JPH0431019A - 複合製品の射出成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、異なる材料を順次射出成形し７複数種の材料
から成る複合製品を成形する複合製品の射出成形方法に
関する。

（従来の技術） 近年、例えば箱状に形成されたプラスチツタ部材のフラ
ンジ部にゴム製のンール部ヰ（を一体成形するというよ
うに、複数種の材料から成る複、′１製品を一つの射出
成型機で成形する二とか行われるようになってきた。

この種の複合製品の射出成形では、１次及び２次の順次
の射出により一つの製品を作ることかできるので、製品
組付の１間を省略でき、かつ組イ・ｊ精度か問題となら
ないので、高精度の製品を安（市に供給できる利点かあ
る。

従来、この種の複合製品の射出成形では、各ヰ４料は独
自のランナを介して成形のためのキャビティへ導入され
るようになっている。

（発明か解決しようとする３題） しかしながら、上記の如き従来より複合製品の射出成形
方法にあっては、各材料を独自のランナを介して射出成
形するような方法であったため、２次材料として２液温
合形のシリコーンゴムや熱硬化性シリコーンゴム、ある
いは熱過塑性エラストマーや硬度の低い樹脂を用いると
き、２次側の離型が困難であるという問題点があった。

また２次側材料か低粘度である場合には、２次側ランナ
より多くのパリが出るという問題点かあった。

因みに、ゴム型等の射出成形では、成形品及びランナ部
の離型か難かしく、特に硬度の低い場合には押し出しピ
ンの離型において成形品やランナか変形するたけて金型
からの離型ができないため、エアーブローやチャッキン
グを併用し強制的に金型より離型させている。そのため
、確実に離型させるためには、人手により成形品やラン
ナに形成された固形物を離型する必要がある。

また、ランナ部は成形品と異なり、形状、容積も小さく
離型が単独では困難なため、成形品のケート部の強度を
増しておき、成形品を離型させた時、この成形品の離型
力でランナ部に形成された固形物を離型させている。二
のため成形品とランナに形成された固形物を後工程で分
離させる必要があり、ゲート処理の必要の無い方式を採
用する事ができず自動化の阻害要因となっている。

さらに、ランナ設定面はパリが多く発生しゴム成形とパ
リ取り作業は当然の様に考えられている。

そこで、本発明は離型困難な材料を含めて複数種の材料
を順次射出成形する複合成形において、離型困難な材料
の離型を容易とし、ハリの発生も少ない複合製品の射出
成形方法を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための本発明は、射出成形機のノズ
ルより射出された材料を金型間のバチイングライン面に
形成されたランナを介して製品成形用のキャビティへ導
入すると共に、一方側の金型を適宜交換しつつ離型か困
難なイイ料を含めて異なる材料を順次射出することによ
り複合製品を成形するようにした複合製品の射出成形方
法において、 各材料の射出におけるランナを重畳させて形成し、最終
材す４の射出後に各ランナに形成された固形物を一括し
て除去することを特徴とする。

また、この場合、前段ランナの一部に次段ランナ形成の
ための溝を設け、この溝を離型困難な材料のための次段
ランナに利用することを特徴とする。

（作用） 本発明の複合製品の射出成形方法では、各材料の射出に
おけるランナを重畳させ、各ランナに形成され固形物を
最終材料の射出後に一括して除去するので、一般には離
型の困難な材料についてもラン＋に形成された固形物を
他のランナに形成された固形物と共に除去することかで
き、離型か容品である。

また、前段ランナに溝を設け、この溝をＭ型困難な材料
のランナとする場合には、ランナ部において離型困難な
材料を離型容易な材料で囲んだ形とすることかでき、離
型をより容易とすることかできる。

（実施例） 本発明の一実施例を示す第１図において、製品Ｗ。は、
硬質の熱可塑性樹脂を材料とする基台Ｗ１の開口面に２
液硬化型のシリコーンゴムをイイ料とするシール材Ｗ、
を複合化させた側で示されている。１は１次側ランナ、
２は２次側ランナを示す。

第２図に詳細に示すように、本例では、１次側ランナ］
に／ｆｒｉ］ａを設け、この溝］ａを２次側ランナに利
用した態様である。また、本例では、２次側ランナ２を
用いての２次成形時に、アンダ形成用の突起３て１次固
形物を圧縮し、Ｋ　１　ａの開口部の幅を縮めアンダー
を形成するようにしている。

製品Ｗ。の成形手順を示すと、ます製品Ｗ。の基台Ｗ、
かランナ］を介して成形され、基台Ｗの四部に挿入され
ていたコアか交換される。二の時点でランナ１には溝１
ａが切られている。

交換後の金型にはランナ１の溝１ａを新たなランナとす
ると共に、シール材Ｗ２を形成するための形状が彫込ま
れている。

そこで、ランナ２を介してシリコーンゴムを注入するこ
とにより、これか固形化するのを待って、製品Ｗ。が形
成される。

そこで、２次の金型を型開きし、ランナ１の底面を押し
ピン４で押し出すことにより、ランナ１２を共に離型す
ることができる。

このとき、軟質材としててのシリコーンゴムは、ランナ
２内で固形化され、ランナ１内の硬質の樹脂内に囲まれ
た形となっているので、離型か容易で、かつシリコーン
ゴムのパリが最小で、材料が無駄とならない。

また、第２図に示すように、適宜アンダーを形成するよ
うにしておけば、シリコーンゴムがコア側に付着される
ことかなく、自動的な加工において支障を来たすことか
ない。

さらに、１次側のランナ内の溝をアンダー状に変形して
２次側ランナを保持すればピンゲート、サブマリンケー
ト等のゲート切断方式を採用する事もでき、ゲート切断
の自動動作も可能である。

第３図は、多数個数りにおいて、１次ランナ１の一部に
重畳部１ｂを設け、この重畳部１ｂ上に２次ランナを重
畳させた例である。

本例でも、１次ランナ１の除去時に２次ランナ２を併せ
て除去できるので、シリコーンゴムの離型が容易である
。

このように、１次及び２次ランナ１．２の重畳はその一
部において重畳すればよく、この重畳部分の離型効果に
より非重畳部を連鎖的に離型てきればよいものである。

第４図は重畳用のランナ］Ｃを特別に設け、第３図のも
のと同様に、２次ランナをここで重畳させた例である。

本例の効果は第３図のものと同様である。

上記実施例では、１次材料を熱可塑性樹脂、２次材料を
２液硬化型のシリコーンゴムの例で示したか、２次材料
か熱可塑性エラストマーであっても同様である。また、
いわゆる２色成形の場合のように、１次及び２次か同し
材質で硬度等の異なる材料であっても同様である。

［発明の効果］ 以上の通り、本発明は特許請求の範囲に記載の通りの複
合製品の射出成形方法であるので、射出成形機のノスル
より射出された材料を金型間のバチイングライン面に形
成されたランナを介して製品成形用のキャビティへ導入
すると共に、一方側の金型を適宜交換しつつ離型か困難
な材料を含めて複数種の材料を順次射出することにより
複合製品を成形するようにした複合製品の射出成形方法
において、異なる材料のランナを少なくとも部で重畳さ
せたので、各ランナに形成された固形物を最終材料の射
出後に同時に除去する二とかでき、離型困難な材料か含
まれていても容易に離型処理することかでき、かつハリ
を最小限度に押えることかできる。また、各ランナ部に
形成された固形物を容易に離型てきるので、ピンケート
、サブマリンケート等のケート切断方式を採用する事か
てき、自動的な加工か可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る複合製品の射出成形方
法を示す説明図、第２図は第１図の■■矢視拡大断面図
、第３図及び第４図は他の実施例を示す説明図である。 ］・−１次ランナ ２２次ランナ ３・アンダー形成用の突起 Ｗｏ　複合製品 代理人　弁理士　　−Ｅ　好　秀　和 第 図 第３ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）射出成形機のノズルより射出された材料を金型間
   のパーティングライン面に形成されたランナを介して製
   品成形用のキャビティへ導入すると共に、一方側の金型
   を適宜交換しつつ離型が困難な材料を含めて複数種の材
   料を順次射出することにより複合製品を成形するように
   した複合製品の射出成形方法において、 各材料の射出におけるランナを重畳させて形成し、最終
   材料の射出後に各ランナに形成された固形物を一括して
   除去することを特徴とする複合製品の射出成形方法。
2. （２）請求項１において、前段ランナの一部に次段ラン
   ナ形成のための溝を設け、この溝を離型困難な材料のた
   めの次段ランナに利用することを特徴とする複合製品の
   射出成形方法。