス1上にセットした原稿2の下向き画像面と平行
な平面内において主走査移動・副走査移動する。
【0037】主走査体4が主走査方向レール9・9に沿
って1往復することにより原稿2の1行分の主走査がな
されてCCD5により1行分の画像読み取り(光電読み
取り)が行なわれる。そしてこの主走査が1回行なわれ
る毎に副走査体8が副走査方向レール10・10に沿っ
て所定量ずつ間欠的に副走査移動(往動)していき、こ
の繰り返しで原稿面全域の画像情報の読み取りがなされ
る。1行分毎の読み取り画像情報は画像処理部(不図示
)を介して時系列電気デジタル画像信号として記録装置
本体200の制御部(不図示)へ転送される。
【0038】b)記録装置本体200 本実施例の記録装置はシリアルスキャン式・インクジェ
ット記録方式のものである。
【0039】21・22はシート積載収納部としての上
下2段の上シート台と下シート台である。この上下のシ
ート台21・22は各々独立に記録装置本体200の前
面201側から着脱可能であり(フロントローディング
方式)、装着状態では記録装置本体内に完全に格納され
る。
【0040】このシート台21・22に対して従来のむ
き出しのシート束の収納セットに代えて次の(2)項で
詳述するようなシート収納体50(A)・50(B)を
セットして使用する。シート収納体50(A)・50(
B)は収納シートのサイズを異にしている。
【0041】不図示の操作部によりシートサイズが選択
され、記録スタートキーが押されると、所定の記録前動
作が行なわれ、上シート台21側又は下シート台22側
からのシート給送が実行される。
【0042】即ち、上シート台21側からのシート給送
が選択されているときは、この上シート台21側のリフ
ト機構80(A)によりシート収納体50(A)が持ち
上げられてピックアップローラ23(シート繰り出し手
段)の下面にシート収納体50(A)内の収納シート束
Pの最上位シートが接触状態となり、ピックアップロー
ラ23の回転駆動で該最上位シートが繰り出され、重送
防止ローラ対24を通ることでこの最上位シートのみが
1枚だけ分離搬送され、中継ぎ搬送ローラ対28、同2
9を通って高精度送りローラ対30へ搬送される。
【0043】また、下シート台21側からのシート給送
が選択されているときは、この下シート台22側のリフ
ト機構80(B)によりシート収納体50(B)が持ち
上げられてピックアップローラ25の下面にシート収納
体50(B)内の収納シート束Pの最上位シートが接触
状態となり、ピックアップローラ25の回転駆動で該最
上位シートが繰り出され、重送防止ローラ対26を通る
ことでこの最上位シートのみが1枚だけ分離搬送され、
中継ぎ搬送ローラ対27、同28、同29を通って高精
度送りローラ対30へ搬送される。
【0044】高精度送りローラ対30へ搬送されたシー
トはこのローラ対30でインクジェット式記録ヘッド3
1とプラテン32との間(記録位置33)を通り、テン
ションローラ対38に中継ぎされて間欠搬送される。
【0045】ここで、前記の上シート台・下シート台2
1・22にセットしたシート収納体50(A)・50(
B)内の収納積み重ねシートは表面側であるコーテイン
グ処理面側が下向きとなっており、該シート台21・2
2側から記録位置33へ至るUターンシートパスを通る
ことで搬送シートは表面側が上向きに反転されて記録ヘ
ッド31に対向する。
【0046】記録位置33ではシートPは高精度送りロ
ーラ対30に支配されて搬送され、またテンションロー
ラ対38の働きで高精度送りローラ対30とこのテンシ
ョンローラ対38との間にシートの平面域が形成される
【0047】記録ヘッド31はその高精度送りローラ対
30とテンションローラ38との間のシート平面の上方
に僅小な隙間間隔を存して対面しており、またシートの
幅方向(主走査方向)に並行一対のレール34に沿って
往復移動駆動される。
【0048】記録ヘッド31は画像読み取り装置100
側から入力された読み取り画像信号の1行分の画像信号
に従ってレール34に沿って往動移動駆動されてシート
Pに対して1行分の画像情報を印字記録する。本実施例
では、吐出口密度16ノズル/mm、吐出口配列256
吐出口の記録ヘッド31を用いている。シートPはこの
記録ヘッド31の往動移動駆動による1行分の印字記録
の間は搬送停止されており、1行分の記録が終了し、記
録ヘッド31が復動してホームポジションに戻ると、こ
の間にシートは所定量搬送され、再び停止する。そして
同様の動作の繰り返しで全画像の記録が行なわれる。こ
のように一般に停止しているシートに対し記録ヘッドを
往復動させつつ印字を行なう記録方式はシリアルスキャ
ン方式と呼ばれている。
【0049】35はインクカートリッジであり、このカ
ートリッジからインクタンク36へインクの補給がなさ
れ、インクタンク36のインクがインク供給ポンプの動
作でチューブ37を介して記録ヘッド31に印字記録実
行のために或いはヘッド回復のために供給される。
【0050】記録済みのシートはテンションローラ38
により排紙トレイ(記録材回収手段)39に導入され貯
蔵される。排紙トレイ39はシート台21又は22にセ
ットして使用できる最大サイズのシートの長さ以上の長
さを有している。
【0051】(2)シート収納体及びシート給送装置(
図3・図4) 図3はシート収納体50(A・B)の構成を示している
。本例のシート収納体50は図3の(a)のように、厚
紙や樹脂等からなるハードケース51内にシートの積み
重ね体(シート束)Pをメーカー側において予め完全に
収納した形態のものである。
【0052】この場合図3の(a)においてケース51
の上向き面側をケース上面側とし、その反対面側をケー
ス底面としたとき、シート束Pはその個々のシートの表
面側(記録面)即ちインク吸収保持層のコーティング側
をケース底面側にして収納されている。
【0053】ケース51には、該ケース内に収納されて
いるシート束Pの先端部側に対応するケース部分52を
図3の(b)のようにケース底面側はシートが露出しな
いように斜めに切り離し除去してケース51を開封開口
54させて収納シート束Pの先端側を露出状態にするこ
とができるように切り離し用のミシン目線53を施して
ある。
【0054】ケース底面側には図3の(c)のように面
の一部で非対称な位置に、ケース内のシートの有無を判
別する、透明フィルムを張った窓54を設けてある。ま
た該シート収納体50を後述するようにシート台21・
22に載置セットしたとき該シート収納体50が所定の
方向に載置されたか否かを検出するためのマーカ55を
設けてある。
【0055】図3の(a)の開封前の形態がシートの梱
包状態であり、メーカー側からユーザー側へ渡る。ユー
ザー側のオペレータはシート収納体50を使用するとき
にミシン目線53により図3の(b)のようにケース部
分52を切り離し除去してケース51を開口54させ収
納シート束Pの先端側を露出状態にする。
【0056】その開封したシート収納体50をケース5
1内から収納シート束Pを抜き出すことなくケース51
ごと記録装置本体200の(図1・図2)シート台21
(22)に載置セットする。
【0057】シート台21(22)は前述したように記
録装置本体100の前面201側から着脱可能であり、
このシート台21(22)を引き出してスライド式のシ
ートサイド規制部材81・81(図2)及びシート後端
規制部材82をケース51のサイズに対応させて動かし
、それ等の部材81・81・82の内側に上記の開封し
たシート収納体50を、ケース上面側を上向きにし且つ
開封側をシート給送方向にして納めて位置決めしてシー
ト台21(22)上に載置セットする。このシート台2
1(22)を記録装置本体200内に押し込んで装着状
態にする。
【0058】シート台21(22)に対してシート収納
体50が所定の方向で装着、即ち上記のようにケース上
面側が上向きで且つ開封側がシート給送方向側の状態で
装着されているときには、ケース裏面側のマーカ55が
シート台21(22)あるいは記録装置本体側に固定配
置したマーカ検知器83(図4の(a))に対応して該
マーカ55の検知がなされることにより、シート収納体
50がシート台21(22)に対して所定の方向で装着
されていると制御回路84で判断され、ピックアップロ
ーラ23(25)の駆動制御手段85の作動が可能状態
になる。
【0059】前述したように記録スタートキーが押され
ると予め選択されている上シート台21又は下シート台
22のリフト機構80が動作してシート収納体50が持
ち上げられて図4の(a)のようにケース51の開封側
の露出シート束部分の最上面がピックアップローラ23
(25)の下面に接触状態となり、該ピックアップロー
ラ23(25)の回転駆動によりケース51内に収納の
シート束Pの最上位のシートが繰り出されて、重送防止
ローラ対24(26)を通ることで該最上位シートのみ
が1枚だけ分離搬送されて記録位置33へ搬送されてい
く。この場合シート収納体50内の収納シート束Pの表
面側であるコーティング処理面側が下向きとなっており
、ケース51内から繰り出されて1枚分離搬送されたシ
ートは記録位置33へ至るUターンシートパスを通るこ
とで表面側が上向きに反転されて記録ヘッド31に対向
し、該表面側に対して印字記録処理がなされる。
【0060】ケース51内の収納シートは上のものから
1枚ずつ順次に給送消費されていき最後の1枚が給送さ
れてケース51内にシートがなくなると、ケース裏面側
の透明フィルムを張った前述の窓54において不図示の
シート有無検知手段により収納シートが全て消費されて
なくなったことが検知される。その検知信号により不図
示の表示部に紙なし表示がなされる。オペレータはシー
ト台21(22)から空となったケース51を取り除き
、あらたに開封した新規のシート収納体50を前述の要
領でシート台21(22)に載置セットして使用する。
【0061】一方、シート台21(22)に対してシー
ト収納体50が所定の方向とは違えて装着された場合、
例えば図4の(b)のようにケース51の上面側と裏面
側を逆にした裏返しの状態や開封側をシート給送方向と
は逆方向にした状態でシート台に載置セットされた場合
には、マーカ検知器83に対してケース51側のマーカ
55が対応せずマーカ検知がなされない。これにより制
御回路84で装着シート収納体50の方向が所定ではな
いと判断されて警告手段86が作動され、ピックアップ
ローラ23(25)の駆動制御手段85の作動が禁止状
態に保持される。従ってシート裏面印字が防止される。 この場合にはオペレータはそのシート収納体50を所定
の正しい方向に装着し直すことで警告手段86が解除さ
れ、ピックアップローラ23(25)の駆動制御手段8
5も作動可能状態となる。
【0062】またマーカ検知器83に動作不良を生じて
、シート収納体50が図4の(b)のように所定の方向
とは違う状態で装着されているにもかかわらず制御回路
84でその判断がなされず、そのためリフト機構80・
ピックアップローラ23(25)が作動しても本実施例
の場合はピックアップローラ23(25)の下面に対し
てケース51の外面が接触して収納シートPには接触し
ないからシートの給送は生じない。そしてこの場合には
記録装置本体200内に設けた自己判断機能(ジャムセ
ンサSと制御回路84とによるジャム検知機能;ローラ
23(25)の回転開始から所定秒時経過してもセンサ
Sがシートを検知しないときジャムになる)が働いて記
録動作が停止される。従ってこれによってもシート裏面
印字が防止される。
【0063】以上の本実施例においては、イ、シート台
21(22)へのシートの収納や取り出し等の操作はシ
ート束Pを収納させたままのケース51を扱い、該ケー
ス51自体をシート台に対して装着・取り出しするので
、シートのハンドリングが極めて容易となる。
【0064】ロ、また上記のような操作のときケース5
1内に収納のシート束Pには直接に手指を触れないので
、シート面に汚れ・キズ・折れ曲がり・コバ折れ等を与
えてしまうことや、これによる不具合・トラブルの発生
を防止することができる。
【0065】ハ、シート収納体50内の収納シート束P
はケース開封前はケース51内に密閉されていて温度・
湿度等の環境変化やゴミやチリ等から防護されており、
またケース開封後でも収納シート束Pの外部露出部は先
端部側の必要最小限部分だけにすることができるから、
同じく温度・湿度等の環境変化やゴミやチリ等から防護
でき、温度・湿度の影響を受けるにしてもシートPがケ
ース51内に納まっていることでシートの吸湿・乾燥の
進行度合はゆるやかなものとなり、急激な環境変動に伴
なうシートの波打等の発生を防止できる。
【0066】またゴミやチリ等から防護できることは、
例えばインクジェット記録方式では記録ヘッドのゴミ等
による不吐、あるいはインク滴の着弾点のズレを防止す
るのに特に有効である。
【0067】ニ、ピックアップローラ23(25)の作
動によるシート送り出し時にはシート送り方向でケース
51の両側壁内面がシートのほぼ全長にわたる良好なサ
イドカイドとして作用し、ピックアップローラによるシ
ート送り出し時に生じやすいシートの斜行給送が防止さ
れる。
【0068】ホ、シート収納体50のシート台21(2
2)に対する装着方向検知手段55・83によりシート
収納体がシート台に対して所定の方向に装着されている
と検知されたときのみシート給送を可能にすることがで
き、これによりシート裏面印字の発生を厳に防止できる
【0069】<実施例2>(図5) 本実施例はシート収納体50(A・B)について、シー
ト収納ケース51の、該ケース内に収納させたシート束
Pの先端部側に対応するケース部分をケース本体側から
切り離さない開閉回動フタ52Aとしてある。
【0070】フタ52Aの閉じ込み状態(図5の(a)
)において収納シート束Pは全体にケース51内に密閉
収納されていて温度・湿度等の環境変化、ゴミやチリ等
から防護される。フタ52Aを開き回動することで図5
の(b)のようにケース51が開口54されてケース内
収納シート束Pの先端側が露出状態になる。
【0071】図5の(a)・(b)において、ケース5
1の上向き面側をケース上面側とし、その反対面側をケ
ース底面としたとき、シート束Pはその個々のシートの
表面側(記録面)即ちインク吸収保持層のコーティング
面側をケースの底面側にして収納されている。
【0072】オペレータはシート収納体50を使用する
ときはケース51のフタ52Aを図5の(b)のように
開き回動してケース51を開口54させ、該シート収納
体50を実施例1のものと同様にケース上面側を上向き
にして且つ開口側をシート給送方向にしてシート台21
(22)に位置決め載置セットする。この場合シート台
21(22)側には上記開き回動されてケース51につ
ながっているフタ52Aが入る凹部87(図5の(c)
)を形成してある。
【0073】以下実施例1と同様に、記録スタートキー
が押されると予め選択されている上シート台21又は下
シート台22のリフト機構80(A・B)が動作してシ
ート収納体50が持ち上げられて図5の(c)のように
ケース51の開口54側の露出シート束部分の最上面が
ピツクアップローラ23(25)の下面に接触状態とな
り、該ピックアップローラの回転駆動によりケース51
内に収納のシート束Pの最上位のシートが繰り出される
【0074】本実施例の場合は、ケース51から開き回
動したフタ52Aをシート台21(22)の凹部87に
対応嵌入させてケース51をシート台21(22)に載
置セットしたときだけシート収納体50がシート台21
(22)に対して納りよく所定の方向に装着され、シー
ト収納体をこの所定の方向とは違えてシート台21(2
2)に装着しようとしても開き回動状態のフタ52Aが
シート台側の凹部87に対応嵌入せずシート台に干渉す
るのでシート台上に納まらない。
【0075】つまり、上記のフタ52Aと凹部87とが
、シート収納体50をシート台21(22)に対して所
定の方向にまちがいなく装着させるための機械的フール
プルーフとなる。従って本実施例の場合は実施例1の場
合におけるシート収納体50側のマーカ55、及びその
検知器83は省略できる。
【0076】またシート収納体50(A・B)を使用途
中でシート台21(22)から取り出した場合にはケー
ス本体51に対して回動開閉フタ52Aを閉じ込む(図
5の(a))ことで残存シートPをケース内に密閉した
状態に保たせることができ、次に使用するときまで環境
変化、ゴミやチリ等から防護できる。
【0077】また本実施例のものも、実施例1のものの
前記イ〜ニと同様の作用効果を有している。
【0078】<実施例3>(図6) 本実施例はシート収納体50(A・B)について、図6
の(a)においてケース51の上向き面側をケース上面
側とし、その反対面側をケース底面としたとき、ケース
上面側の先端辺寄りの面部分にシート給送装置のピック
アップローラ23(25)の下面が対応して臨む小さな
開口部56・56を具備させてある。またケース51の
前端面の上辺側に上辺に沿ってシート出口としてのスリ
ット開口部57を設け、そのスリット開口部57にPE
Tのごとき弾性フィルムの弁体58を設けてある。更に
ケース51の底面には実施例1のものと同様に透明フィ
ルムを張った窓54とマーカ55を設けてある。またシ
ート持ち上げ用の切り込み部59を設けてある。
【0079】ケース51内にはシート束Pをその個々の
シートの表面側(記録面)即ちインク吸収保持層のコー
ティング面側をケースの底面側にして収納させてある。
【0080】オペレータはこのシート収納体50(A・
B)をケース上面側を上向きにして且つスリット開口部
57側をシート給送方向にして実施例1のものと同様に
シート台21(22)に位置決め載置セットする。
【0081】記録スタートキーが押されると、予め選択
されている上シート台21又は下シート台22のリフト
機構80(A・B)が動作してケース底面側の切り込み
部59が図6の(c)のようにケース51の内方へ押し
上げられ、それに伴ないケース51内の収納シート束P
の前辺側の上面がケース51内を上方へ持ち上げられて
最上位シート面がケース上面の開口部56・56からケ
ース51内に臨んでいるピックアップローラ23(25
)の下面に接触した状態になり、該ピックアップローラ
23(25)の回転駆動によりケース51内に収納のシ
ート束Pの最上位のシートに繰り出し力が作用し、該シ
ートが弁体58をその弾性に抗して押し開きながらスリ
ット開口部57を通ってケース51の外に繰り出されて
いく。
【0082】本実施例のシート収納体50(A・B)の
場合は実施例1・同2の場合のような開封又はフタ開け
処置は必要としない。
【0083】シートがケース51外へ出るスリット開口
部57に対する弁体58はシート給送方向には容易にた
わみ、逆方向にはシートの侵入をはばむように取付ける
ことにより、他のシートをケース内へ収納する操作を防
止することができる。
【0084】ケース51にはケース上面にピックアップ
ローラ23(25)の下面を臨ませるためのわずかな開
口部56・56があるだけであるから収納シート束Pは
実質的に密閉状態に保たれるので、環境変動、ゴミやチ
リ等から防護される。メーカーからの出荷時は上記の開
口部56・56もシート等で封鎖しておき、使用時にそ
のシール等をはがし取るようにするのもよい。
【0085】その他、本実施例のものも、実施例1のも
のの前記イ・ロ・ニ・ホと同様の作用効果を有している
【0086】<実施例4>(図7) 本実施例は実施例3のシート収納体50(A・B)にお
いて、ケース底面のシート持ち上げ用切り込み部59は
設けず、その代りにケース51内の底面側に後辺側を支
点61にして上下回動自由の中板60を設け、その中板
60の前辺側裏面とケース51の底面間に中板持ち上げ
用弾性部材(ばね)62を配設し、その中板60上にシ
ート束Pを積載してケース51内に収納状態にしてある
【0087】中板60は弾性部材62により支点61を
中心に常時持ち上げ回動付勢されていてそれに伴ないケ
ース51内の収納シート束Pの前辺側の上面がケース上
面の内面に接して開口部56・56に臨み、該開口部5
6・56に臨んでいるシート面部分にピックアップロー
ラ23(25)の下面が接触することでケース51内の
収納シート束Pの最上位シートに繰り出し力が作用する
【0088】本実施例の場合はシート台21(22)側
のリフト機構80(A・B)の配設を必要とせず、シー
ト台21(22)の構成を簡略化できる。
【0089】ケース51内のシートが全て消費されると
中板60の前辺側がケース上面の前辺側内面に弾性部材
62により押し上げられて接する。そのためスリット開
口部57から強引に他のシートをケース51内へ挿入し
ようとしてもそのシートの先端が、中板60あるいは弾
性部材62に干渉してシートの挿入は阻止される。
【0090】<インクジェット記録法について>図1・
図2の記録装置200において採択しているインクジェ
ット記録法について今少し説明する。
【0091】ノンイクパクト記録法は、記録時に於る騒
音の発生が無視しうる程度に極めて小さいという点に於
て最近関心を集めている。その中で高速記録の可能性が
有り、而も所謂普通紙に特定の定着処理を必要とせずに
記録の行えるインクジェット記録法は極めて有力な記録
法である。
【0092】インクジェット記録装置に適用される記録
ヘッドは、一般に微細な液体吐出口(オリフイス)、液
路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と
、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギー
を発生するエネルギー発生手段を具えている。
【0093】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して、そこに
ある液体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液
滴を吐出、飛翔させるエネルギー発生手段を用いた記録
方法、或いは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変
換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギ
ー発生手段を用いた記録方法等がある。
【0094】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴を形成する為
の液体吐出口(オリフイス)を高密度に配列することが
できるために高解像力の記録をすることが可能である。 その中でも電気熱変換体を熱エネルギー発生手段として
用いた記録ヘッドは、記録ヘッドとして全体的なコンパ
クト化も容易で、且つ最近の半導体分野における技術の
進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技
術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び面状化(2次
元化)が容易であること等からマルチノズル化、高密度
実装化が容易で、しかも大量に生産性良く、製造コスト
も安価なインクジェットと記録用ヘッド及び該ヘッドを
有する装置を提供する事が可能である。
【0095】ここでインクジェット記録方式の一種であ
るバブルジェット記録方式に於るインク飛翔原理を図8
(a)〜(g)を参照して説明する。
【0096】定常状態では(a)に示すように、ノズル
■d内に充填されているインク■は吐出口面で表面張力
と外圧が平衡している。この状態でインク■を飛翔させ
る場合には、ノズル■d内の電気熱変換体■bに通電し
、そのノズル■d内のインクに膜沸騰を越えて急速な温
度上昇を生じさせる。すると(b)に示すように、電気
熱変換体■bに隣接したインクが加熱されて微小気泡(
バブル)を生じ、該加熱部分のインクが気化して膜沸騰
を生じ、(c)に示すように前記気泡■が急速に成長す
る。
【0097】前記気泡■が(d)に示す如く最大に成長
すると、ノズル■d内の吐出口からインク液滴が押し出
される。そして電気熱変換体■bへの通電を終了すると
、(e)に示すように、成長した気泡■はノズル■d内
のインク■により冷却されて収縮し、この気泡の成長、
収縮によってインク液滴が吐出口から飛翔する。更に(
f)に示すように電気熱変換体■b面にインクが接触し
て急激に冷却され、気泡■は消滅するか又は殆ど無視し
得る程度の体積に収縮する。そして前記気泡■が収縮す
ると、(g)に示すようにノズル■d内には毛細管現象
によって共通液室■gからインクが供給され、次の通電
に備えるものである。
【0098】従って、キャリッジを往復移動させると共
に、この移動と同期させて画信号に応じて前記電気熱変
換体■bに通電することによって記録シートにインク像
が記録される。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート給
送装置やシート処理装置における記録用紙等のシートを
シートの積み重ね体(シート束)を容体に収納させたシ
ート収納体の形態とし、シート積載収納部に対するシー
トの収納や取り出し等の操作は該シート収納体自体をシ
ート積載収納部に対して装着・取り出しすることで、シ
ートのハンドリングが極めて容易となる。
【0100】上記のような操作のとき容体内に収納のシ
ート束には直接に手指を触れないので、シート面に汚れ
・キズ・折れ曲がり・コバ折れ等を与えてしまうことや
、これによる不具合・トラブルの発生を防止することが
できる。
【0101】シート収納体内の収納シート束は容体開封
または開蓋前は容体内に密閉されていて温度・湿度等の
環境変化やゴミやチリ等から防護されており、また開封
または開蓋後でも収納シート束の外部露出部は先端部側
の必要最小限部分だけにすることができるから、同じく
温度・湿度等の環境変化やゴミやチリ等から防護でき、
温度・湿度の影響を受けるにしてもシートが容体内に納
まっていることでシートの吸湿・乾燥の進行度合はゆる
やかなものとなり、急激な環境変動に伴なうシートの波
打等の発生を防止できる。
【0102】シート給送装置のシート繰り出し手段の作
動によるシート送り出し時にはシート送り方向で容体の
両側壁内面がシートのほぼ全長にわたる良好なサイドカ
イドとして作用し、シート繰り出し手段によるシート送
り出し時に生じやすいシートの斜行発生が防止される。
【0103】シート収納体のシート積載収納部に対する
装着方向検知手段によりシート収納体がシート積載収納
部に対して所定の方向に装着されていると検知されたと
きのみシート給送を可能にすることができ、これにより
記録装置においてはシート裏面印字の発生を厳に防止で
き、画像汚れ、混色、あるいはシート搬送手段のインク
汚れ等の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】  第1実施例としての画像読み取り記録装置
の概略構成図
【図2】  その外観斜視図
【図3】  (a)は開封前のシート収納体の斜視図、
(b)・(c)は開封したシート収納体の斜視図
【図4
】  (a)はシート収納体が所定に載置セットされて
シート給送が実行されている状態図、(b)はシート収
納体が所定に載置セットされずシート給送が禁止されて
いる状態図
【図5】  第2実施例の説明図であり、(a)は閉蓋
状態のシート収納体の斜視図、(b)は開蓋状態シート
収納体の斜視図、(c)はシート収納体が所定に載置セ
ットされてシート給送が実行されている状態図
【図6】
  第3実施例の説明図であり、(a)はシート収納体
の斜視図、(b)は底面側をみせたシート収納体の斜視
図、(c)はシート収納体が所定に載置セットされてシ
ート給送が実行されている状態図
【図7】  第4実施
例の説明図であり、(a)はシート収納体の斜視図、(
b)はシート収納体が所定に載置セットされてシート給
送が実行されている状態図
【図8】  (a)乃至(g
)はバブルジェット記録方式におけるインク飛翔原理の
説明図
【符号の説明】
100  画像読み取り装置 200  画像記録装置 21・22  シート積載収納部としてのシート台50
A・50B  シート収納体 51  容体としてのハードケース P  ケースに収納された積み重ねシート(シート束)
31  記録ヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シートの積み重ね体と、シート給送装
    置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納容
    体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容体
    に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開封
    して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及びシ
    ート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開口
    部を形成可能である或は該開口部を有することを特徴と
    するシート収納体。
  2. 【請求項2】  シートの積み重ね体は個々のシートの
    表面を同じ方向にしてシート収納容体内に収納してある
    請求項1記載のシート収納体。
  3. 【請求項3】  シート給送装置のシート積載収納部に
    対して所定の方向で装着されたことを検知或は認識させ
    る手段を有していることを特徴とする請求項1記載のシ
    ート収納体。
  4. 【請求項4】  シートの積み重ね体と、シート給送装
    置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納容
    体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容体
    に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開封
    して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及びシ
    ート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開口
    部を形成可能である或は該開口部を有するシート収納体
    をシート積載収納部にセツトして該シート収納容体の収
    納シートを順次に一枚宛送り出すシート給送装置であり
    、シート収納体がシート給送装置のシート積載収納部に
    対して所定の方向で装着されたことを検知或は認識させ
    る手段を有し、該手段でシート収納体がシート給送装置
    のシート積載収納部に対して所定の方向で装着されたこ
    とが検知或は認識されたときのみシート給送を可能とし
    たことを特徴とするシート給送装置。
  5. 【請求項5】  シートの積み重ね体と、シート給送装
    置のシート積載収納部に着脱セットできるシート収納容
    体からなり、シートの積み重ね体は予めシート収納容体
    に実質的に密閉収納させてあり、該容体には一部を開封
    して又は開閉フタを開くことでシート送り出し口及びシ
    ート給送装置のシート繰り出し手段の作用部となる開口
    部を形成可能である或は該開口部を有するシート収納体
    をシート積載収納部にセツトして該シート収納容体の収
    納シートを順次に一枚宛送り出すシート給送装置により
    シート給送を受けることを特徴とするシート処理装置。
  6. 【請求項6】  シート収納体がシート給送装置のシー
    ト積載収納部に対して所定の方向で装着されたことを検
    知或は認識させる手段を有し、該手段でシート収納体が
    シート給送装置のシート積載収納部に対して所定の方向
    で装着されたことが検知或は認識されたときのみシート
    給送を可能としたことを特徴とする請求項5記載のシー
    ト処理装置。
  7. 【請求項7】  シート処理装置は記録装置であり、記
    録手段が信号に応じて電気熱変換体に通電し、前記電気
    熱変換体による膜沸騰を越える加熱によって生ずる気泡
    の成長により、インクを吐出口より吐出して記録を行う
    ジェット記録方式であることを特徴とする請求項6記載
    のシート処理装置。
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