JPH04316694A - 抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置 - Google Patents

抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置

Info

Publication number
JPH04316694A
JPH04316694A JP3344049A JP34404991A JPH04316694A JP H04316694 A JPH04316694 A JP H04316694A JP 3344049 A JP3344049 A JP 3344049A JP 34404991 A JP34404991 A JP 34404991A JP H04316694 A JPH04316694 A JP H04316694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
drying
blow
paper
paper machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3344049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3098084B2 (ja
Inventor
Vesa Vuorinen
ベサ ブオリネン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valmet Technologies Oy
Original Assignee
Valmet Paper Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valmet Paper Machinery Inc filed Critical Valmet Paper Machinery Inc
Publication of JPH04316694A publication Critical patent/JPH04316694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3098084B2 publication Critical patent/JP3098084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機の乾燥部の逆転
シリンダグループ用のブローおよび空気調整装置に関し
、該逆転シリンダグループは、下段に乾燥シリンダの列
を有し、その乾燥シリンダ列の隙間には、それに対応す
るリーディングシリンダまたは、対応するリーディング
ロールを有しており、上記逆転シリンダグループは、上
記下段のシリンダ列に設けられた加熱乾燥シリンダが、
乾燥ループワイヤの外側に設けられており、上記シリン
ダグループのリーディングシリンダは、乾燥ワイヤルー
プの内側に設けられている。
【0002】
【従来の技術】従来の抄紙機の乾燥部は、普通蒸気で加
熱される多数の乾燥シリンダから構成されている。乾燥
される抄紙は、一本の乾燥ワイヤによって、乾燥シリン
ダに直接押しつけられる。先行技術において公知の如く
、乾燥部には、二本の引っ張りワイヤと一本の引っ張り
ワイヤとが採用されている。最近、一本の引っ張りワイ
ヤが普通になって来ている、その理由は、抄紙に遊びを
与えず、乾燥部全体を通して乾燥される抄紙にコンスタ
ントな支持と、密着した引っ張りを加えられるからであ
る。
【0003】普通こういう一本の引っ張りワイヤを使う
乾燥部においては、上段の列のシリンダは、乾燥ワイヤ
ループの外側にもけられた加熱シリンダであり、下段が
抄紙とワイヤを密接に支持するサクション部分を持つリ
ーディングシリンダまたはロールである。乾燥シリンダ
を上段に持つ一本の引っ張りワイヤによるシリンダグル
ープが連続して使われる場合、抄紙の一方の側が乾燥す
る、すなわち、乾燥シリンダの加熱面に直接接する側が
早く乾燥するという問題があった。抄紙に片寄った乾燥
を加えると、抄紙はいろいろな問題を起こす、その理由
で、最近、一本の引っ張りワイヤによる多シリンダ型乾
燥機が普通になって来ており、いわゆる逆転シリンダグ
ループが採用され、乾燥シリンダが下段に、リーディン
グシリンダまたはロールが上段に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの逆転
シリンダグループにおいては、加熱シリンダのスペース
の通風という問題が持ち上がって来た、それは、乾燥シ
リンダの自由面に接続する楔型のスペースに、周囲に比
較して、シリンダ間に圧力の差が発生するということで
ある。抄紙とワイヤの入口側にニップを形成する楔型の
スペースに、正圧が発生する傾向があり、対応する出口
側のニップに負圧が発生する傾向がある。特に、負圧を
伴うニップが問題を起こす。理由は、置換される空気が
乾燥部の両側から吸い込まれるからである。ワイヤと紙
の間に侵入し、ワイヤから紙の端を引き剥そうとする空
気の流れが、抄紙切れのような問題を起こす。上記の出
口側のニップの負圧が、いわゆる煙突効果、すなわち、
重力に抗して上記スペースに発生可能な空気の流れによ
って増大する。
【0005】一本の引っ張りワイヤを使うシリンダグル
ープにおいては、リーディングシリンダ間のスペースを
どう紙片の汚れから防ぐかという問題がある。理由は、
上記中間スペースが下方に向かって開いていないからで
、これは通常のシリンダグループの場合である。しかし
、この中間スペースは下から乾燥シリンダ上部の、紙に
接触しない部分によって限定されている。
【0006】本発明の目的は、上記の欠点を解消するた
め、その課題を解決する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的および後述す
る目的を達成するため、本発明は、逆転シリンダグルー
プの隣接するリーディングシリンダまたはロール間のス
ペースにおいて、そのスペースの下に位置する上記の乾
燥シリンダの上にブローボックスが設けられたことを主
な特徴とし、上記のブローボックスのノズルから、抄紙
の走行方向に開く、楔型のニップスペースの中へ空気の
ブローを加えることが可能であり、そのスペースとは、
乾燥シリンダ面と抄紙と乾燥ワイヤの走行部との間のス
ペースであり、また、上記のブローボックスからは、抄
紙から水分を蒸発させる1組の空気ジェットがリーディ
ングシリンダ上の走行する抄紙に向けられることが可能
である。
【0008】
【作用】本発明によるブローおよび空気調整装置によっ
て、ブローボックスから空気のブローが、その下に取り
つけられた乾燥シリンダの面と抄紙およびワイヤによっ
て決まり抄紙の走行方向の開口するスペースの中に当て
られ、それによって、このスペースがやや加圧状態とな
るかまたは、周囲と実質的に同じ圧力に到達し、これに
よって、抄紙をワイヤから離そうとし抄紙の走行を不安
定にする横方向の空気の流れは防止される。
【0009】しかも、本発明においては、ブローのフィ
ールドが特定されており、ブローボックス好ましくはブ
ローボックスの両側から、各リーディングシリンダの周
囲を通過する抄紙の走行面に加えられるのが望ましく、
それによって、抄紙からのブローによる水分の蒸発は効
果的に促進され、置換される空気は各乾燥シリンダと各
リーディングシリンダの間の中間スペースへ導入される
【0010】本発明の好ましい実施例において、上記の
ブローと反対のブローボックス側から、ブローが抄紙の
入口側のリーディングシリンダに向かって、すなわち抄
紙の走行方向と反対の方向に加えれれる。それによって
、抄紙とシリンダ面の間のニップに空気の吹き込みが制
限され、このニップに正圧が発生し、その正圧から発生
し不安定を引き起こす横方向の空気の流れは減少される
【0011】本発明の好ましい実施例において、構造に
より、ブローボックスに接続して、いろいろな空気ジェ
ットが用いられる。その手段によってブローボックスは
紙片の付着から防止される。
【0012】本発明の好ましい実施例において、ブロー
ボックスにおける圧縮空気のパイプは一体となり、その
手段によって、紙片はブローボックスおよびシリンダの
スペースから取り除かれる。
【0013】本発明は、乾燥部に一本の引っ張りワイヤ
を備えたすべての逆転シリンダグループ、例えば逆転シ
リンダグループの第2リーディングシリンダの隙間毎に
使用されるのが望ましい。
【0014】
【実施例】次に、添付の図面に示された実施例を参照し
て本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は上記実施
例の細部によって制限されるものではない。
【0015】図1は、抄紙機の乾燥部における第1逆転
シリンダグループR4を示す。乾燥される抄紙Wが直接
接する蒸気加熱シリンダ10は、下段に設備され、例え
ば多孔マントル12a を持つリーディングシリンダ1
2は、上段に位置している。逆転シリンダグループR4
 において、ガイドロール14に案内される乾燥ワイヤ
11が、乾燥用抄紙Wがシリンダ10および12上を通
過して導入されるように一本の引っ張りワイヤが配置さ
れている。抄紙Wは、一本の引っ張りワイヤを備えてい
る前述の通常シリンダグループからその乾燥用シリンダ
グループR4 に引き込まれ、抄紙Winとしてワイヤ
11とガイドロール15の付近で乾燥ワイヤ11上に移
動される。第1逆転シリンダグループR4 による乾燥
後、抄紙Wout は、ガイドロール13の後で、一本
の引っ張りワイヤを持つ通常の次のシリンダグループR
5 の工程に引き込まれ、乾燥ワイヤ31の上に移動さ
れる。
【0016】その第1逆転シリンダグループR4 に先
行するシリンダグループR3 は、いわゆる通常の乾燥
シリンダグループであり、そこでは、乾燥シリンダ30
が上段にあり、リーディングシリンダ32が下段に位置
されている。シリンダグループR3 は、例えば、乾燥
部の第 3ワイヤグループであり、一本の引っ張りワイ
ヤを持つ2個の対応する通常シリンダグループに先行し
ている。第 1逆転シリンダグループR4 の第1シリ
ンダ10は、例えば、乾燥部における22番目の乾燥シ
リンダである。逆転シリンダグループR4 は、一本の
引っ張りワイヤを持つグループR5 によって後続され
、一組の逆転グループによって後続されている。その最
後のグループは、通常のグループであり、そこでは、加
熱乾燥シリンダが上段に配置されている。
【0017】乾燥部のシリンダ10および30は、蒸気
加熱され、平滑外周面を持つ乾燥シリンダであり、その
乾燥シリンダに乾燥される抄紙Wが、乾燥ワイヤ11お
よび31によって、直接接触する。リーディングシリン
ダ12および32は、溝つき外装面12a を有する多
孔マントルを備えたサクションシリンダであるのが望ま
しい。上記サクションシリンダの詳細な一実施例が、本
出願人のフィンランド特許出願第881106号によっ
て開示されている。リーディングシリンダ12および3
2の溝つき面の負圧効果によって、抄紙Wは乾燥ワイヤ
11および31の表面に確実に保持され、180o以上
の扇形外周面に沿いリーディングシリンダ12および3
2上を移動する。
【0018】図1は、乾燥部のフレーム構造40の部分
概略図であり、抄紙機室のフレーム41と、基礎スペー
スのビーム構造42すなわち基礎床面Kに支持されるビ
ーム構造を有している。
【0019】図1によると、逆転シリンダグループR4
 のリーディングシリンダ間のスペースには、本発明に
よるドクター17およびブローボックス20が備えられ
ていて、その構造および作用は、図2および図3の実施
例を参照して、詳述される。
【0020】最初に、図2および図3に示されている空
気調整装置のブローボックス20の構造および作用の主
要な特徴を説明する。ブローボックス20は、閉鎖され
た壁面29a を有し、横断方向に抄紙Wの幅一杯に延
長するボックス構造を有している。ブローボックス20
の一壁面29a は、一本のエアパイプ(図示されない
)と通じており、そこを通って適当な温度の乾燥空気が
ブローボックス20に導入され、それによって隣接する
リーディングシリンダ12と乾燥シリンダ10の自由面
上の空間Tが、空気の調整を受ける。これらのスペース
Tには、ドクター17がはめ込まれ、そのブレード18
は、シリンダ10の平滑面10a を清潔に保つ。
【0021】図1において、乾燥シリンダ10の間の下
方開放空間に、ブローボックス16が示されており、こ
れは、入口側ニップを閉鎖し、リーディングシリンダ1
2と乾燥ワイヤ11に設置され、しかも、抄紙の走行方
向に向かって閉められており、抄紙と乾燥シリンダ11
間の支持接触を妨げる空気の圧力が上記ニップ部に形成
されないよう、上記ニップ部から空気を吹き出す。また
対応するブローボックスは通常のシリンダグループR3
 およびR5 にも用いられている。
【0022】上に略説されたように、乾燥ワイヤ11お
よび抄紙Wによって決定され、抄紙の走行方向に閉まっ
ているスペースTにおける入口側ニップN+は、ある程
度圧縮される傾向があり、対応する出口側ニップN−は
、移動面によって発生する境界層の空気の流れのために
、負圧を受ける傾向がある。出口側ニップN−における
負圧は、煙突効果によるスペースTから上方への空気の
流れによって強調される。その場合、シリンダ30が上
に「天井」を形成する「通常の」シリンダグループR3
 およびR5 には対応する空気の流れが発生しない。 出口側ニップN−における負圧のために、置換する空気
の流れが、抄紙機の側面から各シリンダグループに流れ
込む傾向があり、ワイヤ11および抄紙Wの間に侵入し
、抄紙Wの端部を剥がす傾向がある。抄紙Wの乾燥にお
けるこの問題は、本発明によるブローボックス20によ
って改良された。そのボックスは図1に示されているよ
うに、ドクタが設置される、逆転シリンダグループR4
 のリーディングシリンダ12の間の第2の中間スペー
ス毎に配置されている。
【0023】それらのブローボックス20は、第1ノズ
ルスロット21を有し、それによって付近を走行する抄
紙Wの走行方向とは逆の方向への第1の空気の流れF1
 を起こす。その空気の流れF1 によって、ワイヤ1
0および抄紙Wによる入口側ニップN+への空気の流れ
は減少され、それによって、このニップN+とその周囲
との差圧は減少される。ブローボックス20の反対側に
設置される第2ノズルスロット22から、第2の空気の
流れF2 は負圧のニップN−へ吹き込まれる。空気の
流れF2は、ブレード18の端に設置されたドクタビー
ム17の平坦面17a と、ブレード18によってガイ
ドされるようにニップN−の中へ導かれる。空気の流れ
F2 によって、そうしなければ負圧を受けたであろう
ニップN−は、正圧を受けるかまたは実質的に周囲と同
じレベルの圧力に到達可能であり、それによって、上記
の問題は回避される。
【0024】抄紙からの水分の蒸発を促進し、中間スペ
ースTから湿った空気を取り除くために、ブローボック
ス20は、ノズル孔23または、対応するノズルスロッ
トを有し、そこを通って空気の流れF3 は、付近を走
行する抄紙Wに向かって吹きつけられる。空気の流れF
2 によって、抄紙Wの乾燥は大幅に促進される。各空
気の流れF1 、F2 およびF3 によって供給され
る空気は同時に関係した乾燥エリアの空気の入れ替えを
する。
【0025】逆転シリンダグループR4 における問題
の一つは、中間スペースTを紙の破片からどう守るかで
ある。破片を処置するため、圧縮空気パイプ27がブロ
ーボックス20と一体に構成されたパイプを通って、圧
縮空気がスペースTから、破れた紙を取り除くため抄紙
機の駆動側に向かって吹きつけられる。図4は圧縮空気
パイプ27の詳細な構造を示している。その圧縮空気パ
イプは、同軸に設置されたパイプ27a 、27b お
よび27c から構成されている。パイプ27a およ
び27b の間の中間スペースから、圧縮空気の強いジ
ェット流Fa は、抄紙機の駆動側に向かって吹きつけ
られており、パイプ27b および27c の間の中間
スペースからは、ジェット流Fb が、ジェット流Fa
 と異なる点から吹きつけられる。
【0026】もっとも長く延長している一番奥のパイプ
27c から、ジェット流Fc が吹き出されている。 その圧縮空気パイプ27は、常時必要ではなく、図2お
よび図3に示されるのとは違う方法で設置されてもよい
【0027】ホールダ付きドクタビーム17およびドク
タブレード18の前面平滑壁が、一様にニップN−に向
けられている場合、第2の吹き出しF2 用のガイドフ
ェースとして使われる図3および図4に示されているブ
ローボックス20の特徴はむしろ普通である。
【0028】次に、図2および図3に示されている装置
の構成特徴について、それぞれの違いを説明する。
【0029】図2において、ブローボックスは、支点2
5すなわち抄紙機の駆動側の軸受けによって支持され、
枢止され、できればその位置が作業の最適位置に調整可
能なように支持されるのが望ましい。ブローボックス2
0は、第1ノズルスロット21と、その付近に、第2の
ノズルスロット22がある底面28を有している。ブロ
ーボックス20の上端は、頂部に対してそれぞれ接近す
る2つの壁面29を有し、その壁面には吹き出しF3 
用のノズル開口部23を有している。ブローボックス2
0の上端、パイプ部26には、 ノズルの開口部24が
あり、そこから、当装置の清掃用の吹き出しF4 が設
置されている。第1ノズルスロット21は、空気の流れ
F1 を曲げる空気力学上のコアンダ効果のある曲面2
1aをもつ延長部を有し、平坦な面で終わっている。そ
の平坦な面と、接触しているワイヤ11および抄紙Wと
の距離L1 は、対応する第2ノズル22の側面の壁面
との距離L2 よりずっと短い。
【0030】図3は、ブローボックス20の第2の実施
例を示す。同図において、ブローボックス20は底部に
向かって狭くなっており、ノズル開口部23を有する壁
面29を有している。抄紙Wと、抄紙Wの入口側の中間
スペースV1 を決定する壁面29との距離L1 は、
本質的に不変であり、したがって抄紙Wの出口側の距離
L2 は、短くなり、中間スペースV1 は抄紙の走行
方向に向かって狭くなっている。空気ジェットF3 が
短い吹き出し距離で抄紙Wに加えられており、それによ
って、抄紙Wからの水分の蒸発が効果的となっている。 図3に示されているように、ブローボックス20の頂面
は水平な上面26を有していて、そこには、端部に取り
つけられたパイプ26a および26b に接続して、
ノズルスロット24a および24b があり、そこか
ら、ブローボックス上面清掃用に、空気ジェットF4a
が上面に向かって吹き出される。
【0031】圧縮空気パイプ27から加えられるブロー
は、紙の破片の除去用だけに用いられ、ブローF4 、
F4aおよびF4bは常時作動している。
【0032】適当な温度と湿度のエアーブローが、ブロ
ーボックス内部の圧力が好ましくはp =500〜20
00 Pa の範囲になるように、ブローボックスの一
端からブローボックス20の内部のスペース20a お
よび20b 内へ加えられる。そのブローの温度は、T
=65 〜120oC の範囲に、また湿度は乾燥空気
1kgにつき X =10〜50g H2O の範囲に
なるのが望ましい。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によれば、従来の逆転
シリンダグループにおける、加熱シリンダとリーディン
グシリンダの間の楔状の隙間で、抄紙の入口側ニップに
正圧がまた出口側ニップに負圧が起き、それによって紙
片が抄紙とワイヤの間に侵入する問題は、本発明の上記
の隙間にブローボックスを設置し、それによって各ニッ
プ部への外気の吹き込みを制御することにより紙片の侵
入防止が可能となり、抄紙乾燥作業を安定させ、生産性
の向上と、製品の品質向上を可能にした。
【0034】本発明の詳細は、当請求項に記載の発明の
要旨の範囲内で変更可能であり、上記の単なる実施例か
ら異なることもあり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抄紙機の乾燥部における逆転シリ
ンダグループの側面概略図である。
【図2】本発明による、空気調整装置の第1実施例の縦
断側面図である。
【図3】第2実施例の図2に対応する縦断側面図である
【図4】図3のIV−IV線に沿った部分横断面図であ
る。
【符号の説明】
10  蒸気加熱シリンダ 10a 蒸気加熱シリンダ自由面 11  乾燥ワイヤ 12 リーディングシリンダ 12a 多孔マントル 13、 14、 15  ガイドロール16  ブロー
ボックス 17  ドクタービーム 17a ドクター壁面 18  ドクターブレード 20  ブローボックス 21  第1ノズルスロット 22 第2ノズルスロット 23、24   ノズル開口部 25 支点 26、26a、26b  パイプ 27、27a、27b、27c  エアパイプ28  
底面 29、29a  壁面 30  乾燥シリンダ 31  乾燥ワイヤ 32 リーディングシリンダ 41 フレーム 42  ビーム構造 F1、F2、F3、F4、F4a、F4b   エアジ
ェットR3、F5   通常シリンダグループR4  
第1逆転シリンダグループ T  スペース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ
    用ブローおよび空気調整装置であって、該逆転シリンダ
    グループは、下段に位置した複数の乾燥シリンダと、各
    乾燥シリンダの間の隙間上部に配置された対応するリー
    ディングシリンダの列または対応するリーディングロー
    ルとを含み、前記逆転シリンダグループには、1本の通
    し引っ張りワイヤが設けられて、該シリンダグループの
    下段には、配置された加熱シリンダが乾燥ワイヤループ
    の外側に配置され、かつ該シリンダグループのリーディ
    ングシリンダが乾燥ワイヤループの内側に配置されたシ
    リンダグループ用のブローおよび空気調整装置において
    、該装置は、上記逆転シリンダグループの隣接するリー
    ディングシリンダまたはリーディングロールの間のスペ
    ースにおいて該スペースの下に位置する前記乾燥シリン
    ダの上部にブローボックスが配置され、該ブローボック
    スのノズルから、抄紙の走行方向に開く楔型のニップス
    ペースの中にブローが吹き込み可能であり、そのニップ
    スペースは、前記乾燥シリンダの面と、抄紙および乾燥
    ワイヤの走行部との間にあり、上記ブローボックスから
    、抄紙の水分を蒸発させる一組のエアジェットがリーデ
    ィングシリンダ上を走行する抄紙に向けられることが可
    能であることを特徴とする抄紙機乾燥部のシリンダグル
    ープ用ブローおよび空気調整装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の装置において、上記
    ブローボックスは、ノズルを附加されており、そのノズ
    ルを通ってエアジェットが抄紙の走行方向と反対の方向
    に、抄紙の入口側に加えられることが可能であり、その
    エアジェットによって、抄紙の走行方向に向かって閉じ
    抄紙と乾燥シリンダの面の間にある上記ニップスペース
    の圧力が下がることを特徴とするブローおよび空気調整
    装置。
  3. 【請求項3】  請求項1または2に記載の装置におい
    て、上記エアジェットは、上記ニップの側面に配置され
    るブローボックスの下に配置されたドクタービームの壁
    面によって、開口するニップスペースの底部に向かって
    配置されることを特徴とするブローおよび空気調整装置
  4. 【請求項4】  請求項1ないし3のいずれかに記載の
    装置において、該装置は、頂部に向かって相互に接近す
    る壁面を有する頂部を持つブローボックスを有し、その
    ブローボックスは、ノズル孔または、対応するノズルス
    ロットを有し、そのノズル孔を通って一組のエアジェッ
    トがブローボックスを通り抜け、リーディングシリンダ
    上を走行する抄紙に向かって、ブローボックスの両側面
    に吹きつけられることが可能なことを特徴とするブロー
    および空気調整装置。
  5. 【請求項5】  請求項4に記載の装置において、上記
    ブローボックスの頂端にはノズルスロットが設けられ、
    該ノズルスロットを通って、ブローボックスを清潔に保
    つためのエアジェットが加えられることを特徴とするブ
    ローおよび空気調整装置。
  6. 【請求項6】  請求項1乃至3のいずれかに記載の装
    置において、上記ブローボックスは、底部に向かって相
    互に接近する曲がった壁面を持ち、その壁面はノズル孔
    または対応するノズルスロットを有し、壁面付近に配置
    されたリーディングシリンダに相応した形状をしている
    ことと、上記ノズル孔を通り、蒸発を促進するエアジェ
    ットの一組が付近を走行する抄紙に加えられることが可
    能であることを特徴とするブローおよび空気調整装置。
  7. 【請求項7】  請求項6に記載の装置において、上記
    ブローボックスは、十分に平坦な上面を有し、その両端
    部に横断方向のノズルスロットを有し、ブローボックス
    の上面を清潔に保つため、そのノズルスロットを通って
    エアジェットが加えられることを特徴とするブローおよ
    び空気調整装置。
  8. 【請求項8】  請求項1乃至7のいずれかに記載の装
    置において、上記ブローボックスは、下方に向かって開
    口するニップスペースに向かって斜めに向いているノズ
    ルスロットを有していること、および、上記ノズルスロ
    ットの下部において、ブロー方向と実質的に平行に、実
    質的に平坦なドクタービームの前壁が位置していること
    を特徴とするブローおよび空気調整装置。
  9. 【請求項9】  請求項1乃至8のいずれかに記載の装
    置において、上記ブローボックスは、乾燥シリンダの面
    を清潔に保ち、リーディングシリンダの下に配置された
    ドクターを備えたリーディングシリンダの間のスペース
    に配置されていること、そして/または逆転シリンダグ
    ループにおいて、上記ブローボックスは、リーディング
    シリンダの間の中間スペース毎に配置されていることを
    特徴とするブローおよび空気調整装置。
  10. 【請求項10】  請求項2乃至9のいずれかに記載の
    装置において、上記の抄紙の入口側に配置されたブロー
    ボックスのノズルスロットはコアンダ効果を持つ曲面を
    有する延長部を備え、該曲面は、曲面付近を流れる抄紙
    の走行方向とは反対の方向に上に向かって上記のノズル
    スロットを通って流れるエアブローを導き曲げるとを特
    徴とするブローおよび空気調整装置。
JP03344049A 1990-12-03 1991-12-03 抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置 Expired - Lifetime JP3098084B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI905959 1990-12-03
FI905959A FI86447C (fi) 1990-12-03 1990-12-03 Blaosnings- och konditioneringsanordning foer en omsvaengd cylindergrupp i torkningspartiet av en pappersmaskin.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04316694A true JPH04316694A (ja) 1992-11-09
JP3098084B2 JP3098084B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=8531509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03344049A Expired - Lifetime JP3098084B2 (ja) 1990-12-03 1991-12-03 抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5214861A (ja)
JP (1) JP3098084B2 (ja)
CA (1) CA2056682C (ja)
DE (1) DE4139708B4 (ja)
FI (1) FI86447C (ja)
SE (1) SE505807C2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI91176B (fi) * 1993-05-27 1994-02-15 Ev Group Oy Menetelmä ja laitteisto paperikoneen tai vastaavan puristin- tai kuivausosassa
US5515619A (en) * 1993-08-06 1996-05-14 J.M. Voith Gmbh Flexibly mounted sealing strips of a vacuum roll for a web dryer
DE4328555A1 (de) * 1993-08-25 1994-03-31 Voith Gmbh J M Trockenpartie
US5557863A (en) * 1995-04-12 1996-09-24 Valmet Corporation Blow device for a dryer section of a paper machine
DE29613809U1 (de) * 1996-08-09 1996-09-26 Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH, 89522 Heidenheim Vorrichtung zum Trocknen einer Faserstoffbahn
FI108053B (fi) 1997-10-03 2001-11-15 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite paperikoneen/kartonkikoneen kuivatusosassa
DE10024296B4 (de) * 2000-05-17 2008-11-20 Voith Patent Gmbh Maschine zur Herstellung einer Materialbahn
FI118182B (fi) * 2005-10-25 2007-08-15 Metso Paper Inc Rainanmuodostuskoneen alipainehihnakuljetin päänvientinauhan viemistä varten
FI119029B (fi) * 2006-01-30 2008-06-30 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite kuiturainakoneen, kuten paperi- tai kartonkikoneen kuivatusosassa
US10434796B2 (en) * 2017-03-17 2019-10-08 Ricoh Company, Ltd. Dryer, printer, and liquid applicator
CN115891282A (zh) * 2022-12-13 2023-04-04 连云港市昌隆包装新材料有限公司 一种可降解耐拉伸塑料袋生产装置及工艺

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5065529A (en) * 1987-02-13 1991-11-19 Beloit Corporation Apparatus for drying a web
DE3807856A1 (de) * 1988-03-10 1989-09-21 Voith Gmbh J M Verfahren zum trocknen einer materialbahn und vorrichtung zur durchfuehrung dieses verfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
DE4139708B4 (de) 2006-04-20
SE9103567D0 (sv) 1991-12-02
JP3098084B2 (ja) 2000-10-10
FI905959A (fi) 1992-05-15
US5214861A (en) 1993-06-01
CA2056682A1 (en) 1992-06-04
CA2056682C (en) 1998-08-18
SE505807C2 (sv) 1997-10-13
FI86447C (fi) 1992-08-25
DE4139708A1 (de) 1992-06-04
FI905959A0 (fi) 1990-12-03
SE9103567L (sv) 1992-06-04
FI86447B (fi) 1992-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4551203A (en) Method and arrangement for guiding a paper web from the press section to the drying section
JP3574791B2 (ja) 抄紙機類における送風装置
JP3022579B2 (ja) コーター等の乾燥部における方法および装置
KR100391045B1 (ko) 제지 건조 방법 및 제지 기계의 건조 단부
FI104000B (fi) Telan, sylinterin tai vastaavan ympärille sovitettu päällepuhallusjärjestelmä paperikoneen tai vastaavan kuivatusosassa
JPH0545719B2 (ja)
JPH04316694A (ja) 抄紙機乾燥部の逆転シリンダグループ用ブローおよび空気調整装置
JPS6262993A (ja) 抄紙機のツイン・ワイヤ−式乾燥機に関する方法及び装置
EP0638159B1 (en) Multi-functional nozzle blow box
JP2529453Y2 (ja) ウェブの乾燥装置
US6003241A (en) Drying unit and dryer section that makes use of such units
JPH01168987A (ja) 製紙機用シリンダドライヤの乾燥方法および装置
JPH03887A (ja) 抄紙機の乾燥部において使用するウエブの通紙を補強するための方法および装置
JPH01501638A (ja) 紙ウェブ乾燥器に於けるシートのはためきを防止する装置
US6101735A (en) Dryer section in a paper machine in which impingement and/or ventilation hoods are used
JP2688104B2 (ja) ポケット換気方法およびその装置
JP4159873B2 (ja) 抄紙機のヤンキーシリンダー等およびローラーに関する構造体
US5152076A (en) Method and device in a paper machine
CA2190563C (en) Device and method to stabilize sheet between press section and dryer section of a paper-making machine
US6094838A (en) Curl and profile correction with high velocity hoods
JPS59100790A (ja) 抄紙機の乾燥部署において紙ウエブの走行を安定化する方法および装置
US5820733A (en) Device to stabilize sheet between press section and dryer section of a paper-making machine
WO1998048108A1 (en) Dryer section in a paper machine in which impingement and/or ventilation hoods are used

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000718

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 12